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高齢者叙勲・旭日単光章授章
箕輪町南小河内
田沢藤治さん(88)箕輪町南小河内の田沢藤治さん(88)が、88歳の人に贈られる高齢者叙勲で旭日単光章(自治功労)を授章した。「大変な章をいただき、ただただうれしく、感謝に堪えない」と喜びをかみしめている。
田沢さんは63年4月、地域住民に推されて箕輪町議会議員に初当選。連続3期12年務め、土木常任委員長、総務常任委員長などを歴任した。
合併間もない町の町民融和と地域格差の是正に心血を注ぎ、上水道事業の拡張工事の着工、町内5小学校の増改築、道路改良事業、道路舗装事業などの生活基盤の整備、中央自動車道の地元整備対策、町民体育館建設、9保育所の新改築など、多大な貢献をした。
地元では、県営箕輪ダム建設事業推進のため地元対策委員長を務め、先見的な考えのもと地域を先導し、民意をまとめて多くの補償を取り付け、地域の発展に尽くした。農業集落排水による下水道事業の導入は、早くから熱心に調査・研究し、地元南小河内が町内で最初に下水道施設整備に着手するなど功績を残した。
「一番印象に残るのは下水道。この完成のときにはよく区民の皆さんが協力してくださったと思った」と振り返る。東箕輪地区のダム交通安全対策委員長を務めたときは、箕輪東小学校の児童が安全に登下校できるよう対策。「1回も事故がなく本当に感謝している」という。この功績が認められ86年、長野県警察本部長表彰(交通安全功労)を受けた。
44年に勲7等瑞宝章(軍事功労)、90年に町功労者として町長表彰(自治功労)も受賞している。
「日光によくあたって土に親しむ」ことが長生きの秘けつという田沢さん。水田と果樹園に農作業に出かけ、毎朝田の水を見に行くことを楽しみにしている。「家で作った野菜が何より好き」と、野菜も育てている。
伝達した平沢豊満町長は、「叙勲をスタートに、お元気でがんばっていただきたい」と話した。
箕輪町内では近年、高齢者叙勲の授章者はなかった。 -
箕輪郵便局員がごみ拾いボランティア
箕輪町の箕輪郵便局は28日、「地域に愛される郵便局づくり」の環境活動で、天竜公園の河川敷でごみ拾いに励んだ。
ごみ拾い活動は6月と8月の年2回、就業時間後に局員がボランティアで実施している。以前は郵便局周辺だったが、昨年から主にセンターパーク松島と天竜公園でやっている。
河川敷には局員10人が集まり、十沢橋から下流の天竜公園沿いの堤防で、可燃ごみを拾う人、不燃ごみを拾う人に分かれて作業。花火の燃えかすが多く、そのほかたばこの吸殻、ビニールシートの切れ端などがあった。局員は「公園内はきれいだが、堤防はごみが多い」「結構ごみが捨てられている」と話し、小さいごみも丁寧に拾っていた。
6月にはセンターパーク松島でごみ拾いをした。 -
遊休農地利用で青い朝顔咲く
箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」が管理する上古田グラウンド東の農地で、青い朝顔が咲き始めた。日ごとに花の数が増し、10月上旬まで楽しめそうだという。
Eグループ(11人、唐沢光範グループ長)は、遊休荒廃農地を無くし地域を活性化させようと活動。7アールの遊休農地を借り、観光農園を目指して柴桜など花を育てている。当初からスイセン栽培に取り組む計画だが、秋の球根植えまでの間、朝顔を育てようと6月に種をまいた。
品種は米国原産ヘブンリーブルー。朝開花し午後3時ころまで咲く。花が楽しめる期間も約1カ月と長い。
春先から早朝や夕方に4、5回の草取りなどに精を出してきたメンバーは、「咲いてくれてほっとした。手入れした甲斐があった」と喜び、「自分たちだけで見ても、もったいない。多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。 -
箕輪町議会9月定例会日程
箕輪町議会運営委員会は28日開き、9月定例会を6日に開会し19日までの14日間開くことを決めた。
提出議案19件、報告2件。議案は05年度決算認定、06年度補正予算案、条例案など。
日程は次の通り。
▽6日午前9時=本会議開会▽7縲・1日=休会▽12、13日=一般質問▽14、15日=常任委員会審査▽16縲・8日=休会▽19日午後1時30分=本会議、全員協議会 -
オリジナルバードコール作り
箕輪町のみのわ振興公社は、ながた自然公園の利用客向け企画で今年初めて、「オリジナルバードコール作り」をした。子どもたちが小鳥を呼ぶバードコールを夢中になって作った。
3日間限定企画で15組が参加した。長さ7センチほどの角材に穴を開け、ボルトをねじ入れる。ボルトを回すと音が鳴る仕組みになっている。子どもたちは角材を切るところから体験し、好きな絵を描いて完成させた。
木製のネームストラップも作り、焼きペンで名前や絵を描いた。
キャンプ場で夕食準備までの午後のひととき、自然の中で工作をして楽しめる-と利用客に好評だった。 -
上伊那スポーツフェスティバル06北部地区
ニュースポーツ体験第11回上伊那スポーツフェスティバル06の北部地区イベントは27日、箕輪町武道館、駐車場を会場に開いた。ニコニコスポーツブースで、子どもから大人までが囲碁ボールやペタンクなどニュースポーツを楽しんだ。
スポーツ活動やスポーツ交流を通じて参加者の交流を深め、体力やマナーの向上、活力ある健康で生き生きとした生活を実現しようと、上伊那スポーツ振興協議会、上伊那スポーツフェスティバル実行委員会が開いた。北部地区は箕輪町、辰野町、南箕輪村が対象で、今年は箕輪町であった福祉の集い「ふれあい広場」の会場で同時開催した。
種目は囲碁ボール、ペタンク、ビーンボーリング、サッカーボーリングなど6つ。体育指導員らがルールを教えるなど指導した。
ビーンボーリングでは、子どもがボールを投げると同時に自分たちもピンに向かって走ったり、大人と子どもが囲碁ボールで対戦したりと、思い思いに楽しんでいた。 -
天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会
国土交通省・天竜川上流河川事務所(天上)の呼び掛けで集まった、大学教授など治水関係者でつくる「天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会」は28日、宮田村の村民会館で、第2回委員会を開いた。箕輪町松島の天竜川右岸堤防決壊の本工事について、工法を助言した。
委員会は非公開で開かれ、話し合い終了後に座長の北澤秋司信州大学名誉教授らが会見。決壊原因は「増水により河床が下がり、堤防基礎部分の下から洗掘した」ことが想定できるとした。
具体的な復旧工法として▽基礎部分中心の河床へコンクリートブロックを敷く▽護岸に石を積み上げ、石と石の間をコンクリートで埋める竏窒ネどを提案した。
現場の急激な左カーブについて、質問があると「カーブを変えることは難しいが」とし、堤防へ当たる水の勢いを和らげるために、コンクリートブロックを河床へ置く竏窒ネどの対策が検討できるとした。
天上では堤防の本復旧工事を、水の少ない秋口から着
工したいとしている。 -
多目的情報発信車両入魂式
箕輪町は28日、多目的情報発信車両を導入し、役場駐車場で入魂式をした。
災害時や防犯のための広報や、物資搬送を目的としたスピーカー搭載の小型貨物車両。公用車で同様の目的に使用できる車両が少ないため、今回新規に購入した。最大6人乗り。今後、防犯の広報のため、青色回転灯を装着したパトロールができるよう車両登録もする。
6月議会の補正予算で可決された桑沢昭一さん、遠藤寿子さん、唐沢千春さんから、それぞれ町に寄せられた親族の遺志金と町一般財源の計200万円で購入した。
入魂式で平沢豊満町長は、「安全を守るための広報車。有効な情報を町民に知ってもらう。災害時には物資の運搬を兼ねる。安全で安心なまちづくりのため最大限活用してほしい」とあいさつした。 -
箕輪西小親子レク
6年間を一緒に過ごした友人たちとの思い出をつくろう竏窒ニ26日、箕輪町箕輪西小学校の6年生22人が、校内で宿泊学習をした。
6年生が卒業前に取り組む親子レクレーションの一環。児童らに要望をとったところ、学校に泊まりたいという声があり、校内に子どもたちだけで泊まることとなった。
児童と保護者、その兄弟などは午後4時ころ学校に集り、夕飯づくりを開始。父親らが、はんごうを使って校庭でご飯を炊いている間、児童と母親らは校内調理室でカレーをつくった。
保護者が帰宅した後は、児童と職員で花火や肝試しを実施。「スポーツ天国」のリレーで2年連続優勝したことと、合唱コンクールの銀賞受賞を祝うパーティーも開き、6年間の思い出を振り返った。 -
ふれあい広場
箕輪町社会福祉協議会の恒例、福祉の集い「ふれあい広場」が27日、町民体育館と武道館であった。ステージ発表や福祉体験、展示など多彩なイベントがあり、多くの人でにぎわった。
人と人とのふれあいや交流を大切にし、「だれもが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えよう」と開催。特別企画で「アツキヨ」のライブもあった。ギターとボーカル担当アツシと、聴覚障害のハンディを持ち手話を取り入れたサインボーカル担当kiyoによる音楽ユニット。会場の人たちは二人のライブを満喫し、曲に合わせて踊る「みんなでダンスダンス」の時間も楽しんでいた。
ステージでは箕輪中学校吹奏楽クラブや伊那養護学校舎子太鼓の演奏、手話ダンス、日本舞踊などの発表もあった。
福祉体験コーナーでは車いす、アイマスク、点字、要約筆記などを子どもたちも体験。車いすに初めて乗った伊那北小学校5年の鈴木マサコさんは、「段を上がるのが大変だった。車いすに乗っている人を見たことがあるけど、大変なんだなと思った」と話していた。 -
KOA主体のソフトボール成年男子 本国体に出場へ
第27回北信越国民体育大会のソフトボール(伊那市)ホッケー(駒ヶ根市)フェンシング(箕輪町)の3競技が27日まで、上伊那の各会場で熱戦を展開した。地元勢はKOAを主体としたソフトボールの成年男子が優勝し、第61回国民体育大会(9月30日縲・0月10日・兵庫県)の出場を決めた。
ソフトボールは27日、成年男子が決勝戦で新潟県に13竏・(5回コールド)で勝ち、2年連続7回目の優勝を果した。成年女子は前日の敗者復活戦の初戦に勝ち、この日は、第2代表準決勝で福井県に5竏・、同決定戦で富山県に3竏・で勝利し、国体出場権を得た。少年男子・女子はともに初戦で敗退している。
成年男子は3番藤森(フジモリ鉄工所)、4番原田(KOA)、5番池上(甲信越福山通運)の計5本の本塁打を含む、7安打の長打構成などで13得点の大勝。投げては主戦宮下(KOA)が被安打1、11奪三振の力投で無失点。決め球のローライズボールなどの変化球を交えたコンビネーションで、打者に3塁を踏ませなかった。
飯沼厚史監督(KOA)は「周りがチャンスをつくり、主軸が長打で返すなど、それぞれが自分の役割を果した結果」と振り返り、「本大会はなかなか勝つことが難しいと思うが、選手の持ち味を生かしながら長野県のソフトボールができれば」と意気込みを語った。
フェンシングは27日、箕輪町社会体育館で成年女子、少年男子・女子の計3部門のフルーレ団対戦があり、それぞれ北信越5県で総当り戦をした。成年女子は3位、地元高校生で編成した少年男子・女子はともに4位で、いずれも国体への出場権を得られなかった。成年男子はすでに本大会の出場を決めている。
ホッケーの県勢は、いずれの部門も国体出場を逃している。 -
枝豆狩り
箕輪町の南部営農組合が水稲育苗ハウスで栽培している黒大豆の枝豆狩りイベントが27日、中原のJA上伊那北部育苗センターのハウスであった。約50人が訪れ一抱えもある枝豆を嬉しそうに持ち帰り、盛況だった。
水稲育苗ハウスを有効かつ効率的に利用し、農業生産に役立てようと、今年初めて黒大豆「玉大黒(タマダイコク)」の栽培に取り組んだ。第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系の確立のため、ハウス6棟約11アールで試験栽培している。
枝豆狩りは、1メートルの荒縄で結わえるだけ収穫した枝豆を持ち帰りできる。長岡区の夫婦は、「主人が枝豆が大好きで1年中食べる。黒豆は味が違っておいしい」「すごくうれしい。今日はおいしく飲める」と話しながら収穫していた。
育苗ハウスで黒大豆の栽培は珍しく、南部営農組合は先進地の事例などを参考に栽培。摘芯(しん)による収量などの比較試験では摘芯したほうが多く実がつく結果を得た。無農薬栽培で、少し虫がついてしまうなど来年に向け課題もあるが、柴正人組合長は、「初の企画だったが予想より大勢訪れてくれた。まめまめしく働き、正月には黒字になるようにとの願いを込めて、残りは黒豆として収穫する。来年も研究して育てていきたい」と話した。 -
中原地区子ども会が豪雨災害義援金送る
箕輪町の中原地区子ども会は25日、地区納涼祭で販売したかき氷の売上金全額2万円を7月の豪雨災害義援金に-と町に届けた。
会長の箕輪中学校3年泉伶奈さんが中原分館の唐沢優分館長と共に町役場を訪れた。泉会長は、「災害義援金のために集めたお金です」と平沢豊満町長に手渡した。町長は、「子ども会の皆さんの気持ちがうれしい。貴重なお金なので、皆さんにお渡ししたいと思います」と感謝した。
中原地区子ども会は小・中学生合わせて25人。「災害で大変な被害にあった家がある。少しでも力になりたい」と、役員で義援金を集める計画を立て、泉会長が中学生10人に電話連絡をした。
8月14日の分館主催「納涼祭」会場で、義援金目的の案内チラシを張り、中学生5人がかき氷を1カップ100円で販売した。氷は分館で購入し、かき氷の機械は中学生が家庭から持ち寄った。区民らの協力もあって売上は200食分2万円になった。 -
箕輪町女性団体連絡協議会長
釜屋美春さん箕輪町女性団体連絡協議会の申し入れにより、町で19年ぶりに開かれた女性模擬議会。女団連会長として議長の役に就いた。
「私達の企画に町の方が全力を上げて下さった。本当に感謝ですね。勉強不足のところもあったけど、町政を身近に感じることができて、いい勉強になった。皆がいい雰囲気の中で終わることができてよかったし、“行動する女団連”として、大きな成果だったと思う」
女団連は今年、「協働のまちづくりへ行動する女団連」をスローガンに掲げている。
町議会から町政に関心を持ってもらうために-と、女性模擬議会の話があった。昨年、伊那市で女性模擬議会があり関心を持っていたこともあり、「大いにやりましょう」と、町に申し入れた。
約2カ月半の準備期間に、皆で問題点を出し合い、検討し、女団連の各構成団体にふさわしい質問を選んだ。現職や元職の町の女性議員をはじめ、知り合いの町議らにもアドバイスを求め、一般質問の原稿を準備。「女性として子どもの教育問題はどうしても入れたい」「7月の豪雨災害も質問したほうがいいのでは」と、ぎりぎりまで調整が続き、会長として原稿確認の作業にも追われた。
当初、一人の持ち時間は10分だったが、町が15分に延長。しっかりと質問し、答弁を求める時間を与えてくれた。
最初は「間違いなく読めればいい」、次は「少しは町長さんや町部局の方の顔も見たほうがいい」と、皆で励まし合いながら練習を繰り返した。2回のリハーサルを経て、緊張の中で迎えた当日。議長席に座り、「初めはドキドキしてね。ここで町のいろいろなことが決まるんだなと厳粛な感じがして、きちんとしないといけないと身の引き締まる思いだった」。11人が模擬議員として登壇し、一般質問した。議長、模擬議員ともに初めてとは思えないほど堂々と立派に務め、無事に閉会した。
「町長さんから、ごみ問題や男女共同参画など女団連がリーダーシップを取る投げかけをいただき、女性のパワーに期待するお話もあったので、皆で勉強し検討していきたい」。“まちづくり”のためにと取り組んだ模擬議会で、今後の課題も見出した。
美容師として開業しているため町商工会女性部に所属。女性懇話会、ボランティアグループ「エコ・ネット」にも入っている。「女性が集まって勉強しあうのは自然な姿。女性の視点は平和的で愛があり、生命の尊厳も常に意識している。ストレートな意見が大事で、それが消えないように、草の根運動としてつなげていきたい」という。
女性団体として多くの女性議員誕生を願う一方で、議員という形で行政に参画していくことだけが最善策ではないとも考えている。「政策決定以前のほうが大事。地域の中で力を発揮し、町に意見を届けることはできる。市民活動が大事なので、その部分がどうしたら元気になるか常に考えたい」。
女性が地域の中で自分は何ができるのか考えていくことの大切さを実感している。「そのきっかけに、女性団体に入るのもいいと思う。関心を持って一歩踏み出してほしい」と同じ女性にエールを送る。 -
箕輪中部ヤンキースがミズノカップで準優勝
箕輪少年野球連盟に加盟する箕輪中部ヤンキースが、第15回ミズノカップ少年軟式野球大会(15、16、18、20日、松本市野球場ほか)で準優勝に輝いた。
今年のミズノカップは、ミズノ創立100周年記念大会で、新潟県と山梨県のチームも参加し、県内からは70チームと大会史上最多の72チームが出場して盛大に開かれた。
箕輪中部ヤンキースは、1回戦から3回戦まで順当に勝ち、準決勝リーグに進出。山形キヨミズ(東筑摩郡)に3対2、上高田少年野球(長野市)に7対2で勝ち、決勝リーグに進んだ。
決勝リーグは豊野アップルズ(長野市)を7対5で下したが、寿ヤングバード(松本市)に0対1で惜敗。優勝は逃した。優勝は寿ヤングバード、3位は豊野アップルズ。
箕輪中部ヤンキースは過去に、同大会で優勝2回、準優勝1回の経験がある。監督のこだわる“つなぐ野球”と、それに見事に答えた子どもたちの頑張りが、2度目の準優勝という素晴らしい結果につながったという。 -
ながた荘、ながた農園のトマトをみのわ園に届ける
箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘は24日、宿泊客用の収穫体験場として整備した「ながた農園」で収穫した無農薬栽培トマト約10キロを、特別養護老人ホーム「みのわ園」にプレゼントした。
今年、本格的に活動を開始したながた農園で、7月からトマトやキュウリのもぎ取り体験をしてもらっているが「初めて採った」「新鮮」と都会の宿泊客などに好評だという。野菜は料理などにも使っているが、たくさんのトマトが食べごろとなったため、お菓子の出張販売で交流のある「みのわ園」に提供しようと考えた。持参したトマトは、ながた荘の従業員が園を訪れる直前に収穫。お菓子の出張販売に合わせて持参した。
トマトを受け取ったお年寄りたちは「見事だね」「すごい」などと色付いたトマトに歓声をあげた。みのわ園は「それぞれの体調に合わせ、利用者たちにトマトを味わってもらう」と話している。 -
ながた荘によるお菓子の出張販売、みのわ園で好評
箕輪町の特別養護老人ホーム「みのわ園」で定期的にある「お菓子の出張販売」が、利用者に好評だ。菓子の販売に訪れているのは、みのわ温泉「ながた荘」。今年1月から、月2回のペースで園を訪れているが、その日を楽しみにするお年寄りも多く、20人近くが利用する日もあるという。
みのわ園は、外出できないお年寄りの生きがいづくりを目的に、約7年前、菓子の出張販売を導入。しかし昨年、販売を依頼していた業者が、出張販売の継続を断念。そこでみのわ園は、同じ町内にあるながた荘に出張販売を頼んだところ、ながた荘側も「お年寄りとの交流もできれば」と快く了承。交流を続けている。
ながた荘が持参する菓子は40種類ほど。麦らく、かりんとう、甘納豆といった昔懐かしい菓子を多く取りそろえ、ハッカあめが人気だという。
施設側が利用者の健康状態を管理しているが、個人の意を最大限尊重できるよう配慮している。 -
ふれあい広場27日
箕輪町社会福祉協議会の恒例、福祉の集い「ふれあい広場」は27日、町民体育館と武道館である。「広場で多くの人とふれいあいましょう」と多くの来場を呼びかけている。
人と人とのふれあいや交流を大切にし、「だれもが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えよう」と開く。
広場は午前9時縲恁゚後2時。ステージ発表は午前10時縲怐B各コーナーは午前9時45分縲恁゚後1時。
特別企画は「アツキヨ」のライブ。アツキヨは、ギターとボーカル担当アツシと、聴覚障害のハンディを持ち手話を取り入れたサインボーカル担当kiyoによる音楽ユニット。町民体育館で午後1時縲怐B
ステージ発表は▽箕輪中学校吹奏楽クラブ▽みのわ手話ダンスの会▽日本舞踊羽月の会▽「アツキヨ」サイン会▽伊那養護学校舎子太鼓▽せせらぎ会▽ビートアクションフェアリー▽「アツキヨ」ライブ▽みんなでダンスダンス-。
コーナーは▽福祉体験コーナー=車いす、アイマスク、朗読、展示、手話、要約筆記など▽遊びコーナー=風船ふわふわ、ヨーヨー釣り、昔の遊び、紙飛行機、水鉄砲など▽販売コーナー=日用品バザー、手作り品の販売▽展示コーナー=学校給食の試食と紹介、福祉施設の作品展、福祉機器の展示、国際交流広場、押し花体験、ぱかぱか塾など▽食べ物コーナー=五平もち、おにぎり、焼きもろこし、焼きそば、焼いも、綿あめ、ジュースなど▽上伊那スポーツフェスティバルコーナー=スマイルボーリング、ペタンクなど-。休憩所で抹茶のサービスもある。
「ふれあい広場巡回車」のステッカーがついた巡回無料バスも運行する。 -
音声告知放送受信機の故障確認を
箕輪町の音声告知放送で、21日の落雷の影響により、受信機が聞こえなくなった加入世帯が出ている。町役場総務課広報係に問い合わせが来ており、係では「受信機が聞こえるかもう一度確かめてほしい」と呼びかけている。
受信機の緑色の電源ランプがついているのに放送が聞こえない場合、確認手順は(1)乾電池を取り外す(2)電源プラグをコンセントから抜く(3)電源プラグをコンセントに差し込む-。この操作で電源ランプが点滅すると通常の状態に戻り、放送が聞こえる。
確認手順に沿って操作しても電源ランプがつかないときは、機械本体の故障の可能性があるため、総務課広報係(TEL71・1610)へ連絡する。
音声告知放送は災害時などの情報も流れるが、万一のときに故障に気づいてもすぐ対応できない場合がある。係では、「確認をしてもらい、故障している場合は早めに連絡してください」としている。 -
19年ぶりに女性模擬議会
箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場であった。19年ぶりの女性議会で、11人が登壇し農業、商業、福祉、環境、教育行政など多岐にわたって質問した。
女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来となる。女性の視点からの声を町政に反映してほしい-と女団連が申し入れ、町も模擬議会開催を模索していたことから実現した。
模擬議会議員は25人。女団連に所属する11団体の代表が務めた。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。
豪雨災害で地域ふれあいマップが生かされた点について原田とみ子さん(エコ・ネット)が質問。平沢町長は「北小河内は一気に土砂が押し寄せたためパニック状態になり、組織的動きができにくかった。地震は瞬間的に起こる。パニックのときにどういう体制を作るかもう一度検討し、今回を教訓に生かしていきたい」と答えた。
唐沢喜美子さん(婦人教育推進協議会)は、天竜護岸利活用プロジェクトへの町の関わり方を質問。町長は「河川版のアダプトシステムを提案している。町はバックアップする」と答えた。大槻一子さん(ボランティアセンター運営委員会)はボランティアセンターの改善を尋ねた。町長は「ボランティアセンターの必要性は十二分に考えている。社協の機能をゆとり荘に移すことを考え中。場所は今の福祉センターがベターと思うが、貴重な意見をもらい素案を作りたい」とした。
議会を終えた釜屋議長は、「議会が身近になった。町長に、女団連のリーダーシップや審議会への積極的な応募など課題をもらったので、勉強し検討していきたい」と話した。 -
未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」発行
箕輪町の子育て中のお母さん有志による「子育てママさんs」が、未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」第1号を発行した。
少しでも情報発進をしたい-と有志を募り、情報誌の編集・発行をする「子育てママさんs」を組織し、活動を始めた。
情報誌はA3用紙の両面印刷で、半分に折っている。企画▽親子でうたいましょう▽読んであげましょう▽出かけてみましょう-は毎回掲載。第1回は、歌は「ももたろう」、おすすめ絵本で「だるまちゃん・りんごちゃん」、町内保育園解放日「のんたんの日」を紹介した。町公民館おかあさんと一緒事業の案内もある。
特集は「子育てサークル全紹介」。町内有志サークル4団体、地区子育て学級10団体の活動日、登録者数、活動内容などを載せた。
情報誌は町文化センター、図書館、役場などに置き、10カ月児相談でも配る予定。今後は定期的に発行する。
発行記念プレゼントも実施中。詳細は情報誌で。情報と編集・発行に携わる仲間も募集している。問い合わせは町教育委員会町子どもセンター事務局(TEL70・6603)へ。 -
【記者室】女性議会
箕輪町で19年ぶりの女性模擬議会があり、女性団体連絡協議会の11人が一般質問した。緊張していると話していたが、議長はじめ質問議員は皆さんとても落ち着いて、堂々としているように見えた▼女性が議会を体験することは、行政に対する関心が高まり、模擬議員以外の多くの女性の関心も得られる。「大勢の女性議員の誕生を期待する」という町議長の言葉のように、女性議員を増やすことにも貢献できるかもしれない▼今回を機に例えば数年おきにでも、多くの女性が体験できる場が生まれると、行政や議会がより身近になり、協働意識も増すのではないだろうか。女性に限らず、子ども議会もいい。次代を担う箕輪の子たちが町に関心を持つ一助になるだろう。(村上記者)
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水稲育苗ハウス利用で黒大豆栽培
枝豆収穫、黒豆販売の栽培体系の確立探る箕輪町の南部営農組合は今年、水稲育苗ハウスの有効利用のため、JA上伊那北部育苗センターのハウスで黒大豆の栽培に取り組んでいる。
水稲育苗ハウスは4、5月に水稲苗を育て、水稲耕作者に配って年間の役目が終わる。残りの期間を有効かつ効率的に利用し、農業生産に役立てようと、これまで花、野菜の栽培、イチゴの採苗などで優先的に利用しているが、全ハウスの利用には至っていない。
このため、黒大豆を栽培し、第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系の確立のため、今年から試験栽培を始めた。
大豆の品種は「玉大黒(タマダイコク)」。栽培面積はハウス6棟で約11アール。6月1日に種をまいた。
伊那西部農業振興推進協議会の栽培技術試験も併せて実施。摘芯(しん)をすることによる収量などの比較試験で、7月27日に試験ハウスで摘芯をした。25日に調査する。
今年の栽培状況などをみながら、大豆栽培を来年につなげていきたい-としている。 -
箕輪町女性模擬議会24日
箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場である。11人が登壇し一般質問をする。
女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来、19年ぶりとなる。模擬議会の開催を町も模索するなかで、女団連から提案があり、双方の思いが一致して実現したという。
模擬議会議員は25人。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。女団連に所属する11団体から代表者が参加。11人が一般質問する。
一般質問の要旨は次の通り。
田中利子さん (1)ながたの湯及びながた自然公園の充実(2)青少年の健全育成
北原愛子さん (1)新規就農支援事業(2)農業後継者(3)地産地消
原田とみ子さん (1)町の環境美化、清掃(2)豪雨災害
小林ふさ子さん (1)少子化対策に対する町の対策と今後の取り組み(2)人権・男女共同参画づくり
林とく江さん (1)生ごみの減量とリサイクル施設の設置
荻原弥生さん (1)介護保険(2)生活改善
池上智恵子さん (1)若年母子家庭の自立支援(2)学童保育(3)未満児保育
浦野美保子さん (1)中心市街地活性化法改正における町行政の商業振興(2)大型店と地元商店街の空き店舗対策(3)1集落1店舗の誘致と助成
伊藤喜代子さん (1)子育て支援(2)公園・緑地利用
唐沢喜美子さん (1)元気センター(2)天竜護岸利活用
大槻一子さん (1)福祉施策とボランティアセンターの改善(2)今後のボランティアセンターのあり方(3)総合的な多目的ボランティアセンターの設立が必要 -
箕輪町スイミングプール利用まとめ
箕輪町教育委員会は20日に今季の営業を終了した町スイミングプールの利用状況をまとめた。26日間の営業で4315人が水泳を楽しんだ。
今季は7月15日にプール開きをし、20日までの28日間で雨天中止が2日間、営業は26日間だった。無料開放したプール開きは幼児から一般まで150人が利用。シーズン中に有料入場者と無料入場者を合わせ4315人が訪れた。05年度は27日間営業で4258人で、本年度は57人とわずかに利用が多かった。入場料合計は39万5900円。
スイミングプールの忘れ物を、町文化センターで保管している。町教委は、「心当たりのある方は取りに来てください」と話している。
忘れ物は水着、ゴーグル、バスタオル、水泳帽子、帽子、日傘、浮き輪、ボール、水筒、眼鏡ケースなど。名前を書いたものもある。問い合わせは文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町で絵本作家・あきやまただしさんを招いたお話し会
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、絵本作家・あきやまただしさんを招いた読み聞かせ講演会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。約200組の親子が集まり、あきやまさん独特の絵本の世界を楽しんだ。
絵本や読み聞かせなどに触れ、子どもたちに豊かな心を育んでもらうことなどを目的として活動する同会は今年、子ども夢基金の助成を受け年内に4回のイベントを企画。今回はその2回目で、これまで箕輪町に招いたことがなかった絵本作家に講演を依頼した。
あきやまさんは、子どものリクエストに応じて自身の作品『へんしんトンネル』や『たまごにいちゃん』などを感情のこもった口調で読み上げた。子どもたちも、一緒に言葉を口にしながら、絵本が繰り広げるさまざまな世界を楽しんでいた。また、作品に登場する主人公をテーマとした歌の披露などもあり、会場をわかせた。 -
箕輪町滞納整理24日から
箕輪町は24日から9月1日までを滞納整理重点期間として、庁内を上げた滞納整理に取り組む。
8月は滞納整理月間。重点期間は、主に現年度分で、町が納付書、督促、催告書を送付しているがまだ未納になっている税、料金を徴収する。
対象は町民税(1期6月)固定資産税(1期4月)軽自動車税(全期5月)国民健康保険税(1期6月)介護保険料(1期6月)水道料(2月縲・月検針分)下水道使用料(2月縲・月検針分)住宅使用料(4・5・6月)保育料(4・5・6月)。
滞納整理は課長、係長、事務担当者、税務財政課・収納対策室の職員64人が、2人1組の班編成で取り組む。 -
陶芸講座(後期)開講
箕輪町公民館の06年度陶芸講座(後期)が18日、町文化センター創作室で始まった。受講者は、粘土を練って作品づくりに取り組んだ。
初参加4人を含む20人が受講。箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんが指導する。7回の講座で作陶が4回、素焼きと本焼きを文化センターの窯で体験する。
初回は、作陶の題材として市川さんがタタラ作りの花器を紹介。筒型で足を付ける。前期から継続して参加している受講者は、題材の花器のほか、それぞれが作りたいものに挑戦した。
初めて参加した人は、粘土を練る基本から指導を受けた。汗をかきながら熱心に練り、たま作りという成型方法でろくろに玉のように丸くした粘土をのせ、粘土をつまみ上げて茶わんなどを作った。
2度目の受講となる女性は、「いろいろ作ってみたいけど、植木鉢を作りたいと思って参加した」と話し、作品づくりに没頭していた。 -
箕輪南小教職員が救急講習受講
箕輪町の箕輪南小学校の教職員は18日、箕輪消防署員の指導で、自動体外式除細動器(AED)を用いた応急手当を含む普通救命講習を同校で受講した。
教職員はAEDの講習を1回は受けるよう県教育委員会の指導があるため、夏休み中に計画。教職員13人が参加した。
講習内容は、心肺そ生法、AED、止血法、異物の除去。AEDは意識、呼吸、循環のサインがない傷病者に対して使うもので、音声メッセージの指示に従って電極パッドを張る、心電図を解析する、除細動(電気ショック)のボタンを押すなど操作方法を学び、人形で実際に練習した。
心肺そ生法では、意識の確認、気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージなど一連の流れの説明を受け、人口呼吸2回、心臓マッサージ15回のサイクルを一人ずつ練習。心臓マッサージは手を置く位置の確認方法や、ひじを伸ばして体重をかけて押すなどポイントを確認しながら熱心に学んだ。 -
箕工、多部制・単位制の校名を募集
高校改革プランの実施計画に基づき、09年度から移行する新しい多部制・単位制高校の設置準備を進める箕輪工業高校将来計画準備委員会は、新しい学校の校名と校歌、校章に関する意見を広く一般から募集している。 新知事に代わり、高校改革についてもさまざまな議論が取りざたされている。しかし、箕輪工業高校では従来から、新しい形態である「多部制・単位制高校」を理解してもらうには周知に時間をかける必要があるとして、速やかな準備を進めている。
校名などを一般から募集する背景には「新しい学校を地域の声によってつくっていきたい」という願いが込められており、これまでの箕輪工業高校同様、地域と共に根ざした学校づくりを目指す。
校名は、校名案とその命名の理由を明記し21日から9月19日までに、校歌・校章については具体的意見を明記して21日から12月29日まで募集する。
応募は郵送、FAX、電子メールで行い、住所、氏名を明記すること。
応募は、学校関係者と箕輪工業高等学校の未来を育てる会の小委員会が審査・選考する。
問い合わせは箕輪工業高校内将来計画準備委員会(TEL79・2140)へ。