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橋場みどりさん(56)飯島町山久
「りんごプロジェクトは『やろう』というみんなの気持ちが結集した活動。受賞はみなさんの協力のたまもの」-。
「パキスタン・ムルフン村りんごで村おこしプロジェクト」の積極的な活動が認められ、先ごろ、福岡国際会議場で開かれたソロプチミスト日本財団年次大会の席上で、社会ボランティア賞を受賞した。全国で4人のみ。
橋場さんは10年前、「外国に行かなくても、外国の話が聞ける。向こうの習慣、食も楽しめるのでは」と不純な動機で、赤穂公民館の日本語教室にボランティアで参加した。
この中で、外国人の賃金不払い問題に直面し「外国人支援は個人の力では限界がある、組織力が必要」と01年110人の仲間と「飯島町国際協力会」を立ち上げた。
「りんごプロジェクト」とのかかわりは、知人で大使館関係者の近藤陽子さんから「パキスタンムルフン村のリンゴ研修生を受け入れてもらえないか」との要請を受け「商品価値のないリンゴしか栽培できない村人のために、経済的な支援をしてあげたい」という気持ちが高まった。
問題は2000万円の資金の捻出だった。
青年海外協力隊の草の根事業を導入できないかと、同所に相談したが、「今まで交流の無かった所への支援は難しい」という返事だった。「それならば交流すればいい」と、03年ムルフン村に長男と2人で出掛けた。「教室数も不足し、1冊の教科書を3人で見ていた。まるで戦前の日本のように貧しいが、人々の温かさを感じた」という。
その思いを持ち帰り、会員に相談すると「いいんじゃないの」と快諾された。会員の中には果樹農家で、発展途上国の人に技術提供したいという人も居て、順調に受入準備が進んだ。
04年7月5日、カリームウッラー・ハーンさん、シャラファット・アリ・ハーンさん、アムシャット・アリさんの3人が来日、東京での日本語研修を経て、8月に飯島町へ。3人は「これがリンゴ」と大きさにびっくり。 町内に1軒借りて、共同生活し、3軒の農家に通い、葉摘みや玉回し、消毒、収穫作業を体験した。選果場で選果、出荷作業、ジュースなど加工も実習した。
冬場はせん定作業、春になり、花が咲き、摘果作業になった。摘果は1花そうに、1つを残し、残りをすべて摘果する、思いきりの良さが必要。「研修生は『こんなに取ってしまっていいのか』と思ったと思う。横で見ていると、農家のすごい技術に感動した。農家にとっても、指導することで、刺激を受け、技術の見なおしもできたのでは」。
6月、リンゴがピンポン玉大に肥大するころになると、研修生は1年が経過し、帰国の時期になった。
受入農家は12時間一緒に暮らし、情も移り、「もっと教えてやりたかった」と名残を惜しんだ。
1年後の昨年8月、「海を越えた自分たちの技術が現地でどうように普及されているか」の確認のために、受入農家の佐々木登さん、北原かづ子さんらとムルフン村に再び訪れた。「日本とパキスタンでは気候も土壌も違う。日本の技術をパキスタンに適した技術に応用してほしい。2年、3年後、成果がしっかり見えるようになってから、もう1度行きたい」と話した。夫と長男の3人暮らし。 -
花狩り
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飯島町七久保の道の駅のアルストロメリアのハウスは上伊那では唯一、常時花狩りができる施設だが、花狩りのPRには余り積極的でないように感ずる。手間がかかり、踏み荒らされ株が傷むという課題もあるが、1年中花狩りができる利点を生かし、観光会社に花狩りツアーの売り込みはできないだろうか▼女性の会合で「メリアの花狩りができるよ」と話すと、目を輝かせて「どこで」「行きたい」と興味津々。花は見るのもいいが、花狩りはもっといい▼花の季節には観桜ツアーバスが続々と上伊那入りする、バスごと花狩りに誘導出来ないだろうか。手始めに桜の千人塚公園や与田切公園に花狩り案内板を設置すれば、道順も良く、多くの花狩り客が見込めるのでは(大口国江) -
1日から町HPで住まいの情報を発信
「アルプスが2つ見える飯島町に住んで見ませんか」-。飯島町は町内の戸建て住宅やアパート、宅地など、住まいの情報を広く発信する「住情報ネットワーク」を民間業者と連携し構築した。28日、役場で民間業者も交えた推進会議で、最終調整を終え、1日から町ホームページにコーナーを新設し、情報発信する。
町の重点施策人口増、活性化対策の一環。
町営物件を扱う土地開発公社や町、町内で賃貸住宅や戸建て住宅、空家、宅地物件などを扱う町内や駒ケ根市の不動産業者ら11社が参画した。
ネットワークのメニューは(1)住情報ネットについて(2)賃貸物件情報(3)売買物件情報(4)2つのアルプス。地図や項目、地区別一覧からクイックし、各物件の写真や所在地、間取り、面積、費用、連絡先などを個別情報にたどれる。
また、地図上のカメラマークをクイックすると、その地点からの景色が見え「2つのアルプスが見える」眺望の良さをアピールする。
スタート時の情報は30件ほどだが、順次追加、更新される。民間物件は業者の責任で取り扱う。
今後、総務省の「田舎暮らし」、県の「楽園信州」にもリンクできるようにする考え。 推進会議では「町のトップページの項目を目立つようにできないか」「一覧に間取り情報も入れた方がいい」など様々な改善点が指摘された。
町では「市町村のHPで官民一元化の住情報の提供は珍しいのでは。今後、子育て支援策や定住促進策なども併載し、内容を充実したい」と話していた。##(写真)
1日から見られます「町住情報ネットワーク」 -
第35回飯島町剣道大会
飯島町教育委員会は25日、第35回町剣道大会を町体育館で開いた。かぜなどで欠場する選手が多く、出場者は14人と少なかったものの、選手らは気合のこもった試合を展開していた=写真。
上位は次の皆さん。
▼小学生低学年の部(1)酒井皓二朗(2)畑佐峻介(3)岩村晏奈▼小学生高学年の部(1)酒井健一朗(2)山中雄司▼一般男子の部(1)小林明彦(2)熊崎昇吾(3)飯田栄治 -
生活交通確保対策協議会が初会議
飯島町は07年7月をめどに試行開始する地域循環バス事業の基本的事項を検討する町生活交通確保協議会を27日設置した=写真。農村環境改善センターで開いた初会議で、町は循環バスの運行経路、運行ダイヤ、停留所などを盛りこんだ素案を示した。
会の冒頭で、高坂町長は区会や各種団体の代表、運送事業者、公募を含む17人を委員に委嘱し「少ない経費でより効率的な運用ができるように、智恵を出し、基本的部分の方向付けをお願いしたい」と会の趣旨に触れてあいさつ。
引き続き、担当職員から運行経路や運行ダイヤ、停留所、料金など、ワークショップや庁内検討でまとめた素案を説明した。
説明では、運行経路(バス3台使用)は▽現在運行中の福祉バスのコースを基準に利用範囲を拡大する▽町外へのルート(昭和病院への送迎)▽コースは(1)七久保コース(2)本郷コース(3)飯島西コース(4)飯島東コース(5)田切コース(6)昭和病院コース-の6コース▽各2コースを1ルートに設定し、1週間同時刻の3ルート運行▽スタート時間は午前7時30分発を早便、午後8時30分発を後便とし、昭和病院便は後便に含む▽運行日は月縲恚燉j日の平日。
運行時間は▽1コース45分として、2コースで1回り1ルートの設定▽1コースは午前2縲・回、午後2縲・回で計4回(6回)の循環となる▽通学コースは午前7時30分スタートで、3コース朝1回の運行となる。
また、車両管理、運転業務、運賃徴収などは委託する。社会実験期間中(試行運転)は臨時車両や町の福祉バスを活用し、08年より、随時自車運行とする-などとした。
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信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)飯島地区青少年育成会が県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と飯島町の飯島地区青少年育成会(大久保富平会長)は27日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、飯島町役場で調印式を行なった。上伊那では11件目、育成会は初。
国道153号豊岡地区清水坂約40メートル間。飯島小学校児童350人と指導員、育成者45人で構成。ボランティアで行なう沿道の花壇の維持・管理に建設事務所が支援する。
同会は81年、青少年の健全育成を目的に発足。清水坂の花壇整備、管理は10数年前から続けている。今年は5月13日花壇整備、6月3日マリーゴールドの定植、以後10月中旬まで当番で管理する。
調印式で松下所長は「子どもが中心に活動する団体との調印は上伊那では初めて。子どもが働くと大人も触発される。協働のまちづくりや交通モラル向上に寄与するのでは」と期待を込めた。
立会人の高坂町長は「常日頃から環境美化に努めていただいている」と同会の組織活動をたたえ「調印を機に一層の推進を」と希望した。同会の大久保会長は「地域の子どもたちが作業を通じて、地域を愛する気持ちの醸成になればと願い、続けてきた」と振り返り「ご支援をいただき、立派な活動にしたい」と意欲を見せた。 -
中原宏さん(79)飯島町南町
「親子に絵本の楽しさを伝え、絵本を通じての様々な疑似体験をさせたい」と、町図書館や小学校の読み聞かせに取り組み、朗読劇「この子たちの夏」「小林上等兵のヒロシマ」に出演し、平和の尊さ、戦争のむごたらしさを後世に伝える。
1929年、飯山市生まれ。10歳で父が亡くなり、両親の出身地である飯島町で落ち着いた。赤穂農商学校に進学したが、第2次大戦中で、学徒勤労動員で名古屋の三菱重工航空機製作所で飛行機づくりをした。B29の爆撃で工場は破壊され、一ノ宮に疎開したが、ここでもB29の襲撃を受けた。
「夜、防空ごうから飛び出し、日本軍の高射砲がB29に向けて、射撃するのを、土手に張りついて見ていた。空襲になると、爆風で眼球が飛び出さないように押え、耳もこまくが破れないようにふさぎ、じっと解除を待った」という。
3月末、1年繰上卒業で郷里に戻り、8月に終戦になった。B29の空爆の下をかいくぐり、生き長らえた戦争体験が「この子たちの夏を読む会」の朗読劇に厚みと臨場感を与えている。
戦後は代用教員や会社員を経て、おもちゃ屋を始めた。昭和30年代中ごろ、模型飛行機全盛の時代で、町内の大抵の男の子は、小銭を握りしめ、模型飛行機のキッドを買いにきた。「その頃の子どもたちが今の飯島町を支える中堅になっている」と笑顔を向ける。
今も印鑑製造販売に商売替えした店内には、1960年、県代表として小学生を引率し、全国大会に出場した名機が展示されている。
絵本との出会いは20年前、初孫が生まれ、上郷図書館の下沢洋子館長の「身近な人が絵本を読み聞かせることで、幼児が犬やネコになったり、哀しいこと、うれしいことなど疑似体験させることが大切」の一言に触発され、ブックリストから選び、絵本を買い求め、孫に読み聞かせた。
最初の1冊が「もちもちの木」、以来、福音館の月刊誌「こどものとも」「012」など買い求め、今では店兼作業場の壁面は数百冊の絵本でびっしりと埋め尽されている。
1989年2月の「飯島こどもの本の会」の立ち上げにも関わり、図書館の読み聞かせグループにも加わり、毎月の「絵本とお話しの森」では絵本の読み聞かせとハーモニカ演奏で親子を楽しませている。
ほかに、飯島町の2小学校、中川村のつどいの広場バンビーニでも読み聞かせボランティアに励む。
中原さんのもう1つのライフワークは「この子たちの夏を読む会」の活動。同会は2000年6月、地人会の朗読劇「この子たちの夏」を機に発足。03年3月、高尾の小林正巳さんの被爆体験を「読む会」のメンバーだった葛岡雄治さんが脚本化した「小林上等兵のヒロシマ」の初演から現在に至るまで語りを熱演する。
「小林さんの体験談を何回もお聞きした。これからも、声の出る限り、小林さんに成り代わって続けたい」と話す。妻と2人暮らし。 -
第5回天竜川座談会
NPO法人「天竜川ゆめ会議」(福澤浩代表理事)は25日、5年前にまとめた「天竜川みらい計画」のその後の状況などについて考える第5回座談会を飯島町の町文化館で開いた。約60人が参加し、ゆめ会議の活動報告や小グループに分かれての意見交換、全体会議などを通じて、世代を超えた意識の向上と積極的な取り組みの必要性などを確認し合った。
参加者らは話題提供としてゆめ会議や国土交通省天竜川上流河川事務所、県伊那建設事務所の活動報告を聞いた後5つの小グループに分かれて▽流域住民の意識▽景観▽文化の継承と創造▽川の怖さ竏窒ネどのテーマでそれぞれ意見を交わした=写真。「自分が子どものころはよく川で遊んだが、今の子どもたちは遊ばない。もっと川遊びの意義を発信していくべき」、「災害対策も大切だが、昔のように自然で豊かな川の流れを何とか取り戻せないものか」など、活発に意見を出し合っていた。
座談会は03年から毎年開き、02年にまとめた「天竜川みらい計画」などについて意見交換している。 -
飯島町07年度当初予算案を発表
飯島町は20日、総額40億400万円の07年度一般会計当初予算案を発表した。前年当初比1・5%増。一般・特別会計の総額は84億5600万円で、前年比1・6%増となった。「子育てと活力で未来を拓く生きいき予算」(高坂町長)とした。
歳入は町税が12億4530万円で前年当初比21・3%増、税制改革による。地方譲与税は45・3%減の1億500万円、地方交付税は1・6%減の13億5500万円。国庫支出金169・0%の大幅増の2億5940万円、町づくり交付金や住宅建設などによる。繰入金は7760万円は地域福祉基金などから。町債は3億4070万円、42・4%の減、ふるさと融資制度が無くなったため。
歳出の人件費は0・4%減の10億1380万円。物件費は4・9%増の4億3730万円、扶助費はほぼ横ばいで2億9670万円、補助費は3・6%増の5億3860万円。普通建設費は5億1370万円、前年度が東部保育園建設、七久保小大規模改修が前倒しになったため、116・6%増。公債費は3・5%増の6億4850万円。公債比率は16・1%
特別会計関係では、国民健康保険が9億3770万円、介護保険は8億690万円、老人医療は10億5570万円。公共下水道事業は9億1060万円、農業集落排水事業は2億4340万円。水道事業は4億6170万円となっている(詳細は後報)。 -
3市町村で当初予算案発表
伊那市は20日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は323億3900万円で、前年度比2・4%(7億5400万円)の増。「合併効果を生かし、新市の一体感を形づくる実効型予算」(小坂市長)とした。
06年度に引き続き、予算の3本柱に▽子育て支援▽教育の充実▽産業立地の推進竏窒fげた。
一般財源の大幅な増加は見込めず、合併による財源を生かしながら、産業立地の促進による税収の増加、市税の未収金解消、事務事業の見直しなどを積極的に進め、財政の健全化を図る。
小坂市長は「合併効果を最大限に生かし、長野県一のまちづくりを進めたい」と話した。
特別会計は7会計で171億1100万円(24・9%減)。企業会計は3会計で、農業集落排水事業・公共下水道事業の公営企業化に伴い、99億6300万円(268・5%増)。
一般会計(06年度末)の市債残高は396億2300万円、基金残高は50億4600万円、起債制限比率は12・3%とそれぞれ見込む。 -
竜東線の吉瀬田切大橋が連結し、両市町の小学生が交流見学会
主要地方道伊那生田飯田線(竜東線)の天竜川に架かる吉瀬田切大橋(仮称)のアーチ部が連結され19日、飯島小学校5年生と赤穂南小学校6年生の合わせて65人が見学交流した。吉瀬-田切工区840メートルにかかる同橋は、鈑桁橋88メートル、鋼ローゼ桁橋(本橋)144メートルからなり、9月末完成、来春供用開始を目指す。総事業22億円(うち架橋工事15・4億円)。
竜東線吉瀬-大草間は幅員が狭小、落石、土砂崩落などから改修を計画。うち吉瀬-田切工区は橋で結び、地域間の交流の促進で魅力ある地域づくりを支援する「交流ふれあい整備事業」と位置付け、2000年に事業化され、02年年度吉瀬側の鈑桁橋が着工、翌年飯島側も着工、同時並行で架橋工事が進み、17日、橋の中央でアーチ部が連結した。
本橋の鋼ローゼ桁橋は橋長144・5メートル、支間長142・2メートル、橋台、橋脚各2基、車道7・25メートル、歩道3・5メートルを設ける。▽景観や落雪対策により、アーチ形式を採用▽ライフリサイクルコスト低減のため耐候性鋼材無塗装使用▽床版に耐久性の高い合成床版を用いた。
見学会はアーチ部の完成に伴い、吉瀬と田切を結ぶ大きな一歩を刻んだことを記念し、市と町の子どもたちが交流見学することで、橋の意義を現地で体験してもらおうと開いた。両市町の小学生は橋の巨大さ、工事のち密さに驚き、完成への期待を膨らませていた。 -
(12)、飯島ジュニアソフトテニスクラブ
飯島ジョニアソフトテニスクラブ(小林茂和監督、8人)は第6回全国小学生ソフトテニス大会県予選会で6人3ペアが上位入賞し、全国大会に出場する。春の全国大会出場は昨年に続き2年連続3回目だが、3ペア出場は創部20周年目、初の快挙。
同クラブは2月4日松本市南部屋内運動場
で開いた県予選会で、5年生女子ダブルスの部で城鳥友里さん(伊那東小5年)=伊那市=・湯沢みなみさん(飯島小5年)=本郷=ペアが3位入賞。
4年生以下の部で本郷の新井春花さんと矢沢彩香さん(いずれも飯島小4年)ペアが2位。宮崎由佳さん(七久保小4年)=高遠原=、加藤祐希さん(飯島小4年)=本郷=ペアが3位入賞を果たし、それぞれ全国大会(3月29-30日、千葉県白子町開催)に駒を進めた。
5年生の城鳥・湯沢ペアは「県大会では2次予選で敗れた優勝候補のペアに勝てた。全国大会は練習の成果を出せるようにしたい」。
また、共に飯島小4年生の新井・矢沢ペアは「予選では、負けそうな苦しい試合もあったが、決勝に進出できて良かった。全国大会は初めて、どんなに強いペアに当っても、今までの練習成果を生かし、勝ち進みたい」。 宮崎・加藤ペアは「最後に強いペアに当り、敗れてしまったが、3位になれて良かった。全国大会では、勝ちたいという強い気持ちでぶつかっていきたい」とそれぞれ抱負を述べた。
小林監督は「全国大会のレベルは年々上がっている。競技は強風の影響を受ける屋外の芝生コート、飯島クラブは室内練習しかできないので、風に対処できるか。組み合わせ、試合度胸があるかなど、全く予想がつかない。大会まで後1カ月、充実した練習で試合に臨みたい」と話す。
同クラブは毎週水・木曜日午後5時50分から、土曜日午後4時から、飯島小学校体育館で練習している。 -
第8回飯島お陣屋行燈市俳句大会
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第8回飯島お陣屋俳句大会が10日、お陣屋行燈市に合わせ、Aコープ飯島支所2階であり、入選句の表彰を行った。町教委など実行委員会主催。
投句状況は、一般の部には伊那谷を中心に、県内外から178人から783句が、小中学生の部には町内3小中学校の828人から2909句が寄せられた。一般の部は9人の選者がそれぞれ特選3点、秀逸2点、佳作1点を選び、上位選で上位入選句22句を決定した。
上位3句は行燈市の市場開きで披露した。
入選は次の通り(敬称略)
▽行燈市俳句大賞「アルプスを容れて転がる芋の露」水上泉風(駒ケ根市)▽飯島町長賞「息かけて裏の顔消す初鏡」早川武志(須坂市)▽飯島教育委員会賞「産土の葱の甘さに血を濃くす」堀川草芳(岡谷市)以上上位3句
▽飯島町俳句会賞=宮下睦郎(飯田市)▽飯島町商工会賞=福沢静子(伊那市)▽南信俳句会賞=宮下白泉(岡谷市)▽上伊那俳壇賞=堀川草芳(岡谷市)▽みすず俳句会賞=浦野和子(宮田村)▽信濃毎日新聞社賞=田中文雄(松本市)▽中日新聞社賞=溝口幸子(伊那市)▽長野日報社賞=早川武志(須坂市)▽伊那毎日新聞社賞=片桐千代(飯島町)▽エコーシティ駒ケ岳賞=志津充(駒ケ根市)
▽行燈市賞=伊藤あかね、林代志江(以上飯島町)、井川孤星(飯田市)、塩沢英子(下條村)、紫芝一風(飯島町)、城取信平、松田伊都子(以上伊那市)、滝川重子(岡谷市)、羽場桂子(伊那市)
◇小・中学生の部▽飯島小学校=ゆざわこうへい(1年)、久保田里菜(3年)、矢沢悠、米沢歩(以上5年)、片桐亜由美(6年)
▽七久保小学校=うるしざわかずき(1年)、川井けん太(2年)、山口ありさ(3年)、那須野日菜(5年)、片桐貴央(6年)
▽飯島中学校=小林いづみ(1年)、伊藤加奈子、太田絵理、宮下恵梨佳(以上2年)、高坂美沙(3年) -
桜オーナー
中アの残雪に映える千人塚公園の桜を守り、未来に引継ごうと、飯島町は桜守ファミリー募集する。同公園の古木は樹齢77年の染井吉野、樹高20メートル余、地衣類が繁茂し、テング巣病もまん延していることから、桜1本を1ファミリーが愛情を込めて管理する桜オーナー制を検討。染井吉野は戦後、全国で爆発的に植栽され、成長も早いが老化も早く、随所で同様の問題が起きている事から、この取り組みは大いに注目される▼ロマンあふれる試みの成否のカギは町民の桜愛護の熱意と、高枝切りなど高所作業できる機資材を持つ企業や団体の多くが手を挙げてくれるかに掛かっている▼花の季節には自前の桜で花見、ちょっとした大名気分が味わえるかも。多くの参加を願う(大口国江)
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代官行列が広小路を通行
江戸時代の風情や縁日の姿を再現する飯島町の冬季最終となる「第14回お陣屋行燈市」が10、11日、JR飯島駅前広小路で開催。穏やかな早春の日差しの中、大型時代劇「遠山の金さん」や代官行列、陣馬太鼓、どんどろしし舞など多彩なイベントが繰り広げられ、夕闇が迫れば、大小の百基の行燈に火が点り幻想的を醸した。
今年の時代劇は行燈一座の「遠山の金さん」と「代官行列を楽しみ会」も出し物を用意した。2日目は古田人形芝居の上演もある。(関連記事11面)
##(写真よこ多分 -
千人塚公園信州いいじま桜守ファミリー募集
飯島町は千人塚公園を桜の映える公園環境を未来に引継ぐために、信州いいじま桜守ファミリー(桜オーナー)の募集に向け、準備を進めている。16日の桜守役員会の検討を経て、22日の信州いいじまさくら祭り実行委員会に提案、早ければ3月に募集を開始する。
千人塚公園には古木から若木まで約700本の桜があるが、近年古木を中心に、テング巣病の拡大や、樹幹への地衣類繁茂により、衰弱する木が目立つようになってきた。現在、信州いいじま桜守が中心に保護育成活動を展開しているが、量的にも、高木で高所の病気枝の切除や地衣類の除去など危険が伴う作業で、桜守には困難になってきた。
その結果、テング巣病に侵され、花の咲かない桜や地衣類の繁茂による樹勢が衰えた桜が年々増加し、その上、1本ずつ症状の異なる対応が迫られている。
そこで、1本の桜を愛情込めて見つめ、管理していく、桜守ファミリーを募集し、数多い瞳と腕で千人塚の桜を守り育てていく。
桜ファミリーは1本を1ァミリーが受け持ち、我が家の桜木という気持ちで桜の症状を観察し、桜守に相談しながら、適切な保護育成を通年行なうもの。桜の千人塚を次代に引継ぐ志を持つ、町内の事業所、団体、個人などをファミリーの単位とする。
また、ファミリー名を明記したファミリー章を交付し、幹に掲示する考え。
具体的なファミリーの役割は▽桜の観察▽病気枝の発見と対処作業▽下草刈り▽施肥▽手に届く範囲でのコケ類の除去-など。 -
伝統的な手法で恒例の寒仕込み
飯島町のひかり味噌(本社・下諏訪町、林義博社長)の飯島グリーン工場で3日、恒例の寒仕込みがあった。製造担当者や若手社員ら約50人が、伝統的な手法による天然醸造味噌づくりに精を出した。
「匠の心」を受け継ぎ、みそづくりの知識と技術の習得を目的とした年1回の行事。
社員らは工場敷地内にある松尾大社分院に参拝した後、昔ながらのみそ玉づくりやみそ踏みをし、124トンを仕込んだ。
原料は北海道産大豆、宮城県産ササニシキ、室戸沖の海洋深層水から採取した「天海塩」を使用した。
この日仕込んだみそは、夏の土用まで自然発酵させ、別のタンクに移す「天地返し」の後、さら熟成させる。1部は本社工場の天然蔵に移して、熟成させて、販売する。熟成の度合いや性状の違いにより、「名匠」「匠」「慶」などのネーミングで贈答商品として出荷されるという。
大西邦男専務は「1年中で最も寒い寒の内は、空気中の雑菌が少なく、みそを仕込むのに適している。天然醸造は自然に任せて、1年掛けて、(温度を)ゆっくり上げて、ゆっくり下げて、熟成させ、香り高く、奥深い味わいになる」と話している。 -
ボランティア講座
飯島町中央公民館のボランティア講座は31日開講、16人が参加し、3月13日まで全4回開く。
初回は町社協の福祉活動専門員の中村やよいさんを講師に、ボランティア活動の基本について理解を深めた。 中村さんは「ボランティアってなあに」と題した講話で、「ボランティアとは誰でも安心して暮らせるまちづくりを目指す活動」と定義し「ボランティアはやってあげるだけのものでなく、もらうものもある。相互の自然の思いやりのやりとり」とした。
また、ボランティアの原則に、自主性、主体性、無償性、非営利性、社会性などを挙げた。
ボランティア活動の領域について、福祉だけでなく、保健・医療、社会教育、まちづくりなどあらゆる場面での活動が始まっていると話した。
社協のボランティアセンターの役割や、具体的な活動を紹介し「まず『ボランティアは楽しいぞ』というイメージを持ち、積極的に参加を」と呼び掛けた。 -
上伊那の体育指導委員が3B体操を実習
上伊那体育指導委員連絡協議会の第2回研修会が27日、飯島体育館であった。郡内8市町村の体育指導員、教育委員会担当者ら約80人が参加し、3B体操を実習した。
講師は日本3B体操協会公認指導士の宮木まさ子さん(宮田村)。
準備体操で体が温まったところで、音楽に合わせて、ベルを使って、体を曲げたり、ねじったりするなど呼吸運動や筋肉運動をした。
また、適度に伸び縮みする透明なベルターを利用し、関節の動きを良くした。
3B体操はボール、ベル、ベルターの用具を運動の助けとして、使用しながら、全ての動きを音楽に合わせて、集団で行なう健康体操。赤ちゃんから高齢者まで、3世代で多様な運動を楽しむことができる。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」の冬季撮影始まる
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」の冬季撮影が30日から来月26日まで、飯島町上の原のJA上伊那果樹選果場や霧ケ峰高原で始まった。
初日の撮影はシベリアの強制収容所を想定した選果場保冷庫内のラーゲリセット。後藤監督、主役の片岡孝太郎さん(半次役)、雪夫役の片岡愛之助さん、日本兵役の役者、スタッフら50人余が参加した。ラーゲリに抑留された半次と雪夫。飢えと寒さ、苛酷な労働によって、だんだんと仲間たちの体が弱っていく。雪夫は目が悪くなり、半次が看病するシーン。明日(31日)は霧ケ峰の広大な雪原をシベリアに見立てて、死んだ仲間を共同墓地に埋葬するシーンを予定する。
後藤監督は「今日から1カ月間、上下伊那で冬季撮影を行なう。暖冬で雪がなく、シベリアのオープンセットはスタッフが雪を集めて真っ白にした。ラーゲリセットは調査に基き、森林組合や地元の大工さんの協力で建設できた。主人公の仲間が目が見えなくなり、失明寸前のシーンと、遺書を書いて戦友に託すシーンを撮る。戦争で人間性が失われ、雪夫は精神的にボロボロになる、一番大事なシーン。シベリアの厳しさをどう出せるか、その辺りを頑張りたい」と意気込みを話した。
今後の撮影予定は31日霧ケ峰で共同墓地シーン、2月3日、霧ケ峰でラーゲリ外観、4日ラーゲリセットで食堂シーン、10、11日大鹿村大磧神社で村歌舞伎、18日、飯島町で雪夫の長屋、19日、雪夫の家のシーンの予定。##(写) -
観る旅からとけ込む旅へ
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飯島町観光協会(会長・高坂町長)は29、30日、役場で体験型観光で町の活性化を図ろうと、和歌山ほんまもん体験倶楽部の刀根浩志事務局長を招き、初の体験観光研修会を開いた。
刀根さんは年間集客数20万人といわれる和歌山県体験型観光の仕掛け人で、国が選んだ観光カリスマの1人。県の地域づくりアドバイザー事業を活用。
里山トレッキングやわら細工、そばうち、農産物加工、農業、木工など各種体験型メニュー関係者ら約30人が参加し、ほんまもん体験の理念や、具体的なメニューについて理解を深め、意欲を駆り立てた。
刀根さんは「田舎志向の体験型観光が注目されている。名所旧蹟を観る旅から、体験を通して自然や人にとけ込む旅が求められている」と観光の潮流に触れ「ほんまもん体験観光」の理念を「互いに高まりあう観光を創造する」とし、目的は「体験させる」でも「観光振興」でもない。体験は手段であり、目的は感動。自分たちの誇りと自信を回復させることが、観光力の強化、地方再生の道になるとした。
また、具体的に何を売り物にするかは都会になくて、田舎にあるもの。ほこりまみれの誇り、わが町の遺産-などを挙げ「準備をしすぎない」「手伝わない」「ほめすぎない」など事業推進に向けた注意事項にも触れた。
2日目は個別メニューの相談会があり、雪形や木工、農業、トレッキング、自然観察などの関係者が訪れ、取り組みのノウハウについて聞いた。
個別相談を終えて、刀根さんは「点と点が線でつながれば、すぐできる。官・民の役割分担が隙間を作らず、重なり合うことが大事。やる気も条件もそろっている、スタートラインに立ち、ピストルが鳴るのを待っている状態」と期待した。
町観光協会は「無理をしないように、やれる人からやろう。やれる人が上手に走り出したら、だんだんに関わっていくという取り組みにしたい。今年度中にもシオジ平トレッキングなどメニューの売り込みを検討したい」と話している。 -
3歳児健診未来飛行
飯島町は子どもたちの健やかな成長を願う子育て支援事業「3歳児子育て未来飛行」を26日、保健センターで3歳児健診に合わせて行った。
98年度からの継続事業で今年初の実施。 会場には03年12月、04年1月生まれの幼児10人が親子で集まり、高坂町長は3歳児健診で、虫歯ゼロの幼児には、賞状とピカピカメダルを贈り「これからも、虫歯にならないように頑張って」と声を掛け、虫歯のあった幼児には「がんばりましょう」メダルを首に掛け「ちょっと残念だったね。気をつけようね」と優しく話した。
また、全員に絵本「を贈り、「子育てに役立てて」と期待した。# -
広報紙と1枚写真の2部門で最優秀
飯島町広報「広報いいじま・未来飛行」は県市町村広報コンクールで広報紙、1枚写真の2部門で最優秀賞に輝いた。
同町広報の入賞は3年連続。1枚写真の部最優秀は初、全国広報コンクールに出品される。
広報紙部門では5月号の特集「できるとき」に「できること」から縲恍n域で子どもを守る縲怐B「ボリウムが少ない中、よくまとまっている。複数のインタビューや写真の使い方も工夫され、説得力がある」と高評価を得た。
1枚写真の部は8月号の表紙を飾ったテニス大会のペア「シャッターチャンスがよい。良い素材、良いタイミングでインパクトがある」と講評した。
文書広報係の座光寺満輝さん(34)は「2部門で最優秀を頂けるとは思ってもいなかった」と驚き「先輩たちの親しみがあり、読んでいただける広報を目指し、取り組んできた土台があってこその成果。町民のみなさんのご協力で、毎号作らせていただいている。受賞を励みに、一層、精進したい」と話している。
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おやじ専科に20人
飯島町公民館のおやじ専科の第1回講座が24日夜、20人が参加し飯島文化館であった。「ちょい悪オヤジの料理見習い」をテーマに、旬の食材を味わう料理講習を開いた。
講師は町内で割烹を営む星野晃伸さん。献立は「豚バラ肉と冬キャベツの蒸し鍋」「寒鱈(たら)の蕪(かぶら)蒸し」の2品。
星野さんは料理に取り掛かる前に、庖丁のトレーニングにと、カブやニンジンを使って、むきものの基本を伝授。5角形から梅、ねじり梅など飾り切りをした。
この後、受講生らはカブの皮をむいて、すりおろしたり、土鍋に1口大に切ったキャベツや玉ネギ、キノコ類を並べ、その上にバラ肉を乗せるなど鍋の準備をした。
星野さんは「男の料理だから、早くできて、し込みが簡単、冬野菜がたっぷり食べられるメニューにした」と献立の工夫を。
慣れた庖丁使いを披露する田中浩次さん(田切)は「日頃から料理をしている。自分の食べる物は自分で作らなくては」と話していた。
次回は2月21日午後7時から、飯島駐在所員を講師に「上伊那地区の犯罪と犯罪抑止について」学習する。 -
馬肉を使ったコロッケ、「バロッケちゃん」が行燈市でデビュー
馬肉を使った新メニューづくりを進める飯島町の「さくらを咲かす会(小林馨会長、12店)」は24日、飯島文化館で、馬肉を使ったコロッケ「バロッケちゃん」などテイクアウトメニューの試食会を開いた。広く町民に呼びかけ、40人余が参加、「バロッケちゃん」のほか、馬ミンチを使った2種類の「馬かまん」、馬肉にチーズを挟んで揚げた「合格カツ」など5種類の馬肉料理を試食し、意見を出し合った。
メニューの中心は2月10、11日に開く行燈市でデビューする「バロッケちゃん」。馬肉の甘煮、ジャガイモ、サツマイモ、長イモ、馬の好物のニンジンを入れ、馬の顔に形にした。調理は同会の女性部10人が腕を振るい、揚げたてをテーブルに並べた。外側はカラッと、中はしっとり、馬肉に味もあり「おいしい」と概ね好評。中には「もう少し馬肉が大きい方がいい」「ソースなしで食べられるように、味を濃く」などの指摘も。
また、「馬かまん」は「皮が厚すぎて、おやきのようだ」「皮が甘過ぎる」などの感想もあった。
馬肉による地域おこし事業は国交省の地域振興アドバイザー事業を導入、この日は最終回。アドバイザーの伊藤光造さんは「馬肉による地域おこしを成功させるには、行政や町民など幅広い応援が必要、応援があれば大きく育つ」と話していた。
「バロッケちゃん」は参加者の意見を参考に、馬肉を増量し、行燈市で揚げたてを百円で販売する計画。 -
【記者室】昭和伊南総合病院の赤字
駒ケ根市にある昭和伊南総合病院に通う人が「待ち時間が以前より短くなってうれしいよ」と話していた。調べてみると昨年4縲・月の延べ外来患者数は7万8千人で、前年比2500人の減。患者にすればありがたい話である一方、病院経営の面では深刻な問題だ▼同病院の本年度上半期の推定純損失は約2億円。通期での黒字も限りなく望み薄だ。同病院は90年度から10期連続で赤字を計上し、01年度のみ黒字となったが翌年度から再び4期連続の赤字経営を続けている▼経営の立て直しを図ろうと病院はさまざまな対策に取り組んではいるが、思うように収益に結び付かず関係者は苦慮している。何とか改善策を講じ、地域住民の健康のために頑張ってもらいたい。 (白鳥文男)
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売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は20日、南仲町の成人大学センターで、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会を開いた。 約200人の聴衆を前に、喬太郎師匠は「酔っ払い運転、携帯電話片手の運転はもちろん、男女がいちゃいちょしながらの運転も危険、カップル禁止法も必要」と安全運転を小話で訴えた後、泣き上戸、笑い上戸、鶏上戸など酔っ払いの生態と、夫婦の駆け引きを絡ませた「かわりめ」を一席。2席目は「さくら丼には馬が乗っているのかと思った。初めて食べたがとてもおいしかった」と飯島町の名物丼を持ち上げた後「ひーふーみー:、今何時だい」でなじみの「時そば」。師匠のそばをすする音と、百面相に会場は大爆笑した。
また、会では落語のほか、県警交通企画係の五明靖夫補佐が、昨年の県下の交通事故発生状況や事故事例を紹介し、今年は▽高齢者の事故防止▽飲酒運転の撲滅、後部座席を含め全座席のシートベルト着用の徹底-を重点項目に活動していくとし、協力を求めた。県交通安全支援センターが交通寸劇で、楽しく正しい横断歩道の渡り方、信号の見方を学んだ。交通安全体験車「まなび号」、運転診断「点灯くん」など体験コーナーもあった。 -
パチンコ店員に暴行
駒ケ根署は21日午後5時1分、駒ケ根市内のパチンコ店で店の対応に因縁をつけ、同店の男性店員(26)を押したり転倒させたりするなどの暴行を加えた疑いで駒ケ根市赤穂の六代目山口組川合組小林組副長の無職小澤正登容疑者(55)と飯島町七久保の会社員宮下克由容疑者(33)を現行犯逮捕した。
パチンコ店の通報で駆けつけた同署員が2人をその場で逮捕した。 -
飯島中で百人一首クラスマッチ白熱戦
飯島町の飯島中学校で18日、新年恒例の百人一首クラスマッチがあった。
1クラスが8チームに分かれ、ルールはお手つきは相手に1枚札を渡し、1回休み、同時は無効、取った枚数が1番多いクラスと個人を表彰。
筝曲が流れる中、文芸委員らが読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、身を乗り出し、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
三方から同時に手が伸びたり、時には2人で取り合うなど、実力伯仲したチームもあり、枚数が少なくなると、競技は白熱した。 -
飯島町観光協会のフォトコンテスト
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飯島町観光協会(会長・高坂町長)は19日、「飯島町の自然」「人と暮らし」「50年後に残したい現代の写真」の3テーマで募集した06年度フォトコンテストの審査会を役場で開いた。技術審査員の唐木孝治カメラマンや事業企画部会員、事務局ら17人が慎重に審査し、町発足50周年記念として設けた「50年後に残したい現代の写真」部門では「1番残したい写真」に、高谷昌利さん(飯島町)の「川沿いの集落」が選ばれ、「自然」「人・暮らし」の特選は該当なしだった。
コンテストにはほぼ昨年並みの22人より69
点の応募があり、「自然」は17人26点、「人・暮らし」には13人22点、「50年後に残したい現代の写真」には13人21点があった。
「自然の部」にはコスモス畑やそば畑、千人塚公園の桜、中アの冠雪と紅葉など豊かな飯島の自然を切り取った秀作がずらり。「人・暮らしの部」には、飯島陣屋のいろりを囲む人々やお陣屋祭など人々の生活を感じされる力作が並んだ。
また、「50年後に残したい現代の写真」には代官行列やどんど焼き、大三国花火などがあった。
▽テーマに沿っているか▽飯島町の風景の特色が出ているか▽四季の変化を上手にとらえているか-などを観点に審査し、各部門ごと特選、準特選、入選を選んだ。
唐木さんは「今回、自然や人の部門は力強さやインパクトに欠け、特選とする作品が無かった。『50年後に残した現代の写真』には普遍的なもの、後に場所が特定できる写真を1番残したい写真にした」と講評した。
審査結果は次の通り(敬称略)
◇自然▽準特選=「湖上の満開」熊井好男(塩尻市)「秋桜の季節」春日芳人(駒ケ根市)、「静」加勢春樹(松川町)▽入選=「春のひととき」下宮伸一(駒ケ根市)、「白い花が咲く頃」向山世男(伊那市)、「実の秋」増田●雄(神奈川県)、「春到来」小林紀一(飯島町)◇「人・暮らし」▽準特選=「昔ながらに」平沢繁美(飯島町)「本郷魂」加勢春樹(松川町)▽入選=「あの花、きれいだね」高谷昌利(飯島町)、「お祭りの夜」向山世男(伊那市)「去りゆく桜」久保田由人(伊那市)、「与田切公園の初秋」太田登(飯田市)、「川遊び」片桐久司(飯島町)◇「50年後に残した現代の写真」▽一番残したい写真(特選)=「川沿いの集落」高谷昌利(飯島町)▽準特選=「お陣屋祭りのクライマックス」向山世男(伊那市)「50年後のこの街は!」原鳳兵(飯島町)▽入選=「どんど焼きの日」久保田由人(伊那市)、「想い出の仲仙道」太田登(飯田市)、「カントリー周辺の秋」春日芳人(駒ケ根市)、「西岸寺の桜」大西廣文(飯島町)▽特別賞=「やぎのいる風景」小林紀一(飯島町)