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小学校で運動あそび始まる
箕輪町の小学校で1、2年生を対象に運動あそびが始まった。箕輪東小学校の1、2年生は18日、ゲーム的要素も取り入れた運動あそびで元気に体を動かした。
町は本年度、「一味ちがう箕輪の子ども」を育てたいと、町内保育園に取り入れている運動あそびの効果をさらに高めるため年齢を拡大して導入。不足している運動能力を遊びながら身に付け、前頭葉の発達を促し、子どもが本来持っている生きる力を育てたいとしている。
町運動保育士の唐沢由紀さんが各小学校を巡回。運動あそびの基本の形を確認し体を動かすことを楽しむ内容で、各クラス年4回指導する。
東小は学年ごとに運動あそびをした。2年生31人は準備運動のあと、ぞうきんがけ競争、手押し車、馬とびなどに挑戦。運動あそびの「くまさん歩き」を発展させた「片足くまさん」、側転などもした。跳び箱、鉄棒、長縄跳び、床に何本も並べたフープを片足で通る-などを組み合わせた遊びも、積極的に体を動かして楽しんでいた。 -
箕輪町焼酎いも生産組合会議
箕輪町焼酎いも生産組合(柴正人組合長)は17日夜、本年度第1回会議をJA上伊那グリーンセンターみのわで開き、一般参加で一緒にいも焼酎作りをする「いも焼酎みのわ」を愛する会の設置や作付け、役員などを決めた。
今年は、オリジナル芋焼酎のブランド化に向け上伊那8市町村でそれぞれサツマイモを栽培する。
組合は昨年、町内初の取り組みで、焼酎用サツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」を栽培。飯田市の醸造元「喜久水酒造」で仕込み、「いも焼酎 50周年“みのわ”」の名で限定販売した。2年目の今年は昨年より栽培面積を大幅に増やし上伊那で最も広い335アール。苗6万7千本を植える計画。苗入荷日に合わせ各地区の植え付け予定日を決め、苗の植え方など栽培方法を確認した。
柴組合長は、「各市町村が競ってブランドを作るように上伊那全体が動いている。一生懸命取り組むのでよろしく」とあいさつした。 -
健康体操ヨガ教室開講
箕輪町教育委員会主催の健康体操ヨガ教室が12日、町文化センターで始まった。35人が講師の指導にそって体をほぐした。
ヨガを通して健康な心と体をつくる恒例の教室。体調や年齢などに応じて全身をバランスよくほぐしながら、心地よくできる範囲で取り組む。全8回。国際ヨガ協会の池上みな子さん=伊那市長谷=が指導する。
参加者は床の上に敷いたタオルなどの上に座り、ゆっくりと呼吸しながら体を前に倒したり、ひねったり、肩を上下させるなど、静かに体を動かした。昨年に引き続き参加した人もいるが多くは初参加で、無理をせず、それぞれのペースで取り組んだ。 -
松島分館フリースクール
箕輪町公民館松島分館のフリースクール「消防署見学とはたらく車」が14日、箕輪消防署などであった。子どもから大人まで40人が署内やパトカーなどの見学を楽しんだ。
フリースクールは3年目。2カ月に1回開く。06年度の第1回は「はたらく人」シリーズで、恒例の消防署見学のほか、警察のパトカーと白バイ、建築現場ではたらくショベルカーと高所作業車の見学を計画した。
署内見学と車両見学の2班に分かれて消防署を見学。車両見学では署員がタンク車、救助工作車、救急車の機能などを説明。子どもたちは車両に試乗したり、消防士が火災現場で着用する防火衣を着てヘルメットをかぶり消防士気分を味わった。小学生は空気呼吸器を背負ってその重さに驚いていた。 -
町道6号線供用開始
交通規制変更に注意箕輪町が整備を進めている町道6号線で、町道54号(通称・産業道路)との交差点から153号バイパスまでの区間が一部を除いて工事が終了し、17日、産業道路入り口からの進入が可能になった。開通に伴い6号線が優先道路となり、産業道路は交差点で一時停止の必要があるため、注意を呼びかけている。
従来は産業道路が優先道路で、6号線が交差点で一時停止だったが、開通により交通規制の向きが変更になった。6号線にあった「止まれ」の表示を消し、産業道路に新たに表示を書いた。
6号線改良は役場から153号バイパスまでつなげる工事で、産業道路からバイパスまで全長約340メートルの区間は02年度に着工。旧道拡幅工事で従来の道路幅4メートルを6メートルにし両側に2メートルずつの歩道を設置した。一部暫定供用部分があるが、これまで旧道に迂回していた部分が通れるようになった。 -
箕輪町公民館講座わらべうた
箕輪町公民館と子どもセンターは本年度新たに、「わらべうた」講座を始めた。町文化センターの和室で、乳幼児を連れたお母さんたちがやさしい声でわらべうたを歌い、子どもと向かい合い、穏やかに流れる時間を楽しんでいる。
松島で音楽教室を主宰し、わらべうたを学んだ千葉芳子さんが指導。親子は畳にのんびりと座り、千葉さんの歌うわらべうたをお母さんがまねして小さな声でやさしく歌い、ひざの上に抱いた子どもの鼻やほほに指を当てたり、ときにはくすぐったり。子どもたちはじっとお母さんのうたを聞き、笑みを浮かべたり、声を上げて笑っていた。
「わらべうたは、空よりも広く海よりも深いファンタジー」と千葉さん。「子ども自身が作り、何百年と伝承されているわらべうたは、すっと子どもの心に入ってくる。その反応を見て、お母さんたちが穏やかになる。親子の心の栄養にもなる。多くの人に知ってほしい」という。
月2回。毎回0・1歳児と2歳児以上対象の2回あり、各30分程度。自由参加。 -
不審火の疑いのホームセンター火災 再発防止へ
13日、伊那市内のホームセンターで商品が焼ける不審火の疑いのある火災が発生。伊那署は16日、再発を防止し、盗難などの防犯体制も強化するため、管内の量販店など35店舗に対し、防犯診断をした。
店舗内の防犯カメラなどの防犯設備が効果的に働いているかなどを調査。署員20人が2人一組の10班に分かれ、ホームセンター、デパート、本屋、大型の薬局などを3店舗ずつ回った。
伊那市西春近のホームセンターでは、防犯カメラの設置位置や、録画テープが劣化しているかなどを点検したほか、カラーボール、通報装置の有無を店関係者とともに確認。商品陳列でカメラの死角をつくっている場所などについては改善を指導した。
防犯診断をした署員の一人は「不審者を発見したら、まずは声をかけてもらいたい。その時は一人でなく複数で対応してほしい」と話していた。
13日午後0時55分ころ、伊那市内のホームセンター内の建築・金物売り場にあった商品数点が燃えているのを警備員が発見して消火。店内にいた買い物客に被害はなかった。 -
不法投棄監視カメラ設置
箕輪町は、町内の不法投棄が多い場所に初めて監視カメラを設置した。
場所は、長田の広域水道企業団近く、県道与地辰野線脇。監視カメラはソーラー電源式で、大阪府大阪市の防犯設備業者の協力で1台設置。町と伊那警察署の名前入りで「不法投棄禁止 監視カメラ作動中」の看板もついている。約1カ月置いて効果を検証する。
住民環境課によると今回設置した場所は、コンビニエンスストアの弁当ごみや空き缶、空き瓶、ペットボトル、家庭ごみなど常にごみが捨てられている場所。廃タイヤなどの不法投棄もあるという。
これまで、担当課で対応したり、不法投棄監視員が見回りの際に拾うなどしていた。 -
箕輪町の名所の絵手紙を切手に
箕輪町松島の箕輪郵便局窓口に、町内の山岸温江さんが作った写真付き切手が額入りで飾られている。趣味の絵手紙を切手にしたもので、箕輪町の観光名所などを描いた作品が関心を集めている。
昨年、箕輪町が町制50周年だったことと自身の還暦を記念し、昨年末から今年にかけて郵便局の写真付き切手作成サービスを利用して作った。
10種類のうち4種類の絵柄は、みのわ祭りで練り歩く木下のみこし、紅葉したもみじ湖、赤そばの里、ながたの湯。町内の名所や、山岸さん自身もよく出かける場所を選び、このほかはクマガイソウなど山野草を描いた。
「マイ切手を作ってみた。出来るまでは不安だったけど、出来上がりに満足」と山岸さん。作った50円と80円の切手は知人あての手紙などに利用。「赤そばを見に行ったけど、山岸さんの町だったんだね」と返事が届くなど、交流が広がっているという。
山岸さんは絵手紙を始めて6年目。日本絵手紙協会長の小池邦夫さんの通信教育で学んでおり、「年中行事の絵手紙」(小池邦夫・小池恭子著)、「毎日かきたい絵手紙入門」(小池恭子著)に作品が掲載されている。 -
箕輪町商工会総代会
箕輪町商工会通常総代会は12日、町産業会館であり、06年度事業計画案、予算案を承認した。任期満了に伴う役員改選は、会長に小林紀玄さん=マツシマ、副会長に桑沢文雄さん=ひらのや=を再任、副会長に黒田重行さん=プラトーン=を新任した。
町商工会は県下6番目の規模だが組織率は中の下。小林会長は、「会の必要性を理解してもらい信頼される会を作っていく。会員拡大、組織基盤の確立に全力で取り組む」とし、町からのTMO補助金拡大を受けて空き店舗が増えている中心市街地活性化のための夢のある新しい商店街の創成、昨年度取り組んだイルミネーションを生かしたまちづくりの拡大・充実、工業立町に向けた雇用拡大などを挙げた。
事業計画は、創業支援指導、経営に関する講演会・講習会、各種工業展・商談会・物産展への出展による取引拡大、エコアクション21認証登録の支援、TMO活動事業推進、観光振興事業など。
一般会計収支予算額は1億1302万7223円。前年度と比べ84万2732円増額。 -
美空ひばり歌の里
「前向き観音」の森のつつじまつり箕輪町三日町の資料館「美空ひばり歌の里」(小沢さとし館長)の自然公園がツツジの見ごろを迎えた。園内に「前向き観音」を建立したのを記念し6月4日まで、「前向き観音の森のつつじまつり」をしている。
約6千平方メートルの園には、ファンの寄付金で購入した約2千本のツツジがあり、今年は土手に新たに100本植樹した。約20種類のツツジは赤、ピンク、オレンジ、白、紫など色鮮やか。ファンが「桃源郷」と名付けたほど、ツツジに覆われた公園の眺めは見事で、今はチューリップや芝桜が共に楽しめる。
眼下に見下ろす町や遠くの山々など景色もたん能でき、週末には観光バスが訪れにぎわっている。今後はジャーマンアイリス、サツキなどが次々と咲く。
「前向き観音」は、前向きなひばりさんの生き方を残したい-というファンの要望で今年4月、園内に建立し観音堂も造った。台座を含めた観音像の高さは、ひばりさんの身長に合わせ約150センチ。館長は「訪れる人が景色を楽しみながら、ひばりさんのように前向きな気持ちになってもらえれば」という。
まつり期間中は、掲載紙を持参すると2人まで入館無料(コーヒー付)、割引券プレゼントがある。 -
福祉施設で草刈り奉仕
箕輪町の民生委員児童委員協議会(星野和美会長、57人)は11日、三日町の町デイサービスセンター「ゆとり荘」などの施設の周囲に繁茂する草を刈る奉仕活動をした。
20年以上続く年一度の恒例奉仕に、55人が参加。ゆとり荘のほか、近くにある上伊那福祉協会の特別養護老人ホーム「みのわ園」の草を、持参したカマなどで刈りとっていった。
メンバーは高齢者福祉部会、母子・児童福祉、障害者福祉部会の3部会を半数に分け、それぞれの施設で作業。施設を利用する人たちとあいさつを交わすなどして交流も深めた。
星野会長は「外の作業となるが、施設の実情も知り、利用者には気持ち良く施設を使ってもらいたい」と話していた。
ゆとり荘の職員は「私たちの手の回らないことをやっていただき助かっている」と感謝していた。 -
【記者室】いも焼酎をつくろう
焼酎ファンと一緒にいも焼酎を作ろうと、箕輪町焼酎いも生産組合が参加者を募っている▼昨年初めて取り組んだ組合。オリジナルブランドのいも焼酎試飲会では「芋の香りがあり、さらっとして飲みやすい。味がまろやか」と好評で、おいしそうに、うれしそうに焼酎を酌み交わす参加者の顔が各紙の紙面を飾り、地元ではちょっとした話題になった▼一緒に作るといっても参加者がするのは苗植えと収穫の体験。収穫までの管理は組合がしてくれる。焼酎1本プレゼントのうれしいおまけ付きで、年末には試飲会も。自分たちで育てたサツマイモからできた焼酎となれば、また一味違うはず。焼酎好きにはなんとも楽しい企画だろう。参加してみる価値あり?(村上記者)
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農経協の箕輪町会員が箕輪中に花苗贈る
長野県農業経営者協会に所属する箕輪町在住の会員が10日、地域貢献と農業振興のため箕輪中学校に花の苗を贈った。
農経協の町内会員はこれまで3人だったが、今年3人増え6人になった。これを機に何かできることを-と考え、会員に花苗の生産者がいることから苗を贈ることにした。
花苗はバーベナ、金魚草、ガザニアで252ポット。育てやすく秋まで長く楽しめる種類で赤、白、ピンク、紫、黄色など色とりどり。この日は、会員5人が箕輪中を訪れ、メーン花壇がある中庭で緑化委員会の今井康友委員長、千村真美副委員長に苗を手渡した。
北原秀樹校長は、「学校では緑化委員会を中心に花を大事にして花壇を作っている。今日、花をいただき大変うれしい。美しく咲いたところをまた見にきていただきたい」と感謝した。
会員は、「花も生き物。大切に育てて、育てる喜びを味わい、農業のよき理解者になってほしい。地元にこんなすてきな花があることも知ってほしい」と話した。
寄贈された花は、緑化委員会が学校敷地内に数カ所ある花壇に定植して育てる。 -
箕輪町国際交流協会が総会と交流会
箕輪町国際交流協会(会長・平澤豊満町長)は11日夜、第13回定期総会と交流会を町産業会館で開き、06年度事業計画などを承認した。
本年度は、3月の国際交流プラザで要望があった「国際交流料理教室」と、昨年の文化セミナーが好評だった韓国の語学教室を新たに始める。試験的に導入してきた中国語を母国語とする子どものための中国語教室は、本格実施していくことになった。
交流会では、伊那市高遠町の市ノ羽永里賀さん(33)と国際結婚したインドネシア出身のムフティ・アタル・ハラさん(26)などがスピーチを披露。企業研修生として来日し、日本語教室の活動を通して市ノ羽さんと出会ったムフティさんは「文化、言語などの違いから、結婚までにはいろいろとあったが、周囲の人の支えがあってここまで来ることができた」と語った。
また、インドネシアの歌も披露し、参加者を楽しませていた。 -
エコアクション21自治体イニシャティブ・プログラムへ取り組み
箕輪町内企業の参加募集箕輪町と町商工会は、簡易型環境マネジメントシステム「エコアクション21」の町内企業の取得に向け、自治体イニシャティブ・プログラムに取り組む。
自治体イニシャティブ・プログラムは、自治体主導で地域内の多くの事業者が一斉にエコアクション21に取り組むことで、地域全体の二酸化炭素、廃棄物などの排出削減、エネルギーコストなどの削減を実現し、「環境経営」の証が得られる。
認証取得を希望する町内企業30から50社を町がとりまとめ、エコアクション21の中央事務局にプログラム参加を応募。採択された場合、専門家の無料派遣などが受けられる。費用面で負担が軽減できるほか、企業間で情報交換でき、より的確な取得ができるなどのメリットがある。
本年度の採択枠は全国で50自治体。昨年は県内では千曲市が採択を受け実施している。
町は06年3月6日、県内の自治体で初めてエコアクション21の認証を取得。商工会と共催で3月9日に地域企業対象にセミナーを開いた。セミナー参加者対象のアンケートでエコアクション21の共同事業への取り組み意向が強かったことから今回、町と町商工会が連携して取り組むことを決めた。
プログラムに参加を希望する町内企業は6月2日までに町商工会(TEL79・2117)または町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111)へ申し込む。 -
厄除け行事「おさんやり」の南小河内盆祭実行委員会
長野県文化財保護協会の文化財保護功労者表彰受賞箕輪町南小河内に古くから伝わる厄除けの民俗行事で町無形民俗文化財の「おさんやり」を保存、継承している南小河内盆祭実行委員会が10日、長野市であった社団法人長野県文化財保護協会の総会で文化財保護功労者表彰を受賞した。町の文化財では初の受賞。06年度実行委員会長の坂下四郎・南小河内区長が11日、平沢豊満町長に喜びの報告をした。
おさんやりは、江戸時代初期に始まったとされる。柴舟をつくり集落の境の道祖神まで担ぎ、区内の四辻で子どもたちの立てるおさんやりを3周して1年の災厄をはらう。8月16日の夜、舟を壊し、区民はその破片を持ち帰って家の門口に1年掲げて厄除けのまじないにする。
77年、町無形民俗文化財に指定。従来祭りを運営してきた青年会の解散に伴い97年から区長招集の実行委員会組織で運営。正副区長、分館長をはじめ約40人で構成し、祭りは全区民が参加する。
04年は、町の地域総合活性化事業で「南小河内小唄」を復活しCD化、行事の歴史を冊子にまとめ、後世に残すため祭りの様子をDVDに記録した。
04年の活動をはじめ、おさんやりの保存、継承に尽力したとして受賞。表彰は北信から南信まで各1団体の計4団体だった。坂下会長は、「受賞を機に伝統行事を皆で力を合わせ責任もって維持管理し、後世につないでいきたい」と話した。
平沢町長は、「地域活性化の成果として大変評価できるし、町中の先導者として町全体の活性化の目標になっていく。喜ばしい」と受賞を祝った。 -
交番相談員の制服完成 「着ると気持ち引き締まる」
県内の交番相談員の制服がこのほど完成した。10日から、伊那署管内の伊那市駅前交番2人、箕輪町交番1人、高遠町交番1人の計4人も制服を着て、仕事に励んでいる。
空き交番対策として警察官OBなどが務める交番相談員。これまで私服に名札をして職務にあたっていたが、交番を訪れた人には分かりづらいとの声があり、4月の増員に合わせて制服を作った。
色やデザインは警察官の制服に似ていて、合服は上下が紺色。左胸には「長野県警察」、背中には「交番相談員」と記され、腕や制帽にはサクラをデザインしたマークが付いている。
伊那市駅前交番の交番相談員の小松俊之さん(64)は「やはり制服を着ると気持ちが引き締まる」と気合が入っていた。 -
リトミック教室(前期)始まる
箕輪町公民館の「おかあさんといっしょ!リトミック教室(前期)」が10日、町文化センターで始まった。31組の親子が、音楽に合わせて歩いたり走ったりして楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットや鈴を使ってリズム感覚を育てる入門講座。本年度中に3歳になる子どもと保護者が対象で、毎回、定員を上回る申し込みがある人気教室。全8回で、辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんが指導する。
初回は、ピアノの音に合わせて歩いたり、チョウになって手をひらひらさせながら歩くなどリトミックに慣れることから始めた。子どもと母親のスキンシップを大事にし、手遊びで一緒におむすびをぎゅっぎゅっと作る、子どもを抱き上げる、くすぐるなどさまざまな要素を盛り込んだリズム運動に熱中。子どもたちは声を上げて笑ったり、部屋の中を駆け回ったりして楽しんでいた。 -
みのわ手筒会総会
発足5周年を迎えた「みのわ手筒会」(39人、唐沢修一会長)は8日夜、06年度総会を伊那プリンスホテルで開き、5周年事業を含む本年度事業計画案などを承認した。
5周年事業は、05年7月に手筒会が全国で初めて制定した「手筒花火に関する保安技術基準」を広く周知し、打ち揚げ時の安全性を明確にするため、「手筒花火に関する保安技術基準」とほかの基準の冊子を作成する。事業費15万7千円は、コモンズ支援金(地域枠)の内定を受けた。
2006みのわ祭り(7月29日)で記念打ち揚げ、手筒花火を撮影に訪れる写真ファンらのためのフォトコンテスト、記念オリジナルTシャツ作製、手筒会公認ホームページ開設(6月ころ)も計画。5月20日発売の情報誌NaO6月号に、箕輪町紹介の中で手筒会の情報も掲載される。
本年度事業は、煙火打揚従事者保安講習会、救護講習会、煙火製造工程講習、打ち揚げ練習など。打ち揚げは、みのわ祭りのほか各地域からの要請に応じ朝日村、軽井沢町、飯綱高原、生坂村のイベントを予定している。
昨年度は7月から10月にかけて、みのわ祭り、八乙女区の盆祭りのほか、市町村合併に伴う記念イベントなど町外5カ所でも打ち揚げた。
唐沢会長は、「昨年、一昨年は合併関連のイベントに呼ばれ箕輪町の代表としてうれしく思う。5周年の節目を迎え、皆さんに喜ばれる煙火として安全には安全を期して活動していきたい」とあいさつした。 -
BDF事業
廃食用油回収順調箕輪町が06年度から本格的に始めた「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の廃食用油回収は、4月は一般家庭分442リットル、小・中学校と保育園分197リットルが集まり、順調な滑り出しとなっている。
町内の各家庭から集める廃食用油を町共同作業の家でバイオディーゼル燃料(BDF)に精製し、町内巡回「みのちゃんバス」に使う地球・環境にやさしいリサイクル事業。
資源収集ステーションで各地区月1回、回収。4月は4日間で、町によると前年度に試行しているため問題なく回収できたという。
町内の5小学校と中学校、9保育園の給食室から出る廃食用油は、町担当課職員とBDFを精製している共同作業の家の通所者らが専用の廃食用油回収車で集めている。小・中学校と園児数の多い松島、沢、木下北の3園は毎月、残り6園は2カ月に1回。
9日は、箕輪中学校で回収作業をし、通所者が廃食用油の入ったポリタンクと空のポリタンクを交換。10リットル入りポリタンク10個、約100リットルを回収した。
現在、みのちゃんバスは燃料のうち1割を精製したBDFでまかなっている。
町は、地球・環境にやさしいリサイクル推進のため、引き続き回収への協力を呼びかけている。 -
長田保育園で畑開き
箕輪町の長田保育園(古畑康子園長)は今年、園近くに畑を借りて園児が野菜作りをする。9日、畑開きがあり、年長児が土作りとトウモロコシの種まきをした。
地域の中で保育園を、園児を見守ってもらい、地域と一緒に子育てをする-という園の方針で、畑づくりはそのきっかけ作り。昨年度から取り組んでいる食育の一環でもある。
長田は畑がなく、昨年はプランターでミニトマトなどを育てた。今年は、年長児の祖父、深沢盛雄さん(68)=大出山口=が借りている畑の一部を園のために提供。畑づくりが実現した。
年長児は、町営農センターが配ったたい肥を入れたバケツを持って畑に出発。年中、年少児が見学する中、深沢さんが耕したところにたい肥を入れ、手で畑の土とよく混ぜた。トウモロコシの種を一粒ずつまき、自分のトウモロコシがわかるように名札を立て、天に聞こえるような大きな声で「大きくなりますように!」とお祈りした。
古畑園長は、「昨年、食育をやる中で園児が野菜を身近に感じて食べられるようになった。土に触れることから始め、いろいろな野菜が育つところを見せたい」という。
今後、農園の名前を付け、トマト、サツマイモ、二十日大根などを育てる。年長、年中児が主に作業し、収穫などは年少児も含め全員でやり、ごっこ遊びのレストランで味わうことも計画している。 -
箕輪町の名所の絵手紙を切手に
箕輪町松島の箕輪郵便局窓口に、町内の山岸温江さんが作った写真付き切手が額入りで飾られている。趣味の絵手紙を切手にしたもので、箕輪町の観光名所などを描いた作品が関心を集めている。
昨年、箕輪町が町制50周年だったことと自身の還暦を記念し、昨年末から今年にかけて郵便局の写真付き切手作成サービスを利用して作った。
10種類のうち4種類の絵柄は、みのわ祭りで練り歩く木下のみこし、紅葉したもみじ湖、赤そばの里、ながたの湯。町内の名所や、山岸さん自身もよく出かける場所を選び、このほかはクマガイソウなど山野草を描いた。
「マイ切手を作ってみた。出来るまでは不安だったけど、出来上がりに満足」と山岸さん。作った50円と80円の切手は知人あての手紙などに利用。「赤そばを見に行ったけど、山岸さんの町だったんだね」と返事が届くなど、交流が広がっているという。
山岸さんは絵手紙を始めて6年目。日本絵手紙協会長の小池邦夫さんの通信教育で学んでおり、「年中行事の絵手紙」(小池邦夫・小池恭子著)、「毎日かきたい絵手紙入門」(小池恭子著)に作品が掲載されている。 -
3トントラックと衝突 骨盤を折るなどの重傷
8日午後1時25分ころ、箕輪町松島の交差点で同町沢の無職・小林利夫さん(75)運転の軽4トラックと、塩尻市桟敷の会社員・米窪仁さん(59)運転の3トントラックが衝突した。この事故で小林さんが骨盤を折るなどの重傷を負った。
事故は小林さんが春日町方面から下古田方面に交差点を直進しようとした際、伊那西部広域農道方面から春日街道方面へ向かっていた米窪さん運転の車両と出合い頭に衝突したもの。交差点には信号機、一時停止標示などはなかった。
伊那署では事故の原因について調査を進めている。 -
信州もみじ湖夢くらぶ
ブドウの苗木植え作業農業を生かした地域活性化に取り組む箕輪町東箕輪地区の住民有志の会「信州もみじ湖夢くらぶ」(会員38人、根橋英夫代表)は4日、ワイン作りに向けブドウを栽培している長岡の試験農場でブドウの植樹作業に精を出した。
ブドウ栽培は3年目。地元産100%のワインをつくろうと始まった取り組みで、元長野県果樹試験場長の柴寿さん=長岡=の指導を受けている。
20アールの畑でメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネのワイン専用品種を育てているが、栽培面積を広げ、メルローを中心に新たに120本を会員16人が丁寧に植えた。今後は芽かき、枝の誘引、摘房、摘芯、草刈りなどの作業をする。
昨年秋の初なりは600キロを収穫した。「糖度もよく幸先が良い。うそのないものを供給するために品質、生産量ともに安定したいいもの作りたい」と柴さん。根橋代表は、「手塩にかけて育てている。必ずおいしいワインをお届けできる。楽しみに待っていてほしい」という。
ワインはオーナー制で08年から配る予定。 -
【登場】箕輪工業高校校長 荒井和人さん(54)
学校も生徒も十人十色。一人ひとりをどのように育てていけるかを常に大切にしていきたい竏秩B
長野市出身。初任地の蘇南をはじめ、長野南、東部でそれぞれ10年近く教べんをとった。長野高校定時制で教頭を務めた後、現職に着任した。
部活が活発でなかった東部高校では「なんとかして学校に生徒の声が響くようにしたい」と、顧問をしていたバドミントン部の盛り立てに励んだ。その活気はほかのクラブにも波及し、学校中に生徒の声が響くようになった。
純真でいろいろなことを追求しようとする生徒たちの本質は変わっていない。しかし、メール、携帯電話の普及といった社会の変化に伴い、人と向き合って話をすることが苦手な生徒が増えた。「これからの社会で本当に必要なものは、こうしたコミュニケーション能力。だからこそ生徒たちには積極的に街に出て人と向き合い、さまざまなことを学んでほしい」と語る。
箕輪工業では、高校改革プランに基づく新しい学校づくりを進める重い役割も担っている。「プランがあるなしにかかわらず、一番大切なのは生徒。在学する生徒や、これから入学する生徒からも意見を聞きたいと考えている。不安要素は話し合いを通して、一つひとつ解決していきたい」。
活発な学校にしていくためには、地域の協力も不可欠竏窒ニ、さまざまな主体との連携に意欲を示す。
趣味はバドミントンと海釣り。長野市で妻と二人暮し。現在は箕輪町に単身赴任。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(76人、松田八重子会長)は6日、06年度総会を町社会福祉センターで開き、事業計画案や予算案を承認した。
事業計画は、日帰りバス旅行、親と子の生き生き講座、さくらんぼの会、バザー、母(父)と子の集い、研修会、交流会、社協リサイクル運動への参加、みのわ園ボランティアへの参加など。
松田会長は、「箕輪町は会員数が郡下で一番多い。同じ境遇の者同士、顔をあわせ話し合い、励まし合い、情報交換してどんな小さなことでも活動していこう。やがては大きな活動につながる。福祉の向上、自立に向け頑張り、笑顔を絶やさず楽しい会に盛り上げていこう」とあいさつした。 -
真空管アンプを聴く会
箕輪町松島の真空管アンプ専門店Soya Audio(ソヤ・オーディオ)主催の「真空管アンプを聴く会」は6日、箕輪町文化センターであった。大型連休の恒例となっている会で、県内外から集まったファン約40人が、真空管アンプの音を満喫した。
今年作ったアンプの音を聴いてもらおうと、真空管アンプ製作歴30年以上という征矢進代表が作った6台と、ほかに真空管アンプを作っている人の1台の計7台を試聴した。
1台のアンプで4曲ずつ聴く形式で、1曲目はアンプの音を聴き比べ違いを楽しむための共通曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」。2曲目から4曲目はジャズ、クラシック、歌謡曲などバラエティ豊かな選曲にした。
「趣味の世界。楽しみに待っていて来てくれる人が多い」と征矢代表。多くは常連のファンで、千葉県、静岡県、神奈川県など県外からも訪れ、征矢代表のアンプの説明を聞き、続いて流れる真空管アンプの音にじっと聴き入っていた。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(76人、松田八重子会長)は6日、06年度総会を町社会福祉センターで開き、事業計画案や予算案を承認した。
事業計画は、日帰りバス旅行、親と子の生き生き講座、さくらんぼの会、バザー、母(父)と子の集い、研修会、交流会、社協リサイクル運動への参加、みのわ園ボランティアへの参加など。
松田会長は、「箕輪町は会員数が郡下で一番多い。同じ境遇の者同士、顔をあわせ話し合い、励まし合い、情報交換してどんな小さなことでも活動していこう。やがては大きな活動につながる。福祉の向上、自立に向け頑張り、笑顔を絶やさず楽しい会に盛り上げていこう」とあいさつした。 -
運動あそび箕輪町内小学校1、2年生に導入
箕輪町は本年度、町内保育園に取り入れている運動あそびを小学校の1、2年生まで拡大し導入する。
保育園の運動あそびが3年目を迎え、効果をさらに高めるために小学校の2年生まで対象を広げる。町は、現代の子どもたちに不足している運動能力を楽しく遊びながら身に付けると同時に前頭葉の発達を促し、子どもが本来持っている生きる力を育てたいとする。
各クラス年4回。8日から始まる。体育の授業ではなく、運動あそびの基本の形を確認し、ゲーム的要素を取り入れながら体を動かすことを楽しむ内容で、町運動保育士の唐沢由紀さんが指導する。事業費は280万円。
町保育園出身の児童の場合、2年生は保育園の年長、1年生は年中、年長で運動あそびを経験している。今回の導入に向け町は2月に各小学校で試行したが、児童は抵抗なく取り組めたという。
町保健福祉課によると、保育園での運動あそびは、参観した保護者から「子どもの運動の発達が見られるのでよい」「集中して先生の話が聞ける」「継続してほしい」などの感想が寄せられている。担任も「自分なりにやろうとする姿がうれしい」「楽しく意欲的に取り組む姿が見られた」など高い評価をしているという。