-
おひさまクラブ油絵展
伊那市を中心とした油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」の油彩画展が、伊那市の伊那図書館で開かれている。
おひさまクラブは、いなっせで開いていた油絵教室の卒業生らが集まり2004年に発足した。
造形画家の碓井伍一さんを講師に毎月2回の教室で学んでいる。
伊那図書館で開かれている展示会には会員9人の力作26点が並べられている。
それぞれが風景や人物などを題材に感じたままを表現している。
代表の平澤孝一さんは「それぞれが自由な表現で描いている。作品を見て楽しんでほしい」と話していた。
おひさまクラブの油絵展は13日まで伊那図書館で開かれている。 -
伊那ソースかつどん会 法被完成
伊那市内の飲食店19店舗でつくる「伊那ソースかつどん会」のオリジナル法被が完成した。
11日は、完成した法被がお披露目された。
発足4年目を迎える伊那ソースかつどん会では、各地のイベントに参加する機会が増えてきていることから、今回、オリジナルの法被をつくった。
よく目立ち、見た人の食欲をそそるようにと赤色にした。
表と裏に「伊那ソースかつどん会」と書かれていて、裏には、のイメージキャラクター「かつ丸君」も描かれている。
6月末に伊那市内で開かれるイベントには、この法被を着て参加する予定。 -
西駒山荘の袋式トイレ説明会
集団登山を予定している伊那市の伊那中学校で、山荘の袋式トイレの使い方の説明会が、10日に開かれた。
10日は、中央アルプス、西駒山荘の管理人、宮下 拓也さんが伊那中学校に出向いて説明した。
伊那中学校では、7月22日23日の1泊2日の予定で集団登山を行う。
10日は、登山を予定している2年生130人ほどが、説明を聞いた。
日本各地の山荘は、以前、し尿を山の上で埋めるなどの処理をしていたが、登山者の増加に伴い、し尿により、河川の汚染や、環境汚染などにつながり、問題となっていた。
西駒山荘では対策として、環境への負荷が少なく、比較的コストも安い袋式トイレを採用している。
宮下さんは、実際に袋式トイレを見せながら中学生に説明していた。
西駒山荘への集団登山は、伊那中学校のほか上伊那3校が予定していて、順次説明会が開かれる。 -
保育園児 歯科保健指導実習
保育園児への歯磨き指導が11日、伊那市の公衆衛生専門学校で行われた。
11日は公衆衛生専門学校に、近くにある竜西保育園の園児39人が訪れた。
歯磨き指導は、幼児への指導方法を学ぶ実習として、毎年2年生の生徒が行っていて、17人の学生が指導した。
学生達は園児達に分かりやすいように人形劇で、「食べたら歯を磨くこと・全部の歯を磨くこと・好き嫌いしないこと」を呼びかけた。
その後園児達の口の中をチェックした。磨く前の歯を赤く染め、赤い色をおとすよう指導していた。
指導した学生は「子ども達の年齢にあった歯科教育ができるようになりたい」と話していた。 -
伊那市松くい虫対策で大型破砕機を導入
松くい虫被害が広がっている伊那市は、今年度、松くい虫の被害にあった木材の処理に効果がある大型破砕機による処理を実施する。
11日開かれた伊那市松くい虫対策協議会で示された。
伊那市では、昨年度、松くい虫の被害が1700立方mとなり、前の年度の1200立方mより42%増加した。
これは、平成18年度に被害が確認されて以来、最大の被害量になっている。
松くい虫の被害にあった木は、切り倒し薬剤でいぶす方法で被害が拡大しないように処理しているが、今年度は、新たに大型破砕機を使った処理も行う。
方法は、被害にあった木を大型の破砕機で15ミリ以下のチップにするというもので、ほかの松の被害を防ぐ効果があるという。
市では、今年度、約750立方mの被害木の処理を行う予定で1500万円を予算に盛り込んでいる。 -
伊那市行政改革審議会
伊那市が昨年度進めてきた行政改革の効果は、金額にして3億5千万円ほどになる事が分かった。
10日に市役所で市行政改革審議会が開かれ、昨年度の行政改革の進捗状況と、今年度の計画などが示された。
昨年度、伊那市は、伊那市行政改革大綱に基づき、90項目について行政改革を進めてきた。
報告によると、予定通り進んでいるが、62項目、予定より進んでいるが20項目、予定より遅れているが8項目。
行政改革では、市の職員の定数適正化により5千万円削減、未収金対策の実施により2億2千万円の収入などがあった。
これらの行政改革により、1億500万円の削減と、2億5千万円の収入につながり、全体では、3億5千万円ほどの効果があったという。
また、昨年度、審議会の新たな取り組みとして、行政を第3者の目で評価する外部評価を取り入れた。
市全体の事業約700の事業のうち、12事業について検討し、実施主体を民間へ委託すべき、市の負担を減らす取り組みをすべきといった意見を去年11月に市長に報告している。
行政改革大綱が、今年度までとなっているため、来年度から5年間の大綱を策定すること、昨年度に引き続き、外部評価を行うことなどをあげている。 -
下県地域交流センター安全祈願祭
伊那市美篶の下県公民館の老朽化にともない、新たに建設される、下県地域交流センターの安全祈願祭と起工式が、10日現地で行われた。
伊那市の関係者、地元住民、請負業者など、約30人が参加して、安全祈願祭が行われた。
工事は、下県第一公民館と第2公民館の老朽化が進んでいることや、緊急避難時に駐車場が足りないことなどから、場所を新たにして行われる。
県産材を利用してつくられる予定で、国の県産材の利用を促進し、木材の良さをアピールする木造施設として、事業費の半分は国からの補助を受けている。
新しい公民館について検討してきた地域住民でつくる建設委員会の春日藤彦委員長は、「地域の活性化に貢献する、よりよい交流センターの完成を目指したい」と話した。
地域交流センターは、11月末ごろに完成予定で、総事業費は約6千万円。 -
渡場地区介護予防拠点施設 安全祈願祭
伊那市東春近の渡場地区介護予防拠点施設建設の安全祈願祭が10日、渡場公民館跡地で行われた。
安全祈願祭には、市の職員や区、建設会社などの関係者約20人が出席した。
この施設は、高齢者の介護予防や健康増進、地域や世代間の交流の場として、建設される。
事業費は約3千300万円で、そのうちの3千万円は国の地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金でまかなわれ、300万円は区が負担した。
延床面積209平方メートルの木造平屋建てで、バリアフリー構造となっている。
酒井茂副市長は「生涯学習施設やコミュニティーの場として地域の人に愛される場になってほしい」と話した。
市では、平成22年度は新たに5カ所、施設の建設を予定している。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりをPRするポスターの原画の審査が9日、伊那市役所で行われた。
審査の結果、最優秀賞には、西箕輪中学校2年西組の高橋透君の作品が選ばれた。
今年は市内5つの中学校から202点の応募があった。
高橋君の作品は楽しそうな祭りのイメージが表現されていることなどが評価された。
ポスターは今月下旬完成予定で、市内や近隣市町村の公共施設に貼られることになっている。 -
西箕輪通学合宿始まる
5泊6日公民館に宿泊しながら学校に通う通学合宿が、伊那市の西箕輪公民館で行われている。
通学合宿は、西箕輪小学校の児童が、公民館に泊まって共同生活をしながら学校に通うという取り組みで、今年で6年目。
今年は、4年生から6年生までの37人が参加している。
自分達で協力しながら、食事を作ったり、勉強したりする。
通学合宿では、毎年、信州大学農学部の学生がスタッフとして協力していて、子どもたちと、一緒に寝泊りするなどして交流する。
5泊6日という長期間での通学合宿は、県内でも珍しい取り組み。
1日目となる6日は、子どもたちが、大学生と一緒に遊んだり、キャンプファイヤーで交流会などが行われた。
キャンプファイヤーでは、火を囲んで自己紹介が行われた。
通学合宿は、11日(金)までで、子どもたちは、学校に通いながら、共同生活を送ることになっている。 -
黒田辰己切り絵展
松本市在住の黒田辰己さんの「花の切り絵展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、花や蝶をモチーフにした作品約40点が展示されている。
これから季節を迎えるハスの花やアジサイなど、どれも身近な花をモチーフとしている。
黒田さんは松本市在住の65歳。10年ほど前から会社勤めの傍ら、切り絵を創作し、退職した後、本格的に作品づくりに力を入れてきた。
今回、初めてかんてんぱぱホールで展示会を開いた。
黒田さんの花の切り絵展は12日まで。 -
アカスジキンカメムシ見つかる
日本で最も美しいカメムシの一つといわれているアカスジキンカメムシが7日、伊那市西町で見つかった。
アカスジキンカメムシは、体長1.5センチほどで光沢のある緑色の体に赤い筋が入っている。
日本で最も美しいカメムシの一つといわれていて本州、四国、九州などに分布している。
このアカスジキンカメムシを見つけたのは、元信州大学農学部教授の農学博士で昆虫など自然科学に詳しい建石繁明さん。
アカスジキンカメムシは他のカメムシにみられるような集団はつくらないといわれていて、同じ葉に数匹が集まっている様子は珍しいという。
体に黒と白の模様があるのは幼虫で建石さんは成虫が羽化を待っているのではないかと話す。
アカスジキンカメムシは他のカメムシのような臭いはあまりないということで、建石さんは今後、羽化の様子などを観察していきたいと話している。 -
内視鏡手術トレーニングセンター部会初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ内視鏡手術トレーニングセンター部会の初会合が8日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ上伊那8市町村、公立3病院などから13人が出席した。
この部会は、伊那中央病院内に全国の医療関係者を対象にした内視鏡手術トレーニングセンターを設置することについて検討する。
上伊那広域連合によると、出席者からは、内視鏡手術トレーニングについて指導できる医師が確保できるのか、また年間約1億円と想定されている運営費はどうするのかなどの質問が出されたという。
事業主体となる伊那市では、次回7月中を予定している部会までに、出された質問の回答をまとめ報告する予定。 -
北沢峠散策ツアー実施へ
伊那市は7月から、新しい事業として、65歳以上を対象に南アルプスの北沢峠を散策するツアーの実施を計画している。
この事業は高齢者福祉対策として計画されているもので、本年度の補正予算案に79万円が計上されている。
ツアーは伊那市観光株式会社と市営南アルプス林道バスが実施主体となり、林道バスで南アルプスからの景観を楽しんだり、北沢峠にある長衛荘で食事をする。
また山を下ってからは、仙流荘か入野谷、高遠さくらホテルで入浴ができる。
林道バスの停留所までは、公民館などの公共施設から送迎バスを走らせる。
料金はバス代、入浴料、食事代合わせて、標準4100円のところ2千円を予定している。
対象は市内に住む65歳以上で、7月から9月末までの平日に20回ほどツアーを実施する計画で500人の利用を見込んでいる。
伊那市では今ある施設を有効に活用しながら、お年寄りの健康増進を図るとともに、林道バスの利用者増や観光施設のPRにもつなげたいとしている。 -
手良小児童飾り寿し作り
県の食育月間に合わせ、伊那市の手良小学校は、今週が給食週間。9日は、給食週間の特別メニュー、飾り寿しを子供達が味わった。
子ども達が味わった飾り寿しは、具材をカニの形になるように並べて作った巻き寿し。
これは、食を通して感謝の気持ちを持ってほしいと、手良小学校の給食週間に合わせて作られた。
飾り寿しは手間と時間がかかるため、9日は3、4年生60人分だけ作った。
手作りのありがたさを知ってもらおうと給食調理員がアイディアを出し合い、練習もしたという。
手良小学校では、「給食週間を通して、何気ない食事もいろいろな人の力でできていることを子ども達に知ってもらいたい」と話している。 -
バラづくり入門教室
伊那市通り町のバラ祭りイベントの一つ、バラづくり入門教室が6日、セントラルパークで開かれた。
通り町一丁目商店街では、「バラ咲く街角」をテーマにバラ祭りを開いている。
バラづくり教室は3年目で、40人ほどが参加した。
講師を務めたのはアルプスバラ会代表の春日千定さん。春日さんは、バラの鉢植えの方法や病気、害虫の対処方法などについて話した。
病気は、剪定ばさみなどの道具からうつる場合があるため、道具は常に清潔にして使うようにアドバイスした。
また、病気も害虫も早めに対処すれば拡大を防げるとして、「注意深く観察して育ててほしい」と話していた。
参加したある女性は、「知らないことが多かったので参考になりました」と話していた。
通り町バラ祭りは15日まで。バラの紅茶サービスのほか、10日と12日にプリザーブドフラワーのアレンジ講習会が開かれる。 -
ゼロ磁場どら焼き 発売
伊那市観光株式会社は、分杭峠のゼロ磁場の新商品、気の里の水を使用したどら焼きを発売した。
6日、発売されたのは、気の里のどらやき。その名も「氣どら」。
気の里の水、国産小麦など、こだわりの原料を使用していて、伊那市観光株式会社が委託し、高遠町の菓子店が製造している。
陰と陽を表す太極図(たいきょくず)が、焼印で押されている。
どら焼きは、ゼロ磁場の宿・入野谷と、シャトルバス乗り場で販売されている。
入野谷では、分杭峠を訪れた観光客が、早速どら焼きを買い求めていた。
分杭峠は、日本最大級の断層「中央構造線」の上にあり、地表面のずれにゼロ磁場があるとされている。
ゼロ磁場は、免疫の機能や、自然治癒力を高める効果があると口コミで広がり、全国各地から多くの観光客が訪れている。
6日も、多くの観光客が訪れ、休んだり、体をさすったりしていた。
入野谷も、分杭峠への観光客の増加に伴い、去年に比べ、倍近く人の入りがあるという。
ゼロ磁場の商品で、食べ物を扱うのは今回が初めてで、どら焼きで気の里のパワーをつけて欲しいとしている。
どら焼きは1個150円で、入野谷とシャトルバス乗り場限定で販売されている。 -
井月句碑巡りマップ完成
伊那市美原のイトウ酒店が、俳人・井上井月の句碑を巡るマップを手作りした。
今回作られたのは「イトウ酒店おすすめ井月句碑巡りマップ」。
これは、イトウ酒店専務の伊藤伸さんが手作りしたもので、7日、お披露目された。
伊藤さんは、井上井月という素晴らしい俳人を知ってもらい、さらに家族で句碑を巡って地域の自然の豊かさを発見してほしいと、マップを作った。
マップは、美篶と手良にある井月の墓や句碑など7カ所を紹介している。
伊藤さんが撮影した句碑の写真と、手書きの地図に解説が添えられている。
マップの裏面には、井月の紹介なども記されている。
句碑巡りは約12キロのコースで、自動車や自転車で巡ってほしいという。
マップは100部作り、7日からイトウ酒店で希望者に配っている。 -
荒井区キックベース大会
伊那市の荒井区少年少女球技大会が5日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子ども達がキックベースで汗を流した。
地区内の小学生約180人が参加し、部落ごとチームに分かれて試合を行った。
荒井区の球技大会は、子ども達の健全育成や学年を越えた交流を目的に毎年行われていて、今年で33回目になる。
全員が試合に参加できるルールになっていて、子ども達は男女、学年関係なく試合を楽しんでいた。
荒井区の久保村友保区長は「同じ年齢の気の知れた友達だけで遊ぶことが増えている。大会を通じて学年を越えて友達の輪を広げてもらいたい」と話していた。 -
伊那市肉付け予算案発表
伊那市は7日、平成22年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を発表した。
一般会計補正予算案の総額は17億5千万円。
伊那市では、4月に市長選挙が行われたため、当初予算は骨格予算だった。このため、肉付けとなる新規事業などを盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。
主なものとしては、介護予防拠点施設を市内5カ所に整備する事業に2億3千万円、本年度から4年計画で行われる東部中学校耐震整備事業の本年度分1億3千万円など。
また、75歳以上を対象に配布する高齢者福祉入浴券については、本年度から地区社協を通じて配布する予定だったが、個人配布に変更し、数も1枚増やして年間4枚にする。
このほか、将来を見据えた農業や山岳観光の企画を行う専門職員の配置や、中学生までの入院費無料化、園児が木を使ったおもちゃに親しむ木育推進事業、緑ヶ丘幼稚園で未満児保育を行うための整備費の補助などが盛り込まれている。
平成22年度一般会計当初予算の総額は280億円で、補正予算案と合わせると297億円となり、前年と比べ4億7千万円、率にして1・6%の増額となっている。
一般会計補正予算案は今月開会する伊那市議会6月定例会に提出される。 -
手づくりの演奏会「スターバト・マーテル」
市民による手づくりの演奏会が6日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、ドヴォルザーク作曲の「スターバト・マーテル」が長野県内で初めて演奏された。
演奏会は、ソリスト4人を迎え、今回のために結成した市民による合唱団と、伊那フィルハーモニー交響楽団によって行われた。
スターバト・マーテルは、十字架に架けられたわが子イエスの死を嘆く聖母マリアの詩から始まる。
全部で10楽章あり、すべてを演奏すると約1時間20分かかる。
今回、長野県内では初めて、全10楽章が演奏された。
合唱団の団員は、上伊那をはじめ中南信や県外から参加した約120人で、去年の2月から月2回の練習を重ね、今日のステージに立った。
演奏会では、聖母マリアの悲しみや祈りを歌い上げていた。 -
スーパーエンデューロ・イン天竜
オフロードバイクの2時間耐久レース「スーパーエンデューロ・イン天竜」が6日、伊那市の天竜川中州の特設コースで行われた。
県内や関東、関西からバイク90台がエントリーし、4つのクラス別でレースに挑んだ。
大会は、地元のバイク店有志でつくる実行委員会が毎年行っていて、今年で24回目。
レースは、カーブや坂道などがある1・4キロの周回コースを、2時間でどれだけ多く回れるかを競う。
ライダーは、30代から40代が中心で、中には小学生も。砂煙を上げながら勢いよく走り抜けるライダーもいれば、カーブでスピードが落ち、足で地面を蹴りながら進むライダーもいた。
炎天下でのレースだったが、ライダーたちは果敢にコースに挑んでいた。 -
手良保育園でポニーの乗馬体験
伊那市の手良保育園で4日、園児達がポニーの乗馬体験をした。
4日は、手良保育園の園児84人が乗馬を体験した。
園児の保護者で、酪農を営んでいる酒井牧場の酒井 秀明(しゅうめい)さんが、子ども達に動物と触れ合う機会を与えてあげたい、と保育園に提案したことから始まった。
乗馬体験は今年で3回目で、前回までは園児が餌やりを体験できるよう牛も連れてきていたが、今年は宮崎県でおきた口蹄疫を考慮し、ポニーのみとなった。
園児達は2人ずつポニーにまたがると、園庭をまわった。
酒井さんは「今の時代、子ども達が動物に触れ合う機会がすくなくなってきている。地域でできることをしてあげたい」と話していた。 -
伊那美術展6日から
伊那美術協会による伊那美術展が6日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
伊那美術展は、上伊那地区の高校生以上を対象に毎年開かれている公募展で、今年で86回目。
5日は、伊那文化会館で、作品の審査会と展示準備が行われた。
最高賞の伊那美術協会賞に選ばれたのは、伊那市出身で東京都在住の北原恵子さんの洋画「アンビリカル・コード」。
2番目の賞となる伊那市長賞には、伊那市の小林洋子さんの染色の作品「未来(つぎ)の空へ」が選ばれた。
伊那美術展は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、会員作品139点と、一般・ジュニアの入選作品69点の合計208点が展示される。
伊那美術展は13日まで。 -
三浦輝峰さん肖像画・風景画展
伊那市出身の画家、三浦輝峰さんの肖像画・風景画展が、坂下のはら美術で開かれている。
会場には朝の伊那谷を描いた風景画や、大小様々な肖像画などの油絵60点が並んでいる。
三浦さんは伊那市富県出身の68歳で、現在は佐久市に住んでいる。
伊那市での個展は2年ぶりで、はら美術では3回目となる。
20歳の頃から趣味で肖像画や風景画を描き始め、2003年には全日本肖像美術協会展で内閣総理大臣賞を受賞した。
この三浦さんの肖像画・風景画展は、8日火曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
伊那CATVの番組「ギャラクシー賞」受賞
NPO法人放送批評懇談会が優秀な番組などを表彰するギャラクシー賞に伊那ケーブルテレビジョン制作の番組が入賞した。
3日東京で入賞番組の発表と表彰式があった。
ギャラクシー賞は、日本の放送文化の質的向上を目的に、NPO法人放送批評懇談会が行っているもので今年で47回目となる。
表彰式では優秀と認められた番組や個人、団体に楯が贈られた。
このうち伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「上伊那の戦争遺構シリーズ・語り継ぐ満州開拓」は報道活動部門で選奨を受賞した。
この番組は、満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州に渡った若者の過酷な運命や、遺族などの悲しみ、また当時の信濃教育会が積極的に義勇軍を送りだしていたという事実を伝えている。
放送批評懇談会からは、この番組について「伊那に住む関係者の貴重な証言を集め、歴史の事実を記録した業績を高く評価する」との選評があった。
表彰式にはNHKや民放、ラジオの関係者が集まり情報交換なども行われた。
今回ギャラクシー賞に入賞した作品のうち、ケーブルテレビ局制作のものは「上伊那の戦争遺構シリーズ」が唯一で、ケーブルテレビ局の受賞は過去47回の歴史の中で3社目となる。 -
6月4日はローメンの日
6月4日は、蒸し麺のごろあわせでローメンの日。
伊那市内を中心としたローメンズクラブ加盟店では、一斉に割引サービスが行われた。
伊那市美篶にある萬楽でも普段一杯650円のローメンが400円で提供された。
昼時になると、常連客やこの日を楽しみにしていた人たちがどっと押し寄せ、店内はごった返していた。
ローメンは、戦後の混乱で食べるものがまだあまりなかった時代に、伊藤和弌さんと服部幸雄さんが編み出した食べ物で、蒸し麺に羊の肉が乗っている。
平成9年、日本記念日協会が6月4日をローメンの日に認定。伊那商工会議所がバックアップして、ローメンを提供している店舗などが加盟するローメンズクラブが誕生した。
初代会長の伊藤和弌さんは、2007年に亡くなりましたが、一番弟子だった萬楽の正木金内衛(かなえ)さんがその後を継ぎ、現在2代目の会長として伊那名物ローメンの普及に努めている。
昭和30年頃に誕生したとされるローメンは、半世紀以上にわたり、多くのファンに愛され続けている。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会会員による「いけばな展」が、伊那市通り町のニシザワデパート4階で今日から始まった。
このいけばな展は、上伊那華道会会員286人のうち131人の作品を、前期と後期の2回にわけて展示している。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っている。
上伊那華道会は10の流派があり、各流派の指導者が集まってつくられた。
会場には、空間を最大限に活用した物や、花を緑の葉で引きたてた作品など、流派ごとに違った印象の作品が並んでいる。
上伊那華道会の福澤 登美子会長は「昔と比べ生活環境が変わってきた中で、伝統の中にも新しい物を取り入れていきたい」と話していた。
このいけばな展はニシザワデパート4階で、5日まで前期の作品、6、7日に後期の作品を展示する。 -
「富県と良寛さん」講座開講
「富県と良寛さん」をテーマにした公民館講座が31日、伊那市の富県公民館で開かれた。
この講座は良寛について知りたいという地域住民の声を受け開かれたもので、14人が集まった。
講師は富県公民館の小原洋一館長が務め、良寛の生い立ちや出家した理由、富県との関わりなどについて話をした。
良寛は江戸時代後期の僧侶で、分かりやすい言葉によって庶民に仏法を説いた。
小原館長は、「良寛は全国の寺を行脚し富県にある金鳳寺にも訪れたと言われている。それを裏付ける掛け軸が中川村の常泉寺から見つかっている」と話していた。
富県公民館の講座「富県と良寛さん」は3月まで全6回の講座を予定している。 -
回復期医療部会初会合
上伊那地域医療再生事業を推進するため設置された作業部会の検討が始まった。
7つある作業部会の一つ、「回復期医療部会」の初会合が2日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会合は非公開で行われ、関係する伊南の市町村や辰野町、昭和伊南総合病院、上伊那医師会などから15人が参加した。
上伊那地域医療再生事業は国の交付金約22億4千万円を受けて平成25年度まで5年計画で行う。
本年度から事業に着手するため、県の9月補正に間に合うよう各部会が7月中旬までに内容を検討する。
事業は14あり、回復期医療部会は、そのうち3つの事業について検討する。
検討するのは、昭和伊南総合病院と辰野総合病院の回復期の医療体制の整備についてで▼昭和伊南にリハビリテーションセンターを整備すること▼リハビリ技術者の育成▼昭和伊南と駒ヶ根病院が連携し認知症の共同診療体制を整備すること竏窒フ3事業。
リハビリテーションセンターの整備については、昭和伊南にリハビリを担当する新たな医師が赴任して間もないため、病院内での検討が必要だとして、本年度の事業での予算化を見送ることなどが確認された。
回復期医療部会は、7月上旬に次回の会合を開く。
そのほか6つの部会は、今月21日まで順次初会合を開く予定。