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伊那小6年秋組 災害現場見学
過去の河川の氾濫による災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が16日、天竜川や三峰川を見学した。
これは、国土交通省天竜川上流河川事務所が、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと組織している検討会の実験的な取組みの1つ。3回の授業で子どもたちの意識がどのように変わるかを検証する。
この日はその2回目で、まず、平成18年の豪雨災害で被害を受け、護岸強化などの工事をしている天竜川を見学した。
子どもたちは天竜川上流河川事務所の職員に、「工事中に洪水になったらどうするのか」「工事の費用はどのくらいか」などの質問をしていた。
そのあと三峰川に移動し、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんから、昔から伝わる水害を防ぐ道具などの説明を受けた。
また、流れてくる木などを止めたり、水の流れを変える中聖牛も見学した。
織井さんは、「天竜川の中聖牛は、水とともに流れてくる砂を止めるために底辺が広くできているが、三峰川のものは木を止めるために少し狭くできている」と説明した。
子どもたちは、どうやって水の中に運ぶのかなどの質問をし、メモを取っていた。
次回の授業では、災害時の対応について学び、学習内容をまとめた新聞を作るという。 -
丑にちなんだ作品展
今年の干支「丑」にちなんだ色紙や置物などの作品展が17日、伊那市西町の旧井澤家住宅で始まった。
伊那部宿を考える会が開いていて今年で2年目。
丑を描いた色紙や掛け軸、おもちゃの赤べこなど123点が並んでいる。
考える会の会員や日本画の舜鳳会、伊那市長谷の手芸グループ美里会などが出品した。
中には、池上秀畝や中村不折が、会員に送った年賀状もある。
田中三郎会長は、「出品している人の気持ちをつかんで作品を見ていただきたい」と話していた。
この作品展は31日まで。入館料は大人200円、小中学生100円。 -
上伊那書道協会新春書道展
上伊那書道協会の役員らの作品が並ぶ「新春書道展」が、伊那市のいなっせで開かれている。
会場には、かなや漢字、篆刻など、さまざまなジャンルの作品およそ30点が展示されている。
この書道展は18日まで。 -
厳しい寒さ 伊那で寒天作り
諏訪地方の冬の風物詩として知られる寒天作りが、伊那市でも行われている。
伊那市東春近の天竜川沿い。
一昔前は、伊那市内でも数軒の家で寒天作りをしていたが、今では珍しい光景となった。
天然寒天の製造・販売会社「小笠原商店」は8年前、富士見町から伊那市に移り、この地で寒天作りを始めた。
作業はまず、原料の天草を煮溶かし、型に入れて固める。それを機械で糸状にして押し出し、丁寧に広げる。
その後、水分を抜くために寒天を外に干して乾燥させる。寒天の水分が完全に抜けるまで約2週間、干す作業を繰り返す。
寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まる。
日の出前は寒さも一段と厳しさを増すが、小笠原さんは、この寒さが不可欠だと話す。
こうして作られた天然寒天は東京の高級和菓子店などで使われていて、食感も良いという。
作業のピークは、1年の中でも最も冷え込みが厳しくなるこの1カ月ほどだという。 -
伊那市景気動向調査結果
伊那市が行った景気動向調査の結果、「来年度新規採用をしない」と答えた事業所が80%以上に上っていて、一層厳しい雇用情勢が懸念されている。
これは伊那市が、商工会議所や商工会の協力を得て昨年12月に実施した調査から明らかになった。
調査事業所を業種別に無差別に抽出し、製造業・建設業は112事業所、商業・サービス・飲食業などは96事業所から回答を得た。
それによると、「来年度の新規採用を行わない」としたのは、製造業・建築業で83%、商業・サービス・飲食業などで87・2%に上っている。
製造業・建設業関係では、66・1%の事業所が、前の年の同じ時期に比べ、「受注量が減少した」と答えている。
また、今後も受注量が減少すると見ている事業所は77・4%に上った。
派遣社員を雇用している28事業所のうち、15事業所(53.6%)が「人員を削減した」、あるいは「今後削減する」と答えていて、派遣社員が雇用を調整する役目を負っている様子がうかがえる。
伊那市では、緊急経済・雇用対策本部を設置している期間中、この景気動向調査を半期に一度行なうという。 -
アルストロメリアの出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化している。
伊那市高遠町にある西村勝雄さんのハウスでは、ピンクや白色など12種類のアルストロメリアが咲き、出荷作業が行われている。
16日は選別作業を行い、咲いている花を切り取った。
上伊那では年間を通じてアルストロメリアを栽培しているが、生産者の高齢化が進んでいる。
西村さん宅では、2年前から息子の邦明さんが、花の栽培を担当していて、出荷のピークは4月ころまで続くという。 -
高遠町で土手崩れ
16日午前11時ごろ、伊那市高遠町の千年町で、水路の土手が崩れ土砂が民家へ流れ込んだ。
土砂災害が発生したのは高遠町の千年町で、近くを流れる用水路の六道井から水があふれ、幅13メートル、高さ8メートルに渡り土手が崩れた。
これにより近くの伊東誠司さんの敷地に水や土などが流れ込んだ。発生当時、この家には妻の美津枝さんと1歳の子どもがいたが、けがななかった。
用水路を管理する長野県美篶土地改良区によると、この用水路を流れる水は、農業や防火用として利用されていて、最近の冷え込みにより水が氷ったため堰き止められ、水位は通常の6倍の60センチに達していたという。今後は見回りを徹底し、再発防止に努めたい竏窒ニしている。 -
上伊那高卒者の就職内定状況
伊那公共職業安定所は、昨年11月末現在の高校新卒者の求人、就職状況をまとめた。
それによると11月末現在の就職内定率は、前の年を3.4ポイント上回る90・9%となっている。
これは、県平均の81・1%を10ポイント近く上回っている。
この要因について伊那公共職業安定所では、「各企業とも中途採用はしなくなっているが、新卒者は人材育成の一環として別扱いしているケースが多いのではないか」と話している。
ただ、内定率は高いものの製造業などの求人者数は前の年より7・8ポイント低くなっている。 -
伊那市国保出産一時金引き上げへ
伊那市は、少子化対策の一環として、市の国保加入者に支払う出産育児一時金を現行の38万円から42万へ引き上げる。
伊那市の国民健康保険は、自営業者など1万8300人が加入している。
被保険者が出産したときに現行では38万円を支払っていたが、4万円引き上げ42万円とする。
伊那市は、3月定例市議会に関係する議案を提出する予定で、可決されれば今年の1月までさかのぼり適用される。
市では、今年度分の予算額として概算で120万円を見込んでいて、来年度以降も継続していく考え。 -
信濃の国のDVD寄付
県の歌「信濃の国」を信州の映像でつづる番組を制作したNHK長野ビデオクラブのメンバーが15日、上伊那の小中学校にDVDを寄付した。
NHK長野ビデオクラブ南信支部長の武田忠芳さんら4人が、上伊那教育事務所で開いた小中学校の校長会会場を訪れ、DVDを寄付した。
DVDは、県内全ての小中学校と特別支援学校600校に1枚ずつ寄付されていて、この日は上伊那52校分が学校長会に渡された。
南信支部長の武田さんは、「最近の子どもは、信濃の国を歌えなくなってきている。DVDをみて理解を深め、途絶えることなく歌って欲しい」と話していた。
信濃の国のDVDは、県の歌が制定されてから40年になることを記念して、県内各地のビデオ愛好者が協力し、1年半の撮影期間をかけて制作した。
小諸高校音楽科などによる合唱にあわせ県内各地の四季折々の映像をつづっているほか、歌詞の解説、歴史やエピソードなどが盛り込まれた35分の内容になっている。 -
上伊那賛助会和紙ちぎり絵作品展
県のシニア大学のOBなどで作る賛助会のちぎり絵教室の作品展が、県伊那合同庁舎で開かれている。
伊那合同庁舎の2階玄関ホールには、和紙のちぎり絵作品23点が並んでいる。
シニア大学の卒業生が中心となって構成する賛助会の3教室のメンバーが手がけた作品で、県では、「和紙ちぎり絵の素晴らしい作品を、多くの人にみてもらいたい」と来場を呼びかけている。
作品展は23日まで。 -
伊那市緊急経済支援策まとめる
伊那市は緊急経済雇用対策本部設置に伴う支援対策をまとめた。
対策は金融支援や受注支援、雇用、福祉など8項目となっている。
このうち農家支援対策として、施設園芸農家などに対し今年3月末までの間に使った燃料1リットルあたり2円を上限に補助するとしている。
ほかに、国の緊急経済対策である定額給付金事業の実施が決定した場合、緊急経済活性化対策室を設置し対応するとしている。 -
暮らしいきいき健康講座始まる
健康づくりを楽しく学ぶ「暮らしいきいき健康講座」が15日、伊那市の伊那合同庁舎で始まった。
この講座は、健康づくりに必要な知識を学び、食生活改善推進員などの仲間づくりにつなげようと開かれ、上伊那在住の16人が参加した。
初回のこの日は、メタボリックシンドロームの話を聞いたあと、自分の体を知るために身長や体重などを測定した。
参加者は順番に身長、体重、腹囲を測り、体重測定では、併せて体脂肪率なども調べた。
測定結果を基に、標準体重などをそれぞれ計算して、自分の体の状態を確認していた。
参加者の一人は、「油を摂り過ぎない食事などを勉強したい」と話していた。
この講座は4回コースで、今後は食品衛生の基礎知識や食生活改善推進員の活動などを学ぶほか、脂肪を控えたメニューなどの調理実習も行う予定。 -
旧伊那中央総合病院の解体安全祈願祭
旧伊那中央総合病院の解体工事の安全祈願祭が15日、行われた。伊那市や解体業務を請け負う建設業者などが集まり、工事の無事を祈って神事をした。
解体されるのは、福祉まちづくりセンターに隣接する5階建ての旧病棟や3階建ての旧診療棟など。
解体工事は今年3月末までの完了を目指していて、解体後は、現在伊那市荒井にある市保健センターが移転新築される。
伊那市では、解体を含めセンターの移転新築事業費に6億2000万円を見込んでいる。
新しい保健センターでは、乳幼児の健診、予防接種、高齢者のリハビリなどが行われる予定。
伊那市では新たな健康増進の拠点施設として整備していきたい考え。
福祉センターの完成は、来年度末になる見込みという。 -
国道153号の役割について意見交換会
伊那谷の交通の背骨的な役割を果している国道153号についての実情を把握し、今後の整備方針について考えようと15日、上伊那の市町村職員などが意見交換した。
上伊那8市町村や伊那消防組合、上伊那広域連合、長野県の職員など50人ほどが参加して、道路網について意見を交わした。
この意見交換会は、国道153号改良期成同盟会上伊那部会が始めて開いた。
上伊那の交通網の背骨的な役割を果す国道153号線を中心に、上伊那全体の道路をどのように整備していくのが望ましいかを考えていこうというもの。
まず伊那建設事務所の山浦直人所長が、現在の交通網の課題を提起した。
山浦所長は、伊北インターチェンジ付近の渋滞や、伊那市の中心市街地に交通が集中していることなど課題を挙げ、これからの道路は行政だけでなく、使う人や守る人が考えていく必要がある竏窒ニした。
そのあと、医療・救急問題と観光振興の2つのテーマに分かれて意見を交わした。
医療問題のグループでは、救急搬送について、「凹凸が激しい道は、患者に負担がかかる」「バイパスなどのセンターポールは救急車両にとっては障害である」などの具体的な意見が出ていた。
また、観光振興のグループは、「初めて伊那地域を訪れる人は国道を頼りに訪れるが、伊那市のみはらしファーム、箕輪町のながた荘、南箕輪村の大芝高原と実際の観光地は広域農道に多く存在している」「冬場の凍結で怖い思いをした観光客は来なくなるかもしれないので冬場の対策が必要」といった意見が出されていた。
この意見交換会は今後、定期的に年4回ほどのペースで開催していきたい竏窒ニしていて、県も出された意見を参考に道路整備をしていきたい竏窒ニしている。 -
西箕輪中百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校で15日、毎年恒例の百人一首大会が開かれ、体育館は生徒たちの熱気に包まれた。
西箕輪中の百人一首大会は、生徒たちに日本の伝統に親しんでもらおうと、毎年この時期に開かれている。
この日は全校生徒およそ180人が、26グループに分かれて札を取り合った。
年末年始休みには、百人一首をひとり10首以上暗記するという宿題が出されていて、生徒たちは自分が覚えた句が読まれると、目を凝らして札を探していた。
枚数が少なくなると札を囲む輪も小さくなり、徐々にスピードも速くなっていた。
ある1年生は「初めてであまり取れなかった。来年はたくさん取れるようにもっと覚えたい」と話していた。
大会の結果、一番多く札をとった生徒は、100枚中50枚とったという。 -
消防意見発表会
消防職員が普段の活動を通じて感じていることを発表する意見発表会が14日、伊那市役所であり、箕輪消防署の内堀佑樹さんが最優秀賞に選ばれた。
この日は、伊那消防組合の4消防署に所属する7人が意見を発表。
このうち最優秀賞の内堀さんは「この手からこぼれる命を救うために」というテーマで発表し、救急救命士が行える救命処置の範囲の拡大を訴えた。
内堀さんは来月19日に松本で開く県大会に出場する。 -
長谷小学校で正月の遊び
伊那市の長谷小学校の児童81人が14日、羽子板やこま、スゴロクなどの正月の遊びを楽しんだ。
同校では、正月の遊びを通して学年を超えた交流を深めようと、例年児童が中心となって遊びを企画している。
そのうち、スゴロクで遊ぶグループでは、面白い顔が出来上がると、周りから歓声が上がった。
ある児童は「家では正月の遊びをしなかったので、今日はみんなで遊べて楽しかった」と話していた。 -
心臓病の山下夏君(飯田市在住)支援でチャリティーカット
飯田市在住の心臓病患者山下夏くんの海外での心臓移植を支援しようと12日、伊那市の理容室ワイズヘアーがチャリティーカットを行った。
これは店長の吉田明弘さんが、子どもを持つ親として何か協力できないか竏窒ニ企画した。
チャリティーカットは、3500円のコースのみ全額を募金するというもので、夏君に成人になってほしいという願いを込めて成人の日に行った。
夏君は現在7歳。患っている心臓病は、発病率が50万人に1人というまれな病気で有効な治療法もなく、海外での心臓移植しか命を救う方法がない。
海外での移植手術には、渡航費、手術費など合計で1億8千万円かかるという。
夏くんを支援する活動は全国的にも広がっていて、現在およそ1億4千7百万円が集まっている。
ワイズヘアーでも去年の12月から募金活動をしていて、現在6万円が集まっている。
ワイズヘアーでは今月末まで募金箱を設置して、協力を呼びかけていくという。 -
障害者福祉施設の製品販売に反響
去年12月に行われた障害者福祉施設の製品注文販売は、50万円以上を売り上げる反響があった。
製品の注文販売は、12月3日から9日までの「障害者週間」に、伊那市の伊那合同庁舎と上伊那の各市町村庁舎で行われた。
上伊那地方事務所によると、販売金額は、製品の売上が約38万1千円、障害者施設が共同で制作した年賀状の印刷が約16万8千円で、全体で約55万円になった。
製品はカレンダーやクッキー、エコたわしなどで、最も売り上げが多かったのはアンサンブル伊那のクッキーだった。
年賀状は、個人事業者などからの受注が多かったという。
この販売会は、共同作業所や授産施設の製品を多くの人に知ってもらい、障害者の社会参加を支援しようと、今年初めて上伊那地方事務所が開いた。
各施設では販路の拡大が課題となっていて、今回の販売会をきっかけに、上伊那地域の作業所製品の販売カタログを作ることが決まり、今月中に完成する予定という。 -
ちびっこスケート教室
保育園児から小中学生を対象とした「ちびっこスケート教室」が13日夜、伊那市横山の伊那西スケート場で開かれた。
同教室は冬の間の体力づくりやスケート技術の向上などを目的に伊那市体育協会スケート部が毎年開催している。
この日は去年より10人多い55人が参加。初心者の子どもから上級者まで、思い思いに氷の感触を楽しんだ。
指導にした伊那市体育協会スケート部のメンバーは、レベルに応じて滑り方のアドバイス。初めての子どもたちは、いすを支えにしてゆっくりと進んだが、慣れない氷の上で悪戦苦闘していた。
一方、上級者はスピードをあげてリンクの上を滑走し、コーナーの曲がりかたなどの指導を受けていた。
この日の気温はマイナス5度まで下がったが、集まった子どもたちは元気にリンクの上を滑っていた。
伊那西スケート場は上伊那でも数少ない天然リンクで、1周およそ200メートル、氷の厚さは約20センチになっている。
今シーズンは24日にスケート競技が行われるほか、25日にプチカーリング大会も計画されている。
ちびっこスケート教室は17日までの5日間開かれ、参加者には修了証が贈られる。 -
伊那東部中バスケ部県大会優勝
今月10日から行われた女子バスケットボールの県新人選手権大会で、伊那市の東部中学校が5年振りに優勝した。
東部中の女子バスは、上伊那予選、南信大会と勝ち進み、県内16チームが集った県大会に出場。決勝で佐久市の浅間中学校に48対44で勝利し、5年ぶりの優勝を果たした。
顧問の前沢大介教諭は「このチームは、スピードとシュート力が強み。1人1人の役割がしっかりしているのが特徴」と話していた。
同部では、夏の中学校総合体育大会に向け、ディフェンス力を強化し、得点を取られないチームづくりを目指す。 -
プリムラポリアンサ出荷
冬から春にかけて咲く花、プリムラポリアンサの出荷作業が、伊那市東春近の花卉農園「導楽園」で最盛期を迎えている。
導楽園では現在、バラのような花を付ける品種「プリンセス・オブ・ローズ」を出荷している。
13日は、20人ほどのスタッフが枯れた花を取り除き、鉢を整える作業をしていた。
プリムラポリアンサの出荷は去年の12月末から始まり、今月下旬までにおよそ4万鉢を東京、大阪などに出荷するという。
花は、黄色やピンクなどさまざまな色があるが、最近人気があるのは、1つの花に複数の色がついた変わった色合いのものだという。
酒井大社長は、「今年は例年並みの出来。品種改良もしているので、扱う種類を増やしていきたい」と話していた。 -
保科大河ドラマ化署名届ける
保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指す署名活動で、ドラマ化実現上伊那議員連盟の駒ヶ根支部が13日、署名を届けた。
この日は、駒ヶ根支部代表の木下力男駒ヶ根市議会副議長が、伊那市議会の中村威夫議長に2606人分の署名を手渡した。
ドラマ化実現上伊那議員連盟は去年12月13日に発足した。
今回届いた署名は、発足から1カ月の間に、駒ヶ根市議会議員がそれぞれの後援会を通して集めた。
木下代表は、「今後も署名活動をしながら盛り上げていきたい」と話した。
署名は、去年12月に30万人を突破していて、今回の署名を加えると約31万3千人になる。
上伊那議員連盟を組織する他町村の署名も近々届くという。
伊那市などで組織する大河ドラマをつくる会では、今月26日にNHKを訪問して8回目の要請をする予定。 -
伊那市出初式
新春恒例、消防団の出初式が11日、上伊那各地で行われた。
このうち伊那市では、消防団などが行進を行い、防火意識の向上を呼びかけた。
行進には、消防団や日赤奉仕団の団員らおよそ850人が参加しました。
団員らは、伊那市民会館から伊那市駅までをラッパ隊や消防音楽隊の演奏に合わせて行進した。
式の中で小坂樫男伊那市長は、「地域の安心安全を守るよう努力してほしい」と団員を激励した。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「誇りと郷土愛の精神を持ち、仲間と切磋琢磨し、消防団活動に励んでほしい」と訓示した。
去年伊那市では29件の火災が発生し、被害総額は、約4千9百万円。災害時の消防団の出動は、延べ1255人を数えた。 -
西春近北小が学校天然リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校では13日から、学校の敷地内の天然リンクでスケートの授業が始まった。
このスケート場は、校舎北側の一日中、日があたらない敷地にPTAの協力で毎年作られている。
主には1年生と2年生が授業の中で利用する。
初日は朝8時30分から2年生の子ども達が氷の感触を楽しんだ。
今シーズン初めてのスケートということもあって、怖がる児童やスケート靴が脱げてしまう児童もいた。
西春近北小学校では2月下旬頃までこの天然リンクでスケートの授業を行なうという。 -
伊那少年剣道クラブ鏡開き
伊那市の伊那少年剣道クラブは11日、伊那公民館で鏡開きをし、子どもたちが決意を新たにした。
この日は、クラブに所属するおよそ10人の子どもが参加した。
6年生の井上諒君と飯島栞さんは、「丈夫な体と強い心を持てるよう稽古に励みます」と誓いの言葉を述べた。
また、去年クラブに入部した子どもたちは、面や銅、小手などの素振りをし、一年間の練習の成果を披露した。
去年入部した平澤裕樹君は「たくさん練習して強くなりたい」、北澤一樹君は「友達と楽しく剣道したい」と今年の目標を話していた。
代表の中村由紀子さんは、「けがや病気もなく、一年間楽しく稽古に励み、心と体を鍛えてほしい」と話していた。 -
ホンダレ様の飾り付け
農作物の豊作を願う「ホンダレ様」の飾り付けが11日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われた。
ホンダレ様は、小正月を迎えるための飾りもので、稲やアワ、ヒエなどの穀物の豊作を願う五穀豊穣の縁起物。穀物が穂を垂れている様子を表していることから、「ホンダレ様」と呼ばれるようになったと言われている。
この日は、みはらしファームの職員らおよそ10人が作業にあたった。
飾りつけに使った木材は、8日に切り出したナラやコシアブラ、カエデ、ヒノキ。
飾り付けは、コシアブラの枝の3分1ほどを残して皮を削り、それをナラの木に結び付けると、稲やアワの実がずっしりと穂を垂れている様子が表わされる。
このホンダレ様は24日、みはらしファームで行われるどんど焼き「せいの神」で、園内の飾りものと一緒に燃やされる。 -
食育講演会
栄養士や子どもの保護者を対象にした、楽しい食育について学ぶ講演会が12日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、食育を楽しく教える方法を学んでもらおうと、伊那市の食育推進会議が開いた。
会場には、栄養士や子どもの保護者ら約280人が集まった。
東京都在住で食育ジャーナリストの砂田登志子さんが、「楽しく食育 幸福は口福から」という題で講演をした。
砂田さんは、楽しい食育の一つとして、30年以上実践している漢字を使った指導法を披露した。
「『食』という字は人を良くすると書く。食べることは人間を良くすること」と説明。
また、豆が使われている漢字を例に挙げ、「豆を食べれば頭の回転が良くなるし、元気に山も登れる」と話した。
砂田さんは、「食の安心・安全がこれだけ問われるのは、日本が食育後進国だから。小さいうちから食の大切さを教えてほしい」と呼びかけていた。 -
伊那市高遠町と長谷の園児作品展
伊那市高遠町と長谷の園児による作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
作品展は、小さいうちから美術館を身近に感じてもらおうと毎年開いている。
会場には、年長児が描いた作品56点が並んでいる。
保育園ごとテーマを決めていて、紅葉や桜、将来の夢などを描いた。
美術館の竹内徹館長は、「身近なふるさとの風景や将来の夢、楽しかったことが素直に描かれている。それぞれ子どもなりの表現ができていて、温かさを感じる」と話していた。
この作品展は15日まで。