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上伊那建具組合が西駒郷でボランティア作業
「良い戸の日」の10日に合わせ、上伊那建具協同組合青年部(芦部浩久部長)は8日、駒ケ根市と宮田村にまたがる知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、動きが悪くなったり閉まらなくなったドアや戸棚などを修繕するボランティア作業を行った。施設内に分散した約20人の参加者は手分けして入所者の居室の障子やドアの立て付けなどを確かめては、かんなやのこぎりを使い、慣れた手つきで次々に修繕した=写真。
同組合は「良い戸の日」が制定された85年以来、各地の小学校や施設などの修繕ボランティアを行って喜ばれている。 -
駒ケ根青年海外協力隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は6日、06年度第1次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した223人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。皆さんも訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ウズベキスタン派遣予定の東朝子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ79日間だったが、同訓練所で今年初めてシニアボランティアを対象とした集団合宿研修を行うことなどから、今年度以降70日間に短縮されることになった。19年度からは訓練と派遣も年4回に増やすことにしている。 -
駒工入学式
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は6日、入学式を行った。機械、電気、情報技術の3科に計113人が入学し、希望を胸に高校生活のスタートを切った。新入生を代表して情報技術科の川頭匠君は「自分で選んだ学校。目標に向かって一歩一歩進んでいきたい。誇りを持って勉学することを誓う」と力強く宣誓した。
本間校長は式辞で「これから始まる3年間の高校生活は生涯の考え方を培う重要な時期。入学を機会に決意を新たにしてほしい。一人ひとりの夢や希望を達成するため、資格取得やクラブ活動、生徒会活動などに積極的に挑戦し、精進することを期待する」と激励した。 -
駒ケ根市内小中学校入学式
駒ケ根市内全小中学校で6日、入学式が行われた。5小学校は午前、2中学校は午後に式を行い、それぞれ初々しい新入生を迎えて新学期をスタートさせた。
生徒数が減少している東中学校(小木曽伸一校長)には1学年2学級維持のための市教委の措置を受けて赤穂地区から今年度初めて入学した5人を含む43人が入学。地域を越えた新しい一歩を踏み出した。小木曽校長は式辞で「中学生時代は一生の中で心も体も最も大きく成長する時。心を磨き、体を鍛え、多くの知識を習得して将来に備えてほしい」と激励した。新入生代表の福沢亮馬君はあいさつで「緊張と不安の気持ちと期待が入り交じっている。早く一人前の生徒になれるよう先生や先輩の指導を受けながら、勉強や部活動に全力で取り組みたい」と決意を述べた。 -
交通事故防止グッズ配布
6日、伊南交通安全協会と地域交通安全活動推進員、駒ケ根署は伊南4市町村の10小学校の入学式に合わせ、新入学児童543人全員に交通安全グッズを配布した。配布したのは通学かばんなどに付ける反射材、ワッペン、下敷き、神社のお守りの4種類。駒ケ根市の東伊那小学校を訪れた安協役員と署員らは入学式を終えたばかりの児童らのかばんに反射材を一つ一つ丁寧に取り付けた=写真。「交通事故に気をつけて学校に来てね」と呼びかけられた児童らは初々しい声で「はーい」と元気に返事をしていた。
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瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員秀作展
伊那市、駒ヶ根市で下平瑞雲さんに水墨画を学ぶ会員33人が5日から、「瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員習作展」を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。趣のある水墨、墨彩など58点が、訪れた人の目を楽しませている。
3教室の合同展は例年のもので、下平さんの作品も5点ほど展示している。会員の多くは女性で、始めたばかりの人から20年近いベテランまでいる。県展に入選・入賞した人が2作品を出品し、秀作も多くそろえた。作品のテーマは、雪景色や花、渓流など。
3年前からは教室間交流を始め、他教室の良さなどがお互いに分かるようになってきたため、全体的にレベルが向上しているという。
下平さんの作品の一つ「信濃の国」は、書と水墨画で描いた新しい試みで、県展などでも注目を集めた。
入場無料。9日まで。 -
看護大入学式
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は5日、06年度入学式を行った。難関を突破した学部生91人、大学院生17人が深山学長から入学許可を受け、晴れて学生としてのスタートを切った。新入生を代表して学部生の上倉理恵さんは「看護の技術だけでなく、思いやりの心を養って豊かな感性を身に付けていきたい。サークル活動や地域の人たちとの交流も楽しみ」、大学院生の三好陽子さんは「素晴らしい環境の中で、将来の看護の進歩に貢献できるよう努力していきたい」とそれぞれ決意を述べた。
式後、新入生らはガイダンスや昼食会、記念写真撮影などの日程を次々とこなし、あわただしい中にも自由で楽しい学生生活の第一歩を踏み出した。 -
駒ケ根市内の幼稚園・保育園で入園式
駒ケ根市内の13の幼稚園、保育園のうち私立を含む12園で5日、入園式が一斉に行われた。保護者に手を引かれて登園した新入園児らは真新しい園児服に身を包み、初めて経験する集団生活への第一歩を踏み出した。
下平幼稚園(米山さつき園長)では新入園児20人が母親らのひざに抱かれ、それぞれ緊張した表情で式に臨んだ=写真。米山園長はあいさつで「個性豊かで伸び伸びと元気あふれる幼稚園にしていこう」と呼び掛けた。年長園児らがステージで歌や踊りを元気に披露し、小さな弟や妹たちの入園を歓迎した。
新入園児らは親と一緒にいるためか落ち着いていて、泣き出したり騒いだりする子はいなかった。 -
年賀状コンクール入賞
05年12月に全国から作品を募集した第3回全日本年賀状大賞コンクール(日本郵政公社主催)の版画部門一般の部で駒ケ根市赤穂小町屋の会社役員井澤昇さん(59)が信越支社長賞に入選し5日、駒ケ根郵便局で矢島和一郎局長から賞状と副賞を受け取った。同部門の入賞は信越地区で1人だけ。井澤さんは「本当にうれしい。応募したのは初めてだが、還暦のいい記念になった」と受賞を喜んでいる。
入選作品は自宅で育てた花の咲くサボテンをモチーフに鮮やかな5色刷りで仕上げた手の込んだもの。切り絵の味を生かしたシルクスクリーン印刷で、約20年前から年賀状には専らこの手法で製作した版画を用いているという。絵の傍らには「サボテンや 節を重ねて花に満ち 還暦元旦」と自詠の句を添えてある。井澤さんは「句はまったくの素人。今年は還暦になるので、見事に花の咲いたサボテンと自分の人生への思いを対比させてみた」と話している。 -
警察署学校訪問
新学期開始を前に3日、駒ケ根警察署の山本修作署長らが管内の小中学校を訪れ、年度のスタートを機に児童の安全対策への協力をあらためて求めた。
駒ケ根市の赤穂小学校では高野普校長が応対した。山本署長らは登下校時の児童を狙った犯罪が増えていることから地域住民の意識の高揚を図りたい竏窒ニして入学式のある6日の朝、なるべく多くの保護者や地域の人たちに通学路に立ってもらうことなどを提案。当日は署長はじめ署員らも署を挙げてチラシ配布やパトロールなどに当たりたいとする考えを示した。高野校長は、連絡がつく家庭に呼び掛けをするなど可能な限り協力する竏窒ニ答え、今後も連携して犯罪防止活動に努力することをあらためて確認し合った。 -
ポカラ市アドバイザーが市長訪問
駒ケ根市と国際協力友好都市協定を結んでいるネパール王国ポカラ市のビムセン・タパ市長の派遣により、同市のアドバイザーを務めるガネッシュ・グルンさんが4日、駒ケ根市役所を訪問し、中原正純市長と懇談して今後の友好事業について話し合った。中原市長は「ネパールの政情が心配だが、交流市民の会とともにこの秋に訪問したい」との意向を明らかにした。
グルンさんはタパ市長から預かった手紙を中原市長に手渡し「しばらく停滞している関係をリニューアルしたい。今年は駒ケ根市とポカラ市の友好5周年で、日本、ネパールの国交開始50周年にも当たる。この際、ぜひ友好を深めたい」と提案。中原市長は「昨年は子どもたちのネパール訪問を中止したが、政情はまだ不安であり、今年再開と言うわけにはいかないが、ネパールの子どもが来駒するのは歓迎する」と述べた。 -
大田切土地改良区受賞報告
駒ケ根市の市街地を含む竜西地区広範囲の土地改良に30年以上にわたって携わってきた駒ケ根市大田切土地改良区(渋谷宣吉理事長)は第47回全国土地改良功労者農業農村整備優良地区コンクール(全国土地改良事業団体連合会=水土里(みどり)ネット主催)で金賞を受賞した。県内2団体が銀、銅賞を受賞したが、金は同土地改だけ。4日、渋谷理事長が市役所を訪れ、中原正純市長に受賞を報告した=写真。渋谷理事長は「(受賞は)市長はじめ市民の皆さんの協力のおかげ。今後も水害の起きない元気な駒ケ根市のためにできる限り努力していきたい」と述べた。中原市長は「長年の努力が報いられて喜ばしい。先進的に事業に着手し、積極的に取り組んできたことが評価されたものと思う。これからも頑張って」と激励した。
同土地改は1978年に銅、93年に銀賞を受賞している。 -
【記者室】新・伊那市『隣の芝生は青い』
新・伊那市が誕生した。選んだ道が明るい将来に向かっていることを祈りたい。ところで周辺の市町村はこの合併をどう見ているだろうか。意向調査で住民の過半数が合併に反対した駒ケ根市では「うらやましい」との声がしきりだ▼合併をいまだにあきらめきれない思いがうかがえる。よそが希望に満ちて船出するのを見ると、信念を持って自立を選択したはずの人でさえ、自分たちだけ置いていかれたような気になっているらしい。いつの世も『隣の芝生は青い』のか▼折しも進入学の季節だ。希望に満ちて新しい生活を始める人たちがいる一方で、泣く泣く浪人する人もあるだろう。だが人は人竏秩Bよそさまがどうだろうと胸を張っておのれの信じた道を進めばいい。(白鳥記者)
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駒ケ根市消防団任命式
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は1日夜、06年度の辞令交付式を市民体育館で行った。新分団長4人をはじめ昇格の団員と新入団員らが団長から辞令の交付を受けた。小平団長は35人の新入団員に対し「入団した経緯はさまざまだろうが、先輩に相談しながらかわいがられる後輩になってほしい」とした上で全員に「いよいよ新年度がスタートする。地域住民に頼られ、当てにされる消防団になるよう、さらに精進を」と激励した。
辞令を受けたのは次の皆さん(丸数字は分団)。
◆分団長=(1)山本郁勇(3)佐藤和樹(4)湯澤英喜(5)萩原道彦◆ラッパ長=久保田博昭◆副分団長=(1)倉田卓哉(3)松崎宗孝(4)宮脇勝(5)福澤源吾◆副本部長=唐澤裕二◆副ラッパ長=(4)堀内英樹◆部長=(1)北原義伸(2)亀山剛(3)小出徳一(4)佐久間弘司、竹村英樹(5)藤井茂、羽場昭◆班長=本部・遠山秀明、春日崇(1)石澤正志、浦岡俊希、山本喜裕、福澤達也、横山隆(2)小澤康弘、櫻井真一、田畑博利、福澤治、大石正人、吉瀬泰安、鈴木慎太郎(3)松田伸也、宮澤敏、瀧澤貴史、吉澤淳、馬場由貴、春日隆志、宮下正義(4)那須野高一、山本哲広、森和広、竹村達也、下島裕一、北原宏明、野村貴、木下敦、竹村秀一、三室真、竹村仁志、宮澤隆行(5)赤須潤一、坂井比呂六、下島寿哉、臼井鉄也、下平庄貞、下平隆弘、林賢英、中村昌敬、林実樹◆団員=本部・森田美穂、田畑今日子(1)倉田真司、倉田優作、小林浩二、小池正敏、小原健太郎、北林英之、保科佑樹(2)青木満、片桐慎吾、新井政義、久保田洋平、吉瀬史寛(3)堀健一、松本智彰、星野聡、小澤剛志、清水雄治、米村浩一(4)竹村昌典、下島健、林正義、吉瀬和弘、五十川崇、春日文和(5)竹村了、河口邦彰、片桐知峰、今井綾、小池渉、坂間岳志、大沼広和、鈴木秀志、渋谷収 -
駒ケ根市辞令交付式
駒ケ根市は3日、06年度辞令交付式を市役所で行った。異動職員約110人のほか、新規採用職員2人が中原正純市長から辞令を受け取り、単独自立2年目の新年度がスタートした。中原市長は約180人の職員を前に訓示し「景気、経済もようやくデフレ不況からの脱却の兆しをみせ始めた。地方にとって国の構造改革は大きな痛みをもたらしたが、改革は削減だけでは駄目で、どう創造性を持たせるかが大事だ。市としても財政健全性を維持しながらさらに改革を進めていかねばならない。今までの踏襲では未来はない。伊南、上伊那、伊那谷は一つ。そんな気概を持って頑張ってほしい」とげきを飛ばした。
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シルバー人材センター指定管理業務開始
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)は1日から市の施設の指定管理業務を開始した。同センターは駒ケ根市民体育館の事務室に真新しい看板を掲げて「施設管理室」を開設=写真。関係者は住民へのサービス向上のため、責任を持って業務に当たることを誓い合っていた。同センターが新たに管理を請け負うのは市民体育館、社会体育館、市営運動場、武道館など19施設で、指定期間は3年。
市は地方自治法の改正を受けて05年から、制度の導入に向けて条例改正などの準備を進めてきた。 -
「花の庭」ボランティアが作業
駒ケ根市菅の台の「森と水のアウトドア体験広場」敷地内にある「花の庭」の整備作業が1日、始まった。集まった市民ボランティアら約10人は担当者から説明を受けた後、早速草むしりなどの作業に汗を流した=写真。参加者らは「育てている草を抜いちゃいけないね」などと話しながら、慎重に草をむしっていた。次回からは花の時期に応じて植え付けや株分け、移植などを順次行っていく。作業は花のシーズンが終わる10月ごろまで、原則として毎月第3月曜日の午前9時から3時間行われる。
花の庭は広さ約1700平方メートル。現在約220種の山野草やハーブなどが生育し、訪れる観光客や市民らの目を楽しませている。広場のオープンとともに02年に開設されて以降、管理は市が行ってきたが、05年からは市民らによるボランティアらが整備を手がけている。 -
交通死亡事故交差点改修
05年11月5日に駒ケ根市南割の市道交差点で起きた交通死亡事故現場の道路改修が3月末までに終わり、より安全な交差点として生まれ変わった。付近はかなりの段差があり、東西方向から近づくと交差点の存在に気づきにくいことから、新たに路面に赤色の舗装を施した=写真=ほか、交差点中心の路面に白ペイントで十字を描いた。カラー舗装部分のアスファルトには通常に比べ粒の粗い砂利を使ってあり、通行する車両のタイヤに振動が伝わるようになっている。黄色地に黒十字の警戒標識(交差点あり)4基も破損したり古くなって見にくくなったりしていたため、新品に交換した。改良の費用は約110万円。事故発生後行われた駒ケ根署と市の担当者らによる現地診断での意見を採り入れた。
事故は駒ケ根市の男性(85)の運転する原付バイクと松川町の男性(50)運転の普通自動車が出会い頭に衝突し、バイクの男性が頭などを強く打って死亡したもの。 -
伊南安協が県警表彰
地域の交通安全に顕著な功績があったとして伊南交通安全協会(玉木武春会長)は県警本部長と県安協会長から3年連続となる表彰を受けた。県警本部長表彰は県下で3件のみで、南信では唯一。31日、玉木会長ほか安協役員ら8人が駒ケ根署を訪れ、山本修作署長らに受賞を報告した=写真。玉木会長は「(受賞は)署の指導のおかげ。女性部はじめ全員が懸命に頑張ったことが評価されてうれしい」と喜びを語った。
伊南安協は駒ケ根市の昆虫にも制定されているハッチョウトンボをかたどった夜光反射材製のマスコットを独自に製作して市民らに配布しているほか、高齢者宅を戸別訪問したり、市内を走る循環バスに同乗して利用者らに事故防止を呼び掛けるなど、独創性のある活動を行っている。 -
国土交通省中部地方整備局06年度事業
国土交通省中部地方整備局は31日、06年度の事業計画と予算を発表した=写真。天竜川上流河川事務所の06年度当初予算は67億3500万円(前年度当初比3%減)。流下能力向上のため辰野町の城前橋、中川村の天の中川橋の架け替え工事に着手する。完成はそれぞれ09年度、10年度を見込む。飯田国道事務所は当初予算163億4200万円(前年度当初比2%減)。国道153号線伊南バイパスの駒ケ根市区間の07年度供用開始を目指して引き続き工事を行う。三峰川総合開発工事事務所は大きな事業計画はなく、当初予算は7億2千万円(前年度当初比65%減)。天竜川ダム統合管理事務所は当初予算14億4200万円(前年度当初比3%減)で、美和ダムの老朽化した受変電設備の更新、小渋ダムの事務所棟の耐震性向上のための改築などを行う。
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無暖房・低燃費住宅セミナー
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駒ケ根市福岡で無暖房・低燃費住宅を分譲する駒ケ根市の井坪建設は26日、駒ケ根市文化会館で無暖房・低燃費住宅セミナーを開いた=写真。
講師は「信州の快適なすまいを考える会」会長の山下恭弘信大教授、住宅の空調システムを製造・販売する三菱電機中津川製作所の川渕勇さん。無暖房住宅に関心のある人など約20人が受講した。
快適な住環境のあり方を研究する山下教授は、信大構内に設置した無暖房、低燃費住宅の実験棟の断熱仕様を説明し、外気温と室内温度の変化をグラフで表わした。
また、実際に宿泊し、生活した人の体の各部位のサーモグラフィ、体験者の快適度評価も紹介し「寒くなく、ほぼ快適が多かった」とした。
川渕さんは「なぜ今、高気密、高断熱住宅なのか」を次世代省エネルギー基準に触れて解説し、井坪建設が建設予定の無暖房モデルハウスの断熱仕様(屋根や土間床、基礎、壁に10縲・5センチ前後の発泡スチロール板を張り付け、開口部の窓はペアガラス樹脂サッシ)で、生活発生熱を加算し、シュミレーションした。
暖房期(1月1日縲・1日)と冷房期(8月1日縲・1日)の外気温、居間、キッチンなど各室の温度をグラフで示し「最寒日(1月14日)は外気温がマイナス12・7度でも、室内は10度以上を保っている。熱損失量は一般の3分の1以下、無暖房に近い」と立証し「いよいよ無暖房住宅が実現の段階を迎える」とした。 -
市道しゅん工
歩行者の安全を図るための歩道新設とそれに伴う車道の改良を行っていた駒ケ根市赤穂経塚の市道III竏・0号線(通称農免道路)の工事が完成し29日、しゅん工祝賀会が駒ケ根駅前ビル・アルパで開かれた。地権者と工事関係者ら約30人が出席し、工事の無事完成と共用開始を祝った。中原正純市長は「しゅん工により、地域の一層の発展につながるものと期待する」と祝辞を述べた。
改良されたのは宮の前交差点から北630メートルまでの区間。道路西側に幅2・5メートルの歩道を新設し、車道も整備した=写真。交通量の多い割に歩道がなく危険竏窒ニの住民の要望を受けて調査を始め、02年に工事を開始した。総事業費は3億4800万円。 -
上穂開発協議会総会
駒ケ根市の北割一、同二、中割、南割、上穂町福岡の竜西6区の正副区長市議会議員、農業委員らでつくる上穂開発協議会は29日、06年度総会を市役所で開いた=写真。委員48人のうち約40人が出席し、各区の正副区長らで組織する理事の互選によって選出された正副会長らの役員人事を了承したほか、06年度事業計画・予算案を承認した。06年度の事業として治山治水の促進や環境保全対策、交通安全対策、道路の改良と災害防止に関する活動などを行っていく。
役員は次の皆さん。
▽会長=福島紀六(北割一区長)▽副会長=小林治男(北割二区長)▽会計=中村雅典(中割区長)▽監事=吉澤智束(南割区農業委員)竹内稔(福岡区農業委員) -
駒ケ根市高齢者クラブと中沢区高齢者クラブ統合か
駒ケ根市高齢者クラブ連合会の池上重雄理事長は30日、同市の中沢区高齢者クラブ(木下幸安会長)から統合の申し出があったことを明らかにした。池上理事長は駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた05年度最終の理事・監事会の席上で、出席した理事ら約20人に対して経過を説明し「統合することになった場合には皆に快く受け入れてもらいたい」と今後の理解と協力を求めた=写真。池上理事長は中沢高クからの加入者を約300人と見込んでいる。
市高ク連の現在の会員数は1979人。今年度、前年度並みの国・県助成金を受けるためには会員2千人以上が必要で、要件を満たすために会員の増強を図っていた市高ク連にとっても渡りに船の提案だが、正式な決定は4月以降になるものとみられる。 -
駒ケ根警察署長
山本修作さん(56)松本市の農家に生まれ、厳しい両親の元で育った。東京での学生時代、当時盛んだった学生闘争を目の当たりにし「ゲバ棒持って物を破壊してみても世の中を良くすることはできない。人を幸せにするためには安全の確保がまず大切だ。それには竏秩vと警察官の道を選んだ。
上田署を振り出しに主に刑事畑を歩み、犯罪捜査に活躍。警察学校の教官や外務省出向による2年間のベルギー生活などを経て初めて署長に就任した。
子どもの安全・安心の確保、犯罪抑止、高齢者の交通事故防止の3つを重点として挙げる。「駒ケ根は地形的に守りやすい所。駒ケ岳を越えて逃げる犯人もいないだろうからね(笑)」
◇ ◇
「警察官の仕事は苦しいことばかりです。治安維持には一刻の休みもないですから」毎日、もう嫌竏窒ニ思うが、その苦しみの中にこそやりがいもあると感じている。「署員にもそういう生き方をしてもらいたいし、その上で市民や行政とともに知恵を出し合ってやっていきたい」
趣味でミツバチを飼っていた。「面白いんですよ。キイロスズメバチが襲ってくると巣の前で見張っている警察ハチが巣箱中に危険を知らせる。そうすると巣の中の全部のハチが出てきてスズメバチに一斉に飛びかかる。1対1ではスズメバチが強いに決まっているが、集団でかかればやっつけられるんです。駒ケ根署の60人ばかりの署員がいくら頑張っても管内すべての安全を守ることは不可能だから、できれば警察と地域もそうありたいですね」 -
駒ケ根で住宅全焼
29日午後8時45分ごろ、駒ケ根市赤穂町四区の無職張山利雄さん(82)方から出火。木造モルタル2階建て住宅約36平方メートルを全焼して午後9時28分に鎮火した。出火当時家にいた張山さんと知人は逃げてけがはなかった。出火の原因について駒ケ根署は、台所付近の燃え方が激しいことからてんぷらの火の不始末の可能性もあるとみて調べている。
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すずらん少年少女合唱団演奏会
今年創立33年を迎える駒ケ根市のすずらん少年少女合唱団は28日、第10回演奏会を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。小学4年生から大学生の団員27人は指導者の三澤照男さんの指揮に合わせ、澄みきった歌声を会場いっぱいに響かせた=写真。
ステージは5部構成。第1ステージでは伴奏なしのア・カペラで『アベ・マリア』『赤とんぼ』など内外の名曲を披露。第3ステージではプーラントの合唱曲『子どものための合唱曲』を伸び伸びと歌った。第2ステージでは三澤さんが指導する大人の合唱団「女声コーラス虹」が賛助出演して演奏会に華を添えた。会場を訪れた聴衆は次々に披露される美しいハーモニーの数々ににうっとりと聴き入っていた。
同団は全国コンクールで多くの賞を受賞しているほか、ハンガリー、オーストリア、フランスに演奏旅行をするなどの多彩な活動をしている。 -
特養老人ホームに温泉プレゼント
駒ケ根市の早太郎温泉記念事業実行委員会(宇佐美宗夫実行委員長)は市内の特別養護老人ホームや老人保健施設などの利用者に施設内で温泉気分を味わってもらおうと温泉の湯のプレゼントを始めた。29日には宇佐美委員長ら委員5人が特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)を訪れ、利用者にタオルをプレゼント=写真。この日の朝に源泉からくみ出してきた4トンの温泉の湯をタンクローリーから施設内の風呂に給湯した。利用者は「温泉の湯? うれしい」と手をたたいて喜び「午後の入浴が待ち遠しいね」などと笑顔で話し合っていた。
宇佐美委員長は利用者らに「早太郎温泉が誕生して今年で10年になるが、これは市民みんなの財産。今日は日ごろ温泉につかる機会の少ない利用者の皆さんにも温泉をゆっくり味わっていただきたい。いつまでも健康で長生きしてください」と呼び掛けた。
同委員会は4月6日までに市内の6施設に温泉をプレゼントすることにしている。 -
駒ケ根市社協評議員会
駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は28日、05年度第3回評議員会をふれあいセンターで開いた。評議員約30人が出席し、社協が運営する認知症高齢者グループホーム「ほほえみの家」に続く第2のグループホームの施設整備のため福祉基金から1350万円を取り崩すことを承認したほか、06年度事業計画・予算案などを承認した。役職の交代などに伴い、新たに5人が評議員に選任され、竹内会長から委嘱状が手渡された=写真。任期は前任者の残任期間で07年5月30日まで。
第2グループホームはJR伊那福岡駅の東約1キロにある民家を改修し、定員6人で今年10月の開設を目指している。
新評議員は次の皆さん。
塩沢昌壽(中沢地区区長会副会長)市村重実(東伊那区副区長)菅沼幸穂(伊南福祉会救護施設順天寮長)北原和明(駒ケ根青年会議所専務理事)吉村晴夫(駒ケ根市地区社協連絡会副会長) -
大成産業に改善命令
県は28日付けで、駒ケ根市中沢の大成産業(酒井睦夫社長)に対し、産業廃棄物処理基準違反に対する改善命令を出した。
命令の内容は、市内赤穂上赤須において、管理型最終処分場の計画面積を超えて埋立または放置されている燃え殻を撤去すること。また、この処分場からの燃え殻の飛散流出防止措置を講ずるとともに、浸出液によって公共の水域及び地下水に汚染が生じないように、必要な措置を講ずること。この処分場への新たな燃え殻の搬入は一切行わないことなど。
処分理由は産業廃棄物の処理方法が処理基準に適合していない。
この違反行為に対し、99年7月7日付けで改善命令書を交付するとともに、再三その履行を指導してきたが、現時点でなお、違反状態が継続している。