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やまびこソフト表彰式
40歳以上が加盟できるやまびこソフトボール連盟の今年度のリーグ戦とケーブルテレビ杯の表彰式が3日夜伊那市内で行われた。
やまびこソフトボール連盟には、今年度8チームが加盟していて、5月から11月まで総当たりでのリーグ戦と伊那ケーブルテレビ杯を戦った。
リーグ戦優勝チームは、7戦全勝で城南クラブ、準優勝は、5勝1敗1分けで三峰球友、3位は、5勝2敗で錦クラブだった。
ケーブルテレビ杯は、城南クラブが優勝、準優勝が西町クラブ、3位は、三峰球友だった。
表彰式では、会長の伊藤泰雄さんから各チームの代表者に賞状やトロフィーが手渡された。 -
汚泥処理を太陽光で
伊那市は、市役所南側の伊那浄水管理センターに太陽光発電設備を設置し、汚泥処理にかかる電力の一部を太陽光に変える。
着工を前に、4日、伊那浄水管理センター水処理棟の屋上で安全祈願祭が行われ、関係者たちが施設の無事完成を祈った。
設置される太陽光パネルは、190ワットのものが528枚で、年間発電量は、11万6,000キロワットアワーになる。
微生物を活性化させる空気を送りこむために使われている電気料金は、年間1,800万円だが、今回の太陽光発電で、そのうちの約1割程度の節減が見込まれるという。
事業費は、1億円で、国の経済対策臨時交付金などを活用し、市の財政負担はない。
小坂樫男市長は、「二酸化炭素を削減する地球温暖化対策は、国や社会の至上命題。自然エネルギーを学習していただける場としても有効に活用したい」とあいさつした。
今回の太陽光発電設備は、県下の公共施設としては、最大級という。
施設は、来年2月末ごろ完成の予定。 -
障害者福祉施設が製品販売
上伊那の障害者福祉施設が製作した商品の販売が3日から、伊那合同庁舎で始まった。
伊那合同庁舎の2階に販売会場が設けられ、通所者らが商品の購入を呼びかけていた。
これは同日から始まった「障害者週間」に合わせて行われている。
障害者の福祉について関心を高めてもらうとともに、障害者の工賃を高めようと昨年から始まった。
売られているのは、手作りのカレンダーや手芸品、ヤキイモなど。
県の職員の昼の休憩時間に合わせて販売会を開いていて、多くの職員が商品を買い求めていた。
この販売会は、上伊那にある15の施設が交代で開く。土日を除き9日まで毎日正午から午後1時まで。 -
伊那部常会がバザー売上の一部寄付
伊那市西町区伊那部常会などは2日、11月に行われた伊那部文化祭でのバザーの売り上げの一部を伊那市に寄付した。
西町区伊那部の総代をつとめる唐木祐一郎さんと、伊那部宿を考える会会長の矢澤巧さんが、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金2万円を手渡した。
今年で19回目となる伊那部文化祭では住民が野菜や日用品を持ち寄り、バザーを開いている。
常会ではその売上を福祉に役立ててもらおうと平成16年から毎年寄付している。
唐木さんは、「文化祭は毎年地域性を生かした企画を考え行っている。寄付もその一環なので有効に使っていただきたい」と話していた。 -
吉澤玉昌さんが伊那市に墨絵を寄付
墨絵の愛好者でつくる日本墨絵会の吉澤玉昌(ぎょくしょう)さんは、25号のボタンの墨絵を4日伊那市に寄付した。
飯田市下殿岡に住む吉澤さんは、4日伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に作品を手渡した。
吉澤さんが6月に伊那市で開いた墨絵展を小坂市長が鑑賞したことのお礼にと寄付したもの。
日本墨絵会は、長野県や山梨県などの愛好者120人でつくる組織。吉澤さんが指導にあたっていて、伊那市では、ひと月に2回のペースで教室が開かれている。
小坂市長は、「大勢の市民の目に触れる場所に飾りたい」と話していた。 -
アイドリングストップ街頭啓発
アイドリングストップを呼びかける街頭啓発活動が、今日、伊那市の大型店で行われた。
12月は、大気汚染防止及び、地球温暖化防止月間に定められていて、これに合わせ、県ではアイドリングストップ運動を毎年実施している。
1日は、上伊那地方事務所の職員4人が大型店の前で、チラシなどをくばり、不要なアイドリングをしないよう呼びかけていた。
県によると普通自動車1台が、1日に10分間アイドリングストップを実行した場合、年間で約50リットルのガソリンの節約と、二酸化炭素排出も、120キロ削減できるという。
県では、これから寒くなり、暖気をしがちになるが、不要なアイドリングをしない習慣を心がけてもらいたいと話している。 -
美篶小学校 開校記念
伊那市の美篶小学校では、毎年恒例の開校記念式典が1日行われた。
美篶小学校では、開校した明治34年1902年の翌年から、毎年12月1日に開校式典を行っている。
これは、地域の人に学校の様子や子供たちの活動について理解を深めてもらうと、毎年開いていて、今年で108年目。
1日は、様々なイベントが行われ、学校の外では昔ながらの味噌づくりなどを体験出来るコーナーが設けられた。
並べられたものは美篶資料館に保管されているもので見るだけでなく実施に子供たちに触れる機会にしようと企画された。
美篶資料館運営委員会のメンバーがお手本を見せた後子どもたちは実際に手に触れて体験をしていた。
このうち、きな粉づくりでは炒めた大豆を石臼に入れて回した。
出来あがると子どもたちはさっそく出来たてのきな粉を味わっていた。
運営委員会では、体験を通し昔の人たちの生活を感じてもらえれば」と話していた。 -
日本山岳写真協会南信支部写真展
日本山岳写真協会南信支部の写真展が、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
会場には、山岳写真約80点が並んでいる。
この展示会は日本山岳写真協会南信支部が毎年開いているもので、今年で15回目になる。
写真は、日本のアルプスなどで撮影された。
山岳地帯の自然を捉えた作品は、季節ごとに展示されている。
また、元会員で10月に亡くなった中山秀幸さんの作品も展示されている。
今年は15回の節目の展示ということで、会員16人が特に力作を出品しているという。
南信支部では、「写真を見て山のすばらしさ、自然のすばらしさを感じてほしい」と話している。
この写真展は6日まで。5日午後2時から、展示会場でライブトークもある。 -
名誉市民平山郁夫さん逝く
伊那市の名誉市民で日本画家の平山郁夫さんが2日、脳梗塞のため東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。
日本画家、平山郁夫さんは1930(昭和5)年生まれの79歳で広島県出身。元東京藝術大学の学長を務め、文化勲章も受章している。
伊那市高遠町の信州高遠美術館で個展を6回開いたほか、信州高遠の四季展の審査委員長を3回務めるなど伊那市との関わりが深く、東京藝術大学の学長時代には、伊澤修二記念音楽祭にも協力している。
また高遠町の文化・芸術の発展に大きく貢献し、高遠町の知名度を全国に広めたとして、平成8年に旧高遠町の名誉町民となり、合併後は伊那市の名誉市民になっている。 -
生ごみの減量化方針決まる
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会が2日、開かれ、生ごみの減量化施策として来年度に市に取り組んでもらいたい4項目をまとめた。これらは、12月中に文書にまとめ伊那市に提言する予定。
ごみ減量化・資源化委員会ではこれまで、家庭から出されるごみの4割を占める生ごみを減らす方法を検討してきた。
その結果、今回4項目について、市に提言することを決めた。
提言内容は▼現在一部の地区でモデル的に行っている大型生ごみ処理機による生ごみの共同処理を、ほかの地区にも拡大すること▼生ごみをたい肥や家畜の飼料などにする資源化施設の導入を検討すること▼生ごみのリサイクル方法などを示した生ごみパンフレットを作成すること▼市が補助金を出して各家庭で導入した家庭用生ごみ処理機が、実際に有効に活用されているかを検討するためアンケート調査を行うこと竏窒フ4項目。
補助制度については、アンケートの結果で有効性がなかった場合、見直しを行うことも求めている。
提言書の文言を整理した後、12月中に委員長らが提言する予定。 -
大萱団地生ごみ処理機利用結果
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会は2日、伊那市が昨年12月から大型生ごみ処理機を設置し、生ごみの共同処理を行っているモデル地区を視察した。
市では、生ごみの減量化を進める一つの手段として、住宅が集中している地区での大型生ごみ処理機の導入を検討している。
その効果を検証するため、昨年12月から西箕輪の県営大萱団地に大型生ごみ処理機を設置し、利用状況などを調査してきた。
調査によると、11月末までに約2800キロの生ごみが持ち込まれ、たい肥化処理をした結果、最初の生ごみの量の5%、約130キロのたい肥に変えることができた。
たい肥は各家庭で活用されたという。
導入当初は月平均で200キロ程度しか持ち込みがなかったが、県営団地だけでなく、周辺の市営団地の住人にも利用を呼び掛けたところ、9月ころから利用が伸び始め、10月と11月は300キロまで持ち込まれる生ごみの量が増えた。
しかし、実際に利用している家庭は県営住宅で67軒中20軒程度、市営住宅で8軒程度にとどまっている。
そのため市では、今後も多くの家庭に利用を呼び掛けていきたい竏窒ニしている。 -
手良小に天竜川漁協がアユ給食の贈り物
天竜川漁業協同組合は2日、手良小学校の子供達にアユの給食をプレゼントした。
手良小学校3年生の教室を天竜川漁業協同組合の北原斉さんが訪れ、子供達と一緒にアユご飯を食べた。
天竜川漁業協同組合では、子供達に河川環境や魚に興味を持ってもらおうと、今年6月、子供達と一緒に天竜川にアユを放流した。
成長したアユを食べさせてあげると、その時約束した北原さんは同日、組合のメンバーと釣ったアユ50匹を小学校に贈った。
北原さんは、アユは水中のコケを食べること、釣った時スイカに似た香りがすること、縄張り意識が強いことを利用してとも釣りをすることなどを話し、子供達は、興味深そうに聞きながらアユご飯を味わっていた。 -
市内西循環バス存続 伊那バス判断
伊那市地域公共交通会議が2日、市役所で開かれ、市内を走るバス西循環線の存続については、伊那バス株式会社の判断に任せるとの結論が出された。
市内西循環線はアピタ伊那店から伊那文化会館などを通り、春日街道を経由して高尾町から中心商店街を回るコースを走っている。
伊那バスは同日開かれた会議で、この路線で赤字が続いていることから、来年4月より廃止したい竏窒ニ申し出た。
伊那バスによると、この路線は年間約1200万円の赤字が出ていて、運賃100円当たりに必要な経費は662円になるという。
会議では、年間の利用者が約1万6千人いることから地域の人たちのためにも存続してもらいたい竏窒ニの意見が出された。
結局この路線の存続については伊那バスの判断に任せるとの結論が出された。
会議ではほかに、伊那市から辰野町までを結ぶバス伊那本線の廃止が了承されている。 -
新年を迎える準備始まる
12月に入り、新年を迎える準備も徐々にはじまっている。
伊那市東春近田中豊文さんの正月飾りづくりもいよいよ本番を迎える。
所せましと完成した正月飾りが並ぶ田中工房。
田中さんは、子どもの頃から手作りでおもちゃなどを作っていて、今ではわら細工や、木の実などを使った工芸作品なども制作している。
毎年、年末が近づくと、正月飾りだけを集中して作るようになり、今は一番忙しい時期だという。
11月から作業が始まり、現在、工房には出来上がった、正月用のしめ飾りや宝船が並んでいる。
作った正月飾りは、田中さんが趣味で楽しんでいるマレットゴルフ大会の景品にしたり、近所の人やお世話になった人に配るという。
作業はクリスマス頃まで続く。 -
信州DCをPR
来年10月からJRや県、市町村が一体となり行う観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」のPRが1日、伊那市内の大型店で行われた。
1日は、県や、市町村の観光担当者、イメージキャラクターの「アルクマ」が、店を訪れた買い物客にパンフレット等を配った。
信州デスティネーションキャンペーンは、JRと県、市町村が協力し、信州の魅力を全国に発信する大型観光キャンペーン。
現在は、来年10月からの本番を前にした、プレキャンペーン期間で、広く知ってもらおうと、県内各地を回るキャラバン等各種取組が実施されている。
伊那市の担当者は、「12月から、伊那スキーリゾートが再開します」と話し、スキーシーズンを前に、併せてPRをしていた。
県では、地域の観光の掘り起こしや、多くの観光客を受け入れる「おもてなし」のしくみづくりを行い、キャンペーン成功につなげていきたいと話していた。 -
年末食品一斉取締り
食品の流通が増加する年末の食中毒発生を未然に防ごうと伊那保健福祉事務所は、1日から食品一斉取締りを始めた。
1日は、伊那市のベルシャイン伊那店で、陳列されている生鮮食品は適正な温度管理がされているか、賞味期限、添加物の表示が適正かなどをチェックする監視指導が行われた。
白衣を着た伊那保健福祉事務所の食品衛生監視員2人が、冷蔵庫の温度を測ったり、表示を調べていた。
年末の食品一斉取締りは、28日まで、上伊那のスーパーやそうざい製造業者など35の施設を対象に、監視指導や抜き取り検査が行われる。
上伊那地域では、ノロウィルスによる感染性胃腸炎の届出数がここのところ急増していて、県平均の3倍となっている。
伊那保健福祉事務所では、「寒いシーズンも食中毒には、注意が必要。食品を扱う人はもちろん、一般の人も手洗いや体調管理を徹底してもらい、食品は十分な加熱調理を心がけて欲しい」と注意を呼びかけている。 -
伊那市議会 12月定例会開会
伊那市議会12月定例会が1日開会し、市から一般会計補正予算案など13議案が提出された。
開会のあいさつで小坂樫男伊那市長はリニア新幹線のルート問題に触れ、「JR東海は地元に対する十分な説明を終えたとしているが、情報共有も不十分な状況。今後は県においてルート別の経済効果を試算し、これをもってJR東海と協議していく必要がある。」と述べた。
提出された補正予算案には、小中学校の耐震整備事業6億7千万円を含む12億円が計上されていて、予算の総額は321億5千万円となっている。
伊那市議会12月定例会は9日から11日まで一般質問、18日に委員長報告と採決が行われる。 -
伊那商議所青年部が劇で「裁判員制度」
伊那商工会議所青年部などは、裁判員制度について理解を深めてもらおうと30日夜、伊那市のいなっせで劇を発表した。
これは、裁判員制度をよりわかりやすく劇を交えながら解説しよう伊那・駒ヶ根・飯田の商工会議所青年部が開いた。
台本は、アザレア法律事務所の弁護士 伊藤浩平さんを中心に制作された。
劇は架空の事件をもとに様々な職業の人が裁判員として選ばれた時の対応や判決までの流れを劇で発表した。 -
伊那法人会 座談会
上伊那の企業でつくる、社団法人伊那法人会は、来年1月に発行する会報の企画「新春座談会」の取材を30日、伊那市内で行った。
座談会は、法人会の北原國人会長や副会長など6人で行われ、今後の会のあり方や方向性について、意見が交わされた。
伊那法人会の会員は、2千2百社あまりですが、長引く不況により、減少が続いているという。
今回の企画は、現状を見直し、より良い、魅力ある組織にしていこうと行われた。
座談会では、自己啓発や研鑽の場、異業種や同業他社との交流の場となる事をPRすると共に、社会貢献活動の充実が必要などといった意見が出されていた。
また、来年は会発足から25年の節目を迎える事から、多くの人が楽しめるイベントを開きたいとしている。
この座談会の模様を掲載した会報は、来年1月に発行される予定。 -
諏訪形の猪垣完成
イノシシよけのために先人達が築いた、伊那市西春近諏訪形の猪垣が29日、住民の手によって復元された。
この日は、10月から行われていた改修工事の総仕上げとして、柵をロープで結ぶ作業や看板の設置が行われた。
諏訪形の猪垣は、江戸時代に修理が行われたことを記す古文書が残っていて、当時は、西春近表木から駒ヶ根境まで続いていたという。
平成6年に伊那市の史跡に指定されたが、残っていたのは石垣のみだった。
そこで、平成7年に猪垣の一部を復元し、今回は国の補助金70万円を受け全部で40メートルの猪垣を完成させた。
諏訪形では、改修工事のために今年委員会を立ち上げ、作業を進めてきた。
猪垣は、古文書に記された構造を参考に復元され、材料に地元の山で間伐されたヒノキやスギを使った。
改修委員会では、「歴史ある施設を次の世代に残していきたい」と話していた。 -
ガールスカウト30周年式典
伊那市を中心に活動しているガールスカウト第26団の結成30周年記念式典が29日、伊那公民館で行われた。
式典では、30周年を記念して永年にわたり活動してきた各部門のリーダーや団員が表彰された。
ガールスカウト第26団は、昭和54年に伊那ライオンズクラブが主体となってリーダーを養成し、発足した。
現在は、保育園児から高校生までの団員とスタッフを含め62人が所属している。
一人ひとりの可能性を伸ばし、人の役に立つ人材を育てることを目的に、奉仕活動や野外活動、国際交流などをしている。
団委員長の木部則子さんは、「30周年を迎えることができてうれしい。これから40周年を目指して、伊那の地にしっかりと根を下ろす大木のような団に成長していきたい」と話していた。 -
高遠ボランティア移送サービス開始
高遠町地区社会福祉協議会は、高齢者を対象にしたボランティア移送サービスで、市内では初めて、上伊那郡内のほか諏訪市や茅野市方面への移送も行う。
30日、高遠町地区社協の役員や運転ボランティア、市の関係者らが出席し、サービス開始のセレモニーが行われた。
移送サービスは、65歳以上の独り暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を対象に、運転ボランティアが病院などへの送迎を行うサービス。
伊那市内では、これまでに西春近や東春近など4地区で同様のサービスがスタートしている。
高遠町地区社協では、茅野市と隣接する藤沢地域の利用者については、諏訪方面への通院の利用も多いことから、初めて上伊那郡以外への移送を行う。
高遠町地区社協の森一義会長は、「高遠は、ほかの地区と比べ広域で、問題点も出てくると思う。事業を実施しながら一つ一つ解決していきたい」とあいさつした。
運転ドライバーの一人、伊藤哲朗さんは「交通ルールを守り、安心して使ってもらえるよう努力していきたい」と話していた。
伊那市では、長谷と西箕輪地区でも、ボランティア移送サービスの本年度中の開始に向け準備を進めている。 -
年末特別警戒出陣式
12月1日から始まる年末特別警戒の出陣式が30日、伊那市役所で行われた。
伊那警察署のほか、各市町村の青色防犯パトロール隊や交通安全協会などのメンバー約180人が集まった。
年末特別警戒は犯罪や交通事故が増えるこの時期に合わせて毎年行われている。
出陣式で依田公雄署長は、「伊那署管内では、軽犯罪は減少傾向にあるが、強盗事件が6件発生している。市民の皆さん、一人ひとりが防犯と交通安全に心がけるようにしてほしい」と話した。
その後、青色回転灯の付いた車やパトカーなどが市役所をスタートし、市街地を巡回しながら防犯と交通安全を呼び掛けた。
今年、伊那警察署管内では、コンビニエンスストアなどを襲う強盗事件が6件発生していて、今回の集中警戒でも、コンビ二や金融機関に注意を呼び掛けていきたいとしている。
そのほか、ATM集中警戒や交通安全運動、検問の強化などを行う予定。 -
新ごみ処理施設建設反対の住民が緊急集会
上伊那広域連合の新しいごみ処理施設建設に反対する住民を中心とした緊急集会が29日開かれ、建設候補地の地元区である伊那市富県北新区がアセス実施に同意したことを白紙撤回するよう区長に要望することを決めた。
新山集落センターで開かれた集会には22人が出席した。
要望では、アセス同意が区の総会ではなく常会長らでつくる代議員会で議決されたことを批判していて、同意の議決を白紙撤回すること、アセスを受け入れるかどうかの「意思決定の方法」を区の総会で話し合うことを求めている。
要望書は30日、北新区の倉沢松男区長に提出したという。 -
西春近北保育園で未満児フェスタ
伊那市の西春近北保育園の未満児保育に通う子供とその保護者の交流会が28日、開かれた。
西春近北保育園では、仕事を持っていて普段なかなか顔を合わせる機会がない保護者同士の交流を兼ねて、昨年から年に1回交流会を開いている。
この日は、21組の親子が参加し、リズム遊びを楽しんだ。 -
伊那商工祭スタンプラリー抽選会
伊那総合物産展示会・商工祭の中で行われたスタンプラリーの抽選会が26日、伊那商工会館で行われ、商工祭実行委員会が抽選した。
スタンプラリーは、10月に開かれた商工祭の中で、展示ブースを楽しみながら回ってもらおうと行われた。
今年は、2日間で232人の応募があった。
景品は、ゲーム機や、協賛企業からの景品合わせて25品。
抽選の結果、伊那市で15人、箕輪町など上伊那郡内で10人が当選した。
当選者には12月初めに当選通知が郵送され、伊那商工会議所の窓口で景品を渡すという。 -
家事家計簿講習会
家計簿の付け方、家計のやりくりを学ぶ講習会が26日、伊那市内で開かれた。
これは雑誌「婦人の友」を愛読する女性メンバーでつくる「伊那友の会」が毎年この時期に開いている。
この日は一般参加者約50人が集まり、会員がつけた家計簿を参考にしながら、どんなポイントがあるかなどを学んだ。
そのうち、去年から家計簿をつけ始めた30代の会員は、1年前から家計簿を付け、1カ月平均6千円の支出を減らせたことを発表し、「1年間の予算を立てることで、収入が少なくなる時期の不安もなくなった」と話した。 -
新ごみ処理施設
桜井区は区民投票でアセス判断上伊那広域連合が計画する新しいごみ処理施設の建設候補地の地元区、伊那市富県の桜井区は、市が求める環境アセスメントの実施について、区内86戸それぞれに賛否を問い、その結果で判断することを決めた。
これは、27日夜開かれた桜井区の代議員会で決定した。
代議員会は非公開で行われ、区内4常会の代表24人が出席した。
環境アセスメントの実施に合意するかについては、代議員会で決定する案などもあったが、区民の総意として判断したいとの考えから、桜井区の全戸86戸に賛否を問い、判断することを決めた。
方法は、賛否を問う用紙を各戸に配り1票を投じてもらう。
その集計結果で、アセスの実施に合意するかを判断する。
用紙は12月5日、4常会を通じて配布する。
12月中旬には結果を集計し、市と広域連合に回答する予定。
また新ごみ中間処理施設桜井区対策委員会は27日夜、「役割を果たした」として解散した。 -
竹沢長衛を語る会
南アルプス開拓の父、竹沢長衛を偲び、その功績などについて語る会が28日、伊那市長谷の仙流荘で開かれた。
これは南アルプスの開拓者、竹沢長衛の功績を称えるとともに、後世に語り継いでいこうと開かれた。
竹沢長衛は南アルプスの登山道を整備したほか、山小屋を建設するなど南アルプスの開拓者として知られている。
この日は、講演とパネルディスカッションが行われ、最初に長衛の貴重な映像を撮影している矢沢章一さんが、長衛の人物像について映像とともに語った。
矢沢さんは「長衛は自然の中で時に厳しく、時に優しく登山者をしかっていた。そういったところが愛されたところの一つ」と長衛への思いを話していた。
またパネルディスカッションでは長衛にゆかりのある4人がパネラーとして語った。
会場を訪れた人たちは4人の話に耳を傾け、長衛の功績を偲んでいた。 -
カフェアイダッシュ ギャラリー新装
伊那市高遠町のカフェ&ギャラリー・アイダッシュは、地元の芸術家の作品などを展示するギャラリーを新装し、28日オープンした。
アイダッシュでは以前から店内でギャラリーを開いていたが、さらに充実させようと今回展示スペースを新たに作った。
アイダッシュの主人、伊藤和人さんは、芸術文化の町高遠の地で芸術に親しんでもらおうと、また地元で作品づくりをしている人たちに展示してもらえるようにと、ギャラリーをオープンした。
現在展示されているのは、伊藤さんの父、明人さんが20年以上かけて集めている地元出身の芸術家の作品約60点。
洋画家の中川紀元や彫刻家の瀬戸団治、版画家の山口進など、高い評価を受けている作家の作品が並んでいる。
アイダッシュ主人の伊藤さんには、父明人さんが集めた素晴らしい作品を手元で眠らせたままにするのはもったいない竏窒ニいう思いもあったという。
作品展は12月30日まで。時間は午前11時縲恁゚後8時、入場無料。