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東春近小森林で課外活動 来年1月にフィンランドと交流
伊那市の東春近小学校の6年生は、森林の大切さや自然との共生について学ぶ課外活動を、4日に行いました。
年明けには、フィンランドの小学校とのオンライン国際交流を予定しています。
6年生およそ60人は4日に、東春近小学校から富県の火山峠にある学有林までおよそ2時間かけて歩き課外活動をしました。
5つの班に分かれ、「森を動き回る」「木を使って物を作る」「ゆっくりと過ごす」など、目的ごとにそれぞれ体験しました。
講師は、伊那市地域おこし協力隊の3人が務めました。
森を動き回る班は、斜面でおにごっこをしました。
物を作る班は、木を使って秘密基地を作っていました。
東春近小では、年に2回PTA行事として学有林で下草刈りなどの作業を行っていましたが、新型コロナの影響で実施することができていませんでした。
そこで6年生の担任が、森の中で何か活動ができないかと協力隊に相談し行われたものです。
伊那市では、フィンランドの北カルヤラ県と林業分野で協力関係を築いていく覚書を締結していることから、来年1月に現地の小学生とオンラインで国際交流を行う計画です。 -
伊那市共同募金委員会といたやが寄付マルシェ覚書き
長野県共同募金会伊那市共同募金委員会は伊那市の酒店、酒文化いたやと4日、伊那市寄付マルシェプロジェクトの覚書を取り交わしました。
いたやはラベルの汚れや破損して売れなくなった商品価格分を寄付します。
伊那市の福祉まちづくりセンターふれあい~なで調印式が行われ、伊那市共同募金委員会の篠田貞行副会長が酒文化いたやの中村修治代表と覚書を取り交わしました。
伊那市寄付マルシェプロジェクトは企業が販売・提供する寄付つき商品やサービスの売り上げの一部を赤い羽根共同募金に寄付する取り組みです。
いたやでは、小規模店舗の独自性を出していこうと、売り上げの一部を寄付するのではなくラベルの汚れや破損して売れなくなった商品の販売価格分を寄付するとしています。
篠田副会長は「参加企業として加わってくれたことに感謝している。赤い羽根共同募金活動の活性化につなげていきたい」と話しました。
中村代表は「大きな店舗のように売り上げが多いわけではないが、独自の寄付を行い、プロジェクトのPRになれば」と話しました。
伊那市寄付マルシェプロジェクトに参加している企業は、酒文化いたやで10社目だということです。
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パンセの会が障害者が自立生活を目指す映画上映会
障害者の支援を行っている、伊那市のNPO法人パンセの会は障害者が自立生活を目指す映画「インディペンデントリビング」の上映会を3日、いなっせで開きました。
3日の上映会にはおよそ20人が訪れました。
上映された映画は、大阪にある障害当事者が運営する自立センターを舞台に、様々な障害のある人が支援を受けながら自立していく様子をとらえたドキュメンタリー映画です。
製作したのは去年、東京から辰野町に事務所を移転してきた映画製作会社のぶんぶんフィルムズです。
上映会後に座談会が開かれ、パンセの会の原裕子理事長やぶんぶんフィルムズ代表の鎌仲ひとみさん、監督の田中悠輝さんが参加しました。
原理事長は「自分の子どもに障害があり、映画を通して自立していくことの大変さを改めて感じた」と話しました。
鎌仲さんは「映画にすることで障害者の声を代弁するのではなく、本人たちの声を直接届けることができた」と話しました。
田中監督は「映画を製作していて、障害者たちが経済的な面でも苦労していることを知った」と話しました。
パンセの会では、今回の売り上げの一部を活動費に充てるということです。
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東部中の生徒が震災について学習
伊那市の東部中学校の文化祭「すず竹祭」が2日行われ、全校生徒が10年前に起きた東日本大震災について学習しました。
2日は震災の時に、東北で救助活動をした伊那消防署の藤根正和さんが当時の様子や感じたことを話をしました。
当時、伊南行政組合消防本部に勤務していた藤根さんは、震災のあった2011年3月11日に、宮城県へ救助隊として派遣されました。
現地では主に救助活動にあたりました。
また、震災当時の映像も上映されました。
藤根さんは「今という時間を大切にしてください。辛いことがあっても必ず明日が来ます。」と生徒たちに呼び掛けました。
講演を聞いた生徒たちは「地震に備えることが大切だと感じた」「災害が起きたら自分自身何ができるか考えていきたい」などと発表していました。
東部中では、東日本大震災を機に宮城県仙台市の高砂中に桜を贈ったことが縁で始まった「さくらプロジェクト」に取り組んでいます。
文化祭では、さくらプロジェクトの歴史に焦点を当てるのではなく、東日本大震災について全校で学習しようと生徒会企画として行われました。
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きのこ採りで滑落 男性死亡
1日の午前8時頃、伊那市長谷市野瀬の山林内できのこ採りをしていた市内の73歳の男性が滑落する事故がありました。
男性は、市内の病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは伊那市長谷市野瀬の山林内です。
伊那市境の無職宮下高雄さん73歳が弟ときのこ採りで入山していて、滑落したということです。
宮下さんは、伊那警察署員と消防署員に救助され市内の病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
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ぐるっとタクシー市街地除く全域に
人工知能AIを使って自動配車する伊那市の乗り合いタクシー「ぐるっとタクシー」は、美篶や手良など新しいエリアでの本格運行が1日から始まりました。
これにより市街地を除いた市内全域を網羅することになりました。
1日は、伊那市役所で出発式が行われ市や運転業務を担うタクシー会社の関係者らが出席しました。
新たに対象となったのは、福島・野底・若宮・美原・前原・仙美・美原北町・美篶・手良地区と河南・高遠南区を除く高遠町の全ての地区です。
ぐるっとタクシーは、対象エリアに住む65歳以上の人や免許返納者、障害者が利用することができます。
運行時間は平日の午前9時から午後3時までで、電話やインターネット・ケーブルテレビで予約が出来ます。
運賃は1回500円です。
今年度末まで使える運賃補助券がある場合は300円、免許返納者や障害者は150円となります。
ぐるっとタクシーは去年4月から天竜川西側地域で運行が始まり今年4月には天竜川東側地域へエリアを拡大しました。
今回の新しいエリアの運行開始により市街地を除いた市内全域を網羅することになりました。
ぐるっとタクシーの利用は登録制で9月末現在の登録者数は全てのエリアで1962人となっています。
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衣替え 伊那西高校の生徒冬服で登校
10月1日は衣替えです。
伊那市の伊那西高校の生徒は冬服で登校していました。
この日の伊那地域の最低気温は17・8度と9月上旬並みでしたが、生徒たちは紺のブレザーとスカートの冬服で登校していました。
ある生徒は、「きょうは朝から寒かったのでちょうどいい」と話していました。
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伊那市 モデルナ社製ワクチン活用へ
伊那市は、新型コロナウイルスのワクチン接種で10月中旬からこれまでのファイザー社製に加えモデルナ社製を使用します。
これにあわせ、一時停止していた予約受付を4日から再開します。
伊那市の新型コロナワクチンの1回目の接種率は、50代以上の年代では80%を越えていますが、それ以下の世代では年代が下がるごとに接種率は減少し20代では45%程となっています。
長野県によりますとファイザー社製のワクチンについて今後は国と各県とで個別相談を行い、モデルナ社製は必要に応じ対応できるとの連絡があったという事です。
市では、これらの状況を踏まえファイザー社製に比べ確保が見込めるモデルナ社製のワクチンを集団接種で使用する事を決めました。
市では、集団接種の会場をこれまでのロジテックアリーナに加え、伊那市保健センターを追加します。
会場や日時を分け、モデルナとファイザーの接種を行う計画で、一時停止していた予約受付を4日から再開します。
県では、ファイザー社製のワクチンについて市町村の余剰ワクチンの状況を調べ、余っているワクチンがある場合は、要望のある自治体へ再配分も行っていくとしています。
箕輪町ではワクチンの確保が見通せていて、南箕輪村ではファイザー社製の確保に向け県と相談を進めています。
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「ユニバーサルツーリズム」推進計画 理解を深める
伊那市の一般社団法人長野伊那谷観光局は、高齢者や障がい者などを含むすべての人たちが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」を推進する計画です。
30日は障がい者や高齢者をどのように案内すればよいかについて理解を深めました。
伊那市高遠町のほりでいドーム前に上伊那8市町村の観光担当の職員などおよそ20人が集まり、車いす利用者をどのように案内すればよいか検討しました。
箕輪町の株式会社JINRIKIのけん引式車いす補助装置を活用して坂道や段差があっても車いすで移動できることを確認していました。
ユニバーサルツーリズムとは、すべての人が楽しめるようつくられる旅行で、高齢者や障がいのある人も含め誰もが気兼ねなく参加できることを目指しています。
一般社団法人長野伊那谷観光局は、県の「地域発 元気づくり支援金」を活用してユニバーサルツーリズム推進事業を行っています。
長野伊那谷観光局では地域の観光地のバリアフリー状況を確認するなどしてユニバーサルツーリズムを推進していきたいとしています。
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明治安田生命 市に41万円寄付
明治安田生命保険相互会社松本支社は、社会貢献の一環として伊那市に41万3,500円を30日寄付しました。
30日は明治安田生命松本支社伊那営業所の中野翔二郎所長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
今回の寄付は地域を元気にすることが目的で、新型コロナ対策や健康増進などに役立ててほしいと行っています。
寄付金は会社のほか、伊那出身の社員などから集めたものだということです。
明治安田生命松本支社の梅村岳さんは「わずかな気持ちですが伊那のために役に立てたらいいです」と話していました。
白鳥市長は「新型コロナであらゆる分野に影響がありました。非常に助かります」と話していました。
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カミアカリの玄米を使った甘酒発売
伊那市長谷で海外販売用の米を作っている株式会社WakkaAgriは、希少品種「カミアカリ」の玄米を使った甘酒を10月1日に発売します。
こちらが「自然栽培カミアカリ玄米あま酒」です。
750グラム入りで価格は税込み1,620円です。
カミアカリは国内でも7人しか栽培を行っていない希少品種です。
Wakka Agriでは、農薬や肥料を使わずに栽培し、香港やニューヨークなど海外へ輸出しています。
甘酒は、伊那市の酒蔵宮島酒店が製造し、すでに海外で販売されていて、今回は国内で初めての販売となります。
自然の甘味が特徴で、玄米特有の胚芽のプチプチとした食感で、食べる甘酒として楽しめるということです。
甘酒は、10月1日(金)から、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で発売されます。 -
はらぺこ園児が稲刈り
伊那市東春近のNPO法人山の遊び舎はらぺこで29日、稲刈りが行われました。
この日は、はらぺこの園児や保護者が参加し、稲刈りを行いました。
はらぺこでは、富県の小森健次さんからおよそ100平方メートルの田んぼを借り、コシヒカリを栽培しています。
初めに小森さんに稲の刈り方を教わり、園児たちはカマを使って稲を刈って運んでいました。
運んだ稲は、保護者がまとめて縛っていました。
収穫した米は、来月行われる祖父母参観の時に食べるということです。
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もの描く魔女会展 伊那図書館で開催
伊那市内の女性絵画愛好者グループによる「もの描く魔女会展」が伊那図書館で29日から始まりました。
「もの描く魔女会展」を開いた絵画愛好者の5人です。
5人は、もともと別の絵画グループに所属する仲間で、秋にも作品を見てもらう機会を作ろうと新たに「魔女会」を作りました。
新型コロナウイルスの影響で、対面での打合せは1回だけで、あとはスマートフォンを使い連絡をとりあってきたという事です。
会場には、風景や人物画など17点が展示されています。
展示会を開いた5人は、「絵を見てもらい少しでも元気になってもらえればうれしい」と話していました。
「もの描く魔女会展」は伊那図書館で来月7日まで開かれています。
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第5回歴博カフェ 箕輪郷と高遠藩
地域の歴史について飲食店などで話を聞く、伊那市高遠町歴史博物館の「第5回歴博カフェ」が上牧の菓匠Shimizuで24日に開かれました。
この日は、箕輪町郷土博物館の柴秀毅さんが講師を務めました。
柴さんは、江戸時代に幕府領だった箕輪郷と高遠藩の関係性について話をしました。
戦国時代に箕輪一帯を支配していた藤沢頼親は、徳川家康の支配下になることを拒み、頼親は高遠藩を任されていた保科家によって攻め堕とされます。
その後江戸幕府が作られた際に箕輪郷は高遠藩には入りませんでした。
この理由として柴さんは、先祖が高遠藩に滅ぼされた箕輪郷の住民の気持ちを考え、幕府の配慮で高遠藩に入れなかったのではないかと推測していました。
歴博カフェは、地元の研究者や学芸員を講師として招き、気軽に歴史談話をするもので、高遠町歴史博物館が主催しているものです。
次回の「第6回歴博カフェ」は12月10日(金)に計画をしているということです。
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伊那西小 森の映画屋さん
伊那市の伊那西小学校の4年生は、自分たちが作った動画を学校林にある森の教室で上映する「森の映画屋さん」を28日開きました。
休み時間、チケットを持った児童が続々とやってきました。
伊那西小学校の学校林にある「森の教室」にはスクリーンが設置され、「森の映画屋さん」となりました。
上映されたのは、4年生の児童6人がタブレット端末で撮影、編集したジャムの作り方です。
動画は4分で、7月に自分たちで作った野イチゴなどのジャムを全校児童に振舞い、その作り方も紹介しようと制作しました。
撮影や編集のほか、構成もすべて児童が行ったということです。
出来上がったものを自然の中で多くの人に見てもらおうと、全校児童にチケットを配布し、森の教室で上映することにしました。
11月にも森の映画屋さんを行う予定で、今度は自分たちで考えた物語をもとにした動画を作るということです。
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伊那北高校百年史完成
伊那市の伊那北高校の百年史編纂委員会は、創立100周年を記念し、学校の歴史などをまとめた百年史「たぐへて行かむ」を制作し、27日お披露目されました。
こちらが伊那北高校百年史「たぐへて行かむ」です。
「ともに進もう」という意味で校歌の一節からとりました。
百年史は788ページで、前身となる旧制伊那中学校建設を求める建白書が県に提出された明治14年・1881年から、創立100周年を迎えた2020年までを、戦前・戦後・1980年からの20年、2000年からの20年と、4章に分け掲載しています。
また、百年史と同時に、卒業生や現役の生徒にインタビューをした48分の映像作品も制作しました。
27日は編纂委員会の役員が記者会見を開き、完成した百年史をお披露目しました。
編纂委員は44人で、2013年から構想に4年、執筆に5年かけ完成させたということです。
伊那北高校百年史と映像のDVD・BDは伊那北高校同窓会事務局で販売していて、百年史は税込み4,100円で、映像はDVD・BDともに1,000円となっています。
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オンラインで「ハッカソンin伊那」
ものづくり現場での技術伝承をテーマにITを活用した課題解決策を考える「ハッカソンin伊那」が伊那市役所で4日オンラインで行われました。
4日は伊那市や東京都などのITエンジニアやIT企業の社員、大学生など27人が参加しました。
ハッカソンとは、高い技術力を駆使してシステムを操るという意味のハックとマラソンを掛け合わせた造語です。
アイデアを出し合い、期間内にサービスなどを開発し、成果を競い合うイベントです。
「ハッカソンin伊那」は8チームに分かれて4日と10月2日の2日間で行われます。
今回はものづくり現場の技術伝承をテーマにITを活用したアイデアで課題解決を目指しています。
4日は伊那市内の精密部品に関する2社から現場の課題や現状について話を聞きました。
10月2日の審査で最優秀賞になった場合、伊那市が実用化に向けた開発費などの支援を行う予定です。
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サン工業株式会社 伊那市に300万円寄付
伊那市西箕輪で金属の表面処理を行うサン工業株式会社は、教育に役立ててもらおうと伊那市に300万円を28日寄付しました。
28日はサン工業の川上健夫社長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
サン工業は平成25年から毎年伊那市に寄付を行っていて、今年を含め9年間で総額は2,312万円になります。
白鳥市長は「今までいただいた寄付金で電子黒板やタブレットを購入しました。助かっています」と話していました。
伊那市では希望や状況を踏まえ、寄付金を子どもの育成のために活用していくということです。
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JA上伊那が社協に米を寄付
JA上伊那は、子ども食堂に活用してもらおうと500キロの米を27日、伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
JA上伊那の御子柴茂樹組合長が市役所を訪れ、白鳥孝市長にプライベートブランドの伊那華の米を渡しました。
伊那市は食料支援を必要としている世帯を応援する、子どもの未来応援事業を行っています。
事業の委託を受けた、市社会福祉協議会が子ども食堂などに無償で食材を提供する活動を行っています。
御子柴組合長は「米には生産者の気持ちがこもっているので、子ども食堂で活用してほしい」と話しました。
白鳥市長は「500キロの米を寄付していただき感謝している。子どもたちには米をたくさん食べて大きくなってほしい」と話しました。
500キロの米は、毎月40キロずつ活用し、子ども食堂やカレー大作戦などで提供されるということです。
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伊那西高校 3クラブ合同定期演奏会
伊那市の伊那西高校の3つのクラブ合同の定期演奏会が、20日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は、合唱クラブ・吹奏楽クラブ・お箏クラブの3つのクラブ合同で開かれました。
去年は、新型コロナの影響により中止となっていて、今回は保護者と学校関係者のみに入場を制限し曲数も減らすなど、規模を縮小して2年ぶりに開きました。
定期演奏会は、3年生にとって最後のステージとなります。
合唱クラブは、歌謡曲など4曲を披露しました。 -
高遠産唐辛子の普及へ 味噌ダレに合う新メニューお披露目
信州伝統野菜に認定されている伊那市高遠町に伝わる唐辛子「芝平なんばん」を使ったメニューが、27日にお披露目されました。
27日は、高遠町内で新メニューのお披露目会が開かれ、それぞれが芝平なんばんを使って味噌ダレを作りそれに合う料理を作りました。 -
子どもたちが楽しめるイベント開催
夏祭りが中止となる中、親子で輪投げやヨーヨー釣りなどを楽しむイベントが23日伊那市横山の鳩吹公園で開かれました。
会場には、ヨーヨー釣りや輪投げ、フリーマーケットなどのブースが設けられ、訪れた親子連れが楽しんでいました。
このイベントは、趣味で飲食店などを紹介する動画を制作している伊那市の有志が、夏祭りなどが中止となる中、子どもたちが楽しめる場を作ろうと企画しました。
新型コロナで打撃を受ける飲食店を応援しようと市内3店舗のキッチンカーも招きました。
会場には上伊那の親子連れおよそ300人が訪れました。
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しゅわたいむで防災の手話
伊那市の伊那図書館の手話のおはなし会「しゅわたいむ」が26日開かれ、参加者が防災に関する手話を学びました。
おはなし会には上伊那のおよそ10人が参加しました。
上伊那聴覚障害者協会の3人が手本となり、「災害」や「大雨」「避難」など、防災に関する手話を学びました。
災害という手話は両手で「災い」という漢字を表しているということです。
また、助けを求める手話は、手の動きだけでなく表情も重要だと紹介していました。
伊那図書館では、手話に親しんでもらおうと月に1回手話のおはなし会「しゅわたいむ」を開いています。
今回は、秋になり台風などが多くなる季節となることから、防災に関する手話を取り上げました。
伊那図書館は10月から改修工事を行うため、次回のしゅわたいむは来年になる予定だということです。
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鳩吹山に空ノ鐘を設置
伊那市横山を中心にアウトドアでの体験を提供するASOBINAとERUKUパラグライダースクールは、共同で鳩吹山山頂に鐘を設置しました。
26日は、地元の関係者など20人ほどが集まり鐘のお披露目会が開かれました。
鐘は鳩吹山山頂のパラグライダー出発点近くの標高1320mに設置されました。
伊那市を一望できる景色を眺めながら想いを込めて鐘を鳴らしてもらおうと企画したもので、「空ノ鐘」と名付けました。
鐘は、県外のチャペルから譲り受けたものだということです。
26日は、あいにくの天候となりましたが、この場所は晴天だと伊那市を一望することができます。
空ノ鐘は、誰でも自由に鳴らすことができるということで、関係者は伊那市の観光スポットのひとつになればと期待しています。
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防火ポスター・習字選考会
上伊那の小学生を対象に募集した火災予防に関するポスターと習字の選考会が伊那市の上伊那広域消防本部で15日、開かれました。
ポスターの部の最優秀賞には、箕輪町の箕輪中部小学校6年の山口愛心さんの作品が選ばれました。
火災の原因になる家電やたばこの不始末などを確認するデザインとなっています。 -
秋の味覚マツタケ大量入荷
伊那市の産直市場グリーンファームには、秋の味覚の王様マツタケが大量に入荷しています。
豊作の年だけ行う量り売りが人気です。
売り場には上伊那や木曽などで採れた上物のマツタケがずらりと並び、多くの人だかりができていました。
その隣では、量り売りが行われています。
値段は100g2500円です。
量り売りは、豊作の年に行われていて、24日は多くの人たちが買い求めていました。
量り売りは、今週から行われていて、入荷があれば続けて行うということです。
グリーンファームによると8月の長雨の後、生育に適した気温が続いたため今年は、豊作だということです。
マツタケ以外にもアミタケやコウタケといった雑キノコも並んでいます。
マツタケシーズンは、10月上旬まで続く見通しです。
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コシヒカリの受け入れ始まる
米の収穫時期を迎え、上伊那の主力、コシヒカリの受け入れが伊那市美篶のJA上伊那 美篶カントリーエレベーターで14日から始まりました。
14日は、箕輪町から伊那市で刈り取られたコシヒカリが次々と運びこまれていました。
トラックから米が下ろされると、地下のベルトコンベアを通ってサイロに運ばれて行きます。
初日の今日は約150トンが持ち込まれ、10月上旬までには6000トンほどになるということです。
米は乾燥・貯蔵され、11月初旬から新米のもみすりが始まります。
米は卸売り業者に出荷されるほか、上伊那の保育園や小中学校の給食で使われるということです。
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故矢澤章一さんの資料繙く 高遠今むかし
伊那市の古い写真のデジタルアーカイブ化を進め、去年4月に91歳で亡くなった郷土史研究家矢澤章一さんの資料を繙く展示「高遠今むかし」が、高遠町歴史博物館で開かれています。
23日はオープニング式典が行われました。
会場には、矢澤さんが歴史博物館に寄託した品や、デジタルアーカイブ化した写真など約120点が展示されています。
矢澤章一さんは、1928年高遠町東高遠生まれで、去年4月に91歳で亡くなりました。
矢澤さんが使っていたカメラや、写真の整理に使用していたパソコンも展示されています。
矢澤さんは平成27年から伊那市から古い写真のアーカイブ化の委託を受け、27万点もの写真をデジタル化し、タイトルや説明を付け整理しました。
展示では、明治時代から現在にかけての高遠城址公園の変遷を写真で見ることができます。
23日は、矢澤さんの妻・たか子さんも会場に訪れていました。
矢澤さんの資料を繙く展示「高遠今むかし」は来年2月20日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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オンラインで藩校サミット
藩校をルーツに持つ長野県内の小中学校が学習の成果を発表する信州藩校サミットが23日オンラインで開かれ、伊那市高遠町の高遠小学校が進徳館での学びについて発表しました。
23日は信州藩校サミットがオンラインで開かれ、県内に11ある藩校のうち、今回5つの小中学校が参加しました。
高遠小学校は4年生が参加し、万延元年1860年に設立された高遠藩の藩校・進徳館について発表しました。
進徳館の歴史や、夏休みに行われる「進徳館夏の学校」で、論語の素読を行っていることなどを紹介しました。
コーディネーターを務めたジャーナリストの池上彰さんは、「論語は今は難しくても、大人になった時に生きていくヒントになります」と話していました。
サミットは、長野市松代町にある松代藩の藩校・文武学校の改修工事が去年完了したことから、藩校をルーツに持つ県内の学校が集まり学びの大切さについて考えようと長野市教育委員会が開きました。
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ラーメン屋 原点
極太のストレート麺にトンコツスープ。
開店当初から変わらない原点の味です。
酒井たかしさん64歳。
1993年、平成5年に伊那市荒井青木町のこの地にラーメン屋を開業。
当時は、どさん子でした。
10年後、原点としてリニューアル。
酒井さんがラーメン屋を始めてから今年9月9日で28年になります。
ラーメンづくりは、酒井さんと妻なみよさんと夫婦二人三脚の連携プレー。
ギョウザも焼きながら。
手際よくラーメンが出来上がっていきます。
原点のラーメンといえば、極太のストレート麺とトンコツスープ
味は、味噌・塩・醤油
そして、15年ほど前から油そばをはじめ、高校生を中心に特に若い人に人気があります。
ラードを使った特性の油とネギ。
太麺を絡めます。
深夜の仕込みが終わると散歩に出かけます。
体力を維持するために毎日欠かすことができない日課です。
酒井さんの入院で2016年2月から4カ月間休業に。
6月営業再開の日。
酒井さんの姿がありました。
久々に活気が戻った店内。
高校生の姿もあります。
最初の入院でアルバイトに出て生活を支えたなみよさん。
酒井さんの度重なる入院でラーメンの作り方を教わりました。
酒井さんが病院に行く日は、ひとりできりもりします。
店内は、地元野球部の寄せ書きでうまっています。
夫婦で高校生を応援してきました。
毎年夏になるとステッカーも作り、行くぞ甲子園の横断幕。
「当時来ていた高校生の子どもは自分にとっては孫みたいな存在。その子たちが野球をやっている姿を見てこの店はおしまいかな。あと10年がんばりたい」と酒井さん。
原点、今日も満員です。