-
市職員の夏季一時金減額
伊那市は、6月に支給する職員の夏のボーナスを減額する。
これは、民間企業の厳しい実情を踏まえ、人事院が5月1日に国家公務員の夏のボーナス、特別給を減額するよう勧告したことを受けて行われる。
現在、一般職や部長職のボーナスは、給料月額の2.15カ月分となっているが、改定により0.15カ月分を減額し、1.95カ月分とする。
また、市長や副市長などの特別職は、給料月額の2.24カ月分が支給されているが、改定後はおよそ1割の0.21カ月分を減額し、2.03カ月とする。
支給額は、全体で約5500万円の減額となる。
人事院勧告に基づき国家公務員の給与に関する法律が成立した場合、国では6月1日から改定後の金額で支給されるようになることから、伊那市でも6月1日から減額改定を行う予定。 -
雇用創出で外国語児童支援拡充
伊那市では、雇用創出事業の一環として、市内の小中学校に通う日系ブラジル人の児童、生徒をサポートする就学援助員を増員し、支援体制を充実させる。
現在伊那市には、日系ブラジル人の子どもなど、日常会話でポルトガル語を使う児童や生徒約90人が、市内の小中学校に通学している。
そのうち、ほとんどポルトガル語しか話せず、通訳のサポートを必要とする児童、生徒は40人ほど。
援助員は授業の通訳などをして児童、生徒の就学支援をしていて、現在は伊那東小学校、伊那北小学校、東部中学校に配置されている。
しかし、現在援助員は2人しかいないため、一人が伊那東小と東部中を兼務していて、現状は十分に対応できていない。
そこで市では、雇用創出事業の一環として6月初旬をめどに、ポルトガル語の援助員を一人増員し、兼務体制を解消する。
市では、「子どもがプリントなどを持ち帰っても、親が理解できず、うまく伝わらないこともある。援助員の増員は、親の支援にもつながる」としている。 -
小坂伊那市長が戸草早期建設の意見を知事に提出
伊那市の小坂樫男市長は、国の天竜川水系河川整備計画策定を前に戸草ダムの早期建設を要望する意見を村井長野県知事に提出したことを13日、市議会に報告した。
河川整備計画策定の手続きとして、国は、県知事の意見を聞くことになっている。
3月27日付けで村井知事から伊那市長の意見照会があり、小坂市長は▽早期建設実施▽美和ダム上流域の砂防事業の早期かつ計画的な実施▽地元住民感情に配慮し円滑に協力していけるような幅広い調整竏窒フ3点を要望する意見を提出した。
これに対し県では、地元自治体の意見をなるべく尊重し、国に対応していきたい竏窒ニ話したという。 -
高尾公園でふれあい広場開催
地域の交流や活性化につなげよう竏窒ニ、伊那市山寺の高尾町社会福祉協議会は10日、「ふれあい広場」を高尾公園で開いた。子どもからお年寄りまで、多くの人が訪れ、世代を超えた交流を深めてた。
公園内の社務所では、紙芝居の愛好家グループによる上演があり、訪れた人たちは懐かしい紙芝居を楽しんでいた。
紙芝居が始まると、子どもたちはおしゃべりをやめ、紙芝居の世界に引き込まれていた。
また、5年ぶりにバザーのコーナーを設置。会員が栽培した野菜や、自宅で不要になった衣類などが販売された。
バザーの売り上げは、地域の花壇整備や福祉活動に活用する予定。
高尾町社会福祉協議会の中谷操会長は「顔見知りになり、交流することで、いざという時に地域で助け合える環境ができる。これからも地域の交流の場として続けていきたい」と話していた。 -
結婚体験談表彰式
伊那市の結婚相談窓口「いなし出会いサポートセンター」が募集していた結婚体験談の入賞作品が決まり、12日、伊那市高遠町のさくらホテルで表彰式が行われた。
表彰式には受賞者やその家族など約10人が集まった。
結婚体験談は独身の人たちに家庭を築くためのきっかけづくりにしてもらおうと、出会いサポートセンターが応募したもので、全国から9点が寄せられた。
このうち最優秀賞には岡谷市出身で京都に住んでいる破田野智美さんの作品が選ばれた。
破田野さんは32歳。5年前に結婚し、現在初めての子どもを妊娠中で、夫とともに表彰式に駆けつけた。
破田野さんは体験談で、「舞散る桜の花びらをつかむと幸せになれる」とつづっている。
体験談にはほかに、「結婚は2人の“ずっと”を公に認めてもらえ、周囲に守ってもらえる。思いたったときこそが適齢期です」と記されている。
この体験談は、今週末に伊那市のホームページで公開される。
現在出会いサポートセンターには、20代から70代まで160人ほどが登録していて、10組が交際中だという。 -
ザ・シワクチャーズ伊那が韓国で交流演奏会
市長に帰国報告1日から4日まで韓国南原市を訪れていた伊那市の女声合唱団ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーが12日、小坂樫男伊那市長に帰国報告した。
北沢理光代表とメンバー2人が伊那市役所を訪れた。
シワクチャーズのメンバーは伊那市と交流がある南原市を訪れ、南原春香合唱団と交流演奏会を開いた。
シワクチャーズは伊那市の歌などを作曲した名誉市民の故高木東六さんの遺志を継ごうと2年前結成された。
南原の訪問は高木東六さんが制作したオペラ「春香」の舞台となっていることが縁で決まったもので、交流演奏会では、それぞれが歌声を披露したほか、合同で合唱もした。
北沢さんらは、「南原の合唱団と同じステージに立つことができ感動しました。音楽は言葉に関係なく、どこの国の人たちとも通じあえると実感しました」と感想を話していた。 -
木内克彫刻デッサン展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、彫刻家の故木内克の作品展が開かれている。
木内克は、明治25年に茨城県に生まれ、29歳の時にフランスへ渡り15年間陶芸を学んだ。
今回展示しているのは粘土を焼いて作る「テラコッタ」と呼ばれる素焼きの作品。
木内克は30年間、同じ女性をモデルにして、裸婦を題材とした作品を作り続けた。
信州高遠美術館では木内克の作品を300点所蔵しているが、今回はその中でも代表的な作品41点を並べた。
会場にはほかに、作品を作る前に描いたデッサン画も展示している。
木内克彫刻・デッサン展は7月27日まで。 -
西町区でさわやかウォーキング
春の景色を楽しみながら親ぼくを深める「さわやかウォーキング」が10日、伊那市西町であった。子どもからお年寄りまで約160人の区民が参加。西町からその周辺をめぐる7.5キロのコースを、ゆったりとしたペースで歩きながら楽しんだ。
西町区では、春の運動会にかわる区民交流イベントとして、このウォーキング大会を開いており、今回で6度目。
コースの途中には、地区に残された史跡についてのレクチャーもあり、自分たちの住む地域の歴史に触れていた。
この日は、青空に恵まれ、絶好のウォーキング日和となり、参加者は、家族や友人と会話を弾ませながら、気持ち良い汗をかいて、ウォーキングを楽しんでいた。 -
美和ダムで洪水に備えたダム管理演習実施
大雨などによる美和ダムの洪水に備えたダム管理演習が11日、伊那市長谷非持にある国土交通省の美和ダム管理支所で行われた。
演習は、大雨などによる洪水時、美和ダムから安全に放流するため、毎年この時期に行われているもの。
この日は、三峰川流域の6ヵ所に設置されたサイレンを鳴らし、電光掲示板で川に近付かないよう、呼びかけた。
また、今年は初めて中川村にある天竜川ダム統合管理事務所と光ケーブルで結び、テレビ電話でお互いの状況を確認し合った。
美和ダムでは通常、2つのゲートを開けて水量を調節している。しかし、容量の8割を超え、治水容量の1340万トンを超えると予想される場合、3つ目のゲートを開けて洪水調節を行う。
3つ目のゲートを開けなければいけない洪水は、昭和34年の建設以来、50年年間なかったという。
神野祐一支所長は「地域の安全のため、情報を適切に伝えていきたい」と話していた。
演習は明日も行われる。 -
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント 開催
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント「ライズアップVoL(ボリュームツー)2」が9日、伊那市西町のグラムハウスであった。
これは、駒ヶ根市のイベント企画会社「オフィスライズアップ」が企画したもので、今回で2回目。
伊那市で活動するパンク系バンドと、全国で活動するプロのバンドが同じステージに立つことで、地元バンドのレベルの底上げを図ろうと考えた。
この日は、男性3人でつくる伊那市のバンド「ベジタブルライフ」がオリジナル曲5曲を披露。
メンバーの一人は「プロと同じステージに立つので、技術面でも気持ちの面でも負けない演奏をしたい」と話していた。
またプロのバンドは2組が演奏を行い、会場を沸かせていた。
オフィスライズアップでは今後、年に4回程度こうしたイベントを行っていく予定で「いずれは、大きなホールや野外でイベントをしたい」としている。 -
信州伊那・地域経営研究会が発足
個人や企業が変わる事で地域を良くしていこうという「信州伊那・地域経営研究会」の設立総会が9日、伊那市のいなっせであった。
同会は、企業や個人のあり方を考え、行動していくことで、生き生きとした社会、活気のある地域をつくっていこうというもの。今年2月から準備を進め、趣旨に賛同した上下伊那の経営者や個人など、53人が会員となった。
会長に選任された織建(本社・伊那市)の織井常昭社長は「個人から会社を変え、会社から地域を変えていく、そのきっかけ作りをしてきたい」と話した。
その後、記念講演では、組織・風土改革の第一人者とされる大久保寛司さん(経営研究所所長)を迎えた。
大久保さんは「社員が自主的に考え行動する企業はいきいきしているし、不況にも強い」と語った。
同会では今後、年4回研修会を開いていく予定。 -
やまびこリーグ開幕
40歳以上を対象とする伊那市のソフトボールリーグやまびこリーグが8日夜、開幕した。富士塚スポーツ公園運動場で今シーズンの開会式があった。
やまびこリーグは今年で32シーズン目を迎える。
開会式の中で、やまびこソフトボール連盟の伊藤泰雄会長は、「汗を流し、チーム同士の親睦を深め楽しくプレーしてほしい」とあいさつした。
選手を代表してインターフェアーOBの守屋美喜男さんが、「1年間けがのないよう和気あいあいとプレーします」と宣誓した。
やまびこリーグは今シーズン、昨年より1チーム少ない8チームが参加し、総当たり戦で試合をする。 -
母の日に贈る音楽会
10日の「母の日」にちなんで、伊那市のいなっせで9日、小さい子どもを持つ母親に気兼ねなく音楽を楽しんでもらうための音楽会が開かれた。
NPO法人クラシックワールドが毎年開き、今年で11回目。幼い子どもの入場が制限されるコンサートが多い中、母親にもコンサートを楽しんでもらおうと開いている。
バイオリンやフルート、アルパなどの地元奏者が、クラシックの名曲を披露したほか、地元の母親でつくる合唱団が子どもたちと一緒に合唱曲を披露した。
訪れた親子は、会場に響く歌声や楽器の音色を存分に楽しんでいた。 -
西駒山草会 山野草展
葉に模様が入ったものなど、こだわりの山野草が並ぶ西駒山草会の山野草展が9日、南箕輪村の南原公民館で始まった。
会場には会員10人が丹精込めて育てた山野草100種類、400鉢が並んでいる。
西駒山草会では、育てていた山野草が突然変異し斑入りになったことをきっかけに、斑入りの山野草にこだわった展示会を開くようになった。
緑と白がくっきり分かれた刷毛込み斑、砂のような模様の砂子斑、白・黄緑・濃い緑の三色に分かれた三光斑など、さまざまな斑入りの山野草が並んでいる。
網野幸治会長は、「これだけ斑入りの山野草が並ぶ展示は珍しい。ひと味違うものが見られるのでぜひ足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
西駒山草会の山野草展は10日まで。 -
秋葉街道整備
静岡県浜松市の秋葉神社まで続く古道、秋葉街道で9日、冬の間に落ちた枯れ葉などを取り除く作業があった。
伊那市高遠町の的場から始まり長谷、大鹿村を通って静岡県へ通じる秋葉街道は、江戸時代から明治にかけて、神社へ参拝する信仰の道として、また生活物資の輸送路として利用されていた。
平成19年から2年間かけて、住民有志でつくる「秋葉街道道普請隊」が古道を復活させようと、間伐や道の修復などを行い、去年11月に開通した。
この日は、新緑の季節を迎えてから初めての作業で、隊員17人が4つの班に分かれ、長谷黒河内から大鹿境の分杭峠までの約6キロメートルを整備した。
メンバーらは、冬の間に落ちた枯葉を取り除き、道の崩れている所を直して歩きやすいようにした。
また、森の中に自生する多年草のヒトリシズカなどを見つけると、踏まれないように石で囲った。
道普請隊隊長の高坂英雄さんは、「古い歴史のある道に、県内外から多くの人に来てもらい、豊かな自然も楽しんでもらいたい」と話していた。 -
ミツバチの分蜂始まる
伊那地域では、女王蜂が働き蜂を連れて巣から別れる「分蜂」が始まっている。
9日、伊那市美篶青島の矢島信之さんが飼っているミツバチが分蜂した。
新しい巣が見つかるまでの間、働き蜂が女王蜂を守るため仮の巣を作り木の枝に群がっているもので、分蜂蜂球と呼ばれる。
蜂を飼っている人が多い伊那地域では、この状態の蜂の群れを取り込み、巣箱に入れ、新しい巣として増やしていくことを楽しみにしている。
分蜂は、一つの巣に新しい女王蜂が生まれたとき、古い女王蜂が働き蜂を連れて集団で巣から別れることをいい、ミツバチが群れを増やす方法として重要な役割を果たしている。
分蜂は午前10時から午後2時の間くらいに多く行われるが、蜂を飼っている人でも見逃してしまうことが多いという。
蜂を取り込むことに成功した矢島さんは、「観察していると蜂がかわいく思えてくる。これから大きな巣を作ってもらいたい」と話していた。 -
劇団「南信協同」 8月公演に向け稽古
伊那文化会館の附属劇団南信協同は、8月の公演に向け稽古に励んでいる。
9日、伊那文化会館の大ホールロビーで、舞台空間を想定した初めての立ち稽古が行われた。
南信協同は8月に「夜ノ来訪者」という公演を行う。
物語は、農村出身の貧しい女性が自殺したことを巡り、女性を雇っていた経営者などを謎の刑事が捜査することで次々と事実が明らかになるというサスペンス。
公演に向け3月から稽古を始めていて、この日は立ち位置や動き方などを検討しながら稽古を進めていた。
今回の公演では、南信協同に入って2カ月という大学生の宮本郁実さんが初舞台を踏む。
南信協同の舞台「夜ノ来訪者」は8月29、30日に行う。 -
市町村対抗駅伝 伊那市結団式
10日に松本市で開く市町村対抗駅伝競走大会に出場する伊那市チームの結団式が7日夜、市役所で開かれ、小坂樫男市長が選手にユニフォームを手渡した。
大会は、社会人から中学生までの一般の部と、小学生の部に分かれている。
昨年の伊那市の成績は、一般が17位、小学生が31位。
小坂市長は、「日頃の成果を生かし、ベストを尽くしてきてください」と激励した。
一般の部の桜井健一監督は、「今年は高校生が多く若いチーム編成。3位までに入れるよう頑張りたい」とあいさつ。
また、一般の部の選手兼小学生チームの監督を務める鈴木昌幸さんは、「しっかり楽しくたすきをつなぎたい。応援よろしくお願いします」とあいさつした。
最後に選手たちは、伊那市のマークが入った特製ケーキを食べ、必勝を誓っていた。 -
中学生サッカー大会 伊那カップ
県内外の中学生サッカーチームが競い合う伊那カップが4、5日の2日間、伊那市陸上競技場で開かれた。
伊那カップは、上伊那のサッカーを盛り上げていこうとFC伊那東部が毎年開いている。
8回目となる今年の大会には、県内外から36チームが参加した。
大会は、8グループに分かれてリーグ戦が行われ、各リーグの1位チームが決勝トーナメントに進み優勝を目指す。
主催のFC伊那東部は、リーグ戦1回戦、長野市の川中島中学校と対戦した。
オレンジのユニフォーム、FC伊那東部は、川中島中に2点を先制され、後半粘りを見せるが2対1で惜しくも敗れた。
大会の結果、長野市の東北中学校が優勝した。 -
わっこはうす・コスモスの家が旧中央病院の管理棟に移転
伊那市の旧中央病院跡に移転した障害者福祉施設「わっこはうす」と「コスモスの家」の竣工式が8日、行われた。
「わっこはうす」と「コスモスの家」は、障害者の生活介助や自立支援を行う施設。これまでは、使われなくなった保育園などを利用し、個々に活動していたが、施設が老朽化し、手狭となったことから、今回移転することになった。
移転先となる旧中央病院の管理棟は、昨年末から改修工事を実施。建物の1階は、車いすの利用者が中心の「わっこはうす」の利用スペースで、訓練室なども設置されている。
また、2階はコスモスの家の利用スペース。手狭だった作業室が、大幅に拡張された。
改修の総事業費は約1億4千万円。
今後は、お互いの利用者が、一緒に作業を行うこともある。
利用者の保護者の一人、山岸深雪さんは「わっこはうすもコスモスの家も、ここから新しい一歩を踏み出していきたい」と話した。 -
ルネッサンス西町の会と園児が春日公園に桜を植樹式
伊那市西町の住民有志らでつくるルネッサンス西町の会が8日、今年も地元春日公園に桜の苗木を寄贈した。
この日は遊具がある三の丸西側の広場で、近くの保育園児を招いて植樹式を実施。ルネッサンス西町の会では、桜の名所を後世に伝えていこうと毎年さくらの苗木を寄贈しており、今年で5年目。今回は、3年生のヒガンザクラを7本贈った。
植樹式に参加した園児らは「大きくなあれ」と掛け声をかけながら、桜の根元に土をかぶせてた。
春日公園には現在、ソメイヨシノ150本、ヒガンザクラ50本植えられているが、樹齢50年を越す老木が増えてきているという。
西町の会のある会員は「高遠城址公園に負けないようにがんばっていきたい」と話していた。 -
かんてんぱぱくぬぎの杜で9、10日に山野草展
信州伊那野草会は9日、10日、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で山野草大展示会を開く。
8日は、野草会のメンバーが、展示会に備えて準備を進めていた。
会場には、シラネアオイやサンカヨウなど、この時期に見頃を迎えている山野草、200種類、350鉢が整然と並べられている。
飯島隼人会長は「会員たちが心のよりどころとして丹精込めて育てたものばかり」と話し、多くの来場を呼びかけている。
信州伊那野草会は、上伊那を中心に25人の会員がいて、随時会員を募集している。
この山野草大展示会は、9日、10日、かんてんぱぱガーデンより南に1.2キロのくぬぎの杜で開かれる。 -
権兵衛街道活性化協議会が解散
権兵衛トンネルの開通に伴い、伊那地域と木曽地域の連携強化や活性化を目的に活動してきた権兵衛街道活性化協議会が8日、「一定の役割を果たした」として、解散した。
この日は、協議会を構成する伊那、木曽地域の市町村や関係団体が集まり、協議会の解散を承認した。
同協議会は、権兵衛トンネルの開通に伴い、平成17年に発足。伊那地域、木曽地域の連携を強化するため、トンネル開通記念イベントなどを開催したり、観光PR活動を展開してきた。
こうした取り組みに「一定の成果があった」として、協議会を解散することになった。
今後は、上下伊那の観光協会などでつくる連盟と、木曽観光連盟が連携しながら、事業を引き継ぎ、観光PRや、商品の開発、観光ルートの検討などをする。
トンネル開通後の影響として、木曽側の出席者からは「木曽地域の住民が日常生活で伊那側へ頻繁に訪れるようになっている。今後、木曽地域として、どうにかしなければならない」といった意見が出た。
協議会の会長を務める小坂樫男伊那市長は「観光は広域化しており、今後、全体の発展を考え、お互いに取り組んでいかなければならない」と語った。 -
伊那市西箕輪中条で花まつり
伊那市西箕輪中条で8日、釈迦の誕生を祝う花まつりが行われた。
中条地区では、花が咲く時期に合わせ、地区住民が一カ月遅れで花まつりを行っていて、昔から公民館が会場になっている。
3年前からは、近くの西箕輪南部保育園の園児が参加していて、この日も年少から年長の園児60人ほどが訪れた。
手を合わせた後、ツツジや八重桜、チューリップなどで飾った小さなお堂に向かい、釈迦像に甘茶をかけた。
地域のお年寄りは、「行事を通して触れ合うのは、お互いに楽しいこと。大人になるまで忘れないでいて、行事を受け継いでもらえたらうれしい」と話していた。 -
糸鋸亭ナルカリさんが糸鋸寄席
「こどもの日」の5日、伊那市では電動のこぎりを使って木のおもちゃを作る糸鋸亭ナルカリさんのパフォーマンスが披露された。
このパフォーマンスは、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの工房Cooのイベント「昔あそび」に併せて行われた。
ナルカリさんは、木曽で木を使ったおもちゃを制作していて、この日は集まった人たちからのリクエストに答えて鳥や動物などを即興で作った。
集まった人たちからは、ナルカリさんの鮮やかなパフォーマンスに歓声が起こっていた。
この日は、こま回しなど昔なつかしい遊びのコーナーが設けられ、大人から子どもまで遊びに夢中になっていた。 -
高烏谷山ハイキング
絶好の行楽日和となった3日、伊那市の富県区民を対象にした恒例の高烏谷山区民ハイキングがあった。
ハイキングには、区民を中心に550人が参加し、高烏谷山頂上付近のつが平まで2時間かけて歩いた。
参加者たちは、残雪の中央アルプスを眺めながら、新緑の中のハイキングを満喫していた。
つが平では、区内にある富県小と新山小の交流もあり、代表児童による学校紹介のほか、児童がそれぞれの校歌を歌った。
参加者たちは、家族や地域ごと、また仲間たちと弁当を広げ、連休の1日を楽しんでいた。 -
おはなし広場 男性職員読み聞かせ
伊那図書館で6日、男性職員による本の読み聞かせがあった。
連休中のイベントとして行われたもので、会場には約30人の親子が訪れ本を楽しんだ。
男性職員が読み聞かせをするのは今回が初めて。4人の職員がそれぞれ選んだ本を子どもたちに紹介したり、手遊びをしたりと、工夫を凝らし楽しませていた。
職員のほか、父親5人のグループ、パパ’s絵本プロジェクト伊那のメンバーによる読み聞かせや歌などもあった。
ある母親は、「アクションが多くて子どもと一緒に楽しめた」と話していた。 -
新型インフルエンザ対策本部設置
新型インフルエンザの国内進入に備え伊那市は7日、新型インフルエンザ対策本部を設置した。
対策本部は、国内に新型インフルエンザが侵入した場合、市として迅速かつ適確に対応していくために設置した。
小坂樫男市長を対策本部長に、副市長、教育長、総合支所長、各部局長ら17人で構成する。
国内での感染者が発生していない現時点では、市民に対し、新型インフルエンザの発生状況に関する情報を提供したり、健康不安などの相談に応じる。
予防対策としては、マスクの着用、手洗い、うがいの徹底を促すほか、新型インフルエンザが流行している外国から帰国し感染の症状が出ている人には、直接医療機関を受診せず、伊那保健福祉事務所に連絡するよう呼びかける。
小坂対策本部長は、「いたずらに不安をあおる必要はないが、相談体制の確立や市民への情報提供は大切。きちんと検討していただき、今後に備えてほしい」と話した。
伊那市では現在、新型インフルエンザ対策として5030枚のマスクを備蓄しているという。
また、南箕輪村は4月30日、箕輪町は5月1日に対策本部を設置している。 -
伊那市身障協の福祉有償運送 順調
2月にスタートした伊那市身体障害者福祉協会の福祉有償運送が、1カ月間で150人が利用するなど順調に運営されている。
福祉有償運送は、障害者の交通手段確保のため2月に開始。これまで、平均で1日6.6人、1カ月で150人の利用があり、利用登録者数も8人増加の75人となっている。
協会によると、平成20年度は340円の赤字が出たが、利用者も多く、また事故もなく順調に運営できているという。
また、東京の独立行政法人福祉医療機構から200万円の補助が出ることが内定していて、この補助金で車イスのまま乗車できる福祉車両を購入する予定。
竹松孟会長は、「利用が増えるということは交通事故のリスクも増えること。これまで以上に安全面にも配慮していきたい」と話している。 -
「088(わはは)の会」が子育て情報誌発刊
小児科医のアドバイスや子どもに関するイベントなどを紹介する子育て情報誌が発刊される。
情報誌を作っているのは、伊那市内に住む子育て中のお母さん達で作る「088(わはは)の会」。
メンバーは、伊那図書館東にある木のおもちゃ専門店「どうぞのいす」の呼びかけで、子育てに役立つ地域の情報をまとめた冊子を作ろうと、今年3月から活動してきた。
情報誌では、小児科医へのインタビューを始め、伊那市の子育て支援制度、イベントなどを紹介している。
また、母親の目線で見た子育て支援センターなどの体験レポートも今後掲載する予定。
この「コドモもオトナも育ち合う子育て情報誌088(わはは)通信」は5月の連休明けに市内の公民館や図書館などに置く予定で、無料で持ち帰ることができる。
会では、季節ごと年4回の発行を予定していて、「いずれは子どもからお年寄りまで参加できるイベントや講座も企画したい」と話している。