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メディア・旅行会社とコラボツアー
伊那市と、メディア・旅行会社がタイアップした移住体験ツアーが、27日に伊那市内で行われ、参加者が長谷中学校でラー油づくりを体験しました。
ツアーには、東京都を中心に関東地方から20人が参加しました。
参加者が長谷中の生徒と一緒に地元産の内藤とうがらしを使ったラー油づくりを体験しました。
今回企画されたのは、人と触れ合い、実際に体験する「移住体験型ツアー」です。
テレビ東京の旅番組「旅スルおつかれ様・ハーフタイムツアーズ」で10月に伊那市を紹介し、その番組を見て興味を持った人たちが、旅行会社クラブツーリズムの「伊那市移住体験ツアー」に参加するものです。
26日から2泊3日の予定で訪れていて、長谷中の他にも自動運転バスの乗車や、古民家再生住宅の見学など様々な体験をします。
参加者は「実際に体験することで楽しさや大変さがわかるのでとてもおもしろい」「とても人が温かい。山や川もとてもきれい」と話していました。
ツアーは伊那市が、地方創世プロジェクトを進めるテレビ東京やクラブツーリズムに依頼して実現したものです。
伊那市秘書広報課の池上政史さんは「メディアと連携することで名前を知ってもらい、旅行会社と連携することで一定の固定客に来てもらうことができる。まずは知ってもらうところからで、最終的には移住・定住につながることを期待している」と話していました。
伊那市では、今後も旅行会社とタイアップした体験型のツアーを企画して、「観光ブランディング」や「移住促進」を図っていきたいとしています。 -
来月2日『ドド御祭』に向け合同練習
3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まる祭り「ニッポンドド御祭」が、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
23日は祭りに向けた合同練習が、伊那市西春近のまつり工房で行われました。
この日は、県内外から祭りに参加するおよそ200人が集まり、祭り当日、参加者全員で披露する「ええじゃないか」という曲を練習しました。
ニッポンドド御祭は、3年ごとに1度、全国各地の太鼓グループが一堂に集まり開かれる太鼓の祭典です。
西春近を拠点に太鼓の指導などを行う、まつり工房のメンバーが中心になって始めた祭りで、3年前の伊那での祭りにはおよそ500人の太鼓の打ち手が集まりました。
合同で10曲ほどを演奏する予定で、練習は東京や茨城でも行われたということです。
まつり工房代表の北原永さんは「本番一発で合わせる難しさはあるけれど、迫力のある太鼓をみなさんに楽しんでいただければうれしいです」と話していました。
ニッポンドド御祭は、12月2日に伊那文化会館で開かれます。
入場料は前売券が3,000円、当日券が3,500円となっています。
【問い合わせ】 まつり工房 78-6662 -
リオ五輪銅荒井さん 子どもに運動指導
2016年のリオデジャネイロオリンピックの50キロ競歩で銅メダル、去年の世界陸上では銀メダルを獲得した、荒井広宙さんの体力づくり教室が、箕輪町のながたドームで23日に開かれました。
体を動かす楽しさを知ってもらおうと、町教育委員会が開いたもので、小中学生を中心におよそ130人が参加しました。
指導にあたった荒井さんは、小布施町出身の30歳で、2016年のリオ五輪50キロ競歩で銅メダル、2017年の世界陸上ロンドン大会50キロ競歩で銀メダルを獲得しています。
高校時代に荒井さんを指導していた教諭の荻原信幸さんが箕輪町出身だったことが縁で、今回講師を務めました。
荒井さんは、子ども達と一緒に体を動かしながら、実際にトレーニング前後に行っているストレッチなどを教えていました。
荒井さんは「子どもたちに体を動かすことを好きになってもらいたいのもあるけれど、自分の好きなことを見つけてそれに取り組んでもらいたいです」と話していました。
ある児童は「実際に見たら脚が細くてびっくりした。教わった走り方を練習でやってみたい」と話していました。 -
日本発条 伊那市西箕輪に新工場竣工
神奈川県横浜市に本社を置くばね製造業、日本発条株式会社は、伊那市西箕輪に精密ばね製品の新工場を建設し、22日竣工式を迎えました。
今日は茅本隆司社長や、伊那市の白鳥孝市長が出席して竣工式が行われ、テープカットで工場の完成を祝いました。
新工場は伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内に建設されました。
この日は、内覧会が開かれ関係者が視察しました。
鉄骨造の2階建で、延べ床面積は約7000平方メートル、事業費は66億円です。
関連会社のニッパツフレックスの工場の隣に建設されました。
自動車向けのトランスミッション用のスプリングなどの精密ばねを製造している宮田村の工場の生産能力を増強するために、伊那市西箕輪に新工場が建設されました。生産能力は年間5,800万本です。
新工場の建設に伴い、新規に50人ほどを雇用する計画です。
日本発条は、ばねで世界トップクラスのシェアを占めています。
新しい工場の操業は来年6月を予定しています。
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正月に向けしめ飾りづくりピーク
中信地域から南信地域にかけてしめ飾りを販売している、箕輪町沢の信州縁起物製作所は、正月に向けてしめ飾りづくりに追われています。
20日は従業員10人が、工程ごとに分かれて作業にあたっていました。
上伊那を中心に、北は白馬村から南は飯田市まで、町内外の大型スーパーマーケットや企業・寺・神社などにしめ飾りを納めています。
作業は8月から始まっていて、稲わらを集めて乾燥させ、10月からはしめ飾りづくりが行われています。
大小15種類ほどのしめ飾りを作っていて、忙しいこの時期は1日に400本近くの縄をなっているということです。
大槻清子代表は「この時期は大忙しであっという間に12月が過ぎてしまう。作るのに本当に手間がかかっているが、良いものが作れていることに満足だし、飾ってくれているのを見るととてもうれしい気持ちになる」と話していました。
今年は秋に雨が多く稲わらの乾燥が遅れたため、例年だと9月中に終わるわらを整える作業もきょう行われていました。
しめ飾りづくりには田んぼ10枚分ほどのわらを使っているということです。
信州縁起物製作所では、来月20日頃まで作業が続くということです。 -
負担減らして安全に 介護リフト研修
重さ200キロまで持ち上げ、介護者の負担を軽減することができる「介護リフト」の研修会が18日、伊那市の介護センター花岡で開かれました。
介護施設の職員や作業療法士、看護師など、上伊那を中心に県内から32人が参加しました。
リフトは、介護の中でも負担が大きいベッドへの移動に使われる機器です。
釣り上げ式のものは、重さ200キロまで上げることができます。
ある参加者は「しっかりやってもらえば、機械よりも安心だと思います」と話していました。
介護の現場では重労働が多く、職員の離職率が高くなっているということです。
福祉用具プランナー研究ネットワーク「プラネット長野」は、環境の整備を進めることで、負担が少なく、安心・安全な介護環境をつくっていこうと、今回初めて研修会を企画しました。
あるスタッフは「介護の現場で重要なことはコミュニケーションです。少しでも負担を減らして会話を増やしてもらえる環境をつくっていきたいです」と話していました。 -
あるがままMizukiさんデビューショー
伊那市出身で今月11日にミニアルバム「OnNA(おんな)」をリリースした「あるがままMizuki」さんのデビュー記念ショーが17日に伊那市高遠町の高遠さくらホテルでおこなわれました。
あるがままMizukiさんは伊那市西春近出身の25歳です。
高遠高校卒業後、出産のため一度は歌手になる夢を諦めました。
しかし知人の紹介で上京し、4年間子育てをしながら歌のレッスンを受け11月11日にCDデビューしました。
あるがままさんのデビューミニアルバムは女心を歌った5曲を収録しています。
店頭での販売は現在のところありませんが、あるがさんの所属事務所から直接購入する事ができます。
Office.Sora 電話080-1252-3344
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上伊那完全優勝で5連覇達成
17日と18日にわたって行われた県縦断駅伝で、上伊那は、見事5連覇を達成しました。
2位のオール諏訪を7分以上引き離しての圧勝でした。
18日のフィニッシュとなる飯田市の飯田合同庁舎。
上伊那のアンカー大倉孝典選手がトップで飛び込みました。
2日間の通算タイムは、11時間41分22秒。
初日に続き、今日もトップでゴールした上伊那は、2位のオール諏訪に7分以上の大差をつけての完全優勝で、見事5連覇を達成、優勝回数も最多の38に伸ばしました。
大会2日目の18日は、午前8時に松本城をスタートしました。
17区から18区にタスキをつなぐ伊那中継点は、地元上伊那を応援しようと多くの人がかけつけました。
17区は、上伊那・諏訪の主将対決で、10時半過ぎ、オール諏訪の主将牛山選手とデッドヒートを繰り広げた上伊那の主将高梨選手がほぼ同時のタスキリレーでした。
いったんは、先頭をオール諏訪に譲ったものの、20区で区間優勝した箕輪中学校の山川選手、21区の宮下選手の力走でトップを奪い返し、アンカーの大蔵選手が午後1時15分ごろ、2日目のフィニッシュとなる飯田市の飯田合同庁舎にトップでゴールし、完全優勝での5連覇達成となりました。
2位は、オール諏訪
3位は、長野市
4位は、飯田下伊那
5位は、上田東御小県
でした。 -
信濃GS新監督に柳沢裕一さん
プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」の信濃グランセローズの新しい監督に松本市出身の柳沢裕一さんが就任し6日に長野市内で記者会見が開かれました。
新監督に就任した柳沢裕一さんは松本市出身の47歳で松商学園高校、明治大学と進み捕手として活躍しました。1993年ドラフト2位で巨人に入団。その後オリックス・中日でプレーし2016年から3シーズンにわたって楽天で二軍バッテリーコーチを務めていました。
球団は新監督を柳沢さんに決めた理由として、チームの課題であるバッテリーの強化が図れ野球への熱い思いがある事、県内出身者で年齢も47才と若いことをあげています。
柳沢新体制は来年2月の合同自主トレからタートします。
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全県にノロウイルス食中毒注意報
長野県は県内で感染性胃腸炎患者の届出数が増加傾向にあることから14日、全県にノロウイルス食中毒注意報を発令しました。
県によりますと感染性胃腸炎は主に冬に流行しますがこの患者の
届出数が増加するとそれに伴いノロウイルス食中毒が発生する
傾向にあるということです。
予防策として石鹸での手洗いや食材には十分に火を通すことなどをあげています。
また調理業務に従事している人は下痢や腹痛など胃腸炎症状がある時は調理に従事しないよう呼びかけています。
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給食甲子園の献立 生徒が味わう
12月8日から東京都で開かれる「全国学校給食甲子園」の本大会に伊那市の長谷中学校が出場します。
13日は、生徒がそのメニューを給食で味わいました。
この日は長谷中の給食に、大会にエントリーするメニューが出され、生徒が味わいました。
アマランサスともちきびが入った「雑穀せんべい汁」、地元の野菜を使った「旬野菜の彩り和え」、長谷中の生徒が作ったラー油を使った「長谷の太陽の巻物」など、生徒のアイデアを元に、栄養教諭と調理師が作った地元の暮らしに密着したメニューです。
全国学校給食甲子園は、学校給食の充実を図り多くの人に関心を持ってもらおうとNPO法人21世紀構想研究会が2006年から毎年開いていて、第1回大会では長谷中が優勝しています。
今年は全国から1701校が出場し、長谷中は3回の予選を勝ち抜いて、来月8日の本大会に出場する12校に選ばれました。
給食を食べた生徒は「春巻きがおいしかった」「いつも美味しい給食を出してくれているので、大会でも頑張って欲しい」と話していました。
栄養教諭の原真理子さんは「第1回の優勝校なのでプレッシャーはあるけれど、頑張ってきたいです」と話していました。 -
手話と共生する社会を 聴覚障害者大会
第24回長野県聴覚障害者大会が、南箕輪村民センターで11日に開かれ、手話言語による会話や発信がどこでもできる共生社会を目指す、とした大会宣言が採択されました。
大会では宣言の他、市町村の手話言語条例制定の実現や、聴覚障害者の防災対策の構築、就労・雇用の拡充など、8つの大会決議案が示され、採択されました。
また、長年に渡り聴覚障害者の福祉向上に寄与したとして、今年4月に亡くなった、伊那市西箕輪の城取定幸(さだゆき)が表彰され、妻の香(かおる)さんが表彰状を受け取りました。
城取さんは、上伊那聴覚障害者協会の会長を務めたほか、高校生に手話を教えるなどの活動を通じて普及活動を進めました。
香さんは「いつも出かけては活動していた。受賞はとてもうれしいです」と話していました。
大会には、県内各地の手話サークルや手話通訳ボランティアなど、およそ180人が出席しました。 -
秋の叙勲 北原幸彦さん
2日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では7人が選ばれました。
旭日双光章に選ばれた伊那市長谷の北原幸彦さんの喜びの声をお伝えします。
「喜びの方が大きくて、びっくりもしている。全市民、区民のおかげです」
北原さんは、旧長谷村の村議会議員を4期15年、伊那市議会議員を1期4年務めました。
天竜川上流河川事務所で働いた経験を活かし、「防災」の重要性を訴えてきました。
「自分のモットーとしては『治流民護』。勤めたときの半分は調査、調査できた。えらいところ(被害に遭った場所)ばっか見て歩いていたから、村を良くするためには防災をしっかりしなければだめだと感じていた」
議員任期中には合併も経験しました。
「長谷のことは言わないでも、よその地域のことを『ここはこうなっているけどどうなんだ』と言えるよう、調査して、歩いていた。それだけ自分も勉強しなければいけなくなった。市議会議員になっても勉強だけは続けていたから良かった」
「わがままの人生であったけども、これでみなさんに恩返しができたな、と感じます」 -
伊那谷ガレット協議会が知事表彰
上伊那の新たなご当地メーニューとしてガレットの普及に取り組んでいる信州伊那谷ガレット協議会は、県の元気づくり支援金を活用した優良事例として知事表彰を受賞しました。
3日に伊那市内で開かれたい~な上伊那地域づくりフォーラムで表彰式が行われ、信州伊那谷ガレット協議会の伊藤和弥副会長が、上伊那地域振興局の堀田文雄局長から表彰状を受け取りました。
信州伊那谷ガレット協議会は昨年度、約120万円の支援金を活用しガレットマルシェを開催したほか、食べ歩きマップの作成、小中学校と連携した食育、ワークショップの開催などを行いました。
伊藤副会長は「昔からある蕎麦を活用して地域おこしをしようと始まった活動です。これからも地域の魅力を発信していけるように頑張りたい」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこのほか、高遠町地区で地元の街並みや魅力的な資源を活用するためのまちづくり塾を開催した「高遠コンサベーションプロジェクト」が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
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脳研究プログラム 南箕輪で実施
自然や子どもとの触れ合いを通じて、脳がどのように変化するかの情報を収集する、国の脳研究プログラムが、12月に南箕輪村で行われます。
脳研究プログラムのデータは、脳の老化予防などの研究に活用されます。
30代から60代の元アメリカンフットボール選手らを被験者に、自然や子どもとの触れ合いが、脳にどのような影響を与えるかを、MRIを使って検証します。
南箕輪村が、アメリカンフットボールに近いルールで、タックルなどがないフラッグフットボールに力を入れていることから、会場に選ばれました。
元アメフト選手らは、村内の子どもにフラッグフットボールや基礎トレーニングなどを指導したり、セラピーロードを歩いたりして、その結果を検証します。
地域おこし協力隊の藤城栄文さんは「南箕輪村の子どもたちにとっては一流のアスリートから学ぶことのできるチャンスだし、アスリートのみなさんが来ることにより交流人口の増加にもつながる」と話していました。
基準となるMRIの初回の測定は今週初めに終わっていて、元アメフト選手は12月初めに南箕輪村を訪れる予定です。 -
地蜂の巣重さを競うコンテスト
地蜂と呼ばれるクロスズメバチを育てその巣の重さを競うコンテストが、伊那市西箕輪のみはらしファームで28日に行われました。
段ボールに入れられた巣に煙幕を焚き地蜂を気絶させます。
しばらくしたら蓋を開け中から巣を取り出します。
今年のコンテストには伊那市を中心に上伊那や諏訪地域の19人がエントリーし27個の巣が集まりました。
取り出した巣は測りに乗せて重さを確認します。
巣は中にいる蜂の子を食べるために1キロ8千円で販売され、訪れた人たちが品定めしていました。
審査の結果、駒ヶ根市の吉村昇さんが3.596キロで優勝しました。
コンテストは伊那市地蜂愛好会が発足した平成9年の翌年から毎年行われていて今年で21回目になります。
愛好会では「伊那谷の伝統文化の蜂追いを後世に伝えていきたい」と話していました。
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創造館自主制作映画祭
今年で4回目となる伊那市の創造館自主制作映画祭が、20日に開かれました。
作品の中に伊那の物品や景色などかかわりのあるものを取り入れた公募作品のほか、各地の上映会で話題を呼んだ招待作品など16作品が上映されました。
伊那をテーマにした公募作品の中には、蜂の子を演出の中に組み込んだり、撮影を市内のそば店で行ったものもありました。
内容は、ドキュメンタリータッチのものやコメディータッチのもの、SFものまで幅広いジャンルの作品が集まりました。
作品の合間には、監督が撮影秘話や裏話を披露し会場を沸かせていました。
映画祭には、地元上伊那をはじめ、遠くは、大阪や千葉からも作品が寄せられました。 -
雪山の西駒山荘から荷下げ
中央アルプス将棊頭山の山頂直下・標高およそ2,700メートルにある西駒山荘の営業が終了し、ヘリコプターを使った荷下げ作業が16日、行われました。
二つのアルプスが、15日から16日にかけて初冠雪を観測しました。
そんな中、8日に営業を終了した西駒山荘の荷下げ作業が、16日行われました。
ヘリコプターが西駒山荘と伊那市横山の鳩吹公園を3往復しました。
下ろされた荷物にはうっすら雪が積もっています。
ヘリコプターの操縦士は山荘付近の状況について「1センチぐらいか、うっすら雪が積もっていてヘリコプターの風で舞い上がるような感じだった」と話していました。
8日に営業を終了した西駒山荘は、7月10日から91日間の営業で、前年より93人多い、770人が利用しました。
盆休み前までは晴れの日が多く人の入りも多かったということですが、盆過ぎから台風などで週末に天候がすぐれない日が多く、思ったほど伸びなかったということです。
管理人の宮下拓也さんは「後半は人入りも少なく、とても長く感じたが、大きな事故もなくシーズンを過ごせたことはとても良かった」と話していました。
なお、伊那市観光株式会社が管理する山小屋では、南アルプスの仙丈小屋が10月30日まで、こもれび山荘が11月3日までの営業を予定しています。 -
中学生ロボットコンテスト
中学生ロボットコンテストが14日に伊那市創造館で開かれ、ロボットの性能と操作技術を競いました。
工夫を凝らしたロボットの数々。
南信地域の中学生が部活動で制作しました。
紙で作ったアイテムを相手の陣地に入れて点数を競います。
白い箱と青い箱があり、遠くの青い箱に入ると高得点です。
紙飛行機は、さらに高得点となるルールです。
大会には、南信地域の6つの中学校から33チームが出場しました。
11のグループに分かれてリーグ戦を行い、その結果で決勝トーナメントに進みました。
ロボットを操縦する生徒の表情は真剣そのもの。
試合が終わると、ロボットを修理したり、調整したりして次の試合に備えていました。
高得点が決まると、会場は大きな歓声に包まれていました。
大会の結果、茅野東部中学の「起死回生」チームが優勝しました。
11月には、長野市で県大会が開かれる予定です。 -
俳句誌みすゞ800号で記念碑
昭和21年に創刊した俳句誌みすゞの800号を記念した碑が伊那市西箕輪の仲仙寺に建立されました。
碑は高さ150センチほどで「俳句誌みすゞ800号」の文字が刻まれています。
13日は会員が碑の完成を祝う祝賀会を羽広荘で開きました。
みすゞ俳句会を主宰する城取信平さんは「800号の記念碑は私たちが俳句の研鑽につとめるシンボルにしたい」と話していました。
俳句誌みすゞは、戦後間もない昭和21年、「若い人たちの心に文化の火を灯そう」をテーマに創刊しました。毎月1回発行していて2016年10月に800号となりました。
現在は上下伊那を中心に北海道や九州など400人が会員となっています。
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ふるさと納税見直し必要49%
長野県世論調査協会はふるさと納税に関する世論調査をまとめました。
それによりますと返礼品の金額や見直しが必要だとする回答は
49%でした。
調査では協会のモニター登録者563人のうち530人から回答がありました。
ふるさと納税に関する質問で「返礼品の金額や見直しは必要だ」と回答した人は全体の49%でした。
また「自治体の主体性に任せ返礼品を見直す必要はない」は25%。
「地域活性化の目的に歪みが出ており制度を廃止する」は12%。
「返礼品は一切止める」は9%となっています。
総務省はふるさと納税について返礼品が寄付額の3割を超える場合や地場産品ではない自治体に見直しを求め応じない場合は制度から除外する方針を示しています。
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スーパー赤果肉りんご 開発
南箕輪村の信州大学農学部の伴野 潔教授は、果肉が濃い赤色のリンゴ「スーパー赤果肉リンゴ」を開発しました。
伴野教授は今回、ジャムやシードルの加工に向いている色の濃いものと、生でも食べられるものの2種類の新品種のリンゴを開発しました。
11日は信大農学部で、新品種開発の記者会見が開かれました。
伴野教授は、1999年から赤果肉の遺伝子を持つリンゴと、つがるや紅玉などを掛け合わせ、赤い果肉の品種を開発してきました。
しかし、標高の高い場所でしか育てられなかったり、環境の影響を受けやすいなどの問題がありました。
2013年から、早生種で小玉、芯から早期に着色するタイプと、晩生種で大玉、収穫の直前に着色するタイプの、赤果肉の遺伝子を持つ2つのリンゴを掛け合わせた新品種を開発しました。
どちらもアントシアニンを多く含み、機能性が高いリンゴだということです。
この日の会見には、リンゴの農家や加工業者も参加しました。
これまでの赤い果肉のリンゴで去年シードルを手掛けた伊那市の醸造所も参加していました。
栽培農家や加工業者の所得拡大・リンゴの消費拡大などにも期待がかかります。
伴野教授は、今後、味などを確認して品種登録するかどうか検討したいとしています。
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知事杯争奪 卓球大会
上伊那卓球連盟が主催する第67回知事杯争奪卓球大会が、24日、伊那市の市民体育館メインアリーナで開かれました。
卓球大会は、男女のシングルとダブルスの4種目で行われました。
上伊那を中心に県内から130人ほどが参加しました。
小学生から一般まで垣根なく試合が組まれ、トーナメント戦で試合が行われました。
この大会は、67年前から行われている県内でも歴史ある大会で、上伊那卓球連盟が主催しています。
連盟では、「学生と一般の試合ができる良い機会になっている。一般の熟練の技を見て学生は新しい技術を身につけている」と話していました。
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三澤久夫さん 油彩画展
南箕輪村神子柴の元小学校の社会科教諭で画家の三澤久夫さんの退職10周年を記念した油彩画展が伊那市のかんんてんぱぱホールで開かれています。
会場には上伊那を中心に三澤さんの故郷、松本市周辺の風景などを描いた作品51点が展示されています。
三澤さんは、平成20年3月に南箕輪小学校の校長を退職しました。
展示会は退職から10年を記念して開いたものです。
三澤さんは30歳で趣味で絵を始め、46歳で日展に初入選しました。
こちらは平成29年に制作し一水会展に出品した100号の大作で、御嶽山を描いたものです。
三澤久夫さんの油彩画展は9日火曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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パリ・コレでヘアメイクを担当
南箕輪村南殿のトータルビューティーサロン「シュール」の網野裕美さんと一ノ瀬直美さんは、9月26日から1週間、フランスで行われたパリ・コレクションにヘアメークを担当するスタッフとして参加しました。
パリ・コレにメイキャップアーティストとして参加したのはシュールオーナーの網野裕美さんと、ブライダルヘアメイクを担当している一ノ瀬直美さんです。
2人は9月26日から1週間、世界4大ファッションショーのひとつパリ・コレクションでメイキャップアーティストとしてモデルのヘアメイクを担当しました。
8人のチームを組んで12のブランドのショーに出演した100人のモデルを担当しました。
ショーでは、洋服のイメージを尊重しつつモデルの個性が際立つよう、肌の艶感や色使いなどを工夫したという事です。
網野さんはパリでの経験を地域に還元していきたいと話していました。
網野さんは2014年から4回ニューヨークコレクションでヘアメイクを担当していて、パリは今回で2回目になります。
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まっくんボールを貸し出し
南箕輪村は、地域活性化のために製作したフラッグフットボール用の「まっくんボール」を、小学校の授業で使ってもらおうと無料貸し出しを始めました。
フラッグフットボールの授業で使ってもらおうと、ボール8個、フラッグ40枚、教諭用・児童用のガイドブックなどがセットになっています。
授業で南箕輪村の場所などを説明してもらうのが無料貸し出しの条件となっています。
全部で11セット用意されていて、すでに東京・神奈川・静岡から4件の申し込みが来ているということです。
南箕輪村を知ってもらうきっかけになればと始めたものです。
企画した地域おこし協力隊の藤城栄文さんは「まずは子どもたちに南箕輪村を知ってもらうきっかけになってほしい。将来移住や定住を考えたときに南箕輪村のことを思い出してもらうようなつながりができればうれしい」と話していました。
貸し出しは全国すべての小学校が対象で、南箕輪村のウェブサイトから申し込むことができます。 -
水墨画と漆工芸の作品並ぶ
南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で、水墨画と漆工芸の作品展が開かれています。
伊那市荒井の手塚瑞翔(ずいしょう)さんの水墨画と、塩尻市木曽の宮原正志さんの漆工芸、およそ40点が並んでいます。
このうち手塚さんは、趣味のスポーツ観戦で感動したシーンを墨で表現した作品などを展示しています。
作品展は10月いっぱい、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。 -
神子柴遺跡発掘60年で基調報告
南箕輪村神子柴にある神子柴遺跡の石器発掘60周年を記念したシンポジウムが、29日から伊那市創造館で始まりました。
この日は、有識者による基調報告が行われ、北海道から長崎県まで県内外からおよそ60人が訪れました。
神子柴遺跡は南箕輪村神子柴にある遺跡で、旧石器時代末期から縄文時代初期の頃の遺跡ではないかとみられています。
出土した石器は国の重要文化財に指定されています。
明治大学黒耀石研究センターの中村由克(よしかつ)さんは、全国各地で見つかっている神子柴系石器群を調べていて、その特徴について話しました。
中村さんは、神子柴系石器群の中でも石斧(せきふ)に使われている石はもろいものが多く、旧石器・縄文時代の他の石器と比べ特徴的だと話していました。
中村さんは「他の石器は効果的なものが造られているのに対し神子柴遺跡はあえてそうではない石を使って造っていて違和感を感じる」と話していました。
シンポジウムは神子柴遺跡発掘60周年を記念して創造館で開かれているもので、30日は東京大学大学院の教授 佐藤宏之さんによる記念講演が行われます。
また、会場では伊那市内で見つかった石器の展示も30日まで行われます。 -
歩いて撮って 田原の魅力探し
伊那市東春近田原地区全体をフィールドに、自然や歴史・文化などのチェックポイントで写真を撮りながら地区内を巡る「歩撮スタラリーが29日に行われ、参加者がラリーを楽しみました。
イベントには上伊那地域を中心に、諏訪市や飯田市などからおよそ100人が参加しました。
3時間の制限の中、3人ほどのチームで地区内に設けられたチェックポイントを探し、その場所の写真を撮って帰ります。
ポイントごとに点数が決められていて、その点数の合計で順位を競います。
チェックポイントのひとつ、畑の中にある祠は近くに住む酒井一族の祖先が祀ったものだということです。
山裾にある庚申塔は、60年に1度地域の無病息災などを祈願して建てられるもので、田原地区に5つある組の中の藤口組が建立したものだということです。
参加者は雨が降る中、およそ40か所あるチェックポイントを探しながら歩いていました。
ある参加者は「通ることはあるけれど寄ることはないので、知ることができておもしろかった」と話していました。
伊那商工会議所青年部商工業委員会の川口宗一委員長は「雨になってしまい残念だったが、参加した人たちが楽しんで田原のことを知ってもらえたならうれしい」と話していました。
発着点の田原公民館に戻ってきた参加者には地元の米や野菜で作ったおにぎりや豚汁が振る舞われました。
ポイント上位者には、地元産の新米やりんごジュースなどが贈られたということです。 -
伊那東小芳澤さん 全国3位を報告
伊那東小学校1年の芳澤香乃子(よしざわかのこ)さんは、先月5日に東京都で開かれた全日本少年少女空手道選手権大会で3位に入賞しました。
この日は芳澤さんと、兄の慶士郎君、母の史絵子(しえこ)さん、師範の荻澤充夫(おぎさわみちお)さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に結果を報告しました。
大会は先月5日に東京都で開かれ、基本に忠実に動いているかなどを競う「形の部」に長野県代表として出場しました。
86人が出場した1年生女子トーナメントで、準決勝で惜しくも破れたものの、3位入賞を果たしました。
週に2回塩尻市などの道場に通っているほか、自宅でも毎日練習をしているということです。
芳澤香乃子さんは「来年は優勝したい。これからの目標は全国大会優勝と、オリンピック出場・優勝です」と話していました。
白鳥市長は「オリンピックや国体優勝を目指して頑張ってください」と話していました。