-
伊那消防署がロープ展張訓練
<br><br> 伊那消防署は21日、市内西春近白沢の犬田切川で、ロープ展張訓練を行った。職員らは、安全第一を確認しながら、正確、迅速な動作を心がけながら、有事に備えた。<br> 先日、福岡県内の消防署員が、水難救助訓練中に死亡した事例もあり、署員らはいつにも増して真剣な面持ちで訓練にあたり、技術向上を目指した。<br> 訓練は、水難事故で中州などに取り残された要救助者を救出する想定。署員14人が参加し、幅約30メートルの河川に対し、救命索発射銃を用いて対岸にロープを渡して展張し、渡河訓練や中州救助訓練をした。<br> 渡河訓練では、ロープと自身をつなぐ器具が確実につながれたことを呼称で確認し、安全を確保。するすると手馴れた動作で、素早く対岸へ渡っていった。<br> 伊那署では、今回参加していない署員を対象に、25、26日にも、同所で同訓練をする。
-
伊那小5年智組が森清和賞を受賞
本格的な手作りカヌーで伊那谷の川や湖沼など水辺の自然を探っている、伊那市の伊那小学校5年智組(北澤夏樹教諭、33人)はこのほど、愛知県豊田市で開かれた「第8回全国川の日ワークショップ」で活動を発表し、学童団体を対象とした特別賞「森清和賞」を受賞した(学童団体9団体のうち2団体が受賞)。<br> 同ワークショップは川辺の環境保全・改善に取り組んでいる全国のNPOなどでつくる実行委員会が主催し、毎年開いている。公募で集まった全国の市民団体など72団体(うち学童は9団体)が、2日間の1次、2次、最終選考で活動発表し、グランプリを決定した。<br> 智組は「カヌーをつくって川で遊ぼう」と題し、湖水などを安全に楽しく活用するためにカヌー遊びを始めた活動を、児童一人ひとりの言葉を通じて発表。惜しくも1次選考で落選したが、川と触れ合う子供らしい元気あふれる活動窶狽ネどの点が評価され、前実行委員長の名称を冠した同賞を獲得した。<br> 北澤教諭は「プレゼンテーションとしてはうまく表現できなかったが、川と親しんで遊んできた活動が評価され、ありがたかった」と感想を語る。<br> 4年生の始めから総合学習として活動をスタート。先ごろ、国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所から「美和湖探検隊」として任命された。今後、自然に限らずさまざまな調査を美和ダム(長谷村)で進めていく。
-
東部中で不審者侵入対応訓練
伊那市の東部中学校(三輪憲昭校長、860人)と伊那署は19日、不審者侵入対応訓練を同校舎で実施した。生徒が参加する同訓練は同校で初めて。参加者らは、不審者が侵入した非常時に向け、対応策を確認し、有事に備えた。<br> 署員が不審者役を演じ、刃物を振りかざしながら侵入すると、職員らは昨年の訓練で作成したマニュアルにしたがって、警笛や大声を出して、不審者が侵入したことを伝達。階段を上がろうとする不審者を椅子を用いて防ぎ、駆け付けた職員や警官約6人が、さすまたなどを使って取り押さえた。<br> 生徒たちは、教室のドアを閉めて、入り口や窓から離れ、中央部に固まって待機し、安全を確保した。<br> 西沢忠篤生活安全課長は「声だしと警笛の対応が迅速にできていた」と総評し、生徒に向けて「緊急時には、とりあえず大声を出して素早く逃げてください」と呼びかけた。<br> 18日現在、伊那署管内での声かけ、付きまとい、不審者目撃などの件数は、昨年の年間発生件数と同じ36件と、増加しているという。
-
キタノヤ 夏の体力まつりのご案内
松下電工の乗馬型フィットネス機器「ジョーバ」が、糖尿病傾向の方に効果があると注目されている。「お客さんに乗ってもらうだけじゃダメだ!」と、キタノヤ電器の北原國人社長もこの春から毎日ジョーバ。すると、わずか4ヵ月で血糖値が40も減り、体重も5キロ以上減った。あらためてジョーバの効き目に驚いている。
社長が毎日乗り始めたのは、今年2月の終わりから。ジョーバは発売と同時に購入。血糖値が高く、医者から食事療法と運動を進められていたが、忙しさにかまけて、あまり乗らないままだった。
「まったく面目ない。どうもズクがなくて毎日はできなかったんだ」と反省の弁。
ところが、ジョーバに乗ったお客さんの体験談がゾクゾクと集まり、それを読んでいるうちに「こりゃあ、自分で試して見なくちゃいかん」と決心。血糖値が148を示し、食事療法の限界を感じたこともあった。
以来毎晩15分から30分、テレビを見ながらジョーバに乗り続けた。目に見えて違うのは、夜、グッスリ眠られること。以前は1縲・回トイレに起きていたのが、それもなくなった。
4月、掛かりつけの医師の検査では血糖値135、ヘモグロビンAIC6・7%。それが、6月にはさらに改善し、同じく106と6・0%になった。
「個人差があるから全員に効くかどうかは分からない。でも、自分の体験から、お客さんにも自身を持って勧められます」と述べている。 -
森守、伊那谷賃挽き隊開催
「伊那谷賃挽き隊」として伊那市内の森林整備を請け負う任意団体「森林創生ボランティア 森守」は18日、昨年の森林整備で生じた間伐材の製材・販売をした。
各イベントなどで間伐材の製材を安く提供する森守だが、賃挽き隊としての販売は今年で2回目。
木材は昨年秋から冬に、同地区で間伐したアカマツやカラマツ、スギなどで、買い求める人の用途に応じて柱や板に製材する。日曜大工などに重宝する地域木材が安値で買えるとあって、地域住民などを中心に、朝からさまざまな人が製材を買い求めた。
森守は昨年、約2ヘクタールの森林整備に着手。いまだ不十分な所もあるというが、整備前に比べると、森林全体が明るくなり、多くの植物に日光が行き届くようになったという。地域住民の理解が得られてきた最近は、ほかの森林所有者から整備依頼を請けることも増えている。
##(写真よこ)
##(了) -
第7回伊那市はびろ高原マラソン大会
第7回伊那市はびろ高原マラソン大会が17日、西箕輪のはびろ農業公園「みはらしファーム」発着のコースであった。少し汗ばむ曇り空の天候のなか、参加者は自己記録更新を目指し、高原を力走した。<br> 入念な準備運動を終えた参加者たちは、スタート地点に並ぶと、号砲とともに勢いよく走り出した。<br> 今年のエントリーは787人で、45%が県外からの出場だった。カネボウ陸上競技部の榎田龍一さん、松山孝さんも参加した。<br> 上伊那関係分の入賞者(上位6位)は次の皆さん。<br>【10キロ】▽高校生縲・0歳未満男子(1)土橋勇一(伊那市)31分52秒(5)唐木正敏(伊那市)35分03秒▽高校生縲・0歳未満女子(2)埋橋志穂美(伊那市)41分53秒(6)荻原由美子(伊那市)49分15秒▽一般40歳以上男子(3)新井暢(箕輪町)35分27秒▽一般40歳以上女子(3)武田順子(伊那市)46分37秒(4)原かほる(宮田村)48分31秒(5)小林さい子(伊那市)50分26秒<br>【5キロ】▽高校生縲・0歳未満女子(1)宮澤加奈(辰野町)18分39秒(2)滝澤恵美(駒ヶ根市)19分08秒(4)伊澤妙之(伊那市)20分25秒(5)小林晶子(駒ヶ根市)22分44秒(6)山口彩夏(駒ヶ根市)23分39秒▽中学生女子(4)新村萌(南箕輪村)28分24秒<br>【3キロ】▽小学生男子(2)小林侑樹(伊那市)11分02秒(4)藤木悠太(飯島町)11分33秒▽小学生女子(1)森田遥(駒ヶ根市)10分57秒(3)中村夕貴(駒ヶ根市)12分11秒(4)向山優衣(伊那市)12分55秒(6)平岩なつみ(伊那市)13分05秒▽親子ペア(6)伊東秀子・玲奈(駒ヶ根市)11分55秒
-
箕輪南宮神社例大祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社例大祭は16、17日、神社境内や区内で盛大に開かれた。本祭りの17日、稚児の鹿頭行列が区内を練り歩き、神前に鹿踊りを奉納した。<br> 今年の鹿頭行列は、大泉(南箕輪村)、大泉新田、大萱(以上伊那市)、富田(箕輪町)地区が受け持ちで、大泉17人、大泉新田2人、計19人の稚児が鹿頭をかぶり、役員や付き添いの保護者と一緒に神社まで約30分の道のりを歩いた。<br> 境内では、太鼓とほら貝の音に合わせて、時計まわりに3周まわりながらする、鹿踊りを神前に奉納。カメラやビデオを持った住民らが集まり、かわいい鹿頭行列を撮影し、厳かな神事を見守った。<br> ご神体遷座のみこし曳行もあり、地区内の厄年の男性16人がみこしをかついで南宮神社を出発。町内を巡行し、夕刻に三日町の秋宮に奉遷した。<br>
-
きたっせのオープニングイベント
伊那市山寺区の伊那北地域活性化センター(愛称・きたっせ)で17日、オープニングイベントがあり、多くの地域住民などでにぎわった。伊那市主催。<br> イベントは伊那北高校吹奏学演奏のほか、ウルトラマンガイア・ダイナショーや、地元住民による太鼓、踊りなど多彩。施設の前では、焼きそば、フランクフルト、かき氷、金魚すくいなどの出店も並んだ。<br> 同区高齢者クラブのメンバーでつくる「白山コーラス」はピアノの伴奏に合わせて童謡など8曲を披露。「夏は来ぬ」「おぼろ月夜」「みかんの花咲く丘」など意気の合ったコーラスに拍手が送られた。<br>
-
せせらぎウォッチング
伊那市の第18回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が16日、三峰川などで開かれた。小中学生ら50人余が参加。川の生き物などを調べ、三峰川、小沢川を「きれいな水」と判定した。
「せせらぎ窶煤vは14年目の取り組みで、川に親しみながら環境を考えるもの。
学校教諭ら7人を講師に迎え、子どもたちは川に入って川の生き物や水素イオン濃度(pH)などを調査。
三峰川橋上流の三峰川では、少しきたないところにすむヒラタドロムシもいたが、トビゲラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボなど「きれいな水」にいるとされる生き物を多く採取した。
東部中学校1年生の伊藤貴樹君(13)=美篶=は「三峰川の端にはきたない水にすむ生物がいて、水の流れがある中州にはきれいな水にすむ生物がいた」と話した。
調査に先立ち、市役所で水槽に入ったヨシノボリ、ウグイ、ドジョウなど実物を見ながら生態を学んだ。
観察場所は昨年10月の台風の影響で、小黒川から小沢川に変更。水生生物の成長の遅れから、水生生物にも影響が出ていることがわかった。 -
認知症の正しい理解
伊那市医師会は16日、県伊那文化会館で健康講演会「認知症の正しい理解」を開いた。地域住民ら450人が集まり、認知症の状態や認知症高齢者とのかかわり方、予防などを聞いた。
講師は、認知症介護研究・研修東京センター長で、聖マリアンナ医科大学名誉教授の長谷川和夫さん。
長谷川さんは、認知症の症状を▽ご飯を食べたなど体験したことを忘れ、何回も同じことを言う▽言葉が理解できず、やりとりがうまくいかない▽時間や場所の見当がつかない窶狽ネどを挙げ「症状は一遍にではなく、1つ、2つと進行する」と説明。「認知症の人は、問題解決の方法が見つからない」と、介護者にしかることはやめ、どうして起こったのかを考えて対処することを求めた。しかし、介護者に休みがなく、心身ともに疲れてしまう実態から「介護は一人でしない」「公的なサービスを利用し、自分のために使う時間を持つ」などを促した。 -
上伊那建設労働組合西箕輪分会青年部がボランティア活動
上伊那建設労働組合西箕輪分会の青年部(15人、小林正樹部長)は10日、ボランティア活動で伊那市の大萱保育所にウッドデッキを製作した。<br> 県の建労連住宅デーに合わせ組合の活動を知ってもらおうと、毎年技術を生かしたボランティア活動を実施。これまで包丁研ぎをしてきたが、地元の保育園の要望にこたえて活動し3年目。西箕輪南部、北部に続き今回、大萱保育所に作業を申し入れ、保育所がウッドデッキを要望した。<br> 年少園児の2教室の前はこれまで犬走りに板を置いていたが、隙間があって物が落ちる、つまずきやすいなど不便さがあった。<br> 青年部の10人は前日から準備して作業。園児が歩きやすいように隙間無くきれいなデッキを仕上げた。<br> 小林部長は、「地元にも職人がいることをPRして、どこのお父さんが作ったというような話題になり、親子で日曜大工をしたり、近所の職人に仕事を依頼したりと広がっていったらうれしい」と話した。<br> 伊藤正子所長は、「いいものを作っていただいてうれしい。園児がデッキに座ってくつがはけるようになり、本当にありがたい」と感謝した。<br>
-
木にたずさわる17人の手仕事展
南箕輪村の伊那技術専門学校木工科を卒業したOB会のメンバー17人による「木にたずさわる17人の手仕事展」が、16日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が生きた小物や家具が、訪れた多くの人を楽しませている。<br> 展示会は今年で2回目。県外からの受講生も多い伊那技専のOBは、卒業すると全国各地へ散ってしまうため、OB会を兼ねてつつ地域の人に卒業生の活動を知ってもらおう窶狽ニ展示会を企画。今回は、県内外で活躍する20代縲・0代の作家が出展している。<br> 作風も対象物も異なる17人の木工だが、空間にインパクトを添えてくれるような作品という展は共通している。<br> また、それぞれの作家に、自分のほしい家具を気軽に相談できるのも、今回の展示ならではだという。<br> 入場は無料。18日まで。<br>
-
伊那市美篶の高山さん宅でヤマバトのヒナが誕生
伊那市美篶下川手の高山海植さん(68)方の玄関前のプルーンの木で、3日ほど前、ヤマバトの卵が羽化し、1羽のヒナが誕生した。高山さん一家は「こんな間直で見れるなんてめずらしい」「生き物が誕生することは縁起がよい」などと、微笑ましいヒナの話題で盛り上がっている。<br> ヒナは、親鳥が毎日エサを運んでくるおかげで、見るみる大きくなり、現在は30センチくらいの巣と同じサイズ。木の棒を巣に向けて差し出すと、くちばしを開いて、突付いてくるほどの元気のよさだ。<br> 1カ月ほど前から、プルーンの木の地上5メートルほどの位置に巣作りをはじめたヤマバトは、卵を産み、雄と雌が交互に、卵を大事そうに抱いて温めていたという。<br> 孫娘の晴美ちゃん(7)は「無事にヒナが産まれてよかった。可愛いから毎日見ていても楽しい」と、微笑んでいた。<br> 高山さん宅では、20年ほど前にも、敷地内の木にヤマバトが巣を作り、ヒナが巣立っていったという。<br>
-
伊那友の会夏の料理講習会
お盆などで人が集まる機会の多い夏のもてなし料理を学び役立ててもらおう窶狽ニ14日、伊那友の会は、日影の「伊那友の家」で夏料理講習会を開いた。若い主婦から年配者まで、各年齢層の女性、約60人が参加し、涼しさを感じさせるちらしずしやスタミナをつけるささみの揚げ物など、全6品目の作り方を学んだ。<br> 「友の会」は、料理や育児など、家庭の知識を掲載する情報誌「婦人之友」の読者らがつくる全国組織で、現在会員49人で組織する伊那友の会は、上伊那の拠点として活動している。「自分たちの学んだものを、ほかの人にも役立ててもらおう」と料理講習会や家計簿勉強会などを開催し、ゆたかな生活づくりを後押ししている。<br> 代表の大場道子さんは「できあいのものを買うことが多くなってきているが、手作り料理を通して家庭づくりにもつなげてほしい」と話していた。<br>
-
経営者協会上伊那支部 伊那商工会議所など
ブロードバンド活用研究会を開催情報化時代に相応しく地元企業がITを積極的に活用するための研修会が15日、伊那商工会議所であった。自社のネット販売の実情を詳しく紹介した仙醸の丸山慎一企画主任、IT化の基礎知識を分かりやすく話したコンピューターシステム会社キャリコの小林正信社長の講演に30人の参加者はメモを取るなどして熱心に聞き入っていた。=写真<br> 県経営者協会上伊那支部、伊那商工会議所など4者の共催。伊那市も後援した。
丸山氏は「父の日」の贈答需要で2200万円を売上げた仙醸のネット通販の実例を紹介し、「ブランド力の弱い会社は贈答用にポイントを絞るなどの販売戦略が必要。他社の商品とセットにするなど商品の差異化を図ることがネット販売でも重要」などと話した。
小林氏は「ITとは端的に言えばパソコンとインターネットと携帯電話のことで、これを使えば大型コンピューター以上の性能を引き出せる時代が来ている」とした上で、「消費者サイドだけでなく企業・商店側もインターネットを活用すれば、思っている以上の経営革新を、手軽に・安く進めることができる」と話した。
ブロードバンド活用研究会は、高速大容量の情報通信網整備促進を目的に経営者協会上伊那支部の研究会として始まったが、地域のネット利用の幅を広げることが通信網整備にとっても得策として、05年度から新規にネット展開を考える企業・商店などを対象にした「活用研修会」を開催することにした。
ほかに、無線LANシステムによる高速大容量通信の実験やウィンドウズとはまったく異なる発想で安価で使いやすいと評判のOS、リナックスの講習会なども予定している。 -
福祉まちづくりセンター愛称決定
伊那市山寺区の旧中央病院跡地に移転・開所した福祉まちづくりセンターの愛称が、福祉まちづくりセンター「ふれあい~な」に決定した。
移転に先駆け伊那市社会福祉協議会が、4月から5月に、インターネットなどで愛称を一般公募した結果、九州から北海道まで、各地から186点の応募があったという。
先月16日、センター内各職場の代表など10人による愛称選考委員会を開催した。最終選考には「あいく~る」や「あいなの家」などが残ったが、ふれあいの場、出会いの場を感じさせる柔らかな響きの「ふれあい~な」に決定。ふれあい~なと応募した二人は、共に県外者だった。
二人には、図書券やピンバッチ、クリアファイルなどのあいなちゃんグッズが贈られる。また、応募者の中から抽選で5人にも、あいなちゃんグッズなどを進呈する。 -
市役所玄関前のモニュメント移設
伊那市は15窶・7日の日程で、バス停の移動に伴い、市役所正面玄関前にあるモニュメント「やまなみ」を移設している。
市街地循環バスのバス停は市役所西側にあるが、雨の日には濡れ、冬場は寒いことから、利用者の利便性を考え、庁舎の正面玄関から昇降できるように替えるもの。
市役所の正面玄関から、北側に数十メートル動かし、環状南線(ナイスロード)沿いに設置。事業費は69万円。
正面玄関付近に大型バスが入り込めるように舗装し、来年度の早い時期にバス停を移す計画。
このモニュメントは庁舎が完成した際、伊那ライオンズクラブが寄贈したもので、移設に当たり、了解を得た。 -
大陶器市
全国各地の陶器約20万点が並ぶ「全国大陶器市」が、伊那市の鳩吹公園で開かれ、多くの陶器好きでにぎわっている。
伊那市で開かれるのは今年で5回目。窯元や卸業者などでつくる「全国大陶器市振興会」が主催する市は、有田焼や伊万里焼など、各地のさまざまな陶器が楽しめ、毎年楽しみにする人も多い。
日常食器から美術品、業務用食器など各種陶器がそろい、価格もさまざま。そのため、個人の用途や予算に合わせ、希望の数、購入できるのも市の魅力の一つ。窯元と提携しているため、気に入った陶器のオーダー注文もできる。
ビールを飲む機会が多くなるこの時期、泡がクリーミーになり、冷やして飲むことにも適した陶器グラスなどが人気だという。
瀬戸内や北海道などの産品を楽しめる「うまいもの市」も同時開催している。
24日まで。 -
05年上半期の交通事故状況
伊那署はこのほど、管内で発生した今年上半期(1月-6月)の交通事故の状況をまとめた。人身交通事故は305件で前年同期比17件減(5・3パーセント減)、死者は1人で同比3人減(75・0%減)、けが人は385人で同比25人減(6・1パーセント減)となった。
市町村別の人身交通事故の発生状況は、伊那市が184件で同比7件減(3・7パーセント減)、高遠町が8件で同比3件増(60・0パーセント増)、箕輪町が60件で同比18件減(23・1パーセント減)、南箕輪村が52件で同比8件増(18・2パーセント増)、長谷村が1件で同比3件減(75・0%減)。箕輪町の事故件数については、バイパスでの事故が今年に入って減っている。
第一当事者が高齢者の事故、高齢者の関わりがある事故、歩行者の事故、飲酒がらみの事故が前年同期と比べ増加。事故原因の多くは、わきみ運転、左右の安全不確認、速度超過など、基本的な運転行為を怠っていた。
一方で、第一当事者が女性の事故、若年の事故、交差点内の事故が前年同期と比べ減少。交差点内での事故については、道路管理者と連携を取り、事故多発地点に安全対策を実施した効果が、減少につながったのでは-としている。
伊那署の下里幸巳交通課長は「今年の下半期からは特に、高齢者事故防止を重点にして、参加、体験、実践型の交通安全教育などを実施し、交通事故総量抑制を図るなかで交通死亡事故を防止していきたい」と話す。 -
盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが「すずたけ」を慰問
全国の福祉施設で歌謡慰問活動を続ける、岐阜県出身の盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが9日、伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」を慰問し、利用者約100人に歌のプレゼントで激励した。
歌手生活10周年汽悒・拭璽覦曲の「おんなの倖せ」のほか、代表曲の「北しぐれ」など約10曲を披露。藤代さんは、曲の合間に「歌が生きがいで毎日がんばっています」と、呼びかけたり、歌いながら握手を求めたりと、元気に歌う姿を利用者らの前で見せ、励ました。
今回は、市内坂下区のカラオケ喫茶「ニューつむぎ」オーナーの丹羽貴士さんが、少しでも社会に貢献したい-と、企画。知人と交流のあった藤代さんを招き、歌謡ショーを開いた。
13歳の時に失明した藤代さんは、1991年のデビュー以来、500カ所を目標に全国の福祉施設の慰問を続けており、「すずたけ」は380カ所目となった。 -
橋爪まさゆき陶芸展
落ち着いた色彩と個性的な形の花入れや茶碗などを手がける岡谷市在住の橋爪まさゆきさん(53)の第10回陶芸展が、14日から伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれ、生活を彩る食器などを中心とした約100点が、訪れた人々を楽しませている。<br> 「最初から最後まで自分の手で作り上げる」陶芸の魅力に引かれた橋爪さんは、栃木県の益子町と福井県の越前町で陶芸を学び、現在は土の質感や変化を表現できる焼締を中心とした製作活動を続けている。<br> 「焼締は灰のかかり方によっても表情が変化するが、完成してからも、土が徐々に変化して、作品が育つのでおもしろい」と話す橋爪さんの作品は、和の生活空間で生きる落ち着いた色彩を持つ一方、洋の空間でも調和する個性的な形をしたものが多い。<br> 今回は、10回を記念して記念品の贈呈もある。<br> 展示即売会は18日まで。入場は無料。<br>
-
いくよみはらし当選者の抽選会
先月、伊那市西箕輪のみはらしの湯は、「いくよみはらし」のごろに合わせ、194万3804人目の入浴客が訪れる日を、入浴客に当ててもらうイベントを実施した。今月10日、194万3804人を達成し、正解者が多数いたため14日、伊那市役所で抽選会を開いた。<br> 期間中、投票した人は407人。県外者も61人ほどおり、7月初旬に達成すると予想した人が最も多かった。<br> 予想以上に正解者が多かったため、当初予定していた"ピタリ賞"1人と予想が近かった人に贈るはずだった"近いで賞"4人を、正解者15人の中から抽選。松本市などの正解者もいたが、抽選の末、当選者はすべて市内在住者となった。<br> みはらしの湯は、今年度の秋から冬にかけて、来場者200万人達成も見込んでおり、それに合わせたイベントも企画中だという。<br> 当選は次のみなさん。<br>▼ピタリ賞=蟹沢絵美さん(伊那市)<br>▼近いで賞=会田行雄、北原恵美子、北原和彦、桜本やす子(以上伊那市)<br>
-
伊那混声合唱団「第39回演奏会」
伊那混声合唱団(平澤誠幹事長)の第39回演奏会がこのほど、県伊那文化会館大ホールであった。メインステージには、間近にひかえた権兵衛トンネルの開通記念として、組曲「木曽路」を披露。メンバー約30人の澄んだ歌声などに、観客は耳を傾けた。<br> 「花笠おどり」「秩父音頭」「伊那節」などの日本の民謡のほか、ポップソングの「晴れたらいいね」「You Go Your Way」など、10曲以上を披露。前回の演奏会から参加している、市内の春富中学校合唱部の特別出演もあった。<br> 伊那混声合唱団は、1958年5月、「伊那市民合唱団」として発足。福祉施設、公民館での演奏のほか、他の合唱団やソリストとの演奏交流など、地域との関わりを積極的に持ちながら活動を展開する。
-
太極拳教室メンバー6人が全国大会に出場
伊那市狐島の三沢カルチャーセンター内の太極拳教室のメンバー6人が、15日から東京体育館(東京)で開かれる、第22回全日本武術太極拳選手権大会に県代表として出場する。<br> メンバーは伊那市の三沢清美さん、矢田雅子さん、樫平竜一郎さん、島尻輝彦さん、駒ヶ根市の石田素子さん、宮田村の三沢美代子さん。いづれのメンバーも、男女別の個人種目に出場し、石田さんと矢田さんのペアは、組手の「推手」に出る。<br> 大会は、自分で型を構成する「自選」(表演時間=3窶・分)と、型の順番と動作が決められている「規定」(同=5窶・分)の2つに分かれ、型の美しさを競う。<br> 同教室代表の三沢清美さんは「中国の先生から、直系の正しい太極拳を教わり練習を積み重ねているので、大会ではレベルの高い表演を目指し高得点を期待したい」と豊富を語る。<br> 教室では、初心者をはじめとする受講希望者を随時募集する。問い合わせは、三沢カルチャーセンター(TEL76・2260)へ。
-
中日本総合ソフトボール選手権大会女子抽選会
第49回中日本総合ソフトボール選手権大会(第13回中学生、第9回小学生大会も兼ねる)の女子大会の抽選会が15日、伊那市役所であった。今年度の女子大会は同市が開催地のため、地元チームも特別枠で出場。同市から出場する2チームの対戦チームも決まった。
一般の部の「Twister」は愛知県代表の「中京大学」と、中学生の部の「伊那市立東部中学校(伊那中から3人補強)」は静岡県代表と、初戦で対戦する。
一般、高校、中学、小学生の4部門に分かれ、東海地区4県、北信越地区5県の各県代表チームと(開催県は特別枠を含む2チーム)と、前大会の上位2チーム(高校、中学、小学生の部は上位4チーム出場)が出場。トーナメントで優勝を競い合う。
大会は8月12窶・4日に実施。一般は美すずスポーツ公園運動場、高校生は富士塚スポーツ公園運動場、中学生は市営球場・県営伊那野球場、小学生は南箕輪陸上競技場で、それぞれ開幕する。 -
はらぺこチャパティー作り
野外保育園「はらぺこ」の子どもたちは15日、チャパティーづくりに挑戦した。<br> 保育士の小林成親さんの誕生日だったこの日「みんなで何か手作りしたものを食べてみよう」と、小麦粉と水、塩をこねてつくる簡単な薄焼きパン、チャパティーに挑んだ。<br> 水の代わりに牛乳を使い、全粒粉と中力粉、2つの粉で、白と茶、2色のチャパティーを作った。<br> 調理初体験の子どもたちは、牛乳と粉を混ぜ合わせたり、一度寝かせた生地をせんべい状に伸ばしたりと、さまざまな行程を体験。徐々に変化する生地の感触は、普段の粘土遊びと異なる驚きを子どもたちに与えた様子だった。<br> 外のかまどで生地を焼き始めると、香ばしい香りが辺りに漂い、味見をせがむ子どもが続出。<br> その後子どもたちは焼き上がったチャパティーに、ブルーベリーやリンゴのジャムをつけて、おいしく味わった。<br>
-
西春近短歌会31周年記念歌会
発足31年を記念して13日、伊那市の西春近短歌会は、同地区深妙寺などで記念歌会を開いた。見ごろを迎えたアジサイを見学した後、沢渡の会場へ移動し、それぞれが作った短歌を批評しつつ、31年を振り返った。
「伊那市の歌」を作詞した宮脇至氏に短歌を習ったことをきっかけに、数人のメンバーが会を結成。現在は、宮脇瑞穂氏に指導を仰ぎながら、月に一度、それぞれの作品を評価し合い、腕を磨いている。30周年となった昨年は歌集も出した。
途中参加の人もいるが、31年前から続けているメンバーも多く、最盛期は30人前後になったこともあったが、会の高齢化に伴いメンバーは減少。現在は13人ほどで活動を続けている。
この日会員たちは、更なる会の継続を胸にしつつ、それぞれ長年続けてきた短歌の腕前を確かめ合っていた。< -
伊那東部地区を対象にシルバー技能アップ講習を実施
伊那市と市交通安全協会は8日、70歳以上の高齢者を対象とした、「シルバー技能アップ講習」を市内美篶の伊那自動車教習所で開いた。参加者らは自身の運転技術を見直し、交通安全意識を高めた。
高齢者の事故防止を目的に、同講習を毎年実施。今回は「高齢者交通安全モデル地区」に指定されている同市東部地区(日影、上の原)の高齢者が参加した。
この日は、70歳-83歳の自動車を運転する15人が集まり、坂道、車庫入れ、踏み切りなど、場内の教習コースを運転し、指導員から適切なアドバイスを受けた。
参加した男性(76)は「指導員に注意してもらったことをふまえながら、これからも安全運転を心がけたい」と話していた。
伊那署によると、今年(7日現在)、管内で発生した人身事故319件のうち、高齢者が第一当事者の事故は55件(前年同期比9件増)、高齢者が関係した事故は88件(同15件増)。
市安協は、同モデル地区を対象とした、交通安全講話やアトラクションなどの内容の区民大会を11月13日、実施する予定。 -
新山小6年生が記念植樹
伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。<br><br><br>新山小6年生が記念植樹<br><br> 伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。
-
高遠町、長谷村へ伊那まつりをPR
<br><br><br> 伊那市の「第33回伊那まつり」(8月6、7日)をPRするため、酒井茂同市助役、中村孝夫実行委員長、林政喜実行委員会市民おどり委員長ら5人は12日、高遠町、長谷村役場をキャンペーンに訪れ、住民への参加の呼びかけなどの協力を依頼した。<br> そろいの法被(はっぴ)で高遠町役場を訪問した酒井助役らは、祭りの特徴や歴史などを伊東義人高遠町長に説明。中村実行委員長は「高遠町から、大勢の人たちが参加するよう協力を」と訴え、伊東町長は「全面的にお祭りに協力したい」と返答した。<br> 来春の3市町村合併をひかえ、市民踊りや祭りへの参加をPRするため、今年初めてPRキャンペーンを実施した。<br> 各市町村の交流を図るため、同祭りの「市民おどり」(8月6日)には、同町から30人、同村から50人の、住民と職員でつくる踊り連が参加。また、同市からは同町の「城下まつり」(23日)に50人以上でつくる踊り連が参加する。