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「ページをめくれば」続く詩を募集
伊那図書館は、「ページをめくれば」に続く詩を、図書館エントランスホールや、フェイスブックなどで募集しています。 今月6日から、伊那図書館のエントランスホールに設置されたボードには、すでに、たくさんの詩が寄せられています。 「ページをめくれば」という言葉は、詩を書く人たちの集い「すいかずらの会」に参加する伊那市の伊藤 岬さんの詩「詩がのこる」の一文です。 伊藤さんの詩を聞いた平賀研也館長が、「ページをめくれば」の言葉の続きをみんなに考えてもらおうと今回企画しました。 この企画に賛同した伊那西高校3年の国語表現のクラス18人からも、作品が寄せられています。 イベントにあわせてすいかずらの会では、17日から自分たちの作品の展示会も開きます。 後に続く詩は、来年2月1日まで、エントランスホールのほか、フェイスブックページ「ページをめくれば」でも投稿できます。 伊那図書館では、この寄せられた詩を合わせて一冊の本にするほか、最優秀作品も選ぶことにしています。
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上伊那高等学校美術展 力作並ぶ
上伊那8校の美術部員の作品200点が並ぶ上伊那高等学校美術展が、11日から、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、上伊那の8つの高校の美術部員の作品200点が展示されています。 この展示会から14作品が、21日から長野市で開かれる県の美術展に推薦される事になっています。 そこからさらに全国の総合文化祭につながる展示会となっていて、美術部員も毎年目標にしているということです。 この上伊那高等学校美術展は14日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
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東農大の学生が漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の学生2人が伊那市西町の酒蔵、漆戸醸造で、泊まり込みで日本酒造りを学んでいます。 実習に訪れているのは、東京農業大学醸造科学科の3年生、城処郁美さんと平田晴香さんです。 実習は毎年この時期に、全国およそ50の酒蔵で行われています。 漆戸醸造の受け入れは今年で12年目。漆戸正彦(うるしどまさひこ)社長と弟の漆戸貴彦杜氏が東京農業大学の卒業生であることが縁で行われています。 この日は、蒸し米と麹、水をかき混ぜる櫂入れ(かいいれ)作業や、麹を乾燥させる作業、できた酒の酸味や香りを測る検査などを行っていました。 学生たちは、19日までの実習の中で日本酒が製品化されるまでの全ての工程を学ぶということです。
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南箕輪中学校キャリア教育 ラーメン店経営者から学ぶ
キャリア教育の一環として南箕輪中学校の生徒が、8日村内のラーメン店経営者から働くことについて話を聞きました。 この日は、田畑のラーメン店「麺づくり蒼空」の竹村泰治さんが中学校を訪れ講師を務めました。 2年生170人がキャリア教育の一環で竹村さんの話を聞きました。 南箕輪中学校では、全学年を対象に毎年キャリア教育の授業が行われていて、卒業生や村内の事業経営者などを招いて講演会やシンポジウムなどを開いています。 竹村さんは、煮込み時間が異なる魚介系のスープと動物系のスープを用意し、生徒達は飲み比べていました。 蒼空ではこのスープを混ぜ合わせて提供しているということで、竹村さんは「手間はかかるが、おお客さんには良い気持ちで帰ってほしいしまた来てほしい。美味しいの一言や笑顔がやりがいにつながる」と話しました。 生徒はメモを取りながら竹村さんの話に耳を傾けていました。
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伝統受け継ぐしめ縄づくり
伊那市の伊那西小学校の全校児童は8日、地域の人達と一緒にしめ縄を作りました。 伊那西小学校では、ふるさとに伝わる文化を学ぶとともに、地域の人々と交流しようと、毎年このしめ縄作りをしています。 講師は、小学校に通う児童の祖父、15人がつとめました。 作業は、地域ごとに分かれて行われ、低学年の児童は親と一緒に作っていました。 5・6年生になると、子どもたちも慣れた手つきで縄をなっていました。 子どもたちは、扇や花、おかめなどを飾りつけて、しめ縄を完成させていました。 完成したしめ縄を見ると、小沢、平沢、横山地区はなったワラが円を描いています。 大坊、ますみヶ丘地区はワラが直線になっていて、各地区で特色が出ていました。 このしめ縄は、家に持ち帰り、玄関に飾るということです。
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白山登り窯で窯出し
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で8日焼きあがった壺や皿などの窯出し作業が行われました。 登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。 窯の中には先月末に4日間火入れをした焼き物およそ800点が入っています。 8日は高遠焼きの陶芸家 浦野真吾さんが焼き物を取り出すためレンガを一つ一つ外していました。 浦野さんは祖父の唐木米之助さんから高遠焼きの指導を受けていましたが今年2月に米之助さんが亡くなったため今回はじめて一人での作品づくりとなりました。 浦野さんは「実際に見るまでは心配だったが、なんとか焼けているので今はほっとしている。祖父の教えをしっかりと受け継いでいきたい。」と話していました。
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サン工業主催のフラメンコギターコンサート
伊那市西箕輪のサン工業株式会社はフラメンコギターのコンサートを6日伊那市の信州高遠美術館で開きました。 コンサートにはサン工業の社員や地域住民などおよそ120人が訪れました。 伊那市西箕輪で金属表面処理加工業をしているサン工業は、地域の人たちに楽しんでもらうとともに、社員教育につなげようと毎年年末にコンサートを開いています。 伊那市高遠町在住のフラメンコダンサー今枝真緒さんと羽生田由香さんが出演し、家田喜博さんのギターに載せ12曲を披露しました。 訪れた人たちは、出演者と共に手拍子をして楽しんでいる様子でした。 サン工業では、「地域の人たちのおかげで仕事ができているので、感謝の気持ちもこめ、今後もコンサートを企画していきたい」と話していました。
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伊那市民芸術文化祭 7日まで
伊那市を中心に活動する芸術文化団体が日頃の成果を発表する「伊那市民芸術文化祭」が6日から、いなっせで始まりました。 会場には、生け花や絵画、墨絵など20団体およそ200点の作品が並べられています。 文化祭は、NPO法人伊那芸術文化協会が1年間の成果を発表する場として開いているもので、今年で11年目になります。 展示のほかに、2階ロビーには茶席が設けられ、訪れた人に煎茶が振舞われていました。 伊那芸術文化協会では「様々な分野の芸術が1度に見られる機会。出品者の励みにもなるので是非多くの人に見に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。 文化祭は7日まで、伊那市のいなっせで行われています。
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2人の絵本作家によるおはなし会
絵本作家の安江リサさんと池谷陽子さんによるおはなし会が6日、南箕輪村民センターで開かれました。 おはなし会は、南箕輪村図書館が開いたもので、会場には親子連れおよそ70人が集まりました。 動物との触れ合いや家族愛を描いた作品を多く制作している東京都在住の絵本作家の安江さんと池谷さんが、子どもたちに本を読みきかせました。 このうち、「つきよのさんぽ」は2人で共同制作したもので、安江さんが物語を池谷さんが絵を担当しています。 月のきれいな夜に父親と子どもが散歩にでかけるという話で、家族の愛情が描かれています。 池谷さんは、「何度も暗い白樺の林を歩いてイメージに合う場所を探した」と制作秘話なども話していました。 村図書館では、「家族で絵本を楽しむきっかけになればうれしい」と話していました。
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美篶小学校3年生花育でアルストロメリア学ぶ 花卉農家見学
伊那市の美篶小学校の3年生は、花育の一環としてアルストロメリアの栽培について学ぼうと、5日生産者のハウスを見学しました。 美篶小学校の3年生は今年度、花に親しむことで感情や情緒を育てることを目的とする「花育」の一環でアルストロメリアについて学んでいます。 この日は、栽培や管理方法などを知ろうと、地元の生産者中原睦男さんのハウスを訪れました。 JA上伊那によりますと、上伊那のアルストロメリアの生産量は年間およそ1,300万本で、全国一の出荷量を誇るということです。 中原さんは、美篶末広のハウスで、13品種およそ7,000株のアルストロメリアを育てています。 児童は、グループに分かれて選花体験をしたりハウスの仕組みなどを学びました。 体験をしながら、品種の数やハウスの管理方法などを聞き、メモを取っていました。 児童は、17日にJA上伊那の選花場を見学する予定です。
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高校生読書大賞に「キケン」
上伊那の高校生がみんなに読んでもらいたい本を選ぶ読書大賞。 今年は「青春」をテーマに選考が行われ、有川浩さんの「キケン」が大賞に選ばれました。 「キケン」は、大学の機械制御研究部、通称「キケン」を舞台にした青春物語です。 読みやすく、読んでいて爽快感があると評価されました。 29日は上伊那の高校の図書委員43人が伊那市のいなっせに集まり6つの候補作の感想を話し合いました。 読書大賞は、高校の司書や図書委員で作る上伊那図書館協会高等学校図書館部会が行っているものです。 図書館部会では、大賞の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。
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はやぶさ2 打ち上げ見守る
小惑星探査機はやぶさ2の打ち上げのパブリックビューイングが3日伊那市創造館で行われ、20人あまりがその瞬間を見守りました。 このイベントは宇宙への関心や人工衛星について興味を持ってもらおうと、創造館が企画したものです。 会場には一般や高校生などが集まり、ネット回線を利用した打ち上げのライブ中継を見守りました 午後1時22分、ロケットが無事に打ち上がる様子がスクリーンに映し出されると、会場はほっとした空気に包まれていました。 はやぶさ2は、2018年に大きさが900メートルの小惑星に到着し、2020年に地球に帰還する予定です。
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税についての作文コンクールで南中5人入賞
全国の中学生から61万作品が寄せられた税についての作文コンクールで、南箕輪村の南箕輪中学校2年の渋谷和奏さんが入賞しました。 3日は、伊那地区納税貯蓄組合連合会の吉田元男会長らが南箕輪中学校を訪れ、入賞者に賞状を手渡しました。 税についての作文コンクールには、全国の7,422校から61万5,230作品の応募がありました。 2年の渋谷和奏さんは、関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会長賞を受賞しました。 渋谷さんは、小学生の時に森林税について関心を持ち、自分で知識を深めていったということです。 作文には、その森林税について税の仕組みや使い方などについて書いたということです。 この他、1年の赤羽由衣さんが、長野県納税貯蓄組合連合会長賞を受賞し、賞状が手渡されました。 また、南箕輪村租税教育推進協議会長賞の金賞に、3年の細田瑠花さん、銀賞に2年の金森佑奈さんと山口雄丞君が選ばれました。 風邪で欠席した山口君以外には、賞状が手渡されました。
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高遠生まれ 池上秀畝展
伊那市高遠町で生まれ、花鳥画や山水画を得意とした日本画家、池上秀畝の生誕140年と没後70年を記念した展示会が3日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 信州高遠美術館が、池上秀畝の生誕140年と没後70年を記念して開いたもので、館内には秀畝の作品およそ40点を含む80点が展示されています。 池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。 祖父と父も画家で、秀畝は幼少期から絵に親しんでいたということです。 館内には、フランス万博に出品した「古城驟雨(こじょうしゅうう)」と「薄暮落雁(はくぼらくがん)」も展示されています。 信州高遠美術館には、これまでに遺族などから、秀畝の使用した下図絵やスケッチ帳、作品およそ3,000点が寄贈されていて、今回はその中の40点が飾られています。 「生誕140年・没後70年記念 池上秀畝展」は、来年3月30日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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美篶小で地ならし法「どうづき」実演
伊那市の美篶小学校開校を記念して、美篶小学校資料館運営委員会は1日、美篶地域の開拓時に行われていた、どうづきの実演を披露しました。 この日は、美篶笠原の住民らが、地域の井筋や建物建設、田んぼづくりで使われていた、どうづきという、地ならし方法の実演を披露しました。 どうづき作業の道具は、「どうづき石」という石で、重さ40キロから80キロほどあります。 その石の周辺を放射状にロープで縛り、数人で輪になって「よいしょ!」と引き上げ、石の重量によって地面に落とし、土を踏み固めます。 ロープを引くタイミングを合わせるために、どうづきサンヨと呼ばれる唄を、工事責任者が歌い、そのリズムに合わせて作業者が引き上げます。 実演では、布の中に砂を入れたものが使われました。 6年生4人が体験していました。 美篶小学校資料館運営委員会では、「現在も使われている六道の堤や田んぼなどは、どうづきで固めた場所。先人の苦労を知ってもらえた。」と話していました。
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南信工科短大振興会 13日に設立総会
平成28年4月に開校の長野県南信工科短期大学校と連携し学校運営の支援を図る南信工科短大振興会設立総会が13日に開かれます。 1日は振興会設立発起人代表の向山公人上伊那産業振興会理事長が記者会見を開き概要を説明しました。 南信工科短大は南箕輪村の伊那技術専門校を改修し平成28年4月の開校を予定しています。 製造業を中心とした技術者を2年かけて養成するもので2つの学科があり定員は各20人となっています。 振興会は学校運営を支援するため設立されるもので上下伊那の企業などおよそ120社が会員となっています。 主な事業として講演会や技術研究会などの研修や非常勤講師の派遣、大学と企業との共同研究などを行います。 現在伊那技術専門校で行われている離職者訓練などは工科短大開校後も引き続き実施されるということです。 設立総会は13日土曜日に箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ午後3時15分から信州製人工衛星「ぎんれい」プロジェクトマネージャーの中島厚工学博士の講演も行われます。
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ほうかごえいご学習発表会
南箕輪村の英会話教室ほうかごえいごの学習発表会が29日、南箕輪村の村民センターで開かれました。 発表会は、学習してきたことを人前で披露する場として毎年開かれていて、今年で9回目です。 29日は、保育園児から中学生までのおよそ60人が英語の歌や早口言葉を披露していました。 このうち保育園児9人は、英語で挨拶をしていました。 代表の天田美咲さんは「発表することは自分の声と言葉で物事を伝えるための素晴らしい機会。学んだ英語を積極的に使っていってほしい」と話していました。 訪れた保護者らは、子どもたちの発表に目を細めていました。
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長谷非持山の七面堂 屋根の修繕完了
伊那市長谷非持山にある七面堂の屋根の修繕工事が終わり、29日、竣工式が行われました。 29日は、区民や工事関係者などおよそ40人が集まり、完成を祝いました。 七面堂は、江戸時代の1687年に区民が建てたものです。 建物内の天井や柱、壁には、絵画や組物、彫刻が施されていて市の指定有形文化財となっています。 何度かの改修工事を経て現在に至りますが、老朽化に加え平成19年の台風で屋根が飛ばされてしまい、雨漏りするようになっていました。 屋根の修復にかかった事業費はおよそ1千万円で、ほとんどを市の補助金で賄っています。 竣工式では、別の場所に移されていたご本尊「七面天女」が元の場所に戻され、集まった人は手を合わせていました。 白鳥孝市長は「非持山は地域の結びつきが強く文化財を大切にする土地柄。今後も歴史を子々孫々まで守っていってほしい」と話していました。
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高遠高校 四者協議会初めて開催
伊那市の高遠高校は、よりよい学校づくりを目的に、生徒と教員、PTA、学校評議会のメンバーが一同に会し話しをする「四者協議会」を28日、初めて開きました。 四者協議会には、生徒会役員をはじめ、学校評議員などおよそ50人が出席しました。 生徒、保護者、教職員、地域住民が一体となってよりよい学校づくりを行っていこうと、初めて開かれたものです。 会議では、10月に生徒を対象に行った授業に関するアンケートの結果が報告されました。 それによると「授業内容は興味や関心、学習意欲を高めてくれていますか」との問いに、44.2%の生徒が「とても良い」「だいたいよい」と答えました。 一方で「良くない」と答えた生徒は6.2%で、特に1年生は10.6%と高くなっています。 会議では、授業内容や教師との関係について意見を交わしました。 ある生徒は「先生との間に壁を感じる」「つまらない授業は先生とのやりとりがない」などと、感じていることを話しました。 一方教師は「生徒が主体となって授業をつくりあげていけるようになるとよい」と話していました。 他にPTAからは、「授業以外のことで生徒に声をかけることが、信頼感につながるのではないか」と、教員と生徒の関係の在り方について意見を述べていました。 四者協議会は、今後も年1回のペースで開かれ、来年度までも会の目的や協議事項などを定めた要綱を作成するとしています。
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第5回K展
伊那市高遠町のK・絵画サークルの作品展 第5回K展が、27日から、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、12人の作品40点ほどが展示されています。 K・絵画サークルは、元美術教諭の北原 勝史さんを指導者に、上伊那から会員が集まるサークルで、平成21年に発足しました。 北原さんのイニシャルをとってK・絵画サークルと名付けられました。 サークルでは、それぞれがテーマを持ち、ジャンルも、油絵、アクリル画、日本画など様々です。 今回は、12人それぞれが描いた小品を組み合わせた合同作品も展示されています。 K・絵画サークルの展示会 K展は、来月2日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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箕輪南小学校 地域の生産者と給食試食会
箕輪町の箕輪南小学校で、27日、給食の食材を提供している地域の生産者などを招いて、試食会が開かれました。 町内の小学校にホウレンソウを提供している、松島の農家、黒木一郎さんです。 この日は、町内の生産者や給食関係者が箕輪南小学校を訪れ、児童と一緒に給食を食べました。 試食会は、生産者と直接話すことで給食や地産地消に関する理解を深めてもらおうと毎年開かれています。 箕輪町では、小中学校の給食の食材に地元産のものを積極的に取り入れています。 学校栄養士によりますと、収穫期の6月から12月の間は、食材の約7割が、町内で生産されたものだということです。 栄養士などで作る町給食委員会では「年間を通して、町内で生産された食材で給食を作れるような体制づくりをしていきたい」と話していました。
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高遠焼白山登窯 火入れ
「高遠焼」の陶芸家・浦野真吾さんは、21日から伊那市高遠町勝間にある白山登窯に火を入れ、つぼや皿などおよそ800点を焼きました。 登り窯は幅3メートル、山の傾斜に沿って4段に連なり余熱が下部から上部に上がっていくようになっています。 窯は3昼夜火を入れ、炎の色や煙の出方などを見ながら最高温度が1250度になるよう下部から徐々にまきをくべていきます。 通常は、灯油を使った窯を使うという事ですが、毎年1回、登り窯で作品を焼き上げています。 これまでは、浦野さんの祖父で師匠の唐木米之助さんのアドバイスを受けながらの作業でしたが、唐木さんは今年2月に亡くなりまた。 今回は浦野さんにとって、師匠から独り立ちした初めての窯焼きとなります。 窯は、24日に火を止め、10日ほど経った来月上旬に作品を取り出すという事です。
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伊那の大太坊 太鼓日本一
和太鼓演奏の日本一を決める太鼓祭が24日埼玉県で行われ伊那市の太鼓グループ大太坊が優勝しました。 日本一となった大太坊は伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループで、前身となる「むげん隗」を含めると20年の歴史があります。 日本太鼓協会などが主催する太鼓祭は東日本、西日本、北日本の予選を勝ち抜いた7団体が出演しました。 大太坊は今回が5回目の挑戦で初の栄冠を手にしました。 審査は観客と審査員が投票しその合計で争われ有効投票数およそ3000票のうち大太坊は2位のグループに500票差をつける1000票を獲得し圧勝しました。 大太坊芸術監督の北原永さんは「優勝はしたがこれを到達点とは思っていない。これからも和太鼓のもついろいろな表現方法を追求していきたい。」と話していました。
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伊那東小 第116回開校展
児童や保護者、地域住民が伊那東小学校の開校を祝う第116回開校展が23日、伊那東小学校で開かれました。 開校展は伊那東小学校の伝統行事として保護者や地域の人たちを招き毎年開校記念日の11月23日に開かれています。 校内には児童の書道や絵画、総合学習の成果などが展示されていました。 ほかには児童が作った雑貨などの販売コーナーも設けられ訪れた人たちで賑わっていました。 また明治や昭和の卒業写真や校舎の写真も並べられ卒業生が懐かしそうに見入っていました。 伊那東小学校は1898年明治31年に開校しこれまでに7579人が卒業しているということです。 23日は全校児童およそ670人が集まり体育館で記念式典も行われました。 式典で小林克彦校長は「時代が変わっても学び続けようとする子どもたちの姿は変わりません。地域ぐるみで学校を支える素晴らしい環境に感謝し次の節目に向けて活躍してください。」と呼びかけました。 最後に児童や地域住民らは校歌の合唱と万歳三唱で116回目の開校展開催を祝っていました。
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高遠焼きの皿や器 鉾持神社に奉納
高遠焼きの伝承200年を記念し伊那市高遠町の鉾持神社に高遠焼きの皿や器と、それらを乗せる木製の台「三方」が新たに奉納されました。 23日は、収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)に併せ新調した皿や台を奉納する奉告祭(ほうこくさい)も行われました。 奉納されたのは祭事などに用いられるもので、供え物を載せた皿を置く三方という台12点と、高遠焼きで作られた皿や器13点です。 三方は、高遠まんじゅうの老舗「あかはね」が奉納しました。 台には3か所丸い穴があけられ、これが名前の由来とも言われています。 高遠焼きの皿や器は、陶芸家の浦野真吾さんが作った物です。一般的には祭事では白一色のものを使う多いという事ですが、今回は高遠焼きの特色を活かし白と緑のうわぐすりを使ったという事です。 高遠焼は1813年、高遠城へ水を引くため美濃から職人を招き焼いたのが始まりといわれています。今回の奉納は、この地に高遠焼きが伝わり200年を記念し行われました。 鉾持神社の伊藤光宣宮司は、「神社の祭事は日本古来の伝統行事。新たな道具と共に100年200年、これらの文化を守り伝えていきたい。」と話していました。
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INAいなっせJAZZ FESTIVAL
地元のアマチュアや県外のプロバンドが出演するジャズフェスティバルが23日伊那市のいなっせで開かれました。 神奈川県を中心に活動するプロバンド「シロクマ楽団」と東京都在住のハーモニカ奏者津田佳代子さんのコラボでは、軽快なリズムを響かせ訪れた人達は手拍子をしながら演奏を楽しんでいました。 津田さんはジャズの他にも、ハーモニカでクラシックを演奏しました。 この日はこのほかに、地元のアマチュアバンドや伊那中学校吹奏楽部などが出演し演奏を披露しました。
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上伊那教育会所蔵作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」
上伊那教育会が所蔵する伊那谷ゆかりの作家の作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」が22日から伊那市の創造館で始まりました。 会場には、伊那谷で活躍した作家中川(なかがわ)紀元(きげん)や中村(なかむら)七十(しちじゅう)5人の作品、7点が並んでいます。 上伊那教育会では、郷土の美術作品およそ60点を所蔵していて、広く一般に見てもらおうと作品展を開きました。 今回は1回目で、今後は年に1回のペースで開催したいということです。 上伊那教育会所蔵美術作品展 伊那谷の生んだ芸術家たちは来月7日まで伊那市創造館で開かれています。
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青野恭典さん 「森のいのち」をテーマに写真展
東京都在住の山岳写真家、青野恭典さんの「森のいのち」をテーマにした写真展が、20日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、日本全国の森を写した写真、50点が展示されています。 落葉樹林や針葉樹林など森の四季折々の風景が季節ごとに並べられています。 青野さんは、「人間や動植物の生活と切り離せない森の大切さを感じてもらいたい」と話していました。 会場には、森の植物や動物の写真も合わせて展示されています。 青野恭典さんの写真展「森のいのち」は来年3月22日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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パワースポットめぐり
箕輪町郷土博物館は、町内にある寺や文化財などを訪ねるパワースポットめぐりを9日に行いました。 パワースポットめぐりには、20人が参加し、郷土博物館職員から説明を聞きました。 この日まわったのは、無量寺、長岡神社、十沢地蔵尊、高雲寺などです。 長岡神社の隣にある長松寺では、高遠石工、守屋貞治作の延命地蔵と、十王像を見ました。 箕輪町郷土博物館では、平成26年度特別展「箕輪町の知られざる文化財」を開いていて、パワースポットめぐりは、その関連イベントとして開かれました。 博物館では、「町にも知られていない霊験あらたかなパワースポットがある。こうした機会を通じて発信していきたい」と話しています。
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しめ飾り製作ピーク
今年も残すところ1か月余りとなり新年を迎える準備が始まっています。 箕輪町の信州縁起物製作所では来年用のしめ飾りづくりが行われています。 製作所では10月から本格的に作業が始まりピークを迎えています。 1階の約100平方メートルの倉庫スペースには、8月に青刈りし、乾燥させたわらが天上まで積み上げられています。これらが全て、縁起物の材料として使われるという事です。 2階では60代から70代の10人ほどが専用の機械で縄をない小判やおたふく面などを飾り付けていました。 21年間、飾り付けを担当している井上なつ子さんは、毎年良い年になるよう願いながら作っているという事です。 県内全域のホームセンターやスーパー等に出荷していて、地域ごとに形や飾りを変えて作っています。 こちらの作業スペースでは、飯田地域に出荷する玄関飾りを作っています。伊那で見る物と違いシンプルな飾りとなっています。 大槻清子代表は30年前に会社を始めた頃を振り返り「当時は何もわからず、各地のどんど焼きに行き、それぞれの地域の特色を学び、少しずつ種類を増やしていった」と話しています。 作業は来月下旬まで続き、来月中旬からは、個人からの注文品を作るという事です。