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4年振り一般公開 中尾歌舞伎春季公演
伊那市長谷に伝わる伝統芸能、中尾歌舞伎の春季定期公演が29日、中尾座で行われました。
今回の演目は落語をもとにした「人情噺文七元結」です。
江戸時代の下町が舞台で博打好きの男、長兵衛の娘が父の借金を返すために自ら吉原に身を売ろうとします。
吉原の女将は長兵衛に五十両を貸しますが、その帰り長兵衛は身投げをしようとしている男、文七に出会いその金を渡してしまうという筋書きです。
新型コロナの感染状況が落ち着いていることから今回4年振りに一般公開されました。
中尾座には約200人が訪れ、熱のこもった演技にはおひねりを投げ歓声を送っていました。 -
南アルプス林道バス 今シーズンの運行開始
伊那市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が25日から始まりました。
25日は伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所で出発式が行われ、テープカットで運行開始を祝いました。
午前10時5分の便には、伊那市地域おこし協力隊員など3人が乗車しました。
南アルプス林道バスは、1980年に運行が開始し、40年以上無事故で運行しています。
25日から6月14日は歌宿まで、6月15日から11月15日は北沢峠まで運行します。
昨シーズンの利用者は5万735人でした。
2021年は2万5,264人で、昨シーズンはコロナ禍前の水準に戻っています。
標高1680メートルの歌宿に到着すると、乗客は景色を楽しんでいました。
歌宿までの運賃は850円で、手荷物料は220円となっています。
また、林道沿いでは、例年より1週間ほど早くシナノコザクラが咲き始めています。
見頃は来月上旬だということで、今後はホテイランやムシトリスミレが楽しめるということです。
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伊那を抹茶の産地に!長谷中尾でお茶の苗を植樹
伊那市野底の日本茶専門店お茶屋いちえなどは、伊那市を日本有数の抹茶の産地にしようと、長谷中尾にお茶の木の苗を、24日に植樹しました。
24日は、地元の長谷小学校の全校児童50人と長谷中学校の全校生徒31人が参加し、お茶の木の苗を植樹しました。
お茶屋いちえの井口裕太さんが、地元産の茶葉で抹茶を作りたいと考え、長谷で自然栽培による米づくりに取り組んでいるWakka Agriの細谷啓太さんに相談し、小中学生を巻き込んだ企画として実現したものです。
井口さんの実家で生育したお茶の木の苗およそ200本を植えましいた。
この場所は、田んぼや畑の間にある斜面で、日当たりも良いことからこのスペースを有効利用できないかと考え、地元の人から借り受けたものです。
子ども達は、15cm間隔に穴を掘り、苗をポットから移していました。
今後は、Wakka Agriが草取りや水やりなどの管理をします。
収穫した茶葉は、抹茶として加工する計画です。
井口さんによると、長野県産の茶葉を使った抹茶はないということです。
将来的には伊那から日本全国や海外で販売できるように、無農薬・無肥料での栽培に挑戦します。
5年ほどで茶摘みができるようになるということで井口さんは、「中学3年生が二十歳の節目を迎えた時に一緒に味わいたい」と話していました。 -
電車部品・信号機コレクション展示
関東私鉄の鉄道部品や本物の道路用信号機などのコレクションを並べた展示会が、伊那市長谷のカフェで開かれています。
電車の側面にある行き先表示機に吊革、歩行者信号灯器などが並びます。
展示会が開かれているのは、伊那市長谷非持のJAZZ CAFE蔵ZENです。
これらは、伊那市の中村和永さん27歳が所有するコレクションです。
神奈川県出身で、箕輪町の電子部品メーカーに勤める中村さんは、子どもの頃から鉄道部品や信号機に興味を持ち、オークションや鉄道会社のイベントなどで買い集めました。
コレクションは、500点にのぼり、今回の展示は、その中の一部です。
中村さんは、購入したものの接続方法を調べ作動するよう自作しています。
中村さんのコレクション展、鉄道&信号展は来月8日まで伊那市長谷のJAZZ CAFE蔵ZENで開かれています。 -
中尾歌舞伎 本番間近稽古に熱
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎の定期公演が、29日に行われます。
本番まで10日を切り、稽古にも熱が入っています。
20日夜は公演がある中尾座で、稽古が行われました。
本番が近いこともあり、半分ほどの役者が衣装を身に着けて稽古を行いました。
衣装のメンバーは、帯や帯揚げといった和装小物がそろっているか事前に確認しながら着つけていました。
今回の演目は、落語をもとにした「人情噺 文七元結」です。
江戸時代の町民の気質と人情が表現された作品で、中尾歌舞伎のレパートリーの中で、唯一、大団円となる作品です。
今回、丁稚役で、長谷保育園の年中児、松田 みなみちゃんが初出演します。
稽古で、みなみちゃんは、しっかりとした演技を見せていました。
みなみちゃんは「本番もがんばりたい」と話していました。
中尾歌舞伎の春季公演は、新型コロナの影響で、4年ぶりに一般に公開しての開催となります。
中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表は「わかりやすい出しものなので、ぜひ観て親しんでもらいたい」と話していました。
今回、会場での観覧は先着100人の事前予約制で、すでに定員に達しています。
中尾歌舞伎春季公演は、29日(土)に、伊那市長谷の中尾座で行われます。
なお、伊那ケーブルテレビでは公演の模様を29日午後1時30分~122チャンネルで生中継します。
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津野祐次さん企画展「雲上浪漫partⅡ」
伊那市長谷の山岳写真家津野祐次さんの88回目となる企画展「雲上浪漫partⅡ」が、長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。
会場には中央アルプスを撮影した作品、33点が展示されています。
津野さんは現在77歳で、今も山に登り、写真を撮り続けています。
今回の企画展では、中央アルプスが2020年に国定公園に指定されたのを記念して発行した写真集「雲上浪漫」の中から厳選した写真を展示しています。
新型コロナも落ち着き、多くの人に改めて中央アルプスの魅力を知ってもらいたいと企画しました。
会場には、展示できなかった148枚の写真を見ることが出来るモニターも設置してあります。
企画展「雲上浪漫partⅡ」は6月30日まで長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。
入場料は大学生以上が100円、高校生以下は無料です。 -
伊那ナイターソフトボール リーグ戦・トーナメント戦開幕
伊那ナイターソフトボール連盟の今年度のリーグ戦開会式が18日に行われました。
開会式では、昨年度のリーグ戦で入賞したチームから優勝旗やトロフィーが返還されました。
今年度47回目となるリーグ戦は、7チームの総当たりで行われます。
選手を代表して信濃路クラブの有賀真太郎さんが選手宣誓しました。
リーグ戦は、5月29日から行われます。
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伊那市創造館で企画展 中尾歌舞伎展
伊那市長谷の農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の歴史を紹介し、衣装や道具などを展示する企画展が、創造館で開かれています。
歌舞伎の舞台で使う「かつら」、華やかな衣装などが会場に並びます。
また上演作品が上映されています。
目を引くのは、江戸時代の慶応元年1865年に中尾集落の人々がお金を出し合って作った引き幕です。
企画展オープンの初日(25日)は中尾歌舞伎保存会の関係者などが出席し、セレモニーが行われました。
セレモニーの後、創造館職員の解説を聞きながら展示品を見て回りました。
展示作品の中には、筆で書かれた台本があります。現在も、保存会の会員が稽古で使用している台本です。長らく「師匠」として指導に当たり、2014年に95歳で亡くなった西村清典さんが書き写したものです。
その西村さんや中尾歌舞伎についてのドキュメンタリー作品も観ることができます。
中尾歌舞伎は、江戸時代から中尾地区に伝わる地歌舞伎で、太平洋戦争で一時中断しましたが、昭和61年(1986年)に復活して以来、現在も続いています。
また、創造館の1階には、歌舞伎の顔出しパネルも設置され写真を撮ることができます。
この中尾歌舞伎企画展は、6月26日(月)まで、創造館で開かれています。入場は無料です。
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県内で新たに上伊那8人含む71人新型コロナ感染確認 2人死亡
長野県内で27日、新たに上伊那地域の8人を含む71人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
松本市は、新型コロナ患者2人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は8人、上田・諏訪保健所管内でそれぞれ10人、飯田保健所管内で8人、松本保健所管内で6人、佐久・大町保健所管内で
それぞれ5人、北信保健所管内で4人、木曽・長野保健所管内で
それぞれ1人、長野市3人、松本市10人の合わせて71人です。
松本市は、いずれも基礎疾患がある40代と80代の2人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万8,743人で入院は77人、死亡は870人です。
26日午後8時現在の確保病床使用率は11.8%となっています。 -
上伊那35人含む233人感染確認
長野県内で25日、新たに上伊那地域の35人を含む233人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、伊那保健所管内は35人、上田保健所管内で28人、飯田保健所管内で26人、諏訪保健所管内で19人、佐久保健所管内で18人、松本保健所管内で12人、大町・北信保健所管内でそれぞれ9人、長野保健所管内で5人、木曽保健所管内で4人、長野市42人、松本市26人の合わせて233人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万8,424人で入院は70人、死亡は868人です。
24日午後8時現在の確保病床使用率は10.6%となっています。
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新型コロナ 上伊那12人含む県内162人感染確認
長野県内で18日、新たに上伊那地域の12人を含む162人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は12人、上田保健所管内で21人、佐久保健所管内で15人、諏訪保健所管内で14人、松本保健所管内で13人、飯田保健所管内で10人、長野保健所管内で7人、北信保健所管内で5人、木曽保健所管内で4人、大町保健所管内で3人、
長野市33人、松本市25人の合わせて162人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万6,918人で入院は177人、死亡は865人です。
17日午後8時現在の確保病床使用率は19%となっています。
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上伊那20人含む170人新型コロナ感染確認
長野県内で14日、新たに上伊那地域の20人を含む170人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は20人、諏訪保健所管内で29人、佐久保健所管内で19人、飯田保健所管内で14人、松本・長野保健所管内で
それぞれ12人、上田・北信保健所管内でそれぞれ7人、大町保健所管内で4人、木曽保健所管内で2人、長野市21人、松本市23人の合わせて170人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万5,982人で入院は173人、死亡は862人です。
13日午後8時現在の確保病床使用率は19.7%となっています。
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伊那華のシリーズ新商品 「長谷の太陽ラー油せんべい」
JA上伊那のプライベートブランド伊那華のシリーズの新商品、「長谷の太陽ラー油せんべい」が7日に発売されます。
こちらが伊那華の長谷の太陽ラー油せんべいです。
直径およそ13.5センチ、厚さ2センチで、上伊那産のうるち米を使用しています。
長谷中学校の生徒が作ったラー油「長谷の太陽」を加え、ピリ辛な味付けになっていて、価格は税込み310円です。
6日は、伊那市のJA上伊那本所で西村篝組合長が商品をPRしました。
伊那華の長谷の太陽ラー油せんべいは、JA上伊那の直売所や管内のA・コープ、ファミリーマートJAであすから販売が始まります。
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長谷小3年生 中尾座で「孝行猿」披露
伊那市長谷の長谷小学校3年生は、長谷に伝わる民話「孝行猿」を題材にした演劇をきょう、中尾座で披露しました。
孝行猿は、猟師の勘助が母猿を仕留め家の囲炉裏に吊るしていたところ、夜中に子猿が家を訪れ、手を火にかざしては母親を暖めようとします。
その姿に心打たれた勘助は、母猿の墓を作り供養したという、親子の愛情を描いた物語です。
長谷小学校では毎年3年生が孝行猿について学んでいて、去年9月の授業参観でもこの劇を披露しましたが、地域住民にも見てもらおうと、中尾座を借りて発表を行いました。
会場にはおよそ70人の地域住民や保護者が訪れました。
最後には、おひねりが飛び交い、盛大な拍手が送られました。
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県内で新たに上伊那17人を含む357人新型コロナ感染確認 死亡3人
長野県内で3日、新たに上伊那地域の17人を含む357人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県は、新型コロナ患者3人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は17人、佐久保健所管内で51人、長野保健所管内で36人、飯田保健所管内で34人、諏訪保健所管内で32人、松本保健所管内で29人、上田保健所管内で22人、大町保健所管内で16人、北信保健所管内で13人、木曽保健所管内で1人、長野市68人、松本市38人の合わせて357人です。
県は、65歳以上で基礎疾患がある3人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万3,326人で入院は117人、死亡は856人です。
2日午後8時現在の確保病床使用率は13.8%となっています。 -
長谷総合支所 来年5月完成予定
伊那市議会全員協議会が24日開かれ、新しい長谷総合支所の概要が説明されました。
支所の完成は来年5月を予定しています。
新しい支所は、木造・平屋建てで、延床面積はおよそ690㎡となっています。
4つの課22人の事務スペースや、市民ホールなどがもうけられ、屋根には、太陽光発電設備が設置されます。
事業費は、およそ4億8千万円です。
6月から建設工事が始まり、来年5月の完成を予定しています。 -
県内で新たに上伊那3人を含む210人新型コロナ感染確認
長野県内で24日、新たに上伊那地域の3人を含む210人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は3人、飯田保健所管内で38人、佐久保健所管内で26人、松本保健所管内で18人、北信保健所管内で17人、上田保健所管内で14人、諏訪保健所管内で12人、長野保健所管内で10人、大町保健所管内で1人、長野市47人、松本市24人のあわせて210人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万1,300人で入院は152人、死亡は842人です。
23日午後8時現在の確保病床使用率は17.8%となっています。
県は、松本圏域の県独自の感染警戒レベルを3から小康期に引き下げます。 -
県内で新たに上伊那29人を含む367人新型コロナ感染確認 死亡4人
長野県内で21日、新たに上伊那地域の29人を含む367人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また、県は、4人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は29人、佐久保健所管内で71人、諏訪保健所管内で53人、飯田保健所管内で35人、松本保健所管内で29人、大町保健所管内で24人、長野保健所管内で18人、上田保健所管内で14人、
北信保健所管内で11人、木曽保健所管内で3人、長野市17人、松本市63人のあわせて367人です。
また県は、65歳以上で基礎疾患がある4人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万120人で入院は153人、死亡は842人です。
20日午後8時現在の確保病床使用率は18.7%となっています。
また、伊那保健所管内の高齢者施設で利用者12人の集団的な発生が疑われる事例があったことがわかりました。
なお、上田圏域の県独自の感染警戒レベルが、3から小康期に引き下げられます。 -
高遠藩の遺産 小中学生が見学
千曲市の県立歴史館で、入場を無料にする歴史館パートナーの日「KOAの日」が1月22日に開かれ、上伊那の小中学生の親子が歴史の一端に触れました。
県立歴史館では、高遠藩に焦点をあてた冬季企画展が現在開かれています。
電子部品製造のKOAが「歴史館のパートナーの日」として入場無料で上伊那の小中学生を招待しました。
参加したのは、親子34人で、職員から展示物の説明を受け、高遠藩が地域に残した遺物の意味について考えました。
歴史館入口ロビーには、KOAの企業紹介コーナーも用意され、地元企業が製造する電子部品についても学びました。
見学の最後には、質問タイムが設けられ、笹本正治特別館長が参加した子どもたちの質問に応えていました。
県立歴史館の冬季特別展「高遠藩の遺産~最後の藩主が残したもの~」は、2月26日まで開かれています。 -
国交省に戸草ダム建設を要望
上下伊那の17市町村でつくる三峰川総合開発事業促進期成同盟会は7日国土交通省を訪れ戸草ダム建設再開を要望しました。
期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は建設再開に向け流域全体で取り組んでいきたいとしています。
要望活動を行った白鳥市長は8日伊那ケーブルテレビの取材に対し「美和ダムだけでは治水は限界にきている」と述べました。
国土交通省を訪れた期成同盟会は古川康国土交通大臣政務官や岡村次郎水管理・国土保全局長らに要望書を手渡しました。
国交省では、豪雨に対応した天竜川水系の河川整備計画の見直しを検討していることから、期成同盟会は戸草ダム建設の再開を含めた河川整備計画の見直しを早期に行うことを求めています。
白鳥市長は「戸草ダム建設のために家や田畑を手放した人たちへの思いに報いなければならない。」と話していました。
要望を受けた国交省からは「災害が激甚化していて気候変動への対応を考える必要がある。スピード感を持って河川整備計画の見直しを進めたい」といった回答があったということです。
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中尾歌舞伎保存会が化粧体験教室
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、歌舞伎の化粧体験教室を5日に中尾座で開きました。
教室に参加したのは一般から募集した5人と保存会の会員あわせておよそ20人です。
講師は保存会で化粧係を務めている大木島さや香さんです。
参加者は白塗りを刷毛を使い施しました。
その後、見本を見ながら専用の紅と墨で自分の気に入った隈取に挑戦していました。
保存会では中尾歌舞伎に興味を持ってもらおうと化粧体験を企画しました。
また保存会の会員の勉強会も兼ねて行われました。
中尾歌舞伎の春季定期公演は4月29日を予定しています。
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戦国バッグづくり講座
戦国時代の武将のサインや朱印をあしらった世界に一つだけのマイバッグを作る催しが、伊那市の伊那公民館で、4日に開かれました。
戦国時代の武将のサインにあたる「花押」、そして朱印。
織田信長の「天下布武」と書かれた朱印、武田勝頼の朱印などが用意されました。
参加者は花押や朱印をはさみで切り、無地のエコバッグにアイロンを使ってプリントしていました。
また、缶バッヂも作りました。
市内で保管されている古文書をデータ化し、活用する事業の一環です。
講座には、小学生から70代まで20人が参加しました。
人気の講座で、すぐに定員に達したということです。
この催しは、市民が歴史に興味をもち学習するきっかけにしてもらおうと、伊那市教育委員会が初めて開いたものです。
この催しは、18日(土)にも、高遠町図書館を会場に開かれる予定です。すでに定員に達しています。
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八十二銀行伊那支店 中学校で金融教育を初めて実施
伊那市の八十二銀行伊那支店は、中学校の社会科の授業で、資産形成や各種保険などに関する金融教育を30日に初めて行いました。
30日は、八十二銀行伊那支店のマネーアドバイザー三谷愛美さんらが長谷中学校を訪れました。
金融に関する授業を受けたのは、3年生8人です。
成人年齢の引き下げにより約3年後にはクレジットカードやローンなどを親の同意がなく契約できるようになることから、これらのことを中学生のうちに学んでもらおうと初めて企画したものです。
三谷さんは、25歳の平均的な家計収支を例にあげ、「給料が入ったらまず一定額を貯金にまわす『先取り貯蓄』をすることが資産づくりのコツですと話していました。
他に、人生で起こりうる様々なリスクについて考え、「国の社会保険では賄いきれない部分について保険をかけることが大切です」と話していました。
八十二銀行では今年度、高遠中学校と伊那西高校でも同様の授業を行うとしています。 -
上伊那32人 県内480人感染確認 死亡は21人
長野県内で30日 新たに上伊那地域の32人を含む480人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県と松本市は、新型コロナ患者21人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は32人、飯田保健所管内で73人、上田保健所管内で72人、松本保健所管内で61人、北信保健所管内で54人、諏訪保健所管内で40人、佐久保健所管内で22人、大町保健所管内で14人、長野保健所管内で11人、長野市35人、松本市66人のあわせて480人です。
なお、県と松本市は、65歳以上で基礎疾患がある21人の新型コロナ患者の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは43万7,093人で入院は370人、死亡は815人です。
29日午後8時現在の確保病床使用率は35.5%となっています。
諏訪圏域と南信州圏域、松本圏域の県独自の感染警戒レベルは、5から4に引き下げられます。 -
伊那市長谷 春日さん宅で凍み大根づくり
冬の寒さを利用した昔ながらの保存食のひとつ「凍み大根」づくりが、伊那市長谷で行われています。
凍み大根を作っているのは、長谷非持の農家春日清人さん・美佐子さん夫妻です。
大根を輪切りにして茹でたものを数日水に浸し、吊るします。
夜の寒さで凍らせたものを、日中の暖かさで溶かして水分を抜いていきます。
1か月から2か月ほど繰り返すと、水分が抜けきり乾燥するということです。
16日朝の伊那地域は、午前9時ごろの気温が6.2度と寒さが緩み、大根は凍っていませんでした。
春日さん宅では、ワラで吊るす昔ながらの作り方をしています。
ナイロン製のものよりも、カビが生えにくいということです。
今年は9日に、一家総出で100本余りの大根を一日かけて皮をむいたり茹でたりしました。
春日さん宅では、10年ほど前から再び作るようになりました。 -
新型コロナ 上伊那207人含む県内2,140人感染確認
長野県内で13日、新たに上伊那地域の207人を含む2,140人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新型コロナ患者10人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、伊那保健所管内は207人、諏訪保健所管内で224人、上田保健所管内で219人、長野保健所管内で202人、飯田保健所管内で200人、松本保健所管内で173人、佐久保健所管内で146人、北信保健所管内で69人、大町保健所管内で61人、木曽保健所管内で21人、長野市374人、松本市244人の合わせて2,140人です。
県は基礎疾患がある65歳以上の9人と65歳未満の1人、合わせて10人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは41万4,127人で入院は606人、死亡は751人です。
12日午後8時現在の確保病床使用率は52.6%となっています。 -
小寒 そばの実を浸す
今日は二十四節気のひとつ小寒です。
大寒を前にこれから寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市の高遠そば組合は、そばを寒ざらしにするため、そばの実を川に浸す作業を行いました。
6日は、高遠そば組合の10人が伊那市長谷の粟沢川に、およそ200キロを小分けした袋を浸しました。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下6.7度で粟沢川の水温は1度でした。
寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍家に献上していたとされていて、去年300年の節目を迎えました。
高遠そば組合は2002年に古文書に基づいて復活させ、試行錯誤を繰り返し2014年から高遠町内のそば店で寒ざらしそばの提供を行っています。
そばの実を冷たい水に浸すとアクが抜けて粘りが減り甘みも増すということです。
6日は、東京都西麻布でそば店を営む納剣児さんが訪れ作業の様子を見学しました。
納さんは、高遠そば組合のメンバーと縁があったことから一昨年から入野谷在来そばを自身の店で提供しています。
今年は、寒ざらしそばの提供も始めたいと今回足を運びました。
そばは、1か月川に浸し、立春の2月4日に引き上げる予定です。
そのあと乾燥させ、7月中旬から組合のそば店で提供されます。
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伊那市長谷地区二十歳のつどい
伊那市長谷地区の二十歳の集いは、1日に長谷公民館で開かれました。
出席者は、同級生との久しぶりの再会に話が弾んでいました。
長谷地区二十歳の集いには、平成14年4月2日から、平成15年4月1日生まれの男性6人、女性4人の10人が対象で、式には、7が出席しました。
笠原千俊伊那市教育長は、「大きな可能性、夢と希望を信じて充実した人生を築いていって欲しい」と呼びかけました。
中学時代の恩師、田中祐貴教諭は、「これから生きる場所で、自分を咲かせ、素敵な場所にしていってほしい」と激励。
当時のクラスの旗と一緒に記念撮影したり、生徒が未来の自分にあてて書いた手紙を手渡したりしながら成長を喜んでいました。
出席者を代表して野口秀太さんは、「生まれ故郷の長谷に感謝し、恩返しをしていきたい」と謝辞を述べました。
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新型コロナ 上伊那252人含む県内2,453人感染確認
長野県内で24日、新たに上伊那地域の252人を含む2,453人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は252人、上田保健所管内で262人、飯田保健所管内で250人、佐久保健所管内で234人、諏訪保健所管内で215人、松本・長野保健所管内でそれぞれ209人、北信保健所管内で88人、大町保健所管内で67人、木曽保健所管内で12人、長野市343人、松本市312人のあわせて2,453人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは36万9,407人で入院は654人、死亡は622人です。
23日、午後8時現在の確保病床使用率は57.8%となっています。 -
高遠生が長谷溝口を案内 オリジナルツアー
伊那市の高遠高校の2年生は、地域住民に長谷溝口地域を案内するオリジナルツアーを20日に行いました。
この日は、高遠高校の2年生4人が、高遠町や長谷を中心に集まった6人に、溝口露頭などを案内しました。
生徒は、溝口露頭には断層を境に3種類の岩があることや中央構造線は総延長1,000キロを超えることなどを説明していました。
生徒たちは、高遠高校独自の科目「地域の科学」を選択していて、南アルプスジオパークの歴史を学んだり、実際に南アルプス林道バスに乗って学習を進めてきました。
この日は、そのまとめとして、地域住民を招き、オリジナルツアーを行いました。
ツアーでは、溝口露頭のほかに2か所周り、参加者と交流を深めながら案内をしました。