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宮田村の少林寺拳法教室、県大会で大活躍
宮田村公民館の少林寺拳法教室(宮田道場)は、このほど松本市で開かれた県大会で、全19部門中10部門で最優秀賞を獲得する快挙を達成。11月に日本武道館で開かれる全国大会にそれぞれ県代表として出場する。
少年茶黒帯の部では、向山椋太君(宮田小5年)、西出伊吹君(同6年)のペアが緑帯の部から続けて3連覇を達成。同部門は2位、3位も宮田道場の子どもたちで上位を独占した。
向山君、西出君に原海斗君(5年)小松大和君(同)伊藤楓馬君(同)西出伊織君(3年)を加えた少年団体も最優秀賞。
「練習の時から適当にやらないように心がけた。大会では全員の息が揃った」と西出君は話した。
中学生の部では湊美咲さん(宮田中3年)、純也君(同1年)の姉弟ペアが最優秀賞。
2人に原隼也君、三浦将悟君、鞍成健人君、伊藤俊行君を加えたメンバーで出場した同団体の部でも優勝した。
湊美咲さんは「うれしかった。気合を出して全国に臨みたい」と話した。
そのほか、親子の部で西出あゆみさん、伊吹君、夫婦の部で小林隆志さん、三智代さん、一般4段以上の部で鈴木英仁さん、氣賀澤裕美さん各ペアが最優秀賞。一般団体の部も制した。
惜しくも全国大会には部門がないことから出場できないが、少年緑色の部で伊藤楓馬君、椋馬君の兄弟ペアが優勝。
少林寺を始めて2年目の松下太一君(3年)、はる菜さん(1年)の兄妹ペアも見事に最優秀賞に輝いた。 -
最高の音楽で子どもたちを魅了、アンサンブル信州in宮田5年目の定演
宮田村を拠点に国内外の有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の5回目の定期演奏会が7日、駒ケ根市文化会館で開かれた。昼の部には村内の小中学生をはじめ上伊那の子どもたち800人余りを招待。満席のホールは一流の音楽に酔いしれた。
年に1回、全24人の団員が集まる定期演奏会。5年目の節目となるコンサートは、団員で世界的なチェロ奏者のドミトリィ・フェイギンさんをソリストにハイドンの協奏曲をはじめ、レスピーギ、ドボルザークと名曲の数々を演奏した。
響き渡る調べに子どもたちも堪能。生音の迫力を全身で受け止め、広がる音楽の世界に親しんでいた。
一般対象の夜の部も数多くのクラシックファンで埋まった。 -
梅が里麦酒・ス誕生・スに乾杯、パーティーで祝う
宮田村の名水地ビール第2弾「梅が里麦酒」の誕生記念パーティーは、発売初日の6日夜に村内で開かれた。・スビール党・スら100人余が集まり、樽だしホヤホヤの生で乾杯。キレのあるすっきりした飲み味は好評で、関係者は「最高。定番の特産品にしていければ」と期待を強くした。
無濾過でレモン色のビールが注がれ、訪れた客はゴクゴクとのどを鳴らした。
「苦味が控え目でさっぱりした感じ。私たちにも飲みやすい」とテーブルを囲んだ女性たち。
50代の男性は「普通のビールはすぐにお腹にたまり日本酒に変えるが、これだったら何杯でもいける」と酒豪ののどもうならせた。
住民有志でつくる村おこし実行委員会が企画し、新田区の梅公園に湧き出た水を用いて近くの南信州ビールで千リットル限定醸造。
村内酒販店7店のみで取り扱い、330ミリリットル瓶500円で発売している。 -
消防団操法激励会
消防団ポンプ操法、ラッパ吹奏の上伊那大会(7月15日・伊那市)に出場する宮田村の3チームの激励会が4日、村農業者体育館などであった。清水靖夫村長や近藤満消防委員長らの激励を受け、健闘を誓った。
ラッパは合同、ポンプ車、小型ポンプ両操法は、先月末に開いた村大会の優勝チームが代表に選ばれた。
2分団3部=河原町=は7年連続でポンプ車の代表。
3分団3部=大田切=は6年ぶりに小型ポンプの代表となり、激励会で唐澤忠主将は「悔いの残らない練習をして、悔いの残らない結果を残してきたい」と力強く語った。
清水村長、近藤委員長は「練習あってこそ結果が残せる。村の消防団は近年、上伊那で優勝など立派な成績を残しているが、重圧に負けず力を十二分に発揮してきて」と激励。
平澤成己団長は「団の代表として恥じることなく、高い目標に向ってまい進しよう」と呼びかけた。 -
宮田中吹奏楽部とアンサンブル信州in宮田が共演でオーケストラ
宮田村を拠点に有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」は6日、宮田小・中学校の全校児童、生徒と交流した。中学校吹奏楽部との初共演も実現。心ひとつに見事なオーケストラを響かせ、感動の輪が広がった。
24人の団員が半数づつ両校を訪問。宮田中ではアニメ「ハウルの動く城」などを演奏したほか、バイオリン、ビオラなど各弦楽器の音色の違いなどを紹介した。
校歌の演奏に吹奏楽部の2、3年生20人が参加。一流奏者の弦楽器に、子どもたちの伸び伸びとした管絃、打楽器が溶け込んだ。
調和した演奏にあわせて全校生徒が歌い、会場はひとつに。生の音楽の楽しさを満喫した。
吹奏楽部部長の宮澤結さん(14)は「音が違う楽器が混ざりあい楽しかった。アンサンブルの皆さんからパート練習の大切さも学んだ。南信大会に向け頑張りたい」と感動した様子。
アンサンブルのバイオリン奏者竹中勇人さんは「小さな村で、こんな日本に先駆けた取り組みができてうれしい」と話し、子どもたちも招待する7日の定期演奏会に期待を込めた。 -
アンサンブル信州in宮田、7日の定演に向けリハ開始
宮田村を拠点に国内外の有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」は5日、24人の団員が同村に入り、7日の定期演奏会(駒ケ根市文化会館)に向けてリハーサルを開始した。5周年を迎え、団員も固定。到着早々、熱い練習に臨んだ。6日も午前10時から午後6時(午後2時から1時間は中断)まで行い、一般にも公開する。
「地元の皆さんの支援で5年目を迎えられる。いつも満員の観客の声援が私たちのパワー。今年も楽しみたい」とコンサートマスターを務めるバイオリンの浅井万水美さん。
初回から参加する伊那市出身のビオラ奏者宮坂千夏さんをはじめ、団員は顔なじみばかりだが、厳しさも交えながら本番に向けて調整を続けた。
今回の定演では、世界を舞台に活躍するチェロ奏者のドミトリイ・フェイギンさんがハイドンの協奏曲でソリストを務めるなど、聴きどころが満載。
イタリア古典派のレスピーギ、ウィーン(オーストリア)のハイドン、ボヘミア(チェコ)のドボルザークと、国際色豊かな名曲を繰り広げる。
7日午後2時から上伊那の小中学生1000人を無料招待する子どものためのコンサート、午後6時から一般対象の演奏会を開く。
前売り3千円、当日3500円で宮田村民会館、駒ケ根市文化会館などで発売中。問い合わせは加藤テレビ85・4220まで。 -
養魚場閉鎖で放流魚確保できず恒例のマス釣り大会中止に
宮田村の小田切川で毎年夏のお盆にあわせて開かれるニジマスの魚つり大会が、新田区の宮田養魚場閉鎖で放流する魚を仕入れることが困難と判断し、中止となった。主催する自然を呼び戻す会の加藤一彦会長は「楽しみにしてくれた人も多く、本当に申し訳ない」と話している。
つり大会は同会発足当初の15年前から毎年8月14日ころに開催。参加無料とあって村内外の家族連れなどに人気があり、村のお盆の風物詩として定着していた。
毎回1300匹のニジマス、アマゴを放流していたが、5月末に天竜川漁協が養魚場を閉鎖したことで仕入れ先が宙に浮く事態に。
他所から魚を仕入れることも検討したが、遠隔地で渓流魚の運搬が難しいと分かり、やむを得ず今年は中止を決めた。
村観光協会は補助金を出して共催してきたが、「マス池(養魚場)と地元がつながる取り組みでもあったと思う」と事務局の村商工観光係は話す。
「例年250人もの参加があり、さみしい気持ちがする」と加藤会長。来年以降は未定だが、何か考えていきたいとも話した。 -
梅が里麦酒きょう6日発売
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会が企画し、村内酒販店7店のみで取り扱う名水地ビール第2弾「梅が里麦酒」が6日、販売を開始する。無ろ過にこだわり、水の特性を十分生かしたキレのある飲み味。「すっきりした本格的なドイツスタイルの味を楽しんでほしい」と関係者は話している。
新田区の梅公園にわきあがる水を使用し、近くの南信州ビール駒ケ岳醸造所で千リットル限定で製造した。
価格は330ミリリットル瓶で500円。細田入田酒店、伊東酒店、正木屋酒店、同バイパス店、綿屋、スーパーこいち、Aコープ宮田店で取り扱う。
6日午後6時半からJA宮田支所で、発売記念パーティーをする(会費2千円)。チケット売れ行き好調で、当日会場でも受け付ける。
醸造元南信州ビールの竹平考輝さんにとっても自信作。「想像以上に素晴らしい出来映え。今までの我が社にはない味で、差別化を図ることもできる」と期待を寄せる。
##写真
梅公園の名水を使用した「梅が里麦酒」 -
宮田村内の上半期交通事故、犯罪ともに半減
宮田村内の今年上半期の交通事故、犯罪発生件数はいずれも前年同期に比べ半減していることが、2日夜に関係者が集まって開いた村安全会議で村駐在所から報告された。住民が意識を高め、より連携して撲滅に努めようと、再確認した。
報告によると、交通事故は14件で、前年同期に比べ13件減少。犯罪は近年多発していた空き巣や自販機荒らしが発生せず、15件減の14件だった。
席上、中田祐記駐在所長は「青色回転灯パトロール車の導入をはじめ、地元住民の熱心な巡回活動などがじわりじわりと効果を現し始めてきているのでは」と分析。下半期も継続するよう協力を求めた。
安全会議は村、議会、消防、防犯、学校、地区など村内のあらゆる団体で構成。
役員改選を行い議長に小林茂村議長、副議長に牧田茂成村副議長、平澤成己村消防団長を再任した。各部会正、副部長は次の通り。
【交通安全】▽正=後藤孝浩▽副=橋爪利夫【消防防犯安全】▽正=近藤満▽副=唐木登【青少年安全】▽正=綾野真之▽副=赤羽和夫【産業安全】▽正=前林善一▽副=伊藤仁志 -
さくらが精神障害者ソフトバレー大会に初出場へ
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は、10日に伊那市で開かれるソフトバレーボールが種目の精神障害者スポーツ交流会南信地区大会に初出場する。6月からは毎週練習を行い「何としても1勝したい」と意欲満々。日々症状が変わりやすい心の病気だが、心ひとつに大会に臨む。
日常的に利用している村の福祉交流施設を冠し「なごみ家 さくら」のチーム名で出場。メンバーの多くは初心者だが、練習を重ねるうちにレベルも向上してきた。
「何よりもまとまとが生まれてきた。本番までに、もっとチームワークを磨きたい」と主力でもある女性メンバーは目を輝かす。
出場のきっかけは、他チームから同大会に出場した経験があるメンバーの一言。楽しそうに話す姿に「さくらとしてみんなで出よう」と意気投合した。
宮田小学校の体育館などで週1回だが、みっちり2時間ほど練習。好プレーがあった時には全員で喜びを表現し、逆にミスがあった場合には励ます姿も目立ってきた。
昨年は7チームが熱戦を繰り広げた同大会。かけがえのない絆を最大の武器に、まずは初勝利を目指す。 -
一流の音楽届けて5周年、アンサンブル信州in宮田7日に定期演奏会
未来を担う子どもたちに一流の音楽を聴かせようと、宮田村の住民有志が育み、国内外の有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」が5周年を迎える。記念の定期演奏会は7日に駒ケ根市文化会館で開き、今年も村内をはじめ上伊那の子どもたち1000人を無料招待。小さな村に花開いた・ス楽団・スが節目を迎え、関係者は一層期待を寄せている。
「アンサンブル信州in宮田を育てる会」は、村内をはじめとした多くの会員で構成。楽団の設立に尽力し、定期演奏会など各種公演をボランティアで企画、協力している。
宮田小学校の元校長で育てる会顧問の中村榮三さんは「5年間で楽団の質もレベルアップし、子どもたちの鑑賞能力も高まった。小さくとも確実に幸せを感じられる取り組みになってきた」と話す。
今年は演奏会前日の6日に、2年ぶりとなる楽団員と宮田小、中学校の交流会も企画。吹奏楽クラブとの競演も初めて盛り込む予定で、音楽をさらに身近にする試みが進む。
演奏会当日は午後2時から、生徒、児童を招待する子どもたちのためのコンサートを開く。
午後6時開演の部は一般が対象。レスピーギ、ハイドン、ドボルザークと国際色豊かな3人の名曲を24人の団員の一糸乱れぬ演奏で届ける。
全席自由で前売り3千円、当日3500円で、宮田村民会館ほか村内3カ所、駒ケ根市文化会館、県伊那文化会館、飯島町文化館、ホテル陣屋で発売中。
問い合わせは事務局の加藤テレビ85・4220まで。 -
宮田小6年キャンプで絆深め
宮田村の宮田小学校6年生は2、3日、伊那市高遠の国立信州高遠青少年自然の家で1泊2日のキャンプを満喫した。
同小のキャンプといえば、一時の中断時期を除いて村内の宮田高原が・ス定番・ス。しかし、昨夏の豪雨の影響で同高原は今年も閉鎖に追い込まれたため、場所を変更しての実施となった。
初日の午前中は雨に見舞われ計画した登山は中止となったが、午後は天候も回復。夕方にはキャンプファイアーも楽しんだ。
野外炊飯ではカレーやサラダの調理に挑戦。苦労して火を起こし、ご飯を釜で炊いた。
少し焦がしてしまった班もあったが、忘れられぬ思い出の味に。寝食をともにし、さらに絆を深めた児童の歓声が森に響き渡った。 -
人権養護委員に橋倉さん、前任者の矢亀さんに法務大臣感謝状
宮田村の人権養護委員に新たに中越区の橋倉貞人さん(62)が選任され2日、法務大臣からの委嘱状伝達式が村役場であった。前任者の矢亀誠一さん(76)=町2区=には法務大臣感謝状を伝達。2人は固く握手し「住民の身近な問題に今後も寄り添っていきたい」と決意を新たにした。
橋倉さんは元信州大学職員で農業。「いじめやお年寄りの問題など、人権に関わる諸課題は山積していると思う。仕事の重みも感じるが、良き相談相手になれれば」と抱負を話した。
4期12年の長きに渡り委員を務め、最後の4年間は伊那人権養護委員協議会長だった矢亀さん。
現在も地域のボランティア活動に熱心だが「就任当初の頃とは問題も変わり、精神的に弱っている人の相談が増えてきている。今後もみんなが生き生きと暮らせるよう協力できたら」と話した。
清水靖夫村長、伊那人権養護委員協議会の北條常信会長は「心が問われる時代。皆さんの活動が必要とされており、頑張ってほしい」と激励した。
宮田村の人権養護委員は2人で、辰野恒雄さん(69)=大原区=は再任。橋倉さんとの2人3脚で相談業務にあたる。 -
あばれみこしに魂込めて
町三区の加藤建築、棟梁の技術受け継ぎ2人の職人が製作
伝統の祇園祭に向け作業順調350年の歴史を誇る宮田村津島神社祇園祭を21日に控え、主役となる「あばれみこし」の製作が進んでいる。氏子3地区の大工が毎年回り番で担当するのがしきたりで、今年は町三区の加藤建築が当番。棟りょうの加藤政義さん(70)から伝統を受け継ぎ、林繁さん(53)太田善太郎さん(56)の2人が主に手がける。みこしづくりの後継者不足に悩みながらも「伝統を絶やしたくない」と魂を込める。
祭りの最後に境内石段から男衆に投げ落とされ、粉々になるまで破壊される「あばれみこし」。それを変わらぬ姿でよみがえらせてきたのが宮田村の大工の伝統の技だ。
林さん、太田さんは大工歴30年のベテランだが、みこしづくりに携わるのは林さんが3回目、太田さんは2回目。加藤さんをはじめ先輩から受け継いだ技術は頭や体に染み込む。壊れる運命にあるみこしだが、妥協は決して許さない。
「ずっと作りたいと思っていたが、先輩がいたんで。やっと夢がかなうようになった」と2人は口をそろえる。
一方で、みこしをつくる大工の中で最年少は林さんという現実問題もある。「俺たちだっていつまで作れるか分からない。そのうちに後継者が出てくるんじゃないかって期待もあるんだけど」。
伝統を守る職人の姿。細かい作業に神経を使いながら「壊すんだけど、このみこしを後世につないでいきたいんだ」と話す。 -
宮田中PTA親子作業
宮田村の宮田中学校PTA(赤羽和夫会長)は30日、愛着ある学校をきれいにしようと親子作業を行った。
3年の保護者と生徒が参加。校庭の草刈り、庭木のせん定、側溝の泥水除去、砂利敷きなど、学校のために心をひとつに汗を流した。
終了後は1年と2年の保護者、生徒も参加して懇親運動。種目の綱引きで相互の絆を深めた。 -
心に悩む若者の支援強化へ
宮田村住民福祉課保健福祉係は、心の問題などに直面するひきこもりやニートと呼ばれる若者を支援しようと、相談会や就労に向けたセミナーの開催を計画。1日は地域住民約80人が参加して「心の健康を考えるつどい」を村老人福祉センターで開き、当事者や支援者の講演など行った。同係は「ひきこもりなどの相談は増えており、就職も含めどのような支援が必要か考えていきたい」と話す。
村内には福祉交流施設「なごみ家」が設けられて3年が経過。心に悩みや問題を抱える若者が日常的に利用する姿も目立ってきた。
「外での居場所としてなごみ家が定着しつつある。さらに次のステップが就労支援」と同課の担当者。
若者就職支援施設として県が2年前に松本市に設けた「ジョブカフェ信州」と連携し、9月になごみ家で出前セミナーを予定する。
ジョブカフェの担当者は「施設や病院はケアのノウハウはあるが、就職支援までは難しい。その点で協力していければ」と説明。最近は病院などへ出前するケースも増えつつあるという。
今月8日には、心の健康を考えるつどいに講師として出席した塩尻市のNPO法人「若者サポートステーションCAN」が、同じくなごみ家で若者と保護者双方の相談会を開催。就職も含めあらゆる悩み相談に応じる。
「障害者に比べ、それに該当しないひきこもりや不登校の相談機会は限られていた。外に出る次へのステップとして、まずなごみ家に足を運んでもらえれば」と保健福祉係。相談会など問い合わせは同係85・4128。 -
駒ケ根高原温泉 源泉4号井配湯開始
駒ケ根市と宮田村の旅館など14施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)は昨年度掘削に成功した温泉4号井からの配湯を1日から始めた。3日には、配湯開始を祝うセレモニーを古城公園近くの現地で開く。
1月に伊那保健所が同源泉を測定したところ、地上での温度32度、湧出量毎分83・2リットル、pH(水素イオン濃度)9・4縲・・5のアルカリ性、泉質は1縲・号源泉と同じ単純泉であることなどを確認している。その後、パイプに保温管を設置したことから湯温は数度の上昇が見込まれている。
4号源泉は調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)が06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査で温泉湧出の可能性がある場所を特定。同年7月から造成にかかり、地上高さ約35メートルの大規模なロータリー掘削機を組み立るなどして9月に掘削工事を始め、11月に深度1500メートルで源泉に到達した。総事業費は約1億4千万円。4号井の稼動に伴い、湧出量が減少していた1号井は閉鎖される。 -
保育園児が七夕飾り付け
七夕を前に、宮田村内3つの保育園は飾り付けに大忙し。
中央保育園では、園児たちが先日の参観日に保護者と一緒に願いごとを書いた短冊を笹にしばりつけた。
「自転車が乗れますように」「みんなが健康で過ごせますように」・・・。
願いごとが天に届けと、子どもたちの元気な笑顔が広がった。 -
議員定数の取り扱い次回の全協で
宮田村議会は29日に全員協議会を開き、区長と懇談するなど検討している議員定数のあり方について話し合った。どのように取り扱うか、次回の全協で最終的な確認をすると申し合わせた。
維持、削減と議員間の意見は分かれており、全協で一本化に調整するのは難しい状況だが、慎重を期そうと改めて検討を重ねることに。
「9月議会で条例改正案を発議し、個々の考えを本会議上で明らかにすべき」「定数を16から12にしてまだ1期目。慎重になるべき」など、意見があがった。 -
・スビリー・スも顔負け、商工会女性部スポーツ交流
宮田村商工会女性部(河井啓子部長)はこのほど、スポーツ交流会を開き、約20人の部員が健康体操に挑戦した。
エアロビクスインストラクターの小田切みゆきさん(26)=南割区=が指導。イスに座りながら楽しく体を動かした。
慣れてきたところで、今人気のエクササイズ「ビリーズブートキャンプ」顔負けの激しい動きも。
腕を振ったり、体を曲げたり伸ばしたり。親睦も深めながら、心地良い汗を流していた。 -
閉鎖の宮田養魚場後利用、跡地は村が取得して活用事業者を公募
宮田村は天竜川漁業協同組合が5月末で閉鎖した新田区の宮田養魚場について、跡地は村が買い取り、活用を希望する事業者を公募して賃貸する方針を固めた。29日の村議会全員協議会で報告して了承。近く漁協側と交渉に入る。村は養殖池や建物などの施設は買い取らないが、更地からの利用と、施設を残した形での活用が選べる。条件を満たす申し込みがなかった場合は、森林公園など村の財産として活用する。
浄水場に近接する水源地域であることを考慮し、漁協所有の土地は村が購入して村有地化。
周辺は観光面の活性化が期待されるため、水質保全を含め環境、観光両面に配慮できる跡地活用の請け負い先を探す。
7月中旬から公募を開始し、構想や資金計画、継続性などを庁内で1次審査。第2次審査は議会が総合的に最終判断し、9月末に結論をだす日程だ。
養魚場は漁協所有の土地と村有地が混在。賃貸契約では、漁協は更地にして村に返却することになっている。
村の見積もりによると、養殖池、採卵施設などの取り壊し撤去費用は約1900万円に及ぶが、公募では漁協から継承することを条件に既存施設を活用する意向の申し込みも積極的に受け付ける。 -
名水地ビール発売記念して7月6日にパーティー開催
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会は7月6日午後6時半から、新田区の梅公園の名水を使って企画した地ビール「梅が里麦酒」の発売記念パーティーを開く。ふんだんに出来たばかりのビールを用意。「多くの人に味わってもらいたい」と参加を呼びかけている。
パーティーは梅が里麦酒の発売初日にあたり「みんなで盛りあがり、飲んでもらおう」と企画した。
会費は2千円で募集人員は100人。JA宮田支所2階が会場となる。
パーティ券は伊東酒店、入田細田酒店、正木屋酒店、村商工会で販売。
梅が里麦酒は千リットルの限定で、地元の南信州ビール駒ケ岳醸造所で委託製造。330ミリリットル瓶500円で村内酒販店6店舗のみで販売を予定しており、順調に仕込みが進んでいる。
パーティー、ビールに関する問い合わせは同委員会事務局の村商工会85・2213まで。 -
おやじ塾自主グループに、再始動は河原遊び
宮田村の60、70代の熟年男性19人が集まる「おやじ塾」。3年間の公民館活動を経て、28日から自主グループとして再始動した。
この日は伊那市の天竜川と三峰川の合流地点付近に出かけ、河原遊び。石で水きりをしたりするなど、童心にかえった。
「この白いのが富士山に見えるかな」「これは鳥にも見えるでしょ」などなど、空想を広げながら石拾いにも夢中。
学生時代の同級生で今もおやじ塾で一緒に活動する杉本吉男さん(75)=つつじが丘区=、浦野勝人さん(74)=北割区=は「昔はよく天竜川で泳いだもんさ。何か懐かしいねぇ」と楽しそう。
拾った石は許可を得て持ち帰ることに。自分たちでデザインしてアート作品にしたいと夢は広がる。
村公民館では新たな熟年男性の講座「おやじ道場」が発足したばかり。・ス元祖・スの存在となったおやじ塾だが、代表の加藤勝美さん(71)は「今後も枠にとらわれず、柔軟に活動していきたい」と話す。 -
紫輝彩丼・ス名付け親・スの4人を表彰
宮田村商工会青年部は27日、一般公募でネーミングを決めた村の名物丼「紫輝彩(しきさい)丼」の・ス名付け親・ス4人を表彰。そのうち駒ケ根市内に住む3人が出席した。3月24日の発売開始から6月15日までの販売累計は5592杯に達し、関係者は「今後も末永く愛されるよう、販路拡大、定着化に取り組んでいきたい」と名称決定を機に気持ちを新たにした。
名称が採用されたのは、駒ケ根市赤穂南小学校4年の佐藤佳穂さん(9)、同市梨の木の主婦北原理恵さん(27)、同市赤穂の学生近田玲子さん(22)、埼玉県川越市の加藤文彦さん。
321点の応募作品の中から、同青年部、販売する飲食店、村観光協会が投票により選んだ。
家族と一緒に丼を食べて名称を思いついたという佐藤さん。
近田さんは4店舗で食べ比べしたといい「丼に用いているワインの名前と、各店で個性あふれる彩り豊かなイメージでネーミングしてみた」と話した。
北原さんは「ソースカツ丼みたいに全国的に有名になればいいですね」と期待を寄せた。
アイデアやレシピも公募で決まった名物丼。名称も「丼を実際に食べてもらった人に名付け親になってもらおう」と、販売12店に応募箱を設け募った。
この日は、4月から1カ月余り実施した丼食べ歩きのスタンプラリーの抽選会も行った。当選者は次の通り。
【満腹賞(商工会商品券5千円分)】平澤恵美子、宮下進八郎、小木曽由憲=以上宮田村=林太志、熊澤正和=以上伊那市=【腹八分目賞(商工会商品券2千円分】清水祐和、浦野正治、春日悦子、清水千穂、壬生美代子、中田祐記、春日重雄=以上宮田村=伊藤まゆ子、近田玲子、根橋仁美=以上駒ケ根市= -
村民登山7年ぶりに復活、8月に「西駒へ行ってみめえか」
中央アルプス駒ケ岳で3つの山小屋を運営する宮田村の第3セクター宮田観光開発は、かつて村観光協会と村公民館が共催で実施した駒ケ岳への村民登山「西駒へ行ってみめえか」を7年ぶりに復活させる。地元の山や自然に親しんでもらい、利用者が伸び悩む山小屋の活性化にもつなげたい考えだ。
日程は8月18、19日の1泊2日。北御所から6時間かけて登るコースのほか、初心者にも標高3千メートル級の自然の醍醐味を味わってもらおうと、往復ロープウェイ利用で山頂を目指すコースも設定した。
宿泊はもちろん山小屋。2日目は両コースとも同行動で、馬の背、濃が池を経てロープウェーで下山する。
かつての村民登山を契機に発足した山を愛する会のメンバーらがガイド。
村民登山と銘打つが、村外からの参加も歓迎し、小学生以下は保護者同伴となる。
費用は往復ロープウェー利用が1万円、北御所コースが9千円(交通費、宿泊、食事、保険料など込み)。
宮田観光ホテル、村民会館、役場産業建設課で申し込みを受けつけており、8月2日に午後7時から村民会館で事前説明会を開く。
山小屋を含む宮田村側の駒ケ岳登山者、観光客は2000年に10万人余りに達したが、その後徐々に減少。昨年は豪雨の影響でロープウェーが運行休止になった影響もあり5万5千人ほどだった。問い合わせは宮田観光ホテル83・2134まで。 -
宮田村の名物丼ネーミング・ス紫輝彩丼・スに決定
一般公募していた宮田村の名物丼の名称が「紫輝彩(しきさい)丼」に決定し27日夜、村商工会青年部らでつくるプロジェクトチームが発表した。今後は販売する村内の飲食店12店で、名物丼の統一呼称として使用。応募総数321点の中から厳選したネーミングに、関係者は「丼に食材として必ず使用する村の特産ワインの名前にも通じており、この丼でさらに地域を盛り上げていきたい」と期待を高めている。
名称公募は名物丼の発売を開始した3月末から約1カ月余り実施し、販売する12店を中心に応募箱を設置。
実際に丼を食べた客を中心に多数の作品が寄せられ、「梅が里丼」や「食べずにおれんじゃー丼」などユニークな名称も集まった。
商工会青年部、飲食店、観光協会の投票により最終選考。
結果、北原理恵さん、近田玲子さん、佐藤佳穂さん=以上駒ケ根市=、加藤文彦さん=埼玉県川越市の4人から寄せられた「紫輝彩丼」が最多得票となり、採用を決めた。
「紫輝」は、各店が共通ルールとして名物丼の味付けに使う村特産山ぶどうワインの銘柄名。丼にその名を冠することで、特産品としての相乗効果も期待される。
「ゆかりのある名前に彩を加え、神秘的な透明感も持ち良い名前だと思う。さらにPRしていきたい」と商工会青年部の小田切等部長は話す。 -
聴導犬協会、施設移転で用地契約調印
宮田村内に本部がある社会福祉法人日本聴導犬協会(有馬もと代表)は27日、協会施設を町三区の村民会館隣接地に移転新築するための用地購入(賃貸含む)契約を村土地開発公社と交わした。あわせて環境面の配慮や地域貢献などを盛り込んだ協定書、覚書を村と地元町三区と締結。有馬代表は「施設は大きくなるが家族的な基本姿勢は保っていく。地域との交流も深め、親しみを持ってもらえる協会、施設にしていきたい」と話した。
協会が公社から購入した土地は562平方メートルで、賃貸は1595平方メートル。賃貸部分についても順次購入する。
来年春から8月末まで工期を予定し、訓練室や宿泊室などが入る木造2階建て約480平方メートルの施設を建設。5頭から10頭ほどの訓練を可能にする。
用地、建設資金は日本自転車振興会の補助金と寄付金を充てる。
同協会は現在、町一区の民家を借りて運営する。手狭なことから一時は村外への移転も計画に浮上したが、福祉の面などから村は積極的に用地をあっ旋。
村民会館隣接地の移転については環境面を中心に心配する声も一部にあったが、先月に住民説明会を開いた。
役場で開いた契約調印式で有馬代表は「交流の場を設け、地域に還元できる施設にする。さらに理解を深めてもらえるよう、努力したい」とあいさつ。
清水靖夫村長は「地域との理解を深め、事業発展の新たなステップアップを」、町三区の縣忍区長は「生き物に関わる施設で心配している部分もあるが、地域福祉向上のために尽くして」と話した。 -
地域の古くからの呼び名を橋に名付けて後世に
宮田村町一区に残る字名(あざな)「大曲り」。江戸時代に賑わいを誇った伊那街道や宮田宿の歴史を今に伝える由緒ある地名だ。社会変化などで歴史の片隅に忘れ去られつつあったが、後世に残そうと住民有志が一念発起。街道が通る大沢川の無名の橋を「大曲り橋」と命名し、表札を設置することになった。7月8日には住民勢揃いで除幕式を開く。
江戸時代の宿場町特有の防御手段・ス鍵の手・ス。敵の攻撃や侵入を防ぐために作られたとされる大きく右に左に曲がる道筋だが、宮田宿の北側に位置するこの一帯はいつしか「大曲り」と呼ばれるようになった。
今も街道の面影を色濃く残し、幅は広くなったが道筋も現存。
この地に生まれ育ち、村の文化財審議委員を務める本田秀明さん(75)は「昔は大曲りに住んでいると言えば、村内だけでなく近在の人もみんな分かってくれた」と話す。
昭和40年代以降、区や班、番地などが住所確認の主流となり、村内に数多くあった字名とともに、大曲りの名前も徐々に衰退した。
「今じゃ60歳以上じゃなければ、あまり使わなくなった。それだけに江戸時代から続く名前を残したいと思って」と高橋清八さん(81)。
本田さん、高橋さん2人が発起人となり15戸が賛同。地区の北端にあたる大沢川にかかる無名の橋に「大曲り」の名前を残すことになった。
管理する村の許可も得て、御影石でできた表札を橋脚部分に設置。「古い字名を若い世代にも愛着を持ってもらい、地域のシンボルになれば」と2人は期待を寄せている。 -
宮田村消防団ポンプ操法大会
宮田村消防団は24日、ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会を村農業者トレーニングセンター駐車場で開いた。日夜厳しい練習を重ねてきた選手約100人が出場し、ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の各部門ごとに順位を競った=写真。ポンプ車操法は2分団3部が、小型ポンプ操法は3分団3部がそれぞれ優勝し、上伊那大会(7月15日、伊那市)への出場を決めた。
結果は次の通り。
▼ポンプ車操法(1)2分団3部(2)2分団2部▼小型ポンプ操法(1)3分団3部(2)3分団4部(3)3分団5部(4)1分団2部(5)1分団1部(6)1分団3部(7)3分団2部(8)3分団1部(9)2分団4部(10)2分団1部▼ラッパ吹奏(1)2分団(2)3分団(3)1分団
◆最優秀操作員賞▼ポンプ車操法指揮者=田中慶一▼同1番員=山崎新太▼同2番員=間瀬令理▼同3番員=小田切誠▼同4番員=増田雅敏▼小型ポンプ操法指揮者=上野則秋▼同1番員=北原信吾▼同2番員=田中裕幸▼同3番員=塩沢太一郎
◆優秀操作員賞▼小型ポンプ操法指揮者=小田切真次▼同1番員=小田切雄一▼同3番員=鈴木史也、平沢裕樹、原田貴司、服部貴明 -
吉本爆笑ディナーショー
宮田村の宮田観光ホテルは24日、吉本興業所属の若手お笑い芸人4組が出演する「2007吉本爆笑ディナーショー」を同ホテルの松雲閣コンベンション・ホールで開いた。会場は約200人の家族連れなどで埋まり、笑いと料理をたっぷりと堪能した。
漫才グランプリ優勝などの実績を持つ人気漫才コンビ「フットボールアワー」がトリでステージに登場すると、会場のあちこちから大きな歓声と拍手が起こった。「フットボールアワー」は「宮田は本当に何もない所だね」「もてなしはおいしい空気だけなんだってよ」などと軽く笑わせ、得意の・ス結婚披露宴の司会・スネタ漫才を披露。会場中の爆笑を誘っていた=写真。
まちゃまちゃ、オオカミ少年、ショウショウも出演した。