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かな書道の香葉会が書き初め会
かな書道を学ぶ香葉会の書き初め会が、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で10日に開かれました。 香葉会は、書家の池上信子さんが会長をつとめ、かな書道を学んでいます。 25年ほどの歴史があり、会員は、伊那市を中心に上伊那地域の70人です。 書き初め会は、年の初めの恒例行事で、先輩・後輩・地域を越えて年に一回顔をあわせます。 10日は、池上さんらが、かな文字を作品に仕上げるためのコツを指導していました。 指導者たちは、「かな文字は線が大切で、それは、執筆姿勢。どんなにベテランになっても確認を怠らないでほしい」と参加者によびかけていました。 池上さんは、「かな文字は、日本古来の美しく、生活に密着した文字。伝承していかなくてはならない」と話し、参加者の筆運びを見ながら、時には厳しい口調で指導にあたっていました。
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火伏せと厄除け 大文字建て
箕輪町大出の上村で13日、地域の安全を願う大文字建てが行われました。 上村の大文字建てには住民およそ20人が集まりました。 柱には手作りの巾着のほか、紙でできた梅などを飾りつけました。上村の大文字は町無形民俗文化財に指定されていて毎年小正月に道祖神のある辻に建てられます。 その昔、度重なる火災や疫病が流行ったことから火伏せと疫病を防ぐためにはじまったといわれています。 上村の大文字は19日に下ろされ、飾りつけられた巾着は持ち帰り、厄除けとして家に飾っておくということです。
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箕輪南宮神社の初祭りにあわせ山車を披露
箕輪町の箕輪南宮神社の初祭りにあわせ、11日と12日に、木下山車飾り保存会と箕輪中部小学校の児童が制作した山車が披露されました。
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羽広の獅子舞 仲仙寺に奉納
伊那市西箕輪羽広に400年伝わる小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」が、12日、仲仙寺に奉納されました。 午前7時、仲仙寺の本堂で、地区住民で作る保存会のメンバーが舞を披露しました。 去年400周年を迎えた羽広の獅子舞は、五穀豊穣や家内安全を祈る小正月の伝統行事です。 口を閉じ、勇壮に舞う雄獅子と、口を開け静粛に舞う雌獅子、二頭が同時に舞い合わせをするのが特徴で、剣の舞、豊穣の舞など5つの舞で構成されています。 舞を行うのは男性のみで、獅子頭の担当は一生に一度とされています。 仲仙寺での舞い合わせが終わると、雄獅子、雌獅子が仲仙寺を挟んで南と北に二手に分かれ、各家庭で舞を披露する「戸毎舞」が行われました。 雄獅子が最初に訪れた桐山さん宅では、近所の住民や親せきなど30人が集まりました。 戸毎舞は、昔、羽広区の全家庭を一日かけて回っていましたが、戦争中に途絶えてしまいました。 戦後に保存会が復活させ、今年で40年となります。
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箕輪町漆戸常会大文字柱建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で12日、無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」の柱建てが行われました。 集落の中心部にある四つ辻に、住民およそ30人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さ12メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付け、その下に五色の色紙で手づくりした花飾りや松の枝などを結びつけていきます。 取り付け作業が終わると、掛け声と共に柱が建てられました。 大文字は、19日日曜日に下ろされ、飾りは各家庭で持ち帰り厄除けにするということです。
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日本の伝統的な絵画表現の謎に迫る展示会
伊那谷ゆかりの日本画家の墨絵の作品から、日本の伝統的な絵画表現の謎に迫る展示会が11日から、伊那市の創造館で始まりました。 会場には、上伊那教育会が創造館に寄託している作品8点が展示されています。 中村不折や小坂芝田など、江戸時代から昭和にかけて活躍した伊那谷縁の日本画家6人の作品です。 展示会は、日本が培ってきた独自の絵画表現を知ることで、その良さを再認識してもらおうと創造館が企画したものです。 日本画は、写真のような写実を行わない、陰影がないことなどが特徴です。 余白の有無や遠近方法の違いなどから日本画と西洋画のそれぞれの特徴をひも解き、絵画表現の謎に迫ります。 展示会は、2月24日月曜日まで伊那市創造館で開かれています。
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小正月の伝統行事 どんど焼き
小正月の伝統行事どんど焼きが11日、各地で行われました。 伊那市坂下の天竜川河川敷には、親子連れなどおよそ40人が集まりました。 どんど焼きは、正月のしめ飾りやダルマなどを燃やし無病息災や五穀豊穣を願う火祭り行事です。 坂下区では、毎年1月の第2土曜日に行っています。 点火の合図で火がつけられると、やぐらは勢いよく燃えていました。 坂下区では、当初は地区ごとどんど焼きを行っていたということですが、子どもやしめ縄の数が減ってきていることから、現在では5つの地区が合同で行っています。 火の勢いが落ち着いてくると、七輪などにおきを移し、持ってきた餅やマシュマロなどを焼いて味わっていました。 坂下区では、昔ながらの行事を大切にすると共に、地区の繋がりを深めていきたいと話していました。
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漆戸常会で花飾りづくり
箕輪町北小河内の漆戸常会には、約260年前から伝わるとされる大文字(でえもんじ)の風習があります。 小正月の伝統行事で、12日に集落の中心部のよつつじ四辻に高さ10メートルほどの柱を建てます。 9日夜、漆戸常会の集会所。 大文字の柱につける花飾りの製作が行われました。 漆戸常会は、現在35戸あり、各家から1人以上が参加して行われます。 ストーブをかこみ、女性たちは、折り紙を折り、男性たちは、こよりをつくります。 お互いの出来栄えを冷やかしながら和やかな時間が過ぎていきます。 漆戸常会の大文字は、町の無形民族文化財に指定されています。 家内安全・五穀豊穣を願い、12日に集落の中心部の四辻に建て、19日におろ下します。 柱にとりつけられた花飾りは、大文字下しとともにそれぞれが家に持ち帰り、厄除けとして玄関先に飾らります。 稲穂に見立てるために細かい切れ込みを入れた「ゲジゲジ」と呼ばれる部分を製作している都志雅弘さん30歳。 今年初めて、花飾りづくりに参加しました。 地域の長老から若い人たちへ、世間話をしながら伝統が受け継がれていきます。 女性グループには、子どもの姿もありました。 家族3人での参加です。 つくり始めて1時間ほどたつと、ベテランが組み立て始めました。 こうして、今年も花飾りは完成していきます。 この日作られた150本の飾りは、12日から19日までの一週間、柱の上から地域を見守ります。
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春よ来い 合格祈願
伊那市東春近の春近神社で、高校受験を目前に控えた中学生を対象にした合格祈願祭が10日開かれました。 合格祈願をしたのは、神社近くの春富中学校の3年生140人です。 2回に分けて行われ、1回目は1組と3組、2回目は、2組と4組の生徒が参加しました。 中学生たちは、花畑樹彦宮司に従い神事にのっとって合格祈願をしました。 生徒の代表が玉ぐしを奉り、全員で2拝2拍手1拝をして全員志望校合格を祈りました。 春近神社での合格祈願祭は、地元有志が、受験の応援と縁起の良い地名への愛着や誇りにつなげようと学校側などに働きかけ、平成24年に初めて実現しました。 今回3回目で、関係者は今後も継続していきたいと話しています。 合格祈願を終えた生徒たちは、神社が用意した特性の鉛筆をもらい学校に帰っていきました。 今年の高校入試は、前期選抜が2月10日、後期選抜が3月11日に実施されます。 合格発表は、前期が2月18日、後期は3月20日です。
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平成26年度高校入試 公立高校入学志願予定者数
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果を9日発表しました。 上伊那の普通科で最も高い倍率となっているのは、伊那弥生ヶ丘高校の1.31倍です。 前期選抜は2月6日、後期選抜は3月11日に予定されています。
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現代絵画の作品展「第11回漸進展」
伊那市出身・在住の作家による現代絵画の作品展、「第11回漸進展」が、9日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。 会場には、8人の作家がこの1年で制作した近作14点が展示されています。 全員が、県展をはじめ国展などの全国規模の美術展で入賞経験があります。 作品は、油彩画、水彩画、アクリル画などジャンルも様々です。 新しく美しい造形を開拓しながら前に進んでいくとの意味をこめて「漸進」を展覧会の名前にしました。 実行委員長の小林修一郎さんは「それぞれの作品の個性と持ち味を楽しんでもらいたい」と話しています。 伊那市出身、在住作家による洋画展「第11回漸進展」は、13日(月)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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東部中・高砂中テレビ電話で交流
タカトオコヒガンザクラを通して交流している伊那市の東部中学校と、宮城県仙台市の高砂中学校の2年生は、9日、インターネットのテレビ電話を活用して、交流しました。 9日はインターネット電話サービス「スカイプ」を活用して、交流しました。 会場となった体育館では、テレビ電話が、大画面で確認できるようになっていました。 2年生260人ほどが見守る中、お互いに、生徒会の新役員の紹介をしました。 東部中と高砂中の交流のシンボルとなるきずな宣言がかかれたボードを東部中が高砂中に贈っていて、今日、届いたとの報告がありました。 交流会では、東部中の2年生が震災復興支援ソングの「花は咲く」の3部合唱を披露していました。 東部中学校と高砂中学校は、門外不出のタカトオコヒガンザクラが縁で交流が始まりました。 高砂中学校のシンボルだった桜が東日本大震災の津波の被害で枯れてしまったことを知った東部中が、2012年に、タカトオコヒガンザクラを贈ったものです。 高砂中学校では、野外活動で取り組んだソーラン節を2年生全員で披露しました。 東部中学校では、今年開校50周年を記念して、校内にタカトオコヒガンザクラを植樹します。 高砂中に贈った桜と対応するよう「輝(ひかり)」「虹(かけはし)」と名付けた2本植えるということです。
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上農高校で百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で全校生徒が参加する恒例の百人一首大会が、9日開かれました。 上農高校の百人一首大会は、今年で28回目となる恒例行事です。 各ホームルーム教室では6つの班に分かれて個人戦が行われ、散らし取り形式で、クラス内で取った枚数を競いました。 大会は、日本の伝統文化に親しみ、生徒同士や職員との親睦を図ろうと図書委員会が毎年開いているものです。 クラス内の個人戦で上位となった4人がクラスマッチに進出し、団体戦を行いました。
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世界遺産新春富士50景
世界遺産に登録されている富士山をテーマにした作品展、新春特別企画「世界遺産新春富士50景」が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、長野県出身の作家を中心に25人の作品、およそ70点が並んでいます。 これは、富士山が世界遺産に登録される前から企画されていたもので、富士山をテーマにした作品展をはら美術で開くのは今回が初めてです。 展示されている作品は、日本画や洋画など6つの技法で描かれています。 こちらは、去年3月に日本芸術院賞を受賞した、大分県出身の洋画家、佐藤哲さんの作品です。 日本芸術院賞は、1年で1人だけに贈られる貴重な賞です。 はら美術の原真一郎さんは「富士山は、同じ場所から作品を描いても、作家1人1人の感性で全く違う作品に見える。そのおもしろさを感じてもらえたら嬉しい」と話していました。 富士山をテーマにした作品展「世界遺産新春富士50景」は13日(月・祝)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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南宮神社で焼納祭
古くなったお札や役目を終えただるまを焼いて奉納する焼納祭が、28日、箕輪町木下の南宮神社で行われました。 28日は、神社や区の関係者などおよそ20人が集まりました。 南宮神社では、毎年12月28日にお札やだるまを焼いて納める焼納祭と農作物の収穫を感謝する新嘗祭を行っています。 このうち焼納祭では、区民から集められただるまや破魔矢が次々と燃やされ、集まった人達は1年間の無事を感謝していました。
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春富中学校 渡部愛美さんが税の作文コンクールで入賞
全国の中学生から58万作品が寄せられた税の作文コンクールで、伊那市の春富中学校3年の渡部愛美さんが入賞しました。 26日、渡部さんが伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に受賞の報告をしました。 税の作文コンクールには、全国の7,248校から58万3,142作品の応募がありました。 渡部さんは、自身の生活と税金の関りを作文にし、5つの大臣表彰と国税庁長官賞に継ぐ全国納税貯蓄組合連合会会長賞を受賞しました。 渡部さんは、「税金はお互いに助け合って生きていくためのものだと感じた」と話していました。
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高遠高校書道コースが中学生指導
伊那市の高遠高校書道コースの生徒が25日、高遠中学校を訪れ、中学生に書き初めの指導を行いました。 希望する中学校の生徒17人に高校生が書き初めの指導をしました。 指導したのは、高遠中学校出身の3人です。 高遠中学校は継続的に高遠高校と交流をしていますが、書道コースとは今回が初めてです。 生徒たちは自分の名前を行書体で書く練習を繰り返していました。 なかなかうまく書けない中学生に高校生が、書き方や字のバランスなどを丁寧に教えていました。 高遠中学校の小松民敏校長も生徒に混じって書道に取り組んでいました。
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上伊那の小中学校で終業式
上伊那の小中学校で、26日、終業式が行われ、こどもたちが、年末年始の冬休みに入りました。 このうち、伊那市の美篶小学校の終業式では、6年生と1年生が学習の成果を披露しました。 1年生は、寸劇等を交えながら、今年の重大ニュースを、発表しました。 プールに潜れるようになったことや鍵盤ハーモニカがふけるようになったことなどがニュースにあがっていました。 小林 光希校長は、「休み中は、家族の一員としてしっかりお手伝いをして、元日には、一年間の目標をたてましょう」と、挨拶しました。 3年2組の教室では、担任の海野 里早教諭から、それぞれががんばったことが書かれたミニサイズの賞状と通知表が渡されました。 美篶小学校の冬休みは、来年1月8日までの13日間です。 上伊那の小中学校の終業式はあすがピークとなっています。
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上の原保育園クリスマス会 サンタクロース登場
クリスマスイヴの24日、伊那市の上の原保育園でクリスマス会が開かれました。 会の最初には、女神様の衣装を着た園児と保育士が、年長園児が手に持つロウソクに火を灯しました。 園児は、願いを込めてロウソクの火を吹き消しました。 園児全員で「あわてんぼうのサンタクロース」を歌っていると、鈴を鳴らしながら、サンタクロースが登場しました。 園児はサンタクロースに「どこから来たの?好きな果物はなんですか?」など質問をしていました。 会の最後には、サンタクロースからクリスマスプレゼントが手渡されました。 上の原保育園では、地元住民でつくる上の原保育園を育てる会や保護者会の協力で毎年クリスマス会を開いています。 今年はお正月に遊べるけん玉やコマが子どもたちにプレゼントされたということです。
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正月用のフラワーアレンジメント
正月を迎える花を手軽に楽しんでもらおうと、22日伊那市高遠町の信州高遠美術館でフラワーアレンジメントの講座が開かれました。 正月のフラワーアレンジメント講座は、今年で4年目です。 22日は、伊那市を中心に上伊那から30人が集まり、美術館のロビーでそれぞれが作品を作りました。 使った花は、南天や松、菊など8種類で、美篶で園芸店を営む矢島修さんからコツを教わりながら作業を進めていました。 矢島さんは、「高低や左右のバランスに気をつけて、少し遠くから眺めて」などとアドバイスをしていました。 去年も受講したという伊那市のある主婦は、「自分でアレンジした花でお正月を迎えたい。本格的ないけばなと違い手軽に出来るのがいいですね。」と話していました。 この日作った花は、それぞれ持ち帰り、居間や玄関などに飾るということです。 このフラワーアレンジメントの講座は、バレンタインデーやひな祭りにあわせ来年も開かれる予定です。
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子どもたちの書き初め書道展2月開催
伊那文化会館は、伊那谷ゆかりの画家・書家として知られている中村不折の精神を後世に引き継いでいこうと、「伊那谷で育った不折につづけ 子どもたちのかきぞめ書道展」を来年2月に開催します。 子どもたちのかきぞめ書道展は、上伊那書道協会、アルプス中央信用金庫、信州豊南短期大学と連携し開かれます。 20日は、関係者が伊那文化会館で記者会見を開き、事業の概要を説明しました。 募集する書き初め作品は、上伊那を中心とする小学校など41校の5・6年生の作品です。 各クラス3作品、合計470点を審査し、4点の特賞と市町村ごとに金・銀・銅賞を授与します。 作品は、来年2月22日から伊那文化会館で、3月3日からは、アルプス中央信用金庫で展示します。 伊那文化会館の山北一司館長は、「不折生誕150周年のプレ企画としても位置付けている。各機関との横の連携で広がりを期待したい」と話していました。
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山の遊び舎はらぺこ クリスマス会
伊那市東春近のNPO法人山の遊び舎はらぺこで20日、クリスマス会が開かれました。 はらぺこでは毎年、クリスマスに合わせて園児と保護者で会を開き交流しています。 会のはじめに、園児が願いを込めてロウソクの火を吹き消しました。 保護者は、劇と歌を披露しました。 劇は、男の子が5つのドアを開けると様々な仕掛けが起こるというオリジナルの内容で、5つ目のドアを開けると、クリスマスにちなんだ歌や楽器の演奏が始まりました。 会の最後には、あらかじめ庭に置いてあった魔法の石と名付けられた石を園児全員が拾いながら歩き、クリスマスプレゼントの場所を探しました。 園児は「魔法の石を探すのが楽しかった。サンタさんからプレゼントがもらえて嬉しい」と話していました。
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伊那北高校英語部全国2位
伊那北高校の英語部は、14日と15日に松本市で開かれた全国高校生英語ディベート大会で準優勝しました。伊那北高校の全国大会での入賞は、2011年の3位以来、2年ぶりとなりました。 17日、伊那北高校で今回の全国大会を最後に引退する2年生から1年生への引き継ぎが行われました。 引退する2年生9人は、「ディベートではチームワーク、協力、準備を忘れずに、がんばってほしい」などと後輩たちにアドバイスしていました。 1年生たちは「先輩の示してくれた目標目指して頑張っていきたい」と来年の全国大会優勝を誓っていました。 今年の全国大会は14日と15日に松本市の松本大学を会場に開かれ、全国から都道府県の大会を勝ち抜いた64チームが出場しました。伊那北高校は2009年以来の優勝を目指しましたがおしくも決勝戦で兵庫県代表の神戸女学院高校に敗れ準優勝でした。 全国大会に出場したおよそ250人の中で6人に贈られるベストディベーターに久保村萌乃果さんが選ばれました。 2年生はこれから進学に向け受験勉強に集中するという事です。引き継ぎを終えた2年生は、部活を引退するけじめとして、大会の為に準備してきた資料を整理していました。
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町図書館内交流室の愛称「なごみ~な」に決まる
箕輪町の箕輪町図書館内にある、世代間交流室の愛称が、「なごみ〜な」に決定しました。 17日は考案者に記念品が贈られました。 考案したのは、箕輪町北小河内在住の丸山智子さんです。 丸山さんは13年程前から、箕輪東小学校で子ども達に読み聞かせを行っています。 普段から良く図書館を利用していて、「なごみ〜な」という名前が浮かんだそうです。 箕輪町図書館では、町内にある交流施設と区別しやすくするために愛称を募集しました。 募集期間は8月1日から31日まで、全国から33の応募がありました。 箕輪町の読育ボランティアネットワークなどで組織された選考委員会が11月26日に最終決定しました。 箕輪町図書館、唐沢清志館長は「いい名前を付けていただいた。和める施設にしていきます」と話していました。
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酒蔵・漆戸醸造で東京農業大学の学生が実習体験
東京農業大学の学生が、伊那市西町の酒蔵漆戸醸造で泊まり込みで実習体験をしています。 実習体験をしているのは、東京農業大学醸造科学科3年の菅野紗代さんと二階堂未紀さんです。 2人は漆戸醸造に2週間泊まり込みで酒造りのほぼ全ての作業を学んでいます。 蒸し米と麹と水を混ぜる櫂入れや、できた酒に異物や異臭がないかをチェックする作業などをしています。 漆戸醸造で東京農業大学の学生を受け入れるのは今年で11年目です。 漆戸正彦社長は「あまりできない体験を身近に感じて酒造りの大変さを分かってもらえると嬉しい」と話していました。
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い~な音楽祭 合唱グループ一堂に
伊那市内の合唱グループが一堂に会する、い~な音楽祭が15日伊那文化会館で開かれました。 15日は市内で活動する合唱グループ22団体、およそ650人が出演しました。 い~な音楽祭は音楽愛好者などでつくる実行委員会や伊那市が開いているものです。 前身は合奏なども合同で行っていた伊那市民音楽祭で、合唱の団体が増えてきたことから、い~な音楽祭として独立しました。 全員合唱では、毎年恒例の伊那市の歌を歌いました。 ある参加者は、「いろんな年代のグループの歌が聴けて刺激になった」と話していました。 ホールには澄んだ歌声が響いていました。
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南宮神社山車飾り 制作すすむ
来年1月の初祭りを前に、箕輪町木下では南宮神社の山車飾りの制作が進められています。 14日は、木下山車飾り保存会のメンバーの他、箕輪中部小学校の児童8人が、南宮神社の境内にある祭典準備室で作業を行いました。 今年は、忠臣蔵の「刀傷・松の廊下」など6つの場面が製作されています。 南宮神社の山車飾は、箕輪町の無形民俗文化財です。 明治の初めごろ高遠から木下に養子入りした青年が「高遠の山車飾りの様なものを祭りで飾ってはどうか」と提案したのが始まりとされています。 当時は、地区の常会や青年会らによって作られた飾りが商店の店先に数多く並んだということですが、戦後の経済状況の変化などにより年々数が減っていったということです。 そんな状況をなんとかしようと事業の存続を願う人達でつくる保存会が昭和54年に発足し、今でも初祭りには毎年奉納されています。 毎週土曜日に作業を手伝っているという子ども達は、浦島太郎の山車を作っていました。 人形が着る衣装の製作を20年以上前から担当している浦野ちゑ子さん85歳。 作業は大変と話しますが、その分出来上がった時の喜びは一入(ひとしお)ということで、出来るうちは続けていきたいと話します。 箕輪南宮神社の初祭りは、来年1月11日と12日の2日間で、山車飾りは神社と木下駅前に展示されることになっています。
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高校生が選ぶ読書大賞 1リットルの涙に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。 今年は「いのち」をテーマに選考が行われ、木藤亜也さん作のノンフィクション「1リットルの涙」が大賞に選ばれました。 1リットルの涙は、難病で亡くなった少女の日記をもとに書かれたノンフィクションです。 14日は伊那市のいなっせで座談会と最終投票が行われ、上伊那8校の図書委員など32人が参加しました。 今年は「いのち」をテーマに6作品の候補から選考が行われました。 秋には各学校の生徒による投票が行われ、今日の最終投票の結果と合わせ、大賞が決まりました。 各学校での投票は年々増えていて、今年は去年より135人多い302人だったということです。 高校生が選ぶ読書大賞は、上伊那の高校8校の図書委員や司書でつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が行っていて、今年で5回目です。
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伊那市が湯澤かよこさんを観光大使に委嘱
伊那市は、東春近出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんを観光大使として13日委嘱しました。 伊那市の特命大使は、これで11人目となりました。 委嘱式が13日市役所で行われ、白鳥孝市長から湯澤さんに観光大使としての委嘱状と専用の名刺が手渡されました。 湯澤さんは、東春近下殿島出身で春富中から伊那北高校に進み、アメリカのバークリー音楽大学で学びました。 そこで、ゴスペルなどのブラックミュージックに触れ、帰国後は、シンガーソングライターとして活動しています。 東京都在住で、ライブ活動のほか、FM長野のパーソナリティーも務めています。 白鳥市長が「伊那市の食や文化・芸術、景観をすばらしい歌声で発信してほしい」とあいさつ。 これに対し湯澤さんは「伊那で培ったパワーを歌で表現し、伊那のすばらしさを全国、世界へアピールしていきたい」と抱負を話していました。 湯澤さんは、特にローメンと高遠が好きだということで、24日に安曇野市で行われるライブで早速紹介したいと意気込んでいました。 また、伊那市にちなんだ楽曲も作りたいと話していました。 式が終わると出席者と名刺を交換し、大使としての初仕事をしていました。
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サン工業が年末コンサート
伊那市西箕輪の表面処理メッキ加工業、サン工業株式会社による、年末コンサートが7日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。 サン工業による年末コンサートは社員教育の一環で毎年開かれていて、今年で10回になります。 会場には社員70人のほか、一般の客など合わせて150人が集まりジャズを楽しみました。 今回はミュージカルや歌手として活躍中の、グレース美香さんと、ジャズ演奏者を招きました。 ドラム担当の、高木幹晴さんは、実は愛知県でメッキ加工会社を経営しています。同業者であるサン工業の川上健夫社長との縁で今回のコンサートが開かれました。 コンサートではワムのラストクリスマスなど20曲が演奏されました。 「上を向いて歩こう」など、知っている曲が演奏されると、訪れた人も一緒に口ずさんでいました。 歌を聞いた人は、「間近で聞くジャズは迫力がある、まだまだ聞いていたい」と話していました。