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箕輪町の総合パンフレット改訂版完成
箕輪町の総合パンフレットが完成した。名所の写真を大きく使い町の魅力が伝わる出来上がりになっている。
03年に小規模改訂したパンフレットを今回、全面改訂した。
「手に取りたくなるようなパンフレット」をテーマに、視覚重視で表紙にライトアップした「中曽根のエドヒガン」、見開きに「赤そばの里」の写真を使い、これまでの冊子型を観音開きにした。町のガイドマップはやわらかい印象を心がけクレヨンタッチ。町内の観光名所や文化財21件を写真付きで紹介し、場所がわかるようにガイドマップに番号を記している。
町内観光施設のほか、中京や東京方面の信州の観光事務所、アンテナショップなどに置く。
A4版。1万5千部作成。事業費は155万円。 -
箕輪町廃棄物不法投棄監視員委嘱式
箕輪町は1日、役場で廃棄物不法投棄監視員を委嘱し、監視業務を協議した。
監視員は、環境保全条例に基づき設置。月1回担当地区を巡視する。不法投棄は早期発見、早期対応が拡大防止になるだけでなく未然防止にもつながるため、不審な行為が見られたときや不法投棄があった場合に町に報告する。
監視員は河合満夫さん、唐沢弘三さん、片桐良彦さん、山下一夫さん、春日幸雄さん、藤沢和男さん。任期は06年5月1日から08年4月30日までの2年。
桑沢昭一助役は、「不法投棄は後を絶たない。監視は未然に不法投棄を防ぐことが大きな目的。大変な仕事だがぜひご協力をお願いしたい」とあいさつした。
05年度のごみ不法投棄は17件。投棄場所は帯無川沿いの道路、事業所駐車場、バイパスの側道、排水路、荒廃農地、水路、原野など。事業系ごみ2件、家庭系ごみ16件。袋や段ボールに入ったごみのほか布団、ミニコンポ、冷蔵庫、テーブルがあった。 -
箕輪町保育研究会総会
箕輪町保育研究会(会長・岡田さちえ木下南保育園長)は28日、06年度総会を松島コミュニティセンターで開き、本年度の事業計画や予算案を承認した。
事業計画は、研究会(理事会、園長会、主任保育士会、保育士会、給食部会、レポート委員会)、食育についての講演会(6月29日)、講習会(10月ころ)、年齢別話し合い(6月)、クラブ活動など。救急法講習は4月10日から12日にすでに実施。箕輪消防署員を講師に心肺そ生法、けがの手当てなどを学んだ。
昨年度から各園で取り組んでいる食育について町管理栄養士の話もあった。食の体験を積み重ねることで子どもが大きくなったときに自分自身を健康に保つために選んで食べる力をつけることの大切さ、保護者の協力を得て共に食育を進める保育園の役割の重要性なども話した。 -
箕輪東小で春の交通安全教室
箕輪町立箕輪東小学校(宮沢義人校長)は1日、春の交通安全教室で正しい道路の歩き方や自転車の乗り方を学んだ。
1、2年生は正しい歩行や横断の仕方、3、4年生は校庭で、5、6年生は一般道で自転車の乗り方を練習。町交通安全協会役員と箕輪町警部交番の所長が指導し、「基本を守り、事故にあわないよう気を付けて」と話した。
3、4年生は、校庭に道路や横断歩道を書いたコースで、発進や交差点での後方、左右の安全確認を重点に訓練。▽自転車は左側から乗る▽自動車などが来ないか後方を確認し右足からこぎ始める▽横断歩道の手前では自転車から降り手を上げて左右の安全を確認する-など注意点を学び、一人ずつ自転車でコースを走った。
自転車が体に合っていない児童もいて、交番所長は、サドルの高さ、ブレーキの位置や効き具合など家で確認してもらうよう指摘。宮沢校長は、「自分の命は自分で守る。だれも守ってくれない。ルールを守って楽しく過ごしましょう」と話した。 -
伊那署が街頭犯罪抑止呼びかける 地域防犯ボラも協力
伊那警察署は地域の防犯ボランティアの協力を得て「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店、ニシザワ食彩館高遠店の4カ所で実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど千枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店にはボランティア約30人のほか、県警のマスコットキャラクター「ライポくん」も参加。自転車の盗難や車上狙い防止を訴えるチラシ約400枚を配布し、市民に街頭犯罪抑止を呼びかけた。
伊那署管内で発生した05年の街頭犯罪は、前年と比べて178件少ない658件。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで、1年間の犯罪抑止につながる」と話していた。 -
箕輪町公民館分館の子育て学級代表者会
箕輪町公民館の各地区分館で活動する「子育て学級」の06年度代表者会が28日、町文化センターであった。新年度の活動に向け参加人数や子どもの年齢層、活動計画など情報交換した。
子育て学級は町内11地区で10サークルある。保育園入園前の子どもと保護者が主に地区公民館で月1、2回活動している。
活動は、イチゴ狩り、ブドウ狩り、クリスマスや節分など季節の行事、ホットケーキを作るなどの料理教室、町内保育園の園解放「のんたんの日」の参加、地区文化祭への子どもの作品出品、箕輪消防署見学、公園への散歩など。人数の多い地区は名前を覚えるために座談会をして話をする機会を持つなどの工夫もしている。
支援者をいかに募るか、0歳児が多いためどんな活動をするか-などの課題も出た。
昨年、木下と北小河内は、町が町内保育園に導入している運動あそびを取り入れたが、今年も希望する地区があれば指導者と日程調整する話もあった。 -
箕輪町共同作業の家・若草園職員が普通救命講習受講
箕輪町の共同作業の家と若草園の職員は28日、普通救命講習を受講し、応急手当ての基礎やAED(自動体外式除細動器)の扱い方などを熱心に学んだ。
講師は箕輪消防署員。4時間コースの「普通救命講習II」で職員8人が受講した。
講習内容は応急手当ての基礎、AEDの実技、止血法、異物の除去法、心肺そ生法など。署員は、救急車が現場に到着するまでの所要時間は平均6、7分、心臓停止後3分で約50%が死亡することを説明。「救急車が来るまで待っていては間に合わない。現場にいる人にAEDや心肺そ生法をしてほしい」と話した。
AEDの実技では、一人ずつ電源を入れるところから音声メッセージにしたがって電極パッドを装着するなど一連の操作を学んだ。 -
福与の農地を守る会が荒廃農地にアケビ植える
箕輪町福与の兼業農家などの有志でつくる「福与の農地を守る会」(田中喜美春代表、17人)は4月30日、福与諏訪社北にある荒廃農地にアケビの苗木を植えた。
守る会は、荒廃農地の有効利用を図るとともに、退職後の営農などを目的に、一昨年12月に結成。今回は、酪農をやめたことにより荒廃化したかつての牧草地約10アールに、アケビの苗木2種・30本を植え、つるをはわせるように竹も立てた。3年後に収穫できる見込みで、出荷する予定という。
これまでに、区内の荒廃農地約20アールにアンズを植えたほか、サツマイモやソバも栽培している。アンズは来年にも収穫ができる見通しで、サツマイモは酒造会社と契約して、焼酎の原料として使う計画だ。 -
【記者室】AEDとは
突然心臓が止まった人に、応急手当として一般市民が人工呼吸や心臓マッサージとともに行うことができるようになった除細動、電気ショック。普通救命講習には、AED(自動体外式除細動器)を使う実技がある▼箕輪町内の施設であった普通救命講習。受講前はAEDを使うことに少し不安を抱いている人もいたが、講習を受ければ機械の音声指示に従って簡単、確実に操作できるという▼町役場はAEDを町内3カ所に配置し、福祉課職員らの講習もした。有効に機能させるためには多くの市民がAEDを扱えることが大切。箕輪消防署長の受け売りだが、まずは「(A)あったら(E)いいな(D)電気ショック」と覚えよう。その次は普通救命講習の受講を。(村上記者)
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福与城址まつり
箕輪町福与の福与城跡で29日、福与城址まつりがあった。桜の開花が遅かった今年は満開の桜の下での祭りとなり、太鼓演奏や常会ごとの出店など約千人が訪れてにぎわった。
福与城址を守る会主催で10回目。訪れた人は、地元の箕輪南小学校6年生と4年生の太鼓演奏、三日町保育園児のダンス、手話ダンス、紙芝居などの発表を見たり、つきたての草もち、ゆでた新ジャガイモ、とん汁、綿あめなどを味わい、祭りを楽しんだ。
南小6年生がアイガモ農法で栽培した米で作った五平もち、総合学習の活動資金集めのための5年生のキーホルダー販売もあった。
福与城にルーツがあるとする静岡県志太郡大井川町の福与姓の人たちは、今年も約30人がマイクロバスで訪れて祭りに参加した。 -
やきはた小学校第2期開校
箕輪町公民館主催の親子で野菜を作り収穫祭をする「やきはた小学校」第2期入学式が29日、町文化センターであった。10組の親子が入学し、さっそく1時間目の授業でジャガイモを植えた。
小学生以下の親子10家族25人が入学。6家族は昨年に引き続き参加した。履修科目は初級農学。ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシの作付けと収穫、祭りが主で、土に触れ農業を楽しむ。
最初の授業は松島にある付属農園での作業。親子はジャージ、もんぺ、長靴姿で畑に入り、男爵とオオジロの2種類の種イモを植えた。
等間隔に種イモを並べ、丁寧に穴を掘って植える子もいれば、種イモを入れた帽子を頭にかぶって運ぶ子もいて、楽しく遊びながら作業した。
継続参加の北小3年生の親子は、「去年とても楽しくて、子どもが絶対出たいと言って、子どもに引っ張られて参加しました。今年も楽しみです」と話していた。
付属農園は4アールあり、2アールにジャガイモを植えた。今後は、トウモロコシ、サツマイモ、夏キャンプ用のメロンとスイカ、ハロウィーン用のジャンボカボチャなどを植える。 -
みのわ祭り準備委員会第3回
箕輪町の夏のイベント「みのわ祭り」の準備委員会は25日、第3回会議を町役場で開き、イベントについて協議した。
今年のみのわ祭りは7月29日の土曜日開催。雨天は30日。名称は「2006みのわ祭り」。
協議の結果、イベントは数は減らさずこれまで通りやるとし、踊りのワクワクソングと民謡流しを一本化する案を決めた。これまでは、踊る時間を分けていたが、長く踊りたいという参加者の意見に答え、ワクワクソングと民謡流しを交互にやる。
花火は、手筒花火と納涼花火大会を午後7時半から9時まで同時開催する。これまでは手筒花火の後に納涼花火大会があり午後9時半までかかるため苦情が多かったが、30分早めることができ、併せて交通規制も30分短縮できる。
準備会は、祭りのイベント企画、立案のため4月7日に発足し協議を重ねている。検討事項は、みのわ祭り実行委員会に提言する。 -
横領の元職員に懲役3年6月 地裁伊那支部
伊那市などでつくる伊那中央行政組合の公金を着服したとして、業務上横領の罪に問われていた同市坂下区入舟の元伊那中央衛生センター庶務係長、田畑浩二被告(41)=懲戒免職=に対して地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)は27日、懲役3年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決公判などによると田畑被告は、庶務係長になった2003年4月から06年1月までの間、122回にわたり、同センターにし尿回収業者3社が支払った施設使用料のうち、2566万8千円を着服していた。
経理をほとんど一人で担当していたため、誰もいない時を見計らって、事務所金庫に保管していた現金を抜き取る手口で横領。飲食やパチンコなどの遊興費、消費者金融への借金返済などに使っていた。
藤井裁判官は判決理由で「公務員としての責任ある立場にありながら、それを悪用し、公務員に対する信頼を失わせた責任は重い。重大性、背信性を十分認識しながら遊興費に使用したことは、規範意識の欠如は明らかだ」とした。 -
フクロヤ家具総合センターが箕輪町にベンチなど寄贈
箕輪町木下のフクロヤ家具総合センター(唐沢修一社長)は今年創業50周年を迎え、地域への感謝の気持ちを込めて25日、箕輪町に木製ベンチなどを寄贈した。
寄贈品は子どもから高齢者までが利用できるものを考え、木製ベンチ1基、A4版ファイルを収納できるスチールキャビネット2種類11台、杖を使う人が庁舎内で利用できる歩行補助カー1台。
木製ベンチは子どもや高齢者が座りやすいように座を低くしたオリジナル。庁舎1階ロビーに置く。キャビネットは小・中学校6校で各1台、残り5台は庁舎で使う。歩行補助カーは書類や杖が収納できる特別仕様。自由に使えるようロビーに置く。
「地域の皆さんに支えられて50年を迎えることができたので地域に恩返しをしたい。皆さんに使っていただきたい」と唐沢社長。平沢豊満町長は、「大切に使わせていただく。これを節目にまたがんばって」と感謝した。 -
水稲直播始まる
箕輪町内で27日、水稲の直播作業が始まった。町水田農業推進協議会が購入した水稲直播機での作業2年目。初日は試運転で、木下のほ場18アールで作業した。
町内で直播栽培をする農家は昨年より増えて14人。栽培面積はわずかに減少し約4アール。今年は、「こしひかり」のもみをコーティングしたあと、発芽を早めるように加温した状態で播種する。オペレーターが直播機を動かし、肥料と一緒にまいた。
直播栽培は最初の管理が少し大変だが、春作業の省力化、経費の削減、作業適応期間の拡大などメリットがある。稲刈り時期も通常の田植えより1週間遅れるため、秋の収穫作業も分散でき、上伊那農協で推進している。 -
市町村対抗駅伝箕輪チーム激励会
ユニフォーム贈呈箕輪町は26日夜、第16回長野県市町村対抗駅伝(5月7日、松本平広域公園陸上競技場発着)に出場する箕輪チームの激励会を町文化センターで開いた。町は今年、箕輪チームのユニフォームを作り選手に贈呈。選手は町村の部で優勝を目指し健闘を誓った。
駅伝は15回目の出場。これまで企業、高校など各自のユニフォームで出場していたが、今回町が作成。色は選手の希望に沿いスカイブルーにした。
箕輪チームは02年から04年に町村の部で優勝し3連覇を達成。02年は総合で4位。05年は町村の部4位、総合11位の好成績を残している。
平沢豊満町長は、「監督を中心に日ごろ鍛えた力を十二分に発揮してがんばって」と期待を寄せ、激励金を贈った。
監督の竹入平治さん(町陸上部監督)は、「選手一同自分の力を信じ、気力、体力を振り絞り、郷土箕輪のためにがんばってきたい」。チームリーダーの丸山信一さん(NEC長野)は「皆で町村の部優勝を目指してしっかり走りたい。テレビ放送があるのでユニフォームがたくさん映るよう走りたい。応援お願いします」とあいさつした。
箕輪チームは2月下旬から週3日の練習を重ね、3月末の記録会で選手を選考した。
メンバーは次の皆さん。
▽1区=池田杏奈(箕輪中3年)▽2区=白鳥敦(同2年)▽3区=佐々木跡武(上農高3年)▽4区=渡辺礼夢(伊那西高2年)▽5区=藤沢誠一(弥生ケ丘高3年)▽6区=丸山信一(NEC長野)▽7区=大槻勉(ジェルモ)▽8区=佐藤大輔(箕輪中2年)▽9区=唐沢純一(伸和精工)▽補欠=唐沢萌、山口和貴、稲垣新太(以上箕輪中3年)倉田好美(伊那西高2年)有賀陽祐(東洋精機工業)▽監督=竹入平治▽コーチ=唐沢文生(ちいむもみじ)窪田辰広、永井正(町教委) -
箕輪町保健補導員会総会
箕輪町保健補導員会総会は24日、町保健センターで開いた。新体制の第1回会合で約170人が出席し、06年度活動計画を協議した。総会後は全体研修会で「保健補導員がめざすもの」についての講演を聞いた。
本年度は新事業で、みのわ健康アカデミーの短期版「保健補導員短期アカデミー」を開く。希望者15人が9月から12月までの4カ月間、健康学習と運動トレーニング、在宅トレーニングプログラムなどに取り組み、地域の健康サポートのリーダーになってもらう。
活動計画は▽健診(循環器)結果と自分の体の変化についての学習▽任期中の循環器健診受診▽乳房の自己検診法学習▽地区の健康相談(血圧測定)▽施設見学▽健康広場への参加▽保健予防活動への協力-など。
保健補導員は234人。任期は06、07年度の2年間。会長は関奈保子さん(松島)、副会長は高森直美さん(沢)、三井時子さん(長岡)。 -
箕輪町
城取喜市さん手のリハビリにと始めた文化刺しゅう。4月前半、南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設「大芝の湯」で初の個展を開いた。何十年と続けている趣味の盆栽と一緒に、作品7点を飾った。
30年ほど前、事故で手をけがし、リハビリに少しだけやったのが文化刺しゅうだった。その後はやっていなかったが、知り合いから、材料があるけどやらないか-と話があり、「70歳になって暇になったからやってみようかなと、“70の手習い”でこういう悪さを始めたんです」。
普段は庭木の手入れの仕事をしているため春から12月までは外の仕事で忙しく、12月に入ると親戚や知り合いなど約60軒分のしめ飾りを作って年が暮れる。そのため、文化刺しゅうをやるのは年が明けた1、2月だけ。その間に5、6点を作り上げる。
教室に通うわけではなく、すべて自己流。あるのは糸と下絵、完成図のセットのみ。ぼかしを表現するために糸を1本取り、2本取りにするなど自分で研究し、器用に刺していく。
「やってみればできるもんだね。教わったんじゃないから同じものは2度とできないけど。男がやるのは珍しいと言われるけど、なんでも挑戦することはいいじゃないですか」
やり始めると最後までやらなければ気がすまない性分。10時間座っていても苦にならないという。
今回展示した作品は松、竹、滝とコイ、モクレン、ヒマワリなど。これまでで1番難しく、完成までに1週間かかったという作品「子育観音」は、親戚の新築祝いに贈った。ほとんどの作品は3、4日で仕上げ、欲しい人には惜しげもなくあげてしまう。「趣味を通り越して道楽だって言われてます」。
病気があり、年数回は入院する。「自分の気持ちに負けたくないから暗くはしないし、人に病気の話もする。明るくしないと」。決して周囲に病気を感じさせない。作品づくりでも、「皆の気持ちも明るくなるように」と願い、明るさを心がける。例えば松の木肌で完成図が暗い色合いのときは、明るい色の糸を使う。出来上がりはどれも明るさ、華やかさがある。
文化刺しゅうだけでなく、200鉢はある盆栽の手入れから、定年後に習った掛け軸の装丁、障子やふすまの張替えなど、なんでもこなす。
「自分の手につく仕事をいろいろやった。まともにできるものはないけど、なんでもかんでもやったから、今こうやって楽しめる」
今は家の畑仕事。5月から庭仕事で忙しくなる。盆栽を置く台も作ったりと休んでいる間がない。
「いろいろやることがあって、死んじゃいられない。人に迷惑をかけないように動くってもんだ」
冬限定でやってきた文化刺しゅう。今年は梅雨になったらやろうと準備をしている。
(村上裕子) -
箕輪町消防団春季訓練
箕輪町消防団の春季訓練が23日、箕輪中部小学校グラウンドであった。団員175人が大規模災害に向けた基本動作と規律の徹底、部隊編成の重要性に重きを置いた規律訓練に励んだ。
平沢豊満町長は「指揮命令の大切さを自覚し、安全的確に町民を守る体制を作ってほしい」。平沢久一団長は「大規模災害やあらゆる災害に備え、団体、部隊行動をとるために必要不可欠な基本動作を身に付ける訓練。災害現場ではまず自分自身の安全を確保し、指揮命令系統が明確に伝わるように、迅速な対応をお願いしたい。実のある訓練にして」と訓示した。
観閲では、デジタル地域防災行政無線整備で消防団に配備した車携帯型無線機17台のお披露目があり、団員が実際に交信した。
式では、荻原利一前団長はじめ前ラッパ長、前正副分団長の14人に町長感謝状を贈った。 -
箕輪町の5小学校に三洋電機が充電池セット寄贈
地球環境にやさしいまちづくりを進める箕輪町の5小学校に25日、三洋電機が“千回繰り返し使える”充電池「エネループ」のセットを寄贈し、5年生対象に環境授業をした。
三洋電機は05年11月、充電池「エネループ」を発売。小学校エナジー・エボリューション・プロジェクトで05年度は全国250の小学校に充電池セットを寄贈。06年度は約30校で環境授業を予定し、箕輪町が初回。
町は、新エネルギービジョンに基づく環境学習事業の一環でプロジェクトに参加した。
町文化センターでの5小学校合同贈呈式は5年生約250人が出席。充電池セット(充電池120本、充電器10個、保管用ボックスなど)各校1セットを代表児童が受け取り、中部小の赤羽郁海君が「環境省エネ委員会を中心にエコ活動に取り組んでいる。これからもエコ活動に取り組みたい」と礼を述べた。
三洋電機の竹村剛さんは、「電池を使い捨てないことを考えてもらい、子どもたちに地球環境の大切さを伝えていきたい」とあいさつした。 -
萱野高原開きとミズバショウ祭り
箕輪町の萱野高原で23日、高原開きとミズバショウ祭りがあった。県外者も含め約100人が木々の芽が膨らみはじめた高原を訪れ、展望台からの眺めや植物園のミズバショウなど高原の春を楽しんだ。
イベント「芽吹きのトレッキング」は、小鳥を呼ぶバードコールを作り、町内在住の樹木医・唐沢清さんの案内で木々の名前や特徴を教えてもらいながら植物園を歩いた。ナズナやヨモギ、タラの芽、ながた自然公園で採れたシイタケなど12種類の山菜を天ぷらにして味わった。温かいとん汁とおにぎりのサービスもあった。
昨年、町発足50周年記念事業で植樹したオオヤマザクラを見に訪れた「萱野高原の桜を育てる会」の会員は、「小さな葉が出てきている」とうれしそうに話していた。
今春から、かやの山荘に食事処がオープンする。そば、うどん、カレー、五平もち、フランクフルトを販売。時間は午前10時縲恁゚後2時。営業は29日縲・0月末。 -
「伊那少年友の会」会員委嘱式 新会長に丸山義貞さん
伊那署は21日、「伊那少年友の会」の会員委嘱式を署内で開いた。2年任期に伴う委嘱替えで、会員は10人の退任者に代り、9人の新任者を迎えた計42人。新会長には丸山義貞さん=伊那市高遠町長藤=が選出された。
小嶋惣逸署長は「子どもたちの健全育成や、安心安全な環境を守ることは私どもや地域にかせられた任務。皆さんの力を持ち合わせて、次代を担う子どもたちを育てていきたい」とあいさつ。
退任者に対しては「元気で活躍すると共に、今後も指導、アドバイスなどの支援をいただければ」と感謝した。
伊那少年友の会は非行少年の早期発見、補導などを目的に活動。伊那、箕輪、南箕輪、高遠(長谷含む)の4ブロックで構成され、本年度の初仕事は「街頭犯罪抑止強調月間」の初日(5月1日)、大型店で街頭啓発のチラシ配りを予定する。
伊那署によると、昨年管内で発生した刑法犯の検挙人数221人のうち、少年補導人数は全体の43パーセントとなる96人。このうち万引き、自転車盗などの犯行手段が簡単で、動機が単純な非行「初発型非行」が約6割を占めている。 -
出前ニュースポーツ教室始まる
箕輪町教育委員会主催の06年度出前ニュースポーツ教室が22日、中部小学校区対象に藤が丘体育館であった。新しい種目も紹介し、子どもから大人までが点数を競いながら楽しんだ。
町内5小学校区を巡回する第1回。レクリエーションスポーツや軽スポーツを紹介して普及し、親子や児童のふれあいを深めてもらおうと4年目になる。
小学1年生から大人まで25人が参加。今回はガラッキー、ビーンボーリング、スロットボール、公式吹き矢道場、新十扇の新しい5種目を町体育指導員が紹介した。
ガラッキーは、2チームに分かれ、サークル目掛けて空気の入った円錐形のダーマを投げて点数を競う。相手のダーマを囲むと得点が高くなるなどのルールがあり、投げ位置を考えたり、相手のダーマをサークルの外に押し出すために狙うなど作戦を立ててゲームを楽しんでいた。
今後は、23日・西小体育館、29日・東小体育館、5月7日・南小体育館、5月14日・北小体育館である。当日参加もできるが、参加希望者は各学校区開催日の2日前までに電話で町文化センター内生涯学習課生涯学習係(TEL70・6602)に申し込む。 -
伊那中央病院で防災訓練
伊那中央病院(小川秋実院長)で20日、夜間に出火したと想定した防災訓練があった。当日夜勤の医師や看護師など約40人が参加。初期消火、状況報告などの担当に分かれて訓練に臨んだ。
今月から3階西病棟の病床使用が開始されたのに伴い、消火班などの編成方法を一部見直した「自衛消防隊活動マニュアル」に添って訓練。任務遂行者が手順を熟知しているかなど、新マニュアルの問題点を浮き彫りにすることを目的に、初めて実施した。
火災報知器が作動すると共に、出火場所の近くで働く職員から順に現場へ集合。消火器などで初期消火をしたり、被害状況を本部指揮官に伝えるなど、各自がそれぞれの担当任務に取り組んだ。
訓練が終了すると、伊那消防署の塩原正美予防係長が講評。「自分の役割が分かっていない部分もあり、流れが悪かった。いざという時に迅速な行動ができるようにしておいてほしい」と呼びかけた。
小川院長も「反省点を参考にして、次回はよりよい訓練ができるよう心掛けてほしい」と職員らの気持ちを引き締めた。 -
【記者室】4月の雪
桜泣かせの雪とでもいおうか。4月最初の雪は毎年のことだが、20日も過ぎて雪が降るとは。頑張って花開いたかと思いきや雨に降られ、あげくのはてに雪にまで。ようやく咲いた桜もびっくりだろう▼今年は陽気がおかしい。冬の大雪といい、4月なのに冬のような寒さといい、異常気象だ。地球がおかしくなってきているのだろうか。雪降る中、農家の人が田んぼで代かきする姿は初めて見た▼「今年は遅霜が来るかもしれない。何かが来る」と農業関係者。実際、霜注意報が出た。農作業が忙しくなる季節。こうも天候がおかしくては農業にも影響がでる。雪に濡れる桜を見て「桜シャーベットだ!」などとのん気なことを考えている場合ではないかもしれない。(村上記者)
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ポスト愛護週間
松島保育園児がポスト清掃第44回ポスト愛護週間(15日から21日)の一環で21日、箕輪郵便切手販売協会がポスト清掃をした。松島保育園の年長園児が、箕輪郵便局前のポストをごしごしときれいに磨いた。
箕輪郵便切手販売協会の遠藤七資会長は、「ポストは大きな口を開けて皆さんが来るのを待っている。今日はポストを美しくして」。箕輪郵便局の田中幸一局長は、「いっぱい手紙を書いてあげて」と園児に呼びかけた。
年長園児71人は、10人ずつ交替に、雑巾でポストの口、上、横を何度も磨いてきれいにした。協会は、清掃のお礼に園児に折り紙を配った。 -
箕輪町目標管理発表会
課長が06年度目標示す箕輪町は21日、目標管理制度に基づき、課長が06年度の業務目標を発表する目標管理発表会を役場で開いた。理事者、係長以上の職員約60人が出席。05年度の評価と、皆が目標を共有し業務に励むため各課長の06年度目標を熱心に聞いた。
目標は目標項目、困難度、達成基準、期限、達成スケジュールなどにまとめている。
11人の課長と専門課長が約10分の持ち時間で発表。目標は、人事評価制度の構築、地域福祉ネットワーク構築の推進、入札・契約制度の見直し、滞納処分の強化、環境にやさしく安心・安全・快適なまちづくり、優良企業の誘致と既存企業のグレードアップの推進、学校の特色づくり、生涯学習「“みのわ”まるごと元気」事業の推進など。中間(9月末)と期末(3月末)の年2回、評価する。
講評で永岡助役は、「目標管理もだいぶ充実し定着もしてきた。目標達成に向け一つの目標を共有してできるようになり、係の壁が低くなった」と評価。「全員が目標の共有を進めてほしい。今年はスケジュール管理もする。目標管理と結びつけ、やるべき業務、目的を明確化し、PDCAサイクルを回して仕事してほしい。それが質を高め、成果、人材育成につながる」と話した。 -
伊那署など 小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成
伊那署と伊那防犯協会連合会は、子どもを守る対策の一環として小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成した。管内の22小学校の全児童に配れるよう約6700部を用意。今後は各学校の防犯講話などで活用される。
小冊子は、子どもが日常生活の中で心がけなければいけない注意事項がまとめられている。一人で歩く時、留守番をする時竏窒ネど、児童が自分の身を守るための対処方法を掲載。例えば、車に乗った人から話し掛けられた場合は「ぜったいに車に乗らない」などと紹介している。
内容は小学3年生までに習う漢字を使用。イラストや、署員の家族をモデルに使った写真なども盛り込まれ、視覚的に興味を引くよう工夫した。
小冊子はA5判、6ページ、オールカラー刷り。 -
萱野高原開きとミズバショウ祭り23日
箕輪町の萱野高原で23日、高原開きとミズバショウ祭りがある。トレッキングなど催しがあり、植物園ではミズバショウやザゼンソウが楽しめる。
午前10時からイベント開始。先着250人にとん汁、おにぎりを無料サービス。今春から、かやの山荘に食事処がオープンし、そば、うどん、五平もち、フランクフルトを販売。土産に名物「かやの高原揚げダンゴ」なども販売する。
「芽吹きのトレッキング」は午前10時半集合。(1)小鳥を呼ぶバードコール作り(2)樹木医に萱野高原の植物を教えてもらう(3)採ってきた葉っぱを天ぷらにして食べる-という3本立て。山歩きスタイルで参加する。雨天は内容を一部変更する。
みのわ振興公社は、「家族みんなで高原の春の訪れを感じて。駐車場が狭いため乗り合わせてご来場ください」と呼びかけている。 -
箕輪町消費者の会総会
箕輪町消費者の会(52人、唐沢順子会長)の06年度総会は19日、町福祉センターで開き、マイバッグ推進など事業計画を承認した。
事業計画は▽視察研修、学習会の実施▽マイバッグ・ボカシ・パックン・自然にやさしい石けんの推進▽消費者だより発行▽マイバッグの推進▽フリーマーケット実施▽女性団体連絡協議会への参加-。
スローガンにごみ減量や家庭の省エネ、新エネルギー導入などを掲げる。
会は05年度、マイバッグ推進のため「のぼり旗」6枚を作成。唐沢会長は、「会員と一緒に旗を会のシンボルとして事業を進めたい」とあいさつした。
来賓の平沢町長は、「行動する消費者の会。町として喜ばしく、バックアップしていきたい。会を中心に地球環境に優しいネットワーク作り、地域での啓蒙をしてほしい」と期待した。
06年度役員は、会長に唐沢順子さんを再任。副会長は丸山道子さん、会計は渕井和子さん。