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伊那市 南アルプスの学習用DVDを市内小中学校へ配布
伊那市は、南アルプスの成り立ちや自然環境、人との関わりについてわかりやすく紹介した小中学生向けの学習用DVDを製作しました。 DVDは、南アルプスの成り立ちや自然、人との関わりなどの5部構成で全部で14分です。 ユネスコエコパークに登録され、日本ジオパークに認定されている南アルプスについて子どもにも分かりやすく解説しています。 18日は高遠小学校で初めてお披露目され、4年生の児童が鑑賞しました。 子ども達はDVDを見て分かった事を、配布された資料に書き込んでいました。 伊那市ではこのDVDを市内すべての小中学校に配布する事にしています。
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熊本地震被災地への義援金受付始まる
14日に発生した熊本地震の被災地への義援金の受付が伊那市役所などで始まりました。 伊那市で募金箱が設置されているのは、伊那市役所社会福祉課、各総合支所保健福祉課、各支所、市民サービスコーナーです。 受付期間は6月30日までで、現金のみの取り扱いとなっています。 なお、伊那合同庁舎と箕輪町役場、南箕輪村役場にも募金箱が設置されています。
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伊那市富県 菜の花つみとり
伊那市富県の菜の花畑では、摘み取り作業が18日から始まりました。 伊那市富県の標高900メートル付近にある、広さ30アールの畑の一面には、菜の花が育てられています。 ここは、近くの農林産物直売所「たかずや」が管理をしていて、販売と摘み取りイベントを開催しています。 18日は会員およそ20人が、つぼみから20センチほどの下の茎を折り手慣れた手つきで収穫をしていました。 この場所はかつて桑畑でしたが、養蚕の衰退とともに荒れ地になったという事です。 「たかずや」では、農地を守り、さらに多くの人が訪れ地域を盛り上げようと、4年前から菜の花を育てています。 菜の花は、たかずやで300グラム100円で販売され、摘み取りイベントは専用のビニール袋詰め放題で300円となっています。 菜の花の摘み取りは5月の連休ごろまで行えるということです。
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高遠城址公園 有料期間終了
高遠城址公園の有料入園期間は17日で終了しました。 4日~17日までの有料期間中に団体客を除いた入園者数は、市のまとめによりますと11万4千人でした。 18日の高遠城址公園です。 有料期間中に高遠城址公園で入場券を購入した人は、およそ11万4千人でした。 市では、団体客を加えた今年の有料入園者数は去年並みの16万人前後になると見込んでいます。 園内の桜は17日の雨と風によりほとんど散ってしまいましたが、県内外からのツアー客などが訪れていました。 中には、シートを広げ花見気分を楽しんでいるグループもいました。 こちらは、市内の小学校を卒業した同級生の集まりで1年前に花見を計画しました。 露天商の中には撤収を始める人の姿も見られました。 ある店主は「花が早く散ったのは残念です」と話していました。 伊那市では、今月中に有料入園者数の速報値を発表する予定です。
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未成年飲酒防止キャンペーン
未成年者飲酒防止キャンペーンが13日に行われ、上伊那地域の6か所で通学途中の学生たちに飲酒防止を呼びかけました。 このうち、伊那市の伊那市駅前では、小売店や、警察署、税務署員ら9人が参加し、通学途中の学生らに飲酒防止を呼びかけました。 この活動は、県の各小売酒販組合が社会貢献活動の一環として毎年行っているもので、今年で6年目です。 伊那小売酒販組合では、「アルコールは飲み方を間違えれば身体に悪影響を及ぼす。お酒は20歳を超えてから飲んで欲しい。」と話しています。
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伊那市山寺に伝わるやきもち踊り奉納
上伊那各地で春の例大祭が行われています。 伊那市山寺に伝わる「やきもち踊り」が17日、白山社八幡社合殿で行われました。 やきもち踊りは、伊那市山寺に伝わる祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。 正確な起源は分かっていませんが、今からおよそ200年前には行われていたということです。 やきもち踊りは例大祭で奉納されるもので、地元住民でつくる保存会の会員30人が踊り手となり披露します。 踊りは前踊り、中踊り、後踊りの3回で、合間にアユの塩焼きを食べながらどぶろくを飲み、キセルで刻み煙草を吹かします。 どぶろくの酔いが回り足元がおぼつかなくなると、観客から冷やかしの言葉を浴びていました。 3回目の踊りが終わると、踊り手は鳥居の外に逃げ、遅れた人には厄がつくとされています。 歌の終わりが近づくにつれて、踊り手は鳥居のそばに集まり、終わると一斉に鳥居の外に飛び出しました。
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東春近田原の白山社で例祭 演芸奉納
100年以上続くとされる伊那市東春近田原の白山社の例祭が16日に行われ、お囃子や獅子舞などの演芸が奉納されました。 午後5時に、田原の住民が田原囃子を奏でながら、白山社まで練り歩きました。 園児は山車をひいて、小学生と大人は笛や太鼓を鳴らし、祭りの開幕を住民に知らせます。 東春近田原の白山社例祭は毎年4月に行われていて、その歴史は100年以上だと言われています。 囃子方が到着すると、住民が神楽殿に集まってきました。 神楽殿では、こども囃子の演奏や、田原囃子保存会による獅子舞など、およそ20の演芸が奉納されました。 白山社氏子総代によりますと、近年田原では、結婚や出産の機会に白山社を訪れて報告をする若者も増えているということで、これからも地区全体で白山社を守っていきたいということです。
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伊那東大社で浦安の舞奉納
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の例大祭が16日に行われ、小学生が浦安の舞を奉納しました。 浦安の舞を奉納したのは、伊那東大社の氏子となっている 中央・日影・境・上新田・下新田・上の原の6つの区から選ばれた小学6年生の児童16人です。 巫女は中学2年の4人が務めました。 浦安の舞は、戦前の昭和15年から毎年欠かさず奉納されていて、世界の平和と地域の繁栄・五穀豊穣を願っているということです。 児童は3月からおよそ1か月かけて練習を重ねてきました。 伊藤光宣宮司は「それぞれの地域に伝わる伝統文化を後世に伝えていってもらいたい」と話していました。
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伊那市青島北村さん宅で新築の上棟式
伊那市美篶青島で320年程続く北村家で17日、新築の上棟式が行われました。 この日は、新築を建てる北村弘さんの家族など30人程が集まり、上棟式が行われました。 上棟式では、昔ながらの掛け声とともに、集まった近所の人たちに餅や菓子を投げ、建物の無事完成を願っていました。
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クロスペンアカデミー開講 寄藤文平さんが講演
伊那北高校の薫ヶ丘クロスペンアカデミーが16日開講し、箕輪町出身で伊那北高校OBのアートディレクター寄藤文平さんが講演しました。 寄藤さんは、広告のアートディレクションやブックデザインを中心に活動していて、たばこや電車のマナー広告などを手掛けています。 講演では、自身の仕事について話をしました。 寄藤さんは、「水のおいしさを伝えるときに“この水はおいしいですよ”というのではなく、“喉が渇いていませんか”といった方が伝わる。どう表現するか考えるのがアートディレクターの仕事」と話していました。 マナー広告については、「マナーを守りなさいという広告では伝わらない。相手を悪者にしないで、気づきを伝える内容にしました」と説明していました。 講演会は同窓会やPTAが開いているもので、全校生徒およそ700人が寄藤さんの話に耳を傾けていました。
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柴和彦さん 「木の渓流魚展」開催
箕輪町松島で木彫りの作品を製作している柴和彦さんの作品展「木の渓流魚展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、イワナやヤマメ、アマゴなどの木彫り作品およそ300点が並んでいます。 全て1年以内に製作された近作です。 これらは、箕輪町松島の自宅脇に、工房渓の奏を構える柴和彦さんの作品です。 柴さんは、趣味の渓流釣りがきっかけとなり、木で魚を表現しようと56歳の時に会社を早期退職し本格的に木彫りを始めました。 体長43センチのイワナと32センチのヤマメは、魚の泳いでいる姿や歯の細部にまでこだわり、今にも動き出しそうです。 柴さんは、去年から県内の公募展に作品を出品していて、アマゴの作品は、去年秋の工芸美術展で入賞しました。 魚の表面にある「側線」と呼ばれる線と、アマゴにある赤い斑点にこだわったということです。 工房渓の奏「木の渓流魚展」は21日(木)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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ナイスハートバザールin伊那
南信地区の障害者支援施設の自主製品が並ぶナイスハートバザールin伊那が、16日と17日の二日間、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 バザールには、南信地区の17の施設が出店し、手芸品やアクセサリー、お菓子などの自主製品を販売しました。 今年は初めて、農業と福祉が連携した「農福連携マルシェコーナー」が設けられ、利用者が栽培した野菜や、農産物加工品が並びました。 飲食コーナーでは、飲むゼリーやコーヒーなどが販売され、訪れた人が味わっていました。 ナイスハートバザールは、障害者の工賃アップにつなげようと、長野県セルプセンター協議会が毎年行っていて、今年で5年目です。 ナイスハートバザールは明日も午後4時までベルシャイン伊那店で行われます。 17日午後2時からは、伊那西高校吹奏楽クラブ・合唱クラブが演奏を披露します。
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三沢あけみさん 桜吹雪の中「高遠ざくら」披露
伊那市観光大使で歌手の三沢あけみさんが、伊那を舞台にした曲「高遠ざくら」を、高遠城址公園で16日披露しました。 16日は桜の花びらが舞う中、三沢さんが「高遠ざくら」など3曲を披露しました。 平成25年にリリースされた「高遠ざくら」は、伊那を舞台にした別れの曲です。 歌手の三沢さんは、伊那市荒井出身で、昭和38年に日本レコード大賞新人賞を受賞しました。 昭和39年から5年間連続で、NHK紅白歌合戦に出場しています。 平成24年に伊那市観光大使に委嘱され、今回初めて高遠城址公園で「高遠ざくら」を披露しました。 高遠城址公園の桜は、現在落花盛んですが、多くの観光客が訪れ、三沢さんの歌に聞き入っていました。
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信州伊那さくら大会 17日まで開催
65歳以上のソフトボールの全国大会「信州伊那さくら大会」が16日と17日の2日間の日程で始まりました。 大会には、65歳以上のハイシニアの部と去年から同時開催している69歳以上のスーパーハイシニアの部に、全国から48チームが参加しています。 大会は、街おこしとソフトボールの街伊那市を全国にPRしようと2012年から開かれていて、今年で5回目です。 参加チームは、4つのグループに分かれてトーナメントで勝敗を競います。 南箕輪村の大芝公園野球場では、平均年齢73歳の伊那市のチームが、平均年齢75歳の山梨県のチームを相手に熱戦を繰り広げていました。 伊藤易明大会委員長は、「大会を通じて交流と親睦を深め、健康に長生きするための一助になればうれしい」と話していました。 試合は、17日も上伊那の5つの球場で行われます。
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アルプスバラ会 被災地に贈るバラの手入れ
薔薇を通して東日本大震災の被災地を支援しているアルプスバラ会は、16日、薔薇の苗木の床替えと草取り作業を行いました。 16日は、アルプスバラ会の代表を務める伊那市西春近の春日千定さんの畑に会員5人が集まり作業をしました。 会では、震災があった2011年から薔薇を通した被災地支援活動を行っています。 一昨年4月には、津波により仮設校舎で授業を受けている宮城県の農業高校を訪れ、薔薇の苗木50本を贈りました。 以降、手紙や写真を通した交流が続いているということで、春日さんは「被災地で必要なのは物ではなく心。今後も被災した人たちに寄り添う気持ちを大切にしていきたい」と話します。 春日さんは、14日から熊本県で連続して発生している地震についても気にかけています。 被災地に贈るために4年前に植えた苗木は、50センチほどに成長しているということで、今後も希望があれば贈る計画です。
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伊那で公演のスイス合唱団が市役所で歌声披露
14日夜、伊那市でコンサートを開くスイスのアカペラ合唱団が、公演を前に市役所で歌声を披露しました。 この日、市役所で歌声を披露したのは、スイスの都市ヴェッティンゲンで活動するアマチュア・アカペラ合唱団「ヴォカペラ ヴェッティンゲン」のメンバー35人です。 市役所では2曲を披露しました。 正午から演奏が披露され、休憩中の市の職員などが演奏を聞きました。 指揮者は、静岡県出身の太刀川(たちかわ)昭(あきら)さんです。 合唱団が発足して30周年を迎えることから、太刀川さんのふるさと日本で公演することになりました。 今回、国内で公演するのは、太刀川さんの出身地静岡と、伊那の2か所です。 日本の合唱団とのジョイントコンサートを希望していた太刀川さんは、東京芸大の招聘教授から、伊那市生涯学習センターでコーディネーターを務める北沢理光さんを紹介され、伊那での公演が決まりました。 今夜のコンサートでは、演奏会のために発足した伊那の女声合唱団「吾木香」と共演します。 コンサートは、14日夜、いなっせで開かれました。 スイスの合唱団一行は、10日から日本を訪れていて、東京や京都、広島など各地を観光し、23日にスイスに帰国する予定です。
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女声合唱団「吾木香」がスイスのアカペラ合唱団と合同演奏
伊那市の女声合唱団「吾木香」とスイスのアカペラ合唱団の合同演奏が15日、伊那市のいなっせで行われ団員が歌を通して交流を深めました。 女声合唱団「吾木香」は去年2月に発足したもので団員およそ30人が今回の演奏に向け練習を重ねてきました。 合同演奏はスイスのアカペラ合唱団「ヴォカペラ・ヴェッティンゲン」の創立30周年を記念した日本の演奏旅行で行われたものです。 スイス在住で合唱団の指揮者、太刀川昭さんが静岡県出身ということもあり団員が日本での演奏を希望し太刀川さんの知り合いを通じて音楽活動の盛んな伊那市での演奏が決まりました。 合同演奏では東日本大震災復興ソング「前へ」が日本語で歌われました。 演奏会では2つの合唱団が合わせて25曲を披露しました。 会場にはおよそ300人が集まり澄んだ歌声に聞き入っていました。
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本番前に やきもち踊り練習
17日に行われる伊那市山寺に伝わる奇祭「やきもち踊り」の最後の練習が、14日、伊那市のきたっせで行われました。 この日は、やきもち踊り保存会のメンバーが、踊りなどの最終確認をしました。 やきもち踊りは、県の無形民俗文化財に指定されていて、毎年春の例祭で奉納されています。 踊りは、合間に酒盛りを挟みながら3回披露します。 踊りは、手を叩きながら跳びはねるのが特徴で、全身を使って動きを大きく見せるようにしているということです。 当日は、地元住民でつくる保存会の会員およそ30人が、山寺の白山社八幡社で奉納します。 伊那市山寺に伝わるやきもち踊りは、17日(日)正午頃から行われます。
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清水庵で井上井月を偲ぶ吟行
伊那市とゆかりのある俳人井上井月を偲ぶ吟行が13日に伊那市手良中坪の清水庵で行われました。 吟行には井上井月を偲ぶ句会のメンバーなど7人と長野県シニア大学俳句指導者の羽場桂子さんが参加しました。 清水庵は、井月が句会を行った場所と言われていて、その時の句とされる「旅人も我も数なり花ざかり」の句碑があります。 参加者は境内を散策しながら俳句を作りました。 俳句が完成すると近くの集会場に場所を移し句会が開かれました。 井上井月を偲ぶ句会の髙橋忠さんが「井月を偲ぶ句会の初音かな」、「鐘の音に桜散るなり清水庵」などと参加者が作った句を詠みあげました。 句評をした羽場さんは、「吟行はその時見たものが季語になる。同じ景色を見てもそれぞれ感じ方が違うからおもしろい。」と話していました。 吟行は毎年春か秋に行われていて今年で15回目となります。
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伊那市と韮崎市が文化交流
伊那市と山梨県の韮崎市との文化交流会が12日に伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれました。 文化交流会ではまず、韮崎市文化協会の会員など関係者およそ120人が公園内の新城藤原社で神事を行いました。 新城藤原社は、武田信玄の4男武田勝頼の弟仁科五郎盛信を祀っています。 武田家との縁で昭和49年から伊那市と韮崎市の文化交流会が開かれ、今年で42回目です。 神事の終わりには韮崎市文化協会詩吟部のメンバーが、桜を題材にした詩吟を奉納しました。 神事に続いて伊那市の伊那芸術文化協会と孤軍高遠城伝承会、韮崎市文化協会がそれぞれの地域の踊りなどを披露しました。 秋には、伊那市から関係者が韮崎市で行われる祭りに参加します。
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6月上旬並みの23.7度 花の丘公園でスイセン見ごろ
14日の伊那地域の最高気温は6月上旬並みの23.7度で、今年一番の暖かさとなりました。 伊那市高遠町の花の丘公園です。現在、スイセンが見ごろとなっています。 公園を管理する伊那市振興公社によりますと、例年より4、5日早く10日頃に見ごろになったという事です。 14日の伊那地域の最高気温は、6月上旬並みの23.7度で、今年一番の暖かさとなりました。 暖かさに誘われて園内の八重桜も少しずつ開き始めています。 スイセンの見ごろは4月下旬頃までだという事です。
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高遠城址公園でかっぽれを披露
伊那市高遠町の高遠城址公園で、14日、東京を拠点に活動している大道芸グループがかっぽれを披露しました。 桜が散り始めとなった高遠城址公園で14日、江戸流かっぽれ家元、桜川光江さんとその弟子25人が踊りを披露しました。 高遠町出身の弟子がいた事が縁で毎年桜まつりで披露していて今年で8年目です。 桜川社中が披露したかっぽれは、江戸時代に大阪から伝わった踊りをもとに、大道芸として受け継いでいるものです。 江戸時代末期から明治にかけて、景気が悪かった日本を元気にしようと盛んに踊られていたという事で、現在は祭りなど祝い事の時に披露しているという事です。 花見客は手拍子をしながら楽しんでいました。
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老松場古墳群で有識者による検証会
伊那市東春近にある老松場古墳群で9日に有識者らによる検証会が行われました。 その結果これまで双円墳とされてきた古墳が、前方後円墳もしくは前方後方墳であることがわかりました。 検証会には県内の古墳研究者などの有識者と地元住民合わせて32人が参加しました。 有識者らは、古墳の高さや時代背景などの観点から、古墳の種類について検証していました。 老松場古墳群は7基の古墳からなり、第1号古墳はこれまで円形が二つ並ぶ双円墳であるとされていました。 去年東春近小学校の6年生が第1号古墳を測量した結果、前方後円墳である可能性が高いことがわかり今回検証が行われました。 第1号古墳が前方後円墳なら上伊那で2例目、前方後方墳なら上伊那で4例目となります。 今後はより細かい調査を行ない、作られた年代などの検証を進めていくということです。
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伊那市の推奨みやげ品に新たに4品追加
伊那市観光協会が推奨するみやげ品に新たに4品目が追加され3月29日に伊那市役所で登録証授与式が行われました。 新たに推奨みやげ品に登録されたのは(有)石川の「伊那谷のたからものロール韃靼そば味」、「伊那谷のたからものロール米粉味」、伊那市観光㈱の「温泉の素」(高遠温泉)、「温泉の素」(羽広温泉)の4品目です。 伊那市役所で行われた登録証授与式では伊藤正審査委員長から代表者に登録証が手渡されました。 「伊那谷のたからものロール」は伊那谷産の材料にこだわり、味と香りが良いことなどが評価されました。 「温泉の素」は、自宅で楽しめることや、バラ売りができること、伊那らしいデザインなどが評価されたということです。 登録された商品は、今後観光協会のHPで紹介され、登録ステッカーを貼り販売されます。 今回の登録で推奨みやげ品の登録総数は37業者98品目となりました。
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伊那市の商店街の魅力を伝えるフリーペーパー発行
伊那市の商店街の魅力を発信するフリーペーパー「いなまち×イナカチ」が発行されました。 このフリーペーパーは、伊那市の商店街有志で作る「伊那まちの再生やるじゃん会」と伊那商工会議所が発行したもので、12日に編集に関わったメンバーが記者会見を開きました。 フリーペーパーは「歴史編」、「ヒト編」、「起業・リノベ編」の3部構成で、それぞれのテーマに沿って、伊那市の中心商店街の店が紹介されています。 編集に関わったメンバーの多くは移住者で、地元の人たちとは違った目線で魅力が伝えられたということです。 フリーペーパーは各3,000部発行され、伊那商工会館や中心商店街に設置されています。 また、伊那市で起業したい人を集めた参加無料の意見交換会「ローカルベンチャーミーティング」を開くことが発表されました。 5月から毎月第1火曜に開かれ、第1回は5月10日の午後7時からタウンステーション伊那まちで開かれるということです。
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高遠囃子 満開の夜桜と共演
伊那市高遠町に古くから伝わる高遠囃子を保存継承している桜奏会は12日、見ごろとなった高遠城址公園で演奏を披露しました。 12日は、桜奏会のメンバーが提灯を先頭に太鼓や笛、三味線などを演奏しながら公園内を練り歩きました。 桜奏会では、花見客が訪れるこの時期に伝統の音色を楽しんでもらおうと毎年園内での巡行を行っています。 高遠閣を発着点に桜雲橋を渡り園内を一周するコースで、行きはゆっくりとしたテンポの本囃子を演奏しました。 帰りは、テンポが速く賑やかな帰り囃子を演奏しました。 訪れた観光客たちは、桜色の法被に花笠姿の巡行の様子を写真におさめていました。 桜奏会の北條良三会長は、「満開の城址公園で巡行できてうれしい。訪れた人たちにも城下町の情緒を感じてもらえたと思います。」と話していました。 伊那市によりますと、高遠城址公園の桜は、現在ちりはじめで天候にもよりますが花吹雪も含めて週末まで楽しめそうだということです。
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高遠町勝間しだれ桜 見頃
伊那市の桜の名所のひとつ、高遠町勝間のしだれ桜が見頃となっています。 13日は、曇がかかるあいにくの天候となりましたが多くの花見客が訪れ咲き誇るしだれ桜の風情を楽しんでいました。 勝間のしだれ桜は樹齢150年を越える古木です。 例年は、高遠城址公園の桜より数日遅れて見頃となりますが、今年は城址公園とほぼ同じ時期に満開となり現在見頃を迎えています。 訪れた観光客は、城址公園とはまた違った、桜の風情を楽しんでいるようでした。 勝間のしだれ桜は、地域住民が年間を通して管理や保護活動を行っていて、周辺にはタカトウコヒガンザクラが植えられ整備が進んでいます。 勝間のしだれ桜は今週いっぱい楽しめそうだということです。
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山火事予防呼びかけパレード
県や市町村などは、山火事予防を呼びかけるパレードを13日行いました。 13日は、関係者8人が伊那合同庁舎前を出発し、伊那市から辰野町までをまわり火災予防を呼びかけました。 啓発活動は、空気が乾燥し山火事が発生しやすいこの時期に毎年行われています。 長野県では「春は風も強く、人が山に入る機会も増える事から山火事が起きやすい条件となっている。一人一人が山火事を起こさない、起こさせないという気持ちを持ってほしい」と話しています。 今年の上伊那地域での林野火災の発生件数は7件で、被害面積は7.6ヘクタールとなっています。 雪が少なく乾燥した日が続いたこともあり、ここ10年間で件数は最も多かった年に並び、被害面積は最悪だった平成25年の2.75ヘクタールを上回っています。 啓発活動はあすも行われ、伊南地域をまわるということです。
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7人の作家展示会 「IN Deep 7」
上伊那を中心に活動する7人の作家による作品展示会「IN Deep 7 」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 展示会には、7人それぞれの作品合わせて800点以上が展示されています。 この作品展は、上伊那を中心に活動する作家仲間が集まって初めて合同で開かれました。 アクセサリーやガラス作品、ステンドグラスや写真、陶芸など、様々な作品が展示されています。 会場に訪れた人はそれぞれの作家から作品の説明を受けて展示を楽しんでいました。 7人の作家による作品展「IN Deep 7」は14日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那節を後世に歌い継ぐ
伊那節を歌い継ぎ後世に伝えようと、伊那市の伊那公園で11日、伊那節まつりが行われました。 まつりは、伊那公園にある「伊那節発祥の地」の石碑の前で毎年行われています。 まつりは、伊那商工会議所などが開いているもので、関係者など50人ほどが参加しました。 伊那商工会議所の川上健夫会頭は「伝統ある伊那節の文化をしっかり伝えていく役目がある」と挨拶しました。 この後、特設ステージで伊那節保存会が歌や踊りを披露しました。 伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ江戸時代に権兵衛峠を行き来する時に歌われた馬子唄です。 満開の桜の下で出席者たちは伊那節に見入っていました。