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伊那市内でバラが見ごろ
現在バラ祭りが行われている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは、バラが見ごろとなっています。 しんわの丘ローズガーデンは、8,850平方メートルの敷地に220種類、1,800本のバラが植えられています。 現在は、「アンネのバラ」や「エレガント レディ」という品種などの中輪、大輪系が見ごろとなっています。 ガーデン内にある麓のバラ茶屋では、バラソフトやローズティなど、バラにちなんだメニューが提供されています。 バラ茶屋は10月中まで営業しています。 しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りは18日までですが、これから咲く品種もあり、花は7月まで楽しめるということです。 また、「いなまちバラぶらり」が開催されている伊那市の中心商店街では遅咲きのバラが花を咲かせています。 商店街には300本、およそ200種類のバラが並んでいます。 バラで地域活性化につなげようと商店主らで作る伊那まちバラまつり実行委員会が7年前から取り組んでいます。 いなまちバラぶらりは18日(日)までで、17日(土)午後6時からは商店街が歩行者天国となりジャズの演奏などが行われます。
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伊那愛樹会 春の盆栽展でさつきを展示
伊那愛樹会の第42回春の盆栽展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場にはさつきの盆栽38点が並んでいます。 伊那愛樹会は、上伊那在住の8人が会員となっていてそれぞれに丹精込めて盆栽を育てています。 春は毎年さつきを展示していて、40年から50年かけて仕上げた作品もあります。 こちらは、会長の五味純一さんの作品で、「光琳」という品種のさつきです。 昔からある品種で、花や葉が小さいのが特徴だということです。 五味さんは「手間をかけて作品を作り上げました。花だけでなく幹の模様や太さにも注目してもらいたい」と話していました。 伊那愛樹会の第42回春の盆栽展は、11日まで伊那市のいなっせで開かれています。 会場では、会員による盆栽相談も行われています。
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伊那市美篶 笠原シルバークラブが花の植えつけ作業
伊那市美篶笠原の高齢者でつくる笠原シルバークラブのメンバーは、地域の美化運動として花の植え付け作業を4日に行いました。 マリーゴールド、ベコニア、サルビアの3種類240本を、笠原ふれあい交流センター周辺に植えました。 クラブ員、全員が集まって作業するのは年1回で、交流を兼ねて毎年行っています。 メンバーは花の色や背丈を見ながら配置を決めて植えていました。 笠原シルバークラブには75歳から90代の約50人が所属しています。 今後は役員が草取りなどの管理を行うという事で「地域の人に楽しんでもらいたい」と話していました。
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表千家吉祥会 茶会で一服
茶道の表千家吉祥会による茶会が4日、伊那市山寺の常円寺で開かれました。 茶会には上伊那を中心に約150人が集まりました。 一つの茶碗を3人ほどで回して飲む濃茶席では会員が点前を披露し訪れた人たちをもてなしていました。 この回し飲みは千利休が確立した作法といわれていて一つの茶碗を共有することで団結力を高める意味があるということです。 訪れた人たちは茶碗の回し方や飲み口の拭き方など作法に従い味わっていました。 茶会には子どもも招かれ作法を学んでいました。 長野吉祥会では「伝統を大切にしながら茶道の普及に務めていきたい。」と話していました。
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特別列車イベントで高校生が観光アテンダント
信州デスティネーションキャンペーン期間に運行する特別列車の観光アテンダントに、伊那市の高遠高校と南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が挑戦します。 9日、高遠高校で開かれた高遠学園構想推進連絡会で報告されました。 信州デスティネーションキャンペーンは長野県とJRがタイアップし観光客の誘客を進めるもので7月1日から始まります。 特別列車・飯田線リレー号は、辰野駅から駒ケ根駅まで運行され、上伊那地方振興局が中心となりイベントを企画します。 列車にはツアー客や一般など100人近くが乗車する予定で、高校生は地域の情報を発信する観光アテンダントを務める計画です。 上伊那地域振興局では、若い視点で上伊那の良さを紹介してもらい、これをきっかけに地域の良さを再認識し、おもてなしの心をはぐくんでもらいたとしています。 高校生が観光アテンダントを務める「飯田線リレー号」は7月1日、8月26日、9月9日に運行される予定です
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東春近小学校4年生 りんごの摘果作業
総合的な学習でりんごの栽培に取り組む伊那市の東春近小学校の4年生は9日、余分な実を摘み取る摘果作業を行いました。 東春近小の4年生56人は、近くのりんご農家、伊藤一路さんのおよそ10アールの畑でりんごを育てています。 この日は、良いりんごにするために余分な実を摘み取る摘果作業を行いました。 小さい実を落とすことで栄養が行き届き、大きく成長するということです。 4月から5月にかけて霜の影響が心配されましたが、伊藤さんが火を炊くなどして被害はなく、今年はたくさんの実がついたということです。
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夏山シーズンへ 仙丈小屋荷揚げ
伊那市観光株式会社は南アルプスの仙丈小屋の今シーズンの営業開始に向け、ヘリコプターで食料や燃料などを輸送する荷揚げを9日行いました。 午前6時、伊那市長谷の標高1,680メートルにある歌宿から、仙丈ケ岳直下にある仙丈小屋への荷揚げが行われました。 食料や燃料などで約2・5トンを5往復して荷揚げし小屋に届けました。 仙丈小屋は南アルプス仙丈ケ岳の標高2,900メートルの場所にあり、昨シーズンの宿泊客は3,474人でした。 伊那市観光株式会社によりますと、今年は残雪が多く、谷筋には雪渓があるので注意して登ってほしいという事です。 今シーズンの本格的な営業は南アルプス林道バスの北沢峠までの運行が始まる今月15日から10月末までを予定しています。
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唐木さん手入れのホタルブクロが見頃
伊那市美篶上川手の唐木正義さんの自宅近くでは、ホタルブクロが見頃を迎えています。 唐木さんが手入れをしていて、およそ1,000本が見頃となっています。 花を育てるのが趣味という唐木さんは、ホタルブクロの他にもツユクサやバラなど、およそ50種類の花を育てています。 唐木さんによりますと、ホタルブクロはまだこれから咲くものもあり、あと2週間ほど楽しめそうだということです。
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女性の声を地域へ 「女子会プロジェクト」初会合
伊那商工会議所が、リニア開通を見据え女性の声を地域に活かしていこうと設置した「女子会プロジェクト委員会」の初会合が8日、伊那市内で開かれました。 女子会プロジェクトの委員は、(有)山田新聞店の山田康子さん、伊那市観光協会の渡辺和恵さん、伊那ケーブルテレビジョン(株)の小木曽容子さんの3人です。 山田さんは子育て中の母親で、去年、伊那まつりの花火大会のアナウンスをしています。 渡辺さんは、県内外の観光・食に関する情報を豊富に持っています。 小木曽さんは仕事を通して地域との繋がりがあり情報発信をしています。 伊那商工会議所では、10年後のリニア開通を見据え、今後伊那地域への新たな人の流れを期待して、今年度から4つのプロジェクト委員会を設置しました。 そのうちの1つが「女子会プロジェクト」で、女性の意見やアイディアを活かして地域の活性化に取り組もうというものです。 主に、月に1回のペースで子育てや仕事などの面から日々感じていることについて情報交換をします。 3人は「女性としての生活を見直すきっかけにしたい。様々な立場や世代の人の意見を聞いてプロジェクトに反映させていきたい」と話していました。
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鈴木岬さん絵画展
伊那市高遠町の画家・鈴木岬さんの絵画展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、花や風景を描いた日本画52点が展示されています。 鈴木さんは、日本画会準同人・日本画院会員の画家で、俳句のように季節を描く俳画の教室も主宰しています。 個展を開くのは今回が3回目です。 身近な自然の移ろいがテーマで、同じ場所を異なる季節で描いた作品も多くあります。 鈴木岬さんの絵画展は、13日まで、伊那市のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
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伊澤修二の縁でブリッジウォーター大の大学生が来伊
東京芸術大学の初代校長を務めた伊那市高遠町出身の伊澤修二が縁で、アメリカのブリッジウォーター大学の学生が伊那を訪れています。 ブリッジウォーター大学から、東アジアの近代史を専門とするウィンカイ・トゥ教授と、16人の学生が伊那を訪れました。 7日夜は伊那市内で、ウェルカムパーティーが開かれ、市内の有志で作る交流実行委員会が一行を歓迎しました。 この交流は、高遠出身の伊澤修二が縁で始まりました。 伊澤修二(1851-1917)は、明治時代にブリッジウォーター大学で2年間学び、帰国後、日本の教育制度の確立に尽力しました。 特に音楽教育には力を入れ、現在の東京芸術大学の初代校長を務めています。 トゥ教授は、東アジアの近代における功績が大きいことから、大学内に修二の展示館を作るなどその功績を広く周知しています。 2007年から交流が始まり、学生とともに伊那を訪れるのは3回目です。 一夜明けた8日、一行はまず、創造館を訪れました。 創造館には、修二に関する資料が多く残されています。 修二の家計簿や電話を発明したグラハム・ベルとの交流がうかがえる資料などもあり、一行は興味深そうに目を通していました。 修二は、英語を習得する際、ベルに師事しました。 修二が残した自伝には、ベルと電話を使って初めて会話したのは自分だと書かれているということです。 また、一行は高遠中学校を訪れました。 高遠中は「学ぶことは心を育てること」という修二の理念が教育方針となっています。 一行は、英語の授業を見学したり、園児と遊ぶためのおもちゃ作りを手伝ったりして交流を深めました。 一行は、修二の生家や高遠城址公園なども視察しました。
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【カメラリポート】 たかずやの里を巣立つ日
伊那市東春近にある児童養護施設たかずやの里を今年の春、一人の高校生が巣立ち新しい生活をスタートさせました。
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荒井区少年少女球技大会
小学生がキックベースを通して交流を深める荒井区少年少女球技大会が、3日伊那小学校校庭で開かれました。 球技大会には、荒井区の児童114人が参加し、地区ごと8つのチームで総当たり戦を行いました。 球技大会は、荒井区や荒井区公民館、青少年育成会が開いているもので、今年で40回になります。 荒井区の小林建正区長は「上級生と下級生が同じチームになることで団結力を深めていってほしい」と話していました。 大会の結果、上荒井西Aチームが優勝しました。
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伊那本線利用を高校生にお試し乗車券
伊那市・箕輪町・南箕輪村を結ぶバス「伊那本線」を高校生に利用してもらおうと、関係市町村は、お試し乗車券を7日、配布しました。 伊那市・箕輪町・南箕輪村の定住自立圏の取り組みとして市町村の枠を超えて走るバス「伊那本線」の運行を4月から始めています。 通学などに活用してもらい利用促進につなげようと関係する3市町村が運賃を負担し実施するものです。 対象となるのは、伊那本線沿線の伊那西高校・伊那弥生ヶ丘高校、伊那北高校、上伊那農業高校、箕輪進修高校の5校およそ3000人です。 乗車券は、1人2枚で来月23日まで区間に関わらず1枚につき1回乗車できます。 南箕輪村の上伊那農業高校では7日の朝、ホームルームの時間に乗車券が配られました。 バスは、朝5時台から夜8時台まで運行していて、部活や通学など高校生にも使いやすいダイヤになっているということです。 乗車券は、高校別に色を変えて作成していて後日、集計する計画です。 伊那本線は、伊那市西春近と箕輪町大出を結ぶ路線で、伊那行き、箕輪行きそれぞれ平日で1日9便が運行しています。 伊那本線の4月の利用者数は1144人で、1便当たり2.7人と利用が低調となっていることから、関係市町村では、今後さらに周知を強化して利用の増加につなげていきたいとしています。
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伊那市50年の森林ビジョン ゾーニングを検討
伊那市の、「50年の森林(もり)ビジョン」について検討を進める推進委員会は、森林管理を項目ごとに地図上に表す「ゾーニング」について意見を交わしました。 6日は、伊那市役所で会議が開かれ、委員やアドバイザーなどおよそ20人が出席しました。 山地・水資源の保全機能向上について考える第1部会、森林の生産力と林業経営の向上について考える第2部会、自然環境の保全について考える第3部会の3つに分かれ、各方面からゾーニングで採用する項目の検討を進めています。 この日は第3部会が、生物多様性やその活用などを基本にしてつくった図をもとに、意見を出し合いました。 現在、土砂災害警戒区域や地すべりの発生しやすさなどの項目を盛り込んだ「山地防災系ゾーニング」のほか、林業関係者の作業の難易度などの項目を盛り込んだ「森林管理ゾーニング」などが案としてあがっています。 ある委員は「活用する人によって必要な情報が変わってくる。危険因子に重きを置くのか、レクリエーション因子に重きを置くのか十分な検討が必要だ」と話していました。 信州大学農学部教授の植木達人委員長は「市民が見て何を感じるのか。どういう項目に興味があるのか。市民に納得してもらえるものを全員でつくっていきたい」と話していました。
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南アルプス研究会 自然エネルギー普及にむけたツアーを企画
地域資源を活用したまちづくりを目指すNPO法人南アルプス研究会は、来年度から自然エネルギーの普及を目的としたツアーを実施する計画です。 来年度からのツアー実施にむけ、商工団体や観光団体などから意見を聞こうと、7日にモニターツアーを伊那市内で行いました。 市役所を出発し、最初に、薪を流通させている高遠町の株式会社ディーエルディーを見学しました。 南アルプス研究会は、平成元年に旧長谷村で発足し地域資源を活用したまちづくりに取り組んでいます。 ツアーは、木質バイオマスや水力発電など自然エネルギーの普及を進め、さらに、地域振興や伊那市への誘客につなげようと企画しました。 ディーエルディーでは、上伊那産の針葉樹を薪にして自宅まで届ける宅配サービスを行っています。長野県や山梨県、仙台や名古屋地域の1,600軒に配達している事などが説明されました。 上伊那森林組合では木質ペレットの製造工場を見学しました。 研究会をバックアップしている伊那市は自然エネルギーの普及に力を入れていて、木質バイオマス利用による二酸化炭素抑制量を10年後に現在の3倍にする目標を設定しています。 ツアーは来年4月以降に実施する計画で、まずは、企業や自治体の視察むけのコースなどを検討していくという事です。
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稲辺さん環境大臣表彰受賞へ
地域の環境保全・環境美化に関し、特に顕著な功績があった人をたたえる環境大臣表彰を、伊那市の稲辺謙次郎さんが受賞します。 現在72歳の稲辺さんは、高遠城址公園の桜を始めとする伊那市内の桜の保護・育成に取り組んできました。 また、後継者の育成や、桜の保護団体の指導に当たったほか、森林・里山の保全活動を行っています。 受賞にあたり、稲辺さんは「これからもさらに頑張れということだと思う。今後も次の世代につなぐ仕事に重点的に取り組みたい」と話していました。 表彰式は、14日(水)に、東京都で行われる予定です。 なお、今年度、県内では、稲辺さんのほかに松本市の河川愛護団体が環境大臣表彰を受賞する予定です。
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さくら祭り 入園者数は伸び悩んだがイベント好評のものも
今年の高遠城址公園のさくら祭りの有料入園者数は16万7千人と客足は伸び悩みましたが、イベントでは予想を上回る人数が参加するなど好評でした。 6日は、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで、さくら祭全体反省会が開かれ報告がありました。 それによりますと、今年の高遠城址公園の有料入園期間は4月11日から29日までの19日間で、有料入園者数は16万7,282人と、目標としていた20万人は達成できませんでした。 好評だったのは、2年目となる「さくらスタンプラリー」で、4月5日から23日までの実施を予定していましたが、予想を上回るおよそ4,000人が参加し、15日にカードが終了する人気ぶりだったということです。 今年初めて行われた「アルクマ熱気球体験」は、ツアー客169人、一般客36人の合わせて205人が利用しました。 8日間行われる予定でしたが、風の影響などにより4日間の実施となりました。 伊那市では、「外国人も年々増えている。1人でも多くの人に訪れてもらえるよう観光客のニーズに合った取り組みをしていきたい」としています。
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伊那市西町 島村さん宅のバラが見頃
伊那市西町の島村洋さん宅のバラが見頃を迎えています。 島村さん宅の庭には、70種類およそ120本のバラがあり、現在見頃を迎えています。 「稜風の丘」という名前でローズガーデンとして開放していて、6日は近くの竜西保育園の園児が訪れ、バラの花を楽しんでいました。 バラの手入れをしている妻の玲子さんによりますと、今年の花は大きく、四季咲きのものもたくさん咲いたということです。 バラは、あと1週間程楽しめそうだということです。
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トンボの楽園 整備作業
ハッチョウトンボが生息する伊那市新山のトンボの楽園で、4日整備作業が行われました。 4日は、新山山野草等保護育成会のメンバーおよそ50人が、草刈りや木道の補修をしました。 作業は、春と秋の年2回行っています。 作業では、園の入り口近くに新たにアカシア材を使った歩道を設けました。 トンボの生息数が増え、入口近くでも見られるようになったことから今回設置されました。 トンボの楽園では、現在ハッチョウトンボの羽化がはじまっていて、最も多く見ることができるのは7月だということです。
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大学ラグビー 同志社と大東文化が対戦
伊那市大学ラグビーの招待試合が4日、伊那市陸上競技場で行われ、選手が力強いプレーを見せました。 緑のユニフォーム大東文化大学と、紺とグレーのユニフォーム同志社大学の顔合わせとなりました。 同志社は、去年の全国大学ラグビー選手権でベスト4に、大東大は同じくベスト8入りするなど、東西の強豪校同士の対戦です。 先制点を決めたのは同志社。前半19分に左サイドから抜け出してトライを決めます。 追いつきたい大東大は、前半27分に同点とすると、36分に追加点をあげ逆転します。 前半終了間際にはこのプレー。 トンガ人留学生のアマト・ファカタヴァ選手が自陣深くでボールを奪うと、およそ80メートルを快走します。 大東大が19対7でリードし、前半を折り返します。 攻撃の手を緩めない大東大は、後半だけで5つのトライを決め、54対24で同志社を下しました。 スタンドには、およそ1,300人のファンが詰めかけ声援を送っていました。
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県公衆衛生専門学校の学生が保育園児に歯磨き指導
伊那市荒井の県公衆衛生専門学校の学生は1日、保育園児に歯の磨き方を指導しました。 この日は、公衆衛生専門学校の3年生18人が、学校近くの竜西保育園の年長園児30人に歯の磨き方を指導しました。 これは、4日からの「歯と口の健康週間」に合わせて行われたものです。 園児の歯に薬を塗ると、磨き残しの部分が赤く染まりました。 学生が、上手に磨けていない部分を教えると、園児は鏡を見ながら歯磨きをしていました。 この日は、学生による劇も披露されました。 アニメキャラクターの紙人形を使って、歯の大切さや歯磨きの効果を伝えていました。 学生たちは「ごはんを食べたら必ず歯を磨きましょう。フッ素を塗ると歯が丈夫になります。」と話していました。 県公衆衛生専門学校では、「子どもたちが歯の大切さを理解し、楽しく自分で歯磨きができるよう指導方法を身につけてもらいたい」としています。
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伊那市 高遠さくらホテルの整備を検討
伊那市は、高遠さくらホテルの誘客力向上を目的にカフェテリアの新設など、施設の整備を検討しています。 市議会6月定例会が、5日に開会し、高遠さくらホテルの整備費用を盛り込んだ2億2千万円を追加する補正予算案が提出されました。 市は、高遠湖が見渡せる高遠さくらホテルの屋外に、結婚式も行えるカフェテリアを新設したい考えです。 また、既存のレストランの機能を拡充し、現代のニーズにあった施設にしたいとしています。 他に、オープンから22年がたち老朽化している露天風呂の改修を計画しています。 これら改修にかかる費用は、8,400万円で、うち2,500万円を国の地方創生拠点整備交付金で賄う考えです。 高遠さくらホテルの利用者数は、ここ数年1万人前後で推移していて、市では、ブライダル業務にも力を入れさらなる誘客につなげていきたいとしています。 補正予算案では他に、都市部の企業などに短期間のお試しオフィスを貸し出す「パノラマオフィス事業」に9,100万円、子育ての負担軽減を目的に紙おむつ用の可燃ごみ袋を出生時に贈る事業に160万円となっています。 今議会では他に、国会で審議されている「テロ等組織犯罪準備罪」創設に反対する請願など、6件の請願・陳情が提出されています。 伊那市議会6月定例会は、13日、15日、16日に一般質問、26日に委員長報告と採決が行われます。
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県知事表彰 3人が受賞
産業や地方自治など各分野で功績のあった人に贈られる今年度の知事表彰が5日、長野市で行われ伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受賞しました。 産業功労として、県商工会連合会理事で箕輪町の黒田重行さんが受賞しました。 黒田さんは、平成24年から県商工会連合会理事を務め、長年に渡り商工業の発展に尽力したとして表彰されました。
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伊那市美篶の矢島信之さん 自宅庭で「木陰演奏会」
伊那市美篶青島の矢島信之さんは、ムギナデシコが見ごろとなった自宅の庭に地元住民を招いて、演奏会を3日に開きました。 地元の交響楽団に所属している4人がクラシックや童謡など6曲を披露しました。 矢島さんは、地元の人たちを招待して去年から演奏会を開いています。 自宅横の畑ではムギナデシコが見ごろとなっています。 3年前に亡くなった妻美代子さんが育てていたものから種を取り少しずつ増やしてきました。 美代子さんは音楽が好きだったということです。 演奏会が終わると、矢島さんからのお土産で、ムギナデシコの摘み取りが行われました。 見頃は今月中旬までだという事です。
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伊藤和弌さんらが始めたローメンの日 20回の節目
伊那の郷土食ローメンを考案した今は亡き伊藤和弌さんらが始めた割引サービス、ローメンの日が4日、20回の節目を迎えました。 ローメンは昭和30年代に食堂「萬里」を経営していた伊藤和弌さんとその仲間が考案したものです。 当時冷蔵庫が無く夏の暑い日は麺が日持ちしなかったため長く保存する方法として蒸し麺を開発しました。 具材として羊の肉とキャベツを入れ、中国語で炒めるという意味の「チャー」、肉の「ロー」、そして蒸し麺の「メン」を合わせてチャーローメンと名付け、いつしかローメンと呼ばれるようになりました。 伊藤さんは20年前の平成9年に飲食店の仲間を集めて伊那ローメンズクラブを立ち上げ初代会長となり蒸し麺の語呂合わせで6月4日をローメンの日に制定するなどその普及に力をいれてきました。 伊藤さんは平成19年に亡くなりましたがクラブのメンバーがその遺志を継ぎ郷土食を伝えています。
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かんてんぱぱ祭りで全国各地60種類の羊かんを販売
伊那市の伊那食品工業の「かんてんぱぱ祭り」が3日に行われ全国各地の60種類の羊かんが販売されました。 北海道から大分県まで、18都道府県の24社、60種類の羊かんが販売されました。 羊かんを作るには寒天が欠かせません。 伊那食品工業は、取引のある東京の老舗和菓子店とともに実行委員会を立ち上げ、羊かんをPRする「羊かんコレクション」を2010年から全国各地で行っています。 伊那食品工業で行われるのは初めてで、訪れた人たちは試食をしながら好みの商品を購入していました。 伊那食品では、「昔は保存食としても扱われていて、1年中どんな気温でも溶けずにおいしく食べられる羊かんの魅力を、もう一度多くの人に再発見してもらいたい」と話していました。 用意された羊かんは午前中でほぼ完売しました。
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伊那市のセンターテニスコート リニューアル記念イベント
伊那市中央にあるセンターテニスコートのリニューアル記念イベントが3日に行われ、ヨネックスソフトテニスチームの選手がエキシビジョンマッチを行いました。 全日本シングルス選手権大会で2年連続優勝した徳川愛実選手ら4人がエキシビジョンマッチを行いました。 センターテニスコートは4月にリニューアルオープンし今日はその記念イベントです。 ソフトテニス部に所属している伊那市内の中学生や高校生を中心に150人ほどが参加しました。 センターテニスコートは、去年10月から今年3月末まで改修工事を行い、14面の人工芝のコートが完成しました。 伊那市によりますと、人工芝のテニスコートとしては県内で3番目の規模だということです。 リニューアルイベントは4日にも行われ、事前に申し込みのあった上伊那在住の50人が参加する予定です。 伊那市では、来年度以降、ソフトテニス連盟主催の北信越大会などの誘致をしていきたいとしています。
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しんわの丘ローズガーデン10周年記念セレモニー
2007年にグランドオープンした伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンが10周年を迎え、記念セレモニーが今日行われました。 伊那市消防団音楽隊が演奏を披露して、10周セレモニーに花を添えました。 しんわの丘ローズガーデンは、伊那市高遠町の伸和コントロールズ株式会社が長野事業所20周年をきっかけに整備し、2007年にグランドオープンしました。 220種類1,800本のバラが植えられていて、現在は咲き始めです。 10周年を記念し、新しい品種のバラ4種類が植えられました。 白鳥孝伊那市長はあいさつで、バラを中心にまちづくりを進める自治体などで組織する「ばら制定都市会議・通称ばらサミット」に伊那市が加盟したことをあげ、「数年後に市内でばらサミットが開催できるよう、この地域のバラを全国に発信していきたい」と話していました。 大輪系のバラは来週から見ごろを迎えるということです。
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50代女性が約83万円だまし取られる特殊詐欺被害
5月中旬、伊那市内に住む50代の女性がおよそ83万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。 伊那警察署の発表によりますと、5月中旬、被害者がインターネットサイトを閲覧中、画面上に「会員登録されました」などと表示されました。 画面に表示された連絡先に電話を掛けたところ、関係者を装う男から「退会手続き費用として会員費と入会費を支払う必要がある」「支払いをすれば会員費は返す」 などと言われ、被害者は2回にわたり、コンビニエンスストアのインターネット代金収納代行サービスで支払いをしました。 その後も「別のサイトにも会員登録がある」などと言われ、合計でおよそ83万円を支払いました。 期日になっても返金されることがなかったことから、被害者が警察に相談し、詐欺に気づいたものです。 伊那警察署では身に覚えのない料金を請求されてもすぐに相手に連絡をしないことや、一人で判断せず、必ず家族や警察に連絡をすることなどを呼び掛けています。