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箕輪町で運動遊びサミット
運動遊びを全国に先駆け取り入れている箕輪町で3日、運動遊びサミットが開かれた。
これは、楽しく遊びながら子どもの筋力やコミュニケーション能力の発達を促す運動遊びの必要性を全国に発信していこうと、箕輪町が開催した。
サミット第1部では、有識者や実践市町村が参加してのパネルディスカッションが行われた。
平成16年度から先進的に運動遊びを取り入れている箕輪町は保育士と小学校教諭がその成果について発表した。
また平成19年度から運動遊びを取り入れている兵庫県豊岡市の中貝宗治市長は、「運動遊びの実践により数値的な成果が表れ、指導者にも自信がついている」と話した。
各市町村の発表を受け運動遊びの考案者、松本短期大学の柳沢秋孝教授は、「各市町村運動遊びが浸透し成果も出始めている。今後幼児教育を小学校教育にどうつなげていくかが課題」と話していた。
また第2部では柳沢教授の指導のもと、園児や小学生が親子で運動遊びを体験した。 -
わらべうたで親子が触れ合い
箕輪町の子育て支援講座が3日、松島コミュニティセンターで開かれ、親子がわらべうたで触れ合った。
0歳から1歳と2歳から3歳の2クラスが開かれ、このうち0歳から1歳のクラスには約20組の親子が参加した。
講座は今年で3回目で、自然な親子のふれあいが学べるわらべうたを覚えてもらおうと毎年開かれている。
千葉県在住で、わらべうた保育研究会代表の小林衛己子さんが講師を務めた。
小林さんは「子どもを抱いたり膝の上に乗せたりしてふれあいながら、お母さん達も楽しむことが子どもの成長にとっても大切」と説明していた。
ある母親は「子どもが自然にうたを受け入れてくれるし、直接ふれあえる良いコミュニケーションだと思う」と話していた。 -
箕輪陶芸研究会作品展
箕輪町の陶芸愛好家でつくる箕輪陶芸研究会の作品展が4日まで、松島コミュニティセンターで開かれている。
今年17回目を迎える研究会の作品展には会員30人の作品約200点が並んでいる。
研究会は、会員がそれぞれ自分の好きな焼き方で作品づくりをしていて、月2回の勉強会でお互いの作品を見せ合って、知識を深めている。
今年4月には備前焼を勉強しようと岡山県を研修旅行で訪れていて、並んだ作品の中には備前焼の影響を受け釉薬を使わない作品もある。
大槻隆会長は、「年々会のレベルが上がっていて、良い作品が多く並んでいる。是非足を運んでください」と来場を呼びかけていた。 -
箕輪町のうたごえ喫茶100回
2002年1月に始まった箕輪町のうたごえ喫茶が1日夜、100回目を迎えた。60人が参加し、懐かしのメロディーを合唱した。
箕輪町大出にある喫茶店樹里庵。扉を開くと懐かしいメロディーが耳に飛び込んでくる。
1日でちょうど100回目となったうたごえ喫茶。店内は、熱気に包まれていた。
松島に住む山口栄一さん(68)。リーダーの山口さんは、うたごえ喫茶を箕輪の地でもと、今から7年前の2002年1月に立ち上げた。
うたごえ喫茶は、ほぼ一月に一回のペースで喫茶樹里庵で開かれている。
童謡、唱歌、懐メロ、ロシア民謡などをアコーデオンやギター、ベース、ピアノの生演奏で歌う。
この日も25曲を歌った。
うたごえ喫茶100回を記念して、11日には「500人のうたごえ喫茶インみのわ」が開かれる。
うたごえ喫茶の元祖、ともしび新宿店からゲストを招いて、地元のコーラスグループなども参加する。
青春時代の懐かしい歌、振り向けば青春、みんなで歌えば青春、心に残る思い出の歌、皆で歌うと元気が出る・・・。
そんな想いを込めて「500人のうたごえ喫茶インみのわ」は、11日に箕輪町文化センターで午後1時30分から開かれる。 -
子育てメモリーブック
箕輪町は、赤ちゃん誕生時に、子どもの成長を記録したり、病気やけがの対処方法などを一冊のファイルにまとめた「子育てメモリーブック」を1日から贈る。
メモリーブックは、町の子育て支援策の新たな取り組みとして作られた。
冊子はA5版で、「成長の記録」と「子育て情報」の2編で構成されている。
成長の記録では、15歳までの身長や体重、病気などの記録のほか、妊娠した時の両親の気持ちや、名前の由来なども書きとめることができる。
子育て情報では、子どもの病気や、けがをした際の対処方法がフローチャートで示され、乳幼児に多い病気についての解説も掲載されている。
メモリーブックは、今年の4月から赤ちゃんが生まれた家庭が対象で、1日から担当窓口で受け取ることができる。
町では、「限りある子育てを楽しんでもらい、子どもが思春期で悩みを抱えた時、愛情を見つけるきっかけにするなど、さまざまに活用してほしい」と話していた。 -
箕輪町健康GT プラン方向性まとまる
箕輪町が計画を進めている健康グリーンツーリズムの、事業プランの方向性がまとまった。1日開かれたグリーンツーリズム推進協議会で報告され、了承された。
プランは、健康づくりと農山村体験の二つ。
健康づくりプランは、町が行っている「みのわ健康アカデミー」の取り組みをアレンジしている。
町外に暮らす人達を対象にした一泊二日のツアーで、全5回を計画している。
1日目に健康づくり、2日目に農業体験をするという。
また農山村体験プランは、田んぼオーナー、そばオーナーなど5つのメニューを考えている。
受付窓口は、みのわ振興公社となる。
また、新たに建設する休憩施設と農産物加工施設の建設場所については、大出の農産物直売所愛来里の周辺を予定している。
来年度からの実施に向け、今後は細部の検討や用地交渉を進め、誘客のためのパンフレットを作成していくという。 -
豊島区が舞台の劇「池袋わが町」公演
箕輪町と地域間交流をしている東京都豊島区が舞台の劇、「池袋わが町」の公演が26日、箕輪町の文化センターで行われた。
上演された「池袋わが町」は、戦後間もない東京都豊島区を舞台に繰り広げられる、笑いあり、涙ありの物語で、本当の幸せは平凡な人生の中に隠されているというメッセージが込められているストーリー。
この劇は、豊島区で開かれている演劇祭が昨年20年の節目を迎えたことを記念して制作された、ジェームス三木さん作・演出のオリジナル作品。
箕輪町と豊島区は、4年前に防災協定の締結や互いのイベントに参加するなど交流をしていて、市民レベルでの交流をより深めようと、劇の上演が行われた。
舞台では、プロの役者に交じり、公募で集まった町内の小学生から70代までの21人が演技を披露した。
会場には約500人が詰めかけ、人情あふれる話に笑い、涙しながら見入っていた。 -
マツブサ収穫始まる
箕輪町の特産品「まつぶさわいん」の原料となるマツブサの収穫作業が、町内各地で始まっている。
このうち、町内で最も栽培面積が広い長岡の山口勇夫さんの畑では、28日、山口さん夫妻のほか親類など合わせて5人が、収穫作業に汗を流していた。
山口さんは、15年ほど前からマツブサの栽培を手掛けていて、広さ400平方メートルの畑には、約80本のマツブサの木が植えられている。
マツブサの実はパチンコ玉程の大きさで、一房に20個程付いている。
山口さんによると「今年の出来は、夏雨が少なく、秋になり晴天の日が続いたことから、実が熟していて、例年以上に甘みがある」という。
農薬の使用は極力抑えるよう努力しているという山口さんの畑では、この日一日で約20ケース、300キロの実が収穫されたという。
マツブサは下伊那にある醸造会社に持ち込まれ、今年の12月に新酒が出来上がる予定。 -
赤そば花まつり
赤そばの里、箕輪町上古田の赤そば花まつりが26日、上古田公民館で始まった。会場は朝から多くの観光客で賑わい、次々にそばの注文が出ていた。
上古田では地域でとれたソバを多くの人に楽しんでもらおうと、毎年赤そば花まつりを開いている。
今年は夏の日照不足や長雨の影響で収穫したソバの量が例年に比べてかなり少なかったということだが、ソバを栽培する地区住民の協力により例年通り800食のそばを用意することができた。
昼近くになると会場は注文が間に合わないほどいっぱいになり、中には10分待ちの人もいた。
県内外から訪れた観光客らは打ちたてのそばの味を堪能していた。
そばは午後3時には完売となった。
大槻長実行委員長は「早い時期から地区全体で準備を進めてきた。多くの人で賑わって良かった」と話していた。
赤そば花まつりは26日まで。午前10時から午後3時まで。盛りそば1杯500円、田舎そば1杯600円で、1500円でそば打ち体験もできる。 -
信州みのわ山野草クラブ秋展示
山野草の愛好家でつくる信州みのわ山野草クラブの秋の作品展が26日、箕輪町の木下公民館で始まった。会場には秋の草花を中心に、会員21人の作品約200点が並んでいる。
今年は夏の長雨の影響で草花の生育が遅く展示会の開催が心配されたが、会員の丹精込めた手入れで会場では奇麗な花や紅葉などが楽しめる。
特にさまざまな種類の草花を一つの鉢に植える寄せ植えを中心に展示していて、石や瓦、木など、鉢にもこだわっている。
また今年は秋の雰囲気を楽しんでもらおうとスズムシの虫かごが置かれ、会場にスズムシの音色が響いている。
白鳥征男会長は、「展示に合わせて見ごろを迎えた草花が並んでいるので是非会場に足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
信州みのわ山野草クラブの秋の山野草展は27日まで。時間は午前9時から午後4時まで。 -
萱野高原でマグロ解体ショー
高原で海の幸を楽しんでもらおうと20日、箕輪町の萱野高原で、マグロの解体ショーが行われた。
マグロの解体ショーには、上伊那を中心に約50人が集まっていた。
この日解体されたのは、3日前に青森県大間沖で水揚げされた体長約1・5メートル、重さ50キロのキハダマグロ。
町内で飲食店を営む大槻重昌さんが、出刃包丁一本でマグロを切り分けていくと、集まった人達はその様子を興味深げに見ていた。
マグロの解体ショーは、信州かやの山荘を管理する親山海クラブが5年前から開いていて、秋の恒例行事となっている。
会では、「年々定着してきている。山と海の幸両方を楽しめるのが魅力」と話していた。
15分程でマグロは頭やカマ、身の部分に切り分けられ、市場の半値程の値段で売られていた。
集まった人たちは、高原からの景色を楽しみながら、マグロを味わっていた。 -
箕輪町内一周駅伝大会
今年50回の節目を迎えた箕輪町内一周駅伝大会が23日開かれ、木下Aチームが大会新記録で14連覇を達成した。
曇り空の涼しい陽気で風もなく絶好のコンディションに恵まれ、午前8時10分に八十二銀行箕輪支店を一斉にスタート。町中心部から東箕輪地区を北上し、西部地区を南下する12区間、26.9キロをタスキでつないだ。
今年は、町内の分館単位で編成された33チームと、地域間交流を続けている静岡県浜松市庄内地区の1チーム、50回を記念してオープン参加したみのわオールスターズチームの過去最多となる35チームが出場した。
それぞれが懸命の走りでタスキをつなぎ、50回の節目の大会を盛り上げた。
沿道には多くの住民が繰り出し、力走をみせる選手たちに大きな声援を送っていた。
優勝した木下Aチームは、序盤は沢Aと激しい首位争いを演じたが、6区でリード。最終的には2位の庄内チームに3分47秒差をつけて、1時間28分5秒の大会新記録で14連覇を達成した。
小学1年生から78歳までの町民43人でタスキをつないだ「みのわオールスターズ」のアンカーは、木下の竹内成一さん。第1回大会から審判を務め、選手の育成にも取り組んできた。 -
箕輪町人事異動 課長昇格3人
箕輪町は24日、10月1日付の人事異動を内示した。異動総数38人の小規模で、課長には3人が昇格する。
収納対策室長には会計課会計係長の唐澤秀明さん、保健福祉課長には保健福祉課福祉係長の浅野幸利さん、教育課長には産業振興課商工観光係長の小林利明さんが昇格する。 -
赤そばの里オープニング
箕輪町の秋の観光スポット上古田の「赤そばの里」の里開きが、19日、行われました。
19日は、赤そばの里を管理している古田の里赤そば会の会員や、関係者などおよそ百人が参加し、里開きを祝った。
セレモニーで、古田の里赤そばの会の唐沢清光会長は、「今年も、町や区の支援を頂きながら、奇麗な花を咲かせる事ができた。多くの人に楽しんでもらいたい」と挨拶した。
イベントでは、ヨーロッパのスイス地方に伝わる、笛の一種「ホルン」の演奏が行われ、訪れた人たちは目の前に広がる風景と共に、ホルンの音色を楽しんでいた。
赤そばの里は、4.2ヘクタールの農地に、およそ10年前から、ネパール原産のそばを改良した、赤そば「高嶺ルビー」が栽培されている。
花の見頃は、来月10日頃までで、花が咲き誇る今の時期は、辺り一面が花に覆われ、赤い絨毯を敷き詰めたようだ。
なお、9月26日・27日は赤そば花まつりが開かれ、手打ちそばが味わえる、イベントなどが行われる予定。 -
地価公表 下落幅拡大
長野県は17日、7月1日現在の県内の地価を発表した。県全体の住宅地は13年連続、商業地は17年連続の下落で、下落幅が拡大した。
地価は、県内80市町村424地点に基準地を設け、県が毎年調査を行っている。
住宅地では、伊那市前原の伊那中央清掃センター付近が前年の2万900円から2万円と4.3%のマイナスなど、伊那市は平均2.7%のマイナス、箕輪町では平均3.0%のマイナス、南箕輪村では平均1.8%のマイナスと、いずれも昨年より下落幅が拡大している。
住宅地の県平均は3.0%のマイナスとなっていて、13年連続の下落で、下落幅が拡大した。
商業地では、伊那市山寺のアルプス中央信用金庫付近が6万4200円から6万700円と5.5%のマイナス、伊那市下新田の伊那市役所付近が5万2900円から5万円と5.5%のマイナスなど、伊那市は平均で5.5%のマイナス、箕輪町は5.5%のマイナス、南箕輪村は5.2%のマイナスとなっていて、いずれも、前年より下落幅が拡大している。
なお、商業地の県平均はマイナス4.2%で、17年連続の下落となり、下落幅も拡大している。
県によると、地価は林地を除く全ての調査地点で下落している。 -
上古田赤そばの里 見頃間近
箕輪町上古田の赤そばの里では現在7分咲きとなっていて、今週末から始まる連休に見ごろを迎えそうだ。
広さおよそ4.2ヘクタールの土地に「高嶺ルビー」と呼ばれる赤そばが栽培されていて、毎年9月には一面ピンク色に染まる。
現在7分咲きで、今週末から始まる連休にちょうど見ごろを迎えそうだという。
26日、27日の2日間は赤そば花まつりが開催され、花を見ながらそばを味わうことができる。 -
ブラジル人就職支援で日本教室スタート
県は、ブラジル国籍の人の就職を支援するための日本語教室をスタートさせた。教室では履歴書の書き方や日本語の能力チェックなどを行う。
就職先を探すのにも求人票が読めなかったり、履歴書を書けないケースが多いことから県が実施したもので、
初日の15日は、箕輪町のブラジル人学校コレジオ・ピタゴラスで1回目の教室が開かれた。
日本語教室は、失業中のブラジル人を対象にしたものだが、今回参加した6人のうち該当者は1人で、そのほかの5人は、より日本語を学びたいと参加したブラジル学校の教諭だった。
教室は1年間開かれ、随時参加者を募集している。
講師は、日本語指導や県機関の各種相談の通訳などを行っているコウ・スザナ・ヒフミさんが務め、参加者が履歴書の書き方について学習した。
最初にポルトガル語でプロフィールを書き、その後、日本語に書き直していた。
参加者達は、お手本をみながらひらがなの書き方などを学んでいた。
今後は履歴書の書き方を始め面接の練習などが行われ早期就職を目指す。
この教室は17日から伊那市のブラジル人学校でも実施される。
箕輪町では毎週火曜日、伊那市では毎週木曜日に教室が開かれ、時間はそれぞれ午後2時から午後3時30分まで。 -
箕輪町に子ども未来課設置
箕輪町は、就学前の子育て支援を充実させようと、10月1日から、新たに子ども未来課を設置します。
町議会9月定例会に提案されていた、子ども未来課設置に関する条例改正案は、最終日の14日、全会一致で可決された。
これまで、保健福祉課内の係の一つだった、子ども未来室を課に格上げし、就学前の子育て支援や保育園の運営に関する業務を充実させる。
町では、就学前の子供を専門に担当する課の発足により「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業の強化・充実を図りたいとしている。
平澤豊満箕町長は、「子育て支援がさらに充実できた体制。これからの成果に期待をしたい」と話していた。 -
直江津遭難慰霊の日
67年前の修学旅行で、高波にさらわれ海で亡くなった5人の冥福を祈ろうと、13日、箕輪中部小学校の慰霊碑前に当時の同級生が集まり手を合わせた。
13日は、当時の同級生でつくる搏美六人力(うつみろくにんりき)会のメンバー20人程が慰霊碑前に集まり、読経などを行った。
修学旅行での事故は、今から67年前の昭和17年9月13日に起こった。
中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の6年生が、新潟県直江津の海を訪れたところ、高波にさらわれ5人が死亡したもの。
以来、同級生は、当時の牛沢搏美(うつみ)校長から名前をとり、亡くなった5人と自分自身を合わせて「搏美六人力会」をつくり、毎年、事故のあった日に慰霊碑前で、冥福を祈っている。
会のメンバーは、今年で79歳になります。
田中文平(ぶんぺい)会長は、「事故以来、同級生同士の絆が強くなり、今も変わらず続いているが、会の高齢化も進んでいる。これからは、自分自身の健康にも気をつけながら来年も集いたい」と話していた。 -
東箕輪営農組合防護柵竣工式
有害鳥獣被害の防止対策として防護柵の設置を進めている東箕輪地区では、防護柵の効果が出始めている。
11日夜、北小河内区から南小河内区までの防護柵設置の竣工式がJA東箕輪支所で行われ、組合員やJA職員ら約20人が参加した。
箕輪町の東に位置する南北小河内区と長岡区では、10年ほど前から果樹園などでシカによる被害が発生している。
東箕輪営農組合では、2年前から先進地の視察をするなど防護柵の設置に向けた準備を進めてきた。
今年1月から3月にかけて北小河内から南小河内までの区間が整備され、高さ2.1メートル、長さおよそ1キロの柵が設置された。
設置費用は約600万円で、国から300万円の補助を受けたほか、有害鳥獣対策のモデル地区として箕輪町から240万円の補助が出ている。
設置後、果樹への被害は減少しているという。
東箕輪営農組合の田沢岩夫会長は、「防護柵を設置した地域の被害は減ったが、柵の無い場所で被害が出ている。少しずつ柵の距離を伸ばしていきたい」と話していた。
東箕輪営農組合では来年度、長岡地区で防護柵の設置を予定している。 -
雅秋園オープン
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」が10日、ブドウ狩りなど今シーズンの営業を始めた。
オープン初日は、早速、子育てサークルや高齢者などの団体がブドウ狩りを楽しんでいた。
90アールの畑に、ナイアガラやデラウエア、コンコードなどが植えられていて、この3品種については、大人500円、子ども250円で、一日中ぶどう狩りを楽しめる。
今年は、夏の長雨や日照不足で、ブドウの生育が心配されたが、糖度も上がり、粒も大きく育ったという。
ブドウ狩りは9月下旬までがピークで、園は10月10日頃まで開かれる予定。 -
みのわ美術展始まる
みのわ美術会による第14回みのわ美術展が10日から、町文化センターで始まった。
みのわ美術会は、日展や独立展、三軌会など中央で活躍する作家ら町内38人でつくる美術会。
今回は、日本画、洋画、彫刻、工芸に、一般公募も含め32人から60点ほどが寄せられた。
今年は、新しい試みとして、箕輪町出身で中央の第一線で活躍中の作家の作品が協賛出品された。
作品を出品した有賀一宇さんは、下古田出身で、東京芸術大学を卒業し、グラフィックデザイナーとして活躍後、画家に転身していて、現在は小学館アカデミー美術倶楽部の講師を務めている。
みのわ美術会会長の小川節子さんは、「展示会を通して、地元芸術文化の発展につなげていきたい」と話していた。
みのわ美術展は13日まで。 -
あるしんでスズムシ配布
箕輪町のアルプス中央信用金庫いほく支店では、スズムシの音色が店内に響き、秋を感じさせている。
箕輪町のアルプス中央信用金庫では、毎年この時期に来店した人を対象に無料でスズムシを配布している。
箕輪支店、いほく支店の2店舗合わせておよそ1千匹を用意している。
来店したある女性は「毎年もらいに来るのを楽しみにしている。今年も秋の音色を楽しみたい。」と話していた。 -
箕輪町消防団ポンプ積載車入魂式
箕輪町消防団第6分団に新しく導入される小型動力ポンプ付積載車の入魂式が9日、箕輪消防署で行われた。
この日は箕輪町の理事者や消防団員などおよそ30人が参加し、神事などを行った。
箕輪町消防団の平沢久一団長は「素晴らしい車を導入していただいた。これまで以上に訓練に励み、地域の安全を守っていきたい。」と話した。
北小河内区を担当する第6分団第3班でこれまで使われてきた小型ポンプ積載が、18年を経過し老朽化したことから更新した。
導入された小型ポンプ積載車には、電動で小型ポンプを降ろす機能がついていて、購入価格は約550万円。
箕輪町消防団の小型ポンプ積載車は、来年度中曽根区を担当する第2分団第4班で更新されると全ての更新が終了する。 -
松島分館フリースクールがフナ捕り
箕輪町公民館松島分館が主催する「ふな捕りどろんこ天国」が6日、箕輪町の田んぼで行われた。
松島地区の保育園児から小学6年生まで40人ほどが参加した。
このふな捕りどろんこ天国は、6年前から毎年行われている。
松島の有賀正信さんが、減反で休耕田となっている田んぼにフナを育てていて、フナ捕りの機会を提供している。
春先から育ててきたフナは4センチほどに成長していて、子ども達がどろだらけになって捕まえていた。
ふなとりを楽しんだ後は、水路でどろを流し、ながたの湯から汲んできた温泉に入っていた。
松島分館では、地区の子ども達の交流の場として、また親子が触れ合う機会を提供したい竏窒ニ話していた。 -
明るい選挙啓発ポスターコンクール審査
明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査がこのほど行われ、上伊那から県の審査に進む作品24点が選ばれた。
伊那市からは、小学校の部で6点、中学校の部で4点、高校の部で2点の作品が県の審査に進む。
そのうち、美篶小6年の北原鞠香さん、東部中2年の高橋克也さん、高遠高校3年の名和浩加さんの作品が、市の審査で最優秀賞に選ばれた。
今回応募のあった作品は、来月4日に開かれる「いーなちゃん広場」で展示する予定。
また、町村からの作品を選ぶ審査では、小学校の部で9点、中学校の部で3点が県に進むことになった。
伊那ケーブルテレビジョンの放送エリア内では、箕輪中部小6年の城倉七星さん、同じく中部小6年の平井奈菜さん、箕輪西小6年の大槻まみさん、同じく西小6年の小嶋穂乃花さん、箕輪北小6年の唐澤こころさん、箕輪中2年の高橋美佳さんの作品が、県の審査に進む。
県審査は、今月30日に行われる予定。 -
箕輪町町有施設耐震診断へ
箕輪町は、町が所有する保育園などの施設や、災害時避難所となる公民館の耐震診断を進めていく。
これは、7日開かれた箕輪町議会9月定例会一般質問で、議員の質問に平沢豊満町長が答えた。
町が所有する建物は44棟あり、そのうち小中学校の校舎や役場庁舎など16棟は、本年度までに耐震工事が終了する予定。
町では、安心安全なまちづくりを進める中で、次の段階として保育園や箕輪中学校、箕輪中部小学校、箕輪北小学校の体育館などについて、耐震診断を行いたい竏窒ニしている。
このうち、箕輪北小の第2体育館については、制度上、耐震診断や耐震工事費用について国の補助が受けらず、耐震工事が必要な場合は取り壊しも含め学校や地域と協議していく竏窒ニしている。
また、町内15区の公民館のうち、現在の建築基準法に改定された昭和56年以前に建てられたのは、沢公民館、中曽根公民館、上古田公民館の3施設ある。
公民館は、災害時に避難所となることから、町ではこれらの区と協議を進め、耐震診断を実施していく計画という。 -
パカパカ杯ポニーレース大会
箕輪町の乗馬体験牧場「パカパカ塾」で6日、ポニーレース大会パカパカ杯が開かれた。
上伊那を中心に、神奈川県や愛知県からも馬主が参加し、レースが行われた。
パカパカ塾では毎年、このポニーレースを開いていて、今年で8年目。
この日は、コース途中のぬいぐるみを探してゴールする「ぬいぐるみと一緒に」や、人間がパンを、馬がニンジンを食べてゴールする「パンとニンジン」など、趣向をこらした10レースが行われた。
かごにボールを入れる玉入れレースでは、馬が騎手の言うことを聞かずに、右往左往する姿が見られた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は、「殺伐とした世の中なので、馬の温かさ、匂いなど、馬に触れて感じることが大切」と話していた。
会場には、ポニーが繰り広げるユニークなレースを見ようと多くの人が訪れ、声援を送っていた。 -
地域食材利用推進へ 学校栄養士が畑視察
小中学校の給食で地産地消を進めようと、箕輪町の学校栄養士が7日、町内の野菜生産者の畑を視察した。
町の地域食材利用推進会議が行ったもので、学校栄養士6人が3カ所の畑を視察した。
このうち大出のアスパラハウスでは、生産者から栽培方法などの説明を聞いていた。
栄養士の一人は、「」
生産者の泉澤徳三郎さんは「栽培の様子を知ってもらういい機会になった」と話していた。
現在、町内の小中学校では、「ふれあい市場・愛来里」や地元生産者を通じて野菜や果物などの地域食材を給食に取り入れている。
冬は野菜が少ないため利用はわずかですが、6月から10月までは、食材全体の半分を地域食材で賄っている学校もあるという。
推進会議では今後、生産者が学校給食を試食する機会を設けたいとしている。 -
高原の昆虫観察会
高原の昆虫観察を通じて自然と親しむイベントが5日、箕輪町の萱野高原で開かれた。子どもやその保護者約20人が参加して観察会を楽しんだ。
これは萱野高原の自然と親しむ「さわやか高原講座」の一環で開かれたもので、飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんが講師を務めた。
子ども達は虫取り網を手に持ち、カゴを肩にかけて萱野高原の森の中を散策した。
夏が終わり、夏の昆虫が少ない時期になっていて子ども達は虫探しに苦労していた。
昆虫を捕まえると四方さんの所へ行き、どんな虫なのか説明を受けていた。
参加した子どもは「家の近くにもいろんな虫がいることがわかった。また昆中観察をしてみたい」と話していた。