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泰成運輸が野菜の販売
箕輪町の運送会社泰成運輸は、地域に元気を発信していこうと4日、木下公民館で野菜の販売をした。
朝8時、木下公民館の駐車場には、社員たちの元気の良い声が響いていた。
泰成運輸は、箕輪町を拠点に精密機器などを全国各地に届けている。
野菜の販売は、不況の中、運送業以外で会社を、また地域を元気にしていこうと企画されたプロジェクト。「まごころ市場いなの里」と名付けられ、野菜を安く販売する。
得意先や知人から安く仕入れた形が悪く、出荷できないようなB級野菜が格安で並び、訪れた人たちは手に持った箱に野菜をいくつも乗せていた。
泰成運輸の野菜販売は、5日も朝8時から木下公民館で行われる。
また11、12日には、伊那市の高遠城址公園でも野菜の販売を行うという。 -
留学生が箕輪町長を表敬訪問
箕輪町の家庭に滞在し、伊那北高校に通うデンマーク出身の留学生が2日、平澤豊満箕輪町長を表敬訪問した。
町役場を訪れたのは、ディテ・ミケルスンさん(17)。箕輪町松島のホストファミリー須藤敬美さんとともに訪れた。
ディテさんは、国際的な高校生の留学機関AFSの留学プログラムで日本に来た。
6日から伊那北高校2年の理数科クラスで勉強し、来年2月まで滞在する予定という。
ディテさんは、「高校では美術をやりたい。家では日本の料理も習いたい」と話していた。
平澤町長は、「しっかり勉強して、留学生活を楽しんでください」と話していた。 -
箕輪町でワークシェアリング始まる
労働時間の短縮により、より多くの人で仕事を分け合う「ワークシェアリング」を導入する箕輪町では、今年度20人の臨時職員を採用した。
今年度新たに臨時職員として採用されたのは、26歳から64歳までの、男性1人、女性19人の合わせて、20人。
町では、事務処理などの業務を臨時職員が担当することで、正規職員が本来するべき仕事を見直し、組織の体質強化や改善に繋げたいしている。
また、景気が悪化する状況で、ワークシェアにより、町民の雇用創出の機会に、繋げたいとしている。
臨時職員の人件費は、正規職員の残業代や特別職の報酬削減、国の補助などから創出する。
町では、ワークシェアにより、住民サービスが向上すれば、今後も積極的に進めていきたいとしている。 -
KOA入社式
新年度がスタートした1日、企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われた。箕輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA、入社式が行われた。
今年は、去年より3人多い、38人が入社。
向山孝一社長は「世界同時大不況という嵐の真っ只中で、現在、KOAも困難に身を置いている。しかし、創業70年の歴史の中で、為替の大きな変動などを経験し乗り切ってきた。この苦しいときを家族のように一致団結して、強いKOAをつくっていこう」と挨拶した。
KOAは、抵抗器の製造・販売で国内の3分の1を占めているほか、国内外の関係会社で4000人近くを雇用している。
ここ5年から10年くらいの間に2割を自動車産業にシフトしてきたが、不況のあおりを受け、影響も出ている。
新入社員は「地域や環境を大切にする会社に入社できてよかった。どんなことにでも全力を尽くしたい」などと、一人ひとり自己紹介した。
入社した38人は今後、ビジネスマナーや会社の歴史などについて研修を受けるほか、2ヶ月の実習を経て、6月に正社員として登用される予定。 -
箕輪選果場りんご選果機設置
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場に新しいリンゴ選果機が設置され30日、引き取り検査があった。
生産者やJA職員で作るリンゴ選果機建設委員会のメンバーら約40人が新しい選果機を検査した。
新しい選果機は、糖度や熟度を光センサーでチェックする機能が搭載されていて、リンゴ選別の安定化を図ることができる。
また選果の機械化に伴い、作業員の人数をこれまでより15人ほど減らすことができ、人件費の削減にもつながる。
検査をしたある生産者は、「機械化で安定的に良いリンゴを提供できる環境が整った。これを機に、さらに質の高いリンゴ作りに励んでいきたい」と話していた。
新しい選果機は、リンゴの収穫が始まる8月上旬から稼働し始めるという。 -
箕輪町GT推進協議会 組織再編
箕輪町が計画を進めているグリーンツーリズムの推進協議会が30日、町役場で開かれ、組織の再編案が承認された。
箕輪町健康グリーンツーリズムは、都市と地域住民との交流を図り、地域を活性化させようというもの。
組織再編は、今年度の5つの分科会を2つにする計画で、分科会は、炭焼き体験やオーナー制農園などを検討する「都市農村交流グループ」と、農産物加工や健康づくりを検討する「農産物加工・健康メニュー開発グループ」になる。
来年度は、農産物加工のスケジュール作成、交流の試験的なメニュー作りなどに取り組むという。 -
信州伊那梅苑 4月1日オープン
伊那谷の春の観光名所、箕輪町木下一の宮の信州伊那梅苑で、梅が咲き始めた。
今年の梅の開花は、例年より2週間ほど早いという。
花の見ごろは、梅は4月上旬から中旬、しだれ桃は4月中旬から下旬ころの見込み。
信州伊那梅苑は4月1日、オープンを予定している。 -
白いたいやき登場
箕輪町三日町の国道153号バイパス沿いに県下では初めてとなる白いたいやき屋が登場した。
26日オープンした尾長屋信州伊那店は、連日の盛況ぶりで、27日も昼前には2千個を売り上げ完売。翌日からの予約も行列になっている。
タピオカを練りこんだ白い皮に包まれたたいやきの中身は、黒あん、白あん、チョコなどの5種類で、1つ130円。
さめても味が落ちず、冷やして食べてもおいしいという。
尾長屋信州伊那店の石川雅浩代表は、「これまでのたいやきとは一味違ったもちもち感を味わってほしい」と話している。 -
箕輪町が分担金過払い
伊北環境行政組合が建設したペットボトルなど資源物を保管する施設の建設費について、箕輪町が起債償還の分担金を多く支払っていたことが分かった。
この施設は組合を構成する箕輪町、辰野町、南箕輪村と、旧高遠町、長谷村が平成10年に建設した。
施設は箕輪町のクリーンセンター八乙女内にあり事業費のうち約4440万円を起債でまかない、償還は各町村が分担していた。
町ではこの分担金について、事務処理を誤り、償還が始まった平成11年度から今年度までの10年間で合計3583万円多く払っていた。
町では組合を構成する自治体との協議により、今後5年間で払いすぎた分担金を他の自治体が支出することで清算する竏窒ニしている。
またこの件について、経過などを町議会で説明するという。 -
垣内カツアキさん「山と海の絵 春季展」
箕輪町に美術館を構える洋画家、垣内カツアキさんの山と海をモチーフにした企画展が、伊那アルプス美術館で開かれている。
館内には新作の油絵約40点が並んでいる。
箕輪町富田にある伊那アルプス美術館は垣内さんの美術館で、今回は春の企画展。作品は、これまで描き続けてきたという信州の山のほか、伊豆の海などがある。
垣内さんの絵は、詩的な情感を織り込んでいるということで、「これからも自然の美しさを追い続け、何年経ってもやっぱりいい絵だと思われる絵を描きたい」と話していた。
この春季展は5月31日まで。 -
みのわ園で出張定額給付金申請
箕輪町の特別養護老人ホーム「みのわ園」で26日、定額給付金の出張申請受け付けが行われた。
町の職員2人がみのわ園を訪れ、利用者一人ひとりから、名前や生年月日を聞き、申請手続きを行った。
福祉施設に入所する場合、利用者はその施設がある市町村に住民票を移す。
そのため、施設利用者が定額給付金を申請する場合、入所施設が自宅となり、申請は個人や施設、後見人が行うことになる。
みのわ園では当初、みのわ園で一括して申請をする予定だったが、利用者およそ70人分を申請するのは大変な作業となるため、町が出張受付を申し出た。
申請手続きを済ませたある男性は、「定額給付金をもらったら、箕輪町の焼肉屋へ食べに行きたい」と話していた。
小池喜志子施設長は、「申請手続きだけでなく、その後の事務処理まで町でやっていただけるのでありがたい」と話していた。
この日申請を行った人たちには、4月の支給日に給付金が支給される予定。 -
みのわ園に交流スペース増築
箕輪町三日町にある特別養護老人ホームみのわ園に新しい交流スペースが完成し24日、竣工式があった。
交流スペースは、施設の中庭に増築した。
みのわ園は現在、利用者が90人ほどいて手狭になっていることや、地域の人やボランティアと交流できるスペースが確保できていないことから、増築が行われた。
建物は、鉄骨平屋建て、延べ床面積は約131平方メートル、事業費は約3500万円。
施設を運営する上伊那福祉協会の平澤豊満会長は、「少子高齢化が進む中、このような施設はなくてはならないもの。地域の人との交流を密にしていってほしい」とあいさつした。
施設では、この部屋でリハビリについての介護教室を開いたり、地域の人とのふれあいサロンなどとして利用する予定。 -
箕輪町人事異動竏注ナ小にとどめる
箕輪町は23日、4月1日付けの人事異動を内示した。必要最小限」とする小規模の異動で、異動総数は89人、昇格は6人、うち5人が課長級に昇格する。
そのうち、箕輪消防署長には、中村廣さんが昇格する。また、収納対策室長には建設水道課上下水道管理係長の百瀬喜美子さんが、産業振興課長には建設水道課建設工事係長の小島正さんが、いずれも昇格する。
総務課付・上伊那広域連合保健福祉課長には、経営企画課財政係長の安積真人さんが昇格。
また、今回「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業の推進に向け新たに保健福祉課内に「子ども未来室」を設置し、室長には保健福祉課国保医療係長の伊藤敦子さんが昇格する。
子ども未来室では、未就学の子供たちの支援を行い、10月には単独の課になる予定。
今回の人事について町では「事務事業の見直しやワークシェアリング導入で機能充実を図る事を目的に、10月に行う予定の人事異動を一部前倒した」としている。 -
地価公示竏宙ノ那市ではいなっせ付近が6・1%マイナス
国土交通省は23日、平成21年1月1日現在の地価公示価格を発表した。
県内の地価の状況は、商業地は17年連続、住宅地は12年連続下落。下落幅も拡大している。
調査は全国の約2万8227カ所で実施。県内では45市町村341地点で行われた。
エリア内の各市町村で下落幅の最も大きい地点は、次の通り。
伊那市は、荒井の「いなっせ」付近の商業地が1平方メートル当り、8万1800円から7万6800円と6・1パーセントマイナス。
箕輪町は、松島の中心市街地商店街の商業地が、1平方メートル当り、4万8500円から4万6千円と5・2パーセントマイナス。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、1平方メートル当り、2万2900円から2万2400円と2・2パーセントマイナスとなっている。
県全体では、商業地が17年連続下落し、前の年と比べ4・2パーセントマイナス、住宅地が、12年連続下落し、前の年と比べ、マイナス3・1パーセントとなっている。 -
定額給付金申請の受け付け始まる
南箕輪村で18日から、定額給付金の申請受け付けが始まった。村役場には多くの人が申請に訪れ、職員が対応にあたっていた。
定額給付金の指定口座への振り込みは毎月8日、18日、28日の3回で、南箕輪村では初回の振り込みが4月8日になるという。
伊那市では、19日に申請書を各家庭に発送することにしていて、受け付けは来週から、振り込みは4月中頃を予定している。
箕輪町では17日から受け付けが始まっていて、初回の振り込みは28日が土曜のため27日を予定している。
定額給付金の申請の受け付けは、それぞれの自治体の申請受付開始日から6カ月間となっていて、各市町村では早めの申請を呼びかけている。 -
箕輪町交通少年団 入退団式
箕輪町交通少年団の入退団式が14日、松島コミュニティセンターで行われ、卒団する54人を送った。
式には、全団員173人が参加した。
あいさつで中村善男団長は、「交通少年団で学んだルールやマナーを守って、これからも事故のないよう過ごしてください」と話した。
このあと、各小学校の卒団生の代表が感想文を発表した。
箕輪中部小の藤森登生君は、「僕たちのこれまでの活動で、少しでも事故が減ってくれていたらうれしい。これからも交通安全に協力していきたい」と話した。
箕輪町交通少年団は、町内の小学5、6年生が事故防止を呼びかける手紙の配布や新成人への飲酒運転防止の呼びかけなどを行っている。
新年度は81人が入団し、4月11日から活動が始まる。 -
ながたの湯改修へ
オープンから10周年を迎えた箕輪町のながたの湯は来年度、リニューアルする。
16日開いた箕輪町議会全員協議会で、設計業者による改修案の報告があった。
平成10年12月にオープンしたながたの湯は、より利用者に喜んでもらえる明るい施設にしようと改修工事をする。
改修案では、露天風呂の拡大や内装の張り替え、利用客の多い女湯の脱衣所と洗い場の拡大などが挙がっている。
町では、工事期間を今年の5月中旬から7月20日までを見込んでいて、6月中旬から7月中旬の間の数日間、工事に伴い休業する予定。 -
日本風景街道交流会
国の日本風景街道に登録している伊那市など近隣の4つの風景街道協議会のメンバーが15日、一堂に集まり、初めての交流会を伊那市のいなっせで開いた。
伊那市、箕輪町、大鹿村、木曽郡の風景街道協議会のメンバー約60人が参加した。
日本風景街道は、地域の自然や歴史、文化など地域資源を活用した景観づくりを進め、地域の活性化につなげてもらおうと国が進めている。
今回は、伊那市の信州伊那アルプス街道協議会の呼び掛けで、街道のつながっている近隣市町村4団体が初めて集まった。
交流会ではワークショップが開かれ、参加者が5グループに分かれて互いの活動内容や課題について意見交換した。
ワークショップが終わると、それぞれ話し合いの結果を発表した。
PRの方法について話し合ったグループは▽活動を地域に広く知ってもらうために、地域住民を対象にしたバスツアーを企画する▽マスコミへの積極的な広報活動の必要性がある竏窒ニ発表した。
景観づくりについて話し合ったグループは、「花の色など地域でテーマカラーを決め、その色に合った景観づくりをしていってはどうか」と発表した。
交流会についてある参加者は、「とても刺激になった。これからも交流会を続けて、お互いの活動をよりよいものにしていきたい」と話していた。 -
箕輪町の卒業生に花束届く
卒業を間近に控えた箕輪町の卒業生に16日、町と友好交流推進協定を結ぶ静岡県浜松市の庄内地区から花束が贈られた。
庄内地区から交流協会の役員が訪れ、今年度の小中学校の卒業生約680人分の花束を卒業生代表に渡した。
交流協会の藤田芳信さんは、「皆さんが大きくなったとき、大きな花を咲かせる人になってほしいとの願いを込めた。ぜひ卒業の記念にしてほしい」と話した。
花束を受け取った箕輪東小学校の大貫翔太君は、「中学では難しいこともたくさんあると思うが頑張りたい」と話した。
また、箕輪中学校の寺平怜央君は、交流事業の一環で庄内地区を訪れたことを振り返り、「これからも二つの町が交流を深めていくためには、ぼくたちのような若い世代が積極的に交流していくことが大切だと思う」と話した。
この花束は、それぞれの卒業式で卒業生一人ひとりに贈られるという。
卒業式は中学校が17日、小学校が18日に行われる。 -
箕輪西小ボラ委員会がごみ箱寄贈
箕輪町の箕輪西小学校ボランティア委員会は12日、分別ができるごみ箱を箕輪町に贈った。委員会の役員3人が町役場にごみ箱を届けた。
委員会は3年前から、エコ活動でインクジェットプリンタ用の使用済みインクカートリッジを集めていて、役場にも回収箱を置いている。
インクカートリッジはベルマークの点数に交換され、これまでに運動会用のテントを購入できたという。
今回、回収に協力してくれている町の人たちにお礼をしようと、ごみ箱を贈ることにした。
委員長の釜屋良美さんは、「町のエコ活動に役立ててください」とあいさつした。
平澤町長は、「町がきれいになるように使いたい」と話していた。
贈られたごみ箱は、役場庁舎内で使うという。 -
箕輪町写真コンテスト審査会
推薦は小林謙久さん(伊那市)の「家族で楽しむ!」箕輪町の観光スポットや地域の行事などを題材にした写真コンテストの審査会が12日、箕輪町文化センターであった。
このコンテストは、写真を撮ることで箕輪町の自然や文化を知ってもらい、観光振興に役立てようと箕輪町観光協会が毎年行っている。
審査は町の関係者が行い、配色や構図などを作品ごと確認していた。
今年は、箕輪町や県内を中心に東京、神奈川、愛知など県外を含め32人から122点の応募があった。
作品は、上古田の赤そば、松島のイルミネーション、中曽根の桜、もみじ湖などが多く寄せられたが、今年は、無量寺の豆まきや八乙女の水路橋など、より地域に親しみのある行事や文化を捉えたものが例年より増えたのが特徴。
審査の結果、最優秀賞となる推薦には、伊那市の小林謙久さんの作品「家族で楽しむ!」が選ばれた。早朝の上古田スケート場の様子を撮影したもので、朝の太陽の光を上手く利用し、人物を立体的に写し出した点などが評価された。
入賞作品は、町のパンフレットや広報誌に掲載し観光PRに活用されるほか、23日から4月3日まで箕輪町役場正面玄関に展示する。 -
カワウ一斉駆除
天竜川漁業協同組合は8日、カワウの一斉駆除を箕輪町の天竜川で実施した。
カワウの駆除は天竜川漁業協同組合が、ウグイを守るために5年前から実施している。
この日は箕輪町猟友会のメンバーおよそ40人の協力のもと、カワウ8羽を駆除。メンバーは2班に分かれ、50メートルから100メートル置きに立ち、カワウを狙い撃った。
箕輪町猟友会の小林弘人会長は「会員の高齢化や減少は進んでいるが、猟友会にしかできない仕事もある。少しでも世の中の役に立つよう協力していきたい」と話していた。
カワウの駆除は、2月16日縲・月31日まで実施する。 -
不況に困窮する人たちの生活を考える緊急集会
上伊那医療生活協同組合は8日、不況により生活に困っている人や医療、福祉などについて考える集いを、箕輪町の木下公民館で開いた。会場には組合員や職員など約150人が集まった。
集会の中で、不況の影響で生活に困っているブラジル人などを支援しようと発足した上伊那医療生協SOSネットワークが活動や今後の支援について報告をした。
SOSネットワークによると、派遣会社から解雇された後、数か月離職票をもらえないため、雇用保険を受けられないケースや、子供を学校にかよわす事が出来ないでいる親がいるなど、問題は深刻化しているという。
また、親が生まれた国に帰りたくても、子どもが日本語しか話せないケースもあり、日本での生活を続けるしかない家庭もあるという。
上伊那医療生協SOSネットワークの水野耕介さんは「年度末を迎える3月以降、事態はより厳しくなるだろう」とし、「日々の食事がとれず、本当に困っている人が増えている。民間レベルでの支援の輪を広げ、行政もこの局面に対し生活保護や就学支援など柔軟に対応してほしい」と訴えた。 -
箕輪町議会3月定例会一般質問
緊急地域雇用創出事業の一環として臨時職員の募集を行っている箕輪町の平澤豊満町長は9日、今後も、庁内業務のワークシェアリングを進め、積極的に人材を採用したいとする考えを示した。
これは9日の町議会3月定例会の一般質問で示されたもの。
箕輪町では緊急地域雇用創出事業の取り組みとして、2月末から3月始めまで、新年度から採用する臨時職員を募集してきた。結果、12職種、25人程度の募集に対し、43人の応募があり、平澤町長は「今後、面接などを行い、採用していく」と話した。
また「町民のみなさんに、町政に参加してもらえるのであれば、採用段階で落とすのではなく、積極的に拾い上げて行きたい」とし、今後も、庁内のワークシェアリングで雇用創出を進めたいとする考えを示した。 -
家づくり無料勉強会
家づくりに必要な情報などを知ってもらおうと勉強会が7日、箕輪町地域交流センターで開かれた。
これは、家づくりの情報を提供し相談に応じているNPO日本良質住宅協会が無料で開いた。
上伊那では初開催で、40人余が参加した。
講師を務めた生命保険会社の井上憲一さんは、契約について、仮契約でも法的に有効になるため軽い気持ちでサインしないこと、銀行で融資を受ける場合は金利の交渉をすることなどを勧めていた。
この勉強会は、8日は伊那市の伊那商工会館で午後1時から開く予定。 -
花桃せん定作業
箕輪町の上古田公民館周辺で7日、地域住民が育てている花桃のせん定作業が行われた。
作業をしたのは、箕輪町の県道与地辰野線を花街道にしようと活動している「西部花街道をつくる会」。
会員約40人が、上古田出身で農業改良普及員の経験がある唐澤長嘉さんに教わり、花桃25本をせん定した。
唐澤さんによると、せん定のポイントは木の形を三角形にすることで、これにより日当りが良くなり、花がたくさん咲くという。
会員は、遠くから木を見て、さらに近くで枝を見て、形などを意識しながら枝を切っていた。
唐澤弘三会長は、「せん定をして、よりよい花を咲かせるようにしたい」と話していた。
県道与地辰野線沿いには、およそ1500本の花桃が植えられていて、花が楽しめるのは4月下旬ころからという。 -
箕輪北小の西藤俊哉君 フェンシング国際大会3位
箕輪北小学校5年の西藤俊哉君は、ドイツのハレ市で開かれたフェンシングの国際大会小学生の部で3位に入賞した。
西藤君と父親でコーチでもある繁さんが5日、役場を訪れ、大会の結果を平澤豊満町長に報告した。
大会は1日までの2日間ドイツのハレ市で開かれ、日本、ドイツ、ハンガリーの3カ国から41人がエントリーした。
西藤君は、胴体の部分を突くフルーレの種目に出場した。
6人総当たり戦の一次、二次予選を勝ち上がり決勝トーナメントに進んだ。
決勝トーナメントでは、優勝した山形県の6年生と当たり惜しくも9対7で敗れた。
西藤君は、「外国人選手は突くスピードも速く、良い経験になった」と話していた。
平澤町長は、「はじめての国際大会で素晴らしい結果が残せてよかった」と話し、今後の活躍に期待していた。 -
箕輪三日町で土砂崩落
箕輪町三日町の県道19号伊那辰野線、通称「竜東線」の一部で6日、土砂崩落が発生した。
土砂崩落が起きたのは、箕輪町三日町、竜東線の番場原公園近く。土砂は道路約10メートルにわたって流れ込んでいて、流木も混ざっている。
道路を管理する伊那建設事務所によると、土砂崩落によるけが人はいないという。
伊那建設事務所では、現場を全面通行止めにして撤去作業に当たっていて、7日朝、安全が確認でき次第通行止めを解除する予定。
土砂の流出箇所、原因については現在調査中。 -
定額給付金の発送準備進む
国の定額給付金支給の関連法案が可決されたことを受け、自治体では申請書の発送に向けた準備が進められている。
そのうち南箕輪村では、定額給付金の申請に関する案内のコピー作業など発送に向けた準備が始まってた。
定額給付金の申請書の発送時期は、南箕輪村が10日、箕輪町が今月中ごろを予定している。 -
母子健康手帳デザイン増える
箕輪町が配っている母子健康手帳のデザインが増え、3日から自由に選べるようになった。
町の母子健康手帳のデザインはこれまで1種類だったが、今回2種類増やした。
これは、今年度の職員の業務改善提案で金賞となった提案の一つであること、担当課職員の中で手帳を選べる満足感があるといいのでは竏窒ニいう意見があったことなどから実施した。
デザインは、今年1月に役場の女性職員を対象に7種類の中からアンケートを行い、上位2種類を採用した。
手帳のデザインは、従来のものと合わせて3種類になる。
この母子健康手帳は、町の住民で妊娠の届け出に来た人に選んでもらい、保健福祉課健康づくり支援係の窓口で渡す。
担当係では、「子どもの大事な成長の記録。世界に一冊しかない、その子だけの母子健康手帳にしてほしい」と話している。