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アートスクールの人物画講座
信州高遠美術館が主催するアートスクールの人物画講座が13日、開かれました。
人物画講座には、伊那市などから12人が参加しました。
アートスクールは、信州高遠美術館が月1回開いている全11回の講座です。
講師は、毎回地元の画家や陶芸家が務めています。
13日は、前の美術館長の竹内徹さんがデッサンで描く人物画をテーマに指導しました。
参加者らは、鉛筆や木炭で、影や光のあたる部分を表現していきました。
竹内さんは「人物を大きな形でとらえることが大切。画面を2割、モデルを8割みて描くように」などとアドバイスしていました。
また美術館のホールでは、アートスクール展が開かれています。
今年度の講座の中で制作した作品、25点が展示されています。
作品展は3月13日まで開かれています。 -
高遠町伝統 だるま市
伊那市高遠町伝統のだるま市が、11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人達で賑わっていました。
だるま市は、400年前から続いていると言われていて、毎年、五穀豊穣を祈る、鉾持神社の祈年祭に合わせ開かれています。
参道や高遠町商店街には、およそ70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並びました。
きのうは、朝から雪が降るあいにくの天候となりましが、訪れた人達は、だるまの顔や大きさ等を吟味し、値段交渉を楽しみながらだるまを買い求めていました。
中には、自宅の他に、親戚等に配る為に、いくつもだるまを買い求める人もいて、参道周辺は活気に満ちていました。
訪れた人は「毎年の事。新しいだるまを買ってやっと年が明けた感じがします。」と話していました。
ある露天商は、「雪が降った日は、ふりこむと言い、縁起がいい日。だるまのご利益で、今年一年良い年にしてほしい」と話していました。 -
人形飾りの準備大詰め
今月11日に、伊那市高遠町でだるま市が開かれます。
これに合わせ、毎年訪れる人達を楽しませている人形飾りの準備が大詰めを迎えています。
人形飾りが始まったのは1700年頃とされていて毎年だるま市に合わせて高遠町内の各地区で作られています。
高遠町総合支所では、伊那市役所職員互助会の会員など43人が人形飾りを製作しています。
作業は、人形を引き立てるバックと人形づくりの2班に分かれて行われています。
今年は、去年映画化され話題となった宇宙戦艦ヤマトです。
支所内には、長さおよそ5メートルの戦艦の土台がほぼ完成しています。
飾りは、発砲スチロールをやすりやノコギリで削ってキャラクターの形を作り、ペンキで色を塗って完成です。
伊那市役所職員互助会の作品は9日、総合支所前に飾り付けられることになっています。
今年、人形飾りは町内から4作品が出品される予定です。 -
長野県内初 コンビニ交付スタート
上伊那の6市町村は、「住民票の写し」と「印鑑登録証明書」を全国のセブンイレブンで取得できるコンビニ交付を7日から始めました。
この取り組みは県内で初めてとなります。
コンビニ交付を行うのは、伊那市や駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村の6市町村で、県内で初めてのサービスです。
7日は、伊那市のセブンイレブン伊那みすず店で、市町村長や関係者が出席し開始セレモニーが行われました。
白鳥孝伊那市長は「最初は2種類だが、今後は、税関係など取得できる種類を増やし、利便性を高めていきたい」と挨拶しました。
株式会社セブンイレブンジャパンの星劭さんは「ニーズが高い行政サービスを積極的に取り入れ、近くて便利なコンビニにしていきたい」と挨拶しました。
テープカットに続き、早速、市町村長らは、機械を操作し、証明書を発行しました。
コンビニ交付は、住民基本台帳カードを使い、全国にある、およそ1万3千店舗のセブンイレブンで、住民場の写しと印鑑登録証明書を取得する事ができるものです。
時間は、午前6時半縲恁゚後11時までで、手数料は、一部あたり、250円。役所の窓口や自動交付機で発行する場合は、300円で、50円安くなっています。
コンビニ交付に必要な、住基カードの普及率は、6市町村で、およそ3万3千6百枚、19.4パーセントにとどまっています。 -
引持で大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事、大数珠回しが6日、伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。
大数珠回しは、伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事で、6日は、集落の34戸からおよそ50人が集まりました。
集まった人たちは、輪になって座り、大きな数珠を回しながら、南無阿弥陀仏と唱えていました。
数珠の中には、一つだけ大きな玉があり自分の所へ回ってくると頭を下げ、願い事をしていました。
引持集落の住民は「地域の行事を大切にし伝えていきたい」と話していました。 -
フラワーアレンジで季節の花飾りつけ
季節の花をあしらったフラワーアレンジメント講座が6日、信州高遠美術館で開かれました。
この講座はバレンタインデーを前にプレゼント用の花の飾り付けを知ってもらおうと、信州高遠美術館が開いたもので、主婦など16人が参加しました。
講師は、伊那市美篶の矢島園芸社長、矢島修さんが務めました。
矢島さんは、花の配置や、見栄えのするリボンの結び方などを指導していました。
使われた花は、バラやスイートピー、カーネーションなどで、参加者は、色とりどりの花を籐のかごに飾りつけていました。 -
冬の高遠フェスティバル
冬の高遠を楽しむイベント「冬の高遠フェスティバル」が5日、伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で行われました。
この日は県内外からおよそ350人が訪れ、スノーシューや歩くスキー、ソリ遊びなどを楽しみました。
このイベントは、雪を使った遊びや体験活動を通じて、自然に親しんでもらおうというもので、今年で3年目になります。
スノーシューの体験では参加者が「大股歩きにならないように」と指導を受けながら雪の上を歩いていました。
ここ数日の暖かさで雪はかなり少なくなっていますが、参加者は雪の残っている場所を選んで歩いていました。
自然の家近くに設けられた長さ120メートルのソリ用常設コースでは、子ども達がソリ遊びを楽しんでいました。
あるスタッフは「雪は少なくなってしまったが、高遠の自然を楽しんでもらいたい」と話していました。
冬の高遠フェスティバルは6日までで、6日は申し込みをした参加者によるそりすべり大会が行われる予定です。 -
今年の桜開花 平年並みか早め
日本気象協会は、2日、今年1回目の桜の開花予想を発表しました。
全国的に、平年並みか、平年より早くなる見込みです。
日本気象協会の発表によりますと、今年1月は、全国的に気温が平年を下回る厳しい寒さとなりましたが、今後、気温は平年並みか高めになり、桜の開花は平年並みか平年より早くなると見込んでいます。
県内のソメイヨシノは、長野市で、平年並みの4月13日ごろの開花を予想しています。
高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラのつぼみは現在、固く閉じていますが、2ミリほどに成長していました。
高遠城址公園も平年並みの開花が見込まれます。
なお、2日の伊那地域の最高気温は8.6度まで上がり、2月下旬から3月中旬並の暖かさとなりました。 -
「高遠ぶらり」試験版で現地テスト
伊那市高遠町の昔の地図を活用した携帯情報端末のソフトウェア制作に向け、29日、試験版のソフトを使った現地テストが行われました。
この日は、ソフト制作に協力しようと、市内外からおよそ20人が参加しました。
ソフトは、観光振興や歴史学習に活用してもらおうと、伊那図書館などが企画し、制作を進めています。
現在、ソフト制作に必要な情報を集めたり、実際にどのように活用できるかを試験するためにワークショップが開かれていて、今回で2回目です。
ソフトは、iPadやiPhoneなどの携帯情報端末で、高遠の昔の地図上に、現在自分のいる場所を表示するもので、「高遠ぶらり」と名付けられています。
今回は、前回の町内探索で、参加者が気づいた点などが入力された試験版ソフトが用意され、これを使った現地テストが行われました。
試験版のソフトは、高遠町出身の画家、池上秀畝が明治時代に描いた地図「旧高遠城之眞景」の上に、現在地が表示されるところまで制作が進んでいます。
伊那図書館の平賀研也館長がiPadを片手に、進徳館や東高遠の武家町跡を案内していました。
平賀研也館長は「予想はしていたが、使ってみるとやはりおもしろい。侍が横を通り過ぎるのではないか、というような気持ちになれる」と話していました。
また、参加者は観光客の目線になって、景色の良い場所や気になった点などを、スタッフに伝えていました。
ある参加者は「昔の地図を見ながら歩くと、昔の街並みを歩いているような不思議な感覚になる」と話していました。
伊那図書館では、今後も一般参加者を交えての探索を行う予定で、参加者の意見や要望を取り入れ、3月の初め頃に完成版を配信したい考えです。 -
高遠高校芸術コースの卒業制作展
高遠高校芸術コースの卒業制作展が、伊那市の信州高遠美術館で開かれています
会場には、高遠高校芸術コースで美術と書道を専攻している3年生17人の作品、およそ40点が並んでいます。
作品展は、3年間の集大成の場として毎年行っているものです。
美術では、130号の油絵や絵に物を貼り付けて立体的に見せた作品などがあります。
書道では、古典を模写した作品など7点が並んでいます。
作品には、3年間の思い出や今回の作品に対する意気込みが添えられています。
会場には、高遠焼き窯元の浦野真吾さんに教わって作った高遠焼きも展示されています。
ある生徒は「多くの人に支えられてここまで来ることができた。その成果を多くの人に見てもらいたい」と話していました。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月3日まで開かれています。 -
伊那消防団の河南分団 防災イベント行う
伊那市消防団の河南分団は、地域の将来を担う子供たちに消防団の役割を伝える防災イベントを23日、伊那市高遠町の河南中央公民館で行いました。
防災イベントには、消防団員と地域住民およそ70人が集まりました。
イベントは、地域の子供たちに防災意識を高めてもらうとともに、消防団の活動を知ってもらおうと行われているものです。
23日は、団員による小隊の編成訓練やラッパ隊の訓練が披露されました。
他にも、ポンプ車1台と小型ポンプ積載車3台が会場に展示され、訪れた人は実際に乗ってみたり、写真を撮ったりしていました。
河南分団の小松守分団長は「自分たちの住み地域を、自分たちで守るという意識を子ども達にももってほしい」と話していました。 -
交通栄誉章を受賞した原義一さんらが受賞のあいさつに
長年にわたり交通安全に尽力した人などに贈られる、交通栄誉章を受賞した原義一さんらが21日、伊那警察署を訪れ、依田公雄署長に受賞を報告しました。
伊那警察署を訪れたのは、伊那市の原さんと柿木茂さん、箕輪町の小林交石さんら5人です。
原さんは、現在伊那交通安全協会の顧問で前会長を務めるなど、交通安全教育の構築や飲酒運転の根絶活動に携わってきました。
それらの活動が認められ、今回交通安全功労者に贈られる緑十字金章を受賞しました。
柿木さんと小林さんは、長年無事故無違反で、安全運転推進の功績が認められ、優良運転者に贈られる緑十字銀章を受賞しました。
依田署長は「近年、管内の交通事故発生件数が減少しているのはみなさんのおかげです。これからも先頭に立ってがんばってください」と感謝していました。 -
引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田の引持で、17日、今年一年の無病息災や五穀豊穣などを願う、獅子舞が披露されました。
引持生活改善センターには、およそ70人が集まり、地区に伝わる獅子舞を見物しました。
引持の獅子舞は、物語になっていて、ヒョットコにせきたてられた、獅子が起き、悪魔を払います。
獅子の体にはノミついていて、体を動かした獅子は、ノミが動き出し痒くなりますが、ノミを取り、獅子自体もすっきりするという、構成となっています。
この獅子舞はかつて、1月17日に地区の役員の家に集まり、徹夜で酒を酌み交わし、芸を楽しみながら、日の出を待つ、お日待ちの行事の中で、行われてきたという事です。
現在は、1月17日に近い日曜日に引持生活改善センター集まり、獅子舞が行われています。
引持獅子舞保存会の前田茂会長は、「地区で守られてきた獅子舞を、若い世代に継承し、守っていきたい」と話していました。 -
10歳の節目を祝うニ分の一成人式
10歳の節目を祝うニ分の一成人式が13日、伊那市高遠町の高遠小学校で行われました。
二分の一成人式には、今年10歳になる4年生の児童と保護者などおよそ100人が出席し、子ども達の成長を祝いました。
二分の一成人式は、子ども達が10年という節目の時期に、両親やお世話になった人への感謝の気持ちを表そうと毎年開かれているものです。
式では、児童1人1人が「水泳をがんばってオリンピックに出たい」「大型バスの運転手になりたい」などと将来の夢について発表しました。
児童を代表して原千聡さんは「この日を迎えられてうれしいです。ここまで大きくなれたのは両親や地域の方のお陰です。」と挨拶しました。
子ども達は、両親に感謝の気持ちを込め、手紙と花束を渡しました。
保護者らは、「立派に育ってくれて感激している」と話していました。 -
雪対策 高遠城址公園で桜の木の支柱立て
伊那市高遠町の高遠城址公園で、桜の木を雪から守る支柱立ての作業が行われました。
6日は桜守の2人が、新しく支柱を立てたり、古い支柱を取り換えるなどの作業に取り組んでいました。
支柱立ては、毎年雪が積もる前に行われる作業です。
公園内にあるタカトオコヒガンザクラおよそ1500本を見て回り、雪で枝が折れないように柱を立てて支えます。
支柱が必要な桜は全体の1割弱で、桜守が支柱を桜の枝に縛り付けていました。 -
高遠地区で成人式
伊那市高遠町地区の成人式が2日、高遠さくらホテルで行われました。
高遠町地区で成人となったのは男性37人、女性32人の、合わせて69人です。
式では成人者を代表して安西隼大さんが「社会人としての責任を自覚し、信頼される人間になり、郷土発展のために努力していきたい」と決意を述べました。
式ではほかに新成人による意見発表も行われました。
このうち山本友理さんは「表面上の成人ではなく、精神的、内面的な大人になりたい。」
また僧侶を目指している松井大歩さんは「現在は厳しい修行の毎日を送っている。
僧侶としての心構えを身につけていきたい。」と抱負を述べました。 -
高遠ブックフェスティバルが「地域発元気づくり大賞」
平成21年度に伊那市高遠町で行われたイベント、第1回高遠ブックフェスティバルが、県の「地域発元気づくり大賞」に選ばれました。
高遠ブックフェスティバルは県の元気づくり支援金およそ500万円の補助を受け、高遠町の古本屋などでつくる実行委員会が開いたものです。
本を要とした観光スタイル、ブックツーリズムを確立し、地域の活性化を図りました。
県では平成21年度に元気づくり支援金を活用した事業の中から、特に優れたものを選定し、高遠ブックフェスティバルなど3事業を大賞に選びました。
高遠ブックフェスティバルは、このイベントの開催が地域商店街に経済効果をもたらしたことや、本の町づくりに向け、住民の支援の輪が広がったことなどを、大賞に選んだ理由にあげています。
実行委員会では今後、本を通した町づくりについて単発的なイベントだけで終わらせるのではなく、日常的に人が集まるような企画を実施していきたいとしています。
地域発元気づくり大賞の贈呈式は来年1月13日に県庁で行われます。 -
高遠町長藤分団第1部にポンプ車導入
伊那市高遠町長藤分団第1部に新しいポンプ車が導入されました。
24日には入魂式が行われ、消防団員など関係者およそ30人が集まりました。
長藤分団第一部がこれまで使用していたポンプ車は、25年たち老朽化していました。
今回導入された車両は、吸水につかう真空ポンプが1つ増え、吸水時間を短縮することができます。
最大放水量も、これまでの車両の毎分2000リットルから、2600リットルとなりました。
装備品などを含め、購入金額はおよそ1,500万円です。
長藤分団の伊藤秀樹分団長は「長藤、高遠、藤沢の各地区の、中心となるポンプ車として、十分能力を発揮できるよう訓練を重ねていきたい」と話しました。 -
年に1度の窯焼きに向け準備
伊那市高遠町伝統の「高遠焼き」の窯、白山登り窯での窯焼きの準備が進んでいます。
今週はじめから窯焼きの準備が進められ、窯元の浦野真吾さんが焼き物を窯に詰めています。
高遠焼きは江戸時代からの伝統があり、一時途絶えていましたが昭和50年に復活。平成7年に現在の場所に登り窯が作られました。
白山登り窯は、千点以上の焼き物を同時に焼くことができます。
年に1度、焼き物の数が揃った時期にだけ使われる独自の窯です。
焼き物を窯に詰め終わると、入口の部分に隙間のないようレンガを積み重ねます。
上部には窯に薪を投げ込むために取り外すことのできるふたを取り付けます。
薪が奥まで届くように何度も高さを調整します。
電気窯で焼いたものと違い、火のムラが醸し出す独特の風合いが出るのが特徴です。
浦野さんは「この時期が来ると気持ちが高まる。どんな焼きものができるか楽しみ」と話していました。
火を入れて本格的に焼きはじめるのは30日頃からになるということで、4日間焼き続け、その後2週間ほど乾燥させてから窯出しを行います。 -
冬至 ゆず湯でぽっかぽか
今日は冬至。1年間で最も日が短い日とされています。
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯では冬至に合わせ、ゆず湯風呂で訪れた人たちをもてなしました。
冬至にゆず湯に入ると風邪をひかないという風習にならい、さくらの湯の露天風呂には、ゆずが浮かべられました。
入浴客は、香りを楽しみながら温泉につかっていました。
さくらの湯では年内は30日まで、来年は正月1日から通常通り営業し、訪れた人たちに甘酒を振る舞うほか先着200名にプレゼントも用意するということです。 -
伊那市理容組合がさくらの家に寄付
伊那市理容組合は20日、伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家に、歳末募金として4万3千500円を寄付しました。
20日は、伊那市理容組合の小林佑介さんと白沢新一さんが、さくらの家を訪れ、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長に、寄付金を手渡しました。
伊那市理容組合では、毎年、加盟するおよそ60店の協力をつのり、市内の福祉施設に寄付をしています。
小池会長は、「利用者の為に大切に使わせていただきます」と話していました。 -
「保科正之人生道中記」出版へ
202回に渡り、新聞長野日報に掲載された「保科正之人生道中記」を本にしようと、出版委員会総会が20日伊那市役所で開かれ、今後の日程や販売目標などを確認しました。
総会には、委員や作者の大槻武治さんらおよそ50人が集まりました。
「保科正之人生道中記」は保科正之の人生を描いた作品で、去年の9月から今年の6月まで、202回にわたり長野日報に掲載されました。
本は、「名君保科正之公の大河ドラマをつくる」運動と連動して出版されるもので、作品を多くの人に読んでもらい、保科正之について知ってもらおうというものです。
9月から4回にわたり出版準備会を設け、計画を進めてきました。
委員会では、目標出版部数をおよそ700冊としています。
本は、3月初旬に上伊那地域の書店で、1冊1600円で販売される予定です。 -
高遠第一保育園でお楽しみ会
高遠第一保育園は、西高遠高齢者クラブのお年寄りを招き、歌や劇を発表するお楽しみ会を17日、開きました。
お楽しみ会には、西高遠高齢者クラブの会員や保護者などおよそ80人が集まりました。
高遠第一保育園では、地域のお年寄りと交流を深めていこうと年に3回、高齢者クラブの会員をお楽しみ会や運動会などのイベントに招いています。
17日は、練習してきた劇や歌などを発表しました。
年長のすみれ組は、玉の付いた手袋をはめ、音楽に合わせて音を鳴らす「フィンガータップ」に挑戦しました。
西高遠高齢者クラブの井口公雄会長は「園児が一生懸命やっている姿を見ることでパワーをもらえる」と話していました。
高遠第一保育園では、「今後も地域のお年寄りとの交流を深めていきたい」と話しています。 -
高遠中の生徒が車イスを寄贈
伊那市高遠中学校の生徒は14日、特別養護老人ホーム「さくらの里」に車イス2台を寄贈しました。
この日は、高遠中学校3年の伊藤佳央さんと大石さやかさんの2人がさくらの里を訪れ、車イスを寄贈しました。
高遠中学校では、地域住民に廃品回収を呼びかけ、通学途中に集めています。
今年の廃品回収では、およそ12万円分の廃品が集まったということです。
さくらの里を運営する、社会福祉法人「高遠さくら福祉会」の山浦恭民理事長は「車イスは利用頻度も高いし大変助かる。有効活用させてもらいたい」と話していました。
伊藤さんは「少しでも役に立ててうれしい。ぜひ使って下さい」と話していました。 -
高遠産の新酒「やまむろ」発売
高遠旨い酒研究会による高遠産の新酒「やまむろ」の販売が始まりました。
新酒「やまむろ」は、高遠で栽培された酒米「ひとごこち」が使われていて仕込みは、高遠の酒蔵仙醸が行いました。
12日は酒屋や酒米の栽培農家らでつくる、高遠旨い酒研究会会員およそ15人が、酒造の神様といわれている、伊那市高遠町の鉾持神社松尾社で新酒の完成を祝い、好調な販売を祈りました。
「やまむろ」の販売は今年で6年目で、去年より200本多い、800本を作りました。
新酒「やまむろ」は720ミリリットル入り、1,260円で高遠の酒屋で買うことができます。 -
満光寺で松の雪吊り
これからの雪のシーズンを前に、伊那市高遠町の満光寺では、境内の松を雪の重みから守る雪吊りの作業が行なわれ、本格的な冬を迎える準備が整いました。
長さ10メートルと12メートルの2種類の長さのさおに、それぞれ100本の縄をくくりつけます。
それを松の中心部分に垂直に立て、縄を周囲に落としていきます。
さおを建てる作業、縄を落とす作業も経験と感がものを言います。
完成した雪吊りを眺めるだけでは、わからない苦労がそこにはあります。
作業にあたっているのは、シルバー人材センターに登録している高遠地区の6人で、雪吊り作業は今年で7年目。
リーダーの池上健一さん79歳は、現役時代、水道関係の工事をしてきました。
独学で雪吊りの技を学びました。
満光寺境内3本の松の中で最も有名なのがこの極楽の松。
こちらにも雪吊りが施されました。
樹齢500年ともいわれるこの松は、武田信玄の弟、信廉が高遠城内にあったものを信玄の遺言により、移植したと伝えられています。
以来、極楽の松と呼ばれるようになり、一目見るだけで、極楽往生できると言われています。
明治32年、満光寺は、焼けましたが、境内にある3本の松は残りました。
極楽の松を含め、3本の松は、今では、地域の人たちの手によって、大切に守られています。 -
東ティモールを訪問していた市民グループ帰国を報告
11月26日から3泊5日で東南アジアの東ティモールを訪問していた市民グループ12人のうちの3人が7日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に帰国を報告しました。
7日は、団長の野々田高芳さんと矢沢親男さん、北原義克さんの3人が、白鳥市長に訪問の様子を報告しました。
メンバーは、現地で受け取った伝統の織物「タイス」を白鳥市長に手渡すと、28日の独立宣言記念式典に招かれたことや、大統領と懇談したことについて話しました。
訪問は、現地で日本大使を務める伊那市高遠町出身の北原巌男さんの呼びかけをうけ、実現したものです。
メンバーは、「独立前にインドネシア語を強制されていた親と、公用語のポルトガル語を話す子どもとで言語が異なる」「15歳から34歳までの未就労者が6割を超えている」「生活環境が日本の敗戦の時よりも悪い」などと、現状を話しました。
白鳥市長は「我々が現地の人が作った物を買うことで仕事が生まれる。イベントなどで機会を作っていきたい」と話していました。 -
高遠第一、第四保育園統合検討
伊那市は高遠町の第一保育園と第四保育園の統合について、園舎の建設に過疎債が活用できる、平成27年度までに検討をしていきたいとしています。
これは9日開かれた、伊那市議会一般質問の中で、議員の質問に対し、白鳥孝市長が答えたものです。
白鳥市長は、高遠第一保育園は園児が減少、第四保育園は園舎が老朽化している事から、地元の意見を聞きながら、統合を踏まえ今後の在り方について検討を進めたい考えを示しました。
統合する場合、新しい園舎の建設については、過疎債の期限となる、平成27年度までに行いたいとしています。
この他に伊那東、竜東、伊那北保育園についても、園舎が老朽化している事等から、建て替えや統合について検討を進めたいとしています。 -
東部中、高遠中、長谷中 学校再編検討
伊那市教育委員会は、東部中、高遠中、長谷中の3つの中学校について、通学区再編などの検討を進めています。
県内一のマンモス校である東部中と、過疎により生徒数が減少している、高遠中と長谷中の問題を解消しようと、市教育委員会が今年度から、本格的に議論を進めています。
再編は「東部中学校の通学区内の生徒が、希望により隣接する中学校へ通えるようにする」、「東部中の分割や、高遠中と長谷中の統合など学校の再編」、「高遠高校との中高一貫校を見すえた連携」の3つ案を柱に検討が進められています。
市教育委員会では、構想がまとまり次第、関係者による委員会を立ち上げ、議論を進めていきたいとしています。 -
行方不明者協定締結
伊那市高遠町勝間区と社会福祉法人高遠さくら福祉会は、行方不明になった人を協力して捜す行方不明者協定を結びました。
8日は伊那市高遠町勝間区のグループホーム桜で協定の調印式が行われました。
この協定は、グループホームを利用している人などが施設を出て、行方不明になった場合などに地区住民が協力して捜すものです。
地区住民は、地域の地理に詳しいことなどから、協定を結ぶことで行方不明者の早期発見が期待されています。
協定を結んだ、福祉会の山浦恭民理事長は、「地元と施設がこれまで良好な関係を続けてきたおかげです。これを機会に他の施設でもこのような協力関係が築かれることを願います。」とあいさつしました。
また勝間区の小松博康区長は「施設は入所している地区住民もいるし、働いている人もいる。協定が施設と地区の発展につながることを期待する」と話しました。