-
与田切公園桜まつり開幕
7分咲きのソメイヨシノが花のトンネルをつくる飯島町与田切公園で12日、第23回桜まつりが開幕、19日までにぎやかに開かれる。
初日はオープニングセレモニーの「越百の水」の水汲式をはじめ、各種イベントが催され、穏やかな陽気に誘われ、町内外から家族づれが繰り出し、出店やフリーマーケットを冷やかしたりと、のどかに花見を楽しんだ。
「越百の水」の水場は、村産材のヒノキ、杉で水屋を新築し、与田切川の石で越百山を表現するなど、イメージアップした。実行委員らは早速、ペットボトルに水を汲み、口に含んで、名水を実感した。
芝生広場では子どもたちは紙飛行機や竹トンボづくりに熱中し、大型紙芝居に見入った。飲食の出店もにぎわい、野外ステージでは太鼓演奏があり、桜まつりを盛り上げた。
ライトアップは今シーズンは6基を増設し16基が午後5時30分から午後10時まで点灯する。 -
伊那三女ゆかりの西岸寺のシダレ桜満開
飯島町本郷の西岸寺のシダレ桜が満開になった。昨年よりも1週間遅く、ほぼ例年なみ。
樹齢3-400年のこの桜は、約200年前、花を愛で、和歌を詠み、伊那谷の庶民文芸の先駆けとなった伊那三女のゆかりの桜。
松の緑と白壁のコントラスト、こんもりとした樹形も美しく、絶好の被写体とあって、アマチュアカメラマンや花見客でにぎわっている。 -
飯島区、小林文彦さん、さくら功労賞を受賞
飯島町飯島区(竹俣栄二郎区長)と小林文彦さん(65)=田切、造園業=は「日本さくらの会」のさくら功労賞を受賞。7日、役場で高坂町長に喜びの報告をした。県内では2個人4団体。
飯島区は96年地域の農業用貯め池の完成に合わせ、修景整備にと、桜の植栽を計画。ソメイヨシノを中心に数種類の桜を池の周囲に植え「滝が原の桜」と命名、区民をあげて、四季折々の桜の保護、育成に努めてきた。
一方、小林さんは田切南割の藤巻川の下流域約1キロに、15年前、耕地役員や友人たちとソメイヨシノ百本を植栽。以後15年間、根元の草刈は耕地役員と協力し、病害虫駆除やせん定などは1人で行ってきた。15年目を迎えた桜の回廊は多くの見物人、カメラマンでにぎわっている。
高坂町長に賞状や記念品を披露した後、竹俣区長は「この受賞を機に、区会を中心に桜の保護育成に努め、立派な桜に成長させ、区民や隣接のアグリネーチャーへの来場者の憩いの場にしたい」。
小林さんは「耕地役員をはじめ、みなさんの協力でいただいた賞。これを励みに成木になるまで、しっかりと世話をしていきたい」とそれぞれ話していた。 -
こいのぼり、武者のぼり、卯月の空に
空は春色に霞み、こいのぼりと武者のぼりが卯月の風をはらんで、悠然と泳いでいる。
真新しいのぼりが立てられているのは、飯島町七久保の有賀悠貴さん宅。昨年12月に生まれた長男の太陽くんのもの。
千成ひょうたんが馬印の太閤秀吉が描かれた武者のぼりや、ピカピカ光るこいのぼりは太陽君のお母さんの実家や親せき、有賀さんの兄弟から贈られたもの。
太陽君はこいのぼりを目で追い、ごきげんとか。 -
原田秀人さん(62)飯島町七久保千人塚
昨年11月11日に飯島町七久保の千人塚公園入口にそば工房「麗嶺庵」をオープン、4カ月が経過し「思っていたよりも順調、お客様は少ないが、口コミや1度来店していただいた人が友だちを誘ってきてくれる。春になり、季節もよくなれば、お客様も増えるのでは」と期待する。
1945年飯田市内に生れ。地元の精密工業に昨年7月まで勤務した。
そばとの出会いは8年前、ネパールのカトマンズで、日本で修業した現地人のそば屋でざるそばとそばがきを食べて「すごく、おいしい」と感動。帰国後、独学でそば打ちを始めたが「本格的にそば打ちを学ぼう」と、有給休暇や土日曜日を利用し、上京し、そば打ちの専門学校「江戸東京そばの会」で二八そばを基礎から学んだ。 学校では朝から晩まで、1番少ない基準1キロを1日20回以上打ち続けた。「習い始めた1、2年は切りの庖丁さばきが難しいと感じた」。3カ月基礎コースを終え、さらに研修生として3年間腕を磨き、そば打ちに自信がつき、出店の場所探しを始めた。
西に中央アルプス、東に南アルプスが連なり、里にはそばの花が咲く、七久保の地を見て、一目で気に入り、売地の看板を見て即決したという。「この地で自分で栽培したそばを提供したい」と、店の建設に並行し、8月盆過ぎに、隣接の休耕田に秋そばを蒔き、10月に200キロを収穫した。
現在、店で使用しているそばは、生産者とほ場を指定したこだわりの常陸秋そばだが、順次、自分で収穫したそばに切り替えていく考え。「自分で栽培したそばを試食してみたが、食味はいい」。
そばやつゆの味に大きな影響を与える水は、冬期間は飯田市の日本百名水の1つ、猿庫の泉から汲んでいるが、春になったら、与田切公園の「越百の水」を使用する「越百の水は猿庫の泉と比べて、全く遜色のない良い水質をしている」。
つゆの鰹節は本場から取り寄せ、しょう油、みりんも味を見ながら、そばに合う品を厳選した。
薬味の辛味大根は下伊那郡下條村の「親田辛味大根」を使用。畑を指定し、1番良い品を買い入れているとか。
厨房には電動の石うす挽き機の横に、天然記念物の蟻巣石の手挽き臼もあり「荒挽きにしたり、いろいろな挽き方ができ、味に差がでる」とか。
そば打ちの基本は水回し。水回しがよしあしが庖丁さばきにも影響し、味を決める。丁寧に水回しを行い、体全体でこね、コシを出す。1・2ミリまで薄く伸ばす「薄いと、短時間でゆでることができる」とか。
「ものすごくうまいそばを出したい。そのための準備、研究に時間を掛けたい。会食にも力を入れ、そばを使ったいろいろの料理を食べてほしい」と意欲的。
この日、町内の小池好高夫妻を誘って来店していた田切の堀内富重さんは「素材にこだわり、自信を持って提供していることが分る。景色もいいし、店主や奥さんの人柄にも引かれている」と話す。
営業日は金土日曜日の週3日。営業時間は午前11時縲恁゚後3時(予約があれば、時間外も対応する)。
メニューはざるそば、かけそば、山芋かけそば、ざるそば・手挽きなどのほか、5人以上の予約でそば会席も提供する。4月からあったかいそばに替わり仙人そばを提供する。
詳細は同店(TEL86・6456) -
23日、吉瀬田切大橋が供用開始、渡りぞめ式
主要地方道伊那生田飯田線(竜東線)の天竜川に架かる吉瀬田切大橋がほぼ完成し、23日、しゅん工式、渡り初めをする。供用開始は午後1時。
供用開始となるのは吉瀬竏駐c切工区(第1工区)で、駒ケ根市吉瀬を起点とした飯島町田切の町道北河原中平幹線までの840メートル。うち橋梁(りょう)部分232・5メートル、鈑桁橋88メートル、鋼ローゼ桁橋(本橋)144・5メートルからなる。橋台、橋脚各2基、幅員6メートル(橋梁11メートル)。総事業費22億円(うち架橋工事16億円)。
23日は、吉瀬区側でテープカット、銘板除幕後、吉瀬区と田切区各1組の3代親子の渡り初めをして、飯島町Aコープ生活センターで祝賀会をする。
天竜川左岸に沿った竜東線吉瀬竏酎蜻・中川村)間は幅員が狭く、落石、土砂崩落の恐れもあることから改修を計画。吉瀬竏駐c切工区は新たな橋で右岸につなげ、地域間交流の促進で魅力ある地域づくりを支援する「交流ふれあい整備事業」との位置付けで、00年に事業化された。02年度に吉瀬側の鈑桁橋が着工され、翌年、飯島側も着工した。
橋の特徴は▽景観や落雪対策により、アーチ形式を採用▽ライフリサイクルコスト低減のため耐候性鋼材無塗装使用▽床版に耐久性の高い合成床版を用いた竏窒ネど。
ほぼ完成した吉瀬田切大橋 -
花ろまん33弥生3月花贈り
弥生3月は花贈りの月、卒業式や送別会、入学式、別れと出会いのシーンに、心のこもったメッセージを花で伝える。卒業する先輩に贈る花はエレガントで淡い色調のスイートピー、花言葉は「わたしを覚えていてください」「微妙な悲しみ」。送別会は豪華な花束、色とりどりの花たちが喜びや悲しみのエピソードを語りかける。入学式は何といっても桜。思い出に咲く花はいつも桜。今回は花贈りのテクニックを中川村の「さくらびと」の松沢広さんと、飯島町の道の駅の花の里いいじまのフラワーコーディネーターの中原菜採さんからお聞きした。(大口国江)
◇入学式のアレンジ
花材・東海桜、アネモネ、ラナンキュラス、ゼンマイ、ピット(葉)ゲーラック(葉)
受け皿に、吸水し、面取りしたオアシスを入れ、周りに水苔を張り、U字形の曲げた針金で固定する。器の3、4倍の長さに切った桜を中央より後に挿す。つぼみは上の方に、開いている花は中心に。アネモネは短く、つぼみのラナンキュラスは高めに入れる。バックにゼンマイ、ピットとゲーラックで根元を整える。
「花をスイセン、ポンポン菊、麦の穂に替えると卒業式に向く。パラレル型(垂直)は横に出さないようにするのがポイント。器の中に自然を再現するように生ける」。
##(写真)
◇ちょっと豪華なアレンジフラワー(中原さん)
花材・日向ミズキ、バロット咲きチューリップ、コデマリ、バラ「アリーロイヤル」、ダリア「ミレン」、白のスイートピー、赤のカラー、ドラセナ、コデマリ、モンステラ
日向ミズキで季節感を出し、バロット咲きのチューリップで華やかさと個性を強調。ダリアの存在感を生かし、コデマリで動きを演出、モンステラで全体を引き締めた作品。
中原さんは「若い女性にはチューリップやスイートピーなどかわいらしく、早春らしい花を。送別会は豪華な花束が喜ばれるが、持ち帰ることも考えて贈るといい」と話している。 -
上伊那知的障害者育成会(手をつなぐ親の会)総会
上伊那知的障害者育成会(手をつなぐ親の会、大槻正春会長)は07年度定期総会を飯島町の飯島文化館で開いた=写真。
会員約50人のほか、地元の高坂町長をはじめ、宮下一郎代議士、県議、織田町議会議長、西駒郷所長ら10人余が来賓として出席した。
06年度事業、会計報告を承認し、▽上伊那障害者スポーツ大会参加▽仲間づくりの会▽県知的障害者育成会大会参加▽全日本手をつなぐ育成会全国大会参加▽研修会-などを盛り込んだ08年度事業計画を決めた。予算額約52万円。
開会で、大槻会長はは「施設入所から障害者も健常者と一緒に地域で生活するように流れが変わってきた。子どもの障害の程度により、いろいろと考え方は違っても、制度を活用し、子どもたちの幸せを考えていこう」と呼び掛けた。 -
飯中サッカーチームU-14NAGANОTОPリーグ優勝褒賞会
サッカーのU-14NAGANОTОPリーグで強豪を連破し初優勝した飯島町の飯島中学校サッカーチームの栄誉をたたえ、ともに喜ぶ優勝褒賞会が7日、飯島町役場であった。2年生部員全員16人と渡辺孝次監督、横田茂樹コーチが訪れた。
自己紹介に続き、市村凌部長は2日、本郷運動場で行った1縲・位決定戦を振り返り「準決勝ではFCセダックと対戦し、PK戦で4本入り、4対1で下した。決勝の相手は予選で敗れている松本山雅FC、後半6分でシュートが決まり、今村君が追加点をとり、優勝できた」と喜びの報告をした。
また、渡辺監督は「クラブチームは技術的にはレベルが高い。気持ちでやるサッカーで勝てた。ホームでできたことも追い風になった」と笑顔を向けた。 高坂町長はサッカーボールを贈り「並みいる強敵を次々と破り、地元で初優勝できた」と祝福「厳しい試合の連続だったと思うが、20人が心を1つに頑張った結果。優勝は学校ばかりでなく町民の誇り、勇気をいただいた。これからも一層力をつけ、後輩に夢をつなげて」と期待した。 -
「マンデー・フリー・トーク」
「10人寄れば町づくり」-。南町耕地の気の合う仲間10人で、毎月第3月曜日夜、テーマを決めて自由に話し合おうと、01年11月発足したグループ。今年2月までに76回開催、「成人式」「そば」「春の七草、秋の七草」「七五三」「津波」「靖国神社」など政治や経済、教育、生活全般など広範なテーマに取り組んできた。
次回のテーマが決まると、メンバーはインターネットで調べたり、聞き取り調査し、発表し、夜が更けるまで語り合う。
時には出前講座も依頼し、「NPО」「年金」「新エネルギー」「教育基本法」「青少年健全育成」などの学習もした。
2月のテーマは「新エネルギー」。町職員を講師に「飯島町新エネルギービジョン」を学習した。
また、メンバーは町が公募した「飯島町環境保全審議会」「飯島町男女共同参画審議会」「飯島町地域新エネルギー策定委員会」など各種審議会委員にも積極的に応募し、政策の企画に参加している。
地域貢献活動にも熱心で、親ぼくと交流の機会にと、3月9日午前9時から、南町コミュケーションセンターで、「新そば打ち体験・試食会」も計画。参加費男性千円、女性・学生(小学生以上)500円。詳細は事務局の下平憲夫さん(TEL86・2215)
同会事務局の下平さんは「会は南町耕地の団結の核にもなっている。異業種のメンバーが様々なテーマを掲げ、発展的意見も多い」。
メンバーの1人、北沢敏雄さんは「メンバーの年齢が40縲・0代までと幅広く、多種多様な職業の人たちが自由に話し合え、楽しい」。塚本則雄さんは「ひとり一人、目先の違った意見が出され、役立つことも多い。視野が広がり、勉強のきっかけにもなっている」
会長の桃沢文男さんは「毎回全員参加で楽しく話し合っている。地域にも貢献できていると思う」と話している。(大口国江) -
施政方針、飯島町
飯島町議会は6日、本会議を開き、冒頭、高坂町長は「子育てと活力で未来をはぐくむ健やか予算」と位置付けた08年度予算案の大綱を示した。
施策の柱は(1)住民の協働によるまちづくり
の推進(2)子育て支援・若者定住の促進(3)新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興の促進(4)安心安全なまちづくり(5)継続事業の確実な推進-とした。
高坂町長は「中期総合計画(06縲・0)を具現化するために、厳しい財政状況下においても『次代を担う子どもたちの育成支援』『町の活力』を強力に推進することと、そのベースとなる財政基盤を健全に保つことを念頭に編成した」と編成方針に触れ、具体的施策に▽地域づくり委員会の事業実践に対する支援▽「農地・水・環境向上対策事業」のサポート▽JICAのりんごプロジェクトの再開▽国道153号伊南バイパスアクセス道路改良事業▽地域防災計画に基くハザードマップ作成、全戸配布▽公共下水事業関連は七久保浄化センターの稼働開始と1部供用開始▽コンポストや生ごみ処理機の購入補助▽乳幼児医療費無料化を中学3年まで拡大▽妊婦健診の公費負担の拡大▽中学1年と高校3年の麻疹・風疹の予防接種ワクチンの予算化▽中央道を横断する農業用水路の耐震対策▽企業誘致策として、円滑かつ迅速な用地確保の実現の観点から現在の農工実施計画の見直し▽商工業振興資金の融資枠拡大▽家庭相談員の「こども室」への配置▽子ども広場の全地区への拡大▽中学校パソコン教室の機器更新-などを挙げ「町長として町民の先頭に立ち、安全で住みよい町・暮らしやすい町・活力ある町づくりに全力を傾注する覚悟。職員のさらなる意識改革を実践し、常に住民と気持ちの融合を図るべく、今後の行財政運営に当りたい」と述べた。 -
サッカーU‐14NAGANOトップリーグで飯島中優勝
県内の中体連、クラブチームの新人戦上位12チームで戦うサッカーのU‐14(14歳以下)NAGANOトップリーグ最終日は2日、飯島町飯島中学校が決勝で松本山雅を2‐0で破り、初参戦で優勝した。なみいる強豪を撃破しての頂点に「全員の気持ちが最後まで途切れない自分たちのサッカーができた」と飯中イレブンは歓喜に包まれた。
地元飯島町本郷運動場で行われた試合。予選B組2位だった飯島中は、準決勝でセダック(予選A組1位)と対戦し、、GK山口の好セーブなどでPK戦を制した。
決勝の松本山雅(予選B組1位)戦も守備の意識を高く保ち、カウンター狙い。
後半6分、MF西村のパスにFW市村が反応。再三攻撃の基点になっていたポストプレイヤーが確実に決め、リズムをつくりだした。
14分には今村が加点。準決勝、決勝2試合通じて相手に押し込まれる時間帯も長かったが、けがをおして出場したCBの平沢をはじめ、攻守ともに早いプレスで相手の好機をつんだ。
「個人能力の高いクラブチームに勝つには、11人全員が足を止めず、気持ちも連動すること」と渡辺監督。冬場の走り込みで培った体力と気力は、重圧のかかった局面を打開する精神力の向上にもつながった。
「(追われる立場になった)これからが大切」の西村。部長の市村は「小人数のチームだが切磋琢磨しさらに強くなる」と話した。 -
合唱劇「ライオンキング」で小中交流
飯島町の飯島中学校3年選択音楽B(奥原智美教諭、26人)は28日、飯島小学校体育館で合唱劇「ライオンキング」を上映した。全校児童は先輩たちの劇と合唱でつづる愛と冒険の物語を鑑賞、感動を共有した。
物語の舞台はアフリカのサバンナ、動物たちの楽園、プライドロック。偉大な国王ムファサの息子シンバの誕生から始まり、合唱曲「ザ・サークル・オブ・ライフ(命のめぐり)」で幕開け。次期国王の座を約束されたシンバを憎み、ワナにはめて追い出すムファサの弟、スカーが歌う「俺が王になってやる」と続いた。
故郷を追われ、傷心のシンバに勇気を与える陽気な仲間たち、幼馴染の雌ライオン、ナラとの再会、物語はクライマックスへ。故郷に戻ったシンバは、スカーと対決しスカーを追い出し、真の王になる。合唱「ザ・サークル・オブ・ライフ(命のめぐり)」でフィナーレ。
堂々たる悪役ぶりでスカーを演じた石田雅成君は「1月から本格練習に入った。今日の本番が1番良かった」と笑顔。
唐沢史比古教頭は「楽しくできて良かった。小中の交流にもなったのでは」と話していた。 -
飯島町環境保全審議会
)
飯島町環境保全審議会(新井隆廣会長、8人)は27日、役場で同日高坂町長から諮問された「飯島町環境基本計画」を審議、原案通り答申した=写真。
同計画は98年に策定、5年毎見直し、08年度は第3次計画と位置付け、12年度を目途とする。
4章からなり、第1章「計画策定の趣旨」、第2章「目標と指針」、第3章「環境保全に関する施策」、第4章「環境の保全に関する施策の推進」。
このうち、第3章「環境保全に関する施策」の「町民の環境保全行動への参加」に「都市と農村の交流として行われる農山村留学などを一層取り入れていく」が加えられた。
また、「水・大気・土壌等の汚染対策」には「『飯島町1000ヘクタール自然共生農場基本計画』に基づき生き物環境調査や水田のビオトープ設置運動の推進」が盛り込まれた。
第4章「環境の保全に関する施策の推進」の「廃棄物減量化」は「生ゴミ処理機・コンポスト補助制度の活用などにより、年2%の削減を目指し、町内公共施設から発生する厨芥ごみは百%自家処理を行う事とする」とした。 -
教育委員長に今村昇氏
飯島町教育委員会定例会が27日、文化館であり、任期満了(3月9日)に伴う河野通昭教育委員長=本郷=の退任を受け、教育委員長選出が行われ、新教育委員長に今村昇氏(70)=七久保柏木=が選ばれた。職務代理には市村幸一氏(64)=高尾=が選出された。任期は3月10日縲・9年3月9日。
今村さんは00年12月22日に教育委員に、03年6月から職務代理者を歴任している。 -
基本構想審議会
飯島町の基本構想審議会が25日、役場であり、行財政改革のまちづくりを示す「飯島町ふるさとづくり計画」を検証した=写真。
ふるさとづくり計画は05縲・0年度までの5カ年計画で07年度に見直しを実施した。計画には行政諸経費の削減、住民負担の見直し、事務事業の見直し、人口増・活性化対策、住民との協働のまちづくり-などが盛り込まれている。
審議会では各項目ごと実践計画の策定、実施状況、改革内容、現状、継続に向けての問題点などが報告された。
このうち、主な行財政改革実績概要は07年度(当初予算編成時)削減額(06年度からの継続分を含む)は人件費5098万円、各事業の見直し727万円、補助金2347万円、負担金の削減2497万円、合計1億671万円-とした。
。
また、職員定員管理計画では04年度135人を15年度に百人体制にする計画。07年度は121人(年度当初目標職員数133人)、08年度117人(予定)と計画よりも前倒しで削減が進んでいる。
指定管理者への委託は図書館や弓道場、千人塚公園、道の駅、集会所など11施設が町振興公社や各耕地などに委託された。 -
飯島町農業委員一般選挙、12人の新委員が決まる
任期満了(3月31日)に伴う飯島町農業委員選挙が26日告示され、定数12に対し、同数の12人が立候補、無投票で新委員12人が決つまった。定数が15から12に削減された初めての選挙の内訳は現職1人、新人11人。
当選証書付与式は3日午前9時から。
新農業委員は次のみなさん(受付順)
▽林英彦氏(64、新)=本四=▽中塚久雄氏(67、新)=北町=▽北島満氏(61、現)=春日平=▽矢沢義正氏(63、新)=本二=▽堀内喜之氏(53、新)=北河原=▽北原和彦氏(63、新)=高尾=)▽片桐勇氏(64、新)=山久=▽桃沢国光氏(62、新)=上通り=▽宮下節男氏(62、新)=北村=▽久保田卓二氏(55、新)=日曽利=▽下平和幸氏(59、新)=針ケ平=▽坂井昇氏(64、新)=新田= -
七久保育成会がジャンボ巻き寿司づくり
飯島町七久保の七久保育成会(新井政夫会長)は23日、七久保林業センターで、ジャンボ巻き寿司づくりに挑戦。小学生や育成会・こども広場の役員ら約50人が参加、25メートル40センチの大記録を打ち立てた。
ジャンボ巻き寿司づくりは昨年に続き2回目。昨年は9メートル60センチだったことから、今年は25メートル以上を目標にした。
大広間に長机を並べ、巻きす代わりの段ボールを置き、150枚の板のりをつなげた。
16・7キロの米を炊き、すし飯を作り、子どもたちも一緒になって、手でのりの上に平均に広げた。
真ん中の芯は卵焼き、キュウリ、かんぴょう、たくあん、でんぷの5種類。
子どもたちは順番に具をのりの真ん中に置いた。
この後、全員が並び、心を合わせて「1、2、3」の合図で一斉に、くるりと巻いた。
形を整え、広げてみると、しっかりとつながって、きれいに巻けて大成功。参加者が見守る中、計測すると25メートル40センチもあり、拍手で成功を祝った。
巻き上がりを切り分け、用意した水餃子と一緒に会食。
新井会長は「みんなで力を合わせた結果、大記録を打ち立てることができた」と笑顔。 -
伊南行政組合議会
伊南行政組合議会は21日、08年第1回定例会を開き、08年度伊南行政組合一般会計予算案、同昭和伊南総合病院事業会計予算案など5議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
08年度伊南行政組合一般会計予算は総額17億1880万円で、前年度当初比3億4510万円(16・7%)減。大幅減額は消防本部・北消防署建設事業が終了したことなどによる。医師確保対策に1200万円、消防ポンプ車購入費として3500万円をそれぞれ計上している。
昭和伊南総合病院事業会計予算は事業収益として53億1830万円(前年度当初比12・9%減)、事業費用として55億2920万円(同12・5%減)をそれぞれ見込んでいる。 -
昭和伊南総合病院経営健全化計画
厳しい経営状況が続く駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は21日の伊南行政組合議員全員協議会で07縲・1年度の経営健全化計画を示し、今後の理解と協力を求めた。
計画では施策として▽内視鏡センター、健診センター、透析センターなどの特化分野の充実▽医師の確保▽人件費、消耗品費などの経費節減▽繰り入れ金の確保竏窒ネど26項目を挙げている。経常赤字は07年度3億8400万円、08年度2億2600万円と減少。以降は黒字に転じ、09年度は7700万円、10年度は2億2200万円、11年度は3億3600万円の黒字を見込んでいる。
健全化計画策定は20年度に行う高金利起債繰り上げ償還の実現に向けての条件とされている。償還により、5年間で約2億円の経費節減ができるという。
同病院は患者数減少による経営悪化に伴い、職員数を現在の350人から328人に22人削減する条例案を同日の本会議に提案し、可決された。施行は4月1日。 -
交通死亡事故ゼロを目指し、交通指導所開設
伊南交通安全協会は20日「交通事故死亡ゼロを目指す日」に合わせ、飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで駒ケ根署員や役員ら約20人が参加し、交通指導所を開設。来場者に協会役員手作りのマスコットやティッシュ、ガムなど交通安全グッズを手渡し、安全運転を訴えた。
16日夜、同線の直近の信号のない交差点で高齢者がはねられ死亡事故が発生したばかりとあって、役員らは高齢者には「すぐ近くでお年寄りがひかれて亡くなった。夜の外出を極力控えて」と注意を呼び掛けていた。
「交通事故死亡ゼロを目指す日」は、交通安全に対する国民の意識の向上を図り、交通事故死者数の減少を目的に、2月20日と4月10日実施する。
) -
家族経営協定で合同調印式と飯島町百笑会総会
明るい魅力ある農家経営、生活を実現する飯島町家族経営協定合同調印式と、締結者による飯島町百笑会の総会が21日、飯島文化館であった。4組が森岡一雄農業委員会長と佐藤光吉上伊那農業改良普及センター所長の立会いで調印した。
協定は夫婦は親子など家族間で就業条件や経営の役割、収益配分などを取り決め、家族農業経営での個人の地位や役割を明確化し、近代的な家族農業経営を実現する。
式で、森岡会長は協定の意義や重要性に触れてあいさつ。次いで、早稲田吉郎さん一家4人(荒田)、木下善文夫妻(高尾)、三石俊一夫妻(鳥居原)、斉藤久男さんと潤さん親子の4組が、それぞれ独自の内容で協定を締結した。就業条件や収益分配、将来の目標、健康管理、経営委譲時期などを明記した。
引き続き、新規に4組の締結者を迎え、締結者41組でつくる百笑会の総会・研修会が開かれた。 -
飯島町08年度当初予算案を発表
飯島町は19日、総額41億7500万円の08年度一般会計当初予算案を発表した。前年当初比3・3%増。健全財政に配慮し、実質公債比率17%台を維持に向け実施する1億6800万円の繰上げ償還分を除外すると予算規模は前年並。福祉医療費中学3年生まで拡大や家庭相談員配置、学習習慣形成事業など新規・拡大を含む多彩な人口増、活性化促進事業を盛り込んだ。
一般・特別会計は新規に後期高齢者医療特別会計を加9会計、総額は74億6800万円で、前年比11・7%増となった。
高坂町長は来年度予算を「協働と子育てで未来を育む健やか予算」(高坂町長)と位置付け、道路特定財源問題にも触れ「現行制度のまま予算編成した。暫定税率が継続できない場合の影響額は約7千万円。堂前線整備や町道改良が難しくなる。国直轄の国道153伊南バイバスや県道竜東線の進ちょくなどに深刻な影響が出て来る」と話した。
歳入は町税が12億4570万円でほぼ横ばい、地方譲与税は3・8%減の1億100万円、地方交付税は4・6%増の14億1700万円。国庫支出金26・2%大幅減の1億9140万円、繰入金1億8680万円で140・5%大幅増、町債は3億2780万円で微減。
歳出の人件費は5・2%減の9億6100万円。物件費は4・7%増 の4億5800万円、扶助費はほぼ横ばいで2億9790万円、補助費は12・2%増の6億430万円。普通建設費は14・7%減の4億3840万円、公債費は繰上げ償還を反映し、27・3%増の8億2540万円。公債比率は19・8%
特別会計関係では、国民健康保険が9億7730万円、後期高齢者医療特別会計1億1180万円、老人保健医療9890万円、介護保険は8億5330万円、公共下水道事業は5億8420万円、農業集落排水事業は2億2840万円。水道事業は4億3930万円となっている。 -
観光協会の研修会
飯島町観光協会は15日夜、飯島文化館で食を通じた町おこし研修会を開いた。会員を中心に約百人が熊本県人吉市の郷土料理研究家の本田節子さん、石倉のそば店主で市会議員の松田茂さんの講演に耳を傾け、「食・農・観」連携による町おこしに理解を深めた。
はじめに、松田さんは「地域づくり、町おこしは民間が一生懸命やり、それを行政をサポートする。自分たちが一生懸命やらないと、行政は目を向けてくれない。危機感を持って、情熱を傾け、死ぬ気でやらないと成功しない」と厳しい口調で激励した。
また、本田さんは「これからは高付加価値の安全安心で健康的な『食』がブランドになる。今こそチャンス、本物の1次産業をどのように差別化し、メッセージを伝えるか工夫が必要。少量多品目農産物が高価格で販売される時代、『食』に対する意識が高まっている」と述べ、飯島町の農業と食の将来性に触れた。 -
飯島町お手玉遊び大会
伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は17日、第4回飯島町町民お手玉遊び大会を町文化館で開いた。子どもからお年寄りまで町民約70人が参加し、和気あいあいで日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
競技は小学生の部、中学生以上の部に分かれ、それぞれ片手2個ゆり、ジャグリングなどの回数を競った。同会が基準を定める級位の認定審査も行われ、参加者は上の級を目指して挑戦していた。
競技の上位は次の皆さん。
◇小学生の部▼両手2個ゆり(1)清水夏美(2)宮下友哉(3)佐々木開人▼片手2個ゆり(1)宮下友哉(2)清水夏美(3)蟹沢萌加▼ジャグリング(1)蟹沢萌加(2)堀越かなえ(3)滝沢岬希
◇中学生以上一般の部▼片手2個ゆり(1)北原朱里(2)矢田節子(3)渋谷昌生▼ジャグリング(1)縣浩、北原朱里(2)小町谷経子(3)渋谷昌生▼両手3個ゆり(1)宮脇やす子(2)塩沢きよみ(3)矢沢千穂子 -
飯島で死亡交通事故
16日午後5時55分ごろ、飯島町七久保の主用地方道飯島飯田線の信号のない交差点を歩いて渡っていた近くの農業本多正穂さん(82)が、左から来た飯田市の無職松島康さん(52)運転の軽自動車にはねられた。本多さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが、午後7時20分に死亡した。
駒ケ根署が原因を調べている。 -
特定公共賃貸住宅の名称採用者を表彰
飯島町が若者定住促進に向け、旧東部保育園跡地に建設中の特定公共賃貸住宅の名称が「グリーンリーフ飯島」と決定。14日役場で名称に採用された坂下ますみさん(鳥居原)と佳作の大野俊浩さん(親町)、山本真由美さん(仲町)を表彰した。
高坂町長は受賞者に表彰状と副賞の飯島町商品券を贈った後「町の人口増活性化策の一環として、建設中の若者定住促進住宅にふさわしい名称を寄せていただいた。親しみの持てる、愛される住宅になるように管理したい」とあいさつした。
名称公募は町在住、在勤者を対象に実施。13人から22件の応募があり、選考委員会が類似性がない、若者向け住宅のイメージに合うなどを観点に選んだ。 名付け親になった坂下さんは「町のキャッチフレーズ『みどりいっぱい歴史の町』にちなみ、『グリーン』を入れ、飯島町という大きな木にたくさんの葉が茂るように、願いをこめた」と話していた。
同住宅の現在の進ちょく率は65%、3月完成、4月1日入居予定。現在、入居募集者募集中。 -
初の飯島町要保護児童対策地域協議会
飯島町の要保護児童対策地域協議会の初会議が14日、飯島町農村環境改善センターで開かれた=写真。
要保護児童とその保護者の早期発見、支援のための関係機間相互の連携を図る同協議会は、警察や教委、医師会、民生児童委員協議会、保護司会、小中学校、保育園など児童福祉関係者ら20人で構成。
ひとり一人に委嘱書を交付した後、高坂町長は「児童虐待は深刻な社会問題となっている。飯島町は昨年大きな事案はなかったが、8件発生し、予断を許さない状況である。行政と地域が連携し、早期発見、早期解決に向け協力を」とあいさつ。
引き続き、役員選出を行い、会長に民生児童委員協議会の横田克年さん、同副に飯島小学校の有賀秀樹校長を選んだ。
また、事務局より07年度の取り組み状況について報告があった。 報告では、07年度要保護児童数は保育園児と小学生児童の各6人を中心に、1歳児から中学生まで19人。
要保護世帯は15世帯。個別ケース会議は9回開催。啓発活動は6月小中学校へ児童虐待防止月間標語募集を依頼。11月児童虐待防止推進月間、広報掲載やポスター、チラシを配布。 -
駒ケ根ライオンズが福祉施設に寄贈
駒ケ根ライオンズクラブ(井口美義会長)は8日、駒ケ根市、飯島町、宮田村の6福祉施設に介護用品などを寄贈した。井口会長ら役員6人が各施設を訪れ「少しでも利用者の皆さんのお役に立てればうれしい」と目録を手渡した=写真。
同クラブは昨年11月にチャリティー映画会として『明日の記憶』を駒ケ根市文化会館で上映。収益金72万5千円で介護用品などの物品を購入、寄贈した。
各施設への寄贈品は次の通り。
▼駒ケ根市デイサービスセンター大原こだま園=介護用電動ベッド一式▼駒ケ根市障害者センター高砂園=デジタル・プリンター▼駒ケ根市デイサービスセンター竜東やまびこ園=介護用電動ベッド一式▼飯島町社会福祉協議会=車いす体重計測器1台▼宮田村社会福祉協議会=車いす2台▼宮田村教育委員会=図書券、紙芝居 -
飯島区が小水力発電所建設を決定、国交省に水利権取得を申請
飯島町の飯島区(竹俣栄二郎区長)はこのほど臨時区会を開き、新井水路を利用した小水力発電所の建設を決めた。現在、国土交通省に水利権の拡大を申請中で、引き続き、新エネルギー特別措置法(RPS法)による事業認可を受け、新エネルギー産業開発機構(ネド)の補助金を申請する。順調に進めば、今秋にも着工の運びとなる。
飯島区が管理する新井水路は、樽ケ沢で与田切川から取水している灌漑(かんがい)用水の基幹水路。発電所予定地は取水場所から約2キロ下流の朝待(第1発電所)と、さらに200メートル下流のうどん坂分水地(第2発電所)の2カ所。落差が45メートル余と大きく、予定地より上流に水田がないことなど地形に恵まれている。
朝待では1分間に110キロワット発電、うどん坂は220キロワット発電する計画。朝待は中部電力に売電、うどん坂分は役場庁舎まで電柱を立て送電し、庁舎など公共施設で使用する考え。総事業費は約3億円で、うち2分の1は国庫補助、残りは区の自己資金と借入金を充当する。設備は25年償却。
同区は06年秋、中部電力の子会社、シーティクから提案を受け、区議会や全体説明会を開くなどして慎重に検討してきた。1月28日の区会臨時会で推進を決定した。
竹俣区長は「県内に例が無く、今後予想もつかないさまざまな課題に突き当たるかもしれないが、将来の環境問題を考えると、限られた化石燃料だけに頼ることなく、小水力発電による電力の地産地消を図ることも大切ではと、みんなで話し合い、勇気を持って決断した」と話す。