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箕輪町地域づくり懇談会
箕輪町は、町内15区を巡回し地域づくり懇談会を開いている。8日夜は八乙女区であり、町第4次振興計画の基本計画に盛り込んだ区の計画に沿って自然環境整備や公民館の活用などについて、北西部コミュニティセンターで区民と役場の担当課長らが懇談した。
八乙女区は15区の中で唯一、振興計画の体系図が出来上がっている。旧公民館の活用などを考える公民館活用検討委員会が、振興計画促進委員会(30人)に改名し、区全体の振興のため検討を進めている。
懇談会は同委員会のメンバーが出席。区が誇る歴史遺産の水路橋の周りに目立つ不法投棄対策の議題では、町が伊那建設事務所と共に現地確認したことを報告し、「11月から12月に再度調査し検討したい」と話した。
水路橋の安全性については区が「定期的な検査をお願いしたい」と要望。旧公民館の活用については、八乙女区と同様に区内に2施設ある区の状況を聞き、「町にもぜひ相談にのってほしい」と話した。 -
南部営農組合イベント
ジャガイモ詰め放題11日まで箕輪町の南部営農組合のジャガイモ詰め放題イベントが9日、木下一の宮のほ場で始まった。無農薬栽培のジャガイモが安く購入できるとあって、10キロ、20キロと買っていく人が目立った。
同組合が遊休農地20アールを借りて栽培。品種は「オオジロ」。毎年学校給食に出しているが、栽培面積が広くなり収穫量が増えたことからイベントを企画した。
組合員が機械で掘り取ったジャガイモがテント下に用意され、訪れた人は指定の袋に自由に選んで詰める。木下区の女性は、「消毒していない安心なジャガイモを食べたいと思って来た」と話し、まとめ買いしていた。
11日まで。場所は広域農道「一の宮」の交差点を東に下り、進行方向左側の道沿いの畑。時間は午前8時縲・0時。1袋300円で3キロは入る(市価の半値)。問い合わせはグリーンセンターみのわ(TEL79・0636)へ。 -
箕輪町民踊を楽しむ会
「自分も楽しいけど、地域の人にも踊りを通じて楽しさをおわけしている」。伊那の地元の民踊はもとより北は北海道から南は沖縄まで、各地に伝わる民踊を練習している。
1969年に発足。当時は文化サークルが少なかったこともあり大勢参加していたが、少しずつ人が減り、現在は12人。日本フォークダンス連盟、全日本民踊指導者連盟、長野県フォークダンス連盟日本民踊部会などにも所属する。「与地の伊那節」「木曽節」「萱野音頭」「おんたけ山」「武田節」などなどレパートリーは数多く、フォークダンスやレクリエーションダンスも取り入れながら、毎週火曜日の夜に町文化センターで練習に励んでいる。
踊りを楽しむだけでなく、地元の民踊を伝承することも大切な目的の一つに掲げる。踊るためにその地域の歴史や踊りの意味も学ぶなど熱心。「各地の民踊は我々にとっては掘り出し物だったりして、歴史も勉強できて楽しい。古い民踊は歌も踊りも重みがある」という。
箕輪町の「みのわ祭り」で連を作って踊りに参加するほか、町公民館の芸能祭に出演する。今春は萱野高原開きで踊りを披露し、つい先日はボランティアで福祉施設の夏祭りにも参加した。会員は、みのわ祭りでは連の先頭に立って踊る中心的存在で、各地域でも分館や企業の踊り講習会に派遣されて指導するなど多方面で活躍。「郷土の民踊を全国に伝えたい」と、与地の伊那節、入野谷ざんざ節、南箕輪のおんたけ山など地元の保存会とも連携を図っている。
「踊りがもともと好きで、体を動かして何かやりたいと思った」「楽しみ、生きがいがないといけないと思っていたときに新聞で知り、訪れたのがきっかけ」など入会の動機はさまざまだが、「体も頭も手も使うので一番いい運動。皆さんと楽しくやらせてもらってる」「当時のリーダーが丁寧に教えてくれた。体を動かして帰るととても気持ちよくて、段々と民踊の魅力にとり付かれて、ついつい30数年経ってしまった」という。
「皆、好きで楽しくやってますよ」。輪になって踊る姿は生き生きとしている。(村上裕子) -
箕輪町内でクマの食害続く
箕輪町内で7月末から、クマによる食用トウモロコシの食害が続いている。
木下一の宮で7月27日から28日に食害を確認し、8月1日に1頭を檻で捕獲したが、その後も1日に富田、4-5日に一の宮、6-7日に上古田で食害が確認され、上古田は2カ所で合計4カ所になっている。
被害が1件だった昨年に比べ今年は件数が多く、被害が収まらないため、上伊那農協と町は事態に備えて個体数調整の捕殺許可を取り、町猟友会も2カ所に檻を設置して対応している。
町は、「山に出入りするときは複数で、音の出るものを持つなどして注意してほしい」と呼びかけている。 -
箕輪町住民満足度調査実施
箕輪町は8日、今後の町政経営に役立てるため、住民満足度調査用紙を無作為抽出の2千人に送付した。
05年に作成した第4次振興計画基本計画(前期・05-09年)の中間年度にあたる本年度、町はこれまでの状況を分析し09年に向けた見直しに取り組んでいる。このため05、06年度の取り組みについて住民満足度を調査し、見直しの参考にする。
住民満足度調査は、05年の第4次振興計画完成時に、基本計画の中で優先する事業の方向付けのため実施。今回が2回目。
調査は2部構成。1部は「これからのまちづくり(行政経営)の方向について」。設問は15。03年から助役2人制で進めてきた行財政改革の施策について6段階で回答する。設問は▽行財政改革▽子育て支援▽協働のまちづくりの推進-など。今後の副町長2人制による改革の継続に対する意見も求める。
2部は「住民満足度調査」で設問は27。内容は前回とほぼ同一で、1つの設問に対し満足度6段階、重要度6段階で回答する。設問は▽住民自治の確立と協働の推進について▽健康づくりの推進について▽農業の振興について-など。
対象は町内在住、7月19日現在20歳以上で、年代別に無作為抽出した2千人。前回は千人だが、回答が少なかったことなどから今回は倍にした。回答は27日まで。回答は統計的に処理し、後日公表する予定。住民満足度調査は前回との比較もする。町役場経営企画課では「ぜひご協力をお願いします」と話している。 -
【記者室】友への手紙はどこへ
学校を休んだ友達がいると、「早く元気になってね」と手紙を書き、給食のパンと一緒に友達の家に届ける。自分が学校に通っていたころは当たり前のことだったが、今、この行為がなくなったと聞いた▼元教諭の講演での話。パンを届けた子どもにカゼがうつったら困るとか、なんだかんだと理由はあるらしい。すべての学校でなくなったかどうかはわからないが、この現実に驚いた。隣の席の子が数日欠席しているにも関わらず、理由すら知らない子どももいるとか▼休んだ友達を思い、励ましの手紙を書く。そこには相手を思いやる心があり、その心がはぐくまれていくはずなのに…。今、人として大切なことが置き去りにされているようで、悲しくなる。(村上裕子)
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みのわ芸文協が文化懇談会
箕輪町のみのわ芸術文化協会は4日、文化懇談会「郷土の文学」を町文化センターで開いた。36人が参加し、町にゆかりのある俳人、歌人をテーマにした講演を聞いた。
講演は「野口在色の俳句の世界」「藤沢古實の精神の軌跡」の2本立て。藤沢古實については、南小河内の小口恵子さんが話した。藤沢古實は1897年に三日町上棚に生まれ、歌誌「アララギ」の選者になるが、アララギを離れ自分で歌の道を開拓。晩年は箕輪中学校で教べんをとり、大出に住んで短歌を指導した。
17歳で亡き母を追慕して作り「アララギ」に掲載された2首をはじめ、健康を害して帰郷し西駒ケ岳に登山したことが歌の転機となり、このとき作った歌が後に「山岳歌人」と言われる第1歩になったことなどを紹介した。
「野口在色の俳句の世界」は、上伊那教育会郷土研究文学班の委員で赤穂中学校勤務の北林敏文さんが話した。 -
箕輪町警部交番に夏季支援物資を贈呈
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は6日、町の安全のためパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、交番に支援物資を届けている。今回はカップ麺を段ボール箱16ケース、ドリンク類約200本を届けた。
役員7人が訪れ、小林会長が「安心安全の暮らしができるのも、署員が昼夜を問わず頑張っていただいているおかげ。いくらかでも応援できればと思う」とあいさつした。倉田千明所長は、「交番も新庁舎になり署員も元気に働いている。例年、皆さんからご支援いただき、元気づけられている。引き続き頑張っていきたい」と感謝した。
贈呈式の後、役員は町の治安情勢について所長の説明を聞いた。今年の犯罪発生件数は7月末までに103件で昨年より15件減少。交通事故は人身事故が64件で昨年と同数、傷者90人で昨年より11人増加、死亡は0。物損事故は260件で昨年より26件減少している。 -
七夕まつり夜店にぎわう
箕輪町松島の本町、通り町で4日、七夕まつりの歩行者天国があった。今年で50年目という歴史あるイベントで、各実業団手作りの夜店が並び、家族連れでにぎわった。
七夕祭りは、各家庭が新聞のチラシなどを竹に飾ったのが始まり。次第に飾りを競うようになり35、36年前に大々的に本町の七夕まつりが始まり、後に商工会中部支会で七夕飾りの審査会をやるようになった。歩行者天国の夜店は実業団の壮青年部が提案し13年前から続くという。
夜店にはボウリングゲーム、ケロケロレース、サイコロゲーム、金魚すくいなどがあり、子どもたちが華やかな七夕飾りの下でゲームを楽しんでいた。
今年は、07みのわサマーフェスティバル(みのわTMOネットワーク2004主催)に七夕まつりを組み込んだことで、例年の審査会は中止し、中心市街地活性化のため南町、北町にも呼びかけ七夕飾りを広い範囲に飾った。 -
箕輪町商工会プレミアム商品券5日発売
箕輪町商工会、みのわTMOネットワーク2004は5日、町共通の10%お得なプレミアム商品券を発売する。
町外で買い物をする傾向が進み町の商業力が低下していく中で、個人消費の喚起と現金の町外流出を防ぎ、地域商業の活性化を図る目的。今回で4回目。
販売は総額2200万円分。額面千円の商品券11枚入り1セットが1万円で1人10セットまで。5日午前9時から正午まで商工会館前。6日以降は商工会窓口で販売する。町内登録店舗での商品券使用期間は5日縲・0月8日。
問い合わせは町商工会(TEL79・2117)へ。 -
07みのわサマーフェスティバル開幕
イルミネーション点灯箕輪町の中心市街地で1日夜、初のイベント「07みのわサマーフェスティバル縲恂「来の子供達へ I LOVE YOU縲怐vが「みのわTMOネットワーク2004」と箕輪町商工会の主催で始まった。イルミネーションの点灯で、本町会場では、青と白の光の「天の川」や電飾のトンネルが夏の夜を明るく照らした。
イルミネーションは昨冬のイルミネーションフェスタの反響が大きく夏も計画した。本町は、七夕実行委員会(18人、伊藤隆委員長)が担当。テーマの「天の川」を壁面に作り、竹のアーチに電飾をつけた光のトンネル、動きを出そうと回転式の星も飾った。
「自分達が楽しくなければ、来る人も楽しくない」と、光のトンネルには「見つけると幸せになれる」小さな鈴があり、「本当の自分が見える」という覗き穴がある箱も置くなど遊び心が。箱は4日にも設置する。
伊藤委員長は、「最初の『天の川』のイメージが、若い人の考えや技術力などでどんどん広がり、想像以上の出来になった」と話している。
イベントは18日まで。点灯は午後7時縲・0時。本町・通り町の七夕祭り・歩行者天国は3-4日で、4日午後5時から本町で手作りゲームなど夜店が出る。日の出歩行者天国は5日午前11時から。蓼科高校ジャズクラブ演奏や出店などがある。 -
【記者室】少年と花火
箕輪町の「2007みのわ祭り」が終わった。祭りの最後を飾る納涼花火大会は、今年は「みのわ手筒会」の手筒花火大会と、スターマインなどの打上花火大会が同時に見られる趣向で、多くの観客が集まった▼月夜に打ち上がる大輪の花火に加え、手筒会は手筒煙火のほかに打ち上げ煙火、小型煙火、仕掛け煙火など見所満載。観客席の最前列でカメラを構えていると、背後から「すごいね」「帰らなくてよかったね」と少年の声。驚きや感動がこちらにも伝わってきた▼花火を打ち上げる会員の勇姿に「花火選手になる!」と少年。子どもにとっては煙火打揚従事者もサッカーや野球の選手と同じ“選手”らしいが、少年の心には大きな夢の花火が打ち上がったようだ。(村上裕子)
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伊那市と箕輪町でクマ捕獲
出没に注意呼びかけ伊那市と箕輪町で1日、クマを各1頭捕獲した。「出没時期なので十分注意してほしい」と呼びかけている。
伊那市は7月中に4件の目撃情報があったが、ますみヶ丘でイノシシ被害が続いたため設置した檻にクマが入った。体長130センチ、体重61キロのオス。箕輪町では、木下一の宮の畑で出荷間近のトウモロコシがクマの食害に遭い、7月28日に畑付近と上古田の東の2カ所に檻を設置。そのうちの1カ所に31日の夜に入った。体長120センチ、体高60センチ、体重53キロのオス。いずれも信大農学部准教授、上伊那地方事務所、猟友会などの立会いの下、1日に学習放獣した。
箕輪町では同日午前8時50分ころ、富田区と伊那市の境、県道与地辰野線付近で通りかかった町民がクマを目撃した情報もあった。
上伊那地方事務所によると、今年4月から6月までのクマ目撃情報は伊那市11件、駒ヶ根市4件、辰野町11件、箕輪町1件、飯島町4件、中川村1件の計32件。捕獲は1日までに9頭。 -
箕輪の唐沢さん・遺作展 一周忌に足跡刻む
箕輪町松島でカメラ店を営んでいた故唐沢秀夫さん(享年65)の一周忌に合わせ、妻洋子さん(66)と唐沢さんが指導者として携わった写真愛好会「箕輪写友会」メンバーらが8月5日まで、伊那市立伊那図書館広域コーナーで遺作展を開いている。入場無料。
作品は、フィルムカメラで撮影された全紙3枚、半切40枚の計43枚。県内を中心とした四季折々の風景写真が並ぶ。二科展の入賞作品や亡くなる1カ月前に撮影した遺作など、半世紀近く撮影活動をしてきた唐沢さんの足跡が飾られている。
撮影に労を惜しまなかった唐沢さんは、お気に入りの場所だった高ボッチ高原に、一冬で60回以上も通っていたという。遺作となった写真も同所で撮影。朝霧のなかで鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるレンゲツツジを写している。
洋子さんは「生きた証を見てほしい。1秒、1分という時間を惜しんで撮った写真ばかり。たくさんの人たちに見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後5時まで)。
唐沢さんの足跡が刻まれた作品が並ぶ遺作展(伊那市立伊那図書館) -
箕輪中と庄内中の交流会
箕輪町の箕輪中学校と、町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市庄内地区の庄内中学校との交流会が31日、ながた自然公園であった。1日までの2日間の日程で、初日はマレットゴルフや出し物などで楽しく交流した。
98年に始まり今年で9回目。夏休み中に両校の生徒会役員を中心に交代に訪問しあって交流している。
箕輪中は生徒会役員の3年生26人と2年生の評議員7人が参加し、庄内中の生徒会役員や評議員ら1年生から3年生まで20人を迎えた。
箕輪中生徒会副会長の市川和馬君が「楽しい企画を考えている。一緒に楽しい思い出を作りましょう」と歓迎。庄内中生徒会長の渥美心悟君は「交流できることがとてもうれしい。互いの学校を高め合い、ずっといい思い出になるよう頑張っていきましょう」とあいさつした。
参加生徒の自己紹介に続いて両校の学校紹介をした後、公園内のマレットゴルフ場でプレーを楽しんだ。夕食は皆で調理したカレーと焼肉を味わい、庄内中の生徒はキャビンに宿泊した。
1日は箕輪中の校舎や古田人形部、吹奏楽部と合唱部の発表見学などを計画している。 -
リンゴの木オーナー園開園祭
JA上伊那グリーンセンターみのわ「りんごの木オーナー園」開園祭が28日、町内のリンゴ園4カ所であった。県内外のオーナーが各園で実の付き具合などを見ながら木を選定して名札を取り付けた。
申込みは152人、リンゴの木は「ふじ」が200本。町内をはじめ近隣市町村のほか関東、中京方面からの申込みがほとんどで、リピーターが多い。開園祭には101本分の申込み者が訪れた。
箕輪町、辰野町、伊那市の主婦3人は、「木から取ってすぐにガブリと食べたいと思って、友達と初めて申し込んだ。秋の収穫が楽しみです」と話していた。
リンゴの生育状況は、凍霜害の被害もなく順調で、成りがよく玉伸びもいいという。収穫は11月ころの予定。 -
2007みのわ祭り 熱く
箕輪町の夏を彩る「2007みのわ祭り」が29日、国道153バイパスと工業専用地域内の道路を会場に、踊りや太鼓、みこし大行進、花火大会などで盛大に開いた。東京都豊島区から「東京よさこい」の参加もあり、祭りに花を添えた。
サブタイトルに「踊れ・輝け・箕輪の○(わ)」を掲げた祭りは、鼓笛隊、子どもみこしなどの元気なオープニングパレードで幕を開けた。ワクワクダンシングには小学校や区、企業など24団体、箕輪天竜音頭民謡流しには区、芸術文化協会、福祉施設など23団体が参加し、息の合った踊りで会場を沸かせた。
みのわ太鼓の勇壮な演奏に乗せて、15基のみこしが威勢良く練り歩くと祭りは最高潮に。最後は「みのわ手筒会」の手筒花火大会と、スターマインなどの打上花火大会が同時に見られる納涼花火大会で、手筒煙火や仕掛け煙火、スターマイン、打上花火が夜空を飾った。 -
笑いと健康講座
箕輪町公民館の新講座「笑いと健康講座」が26日夜、町文化センターで始まった。69人の申込みがあり、初回は伊那市西箕輪公民館長で笑い療法士の城取茂美さんが、「笑いが一番」と、笑って歌って元気に過ごす提案をした。
笑いは人を健康にする効能があると言われることから、笑いと健康を目的に学習する講座を開いた。12月までの全6回で落語やマジックなどがあり、4人の講師が担当する。
城取さんは、笑うことで体内のNK細胞が増え、ガン細胞や痛みが減る、血圧や血糖値が下がる、便秘や不眠症が解消される、食欲が出るなどの効果を挙げた。「笑いは絶対に副作用がないすばらしい薬。笑いが1番、薬は2番」と話し、難病患者が優しさ、笑顔、懐かしい歌に触れることで回復した事例も紹介した。
笑顔と元気の輪を広げるため、家中が一緒に食事をし、しゃべって笑って団らんすることも提案した。 -
介護予防の「おたっしゃ教室」
利用者が楽しく活動箕輪町社会福祉協議会は、町地域包括支援センターの委託で介護予防を目的とした新事業「おたっしゃ教室」を開いている。9人の利用者が毎週1回、デイサービスセンターゆとり荘内の教室で運動や趣味の活動を楽しんでいる。
同教室は、運動機能、入浴、生きがいの3つのプログラムを専門職が関わりながら、毎日の生活が元気で過ごせるように支援していく。
対象は特定高齢者。包括支援センターの実務者会で決め、本人や家族の同意を得て参加が決まる。体が不自由な人は主治医の許可も得ている。
6月から始まり、期間は6カ月間。毎回、午前10時から午後3時ころまで教室で過ごす。午前中は運動、入浴、趣味活動・レクリエーション。昼食後に体操・運動を取り入れたレクリエーションや個別の機能訓練をする。スタッフは看護師、理学療法士、介護士。ボランティアも協力している。
回を重ね、利用者からは「こういう教室があってうれしい」「ありがたい」という声も聞かれるようになり、昼食時には盛り付けや配膳を手伝い、職員と一緒に食器洗いをするなど、意欲が出てきているという。
訪問看護ステーション管理者で、おたっしゃ教室責任者の加藤ヨシ子さんは、「教室に来ることで友達ができ、一緒に活動して人との交わりができる」とし、「個人指導のリハビリで介護保険に移行しないよう少しでも現状を維持したい」と話している。 -
ながた荘に鈴虫の声
箕輪町長田のながた荘に、鈴虫の声が響いている。
東京都町田市在住の、ながた荘の利用客から届いた。毎年の恒例になっており、今回は60匹近くいる。
虫かごを1階ロビーのエレベーター前に置いているが、鈴虫の声がロビーに涼しげに響き、利用客の中には、本物の鈴虫が鳴いていると知って驚く人もいるという。
ながた荘では、「秋まで鈴虫の生演奏が楽しめると思う」と話している。 -
KOAが感謝祭バザーの収益金を大萱の里へ寄付
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は26日、6月感謝祭で開いたバザーの収益金10万円を伊那市西箕輪の身体障害者療護施設「大萱の里」(堀井文英施設長)に寄付した=写真。
福祉施設への寄付は11年前から取り組んでおり、今回は13回目。同社では例年、地域社会との信頼関係構築を目的として株主総会後に感謝祭を開催している。その中で、地球環境問題への取り組みとして社員の家庭にある商品価値のある不要品を集めたバザーも実施。その収益は、上伊那の福祉施設に寄付してきた。同施設にはこれまでも車いすやイベント用テントなどを寄贈している。
この日は、バザーの代表者ほか4人が施設を訪問。利用者らにバザーの趣旨などを説明し、収益金を堀川施設長に手渡した。
堀川施設長は感謝の意を示し、「有意義に使わせてもらいたい。AEDの導入を検討しているので、その購入費にしたいと考えている」と語った。 -
飲酒運転防止パトロール
夏の交通安全やまびこ運動の一環で、箕輪町交通安全協会(小林交石会長)と町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は25日夜、町内の飲食店を回って飲酒運転防止パトロールをし、啓発チラシを配った。
町安協役員や推進協の委員ら約30人が5班に分かれ、箕輪町警部交番の指導で飲食店を訪問。店主らに「飲酒運転防止にご協力ください」と県警などが作ったチラシを手渡した。
チラシには「酒酔い運転一発取り消し!」の大きな文字があり、「飲酒運手四(し)ない運動」の4項目などが書かれている。 -
「夏の交通安全やまびこ運動」始まる
07年度「夏の交通安全やまびこ運動」が25日、県内で一斉に始まった。31日までの7日間、県や警察が協力し「信濃路はルールとマナーの走るみち」を運動スローガンに交通事故防止を呼びかける。
南箕輪村の中央道伊那IC出口では、交通安全指導所を開設した。伊那警察署、伊那交通安全協会など関係者約80人が啓発チラシなどを料金所を通過するドライバーに配布=写真。「お気をつけて」などと呼びかけ、無事故を祈った。
また、伊那安協女性部がつくった人形「伊那娘(いなっこ)」も配布。一つひとつ手作りの人形には、運動スローガンが記した紙の札も付いていて、関係者らは「啓発に役立てば」と配っていた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(24日現在)は、303件(前年比31件増)、けが人は388人(同58人増)、死者は0人(同3人減)。県内の人身事故発生数が6658件で前年比539人減に対し、増加傾向となっている。
女性や高齢者が被害者となる事故、夜間や交差点内で発生する事故が増えているという。
啓発チラシなどを配布する参加者(中央道伊那IC、南箕輪村) -
地区巡回健康教室始まる
箕輪町の「みのわ元気サイクル事業」の一環「地区巡回健康教室」が24日夜、箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区に同校体育館で始まった。24人が参加し、メタボリックシンドロームの話を聞き、ウォーキングなど軽い運動で体を動かした。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。10月23日までの全6回。1回に健康学習と運動をセットで行う。モデル地区で効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
健康学習は町の保健師や管理栄養士、運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当する。
初回は健康学習でメタボリックシンドロームの診断基準や内蔵脂肪の種類などを学んだ。運動は家で各自が手軽に出来るようにウォーキング、ストレッチ、セルフマッサージに取り組み、正しい歩き方、足の指や足裏をもみほぐすなどのマッサージを覚えた。
今後、屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画している。 -
箕輪町公民館陶芸講座作品展
箕輪町公民館の陶芸講座が終了し、受講者の作品展が町文化センター展示コーナーで始まった。花瓶や皿などの力作が並んでいる。
初心者を対象に制作の魅力にふれるとともに、地域づくりにつながる出会いやコミュニケーションの場になるよう期待も込めた恒例の講座。
箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんの指導を受けた。全7回の講座で「たたらづくり」や「ひもづくり」などの技法を学び、作陶から素焼き、本焼きまでを体験した。
展示作品は花瓶、植木鉢、マグカップ、皿など63点。色や形に受講者の個性があふれる。展示は8月2日まで。 -
箕輪町のソフトボール3チームが全国へ
箕輪町でソフトボールに取り組む3チームがそれぞれ県大会で優勝し、全国大会に出場することが決まり、各チームの関係者ら計9人が23日、町役場を訪れ、平沢豊満町長に抱負を語った。
全国大会に出場するのは一般男子「ミノワオールスター」、壮年(40歳以上)男子「ミノワクラブ」、実年(50歳以上)男子「ミノワ実年クラブ」の3チーム。いずれのチームも8竏・月の大会に出場するため、週3回ほど、番場原運動場で合同練習をしている。
「ミノワオールスター」は、8月4日から甲府市などである全日本一般男子大会に出場する。県代表になったのは2年ぶり2回目。山田光治監督(43)=松島=は「チーム的には力があるわけではないが全力を尽して戦ってきたい」と力強く語った。
「ミノワ実年クラブ」は、9月22日から高知県である全日本実年大会に出る。全国大会の出場は初めて。三沢民夫監督(60)=松島=は「走攻守の三拍子そろったチームなので、初の全国大会で実力を試してきたい」と上を見据えた。
「ミノワクラブ」は日本スポーツマスターズ男子大会(9月15竏・7日、滋賀県)に出場(既報)。
平沢町長は「スポーツが盛んになると町全体が活性化して心がわくわくする。みんなが応援しているので、順位にこだわらず箕輪町の実力を発揮してほしい」と激励した。 -
独立展、女流画家協会展出展
箕輪町長岡
柴光子さん伊那美術協会の第83回伊那美術展で、最高賞の伊那美術協会賞を受賞した。作品は自然の生命力をテーマにした油彩「大地・私のふるさと」。第80回に続いて2度目の最高賞。「自分に恥ずかしくない絵を出したいと思って出品した。もちろんうれしいけど、自分はまだまだと思ってる」。現状に満足することなく、自分の目指す絵の世界を追い続けている。
本格的に絵を始めたのは8年前。美術部員だった高校時代に県展に入選しているが、長年絵を描くことは忘れていた。子育てが一段落し、陶芸やクラシックギターなどをやったが、しっくりこない。箕輪町公民館の油絵教室に参加し、「私は絵が一番好きだった。もう一度、県展に出したい」と、再び絵筆を握った。
県展は最初の2年間は落選したが、それ以後は連続入選。中央では、独立展、女流画家協会展に出展し入選している。
題材に選んだのは「キャベツ」だった。「身近にあるものが一番いいと思って…」。中央展はテーマを変えず、これでもかというくらいに観察して、飽きるまで描かないと駄目だという。丸のキャベツから葉1枚に、キャベツには青虫やチョウがいるからと、今度はチョウをいっぱい描くなどテーマは少しずつ変化し、今は「チョウ」を題材にしている。
「画面は素朴だけど熱気があふれる絵を描きたい。それが好き」
真っ白なキャンバスに向い、どうしよう、描けるのかな…と必死になって描く。こうして描いたチョウは、「力強い。もっと続けなさい」と中央展でアドバイスを受けた。「あぁ、これで良かったんだ」と感じた。
独立展は100号以上を3点出品する。3点が同じ力で描いていないと落選する。
普段は昼間に絵を描くが、出品が迫っても描けないときは、朝早く起きて描く。制作に行き詰ると、独立展会友の小木曽章八さんに絵を見てもらう。「3点描いているとわからなくなる。アドバイスを聞いて、『あぁ、そうだったんだ』と気がつく」という。
中央展に出品すると指導を受けるが、「評価を受けることも作品を高めるのに大事」と言い、「落ちたときこそ大事にしないといけない」と、なぜ駄目なのかを考え、アドバイスを聞きに行く。
「苦しいけど充実してる。なんとかここまで来たけど、もっともっといいのが描けるんじゃないかなと思う。欲張りかな」(村上裕子) -
箕輪町郷土博物館で土偶づくり
箕輪町郷土博物館は21日、土偶づくり体験会を同館で開いた。小学生から一般まで約15人が集まり、縄文時代の土偶や土鈴などに挑戦した=写真。
取り組みは郷土の歴史や考古学などに関する関心を高めてもらうことを目的とする「町内まるごと博物館事業」の一環。昨年の土鈴づくりに続き、今年は土偶づくりに挑戦する企画した。
参加者は、町内の遺跡や畑などから出土した土偶や土鈴などをモデルとして粘土を成形。竹串で模様をつけるなどして、思い思いの作品を作り上げていた。
制作した土偶や土鈴は3カ月ほど乾燥させた後、職員が焼き上げる。 -
箕輪町が駅駐輪場の放置自転車撤去
箕輪町は20日、町が管理する3駅の駐輪場に放置されている自転車の撤去作業をした=写真。
町による放置自転車の整理・撤去は、駐輪場の整備を目的として毎年行っているもの。木下駅、伊那松島駅、沢駅の駐輪場で事前調査したところ、68台の放置自転車を確認。19日までに持ち帰ることを求める荷札を取り付けた。この日は、それらのうち19日までに持ち帰られなかった自転車を放置自転車として撤去。警察やJR東海職員などの立会いのもと、町職員や各区衛生部などが作業に取り組み、木下で19台、伊那松島で36台、沢で6台の放置自転車を回収した。
撤去した自転車は1カ月間町で保管するが、それでも引き取りにこないものはクリーンセンター八乙女で処分する。
放置自転車には盗難されたものが含まれているほか、通学に使っていた自転車をそのまま駅に放置して卒業する人などもいるという。 -
箕輪町の壮年ソフト「ミノワクラブ」全国大会へ
箕輪町の壮年ソフトボールクラブ「ミノワクラブ」(山岡広好監督、28人)は、9月15-17日に滋賀県守山市で開く第7回日本スポーツマスターズ男子大会に県代表として出場する。6月30日-7月1日に箕輪町の番場原運動場などであった第9回長野県壮年ソフトボール大会(県ソフトボール協会主催)で優勝し、全国大会出場を決めた。
県大会は40歳以上で構成する29チームが出場。ミノワクラブは2回戦で仁科クラブ(大町市)に10-1、準々決勝でスーパァーロビンズ(伊那市)に6-5で勝ち、準決勝は前回優勝チームの常盤クラブ(大町市)に8-1で圧勝。決勝は信州ブルースターズ(大町市)と対戦。6回まで5-5で時間切れのためタイブレーカーを行い、8回で7-6でサヨナラ勝ちした。
全国大会につながる壮年ソフトボールは全日本壮年、県壮年の2大会。同クラブは今回で通算6回目の優勝。全国大会出場は5回目(出場辞退1回)になる。
山岡監督(54)は、「地元開催の中、控えのメンバーも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。応援団の声援もありがたかった。守備でミスが目立ったが、練習どおりの攻撃で得点できた。全国大会では基本プレーの練習を繰り返し、よい成績を残せるように頑張ってきたい」と話している。
メンバーは箕輪町を中心とした40から50歳代。毎週火・金曜日の夜、若手中心の一般チーム「ミノワオールスター」、50歳以上の実年チーム「ミノワ実年クラブ」と合同で番場原運動場で練習している。