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伊那リで親子スキー教室
伊那スキーリゾートで5日、小学生と保護者を対象にした親子スキー教室が開かれた。
これは親子の親睦を図るとともに、スキーのレベルアップにつなげようと、伊那市教育委員会が開いた。
昨年は、伊那スキーリゾートが営業を休止したため駒ヶ根で教室が行われた。
この日は、初心者から何度か滑ったことのある経験者まで4家族10人が参加した。
参加者は2班に分かれて、レベルに応じたレッスンを受けていた。
子ども達は基本の滑り方や止まり方などを指導員から教わりながら雪の感触を楽しんでいた。
約2時間後には初めての子供も上から滑れるようになっていた。
参加したある親は「子供の上達の早さに驚きました。また家族で滑りにきたい」と話していた。 -
伊那北保育園で七草粥味わう
7日は春の七草。1年間の無病息災を願って7種類の野草入りの粥を食べる。
伊那市野底の伊那北保育園では、おやつに七草粥を食べた。
年長児の部屋では、保育士がよそった粥を当番が運び、「いただきます」のかけ声で、子どもたちがおいしそうに口に運んでいた。
中には、おかわりをする子どももいて、用意された七草粥は、あっという間になくなった。
ある子どもは、「今朝家で食べたお粥より美味しい」と話していた。
保育士は、「みなさんが1年間健康に過ごせますように」と園児に呼びかけていた。 -
小中学校で3学期始業式
上伊那地域の多くの小中学校で7日、3学期の始業式が行われた。
このうち、伊那市の東春近小学校の始業式には児童約350人が元気に顔をそろえた。
式では児童代表が「算数をがんばりたい」「漢字をたくさん覚えたい」「あいさつがしっかりできるようになりたい」など、それぞれ3学期の目標を発表した。
続いて小松民敏校長が、春の七草を例に挙げ、「この草のように深いところまで根を張り、厳しい寒さに負けないよう春の順備をしてください」と呼びかけた。
このあと教室に戻った児童らは、冬休み中の宿題を提出したり、書き初めを見せ合ったりしていた。 -
伊那市在住・出身の洋画家「漸進展」開催
伊那市在住・出身の洋画家による作品展「漸進展」が、いなっせで開かれている。
会場には、13人の作家が出品した13点の作品が並んでいる。
作品は50号から130号の大作がそろっている。
この漸進展は、伊那市在住あるいは出身で、中央で活躍する作家が集まり、毎年開いている。
いなっせがオープンした記念に初めて展覧会を開き、今回7回目となった。
「漸」の文字には、ゆっくりと進むといった意味があり、着実に成長した成果をお互いに確認しあい、発表する機会にしようという思いが込められている。
13人は会派も異なり、描くスタイルもそれぞれで、写実から具象まで個性豊かな作品が並ぶ。
関係者は、「人体や自然を作家がどのようにアレンジしているか、その表現の違いを楽しんでほしい」と話していた。
漸進展は10日(日)まで。 -
伊那市民大学同窓会が押し花絵展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる押し花絵教室の作品展が、高遠町のさくらホテルで開かれている。
さくらホテルのロビーには、教室に通う9人の作品32点が展示されている。
この押し花絵教室は、伊那市民大学の1期生らが卒業後に立ち上げたもので、発足して10年ほどになる。
その後は、市民大学の同窓生でつくる教室として、月に1度活動している。
最近では、童話やメルヘンなどを題材に取り組んできたということで、会場にも関係する作品が多く並んでいた。
この作品展は29日まで。 -
上戸 大文字(でえもんじ)へ向け準備
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、「大文字(でえもんじ)」を前に、飾り物作りが、6日夜、上戸公民館で行われた。
6日夜は、大文字を運営する、実行部の役員16人が集まり、道祖神に飾るしめ縄や、竹ひごに色紙を巻きつけた花飾りを作った。
上戸の大文字は、およそ3百年前から行われているといわれ、1年間の厄よけや、家内安全、五穀豊穣を願う。
役員らは慣れた手つきで花飾りやしめ縄を作っていた。
これらは、大文字を建てる14日の早朝に飾られる。
この日は1時間程で作業を終え、その後、行事の日程の確認し、大文字に飾る巾着用の色紙を配った。
実行部の有賀保(たもつ)部長は「大文字は地区の一大行事なので、大切に進め、今年も成功させたい」と話していた。
上戸の大文字建ては、14日の朝5時から行われ、20日までの1週間区内の三ッ辻(みつつじ)に飾られる。 -
3学期スタート 伊那中で始業式
伊那市の伊那中学校で6日、始業式が行われ、生徒らは学年の締めくくりとなる3学期をスタートさせた。
始業式には生徒約400人が集まり、各学年の代表が
3学期の決意を発表した。
このうち、去年、将棋の全国大会で団体3位となった2年の弓田潤君は、「将棋について勉強し、さらに強くなりたい」と飛躍を誓った。
また3年の伊東沙矢香さんは、「受験に向け勉強をがんばるとともに、中学生活の思い出を作りたい」と話した。
白鳥彰政校長は、渡り鳥がVの字型になり、集団で飛ぶ姿を例にあげ、「個人の頑張りを支えるのはクラスの仲間です。クラスが同じ目的を持ち、良くなることで、個人の力も伸びていきます」と話し、「クラスメートを大切にしてもらいたい」と呼びかけていた。
上伊那の小中学校の始業式は7日がピークとなる。 -
寒天づくり最盛期
冬の寒気を利用した信州の特産品、天然の寒天づくりが最盛期を迎えている。
伊那市東春近で寒天づくりをしているのは、9年前に富士見町から移ってきた小笠原商店。
寒天は原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくるもので、現在、作業は最盛期を迎えている。
朝方、氷点下となり一度凍った寒天を昼間は太陽にあてて溶かし、乾燥させる作業を2週間ほど続ける。
太陽にあてる時は光が多くあたるよう、干した寒天の角度を変え水分を完全に抜くようにする。
小笠原寿房社長によると、伊那谷は、日中と夜間の寒暖の差がちょうど良いことや、寒天づくりに欠かせない水も南アルプスからの伏流水が豊富にあることなどから、天然の寒天をつくる場所として適しているという。
小笠原商店では年間約20トンの寒天を生産し羊かんの材料として、主に東京の和菓子店に出荷している。
この天然の寒天づくりは2月末ころまで続けられるという。 -
伊那市、南箕輪村で正月の成人式
正月成人式が、伊那市と南箕輪村で行なわれ、新成人が大人としての第一歩を踏み出した。
1日には、伊那市長谷地区成人式が行なわれ、対象者28人全員が出席した。
長谷公民館の伊藤智良館長は、「自然豊かな長谷の地に生まれ育ったことを誇りに思い、夢に向けて着実に歩みを進めてほしい」と激励した。
中学校時代の恩師、村松賢教諭は、当時の写真をスライドに映し、新成人との思い出を振り返った。
村松教諭は、「どこで暮らしていても、育った長谷に目を向け、感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。
新成人を代表して宮下瑛彦さんは「それぞれの道で、くじけることなく立ち向かって行けるよう努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
津野祐次さん写真展
山岳写真家、津野祐次さんの写真展「東西駒ケ岳と周辺の峰々」が、伊那市の長谷アルプスフォトギャラリーで開かれている。
会場には津野さんが昨年撮影した東西駒ケ岳の四季の様子のほか、そこに住む動物また高山植物など66点が並べられている。
津野さんは長谷を拠点に活動する山岳写真家で、今回の展示は伊那地域ならではの山の様子や四季の移り変わりを撮影したという。
作品のうち、津野さんが初めてデジタルカメラで撮影したという「ブロッケン」は西駒ケ岳で写したもので、霧に映った自分の影のまわりに虹と似た光の輪が現れる様子を捉えた。
またフィルムで撮影した「塩見岳霧氷」は氷点下の中、空気中の水分が凍り、木の枝に付着した様子を捉えた。
津野祐次写真展「東西駒ケ岳と周辺の峰々」は長谷アルプスフォトギャラリーで3月28日まで。開館は土日祝日、入館料は大学生以上100円。 -
常円寺で新春写経会
伊那市山寺の常円寺で6日、お経を書き写す新春写経会が開かれた。
写経会は、気軽にお経に触れてもらおうと開かれたもので約30人が参加した。
参加者は集中した様子で筆を動かし、姿勢を正してお経を書き写していた。
写経は経典を学ぶ際の修行の一環として行われているもので、集中力が養われたり、脳の活性化につながるといわれている。
また心の安定が図られるほか、体調を整え健康維持にも役立つという。
常円寺の角田泰隆住職は「お経は唱えるだけでも、その人にとって良い結果があるといわれています。お経を書き写すことで無心になることが大切です」と話していた。
常円寺では月に1度、写経会を開くことにしていて、これまで興味のなかった人にも体験してもらいたい竏窒ニ話している。 -
丸水長野県水で初市
伊那市の食品卸売会社丸水長野県水伊那営業部では5日初市が行われた。
朝6時30分、手じめで初市がスタートした。
伊那営業部では毎年5日から初市を行っている。
市場には、今旬のタラやブリなどが並び、小売業者がさっそく目当ての魚などを買い求めていた。
丸水長野県水によると大雪による日本海の天候不順により品数は現在少なめだが、価格は例年並みで、週末には商品も出揃ってくるという。 -
みはらしファームでカウントダウン
2009年の大晦日、伊那市西箕輪のみはらしファームでカウントダウンイベントが行われ、集まった人達が午前0時の合図ともに2010年の幕開けを祝った。
訪れた人達は、午前0時の合図と共にクラッカーを鳴らし、新年の幕開けを祝った。
収穫体験の年間パスポートなどが当たるお宝投げが行われ、会場は今年最初の福を求める人で賑わった。 -
企業で仕事始め
年末年始休みも終わり上伊那の多くの民間企業で5日から、仕事始めとなった。
このうち、電子部品の製造販売を行っている伊那市のルビコンは、本社で行われた始業式で、約450人の社員を前に登内英夫会長が年頭のあいさつをした。
登内会長は「去年の暮れは、一昨年の暮れと比べると受注件数が好調。例年12月から2月3月にかけては厳しい時期だが今回は逆の状況になっている。今年もみなさん一丸となってこの1年間を戦い抜いて欲しい」と社員に呼びかけた。
ルビコンによると現在、去年の倍の受注を抱えていて、薄型テレビをはじめとする電子機器の好調な売れ行きがその要因と話している。
また、箕輪町で抵抗器の製造販売を行っているKOAの向山孝一社長は、「徹底的なコスト削減や効率化など全社一丸となった結果、今期中間決算では営業利益、経営利益ベースで黒字を確保することができた。環境をはじめとする新たな有望分野において5年先、10年先を見据え顧客に対して的確な提案を行い、一層の信頼を勝ち得ていかなければならない。経済的に逆境な今こそが、その大きなチャンス」とのコメントを発表している。 -
伊那市通り町で「新春お宝投げ」
伊那市通り町商店街の新年の恒例イベント、新春初売りお宝投げが2日に行われた。
いなっせ北側広場には、ファンヒーターや米などがあたるお宝抽選券を求めて、約400人が集まった。
お宝投げは商店街の活性化を目的に通り町やいなっせの商店が行っているイベントで、今年で4年目になる。
抽選券や商品券は切り餅と一緒に入れられていて、集まった人たちは投げられたお宝めがけて飛び付いていた。
ある人は「普段は地域の商店街を利用することがあまりない。楽しみながら地域の店を利用できる良い企画だと思う」と話していた。 -
新春ダルマ初打ち大会
伊那市マレットゴルフ協会の新春ダルマ初打ち大会が3日、伊那市美篶の南割マレットゴルフ場で行われた。
大会には会員76人が参加し、初打ちを楽しんだ。
この日は時おり雪の舞う寒い1日だったが、参加者は元気にコースをまわり互いの交流を深めていた。
大会がおわると、新年にふさわしく、縁起物のダルマが参加者全員に配られていた。
今年から会長となった小沢恒二郎さんは「今年もマレットで健康維持に努めながら楽しい1年にしていきたい」と話していた。 -
井月映画「ほかいびと」クランクイン
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月の映画、「伊那の井月 ほかいびと」の本格的な撮影が始まった。
このほどは、主人公の井月を演じる俳優の田中泯(たなかみん)さんがクランクインし、井月が「鉢たたき」に出会うシーンの撮影をした。
「鉢たたき」とは、鉢や瓢箪などを叩きながら、念仏を唱えて歩いた半俗の僧侶のこと。
監督は、伊那市出身の映像作家・北村皆雄さん。
また、主人公の井月を演じる田中泯さんは、映画「たそがれ清兵衛」で最優秀助演男優賞を受賞している。
クランクアップは、井月の命日である来年の3月10日で、映画の公開は来年9月頃を予定している。
映画の制作は、井上井月顕彰会が顕彰事業の一環として取り組んでいる。制作費はおよそ3800万円を見込んでいて、企業や個人からの協賛を募集している。 -
南福地で「蛍の宿」整備
伊那市富県の南福地自然環境を守る会は、ホタルの生息できる水路を整備したことを記念して、このほど、看板を設置した。
この日は、地区住民が見守る中、看板の除幕式が行われた。
南福地では平成19年からホタルの生息できる環境整備を行ってきた。
赤沢川の支流に、間伐したヒノキで44メートルの水路を作り、ホタルのえさとなるカワニナ800匹を放流した。
この支流付近では、数十匹が舞う姿が確認できているという。
南福地自然環境を守る会の布袋(ほてい) 昭(あきら)会長は、「蛍が舞うということは、自然が守られているという指標になる。生態系を保存しながら、住民の憩える場所を作りたい」と話していた。 -
年越しそば準備始まる
年の瀬を迎え、そば店では、年越しそばの準備が始まっている。
このうち伊那市のそば処こやぶでは、北海道から九州までの地方発送分や、店舗での提供分も含め、この年末に約5千食を用意する。
28日も、県外の親類や友人にそばを贈る人が、店を訪れ注文していた。
こやぶでは、29b、30日が年越しそばのピークを迎えるということで、そば打ちと箱詰め作業など15人体制で準備するという。 -
伊那市で仕事納め式
年末年始休業に入る役所や役場で28日、仕事納め式が行われた。
そのうち伊那市では、職員らが集まり、午後5時半から仕事納め式が行われた。
今期限りで退任することを表明している小坂樫男市長は、「来年合併して4年目になるが、職員の皆さんには格差をなくすための努力をしていただいた。感謝したい」とあいさつした。 -
中央高速バスで「ひとりだけシート」試行
中央高速バスを運行する伊那バス株式会社など6社は、隣り合った2席分のまとめ売りを試験的に始めた。
これは、中央高速バスの「新宿から伊那・飯田」まで、隣りあった2席分を一人に対し、まとめて販売するというもので、その名も「ひとりだけシート」。
隣の人を気にすることなくゆっくりと乗車してもらおうと、中央高速バスを運行する6社が企画した。
ひとりだけシートは、通常の高速バス代にプラス千円の追加料金で購入することができる。
対象路線は新宿線で、乗車券は各バスターミナルなどで購入でき予約は1カ月前から行っている。
この乗車券が使えるのは12月29日から1月3日までを除く平日のみ。
ひとりだけシートが設定されている便は、上りの伊那バスターミナルを午前4時55分発と午後2時25分発、下りの新宿を6時50分発と午後12時30分発のみ。
ひとりだけシートは3月まで試験的に行い、それ以降については検討していくという。 -
歳末たすけあい寄付
年末に合わせ、さまざまな団体による寄付が行われている。
そのうち、伊那広域シルバー人材センターの伊那地区のメンバーは、会員から集めた14万円を伊那市に寄付した。
代表の増田幸佑さんは「高齢者福祉に役立ててほしい」と話していた。 -
ワンストップサービスデイ
厳しい雇用情勢が続く中、伊那市のハローワーク伊那では28日、仕事の紹介だけでなく、生活支援の相談も受け付ける「ワンストップサービス」が行われた。
「雇用・生活支援ワンストップサービスデイ」は、仕事の紹介に加え、自治体などが行っている生活保護や住宅手当に関する相談など、仕事を失った人への生活支援を1カ所で集中して行う。
ハローワーク伊那には、午前中多くの人が相談に訪れ、伊那市の担当のほか、伊那保健福祉事務所や労働基準監督署がブースを設け相談に応じていた。
会場を訪れた30代の男性は、「2カ月で派遣契約の打ち切りを言われた。今後住む所を含め生活をどうしたらいいか」、50代の男性は「職を探しているが、正社員の求人が無い状況。このまま長引くと生活の見通しがたたなくる」と話していた。
このほか、伊那保健事務所では、29日と30日の2日間、住宅手当や生活保護、心の健康に関する相談を受け付ける生活総合相談を実施する。
時間は午前8時半縲恁゚後5時まで、会場は伊那市の伊那合同庁舎2階。
また伊那商工会議所では、29日と30日の2日間、中小企業の資金繰りなどについて相談を受ける「経営特別相談窓口」開設する。
時間は午前9時縲恁゚後5時まで、会場は伊那市の伊那商工会館。 -
「遊行と芸能民、乞食人井月」シンポジウム
「遊行と芸能民、乞食人井月」と題したシンポジウムが26日、いなっせで開かれた。
このシンポジウムは、漂泊の俳人井上井月や、放浪の思想について考えようと井上井月顕彰会が開いた。
パネリストは井月研究家の春日愚良子さんや、日本思想などを研究している東北大学大学院の佐籐弘夫教授ら7人が、また司会は伊那市出身で映像作家の北村皆雄さんが務めた。
シンポジウムで春日さんは、「井月は、芥川龍之介が褒めたほど字が上手だった。伊那の人たちが井月を珍長したのは俳句より、書に惚れこんだからではないか」と話した。
また佐藤教授は、「人は生きていくうちに、大事なものが増えていく。やがてそれが重みに感じてくるが断ち切れるものではない。しかし井月はそれをやすやすとやっている」と話した。 -
「ブラッククレヨン」ライブ
2007年にメジャーデビューした伊那市の兄妹グループ「ブラッククレヨン」のライブが26日、伊那市で行われた。
ブラッククレヨンは兄HIROKIさんと妹のMIWAさんの2人組で活動するグループで、2年前に結成された。
今年、伊那市で2回目となるライブには約100人が訪れた。
ステージではデビュー曲などを含む8曲が披露され、訪れた人たちは手拍子をしたりして楽しいひと時を過ごしていた。
ボーカルのMIWAさんは「今年は、多くの人に出会えた1年でした。来年はもっとライブ活動をやっていきたい」と話していた。 -
伊那・木曽倫理法人会改組
企業経営者らが加盟している伊那倫理法人会は23日、伊那・木曽倫理法人会として組織を変更する式典を木曽郡上松町で開いた。
権兵衛トンネルの開通により、121社が加盟している伊那倫理法人会には、木曽からも13社が参加している。
今回さらに7社が加わり21社になったが、独自の発足は厳しいため、伊那倫理法人会の組織を変更し、伊那・木曽倫理法人会とする。
式典には40社が出席し、新たな出発を祝った。
役員への辞令交付に続き、大槻晃会長が、「新たな出発点にしたい」とあいさつした。
倫理法人会は、豊かな人間性を備えた経営者の育成などを理念に掲げ、学習などに取り組む団体で、全国で5万5千社が加盟している。
県内には19の組織があるが、2つの地域で1つの組織を構成するのは、全国的にも珍しいという。 -
山岳写真家 津野祐次さん伊那市に寄付
伊那市長谷を拠点に活動している山岳写真家の津野祐次さんと、津野さんのフォトギャラリーを運営する(株)ヤマウラは、24日、今年1年間の入館料の全額、8万円を伊那市に寄付した。
24日は、津野さんと、ヤマウラの増澤信夫(のぶお)伊那支店長が伊那市長谷総合支所を訪れ、中山晶計支所長に寄付金8万円を手渡した。
伊那市長谷非持にある長谷アルプスフォトギャラリーは、1992年の開館以来、入館料の全額を毎年寄付している。
ギャラリーには津野さんの写真が展示されていて、入館料は一人100円、今年は800人が入館した。
入館者は年々増えているという。
津野さんは、「ギャラリーは、唯一お客さんと接する場。気持ちを入れ変え、来年も多くの方に訪れてもらいたい」と話していた。
伊那市では、寄付金を、長谷地域などの観光振興に活用するという。 -
江副さんゼロ磁場の土で作品
日本ガラス工芸の第一人者江副(えぞえ)行昭(ゆきあき)さんが分杭峠「ゼロ磁場」の土を使って仕上げた熔壌ガラスの作品が伊那市長谷の温泉宿泊施設、入野谷で限定販売されている。
入野谷で限定販売されているのは、ガラス製のペンダントやお守りなどで、すべて手作りでひとつひとつ色合いや形、重さが異なる。
ゼロ磁場と呼ばれる伊那市長谷の分杭峠には健康に良い「気」のエネルギーがあるといわれていて作品は、そのゼロ磁場の土が使われている。
長谷に工房があり土を高温で溶かしてガラス作品を作る熔壌ガラスの工芸家として知られる江副さんは、ゼロ磁場の土を使い、合計260個の作品を作った。
入野谷を経営する伊那市観光株式会社によると、江副さんがゼロ磁場の土を使って作品を作るのは今回が初めてで、輝きや色合いは熔壌ガラスの中でも独特の雰囲気があるという。
限定販売されているペンダントやガラスのお守りには全て江副さんのサインが入っていて、価格は1個3千円から3万円となっている。
作品に関する問い合わせは、温泉宿泊施設の入野谷(TEL98竏・030)へ。 -
冬休み書初め教室
伊那市のいなっせで26日、書初め教室が開かれ、冬休みを迎えた小学生たちが書初めの練習をした。
小学生約30人が参加し、伊那市内在住の書道家から指導を受け、筆を進めた。
書初め教室は、広いスペースでのびのびと書いてもらおうと伊那市生涯学習センターが毎年開いている。
一昨年まで年始に教室を開いていたが、参加者が少なかったことから多くの小学校が冬休みに入るこの時期に合わせて開いている。
子ども達は講師から「文字に合わせて紙を折るとバランスがとれる」「筆が止まらないよう墨をしっかりつけて」と指導を受けていた。
ある子どもは「いつもとはちょっと違う字を書くことができた。年明けにはいい書初めが出来そうです」と話していた。 -
冬山相談所開設
年末に南アルプス登山をする人達に、山の情報などを提供する冬山相談所が26日、開設した。
冬山相談所は、南アルプスの冬の登山口となる伊那市長谷の戸台川の河原に毎年開設される。
南アルプス北部地区遭難対策協議会のメンバーが、多くの登山者が出発する午前中の間、常駐する。
冬山登山は危険が伴うことから、登山者の身元や緊急連絡先、登山ルートなどを記入する登山者カードを預かり、山の積雪情報などを提供する。
また装備が不十分な登山者に対しては登山の中止を促すなど、冬山登山の危険性も説明する。
昨年12月31日には、南アルプスの頂上から初日の出を見ようと約70人が南アルプスに登っているということで、年末にかけて増える登山者に注意を呼びかける。
この日は協議会のメンバーが見守る中、11人が南アルプスに向かったという。
冬山相談所は、31日まで設置され、午前6時から午前11時までの間、協議会のメンバーが対応する。