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三日町区文化祭 お不動さまの天井絵特別展も開催
箕輪町の三日町区文化祭が、8日に地区の公民館で行われ、区民の作品が展示されたほか、地区のお不動さまの天井絵に関する特別展も開かれました。
会場には、三日町保育園の園児の貼り絵、地区の小学生の習字、区内のサークルの絵手紙など300点ほどが展示されていました。
三日町区文化祭は新型コロナの影響で4年ぶりに開催され、今回で22回目となります。豚汁もふるまわれ、区民が交流スペースで味わっていました。
展示スペースでは、今年特別展が開かれました。三日町上棚にあるお不動さまに関する特別展です。
お不動さまのお堂には112枚の天井絵があり、その写真が展示されています。
写真撮影や調査を行った北原 幹也さんが訪れた人に説明していました。また北原さんが作成したデータベースも公開されていました。
天井絵は明治35年、121年前に寄付されたもので、絵には、寄付した人の名前が書かれています。
現在の住民から3~4代前の先祖が寄付したもので、北原さんは、誰の先祖か調べようと名簿を作成しました。
地区の住民に声をかけてみると、いくつか名簿は埋まりましたが、まだほとんどわかっていません。
三日町以外の福与・松島などからも天井絵の寄付があったことがわかっていて、北原さんは、さらに調査を進めたいとしています。
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タイ料理店GUUUT 超DX料理賞受賞
箕輪町沢のタイ料理店GUUUTの三浦俊幸さんが、ビジネスの創造や地域活性化に取り組む飲食店などを表彰する超DX料理賞の「伝統と革新の融合賞」を受賞しました。
12日は三浦さんが箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に受賞の報告をしました。
三浦さんは伊那市出身。
箕輪町地域おこし協力隊を務め、現在は沢でタイ料理店を営んでいます。
店では、1日1組限定でタイ料理のコースを提供しています。
日本経済新聞社が主催する超DX料理賞は、ビジネスの創造や地域活性化に取り組む飲食店や生産者を表彰するもので、今回は10の部門で15組が受賞しました。
三浦さんは、地域の文化と外国の文化を融合させた独自性の高さなどが評価され「伝統と革新の融合賞」を受賞しました。
発酵食を求めタイ料理に行き着いたという三浦さん。タイの北部と伊那谷は気候や食文化がとても似ていると話します。
田んぼで育てたフナを発酵させた調味料魚醤を作り、タイ料理に活用しています。
白鳥町長は「協力隊で地域のことを学び素晴らしい成果を出された。これからも高みを目指してがんばってください」と話していました。
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フェンシング少年男子 国体で3位入賞
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」のフェンシング競技少年男子フルーレに長野県代表として箕輪町の高校2年生3人が出場し、27年ぶりに3位入賞を果たしました。
11日は、選手と監督が鹿児島から戻ったその足で箕輪町役場を訪れました。
長野県代表として出場した伊那北高校2年の小池悠太郎さん、上伊那農業高校2年の有賀尚迪さん、箕輪進修高校2年の遠藤雅虎さんと、河西遼太監督が白鳥政徳町長に3位入賞を報告しました。
3人は箕輪中出身の同級生で、小学生の頃から互いに切磋琢磨してきました。
かごしま国体のフェンシング少年男子フルーレは9日と10日に行われ、ブロック予選を勝ち抜いた18チームが出場しました。
エースの小池さんは、大半の試合で1番手で出場し、チームをけん引しました。
有賀さんは、持ち味のスピードのある剣さばきでチームを支えました。
遠藤さんは、ダイナミックな攻撃を得意としています。
秋田代表との3位決定戦は一勝一敗となり、最終試合には遠藤さんが出場しました。
2対4で押されていましたが、残り10秒で2点を返し、延長戦を制して3位入賞をつかみ取りました。
少年男子の3位入賞は27年ぶりとなります。
白鳥町長は「素晴らしい結果です。2028年の長野国体に向け町としても大きな節目になりました」と話していました。
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ふきはら大学 ピザづくり
箕輪町公民館が生涯学習の場として開くふきはら大学で、ピザ窯を使ったピザづくりが12日に行われました。
この日は、60代から80代の受講生13人が、地域交流センターみのわの交流広場でピザづくりをしました。 -
シナノスイートの出荷作業始まる
長野県のオリジナル品種のリンゴ「シナノスイート」の出荷が始まっています。
今年は高温続きで色づきが遅かったため、2022年と比べて10日ほど遅れています。
11日は箕輪町中原のJA上伊那果実選果場におよそ15トンのシナノスイートが持ち込まれました。
出荷作業は2022年と比べ10日ほど遅い10月3日から始まりました。
2023年は8月と9月の気温が高かったことから、色づきが遅れました。
10月に入り気温が下がり始め、出荷量も増えてきていて、味は甘みが強く出来は良いということです。
出荷のピークは今週から来週にかけてとみられます。
JA上伊那によりますと、シナノスイートは上伊那ではふじ、つがるに次いで3番目の出荷量で、
2023年は例年並みのおよそ300トンを見込んでいます。
シナノスイートは主に中京方面に出荷されますが、南箕輪村のファーマーズあじ~ななどの直売所でも購入できるということです。
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ミカドテクノス㈱ 町にフェンシング用具寄贈
箕輪町の機械メーカー、ミカドテクノス株式会社は9月22日にフェンシング用具を箕輪町に寄贈しました。
この日は伊藤隆志社長が町役場を訪れ、白鳥政徳町長にフェンシング用具を贈りました。
贈られたのは、公認審判器1台とフェンシングマスク11個、ユニフォーム5枚です。
伊藤社長は学生時代フェンシング部に所属していて、現在長野県フェンシング協会の副理事長です。
ミカドテクノス株式会社は創立70周年の節目にフェンシングをしている子ども達を応援しようと寄贈したものです。
白鳥町長は「2028年に国体もあるので非常にありがたい」と感謝していました。
贈られた用具は、箕輪町で行う競技普及の体験会やジュニアクラブの活動で活用されるということです。
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グランセローズ杯・南箕輪村長杯少年野球大会 南小ドラゴンズ優勝
第15回グランセローズ杯 兼 第26回南箕輪村長杯少年野球大会が、8日に、南箕輪村大芝公園野球場で開かれました。
決勝戦は、白のユニフォーム箕輪町の箕輪中部ヤンキースと、紺のユニフォーム南箕輪村の南小ドラゴンズの対戦となりました。
この大会は、南箕輪少年野球連盟が毎年開いているものです。
伊那市と箕輪町からの招待チームを含め、全8チームが2日間かけて、トーナメント方式で試合を行いました。
決勝戦では、南小ドラゴンズがランニングホームランなどで得点を重ね、8―0で勝ち優勝しました。
なお、3位決定戦はJBC伊那スポーツ少年団が6対5で伊那スターズスポーツ少年団に勝ちました。
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庄内地区から箕輪町に洋菊の鉢植え届く
箕輪町と友好交流推進協定を結んでいる静岡県浜松市庄内地区は、地元の中学生が育てた洋菊の鉢植えを箕輪町に22日に贈りました。
この日は、庄内地区の有志で作る箕輪町交流協会の山本構造副事務局長らが役場を訪れ、白鳥政徳町長と小林久道教育長に洋菊の鉢植えを手渡しました。
贈られた鉢植えは、庄内地区の小中一貫校、庄内学園の生徒が種から育てたものです。
この交流は2020年から続いていて、今年は60鉢が贈られました。
鉢植えには生徒の手書きのメッセージも添えられています。
鉢植えは町内の小学校に配られるということです。
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みのわ美術展 8日まで
みのわ美術会による、第27回みのわ美術展が、町文化センターで開かれています。
会場には日本画・洋画・彫刻・工芸の4つのジャンルから52作品が展示されています。
みのわ美術展は、町民の美術への関心を高めようと、みのわ美術会が開いています。
現在24人の会員がいて、一人3点までを出品しました。
毎年一般公募をしていて、今年は3人から応募がありました。
みのわ美術会では「会員それぞれの個性豊かな作品を見て欲しい」と話していました。
みのわ美術展は8日(日)まで、町文化センターで開かれています。
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箕輪町で体験型日本語教室始まる
外国人を対象にした体験型の日本語教室が5日から箕輪町の産業支援センターみのわで始まりました。
教室では日常生活で使う日本語を中心に勉強します。
箕輪町には外国籍の人がおよそ800人住んでいて、全体の3.3%にあたります。
箕輪町では昨年度から文化庁の地域日本語教育スタートアッププログラムを行っています。
文化庁のテキストや、ごみの分別や防災について書かれた町で作成した独自の教材を使います。
町の地域日本語教育コーディネーターの入倉眞佐子さんは困りごとがあっても聞けずに生活を送る人が多いと話していました。
講座の後半にはボランティア養成講座を修了した人に参加者が日本語を教えてもらい、自己紹介を紙に書いて発表しました。
今後は事前アンケートで生活での困りごとで多かったゴミの分別や、災害時の対応についても学びます。
教室は全部で11回を予定していて、10月26日にはゴミの分別について、11月16日には防災についてそれぞれ役場担当者が説明します。
教室は当日参加も受け入れていて、町では多くの人の受講を呼びかけています。
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もみじ湖紅葉祭りで無料の野点体験会
箕輪町の地域おこし協力隊、山野邉智美さんは、もみじ湖で行われるもみじ湖紅葉祭りで、野点体験ができる無料の休憩所を開きます。
休憩所はもみじ湖の末広広場に設置されます。
山野邉さんは京都府出身で、今年から地域おこし協力隊になりました。
京都では外でお茶を楽しむ野点の文化が多くあり、その文化を箕輪の人や観光客に知ってもらおうと野点が体験できる休憩所を企画しました。
野点には町で作られたものが使われます。
長椅子は、長岡に工房があるKOJIMAYAが作っています。 -
箕輪町 定額「まちなかタクシー」運行開始
箕輪町は、町内に住む65歳以上などを対象に、自宅から目的地まで定額で移動することができる「まちなかタクシー」の運行を、2日から始めました。
2日は、役場で出発式が行われました。
まちなかタクシーは、町内での移動の際、目的地まで定額で利用できるものです。
式では、白鳥政徳町長がタクシーに乗り込み、役場を出発しました。
運行は、伊那タクシーみのわ営業所が、既存のタクシー5台で行います。
65歳以上の高齢者、妊婦などの移動困難者は500円で、免許返納者や障害者手帳を持っている人などは、半額の250円で利用できます。
事前登録制で、乗車の際は受付専用番号に電話してタクシーを呼びます。
こちらの81歳の女性は、松島の接骨院から上古田の自宅までの移動に利用しました。
乗車の際登録証を提示し、運転手は専用のタブレット端末でQRコードを読み込み出発します。
町内での移動時にのみ利用できるもので、目的地に着いたら定額料金を支払って降車するだけです。
運転手は、通常料金が表示されたメーターを撮影し、差額分を町に申請します。
町によりますと、9月末現在520人が登録していて、そのうち9割近くは割引対象者だということです。
町では、令和3年度に行った乗合のデマンド型タクシーの実証実験の結果、ドアツードアでの移動を希望する人が多かったことなどから、定額タクシーを運行することにしました。
今年度は、町負担分やシステムの導入費として、当初予算に1,300万円を計上しています。
町では、今年度の実績などを基に、来年度以降の運行に活かしたいとしています。 -
上伊那の中学校で文化祭シーズン
上伊那の中学校は文化祭シーズンを迎えています。
箕輪町の箕輪中学校では「ふきはら祭」が29日から始まりました。
51回目を数える今年のテーマは「挑戦~新たな可能性~」です。
これからのふきはら祭や節目の100回目につながるように挑戦したいとの想いが込められています。
開祭式では、各クラスが文化祭への意気込みをまとめた動画が流されました。
総合的な学習の時間の発表は各学年ごと行いました。
2年生は7月の西駒ケ岳の登山の経験をまとめて発表しました。
ある生徒は「岩があって登るのが大変だったが、みんなと助け合いながら登ることができた」と話していました。
今年は4年ぶりに新型コロナの制限はなく、保護者や地域の人も訪れていました。
吹奏楽部の発表では、美術部が製作したステージバックの前で演奏を行いました。
この日は、スポーツフェスティバルのほか、学級展示も行われました。
30日は展示のほか演劇部の発表と合唱祭が開かれます。
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みのわ山野草クラブ秋の展示会 あすから
箕輪町の信州みのわ山野草クラブの秋の展示会が、30日と10月1日の2日間、木下公民館で開かれます。
29日は木下公民館で準備が進められていました。
会場には赤そばなど秋にまつわる作品、250点が展示されます。
今年は暑い日が続いたため、枯れてしまったり葉が焼けたりしてしまい、管理に苦労したということです。
信州みのわ山野草クラブ秋の山野草展示会は、あすとあさっての2日間、木下公民館で開かれます。
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木下区敬老会 4年振りに開催
箕輪町木下区は、区内の75歳以上を対象に敬老会を24日に、4年振りに開きました。
木下区敬老会は、区内の75歳以上の高齢者984人を対象に開かれたもので、このうち147人が参加しました。
新型コロナの影響で3年間中止となっていて、今年は4年振りに開かれました。
木下保育園の園児によるダンスの発表も行われ、訪れた人たちは目を細めて見ていました。
木下区地区社会福祉協議会の小松友昭会長は、「みなさんがこれまで培った知識や経験を後世に伝えるために、これからもアドバイスをいただきたいです」と話していました。 -
731部隊 最後の証言
清水英男さん。5人兄弟の次男として宮田村大田切に生まれました。
太平洋戦争終戦となる昭和20年、1945年3月。
清水さん14歳、当時の国民学校高等科2年生、今の中学2年生の時に教師の勧めで旧満州ハルピンに渡りました。
731部隊は、第二次世界大戦期の昭和11年1936年から昭和20年1945年の敗戦時まで10年間にわたり大日本帝国陸軍に存在した研究機関のひとつです。
旧満州ハルピンに本部を置いた極秘の部隊で、細菌兵器の開発や人体実験も行っていました。
被験者は主に捕虜やスパイ容疑者で拘束された中国人やロシア人、朝鮮人等で、「マルタ(丸太)」の隠語で呼ばれていました。
その中には、一般市民の女性や子供も。敗戦時、マルタは、全員殺されたと言われています。
昭和20年8月12日
清水さん
「12日の日、20人から30人のマルタの骨を拾って袋につめた」
昭和20年8月14日
清水さん
「14日の朝、拳銃と青酸化合物を渡され、捕まったら自決しろと言われた」
8月15日 終戦から78年、清水さんの終戦記念日です。 -
赤そばの里 見ごろ
標高900メートルにある箕輪町上古田の赤そばの里で、高嶺ルビーの花が見頃を迎えています。
広さ4.2ヘクタールの畑には、赤そばの花が一面に広がり、現在見ごろとなっています。
「高嶺ルビー」という品種で、ヒマラヤ原産のそばです。
気温が下がると色づきが良くなるということです。
26日は平日にも関わらず県内外から観光客が訪れていました。
花は、上古田の有志で作る「古田の里赤そばの会」が8月に種を撒き、育ててきました。
会長の押野光さんです。
今年は猛暑の影響か、ピンク色に交じり白い花が出ているということです。
古田の里赤そばの会では、10月8日まで、地元農産物が購入できる直売所と、赤そばが味わえるそば処を営業しています。
電動車いすの貸し出しもあります。
赤そばの会によりますと、花の見ごろは来月上旬までです。
29日には、箕輪西小学校の児童が手づくりのパンフレットを配布するほか、10月1日は鼓笛隊の演奏が予定されています。
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箕輪町一周駅伝 木下A優勝
4年ぶりとなる箕輪町町内一周駅伝が23日に行われ、木下Aが優勝しました。
午前8時50分、八十二銀行箕輪支店前を一斉にスタートしました。
町内一周駅伝は新型コロナの影響で4年ぶりに行われました。
コースは全長およそ26キロで、13区間をタスキでつなぎます。
大会には、各地区や町と交流のある静岡県浜松市庄内地区の17チームが出場しました。
6区間の短縮コースには5チームが出場しました。
沿道や中継所では、地域住民が声援を送っていました。
大会の結果、木下Aが1時間31分21秒で優勝を果たしました。
2位は長岡A、3位は松島Aでした。
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箕輪町におもちゃ図書館 自由にレンタル
箕輪町のボランティア団体が運営するおもちゃを自由に選んでレンタルすることができる「おもちゃ図書館」が、三日町の施設内にオープンしました。
おもちゃ図書館は、ベルシャイン箕輪店近くのふれあい宮坂組箕輪支店敷地内「トイロベース」にできました。
利用者は、子ども1人につき1つカタログ内から好きなおもちゃを選ぶことができます。
初回のみ登録料として300円を払えば、以降無料で2週間借りることができます。
おもちゃ図書館は、こども食堂などを運営するボランティア団体「Purみんなの学校」が、9月18日から開いているものです。
レンタルできるおもちゃは、日本おもちゃ図書館財団とNPO法人から支援を受けて揃えたものや、寄付品など現在およそ40点あります。
おもちゃ図書館の営業時間は、毎週月曜日の午前10時から午後5時までとなっています。
おもちゃ図書館がある「トイロベース」は、不登校の子どもの支援や居住支援、放課後の子どものあそび場となっています。
リユースルームでは、子どもの成長により着られなくなった服を引き取り、必要としている人に無料で提供しています。
他にも、企業や地域の人からの協力で集まった食材も、無償で提供しています。
「トイロベース」では、家庭に眠っている食材や子ども服、使わなくなったおもちゃなどの寄付を呼び掛けています。
問い合わせ先 電話79-1016
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森林整備の方向性を定める委員会が発足
箕輪町の今後50年間の森林整備の方向性を定める箕輪町森林ビジョン検討委員会が8月29日に発足しました。
この日は初会合が町役場で開かれました。
委員には信州大学農学部や上伊那森林組合、地元区長、一般公募など13人が委嘱されました。
委員長には信州大学農学部助教の三木敦朗さんが選ばれました。
森林ビジョン検討委員会は今後50年単位で森林をどのように整備し、町民や地域がかかわっていくかを定める箕輪町森林ビジョンを策定します。
第一回の今回は事前に行われた調査結果が報告されました。
町内の森林を災害リスクや木材生産に適しているかで色分けしたデータなどが発表されました。
委員からは「温暖化で松くい虫被害が拡大することが心配だ」「森林管理が長続きする仕組みを作ってほしい」などの意見が出されました。
委員会は来月現地視察を予定していて、来年3月の森林ビジョン策定を目指します。 -
箕輪町 町内定額タクシー10月から運用
箕輪町は、10月2日から高齢者などが対象の町内定額タクシー「まちなかタクシー」の運用を始めます。
22日は町役場で定例記者懇談会が開かれ、概要が示されました。
まちなかタクシーは、町内に住む65歳以上の人などが対象で、1回の乗車にかかる運賃が500円、免許返納者などは250円の定額タクシーです。
差額は町が負担します。
利用するには登録が必要で、タクシーを降りる際に町から届く登録証を提示すると割引となります。
自宅から目的地までを結ぶドアツードアとなっています。
運行業者は伊那タクシーみのわ営業所です。
利用日時は平日の午前9時から午後3時で、エリアは箕輪町全域です。
箕輪町によりますと、きのう現在で、393人が登録しているということです。
箕輪町では、令和3年度に行ったデマンド型タクシーの実証実験の利用者の意見を取り入れ、今回の事業を開始することにしたということです。
1日何回でも利用可能で、10月2日から利用が開始されます。
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町民モルック大会 箕輪進修の生徒がトロフィー製作
木の棒を投げてピンを倒し得点を競う北欧フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の箕輪町民向けの大会が10月14日に箕輪町のながたドームで初めて開かれます。
この大会の入賞者に贈られるトロフィーと参加者に贈られるキーホルダーを箕輪進修高校の生徒が製作しています。
製作しているのは、箕輪進修高校のクリエイト工学科3年生5人です。
モルック大会を主催する箕輪町公民館から依頼を受けて課題研究の授業の一環で製作しています。
キーホルダーはモルックで使う棒の形をしています。
生徒はデザインをパソコンに取り込み、レーザー加工機で大会名と日付を彫っていきました。
モルックは北欧フィンランド発祥で、木の棒を投げてピンを倒し、得点を競うスポーツです。
大会のトロフィーも同じく棒の形をしていて優勝などの文字を彫っていました。
大会の上位3チームに贈られます。
箕輪町公民館では10月14日に開かれる大会の参加チームを募集しています。
対象は小学生以上の町内に住んでいる人で2人から4人で編成したチームとなります。
参加費は1チーム500円です。
参加者全員に箕輪進修高校の生徒が製作したキーホルダーが配られます。
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地価公示 南箕輪の住宅地横ばい
長野県は、7月1日現在の地価公示価格を19日公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が横ばいで、他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、70地点で上昇、36地点で横ばい、166地点で下落となりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の平均変動率は、伊那市は1.2%の下落、箕輪町は1.8%の下落、南箕輪村は横ばいでした。
伊那市は25年、箕輪町は24年連続の下落、南箕輪村は5年連続の横ばいとなっています。
商業地は、県内111地点で調査が行われ、21地点で上昇、26地点で横ばい、63地点で下落となりました。
平均変動率は、伊那市が1.6%の下落、箕輪町が2.3%の下落、南箕輪村は1.8%の下落となっています。
伊那市は21年、箕輪町は26年、南箕輪村は25年連続の下落となっています。
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第33回 箕輪町ふれあい広場
箕輪町の福祉の集い「第33回ふれあい広場」が町文化センター周辺で17日開かれました。
会場には、福祉施設の製品の販売コーナーや、ニュースポーツのコーナー、ボランティア団体による体験コーナーなどが設けられました。
このうち、箕輪手話サークルのブースでは、訪れた人たちが手話を教わっていました。
点字学習会すばるのブースでは、自分の名刺を点字で作る体験が行われました。
ふれあい広場は、人と人とのふれあいや交流を大切にし、誰もが暮らしやすい福祉のまちづくりについて考えようと、町内のボランティア団体や福祉事業所などで作る実行委員会が開いたものです。
町内の団体によるステージ発表も行われ、訪れた人たちでにぎわっていました。
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「赤そばの里祭り」始まる 現在2分咲き
箕輪町上古田にある広さ4.2haのの赤そばの里の花が咲き始め、「赤そばの里祭り」が16日から始まりました。
16日はオープニングセレモニーが行われ、アルプホルンの演奏が行われました。
広さ4.2ヘクタールの赤そばの里には、「高嶺ルビー」と呼ばれる赤そばが植えられています。
花は現在2分咲きで、9月下旬に見ごろを迎えるということです。
畑を管理する「古田の里赤そばの会」のメンバーが、8月に種をまき、管理してきたということです。
16日は県内外から観光客が訪れ、写真を撮るなどしていました。
赤そばの里祭りの期間中は、上古田産の赤そばが味わえるそば処や、地元農産物などが購入できる直売所が営業しています。
花の見ごろは9月下旬で、赤そばの里祭りは来月8日まで行われます。
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県書道展 17日まで
第76回長野県書道展が、伊那市の伊那文化会館で15日から始まりました。
会場には上伊那を中心とした一般と小中高生の作品、およそ800点が展示されています。
1階の美術展示ホールには一般と高校生の作品が並んでいます。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、高遠高校3年の羽場愛華さんと伊那弥生ケ丘高校の渋谷咲未さんの作品が特選に選ばれています。
2階の小ホールには小中学生の作品が並んでいます。
関係者は「今回も個性豊かな作品が多く並んでいるのでぜひ見に来てほしい」と話していました。
県書道展は、17日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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箕輪町観光PRのラッピングトラックを披露
箕輪町上古田の運送会社、有限会社大三ロジテックは、町の補助金を活用して観光PRのために整備したラッピングトラックを14日に披露しました。
こちらがお披露目されたトラックです。
有限会社大三ロジテックの有賀荘一郎社長が町役場を訪れ、白鳥政徳町長に完成を報告しました。
トラックは全長およそ12メートル、高さおよそ3.6メートルの大型です。
右側の側面には赤そばの里の写真が使われています。
左側にはもみじ湖の写真が使われています。
後ろの扉には赤そばともみじ湖の写真が両方使われています。
町では観光客の誘致やPRなどに取り組む事業に対して補助金の交付を行っています。
ラッピング費はおよそ120万円で、そのうち50万円は補助金が活用されています。
トラックは静岡方面の運搬に使用されるということです。
14日は散歩に来ていた松島保育園の未満児およそ25人もトラックを見学していました。
今後は町内のイベントで子どもを対象にした乗車体験などにも活用するということです。
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軟式野球MBCが全国大会出場へ
箕輪町を拠点に活動する社会人の軟式野球チーム、MBCは9月30日から岩手県で開かれる全国大会 高松宮賜杯第67回全日本軟式野球大会に出場します。
13日はMBCの向山慎太郎主将と堀川郁夫監督、投手の唐澤陸さんが町役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場を報告しました。
MBCは箕輪町など上伊那の社会人でつくるチームで週3回、番場原運動場で練習を行っています。
7月に上田市で開かれた北信越大会で代表決定戦に勝ち全国大会出場を決めました。
大会には2022年も出場していて、結果はベスト4だったということです。
高松宮賜杯第67回全日本軟式野球大会は岩手県で9月30日から10月2日まで開かれ、MBCは初戦で長崎県のチームと対戦します。
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直江津遭難 旅館の親戚が訪問
1942年9月13日に、修学旅行中に新潟の海で5人が亡くなった直江津遭難の日に合わせ、当時の宿泊先だった「つたや旅館」の関係者が箕輪町の箕輪中部小学校を訪れました。
13日はつたや旅館の親戚の柳澤喜美代さんと川島喜美江さん姉妹が中部小を訪れ、校庭横にある慰霊碑に花を手向け冥福を祈りました。
この事故は、1942年、昭和17年の9月13日に中箕輪国民学校 現在の箕輪中部小学校の修学旅行で起きたものです。
新潟県直江津を訪れていた児童のうち5人が高波にさらわれて犠牲になりました。
中部小には慰霊碑が建てられていて、亡くなった児童の名前が刻まれています。
宿泊先だった「つたや旅館」は廃業し3月に建物を解体した事から、慰霊碑に改めて報告しようと命日に合わせ訪問したという事です。
柳澤さんと川島さんは、児童会役員とも交流しました。
児童らは直江津遭難の教訓を受け継ぎ、命の大切さを伝えてきている活動について話をしました。
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もみじ湖紅葉祭り 伊那松島駅からシャトルバス運行
箕輪町は、今年のもみじ湖紅葉祭り期間中に、JR飯田線伊那松島駅からもみじ湖までのシャトルバスを初めて運行します。
これは12日に役場で開かれた町議会一般質問の中で白鳥政徳町長が議員の質問に答えたものです。
今年のもみじ湖紅葉祭りは、10月21日から11月12日まで開催される予定です。
箕輪町では、ピークが予想される11月1日から8日まで、伊那松島駅からもみじ湖手前まで、シャトルバスを初めて運行します。
行動制限が緩和され、公共交通機関を使う観光客が増えることを見越し実験的に運行するものです。
また、交通渋滞解消のためのマイカー規制を今年も行います。
期間は、11月1日から8日で、イベント広場に事前予約制の臨時駐車場を設け、そこから無料のシャトルバスを運行します。
協力金1,500円の決済はインターネットと役場窓口のほか、新たに全国のコンビニエンスストアでもできるようになります。
このほか、安全確保のため、バイクの乗り入れもイベント広場までに制限するということです。
町では「利便性を高めるとともに、観光客がゆっくりと散策できる環境を整えたい」としています。