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第1回みのわ祭り検討委員会
祭り継続で具体改善協議へ箕輪町の「みのわ祭り」を考える検討委員会は29日夜、初会合を町役場で開いた。祭りのあり方について意見を交わし、委員会として多数意見で「祭り継続」の方向を決めた。08年2月上旬に、みのわ祭り正副会長会に答申予定で、次回以降さらに祭りに関心のある仲間を募りながら具体的な内容や改善点などを協議していく。
祭りは今年が第20回の節目で、10月の反省会では「祭りを検討する時期にきている」「役員がやる祭りが続くならやめたほうがよい」などの意見があり、大幅な祭りの改善が必要として祭り準備委員会による「検討委員会」早期立ち上げの提言を受けて発足した。
祭りに関わってきた団体や公募を含む24人で構成。初回は17人が出席し、委員長に、みのわ手筒会会長の唐沢修一さんを選出した。
祭りの実施について、「町民のための祭りがあってもいい」「一度やめたら次の祭りの立ち上げは難しい」「祭りの形を根本から考え、変えて継続ならいい」などの意見と、「祭りの目玉がなければやらなくてもいい」「押し付け的な今までの形態が続くならやめたほうがいい」など賛否あり、多数意見で「継続」の方向を決めた。
委員からは、「区として従来の区のテントはやめようというのが15区全部の意見」「規模は小さくなってもいい」「商店街活性化のためにも会場は仲町のほうがいい」などの意見も出た。
祭りの検討は、2年前から準備委員会を組織して協議する方法をとってきたが、公募委員が集まらない、住民にあまり知られていない-などの指摘もあり、やりたい人が関わる雰囲気作り、検討材料として町民意見を聞く方法の検討を望む声や、高校生や大学生、社会人ら若い人の意見を求めるもう一つの組織作りの提案もあった。
第2回会議は20日午後7時から町役場で開く。委員会では▽次回までに各委員が具体策を考える▽住民の意見を寄せてもらう▽1人でも多くの仲間を募る-3点を確認した。
祭りに対する意見、委員会への参加は町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111)で受け付ける。 -
箕輪町長寿クラブ連合会研修総会
箕輪町長寿クラブ連合会は28日、07年度研修総会を町文化センターで開いた。長年役員を務めた会員に感謝状を贈呈したほか、「居間にいられるお年寄りでありたい」をテーマにした講演で学んだ。
藤沢健太郎会長は、活動の重点である健康増進、友愛、社会奉仕の3点を挙げ、「活動をさらに発展させるために会員増強が大きな課題」とし、「強い意志と情熱を持った皆さんはいつまでも精神的若さを保てると思う。多くの長寿の皆さんに長寿クラブを理解いただくことが我々の役目」とあいさつした。
感謝状は20人に贈呈した。受賞者を代表して木下(南)の原きの江さんが、「前任者から役員を引き継ぎ、活動に力いっぱい注ぎ、仲間と交流し、豊かで明るい長寿社会を願って過ごしてきた。これからも皆さんと精進していきたい」と謝辞を述べた。 -
西小展
児童の学びの成果披露箕輪町立箕輪西小学校は12月8日まで、全校児童の学習成果を発表する西小展を町文化センター展示コーナーで開いている。
展示品は、修学旅行の思い出、いろいろなポーズをした「もうひとりの自分」、流木アート、動物園やケーキなどを表現した「木の実の工作」、木の葉で妖精や犬、花火大会などを表した「葉っぱアート」、家族への感謝を込めて作った「世界に一つだけのえんぴつ」と手紙。
2学期の学習で各教科にわたっているが、中心は「作る」ことがテーマになっている。「世界に一つだけのえんぴつ」は、町が本年度取り組んでいる「ものづくり教育プログラム」を受けて学習した。
今年は、10月13日にあった学校行事「わんぱく体験親子のつどい」の様子も、写真や作品で紹介している。
保護者にも未発表の作品ばかりを展示してあり、児童の学びを見てほしいとしている。 -
箕輪町図書館「みのわっ子絵本プレゼント」始まる
箕輪町図書館は27日、「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業の一環で新事業としてブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始めた。町保健センターでの7カ月相談に訪れた親子に、ボランティアが一人ひとりに絵本の読み聞かせをし希望の1冊をプレゼントした。
ひざの上で抱っこし本を開いて優しく語り掛けることで人への信頼感と温かな心をはぐくむ大切な時間が、家庭の中に生まれることを応援する事業。
プレゼント本は「いない いない ばあ」「くだもの」など5冊。07年4月以降生まれの赤ちゃんが対象で、4カ月検診時に案内と絵本引換券を配り、7カ月相談時に20冊のおすすめ絵本リストと共に新品の絵本をプレゼントする。
本を贈るだけでなく親子1組ずつに実際に読み聞かせする時間を大事にしたいと、絵本ボランティアを募り30人が登録。研修や学習会で準備してきた。
初回は約20人が対象で、待ち時間を利用して母親が抱っこした赤ちゃんに、ボランティアが絵本を読み聞かせた。赤ちゃんは絵本を見たり、ボランティアの顔を見たり、絵を触ろうと手を伸ばすなどして絵本を楽しんだ。母親は、「本をいただけるのはうれしい。新しい絵本をさっそく読んであげたい」と喜んでいた。
図書館では、「息の長い事業。ボランティアの協力を得て、町中みんなで箕輪の子を育てていきたい」と話している。 -
08年度箕輪町保育料を白紙諮問
審議委員会が「据え置き」の方向まとめる箕輪町保育料審議委員会(星野和美委員長)は26日夜、町役場で開いた。委員9人を委嘱し、平沢豊満町長が08年度保育料について白紙諮問した。
平沢町長は、「一味ちがう箕輪の子ども」育成で、町の保育園では運動あそび、英語あそび、読育、食育の4本柱で幼稚園のレベルに近い支援をし中身の充実を図っていること、新年度も読育の推進などさらなる充実に向け施策展開したい考えを示した上で、「保育園の中身も見ながら実態をよくご理解いただき、箕輪の子どもを育てていくための保育料の位置付けを十分検討いただきたい」と話した。
事務局が上伊那郡市や町の状況を説明。町の保育料は、06年度に階層変更で5%減額、07年度に3・6%減額で2年連続引き下げている。保育園運営費に対する保護者の負担割合は30%前後が理想とされ、町は06年度決算で32・26%、07年度決算見込みで31・01%と理想に近い数字になっている。
委員からは、質の高い保育をしていること、保育料を2年連続引き下げていることなどから、「今回は据え置きでいいのでは」との意見があり、委員会として「据え置き」の方向でまとめた。12月中旬に、町長に答申する予定。 -
箕輪町猟友会安全狩猟キジそば会
箕輪町猟友会(62人、小林弘人会長)は24日、恒例の安全狩猟キジそば会を松島コミュニティセンターで開いた。15日に猟期が始まり、来年2月15日までの猟期中の安全を願い、関係者を招いてキジそばなどをふるまった。
町、町議会、県議会、伊那警察署、上伊那農協などの関係者を招待した。会員が仕留めたキジ、イノシシ、シカを調理。“そば打ち名人”の副会長がそばを打ち、キジのつゆと辛つゆを用意した。シカの刺身、キジのお吸い物、イノシシ鍋もふるまった。
小林会長は、「最近はシカが増えて作物被害もあり、有害鳥獣駆除に協力している。猟期になり、無事故無違反、安全狩猟で楽しくやりたい」と話した。
猟友会は有害鳥獣駆除、広域のシカ狩り、カワウ駆除、カモシカの個体調整などに協力。クリーン作戦でごみ拾いもした。
今年は新たな取り組みで、上伊那広域捕獲隊を30人編成で結成し、箕輪町からは4人が登録。有害鳥獣被害が発生したときなどの広域的な応援体制を整えたほか、今後市町村と災害協定も結ぶ。 -
【記者室】キノコ採り
「キノコは1年中採れる。正月から採るよ」。秋の味覚と思い込んでいたので取材した男性の言葉に驚いた。山に行かずともキノコはある。天然のエノキを採りに行くからと、連れて行ってもらった▼店に並ぶ袋詰めしかお目にかかったことがなく、初めて見た天然エノキは「何キノコ?」と聞きたくなるほど全くの別物だった。仲間内の情報で、出ていると聞けば採りにいくのだという。冬は包丁片手に凍ったキノコを切って採る。そんなキノコ採りがあるなんて…またも驚き▼知識がないとキノコは怖い。知らないということは、目前の自然の恵みを味わう楽しみも知らないということ。「これはうまいんだぞ」。男性の言葉に、ちょっぴりうらやましくなった。(村上裕子)
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福祉避難室設営体験会
箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは23日、災害時の避難所で障害者らが少しでも過ごしやすい環境をつくるため、障害者とボランティアが一緒に考え避難所内に福祉避難室を設営する体験会を北小河内公民館で開いた。当事者の声を聞きながら皆で意見を交わし、福祉避難室に必要な配慮を確認しあった。
福祉避難所は、障害者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児ら避難所での生活で特別な配慮(身体的なケアやコミュニケーション支援など)を必要とする人が避難する施設。町内には、福祉避難所の指定をした建物はない。
昨年7月豪雨災害での避難所生活の経験から今回初めて体験会を計画した。大地震が発生し避難している想定で、車いす利用、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害の当事者と一般参加者、町社協職員らがグループ別に段ボールで仕切ったコーナーで設備や衣食住など課題を考えた。
聴覚障害者は、避難時に耳が聞こえないことが一般の人にわからない、情報をホワイトボードなどに書いてほしい-。精神障害者は、ドキドキしてくるので気が休まる場がほしい、間仕切りがほしい-。視覚障害者は、初めての場所では施設の内部がわからず不安-など課題が出た。
ボランティア役の参加者が各コーナーで必要な助けを確認し、質問内容をボランティアセンターと確認しながら情報を伝える体験もした。
ボランティア役の参加者は「障害のある人が必要とすることを知ることができ勉強になった。福祉避難室の大切さを感じた」と話した。
町社協は、「障害者も希望を言っていいということ、一般住民も障害者への配慮を知るという、互いに気付く機会にしてほしい」とし、現在社協で進めている「災害時住民支え合いマップ」作りを基に避難訓練し、その避難所の中を検証していく流れを来年度以降町内各地でやりたいという。 -
箕輪町の赤羽稔章さん
台北国際書法展で入賞箕輪町松島の赤羽稔章さん(74)が、中国台湾であった日本書道協会主催の2007年台北国際書法展で、国際芸術奨励賞を受賞した。
2年に1回開く書の国際行事「第12回日華書道交流研修会」(10月25日縲・9日、台北・国立国父紀念館)と同時開催した展覧会。中国書法学会などが後援。
展覧会には500点を超える作品が集まり、赤羽さんは2回目の出品。秋のきれいな湖水に舟を浮かべてきれいな水、紅葉、流れる雲を見ているという内容の漢詩の七言句を書いた。
元中学校の国語教諭で授業やクラブで習字の指導をしていたが、本格的に書の勉強を始めたのは70歳を過ぎてから。1作品仕上げるのに100枚近く書くが、なかなか納得のいく作品は書けないという。
9月末に入賞報告があり、先日、表彰状と作品が自宅に届いた。「いくら書いてもうまくならないから、よく賞が取れたなとびっくりしたけど、これからの励みになる」と喜んでいる。 -
親山海クラブ
ワサビ収穫に向け作業山と海の幸を楽しむ仲間でつくる「親山海クラブ」(30人、伯耆原尊理事長)が、箕輪町内のワサビ畑で初の収穫に向け作業に精を出している。
放置されていたワサビ畑30アールを借り、栽培を始めて3年目。会員皆が栽培経験がなく、草取りや畝立てなど畑作りから始まり、育て方を調べて手探りで取り組んできた。毎年収穫できるように年ごとに実生苗を植え付けてあり、4月から10月までは水の流れの調節、草取り、水苔取りをしてきた。ワサビは3年目で収穫できるため、今年待望の収穫を迎える。
今月16日から本格的に作業を始め、畑に積もった落ち葉の片付けに追われている。正月用に12月に少し収穫し、年明けに残りを収穫。4月までに実生苗も植え付けるという。
会員向けに楽しみに育てているが、今年から委託を受け萱野高原の信州かやの山荘を管理していることから、「萱野のお客さんにワサビをお土産に持たせてやりたい」と収穫に期待を寄せている。 -
箕輪町が企業拡張用地を伸光製作所に売却
箕輪町は21日、町内企業拡張用地として取得していた木下中条地区の土地6060・29平方メートルを伸光製作所(本社・箕輪町木下、河野哲郎社長)に売却した。町役場で平沢豊満町長と河野社長が契約書に調印した。
伸光製作所は、プリント配線板・半導体用パッケージ基板の設計、製造、販売をしている。06年春ころ、事業拡張のため同社西側のリズム時計工業(本社・埼玉県さいたま市、大川康寛社長)所有の土地取得を町に相談。町が2社と話し合いを進め、8月にリズム時計工業から土地を買収し、今回、伸光製作所に売却した。価格は約1億8332万円。
伸光製作所は、取得した土地に工場を建設する計画で、半導体用パッケージ関連の事業拡大のため08年度に利用計画の詳細を決定し09年度以降に実行する予定という。
平沢町長は、「工業振興に取り組む町として大変うれしい契約。事業規模を拡大していく既存企業を大切にしていかないといけないと思っている。今後も箕輪の地をベースにさらに事業拡大を図っていただきたい」とあいさつ。河野社長は、「来年は創業50年を迎える節目に土地取得でき、いいビジネスチャンスをいただいたと感謝している。これを機に、経営理念の第一に掲げる社会貢献を一層推進したい」と話した。 -
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」12月1日から
箕輪町の中心商店街を電飾で彩る「イルミネーションフェスタ☆みのわ」が12月1日から始まる。2年目の今年は、『地球と生命PARTII「天竜川伝説・水と命」』をテーマにしたイルミネーションを展示する。中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」、箕輪町商工会の主催。
会期は12月1日から08年1月26日まで。点灯時間午後5時縲・0時。場所は町道6号線、センターパークまつしまを中心に伊那松島駅前、駅前通り、国道153号線沿道、木ノ下駅前。
12月1日午後4時半からセンターパークまつしまで点灯式。イルミネーションは太陽、銀河、諏訪湖と山々、暴れ天竜を泳ぐ恐竜親子、光と風、砂浜のアカウミガメと卵、山の自然と動物などを演出する。
歩行者天国は1日午後4時縲・時、センターパークまつしま、町道6号線。豚の丸焼きショーは午後4時から無料試食会(先着500人)。スモークサーモン販売、ながた温泉の足湯、提供する品と並んでいる好きな品と交換できる物々交換市(食品除く)、大ボウリング大会は午後4時から道路をボウリング場にし、倒したピンの数だけ賞品がもらえる(先着500人)。チャレンジショップは飲料、焼きそば、焼いも、イルミフェスタ限定ケーキ、饅頭、団子、おもちゃなど販売。
期間中、「ギャラリー月の光」で1月20日まで住民の作品展示。会場は雑貨店ぷち・らぱん隣りの「ぷち・らぱん どぅ」。12月25日まで子どもが描いたイルミネーションの絵を募集し「月の光」に展示する。用紙、画材は自由、応募はぷち・らぱんへ。応募者にプレゼントがある。
チャレンジショップ「キ・ラ・ラ」として1月19日までの毎週金、土曜日にセンターパークまつしまで店も開く。時間は午後5時縲・0時。買い物をすると5千円の商品券が当たる応募用紙を渡す。抽選は最終日にある。 -
「福祉避難室」考えよう
箕輪町社協が設営体験会23日箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは23日、災害時の避難所で障害者らが少しでも過ごしやすい環境をつくるため、障害者とボランティアが一緒に考え福祉避難室を設営する体験会を北小河内公民館で開く。
福祉避難所は、障害者や心身に衰えのある高齢者、乳幼児ら避難所での生活で特別な配慮(身体的なケアやコミュニケーション支援など)を必要とする人が避難する施設。町内には、福祉避難所の指定をした建物はない。
昨年7月の豪雨災害で町民が避難所生活をした経験から、「福祉的な配慮が必要な人がいる」と感じ、今回初めて体験会を計画した。一般の避難所は主に公民館や体育館など必ずしもバリアフリーの環境にないため、避難所内に福祉避難室を作ることで、障害者らも少しの間、一般住民と過ごせる環境を作る。県内では今年、県総合防災訓練や小諸市、松本市などで訓練をしている。
今回の体験では、車いす利用、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害の当事者と一般参加者がグループ別に公民館にある物を使って避難室を作り、必要な配慮を考える。
町社協は、「障害者が、私が避難したら迷惑がかかると遠慮してしまうことがある。体験を通して一緒に避難できることを考えるきっかけにしてほしい」と話している。体験会は午前10時から。 -
伊那消防組合議会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が19日、市役所議場であった。物品の取得として、伊那消防署の通信指令システムの更新購入に関する1議案を原案通り可決した。
1991年から導入した通信指令システムが老朽化したため更新する。新システムは、災害情報を入力すると同時に音声合成装置で地図情報を記載した出動指令書で出動隊に指令を出すことが可能。指令するまでの時間短縮が期待できる。
富士通ゼネラル情報通信ネットワーク営業部(神奈川県川崎市)から7千297万5千円で取得。来年3月21日の納入を予定する。 -
箕輪町精神保健福祉講演会
箕輪町と伊那保健所は17日、「箕輪町精神保健福祉講演会」を同町保健センターで開いた。ボランティア関係者や、精神障害者就労支援センター利用者、地域住民などおよそ60人が参加した。
講師は愛知県の障害者地域生活支援センターなどの施設長を務める青木邦子さん。「助け合う心に地域づくり」をテーマにり、心の病気やそれに対する社会の理解などについて語った。
「生活をしていると心の中のコップにストレスがたまっていく。水があるふれる時に、自殺や心の病になる。環境を変えたり、うまくストレスを抜いて、いつも余裕を持たせておくこと」と自分の体験談を交えながら分かりやすく話す青木さんの言葉を、聴講者は真剣な表情で聞いていた。
青木さんは「体の健康と同じくらい、心の健康にも気を使って欲しい」と訴えた。 -
お菜洗い場設置
南箕輪村の大芝高原内野球場東側に17日、無料で温泉の湯で野菜を洗える「お菜洗い場」が設置された。温泉の湯を地域住民の役に立てたいと毎年設置しており、今年は12月19日まで使用できる。午前8時20分縲恁゚後8時。
さっそく大根を洗いにきた利用者は「ここが始まるのを待っていた」「便利で、本当に助かる」と喜んでいた。
また箕輪町長田の「みのわ温泉ながたの湯」付近にも12月16日まで「お菜洗い場」が設置されている。午前8時縲恁゚後8時。使用無料。 -
箕輪町職員改善提案
箕輪町は16日、今年6月の「職員改善提案強化月間」で、104件の提案のうち審査で金、銀、銅賞になった提案者に報奨金を授与した。
「職員の提案に関する規程」は05年12月に改正。それ以後、1件も提案が出されていない。このため、職員の意識改革を図ろうと初めて強化月間を設け、副町長名で全職員向けに通知した。
個人、あるいはグループ提案で104件集まり、職員15人で構成する「事務改善委員会」で創造性、経済性、実現性、効果性、重要性の5視点で評価。提案者は提示せず提案番号で示し、5つの視点を各5点の25点満点で審査。その中で、特に実現性、効果性について評価の高かった提案を絞り込んだ。11月2日、委員会の報告を基に町長、副町長2人が金、銀、銅賞を選考した。
金賞は5件で▽階段中央に夜光付きラインテープを張る▽子育て支援係の一元化▽選挙人名簿のデータ管理化▽みのわポータブルナビガイドの作成▽係長会の設置-。
銀賞は庁舎内の消火器・消火栓の設置場所の再確認とプレートの設置、冷房の効果的な使用など6件。銅賞は町ホームページへのバナー広告の掲載など4件だった。
7月以降にすでに改善したものもあるが、提案は11月末までに各担当係で具体化に向け検討した後、事務改善委員会で協議する。
提案は随時受け付けているが、今後も年1回の強化月間を設け、職員の意識改革から最終的には町民へのサービスに結びつくようにしたいという。 -
【記者室】お菜洗いは仲良く
今年も温泉のお菜洗い場がオープンする。野沢菜漬の時期に各地の温泉施設近くに仮設の洗い場ができ、混み合う。蛇口をひねると温泉が出るため利用者には「有難い」「お菜が柔らかくなる」など評判がいい▼毎年、チラシや看板に「お菜くずは必ずお持ち帰りください」と書かれる。さらに「順番に仲良くお使いください」の言葉も。呼びかけても、お菜くずを捨てていく人がいる。順番をめぐるいさかいも、なくならない。「住民ではない人が来ている」と苦情電話すらあるという▼お菜洗い場は、だれでも無料で使える。使わせてもらえるのである。大人として注意書きが必要なこと自体が恥ずかしい。マナーを守って利用し、おいしい野沢菜漬にしてほしい。(村上裕子)
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08年度箕輪町予算編成方針説明会
箕輪町は16日、08年度予算編成方針説明会を役場で開いた。「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業など新年度に取り組む7つの重点施策などを挙げ、従来の枠配分方式の継続と5%削減の効率化で必要な財源確保に取り組むことなどを職員に指示した。
平沢豊満町長は、「予算は町民の夢、思いを実現するためのものと位置付け、昨年の踏襲でなく、町民と共有した夢を実現できるようがんばってほしい」と話し、08年度の重点施策を説明した。
施策は▽幼児から中学生まで一貫した「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業▽安心して子育てのできる環境整備▽1パーセントルール(標準財政規模)による協働のまちづくりの促進-など。「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業では、読書による「読育」で資質向上を図るため、5小学校の図書購入費を重点的に予算付けし、5校で図書を共有するシステム作りの検討も指示した。
08年度は「一般財源が大きく不足する可能性が否定できない」として、事業の効果・必要性などをゼロから徹底的に見直す姿勢で臨むよう話した。
予算編成の基本方針に▽第4次振興計画(実施計画)の着実な実行▽行政経営計画に基づく行財政改革の強力な推進-など5項目を示し、基本姿勢や進め方として▽最小コストで最高品質の町民サービス提供▽コスト・スピード・チェンジ・サービス▽アウトソーシングなど民間活用▽全庁をあげた組織横断的な予算編成-など11項目を挙げた。 -
箕輪西小学校で古田人形の学習会
箕輪町の箕輪西小学校で15日、古田人形芝居の学習会があった。地域に根付いている伝統文化を次の世代に伝え、担い手を育てていく文化庁の「学校への芸術家等派遣事業」の一環で、地元の古田人形芝居保存会の会員が指導した。
体育館で同校の古田人形クラブの本年度初の公演もあった。人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門順礼歌の段」を全校児童に披露した。
クラブ長の武田隆さんは「人形を生きた人のように演ずることの難しさが、やればやるほど感じられる」とあいさつした。
真剣な表情で公演を見つめる児童たち。公演後には「私も古田人形クラブに入りたいと思った」という低学年児童の声や、「本当に人形が生きているように見えた」などの声が聞かれた。
学習会は、1・2年生、3・4年生、5・6年生に分かれて指導を受けた。
5・6年生を教えたのは、古田人形芝居保存会員で、古田人形クラブ顧問の柴登巳夫さん。「お百姓さんが作物がたくさん採れるように神社の前で舞わせていた」と古田人形の歴史を話し、児童たちに人形の操り方を指導した。緊張しながらもうれしそうに古田人形を動かす児童たちの姿があった。 -
権兵衛トンネル防災訓練 伊那・木曽谷の連携確認
伊那谷と木曽谷を結ぶ国道361号権兵衛トンネル(約4・5キロ)で15日、両地域の消防、警察、建設事務所の非常時における相互連携を確認するための防災訓練があった。開通後3回目。約80人、救急車やポンプ車など26台が出動し、救急救助や消火、情報伝達など7項目の訓練を行った。
トンネルを全面通行止めにし、木曽側坑口から350メートル付近で訓練をした。トラックに追突された乗用車が対向車線を走行中の乗用車と衝突し、2台の乗用車の運転手が重傷。さらに、両乗用車から漏れた燃料に引火して車両火災が発生する竏酎z定でそれぞれの訓練を繰り広げた。
救急救助訓練では、事故により、トンネル内の火災探知機などが作動し、通報があったとし、トンネル両側から各消防署の車両が進入。事故車両の中に閉じ込められた負傷者を油圧式救助器具などを使って救出、救急車で搬送するなど迅速な対応を見せた。
木曽広域消防本部の織田佳樹消防長は「訓練を反省、検証し、いざという時に備えてほしい」。木曽警察署の宮尾仁署長は「災害、事故はいつなんどき発生するか分からないので、日ごろのイメージ訓練が必要」と講評した。
開通後、トンネル内での人身事故、火災の発生はない。 -
伊那広域シルバー人材センター運営費補助の要望
伊那広域シルバー人材センター(春日博人理事長)は15日、構成4市町村のうち3市町村を訪問して08年度の運営費補助について前年同様の補助金を要望した。
自治体の予算編成前に毎年要望している。南箕輪村役場を訪れた春日理事長らは、本年6月の全国シルバー人材センター事業協会定期総会での、高齢者が働くことの意義や同協会の事業努力を理解してもらい経費の補助や事業発注などの支援・協力を要望する決議を説明し、「各市町村で前年同様の補助金をお願いしたい」と要望した。
補助金は国が2分の1、残りを各市町村が負担する。補助率は05年度2%、06年度2・4%、07年度1・14%と毎年減少。07年度の国の補助金は1560万円で、残り1560万円を4市町村が均等割と人口割で負担している。
この日は伊那市、箕輪町、南箕輪村を訪問。辰野町は21日に訪れる予定。 -
行政評価の分析結果説明会
箕輪町は14日、職員を対象に、都市行政評価ネットワーク会議による全国統一の24施策を測定対象とした行政評価分析の結果説明会を役場で開いた。町の05年度のデータを同会議に参加する61自治体と比較した数値や評価が示され、今後、町の施策の課題を見出し新年度の予算編成などの参考にしていく。
都市行政評価ネットワーク会議は、総合研究開発機構(NIRA)、財団法人日本都市センター、地方シンクタンク協議会と都市自治体で構成。都市自治体の事務改善や政策・施策研究事業などの円滑な推進を図るため、全国の自治体を統一の基準で測定する行政評価に基づき、相互の情報や意見交換をする。07年6月現在、参加自治体は74団体。市が中心で町は箕輪町のみ。県内では伊那市、須坂市も参加している。
町は本年1月に参加し、分析のため05年度データを提出した。今回の分析は参加当時の61自治体との比較。
地方シンクタンク協議会に加盟するNPOのSCOP(松本市)が分析カルテを解説。町の評価は「多くが平均値か、それ以上で、いい数値が入っている」とし、課題と思われる施策を数項目挙げた。保育サービスの充実では、「完全保育を実施中だが定員割れしているため、今後の人口動向を踏まえて保育所は改修を中心にし、新たな整備は慎重にするべき」など、カルテの見方と共に考察結果を示した。
同規模の自治体との比較ではないことなどから、一概に結果だけで良し悪しが判断できない部分があることも説明した上で、「分析結果を参考に、さらにほかのデータを追加したり協議するなどしてもらうといい」とアドバイスした。
町担当課は、「市と比較することで見えてくる課題もある。分析から町の傾向はつかめると思う。新年度予算編成に向け参考にし、第4次振興計画後期基本計画の指標設定にも役立てたい」と話している。今後、06年度のデータ分析も依頼する予定。 -
北陸信越運輸局長表彰 整備部門上伊那から2工場
伊那市美篶の自動車整備工場「竹内モータース」(竹内峰夫代表)と箕輪町松島の井口モータース」(井口庄次郎代表)が、長野、富山、新潟、石川の4県にまたがる北陸信越運輸局の事業功労整備部門で局長表彰を受けた。
同部門には運輸局管内から25事業所が選ばれ、上伊那(165事業所)からは2事業所が受賞。これまでの自動車整備事業の振興などに努めた功績が認められ、1日、新潟県であった表彰式に竹内さんと井口さんが出席した。
竹内さんは「地道にこつこつやってきたことが認められてうれしい。受賞をきっかけに今後も頑張っていきたい」。井口さんも「これからも引き続き、自動車整備振興会の発展のために尽していきたい」と話している。
北陸信越運輸局長表彰を受賞した竹内さん -
みのりんぐ箕輪ねっと
「生しぼり えごま油」販売開始箕輪町、南箕輪村、伊那市西箕輪で地域通貨を通した地域経済の活性化を図る「みのりんぐ箕輪ねっと」(20人、寺平秀行代表)は14日、活動の一環で栽培したエゴマの商品「生しぼり えごま油」の一般向け販売を始めた。今年は従来の黒いエゴマと新たに栽培した白いエゴマのブレンド油で限定400本を売る。
03年8月に発足。05年度から、遊休農地解消と地域商店街活性化のためエゴマの栽培・商品化に取り組み、本年度は新商品「玉ねぎドレッシング」を販売したほか、県開発の信州産小麦の栽培も始めた。会員には労働に対し地域通貨「みのり」を発行し、「みのり」に応じてエゴマ油を分配している。
これまで油に適した黒いエゴマを栽培していたが、長野県在来品種で油に適した白いエゴマを知り、今年は2種類育てた。栽培面積は43アール。6月に種をまき、7月に苗を移植。10月20日に刈り取り300キロ収穫した。10アールあたりの収量は昨年の50キロから70キロに増えた。
搾油業の免許がある駒ヶ根市の寺沢肇さんに依頼し200キロを搾油し、150ミリリットルビンで400本できる見込み。「今年は香りが強い」という。1本1980円(税込み)。取り扱い店は箕輪町内かしわや、立石、金星、南箕輪村ファーマーズマーケットあじ縲怩ネ。
同組織が搾油機を所有していることから、エゴマを栽培する個人から搾油の請負も始めるなど新事業も展開。「来年は一般にもエゴマ栽培を広め、いずれは地域通貨のやり取りを目指したい」と話している。
問い合わせは寺平代表(TEL70・5728)へ。 -
赤ソバ刈り取り始まる
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で13日、町の委託を受け管理している上古田地区住民有志の「古田の里赤そばの会」の耕作部(唐沢幸道部長)が赤ソバの刈り取り作業を始めた。
赤そばの里は昨年から同会が管理。8月に4・2ヘクタールの畑に赤ソバ「高嶺ルビー」の種150キロをまき、草刈り、遊歩道整備のほか、木製ベンチを増設するなどして管理、整備してきた。
刈り取りは雨のため当初の予定より数日遅れての作業となったが、昨年よりは1週間早い。初日は会員3人がコンバインで刈り取った。全て刈り取るには3日間ほどかかる見込みで、実は農協の育苗ハウスで乾燥させた後、町に納める。
今年は9月20日に里開きしたが、開花が遅く10月初旬に見ごろとなり20日ころまで楽しめた。10月8日までは里の入り口で新鮮な地元産の果物や野菜などの販売もした。 -
親山海クラブ
山の幸、海の幸を楽しむ「親山海(しんざんかい)クラブ」(伯耆原尊理事長)は、辰野町から伊那市までを中心に50歳代以上の仲間30人が集まっている。
20年ほど前、野草を取って食べてみよう-と8人の仲間がつくった「山野草食わらん会」がはじまりで、2カ月に1回の例会は「早く言えば飲み会」。互いに勉強しようと野草を各自で調べ1人1品持ち寄る約束で、時にはとんでもない草を持ってくることもあったが、野草に詳しい教員に教わりながら、食べられる野草は調理して味わい楽しんできた。
「たらの芽、フキ、ワラビなど昔から食べてるものはおいしい。新しく食べてみると、何だこりゃというのもある」。試しておいしかったのは、ホタルブクロの花の肉詰め、月見草の花の酢の物など。反対に「苦いんだよ。アクを抜いてもおいしくない」のはスベリヒユ。「次は持ってくるなよ」と不評だったという。
伯耆原理事長は海が好きで、魚釣りにも頻繁に出かける。20人ほどに増えた仲間の中にも釣り好きがいて、「海の魚も食おうじゃないか」と、5年前に会の名前を海と山に親しむという意味で「親山海クラブ」に改名した。
例会という名の飲み会に加え、3年前からは30アールの畑でワサビも栽培。午前中だけの作業で、出られる人が参加するようになっている。
今年は、委託を受けて箕輪町の萱野高原にある「信州かやの山荘」の管理も始めた。4月末の山開き前から準備し、会員4人で取り組んだ。
これまでの例会で身に付けた知識を生かして山野草の案内や、キノコ狩りを案内。キノコ狩りは400人近く案内し、皆喜んでキノコを持ち帰ったという。海にも親しむクラブならではの企画で、山の上で「マグロの解体ショー」もした。
「山小屋だから友達としての接待しかできない。皆仲間だという雰囲気を作り、楽しんでほしいという気持ちでもてなした」
人間味のあるもてなしが評判となり、2度、3度と訪れた人もいる。「びっくりしたのはお土産をもってきてくれたこと。こっちもキノコをお土産に持たせた」。お礼状が届いたり、東京の客から手作りみそが届くなど、心の通った付き合いも生まれた。
11月10日で今季の営業が終了。来年に向け新たなイベントも考えている。高齢者も来られるように「福祉の日」を設けたり、写真展や絵手紙教室を開く計画で、今年好評だったマグロ解体ショーやキャンプファイヤーも予定する。
「我々の年になって他人様と話ができるのは若返り、ボケ防止にいい。いろんな人と話ができて楽しい。これが最高の収穫だったと思う」
山荘の片付けが終わると、今度はワサビ。これから出荷作業が始まる。(村上裕子) -
税を考える週間
箕輪町小・中学生書道・標語入賞作品展示「税を考える週間」(11日縲・7日)に合わせ箕輪町は16日まで、町内小・中学生の書道と標語の入賞作品を役場庁舎玄関ホールに展示している。
作品は、4年生から6年生までの小学生対象の書道は町内5校から693点、中学生対象の標語は箕輪中学校2、3年生から190点、作文は4点応募があった。
書道、標語の入賞者は次の皆さん。
【書道】◇金賞=今井南貴(中部小6年)唐沢桜(北小6年)釜屋良美(西小5年)中谷昭太郎(南小6年)柴知世(東小5年)◇銀賞=濱中愛美(中部小4年)中村美夏(中部小5年)大沼尚平(同)北條隆祐(同)山崎久樹(北小4年)児玉貴之(北小5年)小島穂乃花(西小4年)渡辺優太(南小4年)原すずか(東小4年)◇箕輪町長賞=内藤千恵(中部小4年)水嵜奈那(北小5年)唐沢彩佳(西小6年)◇町教育委員会賞=戸田あかね(東小4年)荻原奈央(南小5年)渡辺幸穂(中部小6年)◇町商工会長賞=小林真緒(西小4年)伊藤公介(中部小5年)小木曽真理(東小6年)◇町納税貯蓄組合長賞=大槻夏歩(北小4年)白鳥海斗(西小5年)田村真智子(北小6年)◇町青色申告会長賞=高野つぐみ(南小4年)平出美夏(東小5年)田中悠佳(南小6年)
【標語】◇伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞▽金賞=金子玲那(3年)◇伊那税務署長賞▽最優秀=沢井真(2年)▽優秀=川村竜馬(2年)◇上伊那地方事務所長賞=西藤智咲(2年)◇関東信越税理士会伊那支部長賞=戸田愛美(3年)◇箕輪町長賞=中村翔也(2年)◇町教育委員会賞=山口夕貴(2年)◇町商工会長賞=鈴島大貴(2年)◇町納税貯蓄組合長賞=田中萌乃(2年)◇伊那法人会箕輪支部長=小林祥史(2年)◇町青色申告会長賞=大槻大地(2年) -
第8回全日本少年フェンシング団体選手権大会
小学男子フルーレ
長野Jr.F・Cが初出場で優勝日本フェンシング協会主催の第8回全日本少年フェンシング団体選手権大会兼第38回東京都少年フェンシング団体選手権大会(10縲・1日、東京都・台東リバーサイドスポーツセンター体育館)で、小学男子フルーレ団体に初出場した長野Jr.F・Cが見事優勝した。箕輪町立箕輪北小学校の児童で構成するチームで、長野県フェンシング協会長の平沢豊満箕輪町長を12日訪問し、喜びの報告をした。
選手は4年の西藤俊哉君(10)、6年の河西翔平君(12)、馬場侃也君(12)、唐沢晃樹君(11)。長野県内からは同チームのみが出場した。
小学男子フルーレは11チーム出場。1チーム3人の45本リレー方式で競技した。初めて経験する団体戦で、初戦は緊張から硬さがあったが、初戦に勝ったことで気持ちが落ち着き、勢いに乗ったという。決勝戦は昨年の優勝チーム「秋田市Jrフェンサーズ」と対戦。9試合のうち6試合までは相手にリードされていたが、最後3試合でリードし45点先取して優勝を決めた。
西藤繁監督は、「1試合ごとに3人がまとまった」ことが勝因とし、「1戦1戦、現地で成長したような感じ。よく動けて今までで一番いい試合だった」と話した。
馬場君は「決勝の最後で皆がリードしてくれて、そのまま勝てたのでよかった」、河西君は「初の団体戦で優勝できてよかった」、西藤君は「3人で優勝してこれてうれしかった」と喜びを語った。
平沢町長は、「何でもやればできる。自信がついたと思う。おめでとう」と祝った。 -
上伊那郡身障協ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は10日、恒例の「ふれあい広場」を箕輪町のながた荘で開いた。100人余が集い、歌や踊りの演芸大会を楽しみ親ぼくを深めた。
定期総会と並んで多くの会員が集まる催しで、常日頃会えない人たちが顔を合わせ元気に過ごそうと、協会に所属する5町村を巡回し年1回開いている。
開会式で郡副会長の登内嘉夫さんは、「協会があってこそ、支えになり、励みになる。ふれあい広場を一つの契機に明日から互いに元気づけあっていきたい」とあいさつした。
アトラクションで、箕輪町に結成された「たそがれシーラクバンド」の演奏を楽しんだ後は、演芸大会。各協会から4、5人が出演し、剣舞や歌、詩吟、踊りなど多彩な芸を披露。食事をしながら演芸を楽しみ、1日のんびりと過ごしていた。