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上山田区がアセス先進地視察へ
新しいごみの中間処理施設の建設候補地の隣接区、伊那市高遠町上山田区の対策委員会は、18日に環境アセスメントの先進地を視察する。
上伊那広域連合の新しいごみの中間処理施設の建設候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近の隣接区となっている上山田区は、現地に近いこともあり押出(おしだし)地区を中心に関心が高い地域。
視察するのは、上山田区対策委員会の委員14人で、長野広域連合が可燃ごみの中間処理施設建設に向けて現在進めているアセスの現地調査の現状などを聞く予定。
一行は、18日に、上伊那広域連合や伊那市の職員とともに長野市大豆島(まめじま)の現地を訪れる予定。
上伊那広域連合では、来年度から伊那市の新しいごみ中間処理施設の環境アセスに着手する計画。 -
北原泰治さん油絵展
伊那市高遠町の北原泰治(やすはる)さんの油絵展が、はら美術で開かれている。
会場には、高遠町を中心とした伊那谷の風景など油絵約40点が並んでいる。
北原泰治(やすはる)さんは現在80歳。約40年前、高遠町の絵画クラブに参加して以来、絵を描き続けてきた。
会場には、ブドウ畑から中央アルプスを望む「伊那谷の春」や、桜の季節に高遠中学校近くから伊那の町を眺めた「高遠の春」などがある。
北原さんは自営業のかたわら絵画制作に取り組んできた。
美術家団体の示現会(しげんかい)の会員で、示現会賞を受賞したほか、高遠の四季展で奨励賞を受賞している。
この北原泰治さんの油絵展は16日まで、はら美術で開かれている。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
医学部志望高校生対象セミナー
医学部を志望する高校生を対象とした現場体験セミナーが、11日、伊那市の伊那中央病院で開かれた。
伊那北高校の生徒14人と、諏訪青陵高校の生徒3人の、合わせて17人が参加した。
セミナーは信州大学医学部が、県内の医学部を志望する高校生に医療現場を体験してもらうことで、医師の仕事や地域医療に理解を深めてもらおうと初めて、開いた。
県内4地域の病院で実施され、南信では伊那中央病院でセミナーが開かれた。
生徒たちは、医師から指導を受け救急救命法を学んだり、医療現場を見学したりしていた。
超音波実習では、実際にエコーを使って、協力する医師の肝臓や腎臓などを確認していた。
また、病理室では、がん化した大腸ポリープを顕微鏡でみる体験した。
昼食時間は、医師との懇談も行われた。
産科の医師は、「伊那中央病院では年間1100件のお産を扱っている。大変だが、難しいお産を切り抜けて、無事子どもが生まれた時は喜びがある」と生徒たちに話していた。
信州大学医学部では、「地元の病院の普段見られない現場を見ることは、進路決定だけでなく有意義なことだと思う」と話していた。 -
手良小3年生 ヤギのチョコとお別れ
伊那市の手良小学校の3年生は11日、1年生のときからともに過ごしてきたヤギとお別れした。
この日は、学校でお別れ会が開かれた。
手良小の3年生は、1年生のときに手良の牧場からヤギを借り、飼い始めた。
チョコと名付けたヤギは、3年間で3回、今月1日にも2匹のヤギを産み、合わせて4匹の母親となった。
はじめから3年間だけという約束だったので、チョコたちとはお別れをしなければならない。
こどもたちは「3年間ありがとう。」「牧場に帰ってもげんきでね」などと声をかけ最後のえさやりをした。
お別れ会には保護者らも訪れ、子供達の様子を見守っていた。
手良小学校の山口光校長は、「寒い日も、暑い日も、毎日毎日、小屋の掃除、えさやりをがんばった」と子供たちをねぎらった。
担任の上島猛教諭は、「当番の責任、命に対しての責任。そして思いやり。子どもたちは、チョコから言い表せないほどの事を学んだ」と話していた。
軽トラックに積み込まれ、チョコ一家が牧場に帰っていった。
子ども達が手作りしたチョコの小屋は、12日解体する。 -
殿島城弁当試作品づくり
伊那市東春近の地元農産物を使った「殿島城弁当」の試作品づくりが11日、春近郷ふれ愛館で行われた。
「殿島城弁当」作りは去年に続き2年目。
東春近の地域食材を活用して地域の活性化につなげようと、住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が取り組んでいる。
この日は、お弁当に入れる11の献立のうち6品を作った。
献立は、春野菜の肉巻き、たけのこの煮物、菜花のからし和えなどで、今年は新しくサケの磯辺揚げも作った。
参加者は、お弁当箱に盛り付けて、彩りや料理のバランスなどを研究していた。
この「殿島城弁当」は4月16日に開かれる東春近地区協議会の歓送迎会の場で披露されることになっている。
今回の試作を基に、味つけなどの最終確認をし、歓送迎会当日は100人分を作るという。 -
伊那市観光パンフレット作成
伊那市は、親子の遊び場と花の名所をまとめたガイドマップを新たに作成した。
今回新たにつくられたのは、親子で遊べるポイントをまとめたパンフレット「親子で遊びたいな」と、市内で楽しめる四季折々の花の名所をまとめた「花に癒されたいな」。
「親子で遊びたいな」は、乳幼児から小学生の子どもを持つ家族が使いやすいようにまとめられていて、小黒川渓谷キャンプ場、みはらしファームなどの観光スポットのほか、雨の日にも使えるポイントを紹介している。
「花に癒されたいな」は、小沢花の会のシバザクラ、深妙寺のアジサイなど、四季折々の花の名所が掲載されている。
伊那市では、この2種類のパンフレットにより高遠の桜以外のポイントを紹介するとともに、観光客の目的に沿った案内をしたい考え。
パンフレットは、それぞれ1万部作成され、紹介されたポイントや各支所、観光案内所などで配布する予定。 -
わんぱく親子塾いちご狩り
保育園に通う前の子供と保護者が活動している伊那市西箕輪公民館のわんぱく親子塾は10日、みはらしいちご園で、いちご狩りを楽しんだ。
31組68人の親子が参加した。
わんぱく親子塾は毎月1回開かれていて、みはらしファームで野菜の栽培をするなど、親子で自然体験をしている。
今回は、その活動を知った羽広いちご生産組合が、いちご狩りも楽しんでもらおうと招待した。
わんぱく親子塾の本年度の活動は同日で終了した。 -
高遠の桜4月5日開花予想
日本気象協会は10日、桜の開花予想日を発表した。
それによると、高遠城址公園の桜の開花予想日は4月5日で昨年より1日、平年と比べて6日早い開花となっている。
また満開は4月10日と予想している。 -
伊那ロータリークラブ創立50周年式典
伊那ロータリークラブの創立50周年記念式典が7日、伊那市内で開かれた。会員や来賓ら約80人が集まり、50周年の認証状の伝達などが行われた。
中川博司会長は、「50周年を機に、私たちの役割が増すよう会員増強に努め、奉仕の理想と実現に向け、努力していきたい」と話した。
また、地域で活動する2団体を表彰した。
今回表彰を受けたのは、月刊総合郷土誌『伊那路』を52年間発行し続け、郷土の文化を地域に伝えてきた上伊那郷土研究会と、環境紙芝居を作成し、子どもたちに環境問題を考えることの大切さなどを伝える活動をしている伊那商工会議所女性会。
上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長は、「ここまで活動を続けてこられたのは文化的土壌がこの地域にあったため。これからも、関係者一丸となって一生懸命やっていきたい」と話した。
また、女性会の小林旬子会長は、「会員一同、これを誇りに、末長く活動を続けていきたい」と話した。 -
伊那谷の森づくりを視察
県内外の森林関係団体や整備ボランティアなどでつくる「森に学ぶ」ネットワーク運営委員会が7日、伊那市のますみヶ丘平地林を視察した。
運営委員会のメンバーらがますみヶ丘平地林を訪れ、この森林を整備している「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の稲辺謙二郎さんから、森づくりの現状などを学んだ。
委員会では、森林づくりに関わる人同士のネットワークを築くとともに、情報交換を行い、森林整備の技術の向上を図ろうと毎年研修会を企画している。
これまでは中信地区の森林を見てきたが、今回初めて上伊那の森林を視察した。
稲辺さんは、すでに整備が行われた場所、現在進行中の場所、これからの場所などを案内し、案内板の設置など、工夫している点についても紹介した。
また、「多様な森林を知ってもらいたいと整備をしている。ここは市民の森。市民のみなさんが、使いやすいよう整備することも心掛けている」と話した。 -
伊那地域降雪の影響
伊那地域では9日から10日午前中にかけて降った雪のため、停電や高速バスの運休、スリップ事故などが発生した。
伊那地域は、9日の降り始めから10日の降り終わりまでに10センチの積雪が観測された。
中部電力伊那営業所によると、伊那市では雪の重みで木が倒れ電線が切れたことにより、横山で21戸、ますみケ丘で15戸、小黒で11戸の合わせて47戸が停電した。午後5時30分現在、全戸復旧したという。
他には中央自動車道の諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジの間などが雪の影響で通行止めになったことにより、高速バスが運休となった。
伊那バス株式会社によると、この影響で高速バス上下線合わせて49本が運休したが、通行止め解除により、正午から運行を再開している。
箕輪町のみのちゃんバスも雪のため遅れが出たが、午前10時に定時運行に戻った。
また、箕輪町八乙女の農道で9日の夕方、雪でスリップした軽トラックが、2台の乗用車に衝突する事故があった。
この事故で2人が軽傷を負った。
伊那警察署によると、伊那署管内では9日から10日にかけて4件のスリップ事故が発生したという。 -
長谷で移送サービス 開始
伊那市長谷地区社会福祉協議会は、高齢者を対象にしたボランティア移送サービスを8日からスタートさせた。
8日は、長谷地区社協の役員や、運転ボランティア、市の関係者等が出席し、サービス開始のセレモニーが行われた。
移送サービスは、65歳以上の独り暮らしや、高齢者のみの世帯を対象に、運転ボランティアが、病院への送迎を行うサービス。
長谷地区社協の池上 明博会長は、「長谷は南北に長い地形。開始当初は、地区内全てでサービスを行えないが、支援体制の充実を図っていきたい」と挨拶した。
運転ボランティアの一人、中山 友悦(ともよし)さんは「近所でも通院の悩みを聞いていた。気兼ねなく安心して使ってもらえるよう努力したい」と話していた。
長谷地区では、運転ボランティアに10人が登録していて、当面の間は、美和診療所への送迎のみのサービスを行うという。
なお、伊那市では、今後、地区を超えた移送ボランティアサービスを行える体制について、検討をしたいとしている。 -
下水道料金未請求 原因内訳示す
下水道使用料の未請求があったことについて伊那市は9日、その原因の内訳を伊那市議会経済建設委員会で示した。
伊那市では、下水道に接続しているにもかかわらず、使用料を請求していなかった事例134件のうち何が要因でミスが起こったのかを調査した。
その結果、過去にアパートなどでは、入居者がいなければ下水道に接続していても、使用開始届けを出さなくてもよいとしていたことがあり、その後、入居者が入っても使用開始届けが未提出のままだったケースが57件、率にして42%を占めた。
また、工事を担当する係から料金の請求を行う係に事務処理が移る時、うまく伝わっていなかったケースが25件で18%、下水道の使用開始届けの必要枚数をチェックしていなかったり、提出してもらった届出を紛失したと思われるケースが19件で14%となった。
また、無届で工事を行った業者もあった。それらはすべて市の指定工事店ではなかったという。
年度別発生件数でみると、平成19年度が39件と最も多くなっていて、次いで平成16年の24件、平成17年の20件となっている。
市では、平成5年から下水道の供用を開始していて、「当時の不完全なシステムを見直さないまま、運用を続けてきたことが今回の問題を招いた」と説明した。
市では今後、聞き取り調査を行い、事実関係を確定するという。 -
唐沢幸一さんが懐かしい写真披露
伊那市小沢の唐沢幸一さんは、昭和20年代の懐かしい写真を大きく引き伸ばし、5日の地域社協の交流会で披露した。
自宅のアルバムを整理していた唐沢さんが、昭和20年代当時の青年会全盛期の写真をみつけ、大きく引き伸ばした。
今から60年前の昭和26年11月に、青年会メンバーを撮影した写真。現在79歳の唐沢さんは、当時21歳だった。
青年会による演劇や八木節の写真もみつかった。
昭和28年2月、伊那連合青年会の弁論大会で小沢青年会が優勝した写真もある。
当時は、戦後の農村のあり方について、真剣に議論をしていたという。
写真の隣りには、写っている人の氏名と屋号が記されている。
唐沢さんは、「小沢の歴史の一端を残したいと思い、このような形にした」と話している。 -
春の高校伊那駅伝に向け応援準備
21日に春の高校伊那駅伝が開かれる。
それを前に住民有志が応援準備を進めている。
このうち、伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会は今年も、春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場にパンジーや芝桜を飾りつける。
9日は、会員約10人がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していた。
会によると例年ではこの時期、パンジーの花はすでに咲いているということだが、今年は天候不順により花が遅いという。
そのためハウス内にはストーブが置かれ温度調整をしている。
花の会では大会前日の20日に、会員40人ほどで約400のプランターを運びこむことにしている。 -
小沢地域社協が園児と交流
伊那市の小沢地域社会福祉協議会の呼び掛けで、地域のお年寄りと伊那西部保育園の子どもたちが5日、一緒に遊んだ。
小沢区のお年寄りと近くの伊那西部保育園の園児が参加し、小澤地域交流センターで交流した。
園児たちは、ステージであやとりやコマ回しを披露。
お年寄りたちが丸くなって座っている中に園児たちが入り、ペアになって手遊びなどをするゲームも楽しんだ。
また、穴のあいたゲートにボールを通す手作りのグラウンドゴルフも全員で楽しんだ。
小沢地域社協の唐澤忠彦会長は、「お年寄り、子どもたちにとって良い機会だが、高齢者同志の交流の場としても活用していきたい」と話している。 -
ますみヶ丘で炭焼き体験会
伊那市のますみヶ丘平地林で8日、間伐材を利用した炭焼き体験会が開かれた。
ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので、8日は信州大学農学部の学生など10人が参加した。
体験会は、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋で行われ、アカマツやカラマツなどの薪を釜に入れる作業が行われた。
指導には、伊那財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんがあたった。
田畑さんは、「空気が入らないようなるべく密にして並べる事が大切」と炭作りのポイントを話していた。
学生達は、窯の中に入り薪を並べていった。
4時間かけて釜に約170キロ分の薪が詰められ、火が入れられた。
炭は来週のはじめに出来上がる予定で、伊那市では環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで炭を使うという。
また、アカマツやカラマツなど、炭の出来上がりの違いを学習するという。 -
二・四事件に学ぶ上伊那の集い
戦時中、国内世論の統一を目的として、反政府的な意見を持つ農民や教員などが多数弾圧された「二・四事件」について学ぶ上伊那の集いが7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、教職員や一般など約60人が集まった。
二・四事件は、1933年の2月4日に起こった弾圧事件。
戦時中の政策として国や県が実施し、反戦運動などに関わった農民や労働者、教職員、学生などが一斉に検挙・起訴された。
県全体ではおよそ600人、上伊那では120人が検挙された。
二・四事件の掘り起こしをしている中村 正治(まさなお)さんは、上伊那では農民運動や労働運動が盛んで、反戦運動も行われていたことに触れ、「反戦運動の高まりを根こそぎ弾圧するため、上伊那は目を付けられた」と話した。
また、坂口 光邦(てるくに)さんは、県下の教職員をとりまとめていた信濃教育会が警察当局に協力し、県内での弾圧が行われたことを説明し、「二・四事件は事前に計画が十分に練られた周到なものだった」と話した。 -
県ソフトボール協会役員総会
長野県ソフトボール協会の平成22年度の役員総会が、7日、伊那市のいなっせで開かれ、新年度の事業計画案などを承認した。
7日は、県内から各地区の代表者約80人が集まり、来年度の事業計画などが承認された。
来年度は、協会としては最も規模が大きい大会、「中日本総合男子選手権大会」が8月に伊那市で開催される予定で、北信越や東海地区から集まったチームが試合を展開する。
また、4月29日の任期満了をもって、伊那市長を引退する小坂樫男市長は、現在ソフトボール協会の会長も務めていますが、市長退任と同時に、会長も退任する。
小坂会長は、「14年間会長を務めてきたが、ソフトボールは老若男女問わずできる素晴らしいスポーツ。ソフトボールさらなる発展のため、ご協力をいただいたい」と話した。 -
チアダンス「エムスターズ」発表会
チアダンスのグループ「エムスターズ」の発表会が6日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
1年間の総まとめの発表会で、約60人が出演した。
エムスターズは、保育園児から小学生までと、その保護者が所属している。
伊那市内で活動していて、去年は信濃グランセローズの試合や伊那まつりでチアダンスを披露した。
発表会は18のプログラムがあり、小学校入学前の子ども、親子、小学校高学年など5つのクラスが出演した。
クラスごとに、テンポのいい曲に合わせて軽快なチアダンスを披露していた。 -
古流松藤会45周年いけばな展
創立45周年を記念した古流松藤会伊那支部のいけばな展が6日から、伊那市のニシザワデパートで始まった。
会場には、早春の花などを使った作品約70点が並んでいる。
古流松藤会伊那支部は、上伊那地域の約80人が所属している。
5年ごとに展示会を開いていて、今年は創立45周年の記念展となった。
会では、伝統の生け花と、個性豊かな現代の生け花の2種類に取り組んでいる。
今回のいけばな展では、「伝統を未来に」をテーマに、作品を展示している。
支部長の馬場理繁さんは、「花を見る楽しさ、生ける面白さがあるので、長く続いてきたと思います」と話していた。
このいけばな展は7日まで。 -
高遠さくらホテルリニューアル
伊那市の高遠さくらホテルのリニューアル工事が完了し、7日から宿泊利用が再開される。
6日は、リニューアル完成内覧会が開かれた。
関係者約20人が出席し、テープカットで完成を祝った。
平成7年のオープン以来、初めての大規模改修で、今回の工事では外観は改修せず、利用客のニーズに応えて、和室中心だった客室を洋室にした。
4階は和室6部屋を洋室にし、1部屋にベッド2台を入れている。背の高い利用客に対応するため、大型ベッドの部屋もある。
また、畳スペースも設置している。
3階は、マットレス3つを配置した部屋があり、腰かけたり、そのまま休むなどくつろげるという。
また、すべての部屋に地デジ対応の液晶テレビを導入している。
改修費は4千万円。
7日から宿泊利用が再開されることになっていて、すでに予約が入っているという。 -
雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が6日から、伊那市の伊那市民会館で開かれている。
会場には、会員が育てた約400鉢が並んでいる。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で10回目になる。
雪割草は、花を咲かせるまでに4年かかるということで、会員が自ら交配して育ててきた自慢の花が数多く並んでいる。
会長の新井久さんは、「小さい花が咲いている姿を見ると元気になる。多くの人に雪割草の魅力を知ってもらいたい」と話していた。
展示会は7日まで。 -
アマランサス事例発表会
雑穀アマランサスで地域振興を目指す伊那地域アマランサス研究会は6日、伊那商工会館でシンポジウムを開いた。
研究会のメンバーや一般約80人が集まった。
シンポジウムは毎年開かれていて、今年は「アマランサスのある暮らし」をテーマに活動報告と事例発表が行われた。
事例発表では、上伊那農業高校3年の布留川深志君が、アマランサスに与える肥料の量による生育の違いについて、研究結果を発表した。
布留川君によると、肥料なし、適量の肥料を与えた場合、4倍の肥料を与えた場合で比較したところ、肥料が多いほど背丈は高くなったものの、収穫量が一番多かったのは適量の肥料のほ場だったという。
布留川君は「肥料なしでも十分に育つ強い植物だが、生産量を求めるなら、適量の肥料を与えることが必要」と話していた。
このほか、1年間アマランサスを栽培してきた長谷小学校の3年生は、収穫した時の感想について「茎がちくちくして痛かった」「アマランサスの実にごみが混ざって大変だった」と発表した。
アマランサス研究会の登内英雄会長は「最初は継続を心配していたこの研究会も今年で4年。少しずつだが地域にもアマランサスが広がってきている」と話していた。 -
社会を明るくする運動作文表彰
伊那市の美篶小学校で5日、社会を明るくする運動長野県作文コンテストの表彰式が行われた。
上伊那地区保護司会の木下俊明副会長から、賞状が伝達された。
4年生の原舜佑君が優秀賞を受賞した。
また、上伊那地区保護司会から、6年生の西本芽久さんに奨励賞が贈られた。
作文のテーマは、日常生活の中で考えた命や非行についてで、県内の小中学校から約6千点の応募があった。
原君は小学校の部で優秀賞7人のうちの1人に選ばれた。
原君は、「弟が生まれてうれしかった気持ちを書いた。初めてで大きな賞がとれてうれしい。お兄ちゃんとして、しっかり弟を育てていきたい」と話していた。
上伊那地区では、小中学生合わせて4人が優秀賞を受賞している。 -
伊那小6年秋組卒業公演
伊那小学校6年秋組による卒業公演が5日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。
伊那小6年秋組では、総合学習の時間に演劇に取り組み、卒業公演は、その集大成として行われた。
披露した演劇のストーリーは全て子どもたちが考えたもので、タイムスリップした子どもが騒動を起こすものや、実際にあった事件をユーモアたっぷりに表現したもの、地球の素晴らしさを描いたものの3作品が演じられた。
公演の最後には、子どもたちから、担任の原ひとみ教諭に花束が手渡された。
卒業公演には保護者ら約350人が訪れ、立派に舞台を演じた子どもたちに声援や拍手を送っていた。 -
野口名誉教授が市長選 出馬へ
任期満了に伴う4月の伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが4日夜、立候補する意向を示した。
4日夜は、現市政に批判的な市民30人ほどが市内で会合を開き、「市民本位の市政をすすめるみんなの会」を立ち上げた。
会は、その場で、野口さんに出馬を要請し、野口さんが受諾した。
野口さんは、南箕輪村在住の67歳、佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から信州大学農学部長を1期務めている。
野口さんは、「多くの人にご支持を頂いて、市政を変えなければならないという責任を感じている。その実現のためにがんばりたいという気持ちでいっぱいです」と話していた。
野口さんは、無所属で出馬する意向で、11日に記者会見を開き、正式に出馬表明する予定。
なお、伊那市長選挙では、現職の小坂樫男市長が引退を表明。
前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。 -
伊那市の虐待件数 年々増加傾向
伊那市教育委員会は、5日、市内で確認された児童虐待の件数が、年々増加傾向にあることを報告した。
今年度は、2月末現在で59件の虐待を確認している。
5日の伊那市議会3月定例会で報告された。
これによると、平成19年度には、21の家庭で28件の虐待が確認された。翌20年度は30の家庭で40件、今年度は2月末現在で33の家庭で59件の児童虐待が確認され、警察に通報した。今年度は、59件中32件の虐待を、小中学校の教諭や保育園の保育士が発見している。
実の父親や母親からの虐待が90%以上で、父親の家庭内暴力や母親の育児放棄などがあったという。
市では、3歳児検診などで虐待を発見できるような体制づくりを進め、虐待の早期発見につなげたいとしている。 -
中病「内視鏡センターは民間で」
伊那市の伊那中央病院の敷地内に開設する予定となっている医師の「内視鏡技術トレーニングセンター」について、小坂樫男市長は「運営主体は民間に任せたい」とする意向を5日の伊那市議会3月定例会一般質問の示した。
内視鏡技術トレーニングセンターは、県が策定する地域医療再生計画に盛り込まれていて、難しいとされる内視鏡手術の技術トレーニングを行える施設。
5日の議会で、小坂樫男市長は、「施設で研修する医師のほとんどが勤務医となる見込み。トレーニングを行うのは土日に限られ、平日は空いてしまう可能性がある」とした上で「できれば民間でやってもらえればいいと思っている」として、今後、内視鏡の製造メーカーや、医薬品開発企業、信州大学医学部などと連携しながら、運営方法や運営主体を模索していくとしている。