-
伊那北小学校で交通安全教室
伊那市の伊那北小学校で22日、交通安全教室が開かれました。
教室は、5・6年生を対象に開かれたもので、児童およそ200人が参加しました。
校庭では、教諭から自転車での横断歩道の渡り方などを教わった他、線からはみ出さない様に進む練習をしました。
路上講習では、伊那市の北部地区交通安全協会のメンバー6人とPTA6人が見守る中、児童らは交通ルールを確認しながら運転していました。
北部地区交通安全協会の山岸勝利会長は「自転車も車と一緒で運転する人の責任が問われる。交通事故の被害者にも加害者にもならないようルールを守ってほしい」と話していました。
交通安全教室は、夏休み前にも開かれることになっています。 -
伊那商工会議所 新入社員の激励会
伊那商工会議所が主催する新入社員の激励会が、18日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
激励会には、伊那市内の31社から90人の新入社員が出席しました。
伊那商工会議所が、毎年開いている合同の激励会です。
藤澤秀敬副会頭は、「自分がどのような役割で会社に貢献していくかを考え、働くことの喜びを感じながら早く仕事に慣れてほしい」と激励しました。
また、酒井茂副市長は、「勉強を怠らず日々自分を磨いて地域に貢献できる人材に成長してください」と話していました。
新入社員を代表して宮下建設株式会社の村井秀成さんは、「真摯に仕事に取組み、ここに集った全員が3年後も仕事を続けている事で、伊那市の企業は働きやすいと言われるように頑張りたい。」と誓いの言葉をのべました。
出席した新入社員らは、社会人としての決意を新たにしていました。 -
タウンステーションにセレクトショップ
伊那市の中心市街地の商店が厳選した商品を陳列・販売するセレクトショップが、タウンステーション伊那まちで開かれています。
たい焼き器に、有田焼の瀬戸物、そば切り包丁。
伊那市のタウンステーション伊那まちでは、商店街の商品を陳列し販売するセレクトショップが、12日から開かれています。
これは、タウンステーションの利用促進と商店に足を運んでもらうきっかけにしてもらおうと、伊那まちの再生やるじゃん会が企画したものです。
参加店舗は現在4店舗で、商品は出店者が自由に入れ替えることができます。
1か月単位で店を出すことができるため、やるじゃん会では「起業したい人のチャレンジショップの場としても活用してほしい」と話していました。
やるじゃん会では出店参加希望者を随時受け付けているということです。 -
あぐりスクール開講
小学生が農業体験をするJA上伊那のあぐりスクールが20日開講しました。
20日は、伊那市東春近榛原の畑でトウモロコシやニンジンの種をまきました。
あぐりスクールは、農作業を通じて楽しく農業や食について学んでもらおうと8年前から開かれているもので、12月まで水稲や野菜の栽培などを行います。
今期は辰野町から駒ヶ根市までの小学生60人が入校しました。
子どもたちはJAの職員などに教わりながら種をまいていました。
20日はJA上伊那本所で開講式も行われ、あぐりスクール校長の御子柴茂樹代表理事組合長は「体験を通じて農業の大切さや楽しさを学ぶとともに、たくさん友達を作って人間関係の輪を広げてほしい」と話していました。 -
夜回り先生 水谷修さんが講演
21日は伊那ライオンズクラブ結成50周年の一環として、夜回り先生として知られる水谷修さんによる講演会が伊那文化会館で開かれました。
横浜市生まれの水谷さんは、大学卒業後、高校の教諭となり生活指導を担当してきました。
深夜の繁華街をパトロールし若者とふれあうことで非行防止に取り組んできたことから夜回り先生と呼ばれています。
高校教諭を辞職後も全国各地で夜回りを続け悩みを抱える若者の話しを聞き、更生に導く活動を行っています。
今は自らが更生させた若者、およそ1万人以上が全国で夜回りの活動を行っているといいます。
水谷さんは東北地方で何度も、「死にたい」と相談を受けていた若者が東日本大震災後、被災した人たちを支援する活動を行っているという実例を挙げ、「人のために何かをしてみてください。ありがとうの一言が明日を生きる力になります。」と話していました。
水谷さんによりますと自らが立ち上げた悩みを抱える若者を支援する水谷青少年問題研究所には、これまでに伊那市からも数百件の相談が寄せられているということです。
21日は他に社会を明るくする運動作文コンクール長野県中学生の部で優秀賞を受賞した高遠中学3年の高島一綺君が「覚せい剤、麻薬について」という題名の作文を朗読しました。
高島君は職場体験をした薬局で覚せい剤や、麻薬の怖さを教えてもらったということで、「いやなことがあっても薬物に頼らないようストレスをためないことが必要だ」と話していました。 -
奉仕の誓い新たに
伊那ライオンズクラブの結成50周年記念式典が21日、伊那市で開かれ会員が奉仕の誓いを新たにしました。
式典には会員などおよそ170人が出席し結成50周年の節目を祝いました。
式典で池田章会長は「結成以来多くの先輩方がその時代に合った奉仕活動を積み重ねてきた。今後も友愛と相互理解の精神を高めながら実践していきたい。」とあいさつしました。
伊那ライオンズクラブは地域社会への貢献を目的に1963年昭和38年に発足し現在会員は63人。
ガールスカウトの活動支援や献血、献眼、臓器移植の推進に努めるほほか、フィリピンの貧困層への自立支援施設建設などの奉仕活動を行ってきました。
式典では記念事業として児童養護施設たかずやの里移転改築基金へ、100万円を寄付しました。
会員らは伊那ライオンズクラブ結成50周年の節目を祝うとともに社会奉仕への誓いを新たにしていました。 -
「元陽展」出品の力作22点並ぶ
上伊那地域の画家で作る翔の会の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、9人の画家による油絵や水彩画、22点が並んでいます。
展示会は、全国規模の作品展「元陽展」に出品している上伊那在住の画家が、絵画の研究発表の場として開いたもので、今回で2回目です。
20号から100号の大作まで元陽展に出品した作品が展示されていて、上伊那の風景を描いた作品も並んでいます。
代表の須澤重雄さんは「色彩豊かな作品展になっている。それぞれの個性を感じながら見てもらいたい」と話していました。
翔の会作品展は23日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
橋爪まんぷさん 絵本原画展
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんが挿絵を手掛けた絵本、伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」の原画展が、18日からベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には、絵本の原画20点が展示されています。
伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」は、駒ヶ根市の竜東地区に伝わる民話をもとに作られた創作絵本です。
主人公は、相撲好きで、いたずら好きの河童です。
ある日、馬と相撲をとった河童は、高遠藩の川奉行、中村新六という役人の屋敷に捕えられます。
河童は、万病に効くという薬草のありかを教えて逃がしてもらいました。
新六はこの薬草を「河童の妙薬」と名付け売り出したところたちまち大評判になったという物語です。
絵本は、定価が1,050円で、上伊那の書店などで購入できるということです。
原画展は23日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
桜シリーズ 片倉南原お堂の枝垂桜
20日は伊那市高遠町藤沢の片倉南原お堂の枝垂れ桜です。
片倉南原生活改善センターの隣には3本の枝垂れ桜が植えられています。
ここには地蔵の形をした岩などがまつられていて、それらを覆うように枝垂桜が咲いています。
桜は現在見ごろとなっていて、地元住民によりますと、あと一週間ほど楽しめそうだということです。 -
ふれあいバザール 手作り製品販売
南信地域の障害者就労支援センターの製品などを販売するふれあいバザールが伊那市のベルシャイン伊那店で20日から始まりました。
20日は南信地域の障害者就労支援センター10施設が集まり、手作りの手芸品やお菓子などを販売しました。
ふれあいバザールは障害者の工賃アップの取り組みの一環として行われているもので、この規模では今年で3回目です。
会場では伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくの利用者による織物の実演も見ることができます。
ある利用者は、「作っているものが実際に売れるとうれしいし、やりがいになります」と話していました。
ふれあいバザールは21日もベルシャイン伊那店で開かれます。 -
教諭らも参加し将来像検討
高遠高校の今後のあり方について検討する、将来像検討委員会の専門部会が19日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、初めて高遠高校の教諭らが参加して意見が交わされました。
この日は、これまであげられた意見を6つの項目に分けて堀り下げて考えようと分科会が開かれました。
将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県の第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
分科会には、委員会では初めて高遠高校の教諭が参加し意見を交わしました。
このうち、地域の保育園や小中学校との連携について考えた分科会では、高校教諭から高遠高校の良さについて「コース制になっているため、生徒の将来像が明確になっている」といった意見が出されました。
これに対し、地域の中学校教諭からは「コース制を生かしてどんな道に進んでいるのか、進路状況を見える形にしてほしい」と、中学生が入学に対して魅力を感じるよう情報を公開することの必要性を訴えていました。
石城正志校長は「教諭が参加したことで、内側からも外側からも理解の得られる検討結果がまとまると思う」と話していました。
委員会では、6月頃までに意見をまとめて高遠高校に報告することにしています。 -
業者・住民間の距離 平行線
伊那市の片桐建設は、西春近小出三区細ヶ谷で計画している大規模太陽光発電所、メガソーラーの建設について19日夜、2回目の説明会を開きました。
住民からは具体的な説明を求める声が多くあがり、建設合意に向けた歩み寄りは平行線となりました。
この日は小出三区集落センターで2回目の説明会が開かれ、細ヶ谷の住民などおよそ30人が、計画を発表している片桐建設から説明を受けました。
片桐建設のメガソーラーの計画は、去年夏に発表されたものです。
細ヶ谷の敷地およそ1.3ヘクタールに4千200枚の太陽光パネルを設置するもので、発電した電力は全て中部電力に売電する計画です。
建設が計画されている敷地から2メートルほどの場所には地区住民の住宅があり、細ヶ谷地区にあるおよそ20戸のうちほとんどが、現在の生活環境や景観が変化するようなメガソーラーの建設に対して反対するとの意思を示しています。
この日開かれた説明会では、業者側から前回あがった質問に対しての回答がありましたが、新たな質問に対しては要望書の提出があった段階で回答するとして、具体的な説明を希望する住民との距離は平行線となりました。
ある地区住民は「どうしても作りたいなら、住民の抱える不安を解消してもらいたい。質問に対してきちんと回答してほしい」と話していました。
片桐建設の片桐正会長は「説明が足りなかった部分もあると思うが、住民の意見も様々。今後についてはこれからの検討を進めていきたい」と話していました。
細ヶ谷地区では、今回の説明会であげられた質問をまとめ、片桐建設に回答を求めることにしています。
片桐建設では、今後も説明会を開く考えを示しています。 -
フラットな球場にリニューアル
施設の老朽化などにより改修工事が進められていた伊那市営野球場の工事がこのほど終了し20日、竣工式が行われました。
竣工式では、関係者がテープカットで改修工事の完了を祝いました。
伊那市営野球場は、昭和22年に完成し、これまで改修工事を重ねながら利用されてきました。
今回、施設の老朽化などから、大規模な改修工事が行われました。
グラウンドを囲んでいたスタンドが取り払われ、フラットな球場となりました。
球場の周りには、ウッドチップが敷き詰められた1周500メートルのランニングコースが新たに設置されました。
総事業費はおよそ1億8千万円で、そのうちおよそ9千万円は国からの補助です。
白鳥孝市長は「全体的にフラットになり、いろんな人が使いやすい球場になった。多くの人に活用してもらいたい」と話していました。
この日は、壮年ソフトボールの全国大会「全国ハイシニアソフトボール・信州伊那さくら大会」の開会式が行われ、全国から集まった壮年選手らによってこけら落としされました。
開会式では、高遠さくらクラブの清水達雄キャプテンが「伊那の桜のようにきれいに、ひと花、ふた花咲かせ、大会を盛り上げたい」と選手宣誓しました。
式が終わると市営野球場を含む市内3会場で、3つのリーグに分かれて試合が行われました。
全国ハイシニアソフトボール信州伊那さくら大会は、ソフトボールのまち伊那市を盛り上げようと去年から始まりました。
2年目の今年は、全国各地から40チーム、およそ800人の選手が参加しました。
試合は2日間の日程で行われ、21日は各リーグの準決勝以上の試合が予定されています。 -
高砂中の桜咲く
伊那市の東部中学校が、東日本大震災の被災地宮城県仙台市の高砂中学校の復興のシンボルにしてもらおうと、去年贈ったタカトオコヒガンザクラが花を咲かせました。
高砂中ホームページの17日付けの書き込みに、タカトオコヒガンザクラが開花したことが掲載されました。
高砂中の校門には、学校のシンボルだった桜の木がありましたが、震災の津波で枯れてしまいました。
このことを知った東部中では、高砂中を支援し交流していこうと生徒会が中心となってサクラプロジェクトを企画。
去年11月に執行部らが高砂中を訪れ、門外不出とされているタカトオコヒガンザクラの苗木を2本植樹しました。
開花したのは植樹した2本のうち東側の桜で、数輪の花が咲いたということです。
高砂中の生徒会長喜早太一君は、「桜が咲くか不安だったけれど咲いてよかった。まずは東部中学校の生徒やお世話になった方にお礼をいいたい」と話していました。
東部中の生徒会長若林洸くんは、喜早くんの話を聞いて「喜んでもらえてうれしい。東部中と高砂中の絆に花を咲かせていきたい」と話していました。
東部中学校では、生徒達の桜プロジェクトに対する取り組みの姿勢について、表情の変化を感じると話します。
高砂中での植樹の際に同行した桜守の稲辺謙次郎さんは「桜が開花したことを知り「一安心。木がまだ小さいから今はこのぐらいしか咲かないけれど、数年すれば多くの花を咲かせるのでは」と話していました。
伊那市から遠く離れた被災地で花を咲かせたタカトオコヒガンザクラ。
東部中と高砂中の交流のシンボルとなっています。 -
旧井澤家住宅で古書を展示
伊那市西町の旧井澤家住宅で、明治から昭和にかけての古書が展示されています。
古書は、近くに住む2人から寄贈されたもので、明治20年代から昭和20年代にかけての教科書を中心に215冊が並べられています。
中には、伊那市高遠町出身の日本画家池上秀畝の絵が載っている当時の雑誌の付録もあります。
昭和6年に講談社が発行した大衆雑誌「キングの付録で、関東大震災の様子を描いています。
ほかに太平洋戦争中に当時の政府が発行した国策雑誌もあり、戦争真っ只中の世相を反映しています。
今回は、端午の節句にあわせて高遠藩士の鎧やかぶと冑・足軽の具足も初めて飾ったほか、明治初めて飾ったほか、明治時代の節句飾りも公開しました。
部屋飾りの旗指し物と呼ばれるもので、高遠の旧家から寄贈されたものです。
古書と節句飾りの展示は、5月12日まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれていて、入館料は、200円となっています。 -
「布&友」キルト作品展
パッチワークキルト愛好者で作るグループ、「布&友」のキルト作品展が、今日から伊那市かんてんぱぱホールで始まりました。
作品展では、パッチワークキルトやつるし雛(びな)など、およそ100点が展示されています。
布&友では、昔の着物や布団など、古い布を使ってパッチワークキルト作品を作ります。
作品のイメージを決めてから、布合わせを行い、大きいものでは1年以上かけて、1つの作品を仕上げます。
布&友代表の土橋(つちはし)静代(しずよ)さんは、「古い布を使うことで、温かみが出る。出来上がるのに時間はかかるが、イメージをキルトで表現するのが楽しい」と話していました。
布&友キルト作品展は、今月21日日曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
オリジナル切手「高遠の桜」
伊那市の高遠郵便局などは、花見シーズンにあわせ3,000部限定で販売しているオリジナル切手「高遠の桜」を12日伊那市に寄贈しました。
高遠郵便局の高橋晴彦局長らが市役所を訪れ、白鳥孝市長にオリジナル切手2セットを手渡しました。
切手は、第1回信州高遠の四季展で大賞を受賞した東京都在住の日本画家高崎昇平さんが描いた絵がデザインされています。
切手は、花見シーズンに合わせて3千部限定で販売されています。
伊那市内の郵便局などで購入する事ができ、50円切手10枚一組900円のものと80円切手10枚一組1,200円の2種類があります。
白鳥市長は、「使うのがもったいない出来栄え。こうした切手は地域色が出るのでありがたい。」と喜んでいました。 -
南アルプス林道 バス運転手が整備
伊那市長谷の南アルプス林道バスは今月25日に、歌宿までの運行を開始します。
山岳観光シーズン本番を前に、バスの運転手達が、道路整備作業を行っています。
18日は、4人が林道に入って、落石をとり除いたり、落ち葉を掃くなどの作業を行っていました。
南アルプス林道バスの運転手10人が4月1日から毎日交代で作業に当たっています。
仙流荘前の営業所から、歌宿までは14.3キロあり、現在作業は、11キロ付近まで終了しています。
林道には雪が残る場所もあり、重機などを使って取り除いていました。
この整備作業は、昭和55年の南アルプス林道バスの開業以来34年続いています。
中には、34年間かかさず、この作業を続ける人もいます。
林道バスの運転手に採用されるには、重機の運転ができることが条件だったということで、今も全員が、重機を扱うことができます。
運転手自らが整備を行い、安全を確保し続けることで、南アルプス林道バスは、33年間無事故となっています。
4月25日の運行開始までに歌宿までの清掃を終え、それ以降は、6月15日の終点の北沢峠までの開通を前に、北沢峠までの6.3キロを整備するということです。
運転手達自らが安全を支えてきた林道バスは、今年も、25日から南アルプス林道を運行します。 -
天竜川漁協 イワナの成魚放流
天竜川漁業協同組合は、イワナの成魚を、18日伊那市長谷の黒川などに放流しました。
18日は、天竜川漁業協同組合のメンバーが、イワナの成魚、500キロを、天竜川の支流に放流しました。
イワナは、豊科で養殖された体長10センチから22センチほどの成魚です。
4月4日にも、上伊那の主要な渓流で放流していて、全部で1トンのイワナが川に放たれました。
3月までには、アマゴ1.2トンも放流されています。
原油価格の高騰などにより、今シーズンから1日券が1,000円から1,100円になるなど遊漁料が値上がりしました。
それに伴い渓流魚の放流量も1割程度、増やしたということです。
天竜川漁協では、ゴールデンウィークにむけ、4月27日にも、高遠ダム・箕輪ダム・横川ダムそれぞれに100キロのジャンボマスを放流する予定です。 -
元最高裁判事 那須弘平さん講演会
伊那北高校の卒業生で、元最高裁判所判事の那須弘平さんの講演会が13日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
これは、伊那北高校の同窓会やPTAが開いたもので、伊那北高校の生徒や保護者など850人ほどが集まりました。
那須さんは、写真や新聞の記事を交えながら、最高裁判所のしくみや、自身がかかわった裁判について紹介しました。
那須さんは、一票の格差について各地の高等裁判所で違憲状態などという判決が続いたことについて「最高裁だけでなく高裁でも見解を出すのは良いこと。国民の間でも議論するきっかけとなり、これも裁判所の役目だと思う」と話していました。
また、生徒たちには「志を高く持ち、それに向かって努力をしてほしい」と呼びかけていました。 -
伊那の最高気温25.3度 今年初めての夏日
18日の伊那地域の気温は、今年最高の25.3度を観測し、6月下旬並みの汗ばむ陽気となりました。夏日となったのは、今年初めてです。
南箕輪村南殿にある小阪洋治さん宅です。
3千坪あるという裏庭の一部には約300本のミツバツツジが植えられていて、現在、見頃となっています。
造園を趣味としている小阪さんは、10代の頃、大鹿村や中川村の山でこのツツジをわけてもらい、50年以上この庭で育てています。
18日の伊那地域の最高気温は25.3度を観測し、今年初めての夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、あす以降は、西高東低の冬型の気圧配置に戻り、気温が下がる予想です。
小阪さん宅のミツバツツジは早咲きのものは散り始めていますが、まだ蕾のものもあり今月いっぱいは楽しめるということです。
小阪さんは「誰でも散策して楽しんでください」と話していました。 -
伊那ナイターソフトボール連盟リーグ戦開幕
伊那ナイターソフトボール連盟のリーグ戦の開会式が16日夜伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で行われました。
開会式にはリーグ戦に出場する23チームが参加しました。
上位のAリーグと下位のBリーグにわかれ、10月中旬まで総当たり戦を行います。
伊那ナイターソフトボール連盟の有賀政光会長は、「優勝を目指すチーム、試合後の一杯を楽しみにするチームなど様々な目標があるが、怪我の無いよう楽しんで戦ってほしい」とあいさつしました。
昨年度のBリーグ優勝チーム、Getsの飯塚真悟キャプテンが選手宣誓をしました。
この後伊那ケーブルテレビ杯春季トーナメントの開会式も行われました。
ラッキーズの池田淳キャプテンが選手宣誓をして健闘を誓いました。
ケーブルテレビ杯には14チームが出場します。 -
地域発元気づくり支援金 要望額減
市町村や公共団体の自主的な取り組みを支援する長野県の地域発元気づくり支援金の選定委員会が17日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
17日は2回目となる委員会が開かれ、今年度の対象事業を審査しました。
今年度要望があったのは62件、およそ7,400万円で、昨年度に比べ件数は3件、金額はおよそ3,400万円少なくなっています。
事業区分別では産業振興・雇用拡大に19件およそ3千万円、教育・文化の振興に12件およそ1,600万円となっています。
支援金は、全県に昨年度よりおよそ1億5千万円少ない8億5千万円が、上伊那には昨年度よりおよそ1,500万円少ない7,600万円が配分されます。
要望額が減ったことについて、上伊那地方事務所では、今年度から支援金の下限を30万円に設定したことや、すべての事業で自己負担が必要となったことが要因と見ています。
青木一男所長は、「公正な採択で効果的な支援をしていきたい」とあいさつしました。
17日の審査結果をもとに今月末までに採択事業が決まります。 -
桜舞う高遠 かっぽれ披露
17日は、桜の花びらが舞う中、東京の大道芸人がかっぽれを披露し、花見客を楽しませていました。
かっぽれを披露したのは、東京の大道芸人で、光江流社中、桜川光江家元率いる17人です。
桜川さんによりますと、「かっぽれ」は元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったということです。
桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で、5年前から毎年、この時期に訪れています。
桜川さんは「桜吹雪という最高の場面で踊る事ができ心が弾む。見ている人達が元気に、笑顔になってもえれば」と話していました。 -
高遠城址公園 ボランティアガイド好評
天下第一の桜の名所として知られる、伊那市高遠町の高遠城址公園。
市民らのボランティアガイドグループが花見客を案内する、ワンコインガイドが好評です。
案内をするのは、伊那市観光協会の観光ボランティアガイド養成講座の受講生50人でつくる「い縲怩ネガイドの会」のメンバーです。
ワンコインガイドは、1グループ500円で、およそ40分かけ、園内の桜雲橋や本丸などを回り、桜の特徴や歴史などを説明するものです。
会では、これまで、園内に設置された案内所でのパンフレット配布や情報提供などを行ってきました。
ワンコインガイドは、観光客からの園内のガイドをしてほしいとの声を受け、今シーズンから新たに始めた取り組みです。
実践の場を増やし、ガイドの腕を磨く狙いもあります。
5日からスタートしたワンコインガイドのサービス。
桜がつぼみの頃は、満開の雰囲気を知ってもらおうと写真を使っての説明や、ガイドに自信のないメンバーは他のメンバーの説明を聞くなど、技量向上を目指し工夫をしているという事です。
会によりますと、今日までにおよそ70グループが利用したという事です。
ガイドのサービスは、22日まで行う予定していて、収入は、伊那市内の桜の保護・育成に使われるさくら基金や、会の活動費にあてるという事です。 -
釣り体験教室
小さい頃から釣りに親しんでもらおうと宮田村の駒ケ根高原近くにある釣り堀で14日、釣り体験教室が開かれました。
これは、伊那市西町に今月オープンした釣具店ブリスエフのオープイベントとして開かれたもので、伊那市内の小中学生を中心に10人が参加しました。
釣り堀にはイワナやヤマメ、ニジマス合わせて70匹が放流されました。
教室では、始めにスタッフからエサの付け方や竿の投げ方など基本的なアドバイスがありました。
この後、子どもたちは魚のいるポイントに竿を下していました。
イワナとヤマメを釣った人には景品がでるということもあり参加者した子供たちは夢中になって釣りを楽しんでいました。
イベントを行った釣具店ブリスエフでは、「教室を通し釣りの楽しさを知ってもらえれば」と話していました。 -
西箕輪でアパート火災
16日午前1時30分頃、伊那市西箕輪大萱でアパートの一部を焼く火事がありました。
この火事でアパートに住んでいた男性の死亡が確認されました。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市西箕輪大萱のハイツ皓月です。
火はおよそ1時間15分後に消し止められましたが木造モルタル2階建てのアパートの一部を焼きました。
この火事で、出火元と思われる部屋に住んでいた小林光一さん78歳が病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
伊那署では現在、火事の原因について調べを進めています。 -
食堂こかげ2年目スタート
伊那市高遠町藤沢の主婦が運営する農家食堂こかげが2年目をスタートさせました。
今年は、喫茶や惣菜の配達などにも力を入れ地域に根付いた食堂を目指したいと張り切っています。
食堂こかげは、地元伊那市高遠町藤沢の主婦が地元農産物を活用して地域の活性化につなげようと去年4月29日にオープンしました。
16日も昼時には、多くの人たちが訪れ厨房のスタッフたちは大忙しでした。
代表を務めるのは藤沢宗子さんです。
過疎化が進み、空き家や耕作放棄地が目立つようになった地域を女性パワーで盛り上げようと去年食堂をオープンさせました。
豚の角煮やニジマスの煮付けに小鉢を付けた御膳や地元野菜を多く使った日替わり定食が人気です。
藤澤さんによると去年は11月まで営業し月平均の利用は500人だったということです。
今年は4月1日にオープンし16日現在500人余りが訪れているということです。
今年は、ランチ以外に喫茶にも力を入れていく他、一人暮らしのお年寄り宅へ惣菜の配達も行っていきたいとしています。 -
野底で春の例大祭
伊那市野底の諏訪神社の春の例大祭が13日と14日に行われました。
野底地区では、五穀豊穣を願い毎年この時期に春の例大祭が行われています。
14日は、地区の子どもたちが神輿をかついで区内を練り歩きました。
子供みこしは、毎年野底の小学生が中心となってかつぎ、この春中学校に入学した1年生がリーダーを務めます。
子どもたちは2班にわかれて区内およそ130戸を一軒一軒回りました。
庭先では子どもたちが「まわれ まわれ 塩まいておくれ」の掛け声に合わせて神輿を回し家内安全や無病息災などを願いました。
野底地区では「年々小学生が少なくなってきているがこの祭りを大切にし後世に伝えて行きたい」と話していました。 -
高遠町勝間のしだれ桜満開
伊那市高遠町勝間の薬師堂のしだれ桜が見ごろを迎え多くの花見客が訪れています。
薬師堂のしだれ桜は樹齢140年を超える古木です。
毎年高遠城址公園の桜より数日遅れて見ごろとなり公園の桜を見た帰りに訪れる人も多くいます。
今年は例年より一週間ほど早く咲き現在は満開です。
16日は、県内外から多くの花見客が訪れ散策したり、写真に収める姿が見られました。
勝間のしだれ桜は21日頃まで楽しめるということです。