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箕輪町で絵本作家・あきやまただしさんを招いたお話し会
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、絵本作家・あきやまただしさんを招いた読み聞かせ講演会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。約200組の親子が集まり、あきやまさん独特の絵本の世界を楽しんだ。
絵本や読み聞かせなどに触れ、子どもたちに豊かな心を育んでもらうことなどを目的として活動する同会は今年、子ども夢基金の助成を受け年内に4回のイベントを企画。今回はその2回目で、これまで箕輪町に招いたことがなかった絵本作家に講演を依頼した。
あきやまさんは、子どものリクエストに応じて自身の作品『へんしんトンネル』や『たまごにいちゃん』などを感情のこもった口調で読み上げた。子どもたちも、一緒に言葉を口にしながら、絵本が繰り広げるさまざまな世界を楽しんでいた。また、作品に登場する主人公をテーマとした歌の披露などもあり、会場をわかせた。 -
箕輪町滞納整理24日から
箕輪町は24日から9月1日までを滞納整理重点期間として、庁内を上げた滞納整理に取り組む。
8月は滞納整理月間。重点期間は、主に現年度分で、町が納付書、督促、催告書を送付しているがまだ未納になっている税、料金を徴収する。
対象は町民税(1期6月)固定資産税(1期4月)軽自動車税(全期5月)国民健康保険税(1期6月)介護保険料(1期6月)水道料(2月縲・月検針分)下水道使用料(2月縲・月検針分)住宅使用料(4・5・6月)保育料(4・5・6月)。
滞納整理は課長、係長、事務担当者、税務財政課・収納対策室の職員64人が、2人1組の班編成で取り組む。 -
陶芸講座(後期)開講
箕輪町公民館の06年度陶芸講座(後期)が18日、町文化センター創作室で始まった。受講者は、粘土を練って作品づくりに取り組んだ。
初参加4人を含む20人が受講。箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんが指導する。7回の講座で作陶が4回、素焼きと本焼きを文化センターの窯で体験する。
初回は、作陶の題材として市川さんがタタラ作りの花器を紹介。筒型で足を付ける。前期から継続して参加している受講者は、題材の花器のほか、それぞれが作りたいものに挑戦した。
初めて参加した人は、粘土を練る基本から指導を受けた。汗をかきながら熱心に練り、たま作りという成型方法でろくろに玉のように丸くした粘土をのせ、粘土をつまみ上げて茶わんなどを作った。
2度目の受講となる女性は、「いろいろ作ってみたいけど、植木鉢を作りたいと思って参加した」と話し、作品づくりに没頭していた。 -
箕輪南小教職員が救急講習受講
箕輪町の箕輪南小学校の教職員は18日、箕輪消防署員の指導で、自動体外式除細動器(AED)を用いた応急手当を含む普通救命講習を同校で受講した。
教職員はAEDの講習を1回は受けるよう県教育委員会の指導があるため、夏休み中に計画。教職員13人が参加した。
講習内容は、心肺そ生法、AED、止血法、異物の除去。AEDは意識、呼吸、循環のサインがない傷病者に対して使うもので、音声メッセージの指示に従って電極パッドを張る、心電図を解析する、除細動(電気ショック)のボタンを押すなど操作方法を学び、人形で実際に練習した。
心肺そ生法では、意識の確認、気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージなど一連の流れの説明を受け、人口呼吸2回、心臓マッサージ15回のサイクルを一人ずつ練習。心臓マッサージは手を置く位置の確認方法や、ひじを伸ばして体重をかけて押すなどポイントを確認しながら熱心に学んだ。 -
箕工、多部制・単位制の校名を募集
高校改革プランの実施計画に基づき、09年度から移行する新しい多部制・単位制高校の設置準備を進める箕輪工業高校将来計画準備委員会は、新しい学校の校名と校歌、校章に関する意見を広く一般から募集している。 新知事に代わり、高校改革についてもさまざまな議論が取りざたされている。しかし、箕輪工業高校では従来から、新しい形態である「多部制・単位制高校」を理解してもらうには周知に時間をかける必要があるとして、速やかな準備を進めている。
校名などを一般から募集する背景には「新しい学校を地域の声によってつくっていきたい」という願いが込められており、これまでの箕輪工業高校同様、地域と共に根ざした学校づくりを目指す。
校名は、校名案とその命名の理由を明記し21日から9月19日までに、校歌・校章については具体的意見を明記して21日から12月29日まで募集する。
応募は郵送、FAX、電子メールで行い、住所、氏名を明記すること。
応募は、学校関係者と箕輪工業高等学校の未来を育てる会の小委員会が審査・選考する。
問い合わせは箕輪工業高校内将来計画準備委員会(TEL79・2140)へ。 -
ながた農園トマト収穫体験
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は、宿泊客に野菜収穫の楽しみを味わってもらおうと、無農薬栽培の「ながた農園」でトマト収穫体験をしている。18日、3組の家族が真っ赤に実ったトマトをもぎ取り、とれたてのトマトやキュウリをその場で味わった。
みのわ振興公社が今年から、温泉スタンド南側に整備した「ながた農園」で、トマトやキュウリを無農薬で栽培している。
収穫は予約制で、朝食後のチェックアウトまでの時間に、希望する宿泊客が体験する。1バケツ300円で15個の中型トマトをもぎ取ることができ、おまけもある。
この日は、東京都と千葉県からの家族が農園を訪れ、よく熟れたおいしそうなトマトを探してもぎ取った。取ったばかりのキュウリもみそを付けて味わい、「土の匂いがして、瑞々しくておいしい」と喜んでいた。
5歳と2歳の子どもを連れ東京から訪れた鈴木恒伯さん家族は、「普段は体験できない。野菜がなっている様子を子どもに見せてあげられてよかった」と話していた。
ながた農園は、トマトが140本ある。体験は12日から始まり東京、千葉、愛知から訪れた30組が楽しみ、東京箕輪会の会員も参加した。今後、実の状態を見ながら8月末までは体験をする予定。 -
箕輪町松島区で夏祭り用のちょうちんを新調
箕輪町松島区で16日、「夏祭りin松島」があり、祭りに向けて新調した55基の提灯(ちょうちん)が、集った区民に初披露された=写真。
松島区はこれまで、商店街の店舗名などが書かれた提灯を使用していたが、すでに営業を止めた店の名前が残っているなどしたため、松島分館が主体となり、祭り用提灯を新調。町の地域活性化事業交付金の助成を受け、音響設備も新たに購入した。
松島区には39の常会があるが、改めてそれを確認する機会も少ない。そこで、提灯を見て改めて松島区への認識を深めてもらおう竏窒ニ、55基のうち39基には、地区内の常会名を一つ一つ明記。残り16基は、8基ずつ「松島区」「松島分館」と書いた。
祭りでは、流しそうめんやヨーヨー釣り、かき氷などといったさまざまな催しが並び、みのわ祭りが中止となったことで踊ることができなかった「箕輪天竜音頭」なども実施。伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」の公演もあり、訪れた親子連れなどを楽しませていた。 -
箕輪町無形民俗文化財「おさんやり」
箕輪町の南小河内で16日、町無形民俗文化財「おさんやり」があった。地元の青年約60人が交代で柴舟を担ぎ、集落を回って、1年間の災厄を払った。
柴舟は高さ3メートル、長さ8メートル、重さ600キロ。30縲・0代を中心に、白い衣装を着た男性が20人ずつ担いだ。担ぎ手は盆太鼓の音に合わせ、気合いを入れ、足早に進んだ。
青年層の減少で、重い柴舟を担いで体を痛める人が出たことから、本年は一部をキャスター付きの台車で引いた。
集落を巡航し、夜になってから、舟を壊した。その破片を持ち帰り、家の門口に掲げると、厄除けになるといわれている。
おさんやりに合わせ、南小河内盆祭実行委員会の文化財保護功労者表彰(県文化財保護協会)の報告、盆祭の拠点となる旧屯所の改築披露があった。 -
箕輪町で夏ソバ刈り取り
箕輪町水田農業推進協議会の夏ソバ部会(日野国章部会長)が栽培している夏ソバの刈り取り作業が終盤を迎えている。
町内では今年、従来から夏ソバを栽培している中部営農組合に加え、2営農組合が新規参入し、夏ソバ部会を設立。町水田農業推進協議会が乾燥機など一式を購入した。
17日は、中部営農組合と東箕輪営農組合長岡支部が作業した。長岡支部は9人が刈り取り、乾燥、秋ソバ播種に取り組んだ。箕輪ダム下の1ヘクタールの畑では、コンバインを運転する人、トラクターをかける人など分業し、作業に精を出した。19日ころまでに刈り取りを済ませ、秋ソバの播種を終わらせる予定。
夏ソバの蒔きつけ面積は中部6ヘクタール、南部1・2ヘクタール、東箕輪2ヘクタール。今年は雨の影響で少し生育が遅れ、わずかに品質が低下したという。刈り取りは今月7日から始まっており、JAに出荷し販売する。 -
箕輪町木下・盆恒例ソフトボール大会
箕輪町木下の盆の恒例行事「区民親睦ソフトボール大会」が16日、箕輪工業高校グラウンドであった。帰省中の人たちや、中学生、女性も参加し、夏の暑さも忘れて和気あいあいと熱戦を楽しんだ。同区、公民館の共催。
47回目を迎える常会対抗の大会に、全41常会のうち15常会から18チームが出場、応援団も含めると約600人が参加。試合は4ブロックに分かれ、それぞれトーナメントで優勝を競った。
区民らは、全速力で塁に向って走ったり、思いっきりスイングしたりと日ごろの運動不測を解消。観戦する家族らは「ナイスバッティーング」「あと1点で逆転だぞ」などと、熱い声援を送っていた。
大会の実施当初は30以上の常会が参加していたが、近年は人数が集まらない竏窒ネどの理由で参加人数は減少。実行委員は「参加する常会を増やしていきたい」と区民の交流の場の活気が高まることを願っている。 -
郷土史クラブで土鈴作り
箕輪町内の小学生が学ぶ郷土史クラブはこのほど、縄文時代に思いをはせながら、土鈴作りを楽しんだ。
クラブは小学4年生から6年生を対象に月1回、町郷土博物館で開いている。本年度は21人が活動している。
三日町御射山遺跡から出土した縄文時代中期の「土笛」や資料を見たあと、各自が作りたい土鈴や土笛の図案を描き、制作に取りかかった。
土鈴は、お椀の形を二つ作り、小石を新聞紙に包んでお椀の中に入れ、二つを合わせて球形にし、竹べらなどで好きな文様を描く。
子どもたちは野焼き陶土をこね、きれいな丸みが出るようにお椀の形を作り、サッカーボールやネコ、時計など好きな模様を描いた。鈴を作るのは初めてで、「おもしろい」「うまく鈴ができるか楽しみ」と話していた。
残った陶土で土笛も作った。作品は1カ月ほど乾燥させてから焼いて仕上げる。 -
原爆と人間展
箕輪町教育委員会は31日まで、「原爆と人間展」を町文化センター展示コーナーで開いている。原爆が投下された広島と長崎、被爆者の様子などを伝える写真や絵などのパネルを展示している。
町教委は毎年この時期に、同展をしている。被爆し背中全面が焼けただれ「殺してくれ」と叫ぶ少年、死の灰で遊び髪の毛が抜け皮膚がただれた子ども、首のない子どもを背負って歩く母親、死者を焼く炎の前で立ち尽くす家族、アメリカの原爆傷害調査委員会の検査を受ける被爆者などパネルは34枚。
地獄絵のようなパネルとともに、原爆の恐怖、被爆者の訴え、平和への願いを伝えている。 -
箕輪町成人式
06年度の箕輪町成人式は15日、町文化センターであった。新成人211人が出席し、懐かしい友や恩師との再会を喜び、大人として自覚を胸に新たな人生のスタートをきった。
新成人の有志で組織する成人式実行委員会による式で、対象の新成人は333人(男性152人、女性181人)。みのわ太鼓の祝太鼓演奏で開幕した。
実行委員長の荻原大樹さんは、「成人式を迎え、今度は私達が地域や町を守っていく立場になったと実感している。この先は、想像以上に厳しく大きな壁にぶつかると思うが、仲間達と共にどんなときも夢を持ち、逃げることなく壁を乗り越えていけると思う。この日を境に、少しずつ自分たちの足で立ち、今度はだれかを守ることができる強さと優しさをもった大人として活躍していくことを誓う」とあいさつした。
新成人を代表して唐沢なぎささん、有賀大輔さんが意見発表した。
平沢豊満町長は、「成人として出発する今、自分自身の将来を真剣に考え、積極的かつ建設的な姿勢で悔いのない人生を送ってほしい。公平、公正な実行力を持ち、国内はもとより世界で活躍する日本人になることを期待する」と祝福。恩師7人が祝いのことばを送った。
式終了後は記念撮影と立食パーティーがあった。 -
飲酒運転しないで!
交通少年団が新成人に呼びかけ箕輪町内の小学5、6年生有志で組織する町交通少年団は15日、成人式があった町文化センターで、新成人に「飲酒運転をしないでください」と呼びかけた。
毎年恒例の活動。団員20人が参加した。式を終え、立食パーティーに向かう新成人に、「飲酒運転一発取り消し」のシールを張ったカラビナを手渡し、交通マナーの遵守を呼びかけた。新成人は「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。 -
ながたの湯
入場者180万人達成箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は15日、入場者180万人を達成した。98年12月14日のオープン以来2496日目で、180万人目とその前後者に記念品を贈った。
みのわ振興公社の平沢豊満社長(箕輪町長)は、「多くの方に利用いただき大変うれしい。ながたの湯に入ると夏バテしないし、体の調子がよくなる。これからも利用してほしい」とあいさつした。
180万人目は3日に1回利用しているという箕輪町松島の農業遠藤鏘一さん(67)。この日は、家族や親戚と訪れた。「1千万人目を当て込んでたんだけどね」と冗談を言いながら、「こういう賞は初めて。うれしい。今年は宝くじが当たりそう。ここのお湯は最高で、来るたびに心が安らぐ」と話していた。
179万9999人目は、南箕輪村久保の会社員五味和久さん(40)。180万1人目は、箕輪町大出の会社員小口正芳さん(48)だった。
180万人目には、ながた荘ペア宿泊券とアレンジ花、前後者には、ながたの湯お買い物券(3千円分)とアレンジ花をプレゼントした。
みのわ温泉はナトリウム炭酸水素塩温泉。“美人美肌の湯”として親しまれ、1日平均721人が利用している。 -
箕輪町民野球大会
箕輪町教育委員会主催の第52回町民野球大会は14日、21チームが参加して番場原運動場であった。昨年より3チーム多く、照り付ける真夏の太陽のように熱い熱い戦いを繰り広げた。
町民の親ぼくを深めようと中学生以上を対象にした恒例の大会。トーナメント方式7回戦で競った。
地区の分館単位や、同級生などで作るチームで、箕輪中学校野球部も出場。毎年参加する常連が多く、盆野球のために地元に帰ってくる人もいる。
「盆野球の楽しみは試合後の慰労会」で、大人は目の前にちらつくビールや焼肉を楽しみにプレーに熱中。1試合でレフトスタンドに2本、ライトスタンドに1本の計3本のホームランにベンチが沸いたり、「打ったらちゃんと走れよ」「打たせてくれたらビール半額にするよ」などと野次も飛んだり、真剣勝負の中にお祭り気分も加わり、試合を楽しんでいた。 -
集中的な豪雨で北小河内中村地区周辺住民が一時避難
13日夜、集中的な豪雨により、箕輪町北小河内の中村地区周辺住民130人が、北小河内公民館と南小河内公民館に一時避難した。
中村地区は7月の梅雨前線豪雨で、土石流被害を受けた。夜からの豪雨で、中村地区の集落を通る町道は川のように水が流れ、土砂が県道まで達した。
町は午後10時45分に土石流の危険があるとして北小河内中村地区周辺の住民に避難できる体制をとるよう呼びかけ、10時53分に公民館への自主避難を呼びかけた。北小河内公民館に80人、南小河内公民館に50人が避難した。
14日午前零時、大雨警報が大雨注意報になり、雨が小康状態になったため、帰宅してもよい旨を伝え、全員が帰宅した。
この雨により、竹の腰公園上流の仮えん堤より下に積んでいた土のうが2つ外れた。伊那建設事務所では、応急処置として土のうを積み直し、17日以降にコンクリート入りの土のうを積む対応をする。また、水門のゲートを外し、流れた石などは大きな堰に流すようにするため、堰にすでにたまった石などを撤去した。 -
ふきはら大学、心の豊かさと笑いについて学ぶ
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」が11日、箕輪町文化センターであった。約15人が参加し、伊那市の西箕輪公民館長・城取茂美さんから、心の豊かさや笑いのある人生について学んだ=写真。
城取さんは、戦後の人々の生き様や西箕輪公民館で昨年からはじめた小学生の通学合宿などを話題に講演。
戦後まもなくの生活は苦しく、先の生活もままならない状況にあったが、人々を励ます素晴らしい歌もたくさん生まれ、支え合いながら生き抜いてきたことを説明。「貧しくても良き時代だった」として、その“良さ”は、これからの社会にも引き継いでいく必要があることを語った。
また、小学生が親元を離れ、公民館から通学する「通学合宿」は、子どもたちが自信を持てるようになるだけでなく、親にとっても子離れの一歩になっていることを示した。 -
箕輪町で住宅全焼
14日午前2時53分ころ、箕輪町福与の荻原建治さん(63)=木下=所有の借家から出火し、木造平屋建て住宅約110平方メートルを全焼して3時22分ころ鎮火した。
2カ月前まで借家として貸していたが、出火当時は空家で、人はいなかった。けが人はいない。伊那署で原因を調べている。 -
「赤そばの里」で赤ソバの種まき
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で12日、住民有志の会「古田の里赤そばの会」が種まき作業に精を出した。
赤そばの里は昨年まで中箕輪農事組合法人が管理していたが、本年度から町の委託を受け、上古田地区の住民有志による「古田の里赤そばの会」が、観光的な歩道整備や景観整備も含め赤ソバの栽培、管理をする。
この日は、耕作部会の13人が作業。きれいな赤ソバの花を見てもらいたい-と、これまで数回にわたって除草作業をし、数日前には種まきに備えて畑を耕した。4・2ヘクタールの畑に200キロの赤ソバ「高嶺ルビー」の種を準備。種まき機ブロードキャスターでまいたあと、ロータリーで土かぶせをした。
初めての取り組みで試行錯誤しながらだが、「全国的にも知られるようになった地区の観光資源。きれいな花が咲いてほしい」と話し、作業に取り組んでいた。
会は今年4月に発足。会員約70人。耕作、環境整備、地元農産物販売の3部門で活動している。花が楽しめるのは9月中旬から10月中旬の予想で、9月30日、10月1日の2日間は赤そば祭りを予定している。 -
「オアシスパト」が活動開始
青色回転灯を装備した車で子供たちの安全を見守る、自主防犯ボランティア「こどもを守るオアシスパトロール隊」が活動を開始した。11日、伊那署玄関ロータリーで出発式があり、巡視の自動車25台、隊員約60人がパトロールに出発した。
子どもを守る活動に積極的に参加しよう竏窒ニ、県自動車整備振興会伊那支部の署管内の25業者65人が7月上旬、隊を発足。全国の自動車整備振興会の中では初の試みとなった。
隊では青色回転灯、啓発のマグネットシールを車に設置し、各事業所ごとが自主的に近くの学校の登下校時に合わせ、通学路を巡視する。パトロール中の様子は活動日誌として、伊那署へ報告する。
出発式で杉本廣志隊長は「犯罪を未然に防止し、地域の安全を守ることを誓う」とあいさつ。小嶋惣逸署長は「皆さんの熱い気持ちを結集し、積極的で息の長い活動を」とした。 -
子育て学級でバルーンアート
箕輪町公民館の子育て学級は10日、10組の親子が丸い風船に顔を書いたり、長い風船で花を作るなど、バルーンアートを楽しんだ。
南箕輪村在住の宮本千秋さんがゾウ、カタツムリ、ウサギ、カメなどを風船で鮮やかな手つきで作り上げた。子どもたちは、出来上がった風船の動物が出てくる童謡「ぞうさん」「かたつむり」「うさぎとかめ」を元気よく歌った。
お母さん達は、長い風船で花作りに挑戦した。「割れそう」「怖い」などと言いながら何とか作り上げると、子どもが自分の顔やキャラクターを書いた丸い風船を先端に取り付けた。子どもたちは顔風船のついた花を手に嬉しそうに走り回っていた。
バルーンアートにちなんで、「ふうせんくまさん」などの絵本の読み聞かせもあった。 -
学童クラブでニュースポーツ楽しむ
箕輪町の学童クラブ東部教室で9日、児童が箕輪東小学校の体育館でニュースポーツを楽しんだ。
夏休み中の学童クラブ東部教室は東小体育館が会場で、東小、南小、北小の児童が通っている。この日は1年生から5年生まで33人が利用。朝の勉強を終えた後の昼食までの時間に、町教育委員会の職員が訪れ、ニュースポーツを指導した。
ゲームは、キンボールに使う風船の玉での大玉送りや押し相撲と、ドッジビー。大玉のゲームでは、児童が2チームに分かれ手をつないで輪になり、大玉が地面に落ちないように頭や手、足などを使って打つ回数を競ったり、1対1で大玉をはさんで押し合い、線の外に押し出す相撲に熱中。キャーキャーと歓声を上げて楽しんでいた。
学童クラブ中部教室でも8日にニュースポーツをした。 -
傘リサイクルマイバッグ作り講習会
箕輪町消費者の会はこのほど、使わなくなった傘を再利用する買い物用のマイバッグ作り講習会を町福祉センターで開いた。傘布がきれいなバッグに仕上がり、参加者は喜んで各自の作ったバッグを持ち帰った。
本年度の重点活動で、講習会は今回が初めて。会は、町民の協力を得て不用傘を回収。傘の骨からはずした布を洗濯、アイロンをかけ、5枚1組に色柄合わせをして180セット準備し、事前に役員が作り方を研修した。
講習会には町内の女性が参加した。好きな柄の布を選び、会員に教わりながらミシンで縫った。布が伸びるナイロンのため、ミシン縫いの加減が少し難しく、持ち手を作るのも大変だったが、1時間半ほどかけて仕上げた。
参加者は、「傘がこんなにいい袋に変身するなんでびっくり」「マイバッグに興味があって参加した。普段使っているものに、自分で作った袋を加えたい」と話していた。
会は、「少し手はかかるけど、捨てるものが生まれ変わって利用できるようになる」とし、今後は町の文化祭などイベントで会員が作ったマイバッグの販売を計画している。 -
箕輪町災害対策本部解散
箕輪町は9日午後6時、7月の梅雨前線豪雨により7月19日から設置していた災害対策本部を解散した。
8日からの台風7号の接近を警戒し本部の設置を続けていたが、豪雨災害の緊急対応が一通り終了し、台風も通過したことから、解散を決めた。 -
おはなしこんにちは
腹話術や紙芝居楽しむ箕輪町図書館でこのほど、8月の「おはなしこんにちは」があった。図書館の庭の木陰で心地よい風に吹かれながら、約30人の親子が腹話術や紙芝居などを楽しんだ。
みのわ腹話術研究会と図書館の読み聞かせボランティアが担当。紙芝居「うさぎとかめ」「ごきげんのわるいコックさん」「おむすびころりん」など、楽しいお話が続き、子どもたちは食い入るように紙芝居を見つめていた。
腹話術では、柿の話などがあり、人形とのやりとりを楽しんでいた。 -
箕輪町交通少年団が長野県警察航空隊を視察
箕輪町交通少年団はこのほど、夏恒例の研修視察で、松本市にある長野県警察航空隊を訪れ、ヘリコプターなどを見て航空隊の仕事を学んだ。
研修視察は小学5、6年生の団員55人が参加。2台のバスに分乗して航空隊を訪れた。訓練飛行から戻ったヘリコプターの着陸を見学し、ヘリコプターはフランスやアメリカで製造していることや機能などの説明を聞いた。また、ヘリコプターは主に救助のために山や川、湖の上空などを飛行したり、自動車の追跡のため飛ぶ場合もあることなどを学んだ。
団員は、順番に後部座席に座って内部も見学。初めて間近に見るヘリコプターに興奮気味で、記念撮影もするなど楽しんだ。 -
箕輪町警部交番連絡協議会が交番に夏季支援物資贈る
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は9日、町の安全のため昼夜パトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、交番に支援物資を届けている。今回はカップ麺、栄養ドリンク、飲料を合計21箱届けた。
役員7人が訪れ、小林会長が「町民が毎日安全安心で枕を高くして眠れるのも署員の日ごろの活躍のたまもの。支援物資を糧にさらなる安全のため活躍をお願いしたい」とあいさつした。
倉田千明所長は、「今年は事故、犯罪とも去年に比べ減ってはいるが、死亡事故が続くなど内容は大きな件が起きている。署員が少ないなか、がんばってパトロールしているが、支援物資は励みになる。皆さんの安全確保に頑張っていく」と感謝した。 -
災害対応特殊消防ポンプ自動車など取得
箕輪町は7日の町議会全員協議会で、箕輪消防署の災害対応特殊消防ポンプ自動車、町消防団第1分団(八乙女)の小型動力ポンプ付積載車の取得を報告した。
箕輪消防署に災害対応特殊消防ポンプ自動車1台を配備する。現在の消防ポンプ自動車は15年が経過し、性能が低下してきているため緊急時の対応に支障をきたす恐れがあるとして更新する。
伊那消防組合がモリタ名古屋支店と契約。取得価格は2698万5千円。吸管巻取装置、動力付ホース延長資機材、デジタル式ポンプ操作盤、動力はしご昇降装置などを装備。乗車定員5人。総排気量約4000cc。
消防団第1分団の小型動力ポンプ付積載車も、18年が経過しているため、更新する。町と箕輪自動車が契約した。取得価格は467万2500円。乗車人員6人。総排気量2400cc。9月20日ころ納入予定。 -
天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会 初会合
天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会の初会合が7日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった=写真。会に先立ち、天竜川の堤防決壊、北小河内の土石流の現場2個所を調査。協議の結果、決壊場所は「原因を究明するための資料が必要」とし、本格的な検討は次回(28日予定)からとなった。
7月の豪雨災害による土砂災害、堤防決壊をはじめとする、河川災害の今後の対策を検討する目的。国土交通省・天竜川上流河川事務所の呼び掛けで、大学教授など治水関係の専門家7人が集まった。
協議では決壊前後の現場の断面図や、増水時の水位の変化に関する資料などが必要である竏窒ネどを確認した。信州大学名誉教授の北澤秋司座長は、決壊原因を堤防上部、下部のいずれから崩れたかを分析し、復旧工法の助言にしたいとした。
委員会では「早期(本格的)復旧工事をするため方向性を確認したい」とし、本年秋口には一定の結論を出す見込みになっている。