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大出山口介護予防拠点施設引き取り検査
箕輪町はこのほど、同町大出の長田保育園南隣りに新築した大出山口介護予防拠点施設の引き取り検査をした。同施設を訪れた平沢豊満箕輪町長ら関係者は設計業者の説明を受けながら、施設の内外を確認。その後、大出区へと管理委託した。
大出山口介護予防拠点施設は、老朽化した大出山口集会所を取り壊し、高齢者の介護予防拠点として、また園児と高齢者の異世代交流の場として、国の補助金や地元の負担金などにより建設。総事業費は約4600万円で、そのうち3550万円を国が補助。泉設計事務所が設計、浅川建設工業が工事を請け負い、今年2月後半に前施設を取り壊し、3月から施設の建設に取りかかった。
敷地面積約915平方メートル、延べ床面積約199平方メートルで、鉄骨平屋建て。玄関にはスロープ、廊下には手すりを設けるなどバリアフリーになっている。
部屋は2つの研修室と調理室、畳敷きの相談室、管理室があり、研修室は間仕切りを外すことにより約76平方メートルの大広間に変わる。
大出区では20日に同施設のオープニングセレモニーを予定。翌日から利用を開始する。 -
みのわ町スイミングプール営業開始
箕輪町の「みのわ町スイミングプール」が12日、オープンした。12、13日は無料開放。
初日は午前中から町内の小中学生などが、さっそくプールを利用。部活仲間や兄弟で来た子どもたちもおり、うきわでのんびり浮かんだり、鬼ごっこをしたりと元気に水遊びを楽しんだ。
営業期間は12、13日、19縲・1日、26日縲・月18日の29日間。午前9時縲恁゚後5時。外気温、水温が満たない時、天候の悪化などによる閉場がある。 -
消毒用噴霧器、軽四貨物自動車が全焼
12日午前10時50分ころ、箕輪町松島の赤羽栄治さん(80)方庭先駐車場で赤羽さんと、知人で同町に住む73歳男性が消毒用噴霧器にガソリンを給油したところ、ガソリンが漏れ、赤羽さん宅のボイラーから引火。消毒用噴霧器と近くにあった軽四貨物自動車1台に延焼し、いずれも全焼した。
消火にあたった73歳男性が右腕に軽いやけどをした。 -
箕輪町国際交流協会日本語教室で外国人向け防災講習会
箕輪町国際交流協会は5日、町内外在住の外国人を対象にした日本語教室で防災講習会を開いた。同教室の生徒や講師は町職員から地震や水害など災害についての説明を受け、避難場所を確認したあと、地震体験車に乗り、大地震を体験した。
地震を体験したことのない外国人にも地震の恐さを体験してもらい、いざという時に地震に対応できる心構えを持ってもらうのが目的の同講習会。
まず町文化センターで町職員が「地震」と「水害」の危険性について説明。
「・スひなん・スという言葉を覚えておいてください。放送で・スひなん・スという言葉が出たら逃げること。またこれだけは持っていかなくてはならないというものをいざという時に持ち出せるよう、普段から準備しておくこと」と災害に対する心構えを促した。
また避難場所の記載された地図を配り、身近な避難場所を確認し記入する時間も設けた。
その後、母国語教室と合流し、箕輪消防署へ。
順番に地震体験車に乗り、発生が想定されている東海地震や過去に起きた新潟県中越沖地震など、大地震を体験。
地震体験車に乗るのが初めての外国人も多く、「すごい」「恐いです。こんなに揺れるとは思わなかった。確められてよかった」などと感想を話していた。
子どもたちは、乗る前は恐がっていたものの、いざ乗ってみると平気な様子。「おもしろかった」と喜ぶ子どもをいた。 -
ニシザワ箕輪ショッピングタウンオープン
箕輪町三日町の国道153号線バイパス沿いに4日、ベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンがオープンした。午前9時のオープン前には、ベルシャイン箕輪店前に長蛇の列ができた。
同ショッピングタウンにはベルシャイン箕輪店のほかに、ニシザワ直営の南信地区最大規模の書店「TSUTAYA」やテナントとしてゲームセンターの「SAINT」などがある。
買い物客らは「ここに大きな店ができて便利」「バイパスが早く伊那までつながってくれると」「近くに本屋がなかったから助かる」と話していた。 -
田園セラピーロード効果分析調査
箕輪町は2日、町が進めるグリーンツーリズム事業の一環の「田園セラピーロード」整備に向けて、同道の効果分析調査をした。50代以上の町職員15人が田園セラピーロード整備予定区間を歩き、そのうち7人の歩行前と歩行後の脳活性化状況や免疫機能などを測定。測定結果から科学的に田園セラピーロードの健康増進への効果を分析する。
田園セラピーロードは、地域住民らが委員会をつくり景観の保全などに取り組んでいる「東山山麓(ろく)歴史コース」(北小河内縲恤泓^)の一区画で北小河内の無量寺から長岡の長松寺までの6キロ区間を予定。コース近辺には国重要文化財の無量寺の阿弥陀如来座像をはじめ、県指定天然記念物の宮脇のハリギリ、ふるさと歴史小図書館、上の平城跡などがあり、景観と歴史文化を楽しみながら歩き健康増進を図る。
町から今回の分析調査の依頼を受けた大脳の活性化の研究に取り組む信州大学教育学部の寺沢宏次教授は「運動とコミュニケーションが脳にとってとても重要。子どもや高齢者が運動をする契機になれば」と話していた。 -
国民安全の日に合わせ箕輪町安協執行部員らが信号機清掃活動
1日の国民安全の日に合わせ、箕輪町交通安全協会執行部員、町交通安全推進協議会事務局員らが役場付近の交差点2カ所の信号機の清掃をした。
「制服を着て活動する姿を見せることによって、交通安全や防犯意識の啓発につながれば」と町安協の中村喜男会長。
国道153号線の「役場入口」交差点の歩行者用信号機12個と同線「松島駅入口」交差点の歩行者用信号機8個を、一つひとつ雑巾で奇麗に拭いた。
「役場入口」交差点は05年から歩行者分離式に、今年3月から完全なスクランブル交差点へと移行。移行後から現在まで交通事故は起きていない。 -
箕輪町図書館講演会「絵本・おはなしについて」
箕輪町教育委員会主催の町図書館講演会「絵本・おはなしについて」は30日、町文化センターで開いた。上郷図書館長の下沢洋子さんを講師に、日ごろ読み聞かせなどをしている町民15人が、質の高い絵本を選ぶポイントなどを学んだ。
「かさじぞう」の3種類の絵本を見比べ、瀬田貞二著「絵本論」の中で絵本の特質について学んだことを基に、子どもにとってどの絵本がいいのか、グループで話し合った。
下沢さんは、「昔話は再話でないといけない」とし、再話になっている1冊を選び、地蔵を最初から6体描かない、俵などを全て描かずに断ち落としにすることでどっさりという感じを表現している-などの絵の解説文を紹介した。
また「昔話は筋を楽しんでいく」と、3冊の文章だけを並べ比較したものを読み、違いも学んだ。
下沢さんは「質の高い本当にいいものを、子どもだからこそ読んで与えてあげてほしい」と話した。 -
向山和秋洋画展展
箕輪町の洋画家向山和秋さん(59)は第2回油彩画展「天女たちの競艶」を4日まで伊那市中央の中部電力伊那営業所ギャラリー「ふれあい」で開いている。女性や風景を大胆な筆致で描いた作品20点が展示されている。
フィギュアスケートの女性選手の姿を描いた『ビールマン・スピン』『飛天』など女性をテーマにした作品と、『天上の地平線』『師弟』など、山や海などの自然をテーマにした作品が並ぶ。いずれも力強い色彩と大胆な構図が特徴的で、迫力ある作品に仕上がっている。
50歳から油彩を学び、昨年は風景画展を開いた向山さんは「最近は風景画より女性の美しさを素直に表現できたらと心を凝らしている。自分の頭の思考とは別に、右腕が勝手に動き出す妙を自分で堪能している」という。
入場無料。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
ニシザワ箕輪ショッピングタウン4日にオープン
箕輪町三日町の国道153号バイパス沿いに、ベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンが4日、オープンする。1日、しゅん工式があり、地権者、工事関係者、町関係者ら約40人が出席し、完成を祝った。
ショッピングタウンは、ベルシャイン箕輪店のほかに、ニシザワ直営の南信地区最大規模の「TSUTAYA」、テナントとしてアミューズメントパーク「SAINT」などがある。商圏は箕輪町南部、南箕輪村、伊那市北部を見込む。
伊那市に本社を持つ総合小売業「ニシザワ」(荒木康雄社長)が展開するベルシャインは5店舗目。アメリカンスタイルの鉄骨造り平屋建てで、売り場面積は3300平方メートル。天井は6・5メートルと高く、ゆったりとした空間を作り出している。従業員は約100人。
安心・安全を意識し「原材料は国産」「食品添加物は不使用」などにこだわった食品をはじめ、日用品、衣料品、生活関連商品をそろえる。
4日は午前9時から。6日までオープニングイベントとして、花ポットや紅白まんじゅうなどを先着500人にプレゼントする。
ベルシャイン箕輪店の営業は午前10時(日曜日9時半)縲恁゚後10時。年中無休(臨時休業あり)。
問い合わせは、同店(TEL98・8111)へ。 -
箕輪町消防団ポンプ操法大会
箕輪町消防団(平沢久一団長)は29日、ポンプ操法大会、ラッパ吹奏大会を町役場前駐車場で開いた。雨の中、6分団の代表選手が自動車ポンプの部、小型ポンプの部、ラッパの部に出場し、日ごろ鍛えた技術を競い合った。
結果は次の通り。
▼自動車ポンプ操法(1)5分団(2)4分団(3)6分団(4)3分団(5)2分団(6)1分団▼小型ポンプ操法(1)3分団(2)1分団(3)4分団(4)5分団(5)6分団(6)2分団▼ラッパ吹奏(1)4分団(2)1分団(3)5分団(4)2分団(5)3分団(6)6分団 -
行方不明の釣りの2人救助
29日未明から伊那市長谷の三峰川上流に釣りに出掛けたまま行方が分からなくなっていた伊那市伊那の会社員宮原正一さん(41)と箕輪町中箕輪の自営業小林勉さん(42)は、家族の届け出を受けて捜索していた警察や消防などにより30日午前9時50分ごろ、三峰川と荒川の合流点付近にいるところを発見され、同11時18分に救助された。けがはない。
伊那署によると、2人は川が大雨の影響で増水したために戻れなくなり、1晩ビバークして救助を待っていた。 -
箕輪町内巡回バス見直し検討委員会
箕輪町内巡回バス見直し検討委員会が25日、箕輪町役場であった。委員長に箕輪町長寿クラブ連合会長の藤沢健太郎さんが、副委員長に商工会女性部長の小口幸子さんがそれぞれ就任。今後、箕輪町内巡回バス(みのちゃんバス)の運行について協議を進めていく。
同バスの運行見直しは04年に委員会が立ち上げられ、検討。05年1月から改正された路線や時刻などに基づき運行してきた。
今回、町民の要望や町内に大型商店などが開店することから、同バスの見直しを検討するため委員会を組織。委員は福祉文教常任委員会や町長寿クラブ連合会、伊那バスなどの代表者6人と一般から募った2人で、町職員が監事、事務局を務める。
箕輪町内巡回バスは1998年12月から運行。現在は町所有の2台のバス(伊那バスに運行委託)が平日のみの運行で市街地コース、東コース、西コース、南コースの4コースをそれぞれ1日5便ずつ走っている。
年間利用者数は04年約2万5千人、05年約3万1千人、06年約3万人、07年約3万1千人。
07年の年間利用者数を各コース別で見ると、市街地コース約3千人、東コース約1万3千人、西コース約7千人、南コース約8千人。最も利用率の高い東コースには中学生の利用者が多い。
委員会では委員が町民から聞かれる「土日祝日の運行の希望」「中央病院を利用しやすくして欲しい」など要望を挙げ、検討。土日祝日の運行に関しては利用状況を把握ために「試行的な運行をしてみたらどうか」という意見が出た。
町では次回の委員会で、要望を取り入れるための具体策や変更した場合の影響などを示していく方針。 -
みのわTMOネットワーク2004幹事会
箕輪町の中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」(金沢洋一代表、約100人)は24日、幹事会を町商工会館で開き、TMOの組織体系や今期の「イルミネーションフェスタ☆みのわ」について話し合った。
イルミネーションフェスタは今年度新たに、県の元気づくり支援金に選定。今期は11月22日縲・9年1月10日で点灯時間は午後5縲・0時。場所は前回よりもさらに広げていく方針。
組織は、幹事会、企画委員会、6つの各部門の委員会があり、幹事会は委員会で話し合った企画運営などの決定機関として、企画委員会は活動の大筋を検討、部門ごとの委員会はそれぞれ計画を具体化していく形に位置付けた。
「みのわTMOネットワーク2004」は地域住民、農業経営者、会社員、学生など箕輪町を愛する人なら誰でも参加できる組織を目指しており、会員を募集している。
問い合わせは、みのわTMOネットワーク事務局(箕輪町商工会内)(TEL79・2117)へ。
6つの委員会は次の通り
◇イルミネーション設営委員会▽展示などにかかわる材料、作業道具などを準備、作業日程の設定など▽第1委員長=金沢洋一(ミツワクリーニング)、第2委員長=上田幸生(箕輪環境センター)
◇イベント委員会▽イベントに関わる全てのことの立案、運営指導など▽委員長=山口元樹(みのわ花園)
PR委員会▽イルミネーションやTMOを町内外に宣伝。パンフレットの作成、名刺の作成、メディア対応など▽委員長=木下信一(あかつか保険事務所)
組織強化委員会▽新会員の募集、組織の見直しなど▽委員長=山岸聖誉(山岸税理士社会保険事務所)
警備委員会▽イルミネーションやイベントの駐車場の管理、案内板の製作依頼、会場周辺の警備▽委員長=田畑恵一(南信自動車)
チャレンジ☆スペース委員会(仮)▽空き店舗対策など▽委員長=戸田真理子(ぷち・らぱん)
事務局▽ボランティア受け付け窓口、会計など▽田島豊(箕輪町商工会)、羽入田昌明(同) -
第2回箕輪町雨水排水計画策定委員会
第2回目となる箕輪町雨水排水計画策定委員会が25日、箕輪町役場であった。経過と計画の今後の進め方について、町が委員会に報告した。
同計画は浸水被害防止と良好な雨水排水を実現する「雨に強いまちづくり」に向けてのもので、上伊那のほかの自治体に先行した取り組み。
委員会は町内15区の代表や県や国などの関係者ら約30人で構成。第1回目の委員会は今年1月にあり、事業の目的、排水計画の作成方針などについて業者から説明を受けた。
同計画の策定は(1)基礎調査(2)現地調査(3)現況解析(現況の雨水排水能力の調査)、対策候補案検討(4)対策検証(5)他事業管理者との協議(6)施設計画(7)事業計画竏窒フ順で進めていく。
基礎調査はすでに終了し、前回の委員会で説明があった。現地調査と現況解析、対策候補案検討は現在実施中。
町は8月中旬から下旬にかけて対策候補案検討のため、雨水排水の実態や問題点を地区住民から聞く場として町内15地区ごとのブロック会議を計画している。
委員会ではブロック会議に向けて、事前に浸水実態を把握するためのヒアリング用の図面が各地区の代表者に配られた。図面には各地区ごと水路が記されており、頻繁に雨水が道路を流れる個所や浸水被害が生じる個所を書き込む。 -
箕輪中学校50周年記念事業の資金募集活動
箕輪中学校が今年度創立50周年を迎えるにあたり、同校とPTA、同窓会は実行委員会(平出政敏委員長)を立ち上げ、式典や記念誌の発行などさまざな記念事業を計画している。実行委員会は今月末から同事業のための資金を募集していく。
同実行委員会は記念事業として「派手にならず、心豊かに生徒の心に残るものを。生徒たちが普段の生活に生きるものを」との思いをもとに式典、記念誌の発行、学校施設の充実の3事業を企画。
記念式典は11月8日午後1時40分から2時20分までを予定しており、式典後には記念講演会として元バレーボール日本代表選手の三屋裕子さんが講演。
記念誌「箕輪中学校のあゆみ縲恤ス成版縲怐vは同校30周年記念以降の20年間の歩みをまとめたもので、全178ページ(カラー)で写真を中心に構成。1冊千円。
また学校施設の充実として、トロフィー棟列棚、中学校体育館映写スクリーン、玄関前大時計、記念清掃ロッカーの購入や、視聴覚室と音楽室じゅうたん替え、電子ピアノ全教室配置などを計画している。
同校生徒会役員も「自分たちにも何かできることはないだろうか」との思いから、記念事業の案内と協力を呼びかけるチラシを作成。PTAや同窓会役員にさきがけ、9日から部活動のない月曜日の放課後を中心に、1人10軒を目標に、チラシを持って地域の家庭を訪問してきた。
寺平怜央生徒会長は「地域の人たちに応援されて箕輪中学校も創立50周年を迎えることができました。少しでも多くの寄付金が集まればと思い」と話していた。 -
松島保育園児が地震体験車で地震体験
箕輪町松島保育園の園児らが19日、地震体験車に乗った。同園の駐車場に止った同車両に乗ったのは年長園児60人。防災頭巾をかぶり、震度6強の地震を体験した。
同地震体験車はそれまで18年間使用してきたものに替わり県が新しく導入したもので、今年2月に県庁で発進式があった。新潟県中越沖地震や阪神淡路大震災など、実際に発生した地震のほか、東海地震など発生が想定されている地震の再現が可能になっている。
園児たちが体験したのは能登半島地震(07年3月)と長野県西部地震(84年9月)。
順番を待っている園児は、激しくゆれる地震体験車を見て「恐い」と震える子もいれば「電車みたい」とわくわくと待つ子もいた。
実際に乗ると、園児たちは激しい揺れにしっかりと手すりにつかまり、揺れが収まるのをじっと待った。
「恐かった」「すごかった」と地震体験車から降りた園児の感想。
地震体験車による地震体験は箕輪町内のほかの園でも予定している。
同地震体験車は30日、ジャスコ箕輪店北側駐車場に午後1時半縲・時駐車し、誰でも同車両による地震体験ができる。 -
カタクリの里づくり 本格始動
箕輪町上古田の住民有志でつくる「カタクリの里をつくる会」(大槻今朝秋会長・29人)は22日、乱獲により滅失状況にある地区内のカタクリの群生地約3500平方メートルの保護育成の活動を本格始動した。会は地域活性化策として、「カタクリの里」の観光地化を目指している。
山野草人気により乱獲されわずかとなっていた群生地を守るため3年前、有志が活動を開始。本年度、本格的に会を発足した。県の08年度地域発元気づくり支援金51万2千円を受け、群生地の周りにロープを張り、立ち入り禁止の看板などを設置し、保護育成を周知する。
この日は、あいにくの雨となったが会員約20人が集合し、群生地内の雑木を切るなど育成環境を整えた。会員によると、カタクリは、7縲・年かけて育成しなければ紫色のかれんな花をつけない。大槻会長は「今後もコツコツと地道な作業を続けていきたい」と話している。
活動は除伐や下草刈りなどを中心に年間3回を予定。群生地内にはカタクリのほか、二輪草、ショウジョバカマ、フジバカマなどの山野草があり、それらを住み分けしていくという。
カタクリの群生地内の雑木を除伐する会員ら -
箕輪町消防団協力事業所表示証交付式
箕輪町消防団本部(箕輪消防署内)で18日、4月から始まった箕輪町消防団協力事業所表示制度の表示証交付式があった。平沢豊満箕輪町長から町内の12事業所に表示証と認定証が渡された。
同制度は、事業所の申請により町長が要綱に定める基準の適合などを審査し認定すると、協力事業所として表示証を交付。表示証は施設などに表示できる。表示有効期間は認定日から2年。優遇措置として県の消防団活動協力事業所応援減税、長野県建設工事等入札参加資格の優遇などが受けられる。
箕輪町消防団の平沢久一団長は「現在消防団員の9割はサラリーマン。もし大きな災害が起こったときには連日の出動となり、企業のみなさんにはご迷惑をかけるかと思いますが、今後ともご協力お願いします」とあいさつ。
表示証の交付は事業所からの申請があり、町長が認定次第随時行っていく。
同制度の認定基準は▽従業員のうち2人以上が消防団員(町内外問わず)で、従業員の消防活動に積極的に配慮している▽災害時などに事業所の資機材等を消防団に提供するなど協力している▽消防団活動に協力することで地域の消防防災体制の充実強化に寄与している竏窒フいずれかに適合していること。
該当する事業所は箕輪町消防団本部(TEL79・0119)へ問い合わせを。
今回認定を受けた事業所は次の通り。
▽マルエイ▽キョウデン▽アルプス中央信用金庫箕輪支店▽浅川建設工業▽セイコーエプソン松島事業所▽NTN長野製作所▽箕輪興亜▽箕輪町役場▽伸光製作所▽興進製作所▽エプソントヨコム伊那事業所▽上伊那農業協同組合箕輪町支所 -
箕輪町長が長野県消防救助技術大会出場者を激励
長野県消防救助技術大会が21日、長野市の長野県消防学校で開かれる。18日、箕輪消防署を訪れた平沢豊満町長は同署から大会に出場する消防士を激励した。
「肩に力を入れずに常日頃の力を発揮して、がんばってください」と平沢町長。
選手を代表し田中哲也さんが「ベストをつくしたい」と決意表明。
9人の選手たちは冬期は各自個人訓練を、4月上旬から全体での訓練を積んできた。
田中さんは「訓練塔施設が新しくなったので、設備などハード面に負けないよう、内容を充実していい結果を出せればと思う」と話していた。
箕輪消防署からは、個人種目の「ロープブリッジ渡過」に2人が、チーム種目の「ロープブリッジ救出」「ほふく救出」にそれぞれ1チームずつ出場する。
ロープブリッジ渡過はロープをすばやく渡る技術を身につける訓練。水平に張った20メートルのロープを往復する。
ロープブリッジ救出は、1チーム4人。隣のビルから侵入し、要救助者を救出する訓練。ロープを渡り、要救助者を確保し、救出ロープにつり下げ、けん引。その後、隊員もロープを渡り脱出する。
ほふく救出は1チーム3人。地下街などで煙にまかれた要救助者を迅速に救出する訓練。1人が空気呼吸器を装着し、8メートルの煙道を検索し、要救助者発見後、要救助者を屋外まで救出。その後、隊員2人が要救助者を安全位置まで搬送する。
大会出場選手は次のみなさん
▽ロープブリッジ塔過=内堀佑樹、押野大樹▽ロープブリッジ救出=小平秀明、市村裕一、小森和弘、田中哲也▽ほふく救出=工藤健介、荻原大輔、北原義明 -
箕輪町議会6月定例会一般質問
◆げんきセンター南部について 複数の議員が質問した。
平沢豊満町長は利用状況について「これまでの利用者数は千人を超え、1日14縲・5人が利用している。毎日これくらいの人が利用しているのであれば健康に対する理解が高まっているのではないかと思う」と答えた。
6月からウエルネスサポーター(健康アカデミー1、2期生)に変わり、臨時職員が指導していることに対する質問には「ウエルネスサポーターのみなさんに義務感や、責任感をもたせてしまう部分があった。自分たちのためにやるのが大前提。楽しみながら一緒に健康を増進するというスタンスでなくてはならないと思う」と説明した。
◆子育て支援センターの利用状況 松本つぢ議員が質問。
町長は「1日15組ほどの利用で、登録者数は202人。大変好調な滑りだしだと思う。まだ2カ月なのでいきいきセンターとの併用による相乗効果が出ているという形にはなっていない」と答えた。
◆ながたの湯とながた荘の料金対応 下原甲子人議員が質問。
町長は「ながた荘、ながたの湯は営業施設なので採算をとるのが大前提だが、町民の健康増進などの面もあるので、できるだけ値上げをしないようがんばっていきたい」と答えた。
◆4月に始まった箕輪中部小学校の給食の外部委託 複数の議員から質問があった。
小林通昭教育長は「大変おいしいとの声が届いている。教職員の検食簿(加熱処理、異物の混入、量、味付け、香り、形態などから評価する)を見せていただいたところ、6月9日までは“良い”とのこと。残菜については今年2、3月、4、5月を比較したところほとんど変わっていないと理解している」と答えた。
◆医療制度改革後の後期高齢者の健康診断 複数の議員が質問した。
町長は「医療制度改革で健診項目を国は13項目くらい減らしている。町は23項目すべての項目を入れて健診をしていきたい。ご希望のある方は今まで通りの健診が受けられる。新しい制度になったからといって健診の質を落とさないようにしたい」と答えた。
◆中央道箕輪バス停の駐車場 「中央自動車道箕輪バス停の駐車場が大型連休時に満杯となる。今後利用者が増えることが予想されるが、用地確保の考えはあるのか」と小島常男議員が質問した。
町長は「周辺が有料化する中で、私は無料の駐車場として使っていただきたいと思う。可能な限り無料のまま続けていきたい。4カ所で100台の駐車スペースがある。平日は半分、土・日曜日も2割ほど空がある。最も混む大型連休などは、ご理解をいただき、送迎による対応など、スペースをフルにつかっていただければと思う」と答えた。
◆箕輪町沢上への総合スーパー・ベイシア出店計画 平出政敏議員が、その後の状況について質問した。
町長は「担当窓口からは大体要件がそろったので、農地転用の許可申請を出したいという意向があると聞いている。恐らく来月の農業委員会に申請があるのではないかということが想定される」と答えた。 -
後期高齢者医療制度で箕輪町は人間ドック補助継続
16日の箕輪町議会6月定例会一般質問で、平沢豊満町長は後期高齢者医療制度に切り変わり、人間ドックに対する補助が受けられなくなった75歳以上の高齢者に対し、町として人間ドックに対する補助金制度を設けていくる考えを示した。次の議会で補正予算を提出する。
4月から適応されている75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度は長野県ではすべての市町村が加入している長野県後期高齢者医療広域連合が運営している。広域連合は同制度による人間ドックの対応をしないという方針で、4月まで国民健康保険、社会保険に加入していた高齢者たちが、保険が切り変わったことにより、人間ドックにおける補助を受けることができなくなった。
下原甲子人議員から、人間ドック補助金の継続について問われた平沢豊満町長は「4月にさかのぼって補助をしていく方針。広域連合が実施しない間は、町内の75歳以上の方に今まで通り人間ドックの補助をしていく方針」と答えた。 -
箕輪町社会福祉協議会「園芸福祉基礎講座」
箕輪町社会福祉協議会は15日、園芸福祉基礎講座の第1回目を開いた。「野菜」と「花」の2コースがあり、前半は箕輪町の「ゆとり荘」で講義を、後半は野菜コースは松島の畑で、花コースはゆとり荘南側で実習をした。
同講座は地域の園芸福祉グループなどの中心となれる人材の育成や団塊世代の退職後の趣味づくりなどを目的に、今年度から始まった。県の「地域発 元気づくり支援金」に選定されている。
花コースには町内在住者を中心に10人が参加。「花が好きだし福祉に役立てていけるなら」「老人ホームで働いているので、そちらで役立てようと」など講座に申し込んだ理由を話していた。
長野県園芸福祉ネットワーク代表の藤田政良さんの指導のもと、ゆとり荘南側の土壌を使っての実習。第1回目は地面に線を引いて通路を作り、区画を分け、石灰をまくなどの土壌づくりと、種を苗に育てるため、セルプランターにサルビア、ナスタチウム、ジニア、リネアリスなどの種を蒔いた。
次回の園芸福祉基礎講座は花コースが22日、野菜コースが28日にそれぞれ予定している。
##写真(たてよこ) -
箕輪少年野球連盟第23回トーナメント大会
箕輪少年野球連盟は15日、箕輪町の上古田運動場で23回目となるトーナメント大会を開いた。
同連盟に所属している箕輪町の箕輪ジャイアンツ、箕輪中部ヤンキース、箕輪タイガース、箕輪彗星クラブ、守谷スネークス、南箕輪村の南小ドラゴンズの6チームが出場。晴天の中、トーナメントを戦った。
優勝したのは箕輪彗星クラブ。初戦の箕輪タイガース戦を7竏・、準決勝での守谷スネークス戦を10竏・、決勝の箕輪中部ヤンキース戦を7竏・でそれぞれ勝利し、優勝を飾った。
そのほかのチームの順位は(2)箕輪中部ヤンキース(3)南小ドラゴンズ(4)守谷スネークス(5)箕輪ジャイアンツ(6)箕輪タイガース竏秩B -
「信州花街道のながたの丘にアサギマダラを呼ぶ夢追人」がフジバカマの苗植え
箕輪町の長田や大出山口住民ら約20人でつくるグループ「信州みのわ花街道のながたの丘にアサギマダラを呼ぶ夢追人」は14日、箕輪町のながた荘西側の旧遊具広場にフジバカマを植えた。
同グループは、日本本土から南西諸島などへと長距離を移動するチョウ「アサギマダラ」を、箕輪に呼ぼうと同チョウが好むフジバカマ(秋の七草の一つ)を植えることを目的に今月3日に発足した。
早朝にみのわ温泉スタンドの駐車場に集合したメンバーたちは、フジバカマをもらいにスコップやシャベルを持って同町沢の畑(唐沢清さん所有)へ。
唐沢英行さんが育てたフジバカマをひと株ずつ掘り起こし、土のついた状態でシートに包んでいった。
「大町の山荘にいったときに、この花にアサギマダラが群がっているのを見て」フジバカマを育て始めたという唐沢英行さん。5年前に植えたフジバカマは株分けしていくうちに、40株ほどに増えた。高さ20センチほどの小さな1年目の株から50センチほどの5年目の大株まで。
唐沢さんは「1年目や2年目では無理でも、チョウがきっと来てくれると信じている。子どもたちに夢を持って欲しい」と話していた。唐沢さんによると昨年は5匹のアサギマダラが一度にやってきたが、1日で飛び立っていったとのこと。
フジバカマを植樹したのは、ながた荘西側の以前遊具のあった広場。事前に耕したところへ、ひと株ずつ植えていった。
自分の家の畑にもフジバカマが生えていることに気付いたメンバーから、同植物の提供もあった。
メンバーの話では「以前、アサギマダラらしき死骸が近くに落ちていたので、もしかしたらと思っていたが、今日、実際にフジバカマを見て同じ植物だと確信した」とのこと。
同グループ代表の征矢野文子さんは「今まで聞いたことのない話だったから、成功してくれたらうれしい。夢をもって始めたことだから、夢を持ちつづけてアサギマダラが来るのを待ってみたい」と話していた。
同グループでは今後、アサギマダラの勉強会なども開く予定。 -
KOA感謝祭
KOA(向山孝一社長)は14日、1年間の活動を報告する地域社会報告会と日ごろの感謝の気持ちを地域に伝える感謝祭を箕輪町のKOAパインパークで開いた。向山社長がKOAの原点や理念などについて語ったほか、社員が手づくりの屋台を並べて、訪れた人を温かくもてなした。
向山社長はKOAの主体として「株主様」「お客様」「社員、家族」「地域社会」「地球」の5つを挙げ「互いの信頼関係を築いていくことが経営の使命」と話した。人間社会の今後のあり方については「持続可能な発展をしていくためには、人類が限界点にいる今こそ、大きな意識改革が必要だ」と述べた。
この1年のKOAの活動として、社員と家族の健康づくりと環境への取り組みを挙げ、KOAの呼び掛けで始まったリサイクルシステム研究会が諏訪湖・天竜川水系の健康診断を10年間継続した結果としてデータブックをまとめたことや、オフィス用コピー用紙の循環システムが順調に展開していることなどを報告した。
マツが生い茂る広い敷地内には社員手づくりの五平もち、そば、ローメン、焼き鳥、菓子などのほか、電子工作、木工教室、バザーなど約20の屋台がずらりと立ち並び、家族連れで訪れた人たちが食事やゲームなどを楽しんだ。
特設ステージでは伊那市の歌舞劇団「田楽座」の踊りや芸、社員でつくるバンド「KOMS」(コムス)の演奏などが披露され、会場の雰囲気を盛り上げた。 -
長野県嘱託警察犬競技会で総合優勝
箕輪町長岡の「ドッグスクールタカギ」(高木のり子所長)の所員、高木誠さん(22)=辰野町上島=が指導手を務める「グッタ・フォン・メートヒェン」(呼名パール、ジャーマンシェパード、雌1歳10カ月)が、8日に諏訪市の霧ケ峰高原であった第47回長野県嘱託警察犬競技会で総合優勝を飾った。
同競技会は県警本部の嘱託警察犬を目指し訓練している犬などが出場し、同じにおいをかぎわける「臭気選別」、においで足跡をたどりゴールを目指す「足跡追及」の2種目で競い合う。
臭気選別には21頭が、足跡追求には27頭が出場。同大会初出場のパールは臭気選別で1位、足跡追求では2位の好成績をおさめて総合優勝した。
「甘えん坊だけど、やるときはしっかりやる」とパールの性格を話す高木さんは、指導手として3年目。「所長を含めいろんな先生方に教えてもらったおかげ」と総合優勝した感想を話していた。 -
箕輪町で不審者
伊那署は13日、管内で不審者が出現したため、県警のメール配信サービスなどを通じて注意を呼びかけた。
11日午後6時半ころ、箕輪町中箕輪の道路上で、下校途中の女子高校生に男が後ろから近づき、気配に気づき振り向いた女子高校生の体を触った。女子高校生が手を振り払うと男は逃げていった。
男の特徴は年齢40歳くらい、身長180センチくらいでやせ型、細面でスポーツ刈りが伸びたような髪、服装は白っぽいセーター、黒色のジーパン、黒色のサングラスをかけていた。 -
箕輪町議会6月定例会開会
箕輪町議会6月定例会は9日開会し、町側が補正予算案や条例の一部変更など18件の議案を提案し、繰越決算書など5件を報告した。専決処分の議案など10件を可決。08年度補正予算などの議案8件を各委員会へ付託した。
可決した議案は07年度一般会計や07年度国民健康保険特別会計など補正予算4件、箕輪町税条例と国民健康保険税条例の一部改正条例。上伊那広域連合や伊那消防組合などの規約の一部変更3件。まちづくり交付金事業地域交流広場整備工事の請負契約1件。
まちづくり交付金事業地域交流広場の整備工事請負契約相手はヤマウラ箕輪営業所(渡辺浩史所長)で契約金は6993万円。工期は08年10月31日。
請願は▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する件▽小人数学級の早期実現や複式学級の編成基準の改善、教職員定数増を求める意見提出に関する件▽長野県独自の30人規模学級の拡大および市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見提出に関する件竏秩B -
劇団メタボ公演、メタボレンジャー初登場
箕輪町の箕輪北小学校で6日、町内の元保健補導員らでつくる「劇団メタボ」(関奈保子会長)の寸劇の公演があった。劇中では町職員がげんき体操を広めるために生み出したキャラクター「メタボ撲滅もみじ戦隊メタボレンジャー」が出演。同キャラクターの初披露となった。
劇団メタボは、メタボリックシンドロームへの注意を促す内容を盛り込んだ劇を保育園や小学校で上映し、子どもたちへ生活習慣病予防を呼びかけている劇団。昨年6月に結成し、現在団員は14人が在籍している。
箕輪北小学校では昨年に続き2回目となる公演。前回は5、6年生のみだったが、今回は全校児童が劇を観賞した。
劇は小学生の「ケンちゃん」が、学校から帰ったらおやつをたくさん食べ、ゲームばかりしているという生活をしていたため体調を崩してしまうというストーリー。医者から野菜をしっかりと食べ、外に出て運動しないとメタボは治らないと言われ、「僕にできるかな」とつぶやくケンちゃん。児童たちから「できるー」と声援が飛んだ。
ケンちゃんを誘惑する悪魔が現れると、赤、青、緑のメタボレンジャーが登場。もみじのマークが入ったヘルメットをかぶり、体操服にバスタオルのマントを羽織ったメタボレンジャーに、児童は大喜び。メタボレンジャーは見事、悪魔を撃退し児童にメタボリックシンドロームにならないための「早寝早起き」「きちんと食事」「運動」の3つを教えた。