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4500個のアケビ鈴なり
駒ケ根市東伊那のマルカワ果樹園の庭先でアケビの実が4500個以上もたわわに実り、訪れる人の目を楽しませている=写真。
園主の白川泰章さん(68)は「10年ほど前に、日よけになれば窶狽ニ思って家の山から株を4本持ってきて植えた。特別な手入れは何もしていないが、よく育ってここ数年はたくさんの実をつけるようになった。今年は特に多いから数えてみたが、4500まで数えたところでいやになってやめたよ」と笑う。
園を訪れた客の中には鈴なりの実をいくつももぎ取って口に入れ「子どものころ食べた味だ」と懐かしがる人もいるという。 -
東小緊急交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は同校の1年生児童が重傷を負う交通事故が8・9月に連続して発生したことから20日、1・2年生を対象にした交通安全教室を校庭で開いた。自動車が人形をはねる実験などを目前で見た児童らは恐怖の悲鳴を上げ、事故の恐ろしさを実感していた様子だった。
駒ケ根警察署、伊南地域交通安全活動推進協議会委員ら約10人が同校を訪れ、時速約30キロで走る車で人形をはねる▽トラックの内輪差により交差点で歩行者が巻き込まれる▽停車中の自動車の間から人が飛び出すのが遠くから見えるか確認する窶狽フ3種の実験をしてみせた。
実験を目の当たりにした児童らは「飛び出しは絶対にしません」と誓っていた。熊谷校長は「低学年児童は話だけではなかなか実感がわかない。こういう実験でショックを与えることも必要と思う」と話した。
2件の事故はいずれも道路を横断しようとした児童が停車中の車の陰から飛び出したことが原因で起きている。 -
認知症講演・フォーラム
「ぼけ老人を抱える家族の会」長野県支部(関靖代表)は19日、認知症についての講演とフォーラムを駒ケ根市の県看護大講堂で開いた。約120人が参加し、認知症への理解を深めた。
講演では県看護大で老年看護学を教える奥野茂代教授が「認知症高齢者ケアの動向」について話した。「認知症は以前は痴呆症と呼ばれていた。脳の機能が低下することにより物忘れや判断力低下などの症状が起きる。しかし、何もかも分からなくなるわけではなく、通常の人と変わらずにできることも多い」とした上で「大切なことは一人の人間として尊重し、前向きな気持ちで接すること」と訴えた=写真。
講演後、駒ケ根市の福祉担当者や介護の専門職らによる討論なども行われた。
参加者には「認知症サポーター」の証としてオレンジ色の腕輪が主催者から配られた。 -
スポ少交流事業報告
第32回日独スポーツ少年団同時交流事業でドイツを訪れていた駒ケ根市スポーツ少年団剣道団シニアリーダーの大学生米山久美子さん(19)=駒ケ根市赤穂=が22日、市役所を訪れ、中原稲雄教育長に帰国の報告をした。「異文化を体験したくて応募した」という米山さんは「ドイツではスポーツが生活の中に溶け込んでいる。日本でも子どもたちにスポーツをもっと身近に感じてもらえるように、ドイツのいいところを取り入れていきたい」と話した。
米山さんは南バーテン州などドイツ南部を中心とした数カ所の町に計23日間滞在し、現地の家庭にホームステイするなどしてドイツの文化に親しんだ。
同時交流事業は日独相互交流を目的に毎年実施されている。全国から応募した17窶・1歳のシニアリーダーが書類審査などの選考を経て派遣され、事前に決めたテーマに沿って研究発表や討論などを行う。今年は7月から8月にかけ、日独のスポーツ少年団員らそれぞれ約120人が互いの国を同時に訪問して友好と親善を深めた。 -
農道で正面衝突
21日午後5時19分ごろ、飯島町七久保の広域農道で伊那市伊那部の会社員田中宏さん(26)運転のライトバンと松川町元大島の会社員中平勇さん(23)運転の乗用車が正面衝突した。田中さんはあごの骨を折るなどの重傷、中平さんは胸を強く打つ軽傷を負った。
現場の道路は緩やかなカーブ。駒ケ根署は田中さんがセンターラインを越えたものとみて原因を調べている。 -
交通安全功労者表彰
秋の全国交通安全運動初日の21日、駒ケ根署と伊南交通安全協会は交通安全功労者に対する表彰を駒ケ根署で行った=写真。
交通安全功労団体表彰を受けた赤穂小学校は、交通量の多い市街地での立地条件の中で学校と保護者らが一体となって安全対策を行ってきたことや、児童らが手づくりの横断旗製作に協力したことなどが評価された。
表彰されたのは次の皆さん。
▽交通安全功労団体」=赤穂小学校▽交通栄誉章緑十字銅章=小林俊文(58)=駒ケ根市福岡、武藤美智子(51)=同中市割、小林美知子(50)=同市福岡=▽優良運転者=今井茂(50)=同市東伊那= -
大宮五十鈴神社祭典きょう
23日に行われる大宮五十鈴神社の秋の例祭に向けて22日、年番を務める北割1・2区の役員らの手で準備作業が行われた。境内には呼び物の大三国煙火のためのやぐらが組まれ、参道にはいくつものテントが設置されたほか、約10メートルおきにあんどんが立てられ、電線で結ばれていった。あわただしい雰囲気の中で忙しそうに立ち働く役員らの表情には緊張と祭りへの期待感がみなぎっていた。
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エーデルこまがね敬老会
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂の「エーデルこまがね」(福澤亘施設長)は敬老の日の19日、敬老会を開いた。ケアハウスに入居するお年寄り約60人が出席し、職員らの心づくしの祝福を受けた。
お年寄りらは互いに注ぎ合ったり職員のしゃくを受けたりしながらビールや酒、ウーロン茶などを飲んだり、演芸を楽しんだりして和やかなひとときを過ごした。
演芸会では職員による歌や踊りのほか、小学生らによる三味線と琴の演奏などが披露され、普段部屋に閉じこもりがちなお年寄りらの心を慰めた=写真。 -
高原マラソン採火式
25日の第23回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会開催に先立って21日、晴天に恵まれた中央アルプス駒ケ岳千畳敷の駒ケ岳神社前で聖火の採火式が行われた。
大会実行委員など関係者ら約10人が出席し、レンズで集めた日光の熱で木の皮に着火して首尾よく点火に成功。聖火を無事トーチに移した=写真。聖火はランプに移され、大会前日に駒ケ池広場で行われる前夜祭での聖火リレーと点火式までの間、駒ケ根市役所で慎重に保管されて出番を待つ。
駒ケ岳神社は前身の駒ケ岳登山マラソンのゴール地点でもある大会ゆかりの地。出席者は神社に向かって手を合わせ、大会の成功を祈っていた。 -
「がん」公開講座
駒ケ根市の昭和伊南総合病院は17日、がんに関する市民公開講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約100人が集まり、同病院の外科科長林賢さんによる「がん治療における地域病院の役割」、元県警警備部長和田憲二さんによる「健康と安全」と題した講演を聞いた。
林さんは「長野県の人は病院へあまり行かない。統計によると外来数も入院数も全国で下位だ」とした上で「がんの初期には症状がない。早く発見するために検診や人間ドックを積極的に受けることが重要だ。早期発見によりかなりの人が助かる」と述べ、受診を呼び掛けた=写真。 -
中沢中割区敬老会
駒ケ根市中沢の中割区分館(竹村典明分館長)は18日、05年度敬老会を中沢公民館で開いた。招待者(73歳以上)136人のうち51人が出席し、長寿の祝福を受けた。
神楽保存会の神楽で幕を開けた演芸会ではステージ上で子どもたちのダンスや歌などが次々に披露され、お年寄りらは手拍子をしたり一緒に歌ったりしながら和やかなひとときを楽しんでいた。
中原正純市長は「寝たきりや認知症にはならないという強い気持ちで、生きがいをもって頑張ってください」と祝辞を述べた。 -
点字講座
視覚障害者のために点字翻訳などのボランティアを行っている駒ケ根点字サークル(今福富栄代表、12人)は17日、初心者向けの点字講座を駒ケ根市の高砂園で開いた。駒ケ根市や中川村の女性6人が参加し、点字の基本を学んだ。
参加者らは点字の仕組みについて、6つの点の組み合わせにより数字や50音や濁音を表現していること、パソコンと専用プリンターで点訳が簡単にできること窶狽ネど簡単な講義を受けた後、早速点字を打つ実習に挑戦。点字板に固定した用紙の裏から点筆(てんぴつ)でプツプツと突起をつくる練習をした=写真。「何だか楽しい」「この感触が気持ちいい」「これならできそう」と参加者らはそれぞれ手応えを感じている様子だった。
講座は10月15日の第4回まで開かれ、参加者らは点字についてさらに深く学んでいく。 -
セネガルのアマドゥさん「住民参加の取り組み」研修で来駒
アフリカ・セルガル共和国から、JICAカウンターパート研修で来日しているアマドゥ・サルさん(40)は21日、駒ケ根市に訪れ、中原市長を表敬訪問した。
農業・牧畜・水利省タンバクンダ維持管理センター所長のアマドゥさんは5日来日、東京や静岡県の三島で研修を受けた後、16日来駒、駒ケ根青年海外協力隊訓練所を視察、ふるさとの丘を視察し、「住民参加型行政事業手法の実践例」を学ぶ。
中原市長は、協力隊訓練所から巣だった隊員がセネガルで活躍していることや、太鼓のドゥドゥニジャールさんが指導したアフリカ太鼓が駒ケ根の地に根付いていることなどを挙げ「セネガルの平和と繁栄、日本との友好関係が深まるように」と親しみを込めて歓迎あいさつ。
アマドゥさんは「地域ならではの農業、住民がアイデアを持ち寄り、創意工夫している姿に感動した。いかに住民参加を促し、飲料水を管理していくか学び、地域の底上げにつなげたい」と期待を込めた。
タンバクンダ地区には70の深井戸があり、それぞれ管理委員会が運営しているが、日本の援助が入っている12委員会は独立採算できているが、他は飲料水の重要性の認識が低く、課題が多い。アマドゥさんは「課題解決とフォローアップに向け、行政のプログラムに、いかに住民を巻きこんでいくかを研修したい」と意欲を見せていた。 -
プレゼンテーション・コミュニケーション能力養成研究会
会員企業のレベルアップを図り、地域の産業を活性化させようと駒ケ根市の製造業者らでつくっているテクノネット駒ケ根は17日「プレゼンテーション・コミュニケーション能力養成研究会」を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員企業から中堅社員16人が参加し、コーディネーターに迎えた喜田寛総合研究所代表・喜田寛さんの指導でビジネス能力アップの研修を受けた。
喜田さんは受講者らに「人間関係で最も大切なのはあいさつと感謝の気持ちだ」と強調し、「こんにちは」を何度も繰り返し練習させた。その上で受講者一人ひとりに3分間の自由スピーチをさせ、話し方や姿勢、態度などから各人の性格や長所・短所をズバリと指摘。「頭は切れるし人間的にも苦労しているが存在感が薄い。今のままでは何をしてもうまくいかない。目標を明確にしてやり抜け」「ひとがよすぎて相手を自分のペースに引き込めない。失敗を恐れずに迷わずやってみることだ」などと辛口の人物評を展開した。受講者らは思い当たる節があるらしく、神妙な表情で指摘を受け入れていた=写真。 -
地球温暖化防止講演会
駒ケ根市の赤穂・中沢・東伊那の3公民館は17日、地球温暖化防止をテーマにしたふるさと講座3回シリーズの第1回として講演会「省エネルギーのすすめ窶博рスちにもできる地球温暖化対策」を赤穂公民館で開いた。約40人が参加し「我慢をしないで工夫をする」省エネの方法について学んだ。
講師はエネルギーの有効利用を専門に研究している信州大工学部助教授の石川正昭さん。石川さんは温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出を抑制する最大の重点項目として(1)昼間の電力(2)自家用車窶狽唐ー「やみくもに我慢をする必要はなく、必要なエネルギーは使ってもよい。ただし無駄使いはいけない。上手に節約して子どもたちのためにきれいな地球を残そう」と呼び掛けた=写真。
第2回講座は10月8日に、第3回は11月5日にいずれも赤穂公民館で開かれる。 -
旭光写真展
55年の歴史を持つ旭光カメラクラブ(吉村昇代表、14人)は「2005旭光写真展」を25日まで駒ケ根市立博物館で開いている=写真。会員11人がそれぞれの思いを込めて撮影した作品33点が展示されている。いずれも自然の風景や花、人物など、かけがえのない一瞬の表情を見事に切り取った力作ぞろい。
訪れた人たちは作品の美しい色彩と描写に感心した様子で、近寄ったり離れたりしながらじっくりと見入っていた。
午前10時窶伯゚後6時。入場無料。 -
坂本富子さんお手玉大会で全国優勝
「まさか、優勝するなんて。競技中は落ち着いていたが、優勝が分かった時、どきどきして、手が震えて、字が書けなかった」-。「伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)」の坂本富子さん(67)=駒ケ根市福岡、主婦=は今月岐阜県美濃加茂市で開いたお手玉の全国大会「3個ジャグリング」一般の部で、初出場し、いきなり全国優勝した。
大会はお手玉遊びの普及活動に取り組む「日本お手玉の会」(本部愛媛県)などの主催。大会には全国各地から1800人余が参加。「2個ゆり」「3個ゆり」「3個ジャグリング」など4種目で競技。
坂本さんが優勝した「3個ジャグリング」は、両手で3個を交互に投げ上げる競技で、なかなか勝負がつかず、手の甲に乗せるなど難易度を高め、優勝を決めた。
坂本さんは「痴ほう防止と運動不足解消に」と昨年4月「伊那谷お手玉の会」に入会。亀山ちず子さんの指導を受け、めきめきと腕を上げ、大会に出場するとともに、検定も受験、3段に合格した。
亀山会長は「自分のことのようにうれしい。ほかの会員の励みになる」と喜んだ。 -
大御食神社秋の大祭
駒ケ根市の美女ケ森大御食(おおみけ)神社の秋の大祭が秋晴れに恵まれた18日、多くの善男善女が参加して盛大に開催された。呼び物のお練り行列が朝から夕方まで市内を練り歩き、夜には神社に獅子頭を奉納して五穀豊穣を祈った。神楽殿では祭典青年らによる演芸が多彩に繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませた。
呼び物のお練り行列は午前8時の打ち上げ花火を合図に共楽園を出発。笛、太鼓の調べが響く中、今年の祭りの年番を務める赤須町の旗を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。沿道は行列を一目見ようと詰め掛けた多くの市民らであふれ返り、あでやかな衣装に身を包んだ子供たちが目の前を通ると「きれいだね」「かわいいね」などと話し合ったり、晴れ姿を収めようとカメラやビデオなどを向けたりしていた。 -
東中運動クラスマッチ
駒ケ根市の東中学校(向山健一校長)は16日、全校運動クラスマッチを行った。1年生はドッジボール、2年生はバレーボール、3年生はバスケットボールの試合をそれぞれ男・女、男女混合の数チームで戦い、クラスを越えて互いの親ぼくを深めた。
ドッジボールとバレーボールの試合は炎天のグラウンドで行われた。生徒らは「暑い」「まぶしい」などと言いながらも、元気な声を出し合いながらはつらつとボールを追っていた=写真。 -
ライオンズクラブ例会で図書寄贈
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は16日、第998回例会を駒ケ根商工会館で開き、手話に関する書籍20冊を上伊那南部地区聴覚障害者協会と駒ケ根手話サークルに寄贈した=写真。
贈呈式に続いて行われた交流例会で、会員らは手話サークルのメンバーらの指導により手話を学んだほか、聴覚障害者が店に買い物にきた窶狽ニいう想定でのロールプレイング(役割演技)や講話などを通じて、聴覚障害者についての理解を深めていた。 -
コンバインの下敷きで死亡
17日午後4時50分ごろ、飯島町日曽利の水田で乗用コンバインを運転していた同町鳥居原の農業小笠原房雄さん(72)が誤ってコンバインの下敷きになり、駒ケ根市内の病院に運ばれたが8時46分、急性心不全で死亡した。
駒ケ根署の調べによると、小笠原さんは乗用コンバインを運転してあぜ道から水田に入ろうとしたところ、運転を誤って約1・5メートル下の水田にコンバインもろとも転落して下敷きになった。 -
4小学校で運動会
駒ケ根市の赤穂、赤穂南、中沢、東伊那の各小学校はさわやかな秋晴れとなった17日、それぞれの校庭で運動会を開いた。児童らは大玉送り、綱引き、騎馬戦などのほか、かけっこやリレーなど次々に行われる競技に張り切って出場し、応援に訪れた保護者らの大きな声援を受けていた。
綱引きや騎馬戦など団体種目での楽しそうな笑顔とは打って変わって、各学年ごとに行われるかけっこでは、スタート順を待つ児童らの表情は一様に緊張気味だったが、号砲とともにスタートし、夢中で走ってゴールした後には、一転して満足感と達成感で輝く笑顔がこぼれていた。
訪れた保護者らは、懸命に競技に取り組む児童らの表情を残そうとカメラやビデオカメラのレンズを向けたり、頑張るわが子に届けとばかり「いけ」「そこだ」などと大きな声援を送っていた。 -
新米検査
有機米を生産・販売している駒ケ根市下平のマイ・ファーム中坪(中坪宏明代表)で16日、上伊那のトップを切って今年の新米検査が行われた。日本穀物検定協会関東支部長野出張所の御子柴邦明さんらが検査に訪れ、不安そうに見守る中坪さんの心配をよそに、水分や整粒、着色などの検査を淡々と進めた結果「すべて1等米!」と太鼓判を押した。中坪さんは「ほっとしている。今年は天候が良かったから去年と同じか少し多く収穫できた。でもちょっと出来過ぎかもしれないな」と晴れ晴れとした笑顔で話し、早速注文先への発送作業に追われていた。
検査は穀刺(こくし)と呼ばれる細長い金属製のさやを米の袋に突き刺して取った少量のサンプルの銘柄▽水分▽整粒▽着色粒▽死米▽異物窶狽ネどについて機械と目視によって調べる。最初のサンプルの水分を測定した御子柴さんは「ぴったり15%だ。これは素晴らしい。めったにないよ」と手放しで褒めていた。
県内の米の作況指数は103で平年に比べ「やや良」だという。 -
信毎販売が図書券寄贈
創業25周年を迎えた信毎販売(岩本弘社長、本社塩尻市)は記念事業として駒ケ根市に対し児童図書券20万円分を寄贈した。16日、岩本社長ら5人が市役所を訪れ「これを機会に活字に親しんでもらえればうれしい」と中原正純市長に図書券を手渡した=写真。中原市長は「児童らの教育向上のために生かしたい」と感謝の言葉を述べた。
同社は駒ケ根市のほか、営業所などのある塩尻市、飯田市、伊那市など4市1町1村に図書券を寄贈する。 -
篆刻教室受講生募集
手づくりの篆刻(てんこく)に挑戦してみませんか窶煤B駒ケ根市広小路の元木春峰堂は10・11月に開く篆刻教室の受講生を募集している。講師に伊藤たん心先生=飯田市=を迎え、未経験者にも分かりやすいよう丁寧に指導する。
教室は全4回。第2・4金曜日の午前10時窶柏ウ午。受講料は4回分で1万円(材料費別)。
問い合わせ・申し込みは元木春峰堂駒ケ根店(TEL81・6611)へ。 -
高齢者クラブグラウンドゴルフ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は15日、第4回議長杯争奪グラウンドゴルフ大会を駒ケ根市営グラウンドで開いた。会員約120人が参加し、優勝を目指してスコアを競った。日差しは強いものの、さわやかな秋風が吹くグラウンドで「ナイスショット」の声が明るく響いた。
グラウンドゴルフはゴルフのパターを大きくしたような木製のクラブを使ってボールを打ち、各ホールの打数を競う軽スポーツ。ある程度の平坦な場所があればコースを自由に設定できるため、マレットゴルフなどに比べて気軽に楽しむことができる。
上位チームは次の通り。
(1)小町屋B(2)町3区A(3)上赤須A -
マコモ消費拡大研究会
一般家庭にはあまり馴染みのない食材マコモの普及を図ろうと駒ケ根市営農センターは15日、マコモ消費拡大研究会を駒ケ根市役所保健センターで開いた。市内のホテル、旅館、飲食店関係者ら約30人が参加し、マコモの栽培状況などについて学んだほか、マコモを使ったさまざまな料理を試食した。
講師のグリーンホテル料理長山越信治さんは「マコモはタケノコのような、ナスのような、トウモロコシのような味わい。癖がないので、工夫次第でいろいろな料理に使える」としてマコモとサザエの香味焼き、鶏肉マコモ巻き、そば団子マコモおろし仕立てなどのオリジナルメニューを紹介した。参加者らはテーブルに並んだマコモ料理を食べ比べて、その味と香りをじっくりと賞味していた。
マコモはアジア原産のイネ科の植物。黒穂菌が付いて根元の茎の部分が肥大化したものをマコモタケ(キノコではない)として食用にする。イネの転作作物として注目され、市内東伊那で約80アール栽培されている。 -
わらぞうりづくり講座
地域に伝わる文化を青年海外協力隊の候補生らに知ってもらおうと駒ケ根青年会議所(塩澤和彦理事長)国際化まちづくり委員会は15日、駒ケ根青年海外協力隊の候補生を対象にした「わらぞうりづくり講座」を協力隊訓練所で開いた。候補生ら約50人が参加し、昔ながらのわらぞうりの作り方を学んだ。
講師として指導に当たったのは、わら細工を通じて地域に貢献する活動を行う「わらじクラブ」の北原甲子三代表ら3人。北原さんは「皆さんが派遣国に行った時にこのぞうりづくりが何かの役に立つといいね」と話し、わら製よりも丈夫で外観もきれいな、細布を使ったぞうりの作り方を指導した。
候補生らは北原さんらが教える縄の巻き方などに「分からない窶煤vと四苦八苦しながらも懸命にわらぞうりづくりに取り組んでいた=写真。 -
リブサポートがデイサービスセンター起工式
NPO法人リブサポート南信州(中原茂之代表理事)は13日、12月初めに開所予定のデイサービスセンターの起工式を同市北割1区の現地で行った。関係者ら約10人が出席し、神事を行って施設の無事完成を祈願した=写真。
同センターは宅幼老所(定員10人)と身体障害者支援施設(定員未定)を併設し、リハビリ設備なども備えるほか、利用者の送迎も行う予定。建物は木造平屋、延べ床面積約200平方メートルで、建設地は同法人が運営する高齢者アパート「サポートハウス駒ケ根高原もみじ荘」の隣。
中原代表理事は「センターの建設は、アパートに入居しているお年寄りの将来の安心のために窶狽ニ思い立った。自然に囲まれた良い環境の中で、老後をのんびりと幸せに暮らす手助けができればうれしい」と話している。 -
老人大学駒ケ根市同窓会が社協に寄付
県老人大学駒ケ根市同窓会(小林俊雄会長)は13日、駒ケ根市福岡の馬見塚公園マレットゴルフ場で開いた第13回チャリティマレットゴルフ大会の開会式で、会員らの寄付金2万円を市社会福祉協議会に贈った=写真。受け取った市社協の堀勝福事務局長は「毎年のように寄付をいただき心からお礼を言いたい。浄財は社協の善意銀行に積み立て、高齢者・障害者福祉のために役立てていきたい」と感謝の言葉を述べた。