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巖谷家3代の足跡を展示 高遠町歴史博物館
伊那市にある高遠町歴史博物館の第27回特別展「巖谷小波(いわや・さざなみ)と一六・貞子展」は12月2日まで開いている。高遠城址(じょうし)公園碑の執筆や高遠を題材に俳句を残すなどした児童文学者小波(1870縲・933年)と書家一六(1834縲・905年)親子と水墨画家の貞子さん(83)=東京都=の巖谷家3代の足跡を展示した。
博物館によると、小波は21歳でおとぎ話「こがね丸」を書いたほか、「桃太郎」などの民話を現代に再生した、明治を代表する児童文学者と称された「日本のアンデルセン」。特別展では、「こがね丸」「桃太郎」の直筆原稿や親子合作の掛軸「いろは」をはじめとする3人の作品計56点を並べている。
一六は明治の三筆の一人といわれ、明治政府の書記官僚を務めた人物として知られる。貞子さんは小波の二男の妻で書、水墨画をたしなみ、高遠の遠照寺の絵島句碑、桜の馬場の句碑の執筆をしている。
特別展初日のオープニング式典には、貞子さんが来館し、出席者に対し作品を説明するなどした。貞子さんは式典のあいさつで「一六も小波も、この展示を大変喜んでくれていると思う。心からうれしく思い、みなさんにお礼を申し上げたい」と話した。
オープニング式典で出席者に作品紹介する貞子さん -
伊那中学校文化祭 第60回泉が丘祭
伊那中学校の文化祭「泉が丘祭」が12、13日の両日ある。第60回の今回は「飛躍縲恣`統を飛び越えろ縲怐vがテーマ。節目を記念し、全校参加の「60メートル巻き寿司」作りや、60年間の学校の歩みを振り返る展示などのイベントを繰り広げる。
生徒会企画「60メートル巻き寿司」は、米9キロ、海苔(のり)300枚(縦20センチ、横20センチ)などを使って1本の巻き寿司を作る。かんぴょう、卵焼きの基本的な材料のほか、各クラス1品だけオリジナル具材を入れて完成。出来上がりを昼食で味わう。
そのほか、生徒たちが自宅や地域住宅から集めたアルミ缶を使って制作したモザイク画(縦8メートル、横8メートル)を生徒玄関前に展示。文化祭の発表では、有志によるコントや手品の披露、楽器演奏などの「ボランテリーステージ」や音楽会などがある。
1日目は午前8時40分縲怺J祭式、9時15分縲恃ュ表(1)選択教科、10時25分縲恃ュ表(2)泉が丘の時間、午後0時5分縲恊カ徒会企画、3時15分縲怎{ランテリーステージ。2日目は午前8時35分縲恃ュ表(3)文芸創作演劇の部、9時25分縲恣W示見学「祖父母案内」、10時25分縲恃ュ表(4)科学部・合唱部、吹奏楽部、午後0時45分縲怏ケ楽会、3時45分縲恤ツ祭式。
ぱんふ -
「伊那シニア」が全日本シニアソフトボール大会へ出場
第21回全日本シニアソフトボール大会(12縲・4日、三重県、日本ソフトボール協会主催)に出場する、県代表チーム「伊那シニア」(22人)の小牧文敏監督(69)=伊那市山寺=と西岡洋児副将(62)=箕輪町木下=が10日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に大会への意気込みを語った。
「伊那シニア」は、伊那市を中心とした60歳以上のシニア選手でつくるチーム。5月中旬にあった、県内22チーム参加の県大会で、全4試合を6点差以上の大差で勝ち抜き、2年連続3回目の全国大会出場を決めた。
本大会は、青森、鹿児島2県を除く各都道府県代表48チーム(開催県は3チーム出場)のトーナメントで、初戦は「松江シニアクラブ」(島根県)と対戦。小牧監督は「昨年と比べて、うちは投攻守のバランスがよい」。西岡副将は「目標は前回のベスト8の上を目指してる」と自信を口にした。
また、「伊那シニア」は5月下旬にあった第20回全国健康福祉祭(ねんりんピック)県大会で優勝していて、11月10縲・3日、茨城県で開かれる本大会にも出場を決めている。
意気込みを語る「伊那シニア」の小牧監督(右)と西岡監督代行・副将 -
選定委員会で市の歌・花・木・鳥の候補決まる
第4回伊那市の歌・花・木・鳥候補選定委員会(春日博人委員長、15人)が10日、伊那市役所であった。歌は旧伊那市の歌、花は「さくら」、木は「かえで」、鳥は「らいちょう」に決まった。次回(11月16日)、選定理由をまとめ、小坂市長に報告する。
花は「独自性を出すには、コヒガンザクラが良い」との意見もあったが「市内にある桜の種類は多岐にわたる。日本一の桜の里づくりを目指しているため、種類を特定しなくても良い」と「さくら」でまとまった。
木は「カツラ」「ケヤキ」が1人ずつ。そのほかは「カエデ」で「観光面から春の桜、秋のカエデでアピールできる」「秋の色づきが美しく、親しみやすい」などが出た。
鳥は、南アルプスに生息するライチョウ。「アルプスを象徴する鳥」などとして決まった。将来、絶滅することがないよう保護する取り組みの必要性も挙がった。
歌は、前回会議で旧伊那市の歌で良いとする意見が大半を占め、異論はなかった。
表記は、やわらかさを感じるひらがなに統一した。
春日委員長は「委員の意向が固まり、伊那市らしいものが出来たと思う」と話した。 -
有害鳥獣対策の助っ人、北海道犬が到着
08年度から北海道犬を活用した野生動物の追い払い事業に取り組む伊那市に10日、新たな北海道犬4匹が到着した。
今回到着した子犬は地元住民が飼う予定となっている2頭を含む生後40日から50日ほどのメス4、オス2匹。今後、これらの北海道犬を繁殖させる計画もあるため、近親相姦を避けるために子犬の親はすべて異なる。北海道犬は天然記念物北海道犬保存会鵡川支部から購入した。
今後、子犬たちは生後3カ月まで同事業を委託している元北海道大学助教授・鈴木延夫さん(66)=伊那市高遠町=宅に預け、追獣犬としての資質があるかどうかを見極め、資質のあるものは里山の地形での順応訓練、野生動物の発見・追跡訓練へと移行していく。
その間にも追獣犬として資質のないものについては一般市民に払い戻して北海道から新しい北海道犬を購入。最終的に追獣犬としての訓練を終えた10匹を市が保有することとなる。
鈴木氏は「6カ月から8カ月までに最終的なトレーニングを終える。約7カ月半すると追獣犬として活躍できるようになる」と話していた。
市が前回購入した北海道犬2匹は現在生後90日となっており、市が保有する北海道犬は今回の子犬と合わせて6匹となった。12月には新たに4匹を購入する。 -
花ろまん26コスモス
微風にも揺れ、結んだ朝露にも細い花茎はうなだれる。メキシコ原産、明治時代に日本に渡ったコスモスは、日本人好みの清楚な風情で、日本の秋を代表する花となった。野分けの風に折れても、ちぎれても、折れた所からお日様に向って、真っ直ぐに伸び、花を咲かせる。コスモスは思いのほか、したたな花である。今回のテーマはコスモス。伊那谷最大規模200万本が咲く飯島町飯島上の原のコスモス畑、桜の町の秋桜街道、伊那市高遠町の国道152号線沿いに展開する老人クラブのコスモス花壇を紹介する(大口国江)
##(中見出し)
4ヘクタールに6種類、多彩な花を咲かせる
秋桜まつりは20、21日
花のまち、飯島の景観形成作物として、転作田約4ヘクタールに作付けされたコスモスは秋咲き大輪をメーンに、さわやかな黄色のイエローキャンパス、優しい色目のオレンジキャンパス、真紅のティーブレッドキャンパスなど6種類。7月に種まき、各農家が除草など管理し、花の時期を迎えた。
現在、イエローキャンパスやオレンジキャンパス、縁取りがかわいいピコティーが見ごろを迎え、赤、白、ピンクの花が最大で直径18センチにもなる巨大輪は3分咲きから5分咲きになった。まもなく、コスモス畑を一望できる高見台も設置される。
11年前、飯島町制40周年記念事業の一環として、当時、JA上伊那営農課長の北原秀美さんが「農家も消費者もみんなで楽しんで、農地の持つ多様な価値を再認識しよう」と、広域農道沿線の農家に呼び掛け、延長400メートルの両サイドで栽培、翌年から秋桜まつりを開催。農道沿いに駐停車するなど交通安全上の問題から「ゆったりと見てもらおう」とメーン会場をJA飯島果実選果場北に移動した。北原秀美さんは「まつりの2日間に1万人が訪れる。たかがコスモス、されどコスモス。コスモスを見ながら、2つのアルプスの景観、おいしい空気に感動している姿を見て、農家の皆さんも共感している」と話す。
秋桜まつりは20、21日、コスモス畑や隣接の飯島果実場駐車場などで開かれる。
コスモス畑のミニコンーサート(セントラル愛知交響楽団、アルプホルン、飯島中奏学部、飯島小合唱部など)、コスモスの無料摘み取り、テント村での地元農産品、農産加工品の直売、飲食コーナーもある。
##中見だし
老人クラブが丹精込めて育てたコスモスで、国道152号を彩る、コンテストも
桜の町、伊那市高遠町は老人クラブを対象に花のまちづくりの一環として、コスモスコンテストを20年前から開いている。今年は9単位クラブ10カ所がエントリーした。この中から、今、満開の花壇を紹介する。
コスモスの種類
コスモスという言葉は英語では「宇宙」をさすが、植物の場合はギリシャ語で「美しい」「飾り」の意味。別名アキザクラ(秋桜)、オオハルシャギク(大春車菊)。キク科、コスモス属、メキシコ原産、スペインで「コスモス」と名付けられた。本来は短日植物だが、最近は日長に関係なく早咲きの園芸品種が作出され、は種から約3カ月で開花する。
種類は一重単色が一般的だが、八重咲き、シェル咲き、2色咲き、白地の花弁の縁に紅色の覆輪を持つピコティー咲きなどがある。 また、同属別種に、花壇用などで、広く栽培されているキバナコスモスがある。草丈は低く、花は4縲・センチの一重、半八重。花色は黄色、黄橙、朱赤もあり、夏から秋まで咲き続ける。このほか、色も香りもチョコレートの、メキシコ原産チョコレートコスモスもある。 -
「秋のナツメロ演歌祭り」 カラオケもりあがり
伊那市のカラオケ教室「歌謡アカデミー」などでつくる実行委員会は7日、伊那市駅前ビルいなっせで、カラオケ大会「秋のナツメロ演歌祭り」を開いた。上伊那を中心とした生徒ら約40人が出演。会場には約250人が押し詰め、歌声を楽しんだ。
同カラオケ教室は、日ごろの練習の成果を発揮する場をつくろう竏窒ニ05年から「いな歌謡祭」と題して発表会を開いている。今回はそれとは別枠で、懐かしい昭和の歌謡曲を聞いてもらおうと新企画を立ち上げた。
プログラムは3部構成で「旅の夜風」「東京のバスガール」など40曲以上。出演者たちは豪華な衣装でステージに登場すると、会場に自慢の歌声を響かせていた。
実行委員会では、08年3月30日、同会場で第4回歌謡祭の開催を予定している。
「ミネソタの卵売り」を熱唱する出演者 -
宵祭りで「区民慰安会」 富県南福地
伊那市富県南福地の諏訪神社と日枝(ひえい)神社の例大祭の宵祭りの一つのイベント「区民慰安会」が6日夜、南福地公民館であった。地元住民約200人が集まり、踊りや民謡などのさまざまなステージを熱演し、観客を楽しませた。
園児、児童やその保護者、公民館サークルなどに所属する詩吟会員などが出演。民謡保存会による「正調伊那節」や小学生有志4人による「ダンシング・オン・ザ・ロード」の踊り発表など、全21プログラムを次々と繰り広げた。
園児や未就園児とその保護者約20人でつくるグループは「おしりかじり虫」と題した、かわいらしいオリジナルダンスを披露。子どもたちは、周囲に笑顔を振りまきながら・スお尻・スをくねくねと振る、コミカルな踊りで会場をわかせた。 -
幼稚園祭 にぎやかに
伊那市の伊那緑ヶ丘と緑ヶ丘敬愛の両幼稚園(宮原光生園長)は7日、伊那小学校グラウンドで第51回幼稚園祭を開いた。「地球を守ろう!」をテーマとしたリズム体操やかけっこなどを展開し、多くの保護者らでにぎわった。
プログラムは、地球に見立てた大玉を2本の棒の間に乗せて競う親子競技「地球を守れ!親子レンジャー」や、ペットボトルやアルミ缶などのごみを分別する早さを競う「地球のためにリサイクル」など、テーマに添った競技を繰り広げた。
両幼稚園の計150人の園児が参加し、縄跳びや組体操、綱引き、鼓笛隊演奏など16プログラムを披露。閉会式では、全員でばんざいをした後、幼稚園祭で頑張った園児全員に特製のメダルが贈られた=写真。 -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
伊那市有線放送 番組コンクール県審査で最優秀賞
伊那市有線放送は、県情報ネットワーク協会が主催する07年度番組コンクール県審査(3日、長野市)の企画番組、お知らせ番組の2部門で最優秀賞を受賞し、23日の全国審査に駒を進めた。05年度(企画番組の部)に次ぐ受賞で、2部門同時は初めて。
制作したのは、放送課の樋代亜希子さん、唐沢英恵さん、市河早織さん、橋爪広一さん。
企画番組(10分以内)は、7月に解散した上伊那PTA母親文庫を取り上げた「時代を越えて、つなげる心」。「子どもの心にふるさとを作りたい」と東部中学校で読み聞かせをする活動を紹介しながら、母親文庫の歴史や「自分の子どもに本を読んであげたい」と話す生徒の思いなどをまとめた。
審査基準は企画、構成、表現技術で、7本の中から最優秀賞に選ばれた。
お知らせ(5分以内)は、家庭でできる災害への備えについての講演会参加などを呼びかけるもの。昨年7月の豪雨災害の際に録音した避難所の住民の声を織り交ぜたほか、街角インタビューを加え、番組に変化をつけた。
指導に当たった樋代さんは「一人ひとりが持てる力を出して作り上げた。挿入曲の使い方、インタビュー、アナウンスなど音の処理が良かったのでは」と受賞を喜び、日ごろから音をきれいにとって流すことの大切さを実感していた。 -
スーパーマイクロミニシクラメン出荷最盛期に
「世界一小さい花を」と、限界に挑戦する伊那市東春近のきのくにや花園(飯島光豊園主)のハウスで、鉢の直径5センチのスーパーマイクロミニシクラメン「小さな愛のシクラメン」の出荷が最盛期を迎えた。1週間に約1万鉢が全国に出荷されている。超ミニのシクラメンの量産化は全国的にも珍しい。
シクラメン栽培歴36年の飯島さんがミニ系に着目したのは16年前。「大鉢の値段が低迷する中、ミニ系を大量生産した方が採算が取れるのでは…」と、超ミニの種を輸入し、肥料や水、土、鉢など試行錯誤を重ね、8年前に6センチ鉢を完成。「もっと小さく」と肥培管理に心血を注ぎ、02年にようやく5センチ鉢を完成させた。
しかし、体長わずか0・5ミリのスリックス(アザミウマ)という細かい虫が花芽についてエキスを吸い、花が咲かないという病虫害が発生。昨年、研究の結果、網目が0・3ミリのネットを張ることで解決し、極ミニの栽培がようやく確立したという。
今年1月は種、6月に鉢上げ。5センチ3万鉢、5・5センチ4万鉢、6センチ1万鉢の合計8万鉢を生産、9月に出荷が始まり、11月末ころまで続く。
「長年の課題を克服し、ほぼ到達点に達した。かわいくて、どこにも置ける。管理は普通サイズと同じで、長い期間花が楽しめる」と話している。
1鉢200円で直売もしている。問い合わせは同園(TEL72・8487)へ。 -
スーパーマイクロミニシクラメン出荷最盛期に
「世界一小さい花を」と、限界に挑戦する伊那市東春近のきのくにや花園(飯島光豊園主)のハウスでは鉢の直径5センチのスーパーマイクロミニシクラメン「小さな愛のシクラメン」の出荷が最盛期を迎えた。1週間に約1万鉢が全国に出荷されている。超ミニのシクラメンの量産化は全国的にも珍しい。
シクラメン栽培歴36年の飯島さんがミニ系に着目したのは16年前。「大鉢の値段が低迷する中、ミニ系を大量生産した方が採算が取れるのでは:」と、超ミニの種を輸入し、肥料や水、土、鉢など試行錯誤を重ね、8年前に6センチ鉢を完成。「もっと小さく」と肥培管理に心血を注ぎ、02年にようやく5センチ鉢を完成させた。
しかし、体長わずか0・5ミリのスリックス(アザミウマ)という細かい虫が花芽につき、エキスを吸い、花が咲かないという病虫害が発生。昨年、研究の結果、網目が0・3ミリのネットを張ることで解決し、極ミニの栽培がようやく確立したという。
今年1月は種、6月に鉢上げ。5センチ3万鉢、5・5センチ4万鉢、6センチ1万鉢の合計8万鉢を生産、9月から出荷が始まり、11月末ころまで続く。
「長年の課題を克服し、ほぼ到達点に達した。かわいくて、どこにも置ける。管理は普通サイズと同じで、長い期間花が楽しめる」と話している。
同園では1鉢200円で直売もしている。 詳細は同園(TEL72・8487) -
春日神社で「浦安の舞」を初奉納
伊那市西町区の春日神社例大祭が6、7日の両日にあった。本祭りの7日は、小学生による「浦安の舞」を初めて奉納。氏子総代が神社の活性化を目指して検討してきた提案の一つで、地元の5、6年生の女児童8人が本殿前の庭で練習の成果を披露した。
子どもたちは9月中旬縲恪。月初旬の約10日間の練習に励んだ。本番は、巫女(みこ)の衣装をまとった8人が2組ずつに分かれ、それぞれ「すず」と「扇」の舞を奉納。集まった観衆は、そのかわいらしさに笑みを見せていた。
祭りでは、小学生約130人の「子どもみこし」が町内を2コースに分かれて巡行したほか、宝投げやカラオケ大会などもあった。境内では、地元商店主らが焼そばや豚汁などの出店を並べ、多くの人でにぎわった。
本殿前の庭で「浦安の舞」を披露する小学生の女児童たち -
「イーナちゃん広場」2007
伊那市などでつるく実行委員会は7日、県伊那勤労者福祉センター体育館、市民体育館で、健康や暮らしをテーマとしたイベント「イーナちゃん広場2007」を開いた。約60の市民団体が集まり、展示や発表などを繰り広げた。
学校給食関係者が、「わが家のおすすめレシピ」と題して市教委が市民から募集した献立のレシピ配布や、「朝ごはん大賞」を受賞した、じゃことチーズが入った「元気もりもりにぎり」などの試食提供を行った。訪れた人たちは、簡単に調理できる手軽さに驚いた様子だった。
そのほか、市民体育館では運動プログラム体験ステージを展開し、リラックス運動やボール体操などを各団体が披露。フリーマーケットや血管年齢測定などの健康相談のコーナーを設け、多くの人でにぎわった。
「わが家のおすすめレシピ」の受賞料理を試食する人たち -
池間哲郎講演会 「今を懸命に生きる」ことを学ぶ
当時中学2年生の息子を急性骨髄性白血病で亡くした伊那市西春近の樋口秀子さん(49)らは7日、西春近の伊那食品工業「くぬぎの杜(もり)」で、地元の若者たちに「今を懸命に生きることの大切さ」を考えてもらうための講演会を開いた。NPO法人「アジアチャイルドサポート」代表理事の池間哲郎さん(53)=写真、沖縄県=が講師として訪れ、「日本が豊かであることに感謝し、幸せであることを感じながら生きて」と訴えかけた。
池間さんは、ミャンマーやモンゴル、タイなどのアジア5カ国の貧困地域の現状を撮影した映像などをスライドで説明。貧困ゆえに学びたくても学べない人たちのために学校を建設したり、マンホールの中で暮らす子どもたち一人ひとりに衣服を与えたりしている活動をエピソードを交えて紹介した。
地雷により両手を失っても畑仕事でわが子を養っているカンボジアの男性や、裸足でごみ山の中から拾ってきたアルミ缶などを換金して暮らすフィリピンの子どもたちなどの姿を「彼らは貧しいだけであり、心の豊かさは失ってない」と表現。「私たちの活動の柱は支援活動ではなく、日本の子どもたちの健全育成。一生懸命に生きることの大切さを知って。真剣に生きるからこそ、人の傷みが胸に伝わってくるのだから」と呼びかけた。
講演日は、4年前に病気で亡くなった樋口さんの4人姉弟の末っ子、寛君=当時14歳=の命日で、中学校の同学年生約40人が、当時自分たちで作詞した歌「生きる」を合唱し、故人をしのんだ。樋口さんは「人生の壁にぶち当たった時に、生きたくても生きれなかった寛の思いと、この講演のことを思い出してくれれば」と話した。 -
赤い羽根共同募金
赤い羽根共同募金運動(10月1日縲・2月31日)の一環で、ガールスカウト26団は7日、伊那市日影のベルシャイン伊那店入口前で同募金の街頭活動を行った。
県共同募金会伊那市支会の呼びかけで毎年、街頭募金活動をしている同ガールスカウトでは、年長園児縲恍・w生の16人が参加した。子どもたちは「赤い羽根共同募金にご協力を」などと、買い物客らに呼びかけた。
集められた寄付金はその県内で使い道が決められ、伊那市では、社会福祉協議会の活動費や敬老の日事業の助成費、ボランティアセンター運営事業費などに使われる。
運動期間、伊那市支会では、市母子寡婦福祉会やボーイスカウトなど6団体が大型店などで街頭活動する。
募金活動をするガールスカウトの少女たち -
伊那市 荒井神社奉納こども相撲大会
伊那市の荒井神社例大祭に合わせて7日、奉納こども相撲大会が神社境内であった=写真。地元の小学生70人が出場し、大人顔負けの技のかけ合いで周囲をわかせた。
男女、学年別のトーナメントを繰り広げた取組は、素早い押し出しやがぶり四つの力比べなど、すべてが熱の入った取組。まわし姿の小さな力士たちの真剣勝負に、観客は声援で答えていた。
大会は26回を数える恒例行事。小学1年生から6年連続出場している4人の表彰もあった。
例大祭は8日までで、子どもみこしや大型獅子舞などの練り歩きがあった。
学年、男女別の優勝者は次の皆さん。
【男子】小池功一郎(1年)御子柴拓馬(2年)宮島大介(3年)大宮龍(4年)平沢竜也(5年)藤森司(6年)
【女子】安塚彩乃(1年)小松菜奈花(2年)奥山視久(3年)土田沙弥(4年)梶原あさみ(5年)小松美森(6年) -
「中国九寨溝・黄龍写真展」 伊那図書館で
伊那市の愛好者でつくる伊那華聯旅行会の「中国九寨溝・黄龍写真展」は18日まで、市立伊那図書館1階広域情報コーナーで開いている。メンバーのアマチュアカメラマン、両角巻男さん(69)=同市山寺区=が同会主催の9月上旬にあった中国旅行で撮影した滝や大仏などの写真、A3サイズ35点を並べた。
両角さんたちは30人ほどで約1週間、中国四川省を訪問。原生林が生い茂った渓谷に大小100余りの湖沼や瀑布が点在する「九寨溝」や白や黄色の石灰岩からできる3千以上の棚田状の池が連なっている「黄龍」など、世界遺産に登録された場所を旅行した。
両角さんは「九寨溝」の滝を高速シャッターで撮影した。「水しぶき一粒ひとつぶが飛び散る様子が撮れたので、滝の激しさとダイナミックさを表現できた」。「日本では絶対に見られない自然の魅力を見てほしい」と来場を呼びかけている。
15日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。
中国で撮影した作品を紹介する両角さん -
坂下神社例大祭 子どもみこしが区内を順行
伊那市の坂下神社で6日、例大祭の宵祭りがあった。日中は子どもたちによる御輿(みこし)が坂下区内を練り歩いた。夕方になると境内に出店が並び、多くの地域住民らでにぎわった。
子ども御輿には、区内の小中学生ら約40人が参加し、神社を発着点に午前と午後の2回で5町内を回った。太鼓の音に合わせ「オーヨー」のかけ声で、車輪が付いた御輿を引いて歩いた。
宵祭りでは、そのほか小中学生の女子による「浦安の舞」の奉納、坂下区有志「睦(むつみ)会」の大人御輿もあった。境内には焼きそばやおでん、バザーなどの出店が並んだ。
7日の本祭りにも「浦安の舞」の奉納と大人御輿がある。
「オーヨー」のかけ声でこども御輿(みこし)が区内を回る -
かんてんぱぱホールで南信州の工芸作家展
陶芸、木工、染め織り、ガラス工芸に携わる下伊那の工芸作家8人による「南信州の工芸作家展」が8日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
4年目となるグループ展で、会場には地元の里山にあるさまざまな木材で作ったベンチや、藍染めのスカーフ、トンボ玉のアクセサリーなど約300点以上が並んでいる。
出展者の一人、水野雅彦さん(49)=阿智村=は「とにかくこれだけ一堂に出す機会はないので、ぜひ見ていただけたら」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
はつらつシニア交通安全セミナー
高校生と高齢者の事故防止を目指す、県と県警察などでつくる交通安全Kプロジェクト実行委員会は5日、伊那市美篶の伊那自動車教習所で高齢者体験型交通安全教室「はつらつシニア交通安全セミナー」を開いた。同市を中心に駒ヶ根市や上松町、大桑村の50縲・0代の男女30人が集まり、講習を通じて事故防止の意識を高めた。
同実行委員会は、これからドライバーとなる高校生と、交通死亡事故犠牲者の大半を占める高齢者を対象とした交通安全教室などを03年から開いている。同セミナーは、秋の全国交通安全運動に併せた活動で、毎年県内2、3個所で実施。伊那市での開催は初めて。 講習内容は、「横断トレーナーによる歩行実験」「シートベルトの重要性」など4つのカリキュラムで、受講生が4班に分かれ、それぞれ体験。「車両特性」の体験では、軽4貨物自動車(右ハンドル)の運転席に受講生らが座り、同車両の死角となる範囲がどれだけあるかを学んだ。
教習所職員によると、軽4貨物自動車の場合、死角となるのは車体から前方2メートル、後方4メートル、右側90センチ、左側3メートル。普通乗用車だとその範囲はそれぞれ約2倍となり、後方は8メートルまでが死角となる。参加者は「(車を後進した時)孫をひかないよう気をつけないと」と安全運転を再確認した様子だった。
車両特性で死角について学ぶ受講生ら -
コンバインを使ったアマランサスの刈り取りを実施
伊那市と伊那地域アマランサス研究会は5日、伊那市高遠町長藤のほ場約30アールでコンバインによるアマランサスの刈り取りを実施した=写真。コンバインによる刈り取りは県内では初めての試み。研究会栽培部会の北原康弘部会長は「アマランサスは刈り取りから調整までにかかる手間がすごい。刈り取りから脱穀までが(手軽に)できればもっと多くの人たちにも作ってもらえるし、遊休農地の活用にもつながる」と期待をかける。
伊那市では遊休農地の活用、地域おこしの一環としてアマランサスの栽培、商品開発への取り組みが広がっている。アマランサスの栽培は今年で2年目となるが、これまでは刈り取りから脱穀まで、すべてを手作業でやっていたため、人数的、時間的に多くの労力を必要としていた。
そこで今回、試験を兼ねてコンバインによるアマランサスの刈り取りを実施。コンバインは農業機械メーカー「長野クボタ」がソバの刈り取り用のコンバインとして製造しているもので、そばよりも粒が小さいアマランサスに合わせて機械内部の篩(ふるい)の目を調節。これまでにもエゴマやアワをこのコンバインで刈り取ったことがあるが、アマランサスは初めてだという。
雨の降った後で若干ほ場は湿っていたものの、刈り取り作業は順調に進み、1時間もしないうちに約半分の刈り取りを終了。今年は市で委託している約80アールをコンバインで刈り取る予定で、手作業の分も含めて全体では1トンの収量を見込んでいる。 -
伊那市が11月から保育料を引き下げ
伊那市は5日、市内にある公立、私立保育園27園の保育料を11月から一人1カ月平均約2千円引き下げる方針を明らかにした。引き下げ後の一人1カ月の平均保育料は1万8650円。06年度の県下19市の平均保育料と比較すると最も低くなる見込みで、市では「上伊那でも最低水準」としている。
保育料の値下げは昨年11月、今年7月に続き3回目。今回の改定は旧3市町村の異なる保育料体系の一本化に向けた見直しと保育料水準の引き下げに伴なうもので、これにより旧3市町村の保育料体系の約98%が同一となる。
主に3歳以上園児のいる家庭での所得階層の低い世帯が属する区分を中心として引き下げを行っており、もともと保育料が高かった旧伊那市に当たる伊那地区では、すべての階層区分で引き下げ。対象となるのは市内にある公立・私立保育園27園に通う2192人(9月1日現在)。市外の保育園を利用している約20人も含まれる。
改定による影響額は約6500万円となるが、保育園統合による人件費の削減、運営経費の節減などへの取り組みにより約8200万円の節減を実現。今後も統廃合は進める予定で、保育内容の充実などにも力を入れていきたいとしている。
保育料体系の完全な一本化は来年を目指す。
また、保育の質向上を目的として病後、回復期にある児童を一時的に預かる「病後児保育」を西箕輪診療所で、日曜日、祝日などに保護者が仕事となった場合に実施する「休日保育」を上の原保育園で11月から開始する。 -
さまざまな思い込めて作品づくりに励む
伊那市西春近
伊那西高校文芸クラブ県高校文化連盟などの主催するコンクールをはじめ、さまざまなコンクールで毎年数多くの入賞者を輩出している文芸クラブ。現在は1年生から3年生までの14人がおり、俳句、短歌のほか、小説や詩などに取り組む生徒も多いという。毎週3回のクラブ活動は和気あいあいとした雰囲気だが、作品づくりの姿勢は厳しく、一つの作品が完成するまでには何度となく推敲(すいこう)を重ねる。
「一首つくるにも『あと一歩ね』なんて話しながら何度も作品を練り直させるから、楽しいっていうより、つらいかも知れません」と顧問の伊藤あけみ先生は語るが、一方の生徒は「つらい時もあるけど、自分の言葉として生み出していくことは楽しい」と笑顔を見せる。
一人ひとりの作品は多種多様だが、それぞれの内面を映し出した個性豊かな作品も多い。
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はら美術で藤森弘正さんの日本画展
伊那市旭町のはら美術で9日まで、辰野町在住の藤森弘正さん(72)による日本画展が開かれている。上伊那の山の四季折々の表情をとらえた風景画など約60点が、訪れた人の目を楽しませている。
藤森さんが日本画を本格的に描き始めたのは50年ほど前。その後、県展を中心として作品発表を続け、35歳の時には県展で県知事賞を受賞。同年には文化庁選抜展にも出展している。これまでは地元の辰野町を中心として作品展をしてきたが、伊那市内で個展を開くのは初めて。仙丈ケ岳、駒ヶ岳などといった地元の山々を描いた作品を中心にカナダ、中国などを訪れた時に描いた作品を並べた。
それぞれの作品には空の澄んだ青さや四季に移ろう山々の美しさなどが鮮明に描かれ、箕輪町の権現桜を描いた作品は桜の幻想的な表情を伝えている。
藤森さんは「木なら木、山なら山、花なら花の美しさを表現したい。日本画の美しさを見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
新山の里山を小学生が散策 キノコ汁をたん能
伊那市の新山小学校で5日、地元の里山を歩くイベント「秋の自然に親しむ日」があった。児童たちは山の中で採ってきた、キノコやクリ、アケビなどを学校に返り、きのこ汁や焼き栗に料理し、それらの・ス秋の恵・スをみんなでたん能した=写真。
自分たちの故郷に愛着を持ってほしい竏窒ニ始まった恒例行事で、全校児童52人と近くにある新山保育園児6人が参加した。地元住民約20人を「山の案内人」として講師に招き、児童、園児は6地区の班に分かれ、それぞれ地元の里山を散策した。
関係者によると、夏場の雨量が少なく、採れるキノコの量は少なかった竏窒ェ、イクチ、ショウゲンジ、シャカシメジなど約20種類の豊富な種類を採取。5年生の若林敬浩君は「マツタケが採れなくて残念。だけど、いろんな種類のキノコが採れてよかった」と地元の魅力を実感した様子だった。 -
伊那北高校第29期卒業生が卒業30周年記念シンポジウムを開催
伊那北高校第29期卒業生でつくる「大福会」(毛賀沢明宏会長)は6日、卒業30周年記念シンポジウムを同校同窓会館で開いた。同窓生や当時の恩師など約50人が集まり、久々の再開を喜ぶとともに、パネルディスカッションを通じて現在の伊那北に望むものは何かを話し合った=写真。
大福会は「自分たちの自力で母校に寄与しよう」と今回のシンポジウムを企画。現役の伊那北生を交えながら、さまざまな分野で活躍している29期卒業生がパネリストとなり、「伊那北高校に望むもの」について考えることとなった。
パネルディスカッションでは、現在の教育制度が話題に。現在学習塾を経営している同窓生は、中高一環教育へのニーズが高まる中、受験に臨む学生らは詳細に組まれたカリキュラムに従って勉強をしていることを示し、「昔のように自由に学べる環境がなくなっている。今の伊那北の生徒たちには自分の意志で勉強してほしい」と発言。また、国立教育政策研究所教育課程研究センター長の大槻達也さんは「受験勉強をする姿勢を学ぶことも大切だが、自分で問題意識を持って考えていくことが何より大切。何か社会的なことを考える時には原点に立ち返って考えてほしい」と現役伊那北生らに語った。
そのほかにも、自分で考えることの重要性やさまざまな経験を積んでほしいといった声が多く挙がった。
また、現役の高校生からは「当時は女子生徒が少なかったと思うが、寂しくはなかったか」などといった質問が飛び出し、会場には笑いが溢れた。 -
上伊那教育課程研究協議会
上伊那の市町村教育委員会などは3日、上伊那の小中学校など20個所を会場に教育課程研究協議会を開いた。小中学校、伊那養護学校の52校から約1300人の教職員が参加し、それぞれの会場で繰り広げる児童、生徒たちの授業を参観し、教育課程の改善、充実に対する課題について話し合った。
現場における教育の実践と研究の成果を持ちより、直面する諸課題の解決を図る目的で開く恒例の研究会。同協議会を「研究会I」とし、6日には、伊那中学校を会場に「研究会II」の上伊那教育研究会を開き、教材研究や実技体験などを通じて教職員の教養や力量を高める。
国語、算数・数学、社会、音楽、図工・美術などの教科ごとの会場を設置し、それぞれに小中学校、養護学校の教職員が分かれた。午前中は各会場で子どもたちの授業を参観し、午後は今後の教育課程の組み方などについてそれぞれ意見を交わした。
美篶小学校4年生の算数の授業を参観する上伊那の教職員ら(美篶小体育館) -
「まほらいな市民大学」第10期生入学式
伊那市の「まほらいな市民大学」第10期生の入学式が4日、市駅前ビルいなっせであった。今年度は市内から66人(男子18人、女子48人)が入学。これから始まる学校生活に向け、期待と不安を胸にそれぞれが2年間の学習に励むことを誓った。
学長の小坂樫男市長は「地域の先導者として、みなさんの学習に大いなる期待をしたい。広い分野にわたっての講座、体験を通じて学習を深めてほしい」と式辞を述べた。
学生会会長の野沢高さん(78)=中央区=が「生涯修行、現役を目標に、ともに仲良く頑張りましょう」と歓迎のあいさつ。入学生代表の熊谷雅人さん(74)=荒井区=は「交友の輪を深めながら心身の活性化を目指していきたい」と決意した。
式典後には、伊那市名誉市民で、旧高遠藩内藤家第17代当主の内藤頼誼さんによる「外から見た日本」と題した記念講演会があった。