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こまくさ園が10周年クリスマス
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)が運営する小規模通所授産施設こまくさ園は開設10周年を迎え、8日、町内で記念式典とクリスマス会を開いた。利用者や家族、職員、ボランティアら約50人が参加し、節目を祝い、さらなる発展を誓った=写真。
堀越会長は「95年4月の開設以来、手探り、試行錯誤の連続の中で、10年を迎え、ようやく充実して運営できるまでになった」と振り返り「厳しい環境の中で咲くコマクサのように、しっかりと根を張り、可れんな花を咲かせて」とあいさつ。 来賓の初代園長、小池良衛さんはコマクサの花の写真を披露し「小中学校の校歌に駒草が歌われていることから、園の名称にした」と紹介した。
10年勤続利用者の紹介で式典を閉じ、クリスマス会に移った。
熊崎安二前社協会長の発声で乾杯、ジングルベルを歌い、家族会の花笠音頭などで盛り上がった。
同園は95年4月、利用者8人と職員3人で開所。受託作業やEMぼかし、廃油石けんなど自主事業を行う。96年簡易炭焼き窯を設置し、竹炭づくり、カレンダー制作販売。01年7月、消防署跡地に移転。03年4月、運営主体を社協に変更。同年11月簡易紙漉き装置を導入。現在、利用者は16人。 -
飯島町商工会と中川村商工会が広域連携
飯島町商工会(坂井武司会長)と中川村商工会(宮下進会長)との広域連携にかかわる調印式が14日、飯島町商工会館であった=写真。来年4月1日広域連携を開始する。
両商工会の役職員ら25人が見守る中、坂下会長、宮下会長がそれぞれ「広域連携の協定書(広域連携による経営改善普及事業の実施協定書)」に署名した。
連携で、高度の経営指導を実施できる組織体制の強化を目指し▽経営指導員の役割分担、高度化・専門化への対応▽共通事業の整理統合により、効率化、経費削減▽財政基盤の強化-を進める。幹事商工会は飯島町商工会。実施期間・06年4月1日縲・7年3月31日(1年ごとの更新)。
県の07年度小規模事業者数300未満の商工会に対する補助金の50%削減方針を受け、中川村商工会が該当することから、両商工会は広域連携を検討してきた。飯島町商工会は11月9日の臨時総代会で、中川村商工会は5月20日の通常総代会で承認された。
飯島町の坂下会長は「円滑な指導体制の確立が連携の中で進むように」と期待。中川村の宮下会長は「飯島町商工会の温情に心から感謝し、小さいながらも一生懸命頑張りたい」とあいさつした。
また、来賓の商工連南信支所の佐々木信高支所長が「昨日の県会で広域連携する場合、85%の補助額の予定だったが、全額が補助されることになった」と報告、記念すべき日の朗報が参列者を喜ばせた。 -
お父さんとクリスマスケーキづくり
飯島町中央公民館の親子で楽しむ講座「おとうさんといっしょ1・2・3」は11日、クリスマスケーキづくり教室を町文化館で開いた。約30人の親子が参加し、フルーツたっぷりのケーキを楽しく作り上げた=写真。
同公民館の講座「素敵なお菓子づくり教室」でも講師を務めている渋谷美冶恵さんが指導に当たり、スポンジの焼き方から生クリームの塗り方まで丁寧に教えた。子どもたちはケーキに飾るイチゴや桃などのフルーツをつまんで口に入れたり、生クリームをなめたりしながらも、粉を混ぜたりクリームをホイップしたりと懸命にケーキづくりに取り組んだ。父親らは経験のない作業に戸惑いながらも、笑顔で子どもたちとの触れ合いを楽しんでいた。 -
シルバー人材が障子張り講習会
師走を迎え、駒ケ根広域シルバー人材センター飯島地区は7日、飯島町親町のコスモス園で、小島紙店(駒ケ根市)の平沢徹さんを講師に、障子張り講習会を開いた。
会員ら27人が参加、まず、黄ばんだり、破れた障子紙をはがす作業から取り掛かった。障子のさんを湯でぬらし、浮かせて古い紙をはがし、ぞうきんでさんの汚れを落した。
障子張り専門ののりを水で伸ばし、はけでさんにのりを乗せ、ロールに巻かれた障子紙を置き、そっと転がして張り、手で中から外にしわを伸ばした。
張り終えた障子から、スケールを使って、四方を切りそろえた。
平沢さんは「のりは塗り忘れがないように。体と紙を平行にして、ロールを転がす。張ったら、すぐにカットする」などポイントを指導した。
参加者は「プロのやり方は違う。早くきれいに張れた」と、しきりに感心していた。
飯島地区には年間一般家庭から障子の張り替え依頼が20件ほどあるとか。 -
本郷第二コミュニティセンターしゅん工式
旧公会所の老朽化などに伴って飯島町の本郷第二耕地が7月から建設を進めていた本郷第二コミュニティセンターがこのほど完成し11日、しゅん工記念式典と祝賀会が現地で開かれた。工事関係者や地元住民など約70人が出席した祝賀会のあいさつで同耕地総代の山口勝美さんは「公会所の新築の話はかなり以前から出ていたものの、町で一番小さい耕地だけに建設のめどが付かず、何度も立ち消えになってきた。多くの人の苦労があったが、この度住民の労力提供など関係者の努力で無事完成できたことに感謝している。今後大切に使っていきたい」と完成の喜びを述べた。
新公会所は木造平屋建てで延べ床面積142平方メートル。多目的ルーム2室(30畳、11畳)のほか、調理実習室、トイレなどを備えている。事業費は約2100万円。うち約1240万円は自治総合センターの宝くじ助成金が充てられた。 -
筝曲入門講座開講
飯島町中央公民館の筝曲入門講座は2日から来年2月24日まで全10回で始まった。
筝曲は9人、三弦には6人が参加、篠田早祐梨さんから、手ほどきを受けた。
初回は楽器の名称やもち方、邦楽の歴史、洋楽と邦楽の違いについて理解を深めた。
この中で、篠田さんは「宮城道雄らが中心になって、大正から昭和初期にかけて、筝曲の伝統の上に洋楽の要素を取り入れた新しい日本の音楽が作曲、演奏されるようになった。日本人にとって邦楽は自分の国の音楽でありながら、生で触れる機会が少ない。琴や三弦を習うことで、歴史と伝統の培われた邦楽に一層の理解を」と話した。
この後、バチを構えて、三弦の音合わせをしたり、琴爪をはめて、琴柱を移動させながら、音階を確認した。 -
有害図書自販機設置
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有害図書自動販売機撤去は住民総意で
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飯島町の高坂町長と大沢教育長は12日の議会本会議一般質問で、広域農道沿い田切春日平地籍に設置された有害図書自動販売機について「住民総意で早期撤去を図るべき。14日に安全対策会議を開き検討する」-などの考えを示した。内山淳司議員の質問に答えた。
同自販機は先月末、県外業者が春日平直売所の隣に3基設置した。
内山議員は「自販機の設置で環境が汚染された。撤去は住民運動が1番効果的、有害図書自販機ゼロ宣言、署名活動など撤去に向けた対策は」と質問。高坂町長は「有害図書の自販機は住民総意で早期撤去を図るべき。昨年12月に制定した『安全で住み良い町条例』に基き、14日、約150人規模の安全対策会議を召集した。早期、撤退を検討したい」とし、大沢教育長も「すでに、地元春日平地区では対策集会を開いた。住民運動を基本に進めたい」と答えた。
設置された有害図書自販機 -
飯島小演劇クラブ公演『クリスマス・キャロル』
飯島町の飯島小学校演劇クラブは11日、公演『クリスマス・キャロル』を町文化館大ホールで開いた。12人の小さな女優たちは文化館の大きな舞台の上でも気後れすることなく、積み重ねてきたけいこの成果を十分に発揮してそれぞれの役を生き生きと演じ切った=写真。
『クリスマス・キャロル』は金のことしか頭にない強欲なスクルージがクリスマス・イブに現れた精霊の教えにより、愛の大切さに目覚めて改心する竏窒ニいう物語。児童らの迫真の演技や歌が舞台いっぱいに展開し、詰め掛けた保護者や同級生らは惜しみない大きな拍手を送っていた。 -
ボランティアクリスマス交流会にぎやかに
飯島町飯島のAコープ飯島店2階で3日夜、「第14回ボランティアクリスマス交流会」があった。飯島町社会福祉協議会に所属するボランティア団体でつくる実行委員会主催。
約90人の参加者を前に、堀越社協会長は「ボランティアの温かい支援が社協の活動を支えている」と感謝し「友人、知人とさらにボランティアの輪がひろがるように」と希望した。
駒ケ根アルプスホルンクラブが手作りのホルンで「夜明け」「やまびこ」を演奏し、幕開け、キャンドルサービスと続いた。
ステージでは桂会の「花笠音頭」、社協職員による「トーンチャイム演奏」、糸ぐるまの「青い山脈」など次々と楽しい出し物が繰り出され、交流会を盛り上げた。
最後に全員で「ふるさと」を歌い、万歳三唱で交流会をしめくった。 -
合同収穫祭で1年を振り返る
飯島町七久保営農組合(満沢博雄組合長)と農事法人水緑里七久保(上原隆祐社長)は3日、上伊那農協七久保支所で合同収穫祭を行った。
約30人の参加者を前に、満沢組合長は「担い手法人水緑里も発足でき、新しい形の営農組合活動が始まった記念すべき年だった」。上原社長は「今年4月、営農組合が母体になって設立。5月から実働に入り、田植え、麦刈り、稲刈り、11月の大豆の収穫まで、右往左往しながら1年が経過した」とそれぞれ、1年間の活動を振り返った。
この後、新そば粉で打ったそばを味わいながら、豊作を祝い、来年度の活動に思いを馳せた。 -
なかよし祭り飯島小児童会
飯島小学校児童会は30日、体育館でにぎやかになかよし祭を行った。学年や学級の枠を外し、児童会役員が企画した仲間つくりゲームや、綱引で連帯感を高めた。
まずは仲間づくりゲーム。3人組になり、2人が「木」に、残る1人が「リス」になって、「きこりが来たぞ竏秩vで、3人組のうち「リス」がほかの組と入れ替わり、「嵐(あらし)が来たぞー」で新しい3人組を作るゲーム。子どもたちは近くにいた者同士、すばやく組になった。中には、相手が見つからず、うろうろする子どももいた。
続いて、干支(えと)のカードを使った「ビンゴゲーム」。最後は1年・6年合同のクラス対抗、2年・5年合同のクラス対抗などの綱引で盛り上がった。 -
いいちゃんまちづくりがパキスタンに義援金
飯島町のいいちゃんまちづくり連絡協議会(宮沢真智子会長、12団体23個人)は29日、役場に訪れ、パキスタン地震義援金7万8千円を町に委託した。
パキスタン・ムルフン村からリンゴ栽培の研修生を受け入れた、国際協力会が同会の構成団体だったことから、パキスタン地震災害に関心が高く、いいちゃん文化祭の映画会「星になった少年」の収益金の1部を寄付したほか、映画会場や田切文化祭でも浄財を募った。
役場には宮沢会長ら役員3人が訪れ、趣旨を説明して、義援金を高坂町長に手渡した。 高坂町長は「ムルフン村は、直接地震被害が無かったと聞き、安堵している。みなさんの尊い気持ちが必ず、被災地に届くようにします」と感謝した。 -
東部保育園建設起工式
飯島町は2日、鳥居原の現地などで新飯島東部保育園建設事業起工式を行った。国・県や町、町議会、地元、建設委員会、施工業者ら30人余が出席し、神事を行い、工事中の安全と期限内完成を祈った。
老朽化した東部・田切・本郷の3園を1園に再編整理し、子育て支援センターを設け、質の高い保育と効率的な運営を図る。
05年、06年度2カ年で建設、07年4月開園を目指す。定員120人。敷地面積9300平方メートル、鉄骨造平屋建、建築面積1370平方メートル、保育室(6室)302平方メートル、交流保育室52平方メートル、未満児保育室120平方メートル、遊戯室232平方メートル、子育て支援センター75平方メートル、ちゅう房、事務所など。プール91平方メートル、園庭1470平方メートル、屋外運動場1530平方メートル、駐車場52台。総事業費6億2600万円。設計・アース下平設計、施工・辰巳屋建設。
鳥居原集会所で開いた起工式で、高坂町長は国・県の配慮や地元、地権者の協力に感謝し「多様なニーズに応えられるすばらしい事業になるように」と期待を込めた。 -
06年度予算編成方針示す
飯島町は2日役場で、職員ら30人余が出席し、予算編成会議を開き、町は「大胆な行財政改革を推進する一方で、重点配分しメリハリの効いた予算」-など編成方針を示した=写真。
基本方針に▽住民との協働のまちづくりの芽だしとなる予算▽子育て支援策の充実▽企業振興▽安心、安全のまちづくり▽指定管理制度の活用による行政運営の効率化▽継続事業に重点-を掲げ「ふるさとづくり計画を基本に、既存事業をさらに縮減し、国県の補助負担金の減額などによる歳入欠陥を生じないようにする」とした。
また、留意点として▽組織機構の改革と事務室の移転を考慮する▽人件費総額を大幅削減▽各種委員会定数の見なおし▽町単独の金品支給は原則廃止▽各種イベントの見直し-などを挙げた。
高坂町長は「自立が決まった初年度の予算として、厳しい財政が予想される中、住民と痛みを分かち合い協働のまちづくりを進めるとともに、人口増や子育て支援、企業振興など活力の出せる施策に重点配分したい」と述べた。 -
父と子の台所修業
飯島町教育委員会は27日、文化館で父親の子育てについて楽しく学ぶ「父と子の台所修業」があり、年中から小学2年までの7組の父子が協力しあって、ビタミンたっぷりの豚丼や、ニンジンと油揚げのキンピラなど4品を調理した。
かいがいしいエプロン姿で集合した父子は、まず、カスタードクリームづくり。子どもたちも慎重に卵を割り、卵白と卵黄に分け、牛乳や小麦粉を泡立て器で丁寧に混ぜた。
豚肉に下味を付けたり、ニンジンを細く切るなど下ごしらえも進めた。
調理に先だって、元県女性総合センター館長で管理栄養士の建石教子さんが「男の子でも女の子でも、できるだけ、小さい時から、ごく当たり前に台所に入って、料理に親しむことが大切。今日は父子で料理を楽しみ、思い出を作って」と呼びかけた。 -
【記者室】飯島小児童の声掛け
下校途中の飯島小の女子児童に不審な男性が声を掛けたという事案で、1時緊張が走った町教委や学校。捜査の結果、町内の善良な高齢者が仲良く帰っていく子どもたちを見て「ほほえましい」と声を掛けたのが真相。関係者一同ほっとした▼しかし、広島の木下あいりちゃん殺害事件もあり「幽霊の正体見たり枯れ尾花」過剰反応ではと、笑ってしまうわけにはいかないのが現実だ。それにしても不審者扱いされた高齢者もさぞや、びっりしたことだろうと気の毒に思った▼地域の人々の子どもたちへの声掛けは大切、防犯にもつながるが、色付き眼鏡にマスク、黒のコートと聞けば、典型的な不審者スタイル。声掛けも慎重にしなくてはならないとは、いやな世の中だ(大口記者)
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やまなみ美術会会員展
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで4日まで「やまなみ美術会会員展」が開かれている=写真。
松川町の美術愛好家6人が油彩や水彩画、日本画、水墨画など40点を展示した。
落ちついた色彩で人物、静物などを描く久保田里司さんの油彩。存在感のある北原僚子さんの「彼岸花」。写実的を大切にした松井利明さんの「静日」。
山里に暮らす人々を生き生きと描いた松下拡さんの「山の家族」などのほか、亀山勝保さんの水彩画、櫛原香代子さんの水墨画が並ぶ。 -
飯島小PTAがふれあい講座
飯島町の飯島小学校PTAは26日、親子ふれあい講座を行った。教諭や地域の人々を講師に、木工クラフトや昔の遊び、パソコン、バドミントンなど8講座を楽しんだ。
このうち、理科室では、大江照彦・宮沢良友両教諭を講師に「面白科学実験室」。ペットボトルや備長炭、磁石を使って実験用具を作り、さまざまな実験に挑戦した。
まずはペットボトルに人形や造花を入れ、底とキャップに穴を開けて、水に入れると、どうなるかという「ペットボトルでかくれんぼ実験」。キャップの穴を指でふさいで、水に入れると、人形が見えたり、隠れたりした。児童らはペットボトルを斜めにしたり、上から覗き込んだりして「見えた!」「消えた!」と不思議がっていた。
ほかに備長炭でモーターを回したり、磁石で不思議な物体を動かすなどして、科学の楽しさに触れた。 -
不審な男性、児童に声掛け
飯島町飯島の国道153号権沢橋付近の歩道で28日、下校途中の児童らが不審な男性から声をかけられ、飯島小学校は29、30日、集団登下校を行っている。
調べによると28日午後3時30分ころ、飯島小学校3年生の女子4人が歩いていたところ、後ろから来た男性が「仲がいいね」「何か食べたいものがある?」と声を掛け、児童らは走って逃げ、実害は無かった。
男性は中肉中背で、色つき眼鏡をかけ、マスク、黒いコート、茶色の手袋をしていたという。
同校では声を掛けられた事案は初めて。29日は帰りの全校集会で、注意を呼び掛け、地区ごとに一斉下校した。 -
藍・手描交友展
藍・手描交友展
佐々木桂子さんの新作も飯島町のJR飯島駅前ヤナギヤ2階のアミカホールで来月19日まで、優しい表情の草花の水彩画と藍染作品を集めた「藍・手描室交友展」が開かれている。
飯田市在住の水彩画家、佐々木桂子さんの新作と、佐々木さんが主宰する手描室3教室(飯島町、飯田市、愛知県小牧市)の受講生48人の作品を、前期後期と分けて展示した。
佐々木さんの作品は飯島町の焼酎用のサツマイモを描いた「さつま芋 飯島産」、桜を描いた「春の月」、シュウカイドウやタデで表現した「秋の月」など5点。受講生の作品は「サルビア」「クリスマスローズ」「椿」「花みずき」「カラー」など多彩。
藍染は佐々木さんがデザインし、飯島町の横田克年さんが型を切り、宮田村の細田伊佐夫さんが染めた作務衣など、いろいろな職の手による作品も並んだ。
佐々木さんは「見る、描く、消す、見る、描く、消すの繰り返しを重ねて、上手、下手でなく、1輪の花、1本の草に向き合う真しな心を感じてほしい」と話していた。
飯島手描室は毎月第3木曜日午前10時縲恁゚後3時30分まで、アミカホールで開催、受講生を募集している。 -
06年インドア世界大会綱引出場の伊藤さん、塚本さんを激励
飯島町は28日、役場で、来年2月下旬、アイルランド・コーク市で開催される06インドア世界選手権大会綱引き(600キロ級)に日本代表として出場する、伊藤信好選手(48、本郷)と塚本邦厚選手(34、上の原)の激励会を行った。
今年3月、55チームが出場した05全日本綱引選手権大会(川崎市)で、強豪金沢レスキュー隊チームを下し、初優勝した岡谷市のクラブチーム進友会のメンバーとして出場する。2人は97年から、進友会に所属し、週2、3回夜練習している。
高坂町長は激励金を手渡し「健康管理に万全を期し、負けないように頑張って」と健闘を期待した。
綱を常に張った状態で引くという技術的に難易度の高い5番目を受け持つ、伊藤選手は「目標は優勝。現在、腰を痛め、練習できない状態。1日も早く腰を治し、ベストコンディションで臨みたい」。アンカーを務める塚本さんは「チーム内競争に打ち勝ち、優勝に向け精進したい」とそれぞれ健闘を誓った。 -
飯島町観光協会が観光名刺を4種類新たに
飯島町観光協会は観光名刺の台紙に新たに4パターンを加え、24種類とし、利用を呼びかけている。
新台紙には同会フォトコンテストの入選作品を用いた。横タイプは本郷のそば畑と、上の原のコスモス畑の写真を、縦型はお陣屋代官行列や、紅葉の里山、冠雪の南駒ケ岳の写真を入れた。
観光名刺は千人塚公園の桜4種類、飯島陣屋・歴史シリーズ4種類、中央アルプスの山並6種類、コスモス畑3種類、与田切公園2種類のほか、町花シャクナゲ、そば畑、イメージキャラクターいいちゃんなど多彩。写真のほか水彩画、切り絵で表現した。
ちなみに台紙価格は百枚千円(観光協会会員は800円)、印刷代百枚1200円から。
詳細は産業振興課(TEL86・3111、内線512) -
シクラメン出荷最盛期
上伊那地方では冬の鉢花、シクラメンの出荷が最盛期を迎えた。ハウスの中は赤やピンク、色とりどりのじゅうたんを敷き詰めたように、シクラメンの花盛りだ。
30アールのほ場で、6センチの超ミニから、ガーデンシクラメン、18センチの大鉢まで7万鉢を栽培する飯島町上の原の宮崎園芸(宮崎健治園主)では、ピンクや赤、紫のオーソドックスの花のほか、花屋でも市場でも滅多に見られない最新品種や、試験栽培の珍しい花を栽培し、マニアの話題になっている。
ガクが発達し、花が2重のように見える「冬桜シリーズ」。羽根つきの羽根のような花びらが特徴の「プルマージュ」。八重咲き、フリルが華やかなビクトリアのがく花などのほか、種苗会社の依頼で試験的に栽培している登録前の珍しい花も多い。個体差が大きく、葉がギザギザなもの、波打っているものなど。ちり緬のような花の色も、白からベージュ、グリーン、ピンクと多彩。
和名「かがり火花」と呼ばれるシクラメンの常識を超えた花容で、栽培している宮崎さんでも、どんな花が咲くのか、咲くまでわからないと、ミステリアス。
宮崎さんは「顧客は地元が多いので、半分道楽で、他にはない花を作って、楽しんでもらっている」と話す。
宮崎園芸(TEL86・3686)では直売のほか、七久保の道の駅花の里いいじまでも販売している。 -
日本の財政を考える
飯島町文化館で24日、財務行政懇話会があった。商工会や議会など約60人が財務省長野財務事務所の刈谷正隆所長の「日本の財政を考える」と題した講演に耳を傾け、日本の財政の現状と、問題点、課題について理解を深めた。
この中で、刈谷所長は05年度一般会計予算の歳出は約82兆円で、国債費が2割、一般歳出の6割が社会保障関係費が占めている。歳入は税収が5割、4割強は公債金(借金)に依存し、公債残高は538兆円に上るとし、家計に例えて、分かりやすく解説した。
また、財政事情を国際比較し、対GDP比でみると、主要先進国中、最悪の水準になっているとした。
今後の財政については、高齢化が進み、社会保障のための支出が増大し、財政はますます厳しくなると予測した。
最後、財政健全化策に触れ「国は子や孫の世代に負担を先送りしない持続可能な財政構築に向け、まずは、10年代初頭の国、地方合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を目指している」と述べた。 -
飯島九ちゃんの会、8日発足へ
平和を希求し、憲法九条を激動する世界に輝かそうと、町民有志による「いいじま九ちゃんの会(仮称)」が8日発足する。発足式は8日午後7時から飯島成人大学センターで開く。多くの参加を呼びかけている。
04年6月、大江健三郎さんや井上ひさしさんら9人が「九条の会」を結成。「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという1点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、ひとり一人ができるあらゆる努力を今すぐ始めることを訴えます」とアピール。
「九条の会」のアピールに応え、町内の憲法学習を進めるグループが発起人になり、憲法についてもっと知ろう、子どもたちに戦争の無い未来を残そうと、「いいじま九ちゃんの会(仮称)」を発足させる。
発起人の1人、平沢まち子さん(七久保)は「多くの人、特に若いお母さんたちに集まってもらい、憲法九条について、学習し、平和な飯島町、平和な日本、戦争のない地球のために、一緒に手をつないで行動しよう」と参加を呼びかけている。
詳細は下平さん(TEL86・3441) -
県下弓道大会
飯島町弓友会主催の第40回県下弓道大会は23日、飯島町弓道場で開かれ、一般の部、学生の部に合わせて36チーム、130人が出場し、28メートル先の直径36センチの的を狙い、矢を放った=写真。
競技に先立ち、教士7段の今井勉さんが射手を務め「矢渡し」を行った。
結果は次の通り(敬称略))
◇個人▽学生の部・優勝=久保田将寛(7中、下農A)(2)原田雄平(岡工A)(3)渋谷純(赤穂A)(4)鷲沢野乃香(赤穂B)(5)米山はるな(伊那西A)▽一般の部・優勝=中田真也(8中、上伊那A)(2)鈴木清重(駒ケ根志峰館)(3)中島啓(高森)(4)丸山清一(富士見)(5)奥平章夫(塩尻A)◇団体・優勝=高森(水田明美・倉田宗夫・中島啓)(2)上伊那A(中田真也・北村弥昌・山川茂樹)(3)下農A(久保田将寛・岡村寿・土屋健太)
◇詰射賞▽学生=原田雄平(3中・岡工A)▽一般=中田真也(8中・上伊那A)
◇40回大会記念特別賞(男女各17位)▽男子=土屋健太(5中、下農A)▽女子=伊藤京子(2中、下諏訪)
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七久保高齢者クラブでスイトン祭り
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友愛スイトン祭にぎやかに
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飯島町七久保の高齢者クラブ(宮下兵衛会長)の友愛スイトン祭りは21日、七久保林業センターでにぎやかに開かれた。150人が出席し、戦中戦後の食糧難時代に思いを馳せ、肉や野菜たっぷりのすいとんに、平和をかみ締め、交流を深めた。
役員がサトイモやカボチャ、ニンジン、シメジなどの野菜やキノコを持ち寄り、協力し合って調理した。すいとんの煮える、おいしそうなにおいが漂い、祭りの始まり。
宮下会長は「シベリアに抑留された人、ビルマで戦った人、すいとんを食べて飢えをしのぎ、銃後を守った夫人たちなど、戦中戦後の厳しい時代を思い浮かべながら、すいとんを味わい、冬を乗り越えよう」とあいさつ。
参加者は酒を酌み交わしたり、熱々のすいとんを味わい、「昔食べたすいとんは粉はばさばさ、肉も入らず、こんなにおいしくなかった」「野菜の替わりの野草がいっぱい入っていた」など話していた。
ステージでは趣味のグループによる踊りやカラオケ、演歌体操などで盛り上がった。
「今のすいとんはおいしいね」 -
伊南行政組合消防本部が救急技術訓練
伊南行政組合消防本部は22日、飯島町体育館と駐車場で、職員ら45人が参加し、救急技術訓練を行い、レベルアップを図った。
職員が被災者(模擬患者)に扮し、交通事故現場や自殺、運動中に倒れる、大地震発生でけが人多数など、救急現場を5ステーションを設けた。3人1組の救急隊が各ステーションを10分づつラリー方式で救急処置を行った。
交通事故現場では、救急車で到着した隊員らは安全確認した後、、車両の下から、慎重にけが人を引き出し、意識や呼吸、出血などの確認のほか、視診、触診し、固定して救急車に収容した。その間6分かかった。
大地震発生現場では、混乱する現場の状況を再現、建物の外に避難誘導したり、けが人には的確に処置をした。 -
パドル体操でリフレッシュ
飯島町中央公民館の子育て広場が18日、七久保林業センターであった。親子約20人が参加し、島村恵理さん(NPОパドルジャークス体操協会)から、しゃもじ形の健康補助具パドルを使ったユニークな体操を習った。
島村さんは「音楽に合わせ、体をほぐし、ストレッチ、ダンスなど、パドルを第3の手として利用し、幅広い体操を行うことで、ストレス発散、運動不足の解消になる」と説明。
早速、パドルで肩をたたいて、身体をほぐし、握ってはなすなどの動作を繰り返し、脳細胞の活性化を図った。また、投げてつかむなどの使い方で、敏捷性やバランス感覚も養った。
2歳の子どもと参加した佐藤ミチルさんは「パドル体操で、日頃使わない筋や筋肉を使って、リフレッシュできた」と話していた。 -
秋の花と一緒に花器展
中川村図書館で30日まで、片桐のガラス工房錬星舎(池上直人代表)の吹きガラス作品を集めた「秋の花と一緒に、花器展」が開かれている=写真。
池上さんや西村由美さんが宙に吹いて、自由に造形した一輪ざしや水盤、大作の花びんなど約30点がずらり。 花器にはそれぞれ、ノコンギクや白菊、紅葉したハナミズキ、野イバラなどが生けられ、秋の風情を醸している。
器の色は透明を中心に、グリーン、ブルー、乳白色、茶色と多彩。形も帽子のつばのような物から、さし口が2つあるもの、すっきりと細長いものなど、遊び心いっぱい、様々な表情を見せる作品が並ぶ。