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浅原敬一水彩画展
アマチュア画家の浅原敬一さん(76)=伊那市西箕輪与地=は「水彩画小品展」を伊那市中央の中部電力伊那営業所ギャラリー「ふれあい」で20日まで開いている。山や川、港、公園、建物などを描いた風景画26点を展示している。多くの作品は、モチーフの輪郭線をペンで描いてから彩色する手法により、メリハリのついた、すっきりした印象の絵に仕上がっている。
「油彩画もやったが、やっぱり水彩画がいい。木々の緑色の表現が特に難しいが、それだけに、良い色が出たときはうれしい」と話している。
浅原さんは商社に約40年間勤務したが仕事が忙しく、絵を描く趣味はなかった。還暦祝いとして子どもたちに画材一式をプレゼントされたのをきっかけに水彩画を始め、4年前には東京の画廊で作品展を開くまでになった。長く関西で暮らしたが、一昨年秋から伊那に在住。
入場無料。午前8時30分縲恁゚後5時10分。土・日曜日休館。 -
伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会が環境大臣賞受賞
地球環境保全の推進のため多年にわたり顕著な功績があったとして、伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会(会長・向山孝一KOA社長)は11日、環境大臣の地球環境保全功労者表彰を受ける。表彰は6月の環境月間に合わせたもので、受賞者は全国で110件(52団体、58人)、県内では3件(2団体、1人)。表彰式は11日に東京都港区のホテルで行われる。
同研究会は90年、循環型社会の構築を目指し「産業廃棄物等の適正処理についての研究会」として7社10人で発足した。93年に現在の名称となり、リサイクルグループ、システムグループ、天竜川水系生産革新グループ(後にリデュースグループに改称)に分けて活動を展開。「天竜川水系診断」、「親子で水質調査」、事業所を対象とした河川敷の清掃活動「天竜川水系ピクニック」などを継続的に開催してきたほか、伊那谷ブランドのリサイクルペーパー実現に向け、37の事業所や官公庁などを対象にコピー用紙を回収、再生、購入する「INAコピー用紙循環システム」の試行に取り組んでいる。07年度はエネルギーグループを新設し、08年度事業として「KIDS自然エネルギー活用コンテスト」の実施を計画している。
調査や研究の結果は報告書や講習会などを通じて地域企業に周知、啓蒙を図ってきた。現在の会員は上下伊那地域の20社28人。 -
伊那まつり「遊ingビレッジ」説明会
第36回伊那まつり実行委員会(丸山敞一郎実行委員長)は5日夜、祭りの2日目(8月3日)に伊那市役所西駐車場で開催される「遊ingビレッジ」に出店、出演する市民への説明会を伊那市役所で開いた。現在までに出店を予定している約40組と出演を予定している約10組の代表者らが参加し、担当者の説明を受けた=写真。
出店者に対しては、会場側は今年もごみ箱は設置しない方針であることから、客のためのごみの返却口を設けることや、翌朝行うごみ拾いへの参加義務などについての説明があった。ダンスや演奏などの出演者には、出演時間が必ずしも希望通りにならない場合があることなどが説明された。
「遊ingビレッジ」の唐沢幸利委員長はあいさつで「参加する人全員がわくわくするような祭りにするためにぜひ協力を」と呼び掛けた。
委員会は出店、出演の申し込みを6月20日まで受け付けている。希望者多数の場合は抽選となる場合もある。問い合わせは市役所(TEL78・4111)の上水道課(出店)、監理課(出演)へ。 -
伊那食品工業50周年で寄付
1958年設立の伊那食品工業(塚越寛会長、井上修社長)は今年50周年の節目を迎えることから、感謝の意を込めて伊那市に500万円を寄付した。6日、塚越会長と井上社長が市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した=写真。塚越会長は「何に使ってもらってもいいのだが、できれば高遠藩主でもあった江戸時代前期の大名、保科正之公の生涯をNHKの大河ドラマにするための啓発活動などに使ってほしい。ドラマになればこの地が有名になり、商業的な恩恵も期待できる。それで地元が潤うことが、ひいては市民の皆さんへの恩返しになるのではないか」と話した。
小坂市長は「3年後は保科公の生誕400年に当たる。そのタイミングで大河ドラマにできるよう、頑張りたい」と答えた。
7日には関係者などを招いての50周年記念パーティーを同社敷地内のかんてんぱぱガーデンで開く。
同社は「かんてんぱぱ」のブランドで知られる寒天製品のトップメーカー。資本金9680万円。売上高174億円(06年度)。 -
オザワ燃料
小澤陽一社長(57)澄んだ空気を突き抜けてさんさんと降り注ぐ太陽の光、2つのアルプスから途切れることなく流れ出る豊富な水、どこまでも続く緑の森林…、そんな豊かな地域資源を有する伊那谷で、それらを有効活用した自然(エコ)エネルギーの普及に積極的に取り組む会社がある。伊那市のオザワ燃料。社長の小澤陽一さんは、ガス、灯油等の化石燃料及びその関連機器を販売する一方で、木質ペレットや小水力発電など自然エネルギーの普及に努める。「自分のおやじたちが炭やまきを供給してきて、やがて燃料革命で固体から液体、液体からガスになり、また元に戻ってペレットや炭が注目されている。考えさせられるものがある」。しみじみ語る言葉の裏には、信州の山を愛する小澤さんの環境負荷への危惧、地球の自然への熱い思いがある。(竹村浩一)
◆有限会社オザワ燃料
◆本社/伊那市境東1687番地1
◆創業/1951年10月
◆資本金/300万円
◆従業員/12人(パート含む)
◆TEL/0265・72・2921
◆FAX/0265・78・4403
◆主な業務は、各種燃料の販売と、暖房器具・風呂・ガステーブルの販売・設置・管理。それに、本社の一角を利用して開催しているパン教室に関連した器具・食材の販売や「小型エコ発電」が加わる。扱う燃料はガスが6割、灯油が2割を占めるが、木炭や木質ペレット(成形固形燃料)の売上も少しずつ伸びてきている。「小型エコ発電」は、最近各地で注目を集めている小水力発電装置の販売。小澤社長は「まだ、商売としては考えていない」と言うが、民間、行政からの問い合わせなども徐々に増えてきている。 -
伊那市でも不審者
伊那署は5日、管内で不審者が出現したため、県警のメール送信サービスを通じて注意を呼びかけた。
同署によると、5日午前6時45分ころ伊那市伊那地籍の道路上で登校途中の女子高校生に、男が後ろから近づきスカートをめくり、体を触って逃げていった。
男は年齢30歳くらい、身長175センチ縲・80センチ、やせ型、面長、長めの茶髪で、黒色のサングラスをかけており、赤い花柄模様の半袖シャツを着て、ジーパンを履いていた。 -
伊那防火管理協会総会
伊那防火管理協会(唐沢可昭会長)は28日、08年度定期総会をJA上伊那本所で開き、08年度事業計画案などを承認した。伊那防火管理協会長表彰もあった。
第21回長野県危険物安全大会は6月13日、伊那市の高遠さくらホテルである。主な事業は危険物取扱者試験準備講習会、危険物取扱者試験、防火管理者取得講習会、第17回消火通報コンクール、小学生防火作品募集など。会員数は534事業所。
唐沢会長は、「いざ災害が発生してしまったときの初期対応が災害の大小を決める。防災体制の確立をもう一度考え、安全の確立を図ってほしい」とあいさつした。
伊那防火管理協会長表彰の受賞者9人を代表し扇屋石油の菊池健一さんは、「決意を新たに防火のためさらなる精進をする覚悟」と謝辞を述べた。
08年度表彰の関東甲信越地区危険物安全協会連合会長表彰、長野県危険物安全協会長表彰は、第21回長野県危険物安全大会で行われる予定。
表彰は次の通り(敬称略)。
◇関東甲信越地区危険物安全協会連合会長表彰(1事業所)=伊那食品工業
◇長野県危険物安全協会長表彰(1事業所)=コトブキ石油
◇長野県危険物安全協会長表彰(優良取扱者6人)=清水厚(上伊那農業協同組合)黒川雄二(伊那中央石油)村上通孝(村上石油)田中正樹、酒井文一(北山ラベス)堀内幸二(積水フィルム信州高遠工場)
◇伊那防火管理協会長表彰(優良者9人)=原一郎(上伊那農業協同組合)細田博(ミスズ工業箕輪工場)三上博史、河村奈緒(北山ラベス)池上稔(KOA箕輪工場)菊池健一(扇屋石油)久保村八朗、久保田哲朗、飯島弘樹(伊那燃料) -
蒼華会「手描き染め教室」作品展
伊那市御園の宮下梨花(久子)さんが主宰する蒼花会の「手描き染め教室」による作品展が1日から、みはらしの湯ロビーで始まった。30日まで、愛らしい花などを描いたTシャツやブラウスなどを展示している。
描いただけで簡単に染まる特殊染料を使った手描き染め。染料は赤、青、黄の3原色のみで、それを調合して色を出す。綿や絹、ポリエステルなど布であれば何にでも、塗り絵手法で簡単に描くことができる。
今回は、伊那教室と駒ヶ根教室の生徒10人が出品。Tシャツやブラウスのほかクッション、傘などもある。宮下さんの図案を基に応用してデザインを決め、独自の色で仕上げた作品で、カラー、アヤメ、スズラン、カトレア、ユリなどさまざま花が淡い色合いで描かれている。
宮下さんは、「素材と図案のマッチング、独自の色合いを見ていただきたい」と話している。作品希望者には展示会終了後に相談に応じる。 -
富県さつき会展示会
伊那市富県の盆栽愛好者らでつくる「富県さつき会」(橋爪謙司会長、5人)は第4回サツキ展を富県北福地の北和田集会所前の地域コミュニティセンター「ひなたぼっこ」で8日まで開いている。会員が丹精込めて育てたサツキ約50鉢を展示して、訪れた人の目を楽しませている。樹高は約30センチのものから1メートルを超える大きなものまでさまざまな種類があり、それぞれ赤やピンク、白などの花を多彩に咲かせて美しさを競っている。
橋爪会長は「昨年は残念ながら霜にやられて開催できなかったが、今年は大きい花がよく咲いてくれてよかった。サツキは手入れが大変だが、見てくれる人たちが『きれいだね』と言ってくれるのがうれしい」と話している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。 -
伊那路観光連盟総会
上下伊那の市町村と観光協会、観光関連民間企業などでつくる伊那路観光連盟(会長・小坂樫男伊那市長)は5日、08年度総会を伊那市役所で開いた。関係者約20人が出席し、本年度の事業として、観光パンフレット『信州伊那路』の8万部増刷、ホームページ開設の検討、フォトコンテスト入選作品による写真展の開催などを承認した=写真。
出席者からは「観光宣伝費にもっと力を入れるべき」「パンフレットに宿泊施設数や伊那木曽連絡バスごんべえ号についての記載を」「観光施設の案内看板の整備を」などの意見が出た。
メリットがない竏窒ネどとして提出されていた伊那七福神会からの脱会届を承認した。
小坂会長はあいさつで「国、県とも観光にさらに力を入れ始め、権兵衛トンネルや三遠南信自動車道などの道路整備も進んできた。山岳観光や農村体験なども含め、今後伊那谷の観光客をどう増やしていくか考える必要がある」と述べた。 -
美篶中央保育園が老人ホーム訪問
伊那市の美篶中央保育園(春日由美子園長)は5日、養護老人ホーム「みすず寮」と特別養護老人ホーム「みすず寮」を訪れ、園児42人が歌を披露するなどしてお年寄りと交流した。
ふれあいを通してつながりを持ち、お年寄りを大事にする気持ちを養うと同時に、お年寄りにも元気になってほしいとの願いを込め、毎年施設を訪問している。
老人ホームみすず寮では、広間に集まったお年寄りの前で、園児が「風はともだ」「さんぽ」などの歌を大きな声で元気いっぱいに歌った。ワニの手遊びを発表すると、見ていたお年寄りも一緒になって手を動かして楽しんだ。
最後に、園児が折り紙で作った朝顔のペンダントを一人ひとりがおじいさん、おばあさんにプレゼント。ペンダントを首にかけ「お元気で」と声をかけると、うれしそうに「ありがとう」と答え、涙ぐんで握手するおばあさんもいた。
同園は、年2回の訪問を計画し、2回目は秋ころを予定する。 -
高遠さくらホテルで特製ランチ始める
伊那市高遠町にある市観光株式会社「高遠さくらホテル」内レストランは14日から、バラをイメージした特製ランチのコースメニューを始める。7月21日までの期間限定で、期間中はランチと同施設の「ばら風呂」のイベントで利用客を持て成す。
イベントは、本年初の市などが主催する「高遠しんわの丘ローズガーデン」バラ祭りに合わせた企画で、施設の総支配人で料理長の丸山拓さんがメニューを考案。内容は「スモークサーモンのバラ飾り縲怎Tラダ仕立て縲怐v「春キャベツと野菜のスープ縲怎oジル風味縲怐vなど6品で2千円となる。
バラの庭園をイメージしたという、前菜のサラダは、ライスペーパーと食用バラを加え彩り鮮やか。食用バラはデザートのクレープにも入っている。メーンは魚料理と肉料理のどちらかで、「牛『バラ』の煮込み玉野菜添え」は、仕込みに1週間を掛けた濃高なソースが特徴となる自信作だ。
ランチの注文は前日予約が原則。バラの花びらを飾った露天風呂の入浴とのセットは2500円となる。問い合わせは、高遠さくらホテル(TEL94・2200)へ。
バラ祭りに合わせた期間限定の特製ランチ -
ローメンの日
蒸し(64)めんにちなんで制定した「ローメンの日」の6月4日、伊那市のローメンズクラブ加盟の各店は日ごろの感謝を込め、それぞれ自慢のローメンを1日限り値下げして1杯400円で提供した。
1955年ごろ、工夫の末にローメンを考案した故・伊藤和弌さんが始めたローメン発祥の店「万里」(有賀金一店主)=坂下=には、昼時になるとローメン目当ての客が次々と訪れ、店内は大にぎわいとなった。職場で「ローメンの日」が話題となり、誘い合って訪れたという50縲・0歳代の男性3人は「この店の、スープがある昔ながらのローメンが好きでよく食べる。夜、酒を飲んだ後のローメンも最高にうまいね。伊那の名物として守っていってほしい」と話し、ソースや酢をかけておいしそうにほおばった。
焼きそば風ローメンを出す「うしお」(潮田秋博店主)=荒井=では客が店内に入りきらず、店の前の通りにテーブルといすを出して対応。潮田さんは「普段の倍以上の入り。原料の高騰で苦しいが頑張る」という。
同クラブはローメンを全国にアピールしようと97年に発足。さまざまな普及活動を続けている。「ローメンの日」は伊那市独特の味、ローメンのおいしさを多くの人に知ってもらおうと毎年行って好評を博している。 -
【記者室】伊那まつり公式Tシャツ審査員の祈り
今年の伊那まつり公式Tシャツのデザインが決まった。応募作品の審査会では祭りの実行委員のほか、報道各社も依頼されて選考に加わり、迷いつつようやく1点を選んだ。
デザインは十数年前から審査で決めているが、毎年「デザインが気に入らない」「年号を入れなければ毎年着られるのに」などの厳しい意見が寄せられるという。ことに昨年は地色が白だったため、女性には「透ける」と不評だった。担当者は「生地を厚い物にしてみたのだが、やっぱり駄目だったか」と反省しきり。
審査員の端くれに連なった者として、市民が採用デザインをどう見るかは非常に気になる。願わくば好意的に受け入れられ、祭りの盛り上がりに一役買ってくれることを祈りたい。(白鳥文男) -
西箕輪公民館で通学合宿
公民館に泊まって共同生活をする、伊那市西箕輪公民館の通学合宿が1日、5泊6日の日程で始まった。西箕輪小学校の4年生から6年生までの44人が、一緒に食事を作ったり勉強し約1週間、公民館から学校に通う。
通学合宿は、学校の時間以外は公民館で、朝食と夕食の準備など自分たちで計画を立て、協力しあって自主的に生活する。信州大学農学部の学生や公民館職員らがスタッフとして常駐。保護者から継続実施を望む声があるなど毎年好評で、今年で4年目になる。
初日は、夕食の準備から始まった。献立は希望で決めた「マーボー豆腐」と「ワンタンスープ」。手順を皆で確認して調理開始。豆腐を1・5センチに切るところでは、「同じ大きさに切れない」と話す友達に、「下手でも大丈夫。食べちゃうから」と答える声も聞こえ、とまどいながらも協力して作った。
合宿初参加の5年の加藤峻大君は、「少し不安もあるけど、楽しみ」と話し、食卓の準備をしていた。 -
いなまい絵手紙駅伝原画展
伊那毎日新聞の日曜版に掲載している「いなまい絵手紙駅伝」の原画展が3日、伊那市のアルプス中央信用金庫本店ロビーで始まった。1年間に掲載した作品を一堂に紹介している。
絵手紙駅伝は、坂本勇さん主宰「ゆう絵画教室」の作品の中から毎回、「やまなみコース」「せせらぎコース」の2作品をコメントと共に掲載している。
絵手紙はカエル、だるま、桜もち、風鈴、ザクロ、クリ、こけし、ホオズキなど、季節の植物や思い出の品などそれぞれの題材で描いた温かみのある作品。今回の原画展には07年2月から08年1月までの1年分、108点を展示した。会期は30日まで。 -
一人暮らし高齢者世帯の水道無料点検
水道についての理解を深めてもらおうと厚生労働省などが実施する第50回水道週間(6月1縲・日)に合わせ、伊那市の水道工事店などでつくる伊那市水道事業協同組合(宮下住設・宮下敬理事長)は3日、市内の一人暮らし高齢者世帯などのうち希望のあった101世帯を訪れ、水道の無料点検を行った。日ごろの感謝の気持ちを伝えようと、ボランティアで取り組んで今年で12回目。
26事業所から約30人が参加。分散して各家庭を訪問し、台所や風呂場などの蛇口部分を点検して水漏れの有無などを調べた。点検を受けた高齢者は「わざわざ来てもらってありがたい。特に問題はないと聞いて安心した」と笑顔で礼を言っていた。
出発式で宮下理事長は「ここ数十年大きな断水もない。常日ごろ仕事ができることに感謝し、高齢者のために心をこめて活動してほしい」と呼び掛けた。 -
第13回伊那市小中学生陸上競技記録会
第13回伊那市小中学生陸上競技記録会は1日、伊那市陸上競技場で開いた。小学生330人、中学生20人の計350人が出場した。
小中学生が一堂に会しての記録会で、各校選手間の連帯感を高め、伊那市の陸上競技のレベル向上を目指す。伊那市教育委員会、市体育協会陸上競技部主催。
100メートル、400メートルリレー、走り幅跳びなど7種目。リレーを除き1人1種目への出場で、自己ベスト記録を目指し仲間の声援を受けて全力を尽くした。
結果は次の通り(敬称略)。
【男子】
▼4年100メートル(1)越崎尊喜(東春近)15秒46(2)清水康太(伊那西)15秒47(3)荻原拓斗(伊那北)15秒94(4)上田翔吾(伊那東)16秒02(5)清水壮悟(西箕輪)16秒77(6)坂下裕紀(伊那東)16秒78(7)平沢健将(西春近南)16秒80(8)織井勇樹(東春近)16秒81▼5年100メートル(1)宮沢研人(伊那)14秒59(2)小松郁也(伊那東)14秒88(3)松本峻(東春近)16秒04(4)向山凌央(美篶)16秒41(5)石倉知輝(手良)16秒79(6)堀内恭太(伊那)16秒84(7)下島航平(高遠)17秒32(8)三沢康太(手良)17秒39▼6年100メートル(1)田屋快峰(富県)14秒84(2)白鳥晃大(西箕輪)15秒26(3)伊藤祐介(東春近)15秒51(4)田畑創丸(富県)15秒70(5)北沢和也(伊那北)15秒93(6)伊藤尚輝(西春近北)16秒04(7)橋爪大貴(新山)16秒06(8)井上直哉(新山)16秒16▼小学千メートル(1)関川大悟(伊那東6)3分29秒64(2)秋山祐太(伊那東6)3分32秒07(3)北原史也(東春近6)3分32秒43(4)橋爪倫(美篶5)3分32秒48(5)網野幸大(伊那西5)3分35秒87(6)藤本遼(東春近6)3分38秒27(7)田路泰志(富県6)3分41秒69(8)山口健斗(西箕輪5)3分41秒70▼中学100メートル(1)フジウラアキオ(東部3)12秒43(2)小林渡(東部2)12秒72(3)蟹沢勇人(東部3)12秒77(4)櫛笥大夢(東部3)12秒94(5)酒井弘心(春富1)13秒86(6)高畑康平(春富1)15秒46▼中学1500メートル(1)北原魁人(東部2)4分48秒38(2)春日翔平(東部3)4分53秒47(3)木下敏秀(東部2)4分54秒72(4)政岡アキラ(春富1)5分59秒51▼4年走り幅跳び(1)下島光喜(富県)3メートル09(2)西村翔馬(西春近南)3メートル03(3)池上耕亮(西春近南)3メートル00(4)関島峻(伊那)2メートル96(5)片桐大輝(伊那)2メートル89(6)上田翔吾(伊那東)2メートル77▼5年走り幅跳び(1)酒井隆甲(西春近北)3メートル77(2)三室温人(高遠)3メートル48(3)橋爪等(西春近北)3メートル41(4)織井拓郎(東春近)3メートル37(5)桐野耕介(伊那)3メートル34(6)小林凱斗(伊那東)3メートル16(7)那須野泰晶(手良)3メートル10(8)竹松幹生(富県)3メートル09▼6年走り幅跳び(1)佐藤海(美篶)3メートル61(2)望月雄太(伊那北)3メートル56(3)伊藤広騎(東春近)3メートル49(4)唐沢健介(西春近南)3メートル35(5)稲村良彦(東春近)3メートル34(6)小池倫太郎(富県)3メートル31(7)井上広勝(新山)3メートル10▼中学走り幅跳び(1)橋爪彼方(春富1)4メートル23(2)政岡ミツヨシ(春富1)3メートル55(3)春日涼太(春富1)3メートル53▼4年ソフトボール投げ(1)城倉雅也(伊那北)38メートル50(2)平沢瞭(西春近北)36メートル43(3)今村進矢(伊那北)28メートル44(4)下島滉平(富県)26メートル83(5)田畑颯野(富県)19メートル60▼5年ソフトボール投げ(1)田畑遼(富県)45メートル19(2)北原秀悟(美篶)43メートル28(3)中井颯人(東春近)41メートル71(4)鈴木峻太(美篶)40メートル99(5)神林亮玖(手良)40メートル80(6)橋爪大輝(西春近北)39メートル63(7)矢沢孝隆(手良)37メートル57(8)田中壮矢(富県)36メートル47▼6年ソフトボール投げ(1)三浦正也(富県)49メートル69(2)小笠原渉(東春近)49メートル58(3)下平勇郁多(東春近)48メートル36(4)伊藤魁世(西箕輪)45メートル67(5)中山凛之介(新山)41メートル78(6)下平直輝(西春近北)41メートル29(7)田中宏樹(伊那北)36メートル96(8)落合恒輝(西箕輪)36メートル73▼中学砲丸投げ(1)中島和希(東部3)7メートル59(2)伊東克哲(東部3)7メートル14▼4年400メートルリレー(1)手良(登内翔太、西沢諒、向山将飛、小松賢弥)65秒69(2)伊那北(根津諒大、今村進矢、城倉雅也、荻原拓斗)67秒01(3)伊那(木村航也、佐藤杜人、森恒大、竹前和輝)67秒55(4)伊那東(池上芳樹、平沢宏二郎、伊藤こうき、加藤元貴)68秒84(5)東春近(中村大和、斉藤大雅、井口諒、鈴木佑輔)70秒82(6)富県(織井雅輝、下島滉平、田畑颯野、下島光喜)72秒58▼5年400メートルリレー(1)美篶(伊沢翔、橋爪倫、伊藤白、宮沢朋希)62秒13(2)東春近(松本峻、酒井佑基、二ツ木優太、小森翔矢)63秒06(3)伊那東(根橋拓也、平沢蓮野、松島伊織、中斉芽我)63秒31(4)手良(滝沢岬希、柴田拓美、那須野亨、登内翔太)64秒17(5)西春近北(平沢瞭、橋爪等、橋爪大輝、酒井隆甲)67秒47(6)西春近南(ネベス・エリック、清水健二郎、北原悠哉、酒井勝成)68秒31▼6年400メートルリレー(1)東春近(湯沢佑、井上友広、飯島裕貴、細田耕太)56秒74(2)伊那東(吉村颯也、宮下拓己、北原諒、守谷渉)60秒41(3)富県(小池倫太郎、田畑創丸、田路泰志、田屋快峰)61秒42(4)西春近北(中野真聖、下平直輝、宮下鷹介、伊藤尚輝)63秒65▼中学400メートルリレー(1)東部(櫛笥大夢、中島和希、蟹沢勇人、小林渡)74秒06
【女子】
▼4年100メートル(1)宇治みゆい(伊那東)15秒59(2)下平美里(東春近)16秒50(3)伊藤舞優梨(美篶)16秒55(4)酒井茜(西春近南)16秒96(5)鹿野香沙(富県)16秒97(6)佐野穂乃佳(伊那北)17秒31(7)北條真由(東春近)17秒37(8)清水苑美(伊那北)17秒81▼5年100メートル(1)向山加奈(伊那東)15秒23(2)坪木沙奈(西春近北)16秒21(3)橋爪詩奈(新山)14秒10(4)塩沢春香(伊那北)16秒83(5)石川遥香(西春近南)16秒92(6)畑桃香(伊那東)16秒95(7)井地香菜子(東春近)17秒20(8)伊藤ちか(美篶)14秒70▼6年100メートル(1)北野華奈子(美篶)14秒95(2)宮島華菜(伊那東)15秒25(3)坪木美桜(西春近北)15秒50(4)城倉亜衣(伊那北)15秒82(5)池上実花(伊那東)15秒83(6)平沢アサリ(西箕輪)15秒84(7)中村彩夏(西春近南)16秒37(8)北原瑠夏(高遠)16秒44▼小学千メートル(1)加納菜々子(西春近南6)3分32秒83(2)下島彩夢(富県6)3分39秒69(3)伊藤春香(伊那東5)3分42秒43(4)北原明香里(美篶5)3分42秒49(5)多治見槙(西春近南6)3分51秒03(6)酒井里奈(西春近北5)3分51秒60(7)唐沢遥南(東春近5)3分58秒85(8)三沢絢湖(伊那北)4分02秒44▼中学100メートル(1)大脇愛菜(春富1)14秒43(2)高橋千夏(東部2)14秒57▼4年走り幅跳び(1)吉原芽葉(西春近北)2メートル75(2)小林亜莉沙(西春近南)2メートル66(3)北條珠緒(富県)2メートル66(4)小田嶺衣(西箕輪)2メートル50(5)北原瑛里香(西箕輪)2メートル43(6)吉沢萌(西春近南)2メートル38(7)田畑樹音(富県)2メートル33▼5年走り幅跳び(1)塚越萌(西春近北)3メートル31(2)松沢亜耶(伊那北)3メートル24(3)吉田葵(新山)3メートル18(4)寺本聡美(西春近北)3メートル12(5)飯島梨琴(東春近)3メートル09(6)伊沢優美香(伊那北)3メートル01(7)大石聡美(高遠)2メートル99(8)岩谷咲奈(西箕輪)2メートル98▼6年走り幅跳び(1)下平梨夏子(伊那北)3メートル24(2)新井朱羅(西春近南)3メートル23(3)小嶋沙季(伊那)3メートル18(4)伊藤京香(伊那東)3メートル18(5)田畑茉莉花(富県)3メートル14(6)加納あさみ(西春近南)3メートル10(7)杉山黎華(西箕輪)3メートル08(8)山岸佳代(伊那東)2メートル93▼中学走り幅跳び(1)大久保萌花(東部3)4メートル73▼4年ソフトボール投げ(1)田中郁帆(伊那北)22メートル70(2)下島幸奈(富県)17メートル70(3)丸山れいな(伊那北)14メートル53▼5年ソフトボール投げ(1)細井優香(新山)33メートル53(2)唐沢希(伊那北)29メートル37(3)米持咲(手良)28メートル92(4)北沢幸美(富県)23メートル91(5)坪木詠美(西春近北)20メートル09(6)野沢恵里子(富県)17メートル44(7)中谷美月(西春近南)12メートル02▼6年ソフトボール投げ(1)平沢瞳(西春近北)40メートル66(2)田中彩(伊那北)36メートル29(3)登内彩香(手良)30メートル19(4)向山慧(手良)29メートル24(5)中山真緒(美篶)26メートル87(6)小田切柚(西春近南)24メートル63(7)井東希美(伊那北)23メートル84(8)田中彩音(高遠)23メートル40▼4年女子400メートルリレー(1)伊那東(上島千枝、三沢薫永、北條彩香、宇治みゆい)66秒20(2)伊那(中村菜々子、土屋伶華、荻原里奈、守屋あや乃)67秒31(3)富県(下島幸奈、吉沢夏希、鹿野香沙、北條珠緒)71秒09(4)西春近南(小林亜莉沙、酒井愛花、吉沢萌、酒井茜)71秒70(5)西箕輪(井地亜里沙、白鳥夏音、小田嶺衣、北原瑛里香)72秒62(6)伊那北(清水苑美、丸山れいな、佐野穂乃佳、田中郁帆)73秒85(7)東春近(細井友香、松沢実玲、長谷川未来、藤本凛)79秒11▼5年400メートルリレー(1)伊那北(唐沢希、塩沢春香、伊沢優美香、松沢亜耶)62秒83(2)美篶(白鳥未歩、斉藤彗来、北原明香里、北野伶奈)65秒53(3)伊那東(唐木玲菜、北條未礼、白鳥実紅、黒河内咲)65秒83(4)西春近北(寺本聡美、宮下菜々、酒井里奈、坪木沙奈)65秒99(5)西春近南(北村彩夏、中谷美月、北林未希、宮下満喜)66秒39(6)高遠(西村ゆきの、清水葵絵、鎌倉菜々美、伊藤みずか)67秒04(7)手良(小松紗里奈、向山聖佳、向村千華、酒井美沙希)67秒30(8)新山(橋爪詩奈、六波羅あかり、竹村萌、吉田葵)69秒33▼6年400メートルリレー(1)西春近南(唐沢美織、清水涼香、加納菜々子、小林沙里奈)60秒66(2)伊那北(下平梨夏子、城倉亜衣、佐野聖佳、三沢絢湖)61秒15(3)伊那東(西沢優香、中村美和、池上祐紀、小沢佳奈子)62秒26(4)西箕輪(白鳥夢乃、唐沢有菜、白鳥聖乃、平沢アサリ)62秒87(5)手良(神林楓、大槻あこ、向山千晶、蟹沢優衣)66秒17(6)富県(小松萌絵、田畑彩音、牛山葉月、村上花蓮)67秒23 -
手作りの演奏会「フォーレのレクイエム」
音楽愛好家らによる伊那谷を中心とした手作りの演奏会「フォーレのレクイエム」が1日、県伊那文化会館大ホールで開かれた。合唱団とオーケストラの総勢200人による迫力ある舞台で、約40分間に及ぶ「レクイエム」を熱演した。
地域の音楽文化の向上を願う演奏会は7回目。フォーレの「レクイエム」は初挑戦で、伊那谷、木曽を中心に一般公募で集まった合唱団員150人と伊那フィルハーモニー交響楽団のオーケストラ40人の大編成で演奏した。
指揮は駒ケ根市の春日俊也さん。ソリストにソプラノ・村上和歌子さん=上松町、バス・白鳥彰政さん=箕輪町=を迎え、昨年6月から練習を重ねてきた。合奏団は会場を埋めた聴衆を前に、見事に「レクイエム」を歌い上げ、惜しみない拍手を浴びていた。
演奏会では、伊那フィルハーモニー交響楽団によるドヴォルザーク「交響曲8番ト長調作品88」の演奏もあった。
手作りの演奏会は、次回はドヴォルザーク「スターバト・マーテル」作品58。10年6月上旬に演奏会を開く予定で、新たに団員200人を募集する。募集は11月30日まで。練習は09年2月から日曜日で月2回、午後7時縲・時。会場は伊那市生涯学習センターホール。申し込み、問い合わせは伊那市生涯学習センター内「スターバト・マーテル」を歌う会事務局の北沢理光さん(TEL78・5801、FAX78・5802)へ。 -
第49回伊那市長杯争奪バドミントン大会
第49回伊那市長杯争奪バドミントン大会は1日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開いた。中学生から50歳代まで延べ119人が出場し白熱した試合を繰り広げた。
種目は男女各シングルスの初級・中上級、男女各ダブルスの初級・中上級。昨年から市内の高校も大会に参加しており、今年は2校が出場した。参加者総数は昨年並み。
競技はトーナメント方式だが、ダブルスに限り予選併用で各チーム2試合できるようにした。
市体育協会バドミントン部主管の大会は年間3大会あるが、本年度は60歳代になっても生涯できるスポーツとして競技者を増やし、競技力を上げるため、新たにチーム交流バドミントン大会を9月に予定している。
結果は次の通り(敬称略)。
◇男子ダブルス▽初級=(1)野々田幸雄・伊藤真次(JOY)(2)池上祐介・橋爪静樹(Laugh)(3)山岸賢治・小平裕矢(伊那中)▽中上級=(1)春日浩隆・神取純也(中地区)(2)藤原康倫・長尾賢史(WEEB)(3)水口正敬・武井俊文(Laugh)上條慶之・刀根川敏明(JOY)
◇男子シングルス▽初級=(1)栗原宏樹(中地区)(2)山岸哲(中地区)(3)山岸賢治(伊那中)小平裕也(伊那中)▽中上級=(1)小林正幸(Laugh)(2)小野幹雄(中地区)(3)武井俊文(Laugh)吉田和薫(月曜クラブ)
◇女子ダブルス▽初級=(1)坪木祐奈・岩崎育(伊那中)(2)能勢香織・倉田絵理(Laugh)(3)熊谷優里・中村友香(伊那中)矢沢みゆき・白鳥五月(Laugh)▽中上級=(1)清水絵美・春日志保(中地区)(2)毛涯みどり・原春美(WEEB)(3)橋爪美久・原明日香(伊那北高)小松珠里奈・土川ひかる(伊那北高)
◇女子シングルス▽初級=(1)坪木祐奈(伊那中)(2)岩崎育(伊那中)(3)熊谷優里(伊那中)中村友香(伊那中)▽中上級=(1)山岸祐子(中地区)(2)北沢敦子(伊那北高)(3)原明日香(伊那北高)原春美(WEEB) -
フィットネスインストラクター
伊那市
新田ひとみさん1週間に14縲・5本のレッスンを抱え、エアロビクスやピラティス、ストレッチポールなどを指導。休みは祭日のみで、忙しく飛び回っている。
最初に取得したインストラクターの資格はエアロビクス。30歳代での挑戦だった。
20年ほど前、闘病の末に息子を1人亡くした。「もぬけの殻みたいになった。気持ちを埋めて、夢中になるものはないか」と考えていたとき、エアロビクスに出合った。
「天職かもしれない」
週3回、雪が降っても自転車で通うほどのめり込んだ。インストラクター養成講座の募集に、「年齢が心配」と相談したが、是非と勧められ受講。見事に資格を取り、週1回の指導を始めた。
その後は、テレビや雑誌などで見たフィットネスを、まずは自分の体で試し、皆さんにもいいのでは-と思うものは資格を取った。
「試験では100%自分の力が出せないし、もう今年でやめよう、また試験かぁと思いながら足を突っ込んで。おだてられて、たまたま試験に引っかかって、これまでやってきました」
今は、AFAA会員・認定プライマリーインストラクター、JCCA会員・終了課程コアコンディショニンググループインストラクター、健康医科学協会員・認定健康支援トレーナー、ピークピラティス・アドバンスマットインストラクターと、4種の資格を持って指導に当たっている。
エアロビクスのレッスンでは、ステップから最終段階まで順を追って教える。うまく出来ない人がいたり、てきぱき教えられたと思ってもスタジオの後ろにいる生徒がぽかーんとしていることも。「反省して日々自分の勉強」だが、全員がきれいに動けるようになったり、生徒と一体感を感じられたとき、「やっててよかった」と思えるという。
「インストラクターをやめようかなと思うこともある。でも達成感があるから続けられる。それに、自分が動いていることが好きなんだと思う」
今月から、ストレッチポールの教室が伊那市生涯学習センターを会場に始まる。ポールの上に乗って筋肉やじん帯などを伸ばして体を緩め、さらにコアを鍛えて姿勢をよくするもの。「地元では知名度が低いけど、すっごい優れもの。老若男女できるので、ぜひ体験してほしい」という。
「運動を始めるとき、無理って思ってはだめ。やる前からあきらめる方もいるけど、そう思ったら何もできない」。最初は週1回でも、続けられるよう生活に取り入れ、ある程度慣れたら時間を増やすなど、とにかくちょっとずつの積み重ねが大事-とアドバイスする。
「子どもにずっと付き添い、病んで苦しんでいるのを見てきた。だから、元気に死にたい。健康でいられるのが一番だと思う」。多忙でも充実した日々。「おばあちゃんになっても、インストラクターができたらいいですね」(村上裕子) -
中小企業の取り組みを広域的に支援
伊那商工会議所に2日、中小企業の前向きな取り組みを支援する経済産業省の「地域力連携拠点」を開設した。経営相談や専門家派遣などに当たる応援コーディネーター1人を配置し、情報提供や中小企業の課題解決を図る。
この事業は中小企業の経営力の向上や直面する課題に対し、関係機関と連携してきめ細かな支援をするもので、県内8グループが採択された。
伊那商議所は、信州大学繊維学部内の産学官連携支援施設(AREC)を運営する上田繊維科学振興会、上田商工会議所と共同で取り組む。支援課題の重点に▽経営革新▽地域資源の活用▽農商工の連携▽人材確保・人材育成▽創業支援竏窒フ5点を置き、企業の魅力づくり、新製品開発などを進める。「産学官の連携」は他地域にない特徴で、地域の枠を超えて広域的に展開する。
事業では、支援機関として信州大学や金融機関、職業安定所、テクノ財団、税理士会など約30機関と連携。課題に応じて専門家に相談に乗ってもらい、課題解決につなげる。
向山公人会頭は「厳しい経済情勢の中、日本経済を下支えしている中小企業の経営の向上や、ものづくりの担い手を生み出せるように展開したい」と述べた。
この事業は3年計画だが、1年ごとに事業を見直す。
相談(平日午前8時半縲恁゚後5時)は、伊那商議所内AREC伊那分室(TEL72・7000)へ。 -
人権尊重の明るい伊那市づくり審議会
伊那市は2日「人権尊重の明るい伊那市づくり審議会」の08年度第1回会議を市役所で開いた。関係団体や区長会などから選出された委員約10人が出席。全員が新任のため、小坂樫男市長から一人一人が委嘱書を受け取った=写真。市の各課が取り組む、人権に関係する08年度事業計画についてそれぞれの課長から説明を聞いた。
互選により、会長に市公民館運営協議会の城取茂美さん、副会長に人権擁護委員協議会伊那支部の中山マミ子さんをそれぞれ選出した。委員の任期は10年3月まで。
小坂市長はあいさつで「旧伊那市で人権を守る条例を制定した98年当時は同和問題が中心だったが、今は性、障がい、社会的身分、人種などの新たな問題が起きてきた。こうしたあらゆる差別をなくすことが市の発展に必要だ」と述べた。 -
伊那まつりTシャツデザイン決定
8月2、3日に開かれる伊那市の大イベント「第36回伊那まつり」の公式Tシャツの背面デザインが、市内の広告会社社員菅原一英さん(34)=伊那市西町=の作品に決まった。作品は玉を抱いた竜が夜空を勇ましく飛翔する姿を描いている。実行委員会事務局によると、菅原さんは「旧伊那市と高遠町、長谷が一つの竜の化身となって夜空に燃え上がるイメージを表現した。若い人からお年寄りまでみんなに着てもらって祭りを楽しくしてほしい」と喜びを語っているという。
審査は2日に市役所で行われた。応募作品は市内外の13人から寄せられた17作品。審査員の一人、高遠高校美術科の北原勝史教諭は「どの作品もレベルが高く、審査に迷った。採用作品はデザインも色もよく工夫されている」と講評した。うちわと冊子のデザインも決めた。
Tシャツの購入受け付けは6月下旬ごろから。価格は注文の数量にもよるが、1枚1500円前後になるという。昨年は1108枚販売した。問い合わせは市役所(TEL78・4111)産業振興部観光課へ。 -
小学生がサクラに肥料
「来年も元気できれいな花を咲かせてね」竏秩B伊那市の美篶小学校(北原寛校長)6年生児童約70人は2日、近くの美篶青島堤防に植えられた並木のサクラ56本に願いを込めて肥料を与えた。
児童らは、NPO「微生物による環境浄化の有機農業を広める会」理事で信州大農学部の井上直人教授に肥料の施し方の指導を受けた。井上教授は「根は枝の先と同じくらいの所まで伸びている。そこに肥料の発酵鶏ふんをまいて草をかぶせれば、栄養分がよく吸収される。今の時期に肥料をやるのが一番いい。枝は1年で1メートルくらい伸びるよ」と説明。児童らは早速数人ずつの班に分かれ、協力しながらサクラの周囲に肥料をまいた。
作業には地元美篶地区の区長らや信州大の学生も参加したほか、応援に駆けつけた同小の2年生児童約30人も作業を手伝った。
堤防には1955年ごろまで約1800本のサクラがあったというが、ダム工事のトラックの通行のため大半が伐採された。その後同小児童が並木を復活させようと、市や地元住民の協力を得て97年から01年にかけて56本を植樹。今年3月にも45本を植えた。同小は自然に親しもうと、サクラの下でのお花見給食や飯ごう炊さんなども楽しんでいる。施肥作業は昨年に続いて2年目。 -
西春近南小で「アンネのバラ」見ごろ
伊那市の西春近南小学校(竹内実校長)の体育館前花壇に児童や地域住民で植えた「アンネのバラ」が見ごろを迎えている。咲き始めは赤く、だんだんとオレンジ色になり、終わりにはピンク色となって散るかれんな花は、何度も花をつけ、11月ごろまで楽しめるという。
バラはナチスの強制収容所で15歳で亡くなったアンネ・フランクが隠れていた、オランダの家の庭先に咲いていた花の改良種。上伊那のバラ愛好者でつくる「アルプスバラ会」会員で、近くに住む男性が、平和について考えてほしいと07年7月、同小に26株を寄贈したのが契機となる。
同バラは、緑花委員会14人らで管理している大切な花。委員会では草取りや枯れた花を取り除く作業を定期的に行ったり、一輪挿しをトイレに飾ったりしており、委員長で6年の酒井香織さん(11)は「花がきれいに咲いていると一日が明るく過ごせる。これからも大切にしたい」と話している。 -
関東管区連盟表彰
交通安全活動推進に尽くした人や団体をたたえる、関東管区・関東交通安全協会連合会表彰式(23日・埼玉県)で伊那市福島の三沢清さん(71)が表彰を受けた。27日、三沢さんは伊那警察署を訪れ篠田彦雄署長に表彰を報告した。
三沢さんは1959年に交通安全協会に入会。94年から04年の間に、伊那市交通安全協会連合会の北部交通安全協会長、伊那市安協副会長、伊那安協安全施設・指導委員長などを務め、03年からは地域交通安全活動推進委員として交通安全活動に取り組んできた。
「表彰いただいたことで気持ちを新たにし、これからも防犯を含めて地域の安全を守るために活動していきたい」と三沢さん。「地域の安全を守るためには防犯、交通などの各組織の横の連携をさらに強化していくことが大事」と話していた。 -
第54回日本総合ソフトボール選手権長野県大会でKOAが優勝
第54回全日本男子総合ソフトボール選手権長野県大会が5月31日、1日、宮田村の宮田球場であった。13チームが出場し熱戦を展開した結果、KOA(伊那市)と優勝、北信越大会に出場する=写真。
決勝はオール伊那得点をクラブ(伊那市)と対戦。KOAは、ピッチャー宮下雅志の好投で相手チームに得点を許さず、5回コールドでKOAが勝利した。
KOAは過去数年にわたり、北信越大会に出場。昨年は北信越から全国大会に出場し、ベスト8に入る好成績を残した。
今大会はすべてコールド勝ちで決勝へ。
北信越に向けて飯沼厚史監督(37)=伊那市=は「他県は大学を出たばかりの若いピッチャーが出てくるので、そのチームからどう点を取るかが課題。若いメンバーが試合に慣れてきて、攻められるようになってきてはいる。まずは北信越の代表県を取るのが目標」と語った。 -
伊那市自主防災会役員防災研修会
梅雨や台風のシーズン入りを前に災害や防災についての理解を深めてもらおうと伊那市は31日、市内の自主防災会174団体の役員など約200人を対象にした研修会を市役所で開いた。県危機管理部危機管理防災課上伊那駐在の伊藤秀雄防災対策推進員が「地域防災力アップ講座」と題して講義したほか、市総務課は「地域防災計画と避難所マニュアルについて」、民生児童委員協議会は「災害時要援護者避難支援マップについて」それぞれ話した。
伊藤さんは東海地震が起きる可能性について「過去の大地震発生の周期からみて、いつ起きてもおかしくない」とデータを示しながら説明。その上で「地震は必ず起こるという前提に立って、防災マップを作成したり、地震が起きた時の対応について考えておいたりするなどの事前の備えが何よりも大切」と呼び掛けた=写真。
参加者は真剣な表情で講義に耳を傾けていた。 -
KOA清掃活動 ごみゼロ運動に合わせ
KOA(向山孝一社長、本社・箕輪町)伊那事業所は「ごみゼロ運動の日」の30日、伊那市荒井区の同事業所周辺からJR飯田線伊那市駅までの一帯で清掃活動に取り組んだ=写真。
清掃活動は恒例となっており、環境保全への意識を高めるとともに地域への感謝の思いを込めて取り組んでいる。この日は、社員ら約50人が午前8時から約1時間、歩道などに落ちているペットボトルやたばこの吸い殻などを拾った。