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赤穂小音楽会
駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は27日、全校音楽会を開いた。この日のために懸命に練習を重ねてきた児童らは学級ごとに代わる代わるステージに上がり、クラシックやポピュラー、唱歌などそれぞれの曲を披露。全校児童や教職員、保護者らが見つめる緊張の中で精いっぱいの合唱や合奏を聴かせた=写真。低学年はリコーダーや鍵盤ハーモニカでの合奏や斉唱を、高学年はアコーディオンや木琴、ドラムなど多くの楽器を駆使した合奏や3部合唱をそれぞれ懸命に演奏し、1曲終わるたびに大きな拍手を受けていた。
会場の体育館には多くの保護者らが詰め掛け、ビデオカメラなどを構えながらステージでの児童らの演奏ぶりを食い入るように見つめていた。 -
駒ケ根東中で防犯訓練
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)は27日、校内への不審者侵入を想定した防犯訓練を行った。駒ケ根署の警察官が扮(ふん)した不審者1人が模擬刀を持って渡り廊下から校舎内に侵入。気付いた職員の連絡を受け、備え付けのさすまたを持って駆けつけた教職員らが「武器を捨てろ」などと説得しながら取り囲もうとするが、不審者は時折模擬刀を振り上げて「校長を出せ」「殺すぞ」などと叫び、制止を振り切って2階へ。授業中の各教室では「不審者侵入」の校内放送を聞いた教諭の指示で生徒がドアの内側に机などでバリケードを作り、不審者の侵入を防いだ。侵入から数分後、教職員は暴れる不審者をようやく3階で確保した=写真。
体育館に集まった生徒たちに対し、駒ケ根署生活安全刑事課の前島昭文係長は「一番いけないのは自分勝手な単独行動。先生の指示に従って避難を」と呼び掛けた。小木曽校長は「とても真剣にできていた。不審者はいつどこから侵入して来るか分からないから常日ごろの心掛けが大切だ」と話した。 -
「純米大吟醸信濃鶴」が全国新酒鑑評会金賞
純米酒だけを造る駒ケ根市の酒蔵・長生社(北原久爾社長)の「純米大吟醸信濃鶴」が06年度製造の新酒を対象にした全国新酒鑑評会で金賞を受賞した。「コクはあるが重い」ともいわれる純米酒が金賞を受賞するのは極めて珍しいといい、関係者は純米酒一本の酒造りに懸けてきた同社の快挙達成に惜しみない賛辞を送っている。
酒類販売店でつくる伊那小売酒販組合第4支部(林文章支部長)は27日夜、受賞祝いを兼ねて日本酒の勉強会を長生社で開いた。会員ら17人が集まり、金賞の酒と同社のほかの酒を飲み比べたり、冷やした状態と常温での味わいの違いなどを比較しながら受賞の喜びを分かち合った=写真。
杜氏(とうじ)=酒造りの親方=でもある同社専務の岳志さんは「日本酒というのは本来が純米。だからこそ地元の米、水、人にこだわりながら純米酒だけを造っている。今回はたまたま良い酒ができたがノウハウの蓄積となるとまだまだ。来年以降も受賞できるよう、さらに研究していきたい」と話した。
同社の信濃鶴は過去、少量の醸造用アルコールを添加した吟醸酒で6年連続金賞受賞の記録を持っているが、杜氏を前任者から引き継いだ岳志さんの強い意志によって02年に純米酒への特化を決断して以降では初の受賞。
受賞した「純米大吟醸信濃鶴」(720ミリリットル瓶入り、希望小売価格4800円+税)は限定400本が上伊那南部の酒店で販売されている。 -
看護大新入生歓迎会
駒ケ根市民らでつくる看護大学交流市民の会(会長・中原正純市長)は26日夜、同大の新入生を歓迎する会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。11年目の開催。新入生約90人が参加し、市議会文教厚生委員長の宮沢清高議員の音頭で市民らとともに乾杯した=写真。参加者は「アルコール類は抜きだが…」と言いながら、ジュースや牛乳、ヨーグルトなどを飲みながらテーブルを囲んでにぎやかに歓談した。新入生らは中原正純市長と一斉に行うじゃんけんやビンゴゲームなどのアトラクションで景品を手にして大喜びだった。
市内の各団体からは新入生らに対し、ソースかつ丼無料券や商品券のほか、エコバッグなどがプレゼントされた。 -
ガソリンスタンド従業員らAED講習
伊南4市町村のガソリンスタンド6店舗が7月に新たにAED(自動体外式除細動器)を配置することから石油商業協同組合上伊那支部南部ブロック(池野克洋ブロック長、24事業所)は27日、加盟事業所の従業員らを対象にしたAED講習会を駒ケ根市の伊南行政組合消防本部で開いた。経営者や従業員など15人が参加し、消防署員に説明を受けながら救急救命処置や機械の使用方法などを学んだ=写真。参加者は「万一の際に役立てるようしっかり覚えたい」と話した。
同ブロックは、多くの人が利用するガソリンスタンドにAEDを設置しようと、県がこれまでのコモンズ支援金に代わって本年度創設した「地域発元気づくり支援金」に応募して採択され、交付を受けた180万円をAED6台(約270万円)の購入費の一部に充てた。配置されるのは駒ケ根市内の5事業所と中川村の1事業所に各1台ずつ。 -
駒ケ根市交通安全推進協議会総会
市内の交通安全推進関係団体などでつくる駒ケ根市交通安全推進協議会(会長・中原正純市長)は25日夜、07年度総会を市役所で開いた=写真。理事、幹事ら約30人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。自動車の交差点進入速度抑止に効果がある高輝度反射板の取り付けや、高齢運転者優先駐車スペースの公共施設駐車場などへの設置を前年度に引き続き推進していく。
中原市長はあいさつで「市内で5月に交通死亡事故が発生したのは大変残念だ。シートベルトをしていれば助かったかもしれないと聞いている。ベルト着用の啓発をはじめ、事故防止の取り組みを進めていきたい」と述べた。
議事終了後、駒ケ根署交通課の高山基宣巡査部長が講話で最近の交通情勢について話した。 -
伊南防犯連合会総会
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は25日、07年度定期総会を駒ケ根警察署で開いた。理事、代議員ら約40人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。重点目標として▽住民の防犯意識の普及と自主防犯活動の推進▽地域ぐるみによる子どもの安全確保と該当犯罪等の防止▽自治体等との連携・協働した安全な街づくりの推進竏窒fげ、パトロールや街頭指導などに当たっていく。
中原会長はあいさつで「犯罪は減少傾向にあるが、引き続き地域ぐるみで安全安心づくりに取り組まなければならない。我々の地域は我々で守るという意志を持ち、互いに頑張っていきたい」と呼び掛けた。
議事に先立ち、防犯功労者の表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
竹村光子(伊南防犯女性部中沢地区部長)北村良子(伊南防犯女性部赤穂地区副部長)春日佐千江(少年友の会員) -
駒ケ根市男女共同参画推進研究集会
駒ケ根市と実行委員会は24日、第43回駒ケ根市男女共同参画推進研究集会を同市の総合文化センターで開いた=写真。市民約140人が参加し「男女共同参画社会づくり推進のために 今私たちにできることは…」をテーマに、7分科会に分かれて議論した。
分科会は(1)話してみよう・ス地域のこと・ス(2)私のチャレンジ・家庭のサポート(3)皆で見直そう!子どもの体 あなたの子ども・孫 大丈夫?(4)あなたは何をどのように食べていますか?(5)仕事と家庭生活の両立・ス職場においては 家庭においては・ス(6)輝きましょう。いつまでも…(7)うちの子・よその子・地域の子竏秩B参加者は分科会に先立って話題提起として視聴した啓発ビデオ『もっと素敵にハーモニー』を見た感想などをきっかけに議論を始め、さまざまな意見を活発に出し合いながら男女共同についての理解を深めた。 -
駒ケ根市全国大会出場者激励会
駒ケ根市教育委員会は25日、スポーツの全国大会3競技に出場する4選手の激励会を市保健センターで開いた。出場選手は内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会(7月7、8日、東京都)に出場する竹村進さん(31)=町四、第26回全日本クラブ卓球選手権大会(7月13縲・6日、岡山県)に出場する村沢貴之さん(26)=町四、千村淳子さん=小町屋、第25回全日本レディースバドミントン選手権大会(7月19縲・1日、愛媛県)に出場する加藤俊子さん(50)=町二=。選手らは「代表として恥ずかしくないよう力を出したい」、「全国は強いが、少しでも勝ちたい」、「駒ケ根市の名を上げてきたい」などとそれぞれ決意を述べた。
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宮下秀春さん(73)駒ケ根市中沢中割
「今年は花桃の里がNHKで放映され、長野市から木曽、上田、松本、諏訪など全県から見物客が訪れた。シーズン中に1万人位来場したのでは」。
陽春5月、百々目木川に架かる矢来橋を渡ると、濃いピンクから白まで様々な桃の花、レンギョウの黄色、シバザクラの濃いピンクが目に飛び込んでくる。「まるで桃源郷、別世界」と花見客は驚く。「桃は春の花なので、花見に訪れた人が花から元気をもらえれば」と話す。
中沢生まれ、農業と炭焼きの傍ら、会社にも勤めた。定年を目前にして、第2の人生を考えた時、自分が百々目木川で川遊びをした子どものころの思い出を重ねて「子どもたちが川あそびができる場所を作ろう」と思い立ち、川の整備を始めた。
川は三六災害(昭和36年の集中豪雨災害)以来、手が入っておらず、中洲はヤナギやクルミ、ニセアカシアなど雑木が茂っていた。そこで、雑木を切り、ヨシを刈り、2年がかりで川をきれいにした。
水がきれいで安全な百々目木川は、保育園の川遊びのメッカで、夏のなると、市内の各園がバスでやってきて1日楽しく遊んでいくとか。
川整備に合わせ、何か植栽をと、最初は桜を植えようと考えたが、10年以上育てないと花が咲かないことや、清内路村の花桃街道を見て、海抜や地形的にも似ているから、桜よりも花桃が良いのではと思い、92年初めて5本を植えた。
その後、毎年30本程度、苗を購入して植え続けたが、苗は土地に合わなかったのか、ほとんど枯れてしまった。
「実生苗の方が育ちがいい」と聞き、花が咲くまでに5、6年かかかるが、種から育てることにした。以後、毎年苗作りをし、40-50本前後、定植した。 花の種類は白、赤、ピンク、咲き分け、しだれ、源平しだれなど。咲き分けや源平しだれは、赤や白の単色だったり、赤、ピンク、白が混じったりと、咲いてみないとどんな花が咲くのかわからない。「これも楽しみの1つ」。本数は年々増えて、現在では650本になった。
作業は春先のくろき消毒から始まり、せん定、花が終るとお礼肥、草刈も年3回必要。秋にも施肥をする「手入れに年間百日掛かる。消毒、肥料代もばかにならない」と苦労も多いが「みんなが喜んでくれる。『きれいだ』と言ってもらうと、苦労も報われる」。
休み処、すみよしやを開店したのは93年。妻のちはるさんが調理師の免許があり、自家製の木炭を使って、「炭火でおいしい焼肉を食べてもらおう」と開店した。
炭火焼肉のほか、イワナごはん定食、秋には店主自ら山に入り、マツタケをはじめ各種キノコを採取し、名物キノコ料理も提供する。花見の時期は花見だんごも販売もする。定休日は木曜日。営業時間は午前11時30分から。詳細は(TEL87・2840)妻と長男夫婦、孫4人の8人暮らし(大口国江) -
プロ棋士祝賀会と記念囲碁大会
今年度の入段者は全国でわずか6人という超難関を突破して今年4月に晴れてプロ棋士となった駒ケ根市町二区出身の大沢健朗さん(20)=名古屋市=の入段祝賀会が24日、日本棋院駒ケ根支部(宮沢優支部長)の主催で駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。恩師をはじめ囲碁関係者など約120人が集まり、苦労の末の快挙達成を祝った。大沢さんはあいさつで「小学校卒業と同時にプロを目指して名古屋市で院生生活を始めたが、周囲とのレベルの違いにがく然とした。いつか追いついてやる、と思っていたが何年もプロ試験に落ち続け、勝負に向いていないと一時はあきらめかけた」と苦しかった時期を振り返った。その上で「だが自分には囲碁しかない、もう一度頑張ろうと必死に努力してみたら負ける気がしなくなり、勝つことができるようになったことで、それまでの努力が足りなかっただけだと気がついた。今年ようやくプロになれたが、1局1局しっかり勝つことを目標に頑張っていきたい」と述べた。
祝賀会に先立って記念の囲碁大会も併せて開催され、約60人が参加して対局を楽しんだ。大沢さんは希望者との指導碁で一度に数人を相手にするなど、プロの実力の一端を披露。時折和やかな表情を見せながら親ぼくを深めた=写真。 -
夏の大はらい式と茅の輪くぐり
駒ケ根市の大宮五十鈴神社(白鳥俊明宮司)で24日、夏越(なごし)大はらい式と茅の輪くぐりの神事が行われた。申し込んだ氏子らと神社総代など約50人が参列。宮司を先頭に一列になり、古くから伝わる歌を「水無月の夏越のはらいする人は千歳の命延ぶというなり」と歌いながら、ヨシを編んだ直径約2メートルの茅の輪を3回くぐった=写真。雨が降る静かな境内で参列者は傘をさしてゆっくりと歩き、厳粛な表情で無病息災を祈っていた。
茅の輪くぐりは12月の師走の大はらい式でも行われる。 -
中ア千畳敷で女性滑落も軽傷
24日午後2時ごろ、中央アルプス千畳敷の八丁坂を下っていた福井県敦賀市の無職の女性(54)が足を滑らせて雪の上を約150メートル滑落。頭に裂傷などを負ったが、仲間の助けを受けて自力で下山した。軽傷の模様。
女性は同日、福井県の11人パーティで駒ケ岳に登山した帰りだった。 -
【駒ケ根市外国語指導助手 マシュー・チャールズ・リトルさん】
昨年8月に着任し、市内の小、中学校で児童、生徒に本場の生きた英語を教えている。任用期間は1年だが、向こう1年間の再任用が既に決まっている。
英国ポーツマス市の出身。ヨーク大学で英国史を学んで卒業後、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)により来日した。
「東京に住んでいるおじさんが日本の伝統的な祭りや街の様子を話してくれて、文化や歴史などに興味を持っていた。日本に来て英語教師をやりたいと思ったのは、大学の友達からJETの話を聞いたから。でも、その友達が来日するのは今年の夏。影響を受けた僕の方が先に来たんだよ」
外国人に比べて日本の子どもは引っ込み思案だといわれるが「そんなことないよ。みんなフレンドリーだし、積極的に話し掛けてきてくれる。いい子たちだ」。
日本で暮らすのは初めて。一度、オーストラリアへの旅行の帰りに飛行機の待ち合わせで立ち寄っただけだという。慣れない生活の中で戸惑った経験も数知れない。特に困ったのは、学校で行われるさまざまな式や行事がどう進んでいくのかまったく分からないことだった。
「予備知識がないから、次に何が起きるのか見当もつかないんだ。普段いろいろと教えてくれる先生も式の最中に付きっきりで僕に説明なんかしていられないからね。あと、印刷物を読めないから学校の予定が分からないのにも困るね」
当初はほとんど分からなかった日本語だが、簡単な日常会話ならこなせるようになり、カタカナとひらがなも何とか読めるようになった。
「だけど漢字は難しくていまだに読めない。僕の日本語レベルはまあ中学2年生の英語能力程度かな」
暇をみては日本のあちこちを旅して回っている。東京、京都、広島、能登竏秩B札幌の雪祭りには特に感動したという。
「雪をあまり見たことがなかったせいもある。ポーツマスは冬でも暖かいんだ。だから駒ケ根の寒さはこたえたよ。教員住宅はボロだしね」
来日以来、一度も故郷に帰っていない。
「日本での生活が楽しいから別に寂しいとは感じていない。でも両親が10月に来るかも知れないんだ。僕が日本に行きたいと言った時、両親は『外の世界を見るのは良いことだ』と言って励まし、快く送り出してくれた。久しぶりに会えるのはやっぱりうれしいね」
(白鳥文男) -
【記者室】プールの安全管理あらためて徹底を
日増しに加わる暑さに合わせるように、各地の小中学校でプール開きが行われて水泳シーズンが幕を開けている。式では校長らが子どもたちの安全を祈って酒と塩で清めの儀式を行うのが常だが…▼昨年7月、埼玉県のプールで小2女児が吸水口に吸い込まれて亡くなったことは記憶に新しい。事故を受けて全国の施設で設備を点検したところ、多くのプールでふたの固定が不十分だったことが明らかになった▼管理者はそれぞれ対策を施したはずだが、昨年やったからと言わず、今季もあらためて点検と整備を徹底してほしい。プール開きで初泳ぎする子どもたちは、誰もが明るい笑顔ではじけるような歓声を上げている。ずさんな管理でこの笑顔を曇らせてはならない。(白鳥文男)
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駒ケ根市立図書館イメージキャラクター入選者表彰式
イメージキャラクター「よみーくちゃん」のデザインを募集していた駒ケ根市立図書館は23日、入選者表彰式を同館で開いた。各部門の入選者14人のうち12人が出席し、表彰状と副賞を受け取った。
18歳までの248人が応募した272作品の中からキャラクターに採用されたのは中沢小3年の北原咲来さんの作品=写真。「本をいっぱい読んで、若葉が育つように心もどんどん大きく」との思いを込めたという。
キャラクターの「よみーく」は、「読育」(よみいく)に掛けたもの。同館は「このキャラクターにどんどん活躍してもらい、読書推進に貢献してほしい」と話している。
入選者は次の皆さん。
◆幼児の部▼がんばったで賞=金井実佑乃、小林かんろ、岡田桃、清水里彩子
◆小学校低学年の部▼特賞=北原咲来▼入選=白川みほ、村上詩織
◆小学校高学年の部▼特賞=村上ゆき乃▼入選=宮脇文香、森岡里奈
◆中学・高校の部▼特賞=亀田明希▼入選=宮沢菜那、堀川佑香里
◆アイデア賞=竹村健人 -
駒ケ根市町一区子ども会七夕会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は23日、七夕の会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約60人が集まり、短冊に願いを書いたり、折り紙で作った色とりどりの飾りを作っては楽しそうに笹に結び付けた=写真。短冊には「ぷーるがじょうずになりたい」、「さっかーせんしゅになれますように」などと無邪気な願い事の数々が書かれていた。
飾り作りの前には、七夕まつりの由来を知ってほしいと母親らが紙芝居を上演。織姫と牽牛の話を子どもたちに語って聞かせた。
町一区子ども会は区内の全児童を対象に1975年に創設されて以来、30年以上にわたって独自の活発な活動を続けている。七夕の会は新たな取り組みとして昨年から始めた。 -
参院選日程変更の影響 駒ケ根市
開会中の国会の会期延長に伴って参院選の投開票日が当初予定の7月22日から29日に変更されることから、駒ケ根市選挙管理委員会は対応に追われている。29日には市民総合体育大会の開催が予定されているが、会場となる市民体育館、市武道館、赤穂小学校体育館は、投票日にはそれぞれ開票所や投票所として使用する必要があるため、大会の日程を1週間後の8月5日に繰り下げる方向で市体育協会に調整を依頼。しかし、そうなった場合でも小中学校が夏休みに入るため、新たな影響もありそうだ。ほかの投開票所については特に問題はないという。
各投開票所に配置が必要な立会人の確保もあらためて確認する必要があるほか、約160人体制で投開票業務に当たる市職員の中にも、すでに29日に予定を組んでいる職員もあり、人員の見直しを迫られている。
選挙用ポスターの掲示板は「22日」で印刷が終了しているため、「29」のシールを貼ることで対応したい竏窒ニしている。 -
駒ケ根市議会6月定例会閉会
駒ケ根市議会6月定例会は22日、本会議を開き、総務産業、文教厚生各委員会に付託されていた条例改正案、07年度一般会計補正予算案など10議案を可決したほか、議員提案による市議会議員の報酬を引き下げる条例改正案を否決して閉会した。
議員の報酬については3月定例市議会で引き上げに関する条例改正案が可決され、4月30日に施行されている。共産党の2議員は報酬を改正以前の金額に戻す改正案を今議会に提案していた。 -
テクノネット駒ケ根の10年の歩みが本に
駒ケ根市の中小企業が地域の活性化を目指して1996年に組織したテクノネット駒ケ根のこれまでの歩みをまとめた書籍が『地域を育てる普通の会社 ドメイン経営/地方小都市からのメッセージ』として刊行された=写真。テクノネットで研究会の講師を務めてきた経営コンサルタント塩谷未知さんと、駒ケ根市職員でテクノネット事務局の小原昌美さんの共著。
・ス「元気なまち」を我らの手で竏茶rジネスの生存領域をあらわす「ドメイン」を軸に、地元企業43社、経営コンサルタント、市のスタッフが10年にわたり取り組みつづけてきた地域再生の記録・ス(帯から)。テクノネットが約10年間一貫して追い続けたキーワード「ドメイン」については、序章『「ドメイン」とは何か』に始まり、『経営におけるドメインの意義と効用』、『ドメイン検討の視点』と3章にわたって解説。会員企業43社のさまざまな活動についてはそれぞれ2縲・ページを費やして詳細に紹介している。
新評論発行。ハードカバー222ページ。2500円+税。 -
赤穂東小1・2年生交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は21日、1・2年生対象の交通安全教室を開いた。児童らは交通量の多い国道153号線伊南バイパスなど、学校周辺の一般道に出て歩き方の実地訓練。安協役員や教職員の指導を受けながら横断歩道の安全な渡り方などを学んだ。
駒ケ根署の五十嵐三郎交通課長は児童らに「横断歩道で手を上げるのは、渡ることを車の運転手に知らせるため。よく見えるようにしっかり手を上げよう。信号が青になってもすぐに渡ってはいけないよ。曲がって来る車があるかもしれないからよく確認して」と安全な横断のポイントを指導した。
一般道に出た児童らは教えられた通りしっかり手を上げ、真剣な表情で周囲を確認して横断歩道を渡っていた=写真。中には「もっとしっかり見ないとだめだよ」などと友達に注意するしっかり者の児童も見られた。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、20人)は6月9、10日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第9回サツキと山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万3700円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。21日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を堀勝福事務局長に手渡した=写真。堀事務局長は「温かいチャリティの志に感謝する。社協の善意銀行に積み立て、社会福祉のために役立てたい」と礼を述べた。
同会は展示会場の一角で一鉢数百円の格安価格でチャリティ販売を行った。売上金を寄付したのは昨年に続き2回目。飯田会長らは、秋に開催する盆栽と山野草展でもまたチャリティ販売を行いたい竏窒ニ話している。 -
小町屋区市政懇談会
駒ケ根市の小町屋区(竹村幸茂区長)は20日夜、中原正純市長はじめ市の幹部職員を招いての市政懇談会を小町屋公民館で開いた。区民ら約80人が参加し、日ごろ市政に対して感じている素朴な疑問や要望などをぶつけた。参加者からは「伊南バイパス沿線の市道の整備計画はどうなっているのか」、「土地開発公社の用地売却損はいくらか」、「少子化対策は近隣市町村に比べてどんな水準か」などの質問が上がった。
中原市長は、バイパス整備、南田市場土地区画整理、下水道整備などの大型事業が終息に向かうことから市の借金に当たる起債残高は今後低くなっていく竏窒ニ説明。「市民一人当たりの実質残高は約30万円。財政は健全な状態であり、どうか安心を」と呼び掛けた=写真。
中原市長のほか、清水亀千代総務部長、柴政男まちづくり推進部長、笹谷志げ子教育委員会子ども課長が出席し、協働のまちづくり、道路・下水道整備計画、災害時の対応、子どもの安全と子育て支援についてそれぞれ説明した。 -
健康づくり地域リーダー研修専門講座
駒ケ根市と市保健補導員連合会(和田佳代子会長)は19日夜、07年度健康づくり地域リーダー研修の専門講座を市役所南庁舎で開いた。補導員約80人が参加し、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)のメカニズムや原因、解消方法などについて学んだ=写真。講師の保健師瀬古利代さんと福島貴子さんは、ビデオ映像を交えてメタボリック・シンドロームの恐ろしさを説明し、運動と食事の大切さを訴えた。
研修は保健補導員の資質向上のため、主に2年目の補導員対象の「専門」のほか、就任1年目の補導員対象の「基礎」も行われている。8月までそれぞれ3回の講座を予定している。 -
中沢小プール開き
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で20日、プール開きがあった。梅雨の最中とあって天候が心配されたが思わぬ晴天に恵まれ、水温も24度とまずまず。初泳ぎを前に、一列に並んで水を掛け合った児童らは「冷たい」と歓声を上げながら、久しぶりの水の感触を全身で楽しんだ=写真。
プール開きの会では、集まった全校児童の前で北原校長らが水の安全を願って清めの酒と塩をまいた。北原校長は「待ちに待ったプール開きの日を迎えた。水と仲良くなり、それぞれ目標をもって一生懸命練習してください。決まりを守って楽しく泳ごう」と児童らに呼び掛けた。 -
中川村で自動車運転の男性死亡
20日午後5時45分ごろ、中川村葛島の無職下平昭三さん(79)が普通乗用車を運転して帰宅した際、自宅敷地内の住宅外壁に衝突した。下平さんは駒ケ根市内の病院に搬送されたが、頚椎(けいつい)損傷で同日午後11時27分に死亡した。駒ケ根署が事故の状況を調べている。
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駒ケ根ソースかつ丼会総会
駒ケ根市内の飲食店などで作る駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)は18日、07年度総会を同市の商工会館で開いた。会員など約20人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案、役員人事を承認した=写真。
ソースかつ丼の認知度アップのため同会が3年越しで取り組んできた「駒ケ根名物ソースかつ丼」、「駒ケ根ソースかつ丼」の商標登録については、再三の申請にもかかわらず許可が下りないため登録は見込み薄竏窒ニの判断から今後申請しないことが報告された。商標登録に代わる新たな方法として何らかの地域ブランドの取得を研究、検討していく。
自慢のソースかつ丼を引っさげて同会が今年初めて参加したB級グルメの全国フェスティバル「第2回B竏・グランプリ」(静岡県富士宮市)で8位と健闘した模様が現地での映像を交えて報告され、会員らはソースかつ丼の好評ぶりを見て将来の展開にあらためて自信を深めていた。 -
駒ケ根市の東中 耐震工事遅れ
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)体育館の耐震補強工事の計画が大幅に遅れている。当初計画では6月中旬に着工し、9月末に完成する予定だったが、入札の不調から工事業者がいまだに決まらない事態となり、完成は早くても約1カ月遅れの10月末となる見通しだ。工事は基礎や鉄骨はりの増強など体育館全体に及ぶため、工期中は安全面の問題から使用ができない。生徒会の最大行事である文化祭(10月12、13日)をはじめ、学校運営への影響が心配されている。
入札は5月8日に14社が参加して行われたが、いずれも予定価格を上回り、落札されなかった。これを受けて市教育委員会は見積もりを委託した業者に積算の見直しを指示。その上で6月25日に2回目の入札を行う。
同校では工事による生徒への影響を最小限にとどめようと、今年に限り、夏休みを例年より4、5日長い29日間としたり、体育館を使う授業を水泳に振り替えたりするなどの調整を図っているが、工事の遅れにより影響はさらに大きくなりそうだ。特に文化祭は体育館なしでは例年並みの開催は困難。このため学校は日程を繰り下げることも考えたというが「3年生の高校受験への影響を考慮するとそうもいかない」とため息をついている。
学校は18日にPTA評議員会で経緯について説明したが「工期が決まってこないことには対応のしようがない」と工事の遅れに戸惑いを隠せない。市教委は工事業者が決定次第学校に説明し、今後の日程について理解と協力を求めることにしている。 -
コンサートと講演会
「歌声喫茶in駒ケ根」を主催する駒ケ根ともしび歌声喫茶実行委員会は16日、2007初夏の歌声喫茶として「花と緑と歌を愛するあなたへ」と題してソプラノ歌手清水正美さんのコンサート「金子みすゞの心を歌う」と、ガーデンプランナー本橋奈津子さんの講演会「イングリッシュ・ガーデンに学ぶ」を駒ケ根市の駒ケ根高原美術館で開いた。「みんなで歌おう歌声喫茶花の歌オンパレード」も開かれ、参加者は花にちなんだ数々の歌を歌って楽しんだ。
コンサートでは昭和初期の童謡詩人金子みすゞの詩に作曲家大西進が曲をつけた十数曲を清水さんが熱唱=写真。つやのある透き通った歌声をホールに響かせた。 -
【記者室】タクシーも全面禁煙
15日から県内のタクシーが全面禁煙となった。一斉に導入したのは全国で大分県に次いで2番目。今後ほかの都道府県にも広がる動きがあるようだ。最近の嫌煙の流れは愛煙家にとって落ち武者が追い討ちをかけられるかのごとくだが、それも無理はない▼筆者も以前たばこを吸っていたが十数年前、結婚を機にやめた。やめてみて初めて、服や体に染みついたヤニの臭みに気がついた。吸わない人にとってそれがいかに嫌なにおいであるのかも…▼たばこの害については今更言うまでもないし、雑踏での喫煙や道路へのポイ捨ても相変わらず。迷惑をまき散らすのはごく少数の人かもしれないが、周囲への配慮がもう少しあったらここまで嫌われずに済んだのではないか。(白鳥文男)