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小出太鼓権現まつり
太鼓を通じて地域との交流をはかる小出大鼓の権現まつりが19日、西春近北小学校の体育館で開かれた。
権現まつりは、太鼓技術の向上を図りながら、地域と交流するイベントとして、今回で5回目を迎えた。
当初は屋外で計画していたが、あいにくの天候で会場を西春近北小学校体育館に変更した。
午後5時からは、おまつり広場と題して、北小学校の児童たちによる太鼓演奏や、会場を訪れた子どもたちを対象にした太鼓体験教室が開かれた。
小出太鼓は13曲を披露。体育館には、勇壮な太鼓の音が響いていた。
小出太鼓は、活動開始から26年目を迎えていて、現在は伊那市を中心に53人のメンバーがいる。小学1年から4年の若鮎会、5年から高校生までの打DA鼓も活動している。
関係者は、「こうした機会に小出太鼓に接してもらい、より親しんでほしい」と話していた。 -
松本山雅伊那で快勝
サッカーナンバーワンを決める長野県サッカー選手権大会で、松本山雅が伊那市で快勝した。
19日に伊那市陸上競技場で、松本山雅は、東御市を拠点にしているアルティテスタ東部と対戦した。
松本山雅は北信越1部リーグ、アルティスタ東部は長野県リーグに所属している。
緑のユニフォーム、松本山雅は格下のアルティスタ相手に終始主導権をにぎり試合を進めた。
競技場には、上伊那地域のサポーターが作製した横断幕も掲げられていた。
試合は、山雅が前半2点、後半2点をあげ、4対0で準決勝に駒を進めた。
県サッカー選手権大会には、高校サッカー部から北信越1部リーグ所属チームまで44チームが参加し、4月からトーナメント戦が行われている。
決勝は、8月30日に松本市のアルウィンで行なわれる。 -
フラワーアレンジメント競技県大会
高校生がフラワーデザインの技術を競うフラワーアレンジメント競技の県大会が18日、南箕輪村の上伊那農業高校で開かれた。
この大会は、県内の農業高校で作る農業クラブ連盟が開いているもので、県内の高校生19人が出場した。
大会は、与えられた課題に取り組むベーシック作品と、自由に作ることができるフリー作品の2つを100分以内に仕上げる。
大会には上農高校からも二人の生徒が出場した。
3年の中村美久さんは、「包みこむ優しさ」をテーマにフリー作品を仕上げた。
また同じく3年の木村瑞希さんは、「憧れのクレッセント」をテーマに作品を仕上げた。
花の向き、花の特徴の生かし方、花とアレンジのバランスなど合計200点満点で審査が行われた。
審査の結果、中村さん、木村さん共に、惜しくも入賞を逃している。
なお、上位の2人は11月に神奈川県で開かれる産業教育フェア全国高校生フラワーアレンジメント大会に出場する。 -
伊那谷の自然考える
ミニシンポジウム開催伊那谷の自然環境について考えるシンポジウムが18日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
シンポジウムは現在同館で開かれている伊那谷自然環境ライブラリーに合わせて計画されたもので、約60人が集まった。
パネリストは、自然環境ライブラリーに本を提供している伊那市ふるさと大使の田畑貞寿さんと森田芳夫さん、伊那市の白鳥孝副市長が務め、伊那谷の自然環境の現状と目指すべき姿について話し合った。
伊那市の自然環境の良い点として、田畑さんは「河岸段丘など地形に富んでいること」、森田さんは「3千メートル級の山に囲まれた非常にすぐれた山岳景観のある土地」と挙げた。
その反面、シカが高山に入りこみ花を食い荒らすなど、植生が乱れている現状を白鳥副市長が説明した。
今後について森田さんは、「住んでいる人たちがその素晴らしい自然環境を再認識し、保護していくために何をするべきか共通の認識を持つ必要がある」と話していた。 -
西春近南小カヤック体験
伊那市立西春近南小学校の4年生から6年生の児童17人は18日、地元西春近の堂沢川でカヤックに乗って舟下りに挑戦した。
カヤックはパドルの両側で水をかくことのできる2人乗りの小型ボート。
この体験教室は、学校では経験できないことを地域の人と一緒に学んでいこうと、西春近南小が3年前に始めた「全校クラブ」の一環で行われた。
下牧の住民が講師となり、子どもたちは1キロの距離を約30分かけて下った。
西春近南小では、住民と一体となった学習に力を入れていて、竹内実校長は「地域の人の温かさを子どもたちに感じてもらいたい」と話していた。 -
住宅用火災警報器 設置をPR
普及が進まない住宅用火災警報器を設置してもらおうと、伊那消防署の署員が18日、伊那市内の大型店でPR活動をした。
署員が、PR用のチラシやティッシュを訪れた買い物客に配り、警報器の設置を呼びかけた。
住宅火災で逃げ遅れて死亡する人の数は、年間千人近くに上る。
逃げ遅れを減らすため、各家庭での住宅用火災警報器設置が、今年6月1日から義務化されている。
しかし、伊那市内での設置率は36%に留まっていて、普及が進んでいない現状だ。
普及が進まない主な原因として伊那消防署では、「自分の家は大丈夫」などといった思い込みがあるからではないかとみている。
住宅用火災警報器は、ホームセンターや電気器具販売店などで販売していて、今は3千円程度で購入できるという。 -
富県公民館 よろず講座の男性が料理に挑戦
伊那市富県公民館の男性を対象にした講座の参加者が16日、料理に挑戦しました。
16日は男性8人が、身近な材料を使って簡単にできる、お酒のつまみを作った。
男性を対象とした「よろず講座」では、60代から70代のメンバーが、様々な活動をしています。
料理は参加者のリクエストが多く、今回初めて企画した。
ほとんどの人が料理をするのは初めてだったが、料理教室の講師を務める酒井さつきさんから手ほどきを受け、慣れない手つきで材料を切ったり、炒めたりしていた。
料理教室は12月にも開く予定です。 -
布・NUNO・布作品展
布にこだわった5人の作家の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展を開いているのは、伊那市や岡谷市などで活躍している5人の染織作家。
東京のデパート等でも定期的に発表していて、伊那市では、2年に1回のペースで作品展を開いている。
美術大学出身の5人が県の染織作家協会で知り合い、意気投合してスタートした。
会場には、それぞれの個性が感じられる作品200点が展示されている。
このうち、伊那市の山田邦子さんは、繭の外側のけば糸を使った二重折りの布でデザインから染め、織りまですべて1人でこなしたタペストリーを出品している。
会場には、それぞれの作家が製作したバッグもあり、1万円から3万円で販売されている。
代表の花岡さんは、「素材の面白さを感じて欲しい。布と花が織り成す空間も味わってもらいたい」と来場を呼びかけている。
この作品展は、21日火曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
高遠高校 学力向上実践研究推進校に
16日は、高遠高校の振興会理事会総会が開かれ、学力向上実践研究推進校に指定された事などが報告された。
学力向上実践研究推進校は、文部科学省が指定していて、県内では高遠高校1校となっている。
ただ単に学力を向上させるのではなく、次世代を担う人材に育てる事を目的とするもの。
高遠高校では、今年度、地域の特性や人材を活用した学力の充実について研究する。
高遠高校では、これまでも、地域の有識者を招いて学習会を開いたり、地元の福祉施設に出向いて交流するなどの活動をしてきた。
今後も地域活動を継続して行うほか、新たに、卒業生など、地域の人材を活用するための登録制度を試行したい考え。 -
土用の丑 本番モード
19日日曜は土用の丑の日。伊那市内のうなぎ屋では、早くも注文が殺到し、本番を迎えている。
伊那市山寺の塚原信州珍味では、毎年この時期、うなぎで大忙し。
土用の丑も年々分散化が進んでいるということで、今年は、15日頃から注文が入り始め、すでに本番モードに突入している。
17日は、朝から晩まで3人体制で、ひっきりなしに入ってくる注文に対応していて、1日で80キロ、400人分を売り上げた。
一人前は、1,400円、使っているうなぎは浜松産という。
ピークは19日で、9人体制で臨むという。
長い不況が続いているが、今年は、いつもの年より、注文の入りがいいという。
調理場には、香ばしいうなぎの蒲焼の香りが立ち込め、従業員たちは、煙に包まれながら、さばいたり、串にさしたりと作業に汗を流していた。 -
BMX世界選手権出場報告
今月23日からオーストラリアで開かれる自転車のオフロードレース「バイシクル・モトクロス」の世界選手権大会に出場する伊那市富県小学校の5年生橋爪凱君が15日、小坂樫男市長に出場のあいさつをした。
この日は橋爪くんと父親の芳友さんが市役所を訪れ、大会に向けての意気込みを語った。
バイシクル・モトクロスは、オフロード上に設置された起伏のあるコースを自転車で走る競技。
橋爪君が世界選手権に出場するのは今回が3回目で、前回の世界選手権では決勝まで勝ち残り世界4位となった。
出場するチャレンジクラスは、16歳以下が年齢別で競うもので、橋爪君のクラスには日本から3人が出場する。橋爪君は大会出場にあたり「目標は世界で1位になること」と抱負を語る。
第28回世界選手権大会は今月23日から26日まで、オーストラリアの都市、アデレートで開かれる。 -
チョウゲンボウ放鳥
先月6日に保護された希少なタカ、チョウゲンボウが16日伊那市の西春近北小学校で自然に返された。
この日は、県のレッドデータブックで絶滅に留意すべき野生動物となっているチョウゲンボウの幼鳥2羽が、子どもたちの前で逃がされた。
保護した野鳥を小学校で放鳥する取り組みは、普段なかなか見られない希少な野鳥を、子どもたちに見てもらおうと行われている。
この日逃がされたチョウゲンボウの幼鳥は、先月6日、西春近でカラスに襲われているところを保護された。
その後、鳥獣救助ボランティアの小口泰人さんのもと救護を受け、自然に帰れるまでになった。
小口さんによると、チョウゲンボウは近年、人里に巣をつくるようになっていて、保護される数も増えているという。 -
低コスト高効率林業研修
低コストで効率のよい林業について学んでもらおうと、林業関係者などを対象にした研修会が、16日伊那市長谷の国有林で開かれた。
研修会は、低コストで、効率の良い森林整備の普及を進める南信森林管理署が開いたもので、林業や木材関係者など70人ほどが参加した。
参加者は、伊那市長谷の浦国有林で、去年から行われている高性能の林業機械を使った作業システムを見学した。
南信森林管理署から委託を受け、去年から、森林整備を行っているのは、伊那市の(有)高遠興産。
機械が入れるように作業道を整備し、倒された木材は、機械を使って集め、機械を使って製材する。
参加者は、「普段チェンソーを使って作業しているので、この機械があったら効率が上がると思う」「導入したいが、機械は高額で補助金もない。国や県の支援が必要」と話していた。 -
アクセスに歩道橋設置要望
伊那市の環状北線が開通したことにより、アクセス道路の横断に危険があるとして、地元は、歩道橋の設置を要望した。
16日は、小学生の登校時間にあわせ、伊那警察署の署員や県議会議員、市の職員など30人ほどが現地を視察した。
御園区によると、環状北線が開通してから、アクセス道路をスピードを上げて通行する車が多くなったという。
御園南部の信号機のある横断歩道は子供達の通学路でもあり交通事故の発生が心配だとして、御園区では、アクセスを横断する歩道橋を設置して欲しいと要望した。
伊那警察署では、歩道橋は、1時間に100人が通るなどの基準をクリアしなければならないが、安全対策を考えていきたいとしている。
伊那建設事務所では、緊急の対策として、アクセス道路で自動車のスピードを抑えるための対策をしていきたい考えを示した。
御園区では、子供達の安全を確保するため、今後も歩道橋を設置してもらえるよう県や警察などに要望していくという。 -
「土(ど)づき唄」披露
伊那市美篶の笠原地区で昔、地固めのときに歌われた唄「土(ど)づき唄」が、10日披露された。
披露したのは、笠原地区の住民5人で、伊那市の公民館長などの研修会で歌われた。
土づき唄は、家の基礎や水田の地固めをするときに、それに使われた石を数人で持ち上げながら歌ったもので、実際には重さ40キロほどの石を使っていた。
音頭をとる人が、日常生活を風刺した歌詞を歌い、石を持ち上げる人が「ドンヨ」と合いの手をいれる。
歌詞は、食べ物や結婚の祝いなど様々で、その時々に即興でつけられていたという。
歌を披露した住民は、「今は歌える人は数えるほど。地区の風物なので、残していけたらいい」と話している。 -
【カメラリポート】防水施工チャンピオンで優勝 井出順徳さん
6月、千葉県の幕張メッセで開かれた技能コンテスト、第1回防水施工チャンピオンに伊那市高遠町の井出順徳さんが出場し優勝した。
防水施工技術の知識と経験を競うこのコンテストで初代チャンピオンとなった井出さんを取材した。 -
芝平山絵図虫干し
伊那市指定文化財に指定されている芝平山絵図の虫干し行事が15日、伊那市高遠町の荒町公民館で行われた。
地区総代ら約20人が見守る中、1年間、木箱に納められていた絵図が取り出された。
この絵図は江戸時代、高遠と諏訪の境界で山の利権争いが絶えなかったため、江戸幕府が紛争が起きないようにと作った。
絵図は301年前の宝永5年(1708年)に作られたもので、争いが多かった芝平山には境界線が引かれている。
江戸幕府は高遠と諏訪の双方にこの絵図を渡し、境界線から先に立ち入らないよう命じたという。
虫干し行事は年1回、7月15日に行われていて、芝平山に接する御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場、芝平の旧6カ村が持ち回りで行っている。
集まった地区総代らは江戸時代から伝わる貴重な絵図を興味深げに見入っていた。
虫干しにより痛んだところがないことが確認され、この日から1年間、この絵図は荒町で管理されることになっている。 -
保育士が小学校授業見学
伊那市西箕輪の保育園の保育士が、小学校入学に向けた年長園児の指導に生かそうと14日、小学校の授業を見学した。
見学は、西箕輪小学校の1年生2クラスで行われた。
西箕輪には3つの保育園があり、年長クラスをもつ保育士5人が小学校を訪れた。
保育士たちは、児童の様子や指導方法などメモを取りながら授業を見ていた。
算数の授業を見学した保育士は、「順番に話す、手を挙げて発言する、しっかり返事をするなど、園児にも指導していきたいと思った」と話していた。
保育士たちは、事前に年長園児から「どんな勉強をするのか」「給食はおいしいのか」「休み時間はたくさんあるのか」などの質問を受けたということで、保育園に帰ったら学校の様子を話し、来年の入学に向けて準備を進めていくという。 -
貴船神社子供騎馬行列
高遠北小児童が練習伊那市高遠町に伝わる伝統行事、貴船神社子供騎馬行列の練習が15日、高遠北小学校で行われた。
騎馬行列の練習は9月に予定されている高遠城下まつりでお披露目するためで、高遠北小3年生以上の児童41人が参加した。
指導にあたったのは高遠町荒町の住民でつくる保存会のメンバーで、声の出し方や歩き方などを教えていた。
騎馬行列は当時の高遠藩主保科正之が行列の用具一式を荒町にある貴船神社に奉納したのが始まりだといわれている。
昭和の時代にはその伝統が途絶えていたが、荒町の住民により平成元年に復活して以降、子どもたちへの指導など保存活動が行われるようになった。
この日は行列の時に弓を持つ、鉄砲を携えるなど、それぞれの役割が決められた。
騎馬行列がある9月までに3回の練習をすることになっていて、子どもたちは歌や歩き方を覚え、本番に臨む。 -
園児がお年寄りと交流
伊那市東春近公民館の高齢者学級のメンバーは14日、地域の保育園児と、手遊びなどを通して交流した。
14日は、高齢者学級のメンバー24人が東春近中央保育園を訪れ、年長園児と交流した。
園児と高齢者の交流は、お互い顔見知りになることで地域の子どもを地域で育てていこうと、3年前から行われている。
14日は、園児が歌を披露した後、2人一組になって手遊びをした。
東春近公民館の久保村 清一館長は「子供と一緒に遊ぶと元気がもらえるので、メンバーも毎回楽しみに参加しています」と話していた。
東春近中央保育園では、核家族化が進み、お年寄りと生活している園児も少なくなってきていて、世代を超えた交流の機会を大事にしているという。
次回は、9月に、保育園でミニ運動会を開き交流する予定。 -
西箕輪の保育士が学校の授業を見学
伊那市西箕輪の保育園の保育士が、小学校入学に向けた年長園児の指導に活かそうと、14日、小学校の授業を見学した。
見学は、西箕輪小学校の1年生2クラスで行われた。
西箕輪には3つの保育園があり、14日は、年長クラスをもつ保育士5人が小学校を訪れた。
保育士たちは、児童の様子や指導方法などメモを取りながら授業を見学した。
算数の授業を見学した保育士は、「順番に話す、手を挙げて発言する、しっかり返事をするなど、園児にも指導していきたいと思った」と話していた。
保育士たちは、事前に年長園児から「どんな勉強をするのか」「給食はおいしいのか」「休み時間はたくさんあるのか」などの質問を受けたということで、保育園に帰ったら学校の様子を話し、来年の入学に向けて準備をすすめていくという。 -
伊那図書館に「伊那谷自然環境ライブラリー」開設
伊那市の伊那図書館では、自然環境などに関する蔵書を整理・収蔵し、地域の取り組みに活かす、伊那谷自然環境ライブラリーを開設した。
伊那谷自然環境ライブラリーの核となるのは、2人の伊那市のふるさと大使、日本自然保護協会理事長の田畑貞寿さんと元出版社役員の森田芳夫さんから寄贈された本。
景観や環境に関する書籍は田畑さんから、山岳や旅に関する書籍は森田さんから寄贈された。
ふるさとで役立てて欲しいと、去年から伊那図書館に寄贈がはじまり、現在では2000冊にもなっていて、うち、整理・収蔵の済んだ800冊が閲覧できるようになった。
一部が閲覧可能になったことを記念して、14日から公開を記念する展示が始まった。
会場には、ゆったり出来るようにと畳が敷かれているほか、書籍に関係する地域産の広葉樹材を使用したタンスなどの現物も展示され、実際に触れたりすることもできる。
伊那図書館では、自然・環境保護に関する情報や資料の整理・収蔵を進め、地域の取り組みの中で活用される場所となるよう、伊那谷自然環境ライブラリーを確立していきたいとしている。
なお、この公開記念展示は7月26日まで伊那図書館広域情報コーナーでおこなわれている。 -
観光ボラガイド養成講座
伊那市観光ボランティアガイドの養成講座が14日に開かれ、市内の花の名所を見学した。
14日は観光ボランティアガイドのメンバー56人が、市内の花の名所4カ所を見学した。
このうち、西春近のかんてんぱぱガーデンでは山野草園を散策し、どのような花が咲いているかを学んだ。
伊那市観光ボランティアガイドは、一般の市民がおもてなしの心で観光客を案内しようと、今年1月から始まった。年13回の講座を通して、観光スポットや名物、歴史など幅広い知識を身につけている。
かんてんぱぱガーデンでは、山ゆりや、湿地帯に咲く多年草ニッコウキスゲなどが咲いていて、メンバーはそれらを見つけ観察していた。
次回の講座は、8月に南アルプス林道で行われる予定。 -
長野県総合防災訓練 伊那市で10月開催へ
長野県総合防災訓練が10月25日(日)に、伊那市の富士塚スポーツ公園を主会場に実施される。
14日は、市役所で1回目の全体会議が開かれ、自衛隊や消防署員など関係団体の代表およそ150人が出席した。
県総合防災訓練は、防災関係機関と地域住民が互いに連携し地域防災力の向上を図ろうと、毎年会場を持ち回りで実施している。
伊那市が主会場になるのは昭和60年に行われて以来24年振り。
14日の会議では、訓練内容などについての案が示された。
内容は、地震により山間部で土砂災害が発生し、孤立集落から住民をヘリで避難させる訓練やテロを想定した訓練、航空機を使った情報収集訓練などが予定されている。
小坂樫男市長は、「大変大規模な訓練。いざという時の災害に役立つようお願いしたい」と挨拶した。
また長野県危機管理部危機管理防災課の木下陽介さんは、「伊那市は都市型災害と山間部型の災害が同時に発生する恐れがある」と話した。
今後は参加する団体から訓練内容を調書として提案してもらい訓練に反映させていきたい考え。 -
ハーモニカ演奏会
県内のグループが発表県内のハーモニカグループによる演奏会が12日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
日頃の練習の成果を発表するとともに、グループ同士の親睦をはかろうと会場を持ち回りで年に1回開いている。
演奏会は今年で10回目で、33のハーモニカグループが参加した。
地元からは3団体が参加した。
このうち箕輪町のメープルと伊那市のハニーコーンによる合同演奏では昭和の名曲が披露された。
会場に訪れた人たちはハーモニカの音色に聴き入っていた。
実行委員長の山岸孝明さんは「多くの人達に足を運んでいただいた。ハーモニカを演奏する人が増えればうれしい」と話していた。 -
保育園にアンネのバラ寄贈
伊那市の西春近南保育園に13日、「アンネのバラ」の苗が届けられた。
バラの苗をプレゼントしたのは、地域でバラ作りに取り組むアルプスバラの会のメンバー。
贈られたバラの苗は、保護者などが協力して保育園の庭に植えるという。 -
ちびっこ駅伝大会、大道芸フェスタなどイベント多彩
子どもたちが商店街をかけぬける第14回ちびっこ駅伝大会が12日、伊那市の通り町で開かれた。
歩行者天国となった通り町にはぞくぞくと園児が集まり、チームごとそろいのゼッケンをつけてスタートの瞬間を待った。
ちびっこ駅伝は商店街の活性化につなげようと伊那商工会議所が毎年行っている。
今年は、市内の保育園から54チーム529人が参加した。
コースは通り町いなっせ前から八幡町までの480メートルで、1区間60メートルをタスキでつなぐ。
子どもたちは沿道のお父さんやお母さんの声援を受けながら懸命に走り抜けていた。 -
ジオパーク知識アップ講座
南アルプスジオパークについて学ぶ知識アップ講座が12日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
ジオパークとは地質学的に価値のある地域を保全し活用する自然公園。
平成20年12月に伊那市の区域を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定された。
これを受け、地域の人達にジオパークについて理解を深めてもらおうと初めて本年度4回の講座が企画された。
県内外から約130人が参加し、大鹿村中央構造線博物館の学芸員河本和郎さんがジオパークについて解説した。
河本さんは、「ジオパークは地球活動の遺産であり保護する事が大切。また教育や研究の現場での活用も必要」と話していた。
講演会の後は日本最大級の断層中央構造線が露出する長谷の溝口露頭を見学した。
次回の知識アップ講座は8月4日の予定。 -
新型インフル医療体制変更に
伊那保健福祉事務所は13日、新型インフルエンザの医療体制を原則すべての医療機関で外来診察できるよう方針を変更した。
県内における新型インフルエンザの医療体制は、県の示している方針と国が6月に示した新たな方針の2通りを、各保健福祉事務所が地域の実情に併せ判断し行っている。
今回、伊那保健福祉事務所では、情報の混乱を避けるため従来の県の示している方針から、先月国が示した新たな方針へ医療体制を変更した。
これにより外来診察は、指定医療機関の伊那中央病院から原則としてすべての医療機関で外来診察を受けることができるようになる。
伊那保健福祉事務所によると、県内10カ所ある保健福祉事務所のうち、既に半数が国の方針に医療体制を変更しているという。 -
おっとこ塾がベンチ作りに挑戦
伊那市の東春近公民館で活動する「おっとこ塾」の男性たちが13日、ベンチ作りに挑戦した。
おっとこ塾は、東春近公民館が団塊の世代の男性にも公民館活動に参加してもらおうと3年前に始めた。
60代から70代のメンバー10人が集まり、ベンチ作りに挑戦した。
木は地元の山を整備した時に出たヒノキの間伐材を使用した。
参加者は、それぞれがこれまでに培ってきた経験を生かしながらベンチを完成させていた。
ある参加者は、「最初はどういう風に作ればいいか分からなかったが、みんなで協力して完成させることができた。初めてにしては上出来」と話していた。