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食糧危機の解決策に「大昆蟲食博」
伊那谷の伝統食で食糧危機の解決策としても注目される「昆虫食」の企画展「大昆蟲食博RETURNS!」が伊那市創造館で開かれています。
イナゴやザザムシなど伊那谷の伝統食が紹介されています。
前回の企画展から5年が経ち昆虫食は食糧危機の一つの解決策として、またSDGsの達成方法としても注目されていて今回、企画されました。
新たな昆虫食についての取り組みとして、製糸業が縮小していることから、発想を転換して「食べる養蚕」が紹介されています。
繭の中の蚕は糸にする際に加熱することで独特の臭いが出るということですが、食用として育てた蚕は繭を切って取り出して食べることで臭みがなく食べられるということです。
切られた繭はシルクパウダーに加工されます。
アミノ酸が含まれていて健康食品としても注目されているということです。
「大昆蟲食博RETURNS!」は観覧無料で12月26日まで開かれています。
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送り盆「百八灯」
伊那市西箕輪で108個の火の玉を吊るす送り盆の行事「百八灯」が16日に行われました。
百八灯は江戸時代から大萱地区に伝わる送り盆行事です。
吊るされた108個の玉に火を灯して、疫病退散などを願うものです。
毎年、地元の中学生も参加していましたが、新型コロナの影響で公民館の役員のみで行われました。
原功区長は「昔からの伝統行事を大切にして、これからも続けていきたい」と話していました。
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直売所たかずや盆花市
伊那市富県の農林産物直売所「たかずや」で毎年恒例の盆花市が12日に開かれ、墓や仏前に備える花束が用意されました。
盆花の販売は、朝7時30分頃から始まりました。
直売所では、年間を通じて地元の生産者が野菜などを出荷しています。
毎年盆前に盆花市を開いていて、種類が多いと好評でリピーターも増えているということです。
花束はアスターやオミナエシなど十数本まとまったもので、一束500円から800円です。
花は地元産で、きのうと今朝収穫したものを束にしました。
12日は、販売開始と同時に多くの人が訪れ、お気に入りのものを選んで手にとっていました。
今年は、気温が高かった影響で花の生育が進み管理に苦労したものの、出来は例年並みだということです。
開店してから1時間ほどで店頭に並んでいたものが品薄になると、直売所では補充用の花束をつくっていました。
直売所たかずやでは、数に限りはありますが13日も午前10時から販売するということです。 -
台風8号 13日県内最接近
台風8号は、13日の昼前から夕方にかけて長野県内に最も接近する見込みで長野地方気象台では、土砂災害や低い土地の浸水などに注意を呼び掛けています。
長野地方気象台によりますと台風はゆっくりとした速さで北へ進んでいて、長野県内には13日の昼前から夕方にかけて最接近する見込みで、中部と南部では警報級の大雨になる可能性があるということです。
13日に予想される1時間に降る雨の量は、多い所で南部で30ミリとなっています。
気象台では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼び掛けています。
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ぬいぐるみが図書館に泊まって選書
「ぬいぐるみのおとまり会」が伊那市の伊那図書館で5日に開かれました。
5日は、1歳から11歳の子どもとその保護者7組が参加しました。
子どもたちは家から持参したぬいぐるみと一緒に絵本の読み聞かせやわらべ歌を楽しんでいました。
おとまり会では、ぬいぐるみが一晩図書館に泊まります。
子どもたちは、ぬいぐるみをタオルの上に並べて、寝かしつけていました。
翌日、伊那図書館のカウンターには、ぬいぐるが本と一緒に並べられていました。
このイベントは、伊那図書館が子どもに新たな本に親しんでもらおうと企画したもので今年で2回目です。
本は、ぬいぐるみが子供たちに選んだという設定です。
子どもたちは、ぬいぐるみと本を受け取っていました。
伊那図書館では、「自分の興味のあるものから様々な本にであってもらいたい」と話していました。
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ポレポレの丘 ナツズイセンなど見ごろに
伊那市高遠町の自然公園ポレポレの丘では、ナツズイセンやユリなど夏の花が見ごろを迎えています。
遊休農地だった場所を開墾して整備されたポレポレの丘は、広さ2.5ヘクタールの自然公園です。
敷地のいたるところにナツズイセン、およそ10万株が植えられていて、現在見ごろを迎えています。
ポレポレの丘の丸山義貞さんが管理しているマイガーデンでは、1000株のオニユリが見ごろになっています。
8年前に、食用のユリ根を知人に分けてもらい、育ててきたという事です。
ナツズイセンは9月上旬まで、オニユリはお盆明けまで楽しめるという事です。
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伊那市教育委員会 児童虐待マニュアル改定
伊那市教育委員会は、児童虐待を早期発見し、未然に防いでいこうとマニュアルを改定し「教職員の為の児童虐待対応の手引き」を作成しました。
7月27日は市役所で定例教育委員会が開かれ、新たに作成した児童虐待対応の手引きが示されました。
児童虐待が年々、深刻化する中で、県教委は今年3月に市町村の教育委員会などへマニュアルの見直し行うよう通知を出しています。
市教委では、今回平成26年度に作成したマニュアルを見直し、教職員が虐待が疑われる事案に躊躇なく対応きるよう、事例集などを取り入れた「教職員の為の児童虐待対応の手引き」を作成しました。
また、県内で令和2年度に性的虐待の重大事案が発生した事から、新たに性的虐待に対応する項目を設けています。 -
ジュニア和楽器講座 開講
子どもたちが和楽器に親しむジュニア和楽器講座が伊那市のいなっせで7月10日開かれました。
この日は、上伊那の小学生から中学生までの37人が箏、三味線、尺八のグループに分かれ体験しました。
尺八のグループは、音の出し方を教っていました。
三味線のグループは、講師から三味線の持ち方や指の使い方を教わっていました。
箏のグループは、さくらさくらの曲を練習していました。
この講座は、伊那市に寄付された箏と三味線を活用し、子ども達に邦楽の楽しさを知ってもらおうと、上伊那の和楽器の演奏者有志で作る「日本の音を未来に実行委員会」が2019年から開いています。
会長の伊東忍さんは「積極的に楽しんで練習して下さい」と話していました。
講座はあと7回開かれる予定で、来年1月には発表会が計画されています。 -
先祖の霊迎える 六道地蔵尊縁日祭
伊那市美篶に古くから伝わる六道地蔵尊縁日祭が6日、六道の杜で行われました。
六道地蔵尊の縁日祭は、お盆に先祖の霊を迎えるため毎年8月6日に行われています。
午前5時30分頃には、多くの参拝客が訪れていました。
参拝客には、お札と松の葉が渡され、この松の葉には、先祖の霊が乗り移り、お盆に帰ってくるとされています。
六道地蔵尊は、今からおよそ860年前の平安時代に、平清盛が全国6か所に祀ったうちの1つとされています。
縁日祭は、美篶の上川手・下川手の高齢者たちが1年毎に交代で行っていて、今年は下川手が担当しました。
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小型ドローン体験会
ドローンに触れ、未来を学ぶ、小型ドローン体験会が7月23日に、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
参加した人は、実際にドローンを操縦し、用意された輪っかをくぐらせたりしながら楽しんでいました。
ドローンは手のひらに乗るほどの小さなものです。
このイベントは、伊那青年会議所青少年委員会が、企画したものです。
最新の科学技術、ドローンを体験することで、新しい発見や発想力を培ってもらいたいと、初めて開きました。
きょうは、上伊那の親子10組20人が参加しました。
青少年委員会では「このドローンを通じて、色々な未来を想像してもらいたい」と話していました。 -
クラウド上の地域コミュニティ「こころむすび」お披露目
伊那市は、ICTを活用したクラウド上の地域コミュニティ、シェアリングエコノミーサービス「こころむすび」を開発し、9日から運用を始めました。
9日は伊那市役所で「こころむすび」がお披露目されました。
こころむすびは、ICTを活用したクラウド上の地域コミュニティで、「たすけあい活動」「コミュニティ活動」「エコ活動」の3つの機能があります。
たすけあい活動では、利用者同士でモノを譲りあうことができます。
コミュニティ活動は、情報交換やイベント告知などができます。
エコ活動では、エコに関する活動を見える化できます。
エコ活動やたすけあい活動を行うとポイントが付与され、協賛企業が提供する商品と交換することができます。
「こころむすび」は、ICTを活用し豊かな自然や環境を守りながら、地域に暮らす人同士を結ぶサービスとして伊那市が開発したものです。
事業費は3,200万円で、そのうち95%は国の交付金等を充てています。
こころむすびはWEBとアプリどちらでも利用することができます。
利用には会員登録が必要で、料金は無料です。
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伊那東部クラブが中部日本地区選抜中学軟式野球大会に出場
伊那市の中学軟式野球チーム、伊那東部クラブは8月11日から愛知県で開かれる、中部日本地区選抜中学軟式野球大会に長野県代表として出場します。
8日は、中学軟式野球チーム、伊那東部クラブの顧問の山口昌広教諭と選手の4人が、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場を報告しました。
チームは7月、県内の地区代表の4校が出場した中部日本地区選抜大会県大会で優勝し、長野県代表を決めました。
キャプテンの園田堅伸くんは「代表として与えられたチャンスを活かして、優勝を目指したい」と話していました。
中部日本地区選抜中学軟式野球大会は8月11日から14日まで、愛知県で開かれます。
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竜西保育園でひまわりが咲く
伊那市の竜西保育園には、交通事故が無くなるようにと植えられたひまわりが咲いています。
9日は、園児がひまわり畑で遊びました。
このひまわりは、2011年に交通事故で亡くなった京都府の4歳の男の子が大切に育てていたひまわりの種から育ちました。
ひまわり絆プロジェクトとして、全国各地に広がっていて、竜西保育園では、3年前から参加しています。
5月に年長の園児が種をまき、およそ800本が咲きました。
今年は迷路になるようにひまわりが植えられていました。
またきょうは、花が咲いたことを報告しようと伊那警察署の署員が畑に招かれました。
署員は「この活動を思い出して交通事故の無いように過ごしてください」と話していました。
竜西保育園では、今年の種を残し、来年もこのプロジェクトを続けていきたいとしています。
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西箕輪南部保育園 ひまわり迷路で遊ぶ
伊那市の西箕輪南部保育園の園児は、保育園近くにあるひまわりの迷路で9日遊びました。
9日は西箕輪南部保育園の年長の園児がひまわり迷路で遊びました。
ひまわりの迷路はJA上伊那青壮年部西箕輪支部のメンバーが、子どもたちに農業に親しんでもらおうと、遊休農地を活用し8年前から育てているものです。
今年は、園児と一緒に種をまいたということです。
ひまわりの迷路は、誰でも自由に体験することができ、見ごろはお盆までだということです。
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伊那市河川治水砂防促進期成同盟会
伊那市河川治水促進期成同盟会の総会が7月19日に、市役所で開かれました。
伊那市河川治水促進期成同盟会は大沢川、小黒川、小沢川、棚沢川の4つの川の期成同盟会や土地改良区の関係者などで構成されています。
総会では、今年度の事業計画として、関係機関に対しての事業の促進要望や、地元組織に対する支援協力・事業促進要望箇所の現地調査を実施するなどが承認されました。
また、長野県伊那建設事務所の今年度の事業内容も報告されました。
主な内容として、小沢川を避難が必要な水位に達した時に住民に呼び掛ける、水位周知河川に指定するための工事が行われます。
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旧井澤家住宅で歌謡演奏会
伊那市伊那部宿の旧井澤家住宅で歌謡演奏会が、24日に開かれました。
この日は、バンド演奏や歌謡ショー、一般が参加してのカラオケが行われました。
バンド演奏をしたのは、上伊那の有志でつくる駒ヶ根ベンチャーズで、1960年代のグループサウンズなど12曲を演奏しました。
旧井澤家住宅は、宿場町として栄えた伊那部宿にあった造り酒屋です。
その屋敷を「伊那部宿を考える会」が管理・運営していて、展示会や今回の歌謡演奏会などを開いています。
新型コロナの影響で、旧井澤家住宅を活用してのイベントの開催は2年3か月振りとなりました。
松本市出身の民謡歌手 山本 泉さんの歌謡ショーも行われました。
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七夕行事「さんよりこより」
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕行事「さんよりこより」が7日に行われました。
美篶の上川手、下川手の境にある川手天伯社です。七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
天白社となりの広場では川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈るものです。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。このことから双方に天伯社が祀られました。
天伯社に安置されているご神体が出されました。
ご神体を乗せた神輿を3回くぐると無病息災、安産のご利益があるといわれていて集まった子どもたちは、かがみながらくぐっていました。
いつもなら神輿に移し、氏子らがかついで桜井に向かいますが、密を防ぐため、リュックに入れ背負って桜井の天伯社まで運びました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として毎年行われています。
およそ1時間かけて富県の天伯社に到着し神事が行われました。
この後、富県の子どもたちがさんよりこよりをして地区住民の安全を願いました。
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保育園の園庭で羊と触れ合う
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園では園庭に1頭の羊を放しています。
園児たちは、羊との触れ合いに大喜びです。
高遠第2・第3保育園では、動物とのふれあいの場にしようと地域の人から羊を借りて園庭に12日から放しています。羊には、園庭の草を食べてもらいます。
羊はメスで、名前はP―ちゃんです。
この取り組みは、3年前から行われていて、地域住民でつくる「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が、園庭に柵を張るなど飼育環境を整えたということです。
22日は、子どもたちが草をあげるなどして触れ合っていました。
羊は、およそ1か月間借りる予定で、園庭の草がなくなったら返すということです。
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みなまつり 市街地に賑わい
中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」が6日伊那市内で開催されました。
新型コロナ対策として、昼の部は、中心市街地や西箕輪のみはらしファームなど市内5か所で分散して行われました。
このうち伊那市駅前ロータリーでは伊那商工会議所青年部が、「DRAGON横丁2022~水まつり」と題し、各種屋台による販売やステージ発表が行われました。
ステージ発表では、今年、横浜市で開かれた和太鼓コンテストで日本一となった、西春近北小5年の赤羽幸之助君が力強いバチさばきを見せていました。
また、緑ヶ丘敬愛幼稚園の鼓笛隊では、年中と年長園児、およそ60人がこの日の為に練習してきた曲を披露しました。
会場には、飲食やゲームなど様々な屋台が並び、訪れた人たちが祭りの雰囲気を楽しんでいました。
昼の部では他に、伊那ローメンズクラブや伊那青年会議所、みはらしファーム、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人が市内各地でイベントを開催しました。
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広島原爆の日 核の無い世界へ
1945年(昭和20年)8月6日に広島に原爆が投下されてから6日で77年となりました。伊那市山寺の丸山公園では、核兵器廃絶を訴える平和のつどいが開かれました。
原爆投下時刻の午前8時15分にサイレンが鳴らされると、参列者が黙祷を捧げました。
集いは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が行ったもので、およそ40人が参加しました。
伊那市民の会は1987年に発足し、3年後の1990年に、この丸山公園に平和の塔が建立されました。
塔の上部には原爆の火が灯されています。
運営委員長の建石繁明さんは「核兵器を廃絶し、戦争のない平和な世界の実現をめざし、さらに活動を進めていきたい」と話していました。
参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
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伊那まつり原画ポスター表彰式
新型コロナの影響で中止となった第65回伊那まつりの原画ポスターの表彰式が、市役所で5日に行われました。
この日は、受賞者7人に白鳥孝市長から表彰状が贈られました。
最優秀賞を受賞したのは、春富中学校2年生の北原千人君です。
北原君の作品は、伊那まつりの代替イベントとして、6日に市内5か所で行われる「みなまつり」のリーフレットの表紙になっています。
ポスターは、市内6つの中学校の2年生が描いたもので、学校審査を通過した75点が6月の審査会に出品されました。
最優秀賞のほかに、優秀賞には6人が選ばれました。
この日表彰された7人の作品を含め、審査会に出品された75点の作品は、12日から9月5日まで、伊那市役所1階の市民ホールに展示されるということです。
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東部中演劇部 井月俳句大会で劇披露へ
伊那市の東部中学校の演劇部は、9月11日にいなっせで開かれる「信州伊那井月俳句大会」で井月の物語を描いた劇を披露します。
5日は、演劇部が9月に開かれる信州伊那井月俳句大会のオープニングで披露する劇の稽古を行っていました。
俳句大会は、伊那谷を放浪しながら多くの名句を詠んだ漂泊の俳人、井上井月を偲び、毎年開かれているものです。
演劇部が、井月をテーマにした朗読劇を行っていたことから、劇を披露することになりました。
演劇部が披露するのは井月が地元の子供たちに書や遊びを教えている様子を描いた物語です。
演劇部は、去年も俳句大会に向けた稽古を行っていましたが、新型コロナの影響で中止となったため今回初めてこの舞台に立つということです。 -
社会人ソフト「ARG」が全国大会出場報告
伊那市の社会人ソフトボールクラブチーム、ARGは8月20日から福岡県で開かれる15歳以上が対象の全日本一般男子ソフトボール大会に出場します。
4日はソフトボールクラブチーム、ARGの有賀賢治監督と選手の3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長から激励金を受け取りました。
チームは2021年、日本ソフトボール協会に登録しました。
チーム名の「ARG」は有賀監督の名前の頭文字から取りました。
5月に開かれた県大会に優勝し、チーム結成2年目で県代表として全国大会を決めました。
有賀監督は「試合では機動力を活かして点を確実に取っていきたい」と話していました。
全日本一般男子ソフトボール大会は8月20日から22日まで福岡県で開かれます。
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出征兵士と家族の肖像展
出征兵士と家族の肖像展が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
展示されているのは、第二次世界大戦で上伊那から出征した人たちの写真や、遺品などおよそ70点です。
主に伊那市民が寄せた、出征前に撮った家族写真が飾られています。
今回の展示では、南箕輪村郷土館所有の召集令状や、兵士を募集するポスターなどが初めて展示されました。
こちらは弾丸が当たった水筒です。
寄贈者の父親の遺品で、この水筒に水が入った状態で弾丸が当たり、弾の軌道が逸れたおかげで戦争から帰ってこられたということです。
高遠町歴史博物館では終戦記念日を迎えるこの時期に毎年展示を開いていて、今年で7年目になります。
博物館では「この地域の人も戦争に参加していたということを、知らない世代の人にも感じて欲しい」と話していました。
この展示は、来月21日まで開かれています。入館料は一般400円 高校生以下は無料です。 -
3市町村合同ファミリーサポート養成講座
有償で子育てを手伝う、ファミリーサポート協力会員の養成講座が6月9日に、南箕輪村こども館で開かれました。
養成講座は伊那市・箕輪町・南箕輪村が合同で開いているもので、13人が参加しました。
講師を務めた伊那市子育て支援課の保育士、原春美さんは「成長を支えながら子どもたちが笑顔になるような活動をしてほしい」と話していました。
ファミリーサポートセンターは、子どもを預かって欲しい人と、子どもを預かることができる人が会員となり、地域の中で子育ての助け合いを有償で行う子育て支援活動です。
子どもの預かりは、特別な資格は必要なく、養成講座を6回受講すれば保育が可能となります。
3市町村合同で行うのは今年度で5年目です。
昨年度子どもを預けた人は、
伊那市が延べ409人、箕輪町が84人、南箕輪村が70人の合わせて563人です。
子どもを預かることが出来る会員は、それぞれ120人・48人・34人の合わせて202人です。 -
伊那弥生ケ丘高校同窓会が全国大会出場クラブを激励
伊那市の伊那弥生ケ丘高校同窓会は7月26日、全国大会に出場する器楽部と弓道部に激励金を贈りました。
7月26日は同窓会の下島典子会長が伊那弥生ケ丘高校を訪れ、全国大会に出場する器楽部と弓道部を激励しました。
器楽部を代表して2年生の鮎澤凛汰郎さんと弓道部の3年生で全国大会に出場する、飯島悠斗さんの代理で顧問の増澤駿教諭に激励金が贈られました。
器楽部は7月28日と29日に大阪府で開催する全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールに32年連続で出場します。
弓道部の飯島さんは8月6日から9日に徳島県で開かれる全国高等学校総合体育大会の弓道競技大会男子個人に初出場します。
下島会長は「今までの練習の成果を出して楽しんできてください」と話していました。
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NPO法人森の座 アカマツの葉で「お茶」
伊那市のNPO法人森の座は、アカマツの葉で作った「お茶」の販売を行っています。
3日は南箕輪村南原の森林で森の座のメンバーがアカマツの伐採を行いました。
木が倒れると、枝を切り落とし、ハサミを使い松の葉の部分をコンテナに集めていました。
森の座は、伊那谷の森林を保護し、後世に伝えていこうと平成17年に設立されたNPO法人です。
森林整備や木材の搬出、伐採した木を利用し炭などにして販売しています。
森の座の理事長・西村智幸さんです。
これまで伐採した木は、材木やマキとして利用してきましたが、葉の部分は山に置いてきたということです。
数年前に仕事で知り合った人から、マツの葉には血圧を安定させるなどの効果があると聞き、商品化の検討を始め、令和2年にお茶の販売を始めました。
お茶は、粉末と粉砕の2種類あり、価格は100グラムで粉末は4千円、粉砕は2千円です。
葉の抜き取り作業は、伊那市社会福祉協議会に委託していて、お茶を作るには、洗浄、乾燥、抜き取り、加工の工程があるという事です。
3日はアカマツを1本伐採し、松の葉50キロほどを収穫しました。
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学童クラブでカレーを提供
夏休み中の学童クラブにキッチンカーが出向き、昼食にカレーを提供する「夏休み特別学童 カレーの日」が伊那市内12か所で行われています。
2日は東春近小学童クラブ近くにキッチンカーが出向き、カレー65食を提供しました。
学童クラブでは普段弁当を持参しています。
子どもたちは温かいカレーを受け取っていました。
これは「伊那市子どもの未来応援隊」事業の一環です。
応援隊には市内外96の個人や団体が登録していて、今回はカレーの調理と盛り付けは伊那市上牧のあすなろと高遠町の竹松旅館が、配膳はKOA株式会社の社員が協力しました。
カレーの提供は9日まで市内12の学童クラブで予定されていて、全部で525食を提供します。
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弥生器楽クラブ コンクールで全国3位に入賞
伊那市の伊那弥生ケ丘高校器楽クラブは、先月28日・29日に開かれた全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクールで3位に相当する全国知事会賞を受賞しました。
コンクールには全国から60校が参加し、3位に相当する全国知事会賞を受賞しました。
伊那弥生ケ丘高校器楽クラブは1年生から3年生まで41人が所属しています。
今年2~3月には新型コロナの影響で集まることができませんでしたが、テレビ会議システムを使い練習を重ねてきたということです。
器楽クラブの全国コンクールでの入賞は6年ぶりで、前回も全国知事会賞を受賞しています。
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最高気温36.7度 猛暑日に
2日の伊那地域の最高気温は36.7度を記録し、猛暑日となりました。
2日の伊那地域は午後2時11分に今年最高の6月30日と同じ36.7度を記録し、猛暑日となりました。
気象庁は全県に熱中症警戒アラートを発令しました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、生命探究科動物コースの生徒が刈った牧草を集める作業をしていました。
普段は50分ほど行う作業ですが、暑さのため20分ほどで終わりにしました。
長野地方気象台によりますと、この暑さは明日までで、あさっては雨が降り気温が下がるということです。