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箕輪中部小3年4組が石けん作り
箕輪町立箕輪中部小学校の3年4組(34人、気賀沢千鶴子教諭)は17日、廃油石けん作りに挑戦した。
総合的な学習で「交流」をテーマに取り組んでいる3年4組は、昨年11月に町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪の「マナビィランド」でバザーをした。販売品を持ち寄った際に1人の児童が廃油石けんを持ってきたことがきっかけで、学校が取り組む「ものづくり学習」も兼ねて石けん作りをすることになった。
来年度のマナビィランドでの販売が目標で、今回が石けん作り1回目。廃油石けんを年1回作っているJA上伊那箕輪町地区生活部会の会員に教わった。
薬品を使うため児童はマスク、ゴム手袋を着用。米のとぎ汁に苛性ソーダを溶かし、給食室でもらった廃油を加え、木の棒で交代によくかき混ぜた。「キャラメルみたい」「卵にしょう油をかけた色」と話しながら、液体がとろりと重くなるまで休むことなく混ぜ続け、梨を箱詰めにするときに使う梨パックに液を流し込んだ。
数日、廊下で乾かした後、資料室に保管してしっかり固まるまで乾燥させる。1人3個ずつの石けんが出来上がる見込みで、「石けんで洗うと靴下が真っ白になるって」「うまく固まるかな」と楽しそうに話していた。
次回は、好きな型を作り、着色もするなどオリジナル石けんを作る計画という。 -
西保育園で紙飛行機とばし大会
宮田村の西保育園は17日、新春恒例の紙飛行機とばし大会を開いた。全園児がオリジナルの機体を手づくり。「良い年になりますように」と願いを込めて、力強く舞い上げた。
年長は年少の園児を手伝うなど、思いおもいに紙を折り飛行機に。日常的に折り紙を楽しんでいる年中園児も手際良く仕上げた。
ペンで絵や名前を描いて完成。さっそくクラスごと、遠くへ飛ぶか競い合った。
「がんばれ」と歓声も。上手に飛んでも失速してもみんなの笑顔が広がり、優勝者にはメダルのプレゼントもあった。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールド主催の地元出身アーティストを迎えた「ニューイヤーコンサート」が14日、伊那市生涯学習センターホールであった。会場を埋めた観客は、イタリア歌曲や日本歌曲などの世界をたん能した。
出演は伊那市出身の飯島達也さん(テノール)、駒ヶ根市出身の堀尾諭委さん(ソプラノ)、井沢久美子さん(ピアノ)。
飯島さんによるヴェルディ作曲「乾杯」で開演。プッチーニ作曲オペラ「トスカ」より「星は光りぬ」や、日本歌曲「かやの木山」などを熱唱。堀尾さんはイタリア歌曲のほかドビュッシー作曲カンタータ「放蕩息子」より「来る年も来る年もむなしく」などのフランス歌曲も披露した。
最後はヴェルディ作曲オペラ「椿姫」より飯島さんと堀尾さんの二重唱で「パリを離れて」を熱唱。観客は惜しみない拍手を送った。 -
伊那小学校 「転んでも楽しい」スキー教室
伊那市の伊那小学校3、5年生(237人)は15日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートでスキー教室を楽しんだ。児童たちは晴天の下、笑い声を響かせながらゲレンデに繰り返しシュプールを描いた。
同校のスキー教室は3縲・年生が対象。4、6年生は10日に教室があり、5年生以上はスキーとスノーボードのいずれを選び、スキー場のインストラクターが指導した。この日は各学年ごと技術に応じ、10人ずつのグループに分かれて学んだ。
初心者はブーツの履き方や、何度も転びながらスキー板をハの字にして滑る「プルークボーゲン」を学習。半日も立つと全員がリフトに乗って、約1キロのゲレンデを滑り下りるほど上達した。
スノーボードに挑戦した5年生の金沢佳樹君、平沢竜也君、橋爪愛樹君(いずれも11)は「いっぱい転んでしまったがやっぱり楽しかった。来年もスキー教室が楽しみ」と笑顔で話した。
インストラクターの指導で見る見る上達する3年生たち -
分館長会長に柳沢さん、公民館分館長主事会
宮田村公民館は11日、分館長主事会を開いた。役員を改選し新たな会長に柳沢靖人町三区分館長、副会長に有賀進大久保区分館主事を選んだ。
あわせて体育部長会も開き、会長に北割区の浦野広さん、副会長につつじが丘区の松下晋一さんを互選した。
今年の公民館の主要事業は6月に春季スポーツ大会、8月15日に成人式、9月に秋季スポーツ大会、10月に村民ゴルフ大会、11月に文化祭と、2年に1度の村民運動会を除いて例年と同様の内容となっている。
各区の分館長、主事、体育部長は次の皆さん。
【町一区】▽分館長=中谷俊治▽主事=濱田琢也▽体育部長=松澤政弥【町二区】▽分館長=太田道雄▽主事=小木曽明広▽体育部長=福沢宏之【町三区】▽分館長=柳沢靖人▽主事=矢澤あつ子▽体育部長=唐木好昭【北割区】▽分館長=伊藤広和▽主事=小田切輝男▽体育部長=浦野広【南割区】▽分館長=保科忠雄▽主事=小林繁美▽体育部長=生駒英夫【新田区】▽分館長=平澤彦蔵▽主事=平澤敦士▽体育部長=春日祐一【大田切区】▽分館長=北原千文▽主事=小澤俊博▽体育部長=山口和美【大久保区】▽分館長=小田切健作▽主事=有賀進▽体育部長=松井良近【中越区】▽分館長=酒井重彦▽主事=細田庄司▽体育部長=酒井進【つつじが丘区】分館長=奥田行宏▽主事=林亜紀子▽体育部長=松下晋一【大原区】▽分館長=中村宏▽主事=吉水直保▽体育部長=小松文彦 -
北林瑞穂さん、、(12)飯島町南町
飯島町中央公民館のリフレッシュセミナー受講生の子どもを膝に乗せ「5月の開講の時は、お母さんから離れるのが悲しくて、大泣きされて、大変だった。今はすっかり慣れて、子ども同士遊べるようになり、楽になった」。
1965年伊那市手良生まれ。短大卒業後、地元企業に就職。職場結婚し、夫の転勤で東京に移転。長男が小学2年、次男が年中まで都会で子育てをした。「実家に遠く、手助けをしてくれる人が欲しいと切実に感じた」。
夫の実家、飯島町にUターンし、娘を出産、生後10カ月になった時、中央公民館の親子一緒のフレッシュセミナー、続いて、リフレッシュセミナーを受講した。「最初は娘に泣かれて、後を追われて、とても辛かった。子どもを泣かせてまで参加する意味があるのかと思ったこともあった」。そのうち、友だちと遊べるようになり、ほっとしたという。
この時の経験が託児に活かされ、若いお母さんに「大丈夫だよ、そのうちに友だちと遊べるようになるよ」とアドバイスできるようになったとか。
託児はお母さんに引き渡すまで責任があり、目が離せない。多い時は散歩に行くにもおんぶして、抱っこして、手を引いて、3人連れて歩く時も。時には脱走し、駐車場にいたのを発見したことも「青くなって、夢中になって探した」
飯島町食生活改善推進協議会ヤング班の班長でもある。食改会員といえば、子育てが一段落した中高年の女性が中心だが、子どものころから母の活動を見て、有意義なことと、飯島に戻ってからすぐに加入した。「会員には若い人はほとんどいなかったが、子育て世代こそ、『食』の勉強が大切と、リフレッシュセミナーの友だちを誘い、2年前にヤング班を立ち上げた」。活動は伝導講習、調理実習が中心「子育て中の若い人たちがもっと『食』に関心を持って」と会員増強にも力を入れている。義父母、夫、子ども3人の7人家族(大口国江) -
中曽根の獅子舞
箕輪町中曽根で13日、中曽根獅子舞保存会(大槻貞明会長)が獅子舞を奉納した。区内の八幡社に舞を奉納した後、08年度の区長宅や区内の辻で舞い、無病息災と平穏無事な1年を願った。
中曽根の獅子舞は、約200年ほど前、伊勢の舞方囃子(はやし)方の羽広獅子舞(伊那市西箕輪羽広)に影響して始まったと推測され、今日まで継承されてきた。04年、町の無形民俗文化財に指定されている。
雌獅子2頭による舞で、肇国の舞・剣の舞・豊穣の舞・浄の舞・悪魔払いの舞の5つの舞で構成。区内の辻には住民が集まり、保存会員35人による風格ある雌獅子の舞に見入った。
保存会は30歳代から80歳代までの60人で組織。2カ月おきに日を設けて練習を重ね、後継者を育てている。正月の舞が最も重要な活動で、このほか毎年8月には、町社会福祉協議会のふれあい祭りでも舞を披露している。 -
公立高校入学志願者第2回予定数調査結果
県教育委員会は20日、08年度公立高校入学志願者第2回予定数調査結果を公表した。上伊那では、前回調査時にはすべての部で定員割れしていた来年度新設の多部制・単位制高校・箕輪進修高校(箕輪町)の志願予定数が増加。前期普通I部(午前部)の志願予定数は募集人員20人に対し49人となり、志願者倍率でも前回調査時に最も高かった伊那北高校(伊那市)前期を上回る2・45倍となっている。志願者倍率は上伊那農業高校園芸科学科前期の2・4倍、伊那北前期の2・1倍と続く。
調査は昨年12月20日に行ったもので、前期、後期、それぞれで志望校1校を調査(前期は公立のみ、後期は私立、高専なども含む)。
それによると、上伊那の志願者数は前期選抜964人、後期選抜1591人。
前回調査時にはすべての部で定員割れした箕輪進修の前期志願予定数は、普通I部(午前部)に49人、普通II部(午後部)35人、工業I部28人、いずれも定員の20人を上回ており、I部からIII部まで、合わせて60人を募集している後期も、志願者倍率1・96倍、118人が志願を予定している。そのため、定員割れは普通III部(夜間部)のみとなった。
依然として普通科の志向が強く、志願者予定数が最も多かったのは伊那弥生ヶ丘高校後期の287人。志願者倍率では、伊那北前期2・16倍(志願予定数78人)、伊那弥生ヶ丘前期(志願予定数147人)2・04倍となっている。 -
羽広獅子舞
雌雄2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が13日早朝から、伊那市西箕輪羽広地区であった。
家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)などを願う羽広の獅子舞は、400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺本殿での舞い合わせの後は、雌獅子は北、雄獅子は南に分かれ、それぞれ各地区の家を回り、舞いを披露した。
午前7時、仲仙寺本殿では、集まった地域住民やアマチュアカメラマンなどの前で、2頭の獅子による「阿吽(あうん)の舞」が始まった。「肇(ちょう)国の舞」「剣の舞」「豊穣の舞」「浄(きよめ)の舞」「悪魔払いの舞」の5つの舞いで構成されており、雄獅子は勇壮に、雌獅子は静粛に舞った。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年の舞は2頭の息が合っていて良かった」と感想を話した。 -
飯島中で百人一首
飯島町の飯島中学校で16日、新年恒例の百人一首クラスマッチがあった。
日本文化に親しみ、クラスの団結を深める同大会は、縦割り班で36チームに分かれ、ルールはお手つきは1枚裏返し、または1回休み、取った枚数を競った。
文芸委員や竹沢校長、国語科教諭らが読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、身を乗り出し、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
三方から同時に手が伸びたり、時には2人で取り合うなど、実力伯仲したチームもあり、枚数が少なくなると、競技は白熱した。 -
新春の夜の辻辻で、はやし言葉響く
「ほんやりほっぽほーぽ、ほんやりじょうずの頭には」-。小正月の伝統行事「しし追い(とりおい)」が14日夜、宮田村内の各地区で行われ、小学生らの元気なはやし言葉と、拍子木を鳴らす乾いた音が辻々に響いた。
太田切区では幼児・小学生7人とPTA役員らは、約30センチのヤナギの枝に煙りでいぶして模様を付けたほうやり棒をたたきながら、新春の夜の町角に繰り出した。
子供たちは上級生から教わりながら同地区に古くから伝わる正調のはやし言葉「ほんやりほっぽほーぽ えいとうすえて、きゅうすえて、ししやーい、鳥やーい」を大声で歌いながら区内をくまなく回り、商店や家庭からミカンや菓子などをもらった。
「ししおい」は鳥おいとも呼ばれ、イノシシやスズメなどの農作物に被害を与える害獣を追い払い、五穀豊じょうを願うとともに、厄払いをする小正月の伝統行事。 -
大久保区でどんど焼き
宮田村大久保区で13日朝、どんど焼きが行われた。正月飾りなどを燃やして、無病息災を地域一緒に願った。
小学生の高学年が中心になって区内各戸からだるまや、竹、松などの飾りを集め、天竜川近くで点火。
子どもと大人が一緒になって勢い良く燃え盛る炎を見つめ、餅なども持参して焼いて食べた。
この日は、北割区、新田区、つつじが丘区でもどんど焼きを行い、昔ながらに新年行事を味わった。 -
しし追いで地域の平穏迎え入れ、町一区で小正月行事
宮田村町一区で13日夕、小正月の伝統行事「しし追い」が行われた。子どもたちが棒で羽子板を打ち鳴らしながら、区内の各戸を訪問。玄関先で「しし追いの歌」を元気に歌い、地域の安全、無病息災などを願った。
午後5時前に約50人の小学生が集まり、数人づつの班に分かれて巡回。ヤナギやネムの木でつくった鵬遣棒(ほうやりぼう)をたたいてリズムを取り「ししやい、とりやい:」と独特の調子で歌を響かせた。
害を及ぼす動物を追い払い、豊作を祈願するのが由来。「鳥追い」とも呼ばれ、歌などが微妙に違いながらもかつては村内のかなりの地区で行われたが、途絶えた所も多い。
町一区では20年ほどの中断期間を経て、1995年に復活。育成会やPTAの協力で、子どもたちが主役の昔ながらの行事を今に伝えている。
ししを追ってもらった家庭は、子どもたちに菓子を渡すのが恒例となっており、その光景も各所でみられた。
14日は町二区で「しし追い」、町三区の河原町、駒ケ原では「鳥追い」の呼び名で同様に行う。 -
高遠北小学校書き初め展示
伊那市高遠町の高遠北小学校(宇治正隆校長、70人)は10日、3年生以上が年末年始休業中に仕上げた書き初めの作品を各教室の廊下へ展示した。18日まで。
「雪の正月」の文字を書いた5年生。自分たちの作品を見て「難しかった」「・スの・スが大変だった」と筆を持ったときのことを振り返る。
3年生は「白いはと」、4年生は「元気な子」、6年生は「創造する心」の字を休み中にそれぞれ書きあげた。 -
【洋画家 小松茂郁さん】
幼いころから絵を描くのが大好きだった。学校の教科書や手帳のほか、家のガラス窓などに手当たり次第描いていたため、客間への出入り禁止を言い渡されたほどだった。
「とにかくあらゆる物に描いていました。おかげで小学校の図工の成績は良かったですね」
進学した飯田高校でも美術班で絵を描き続けた。だが大学卒業後は仕事も忙しく、鼻の病気のせいで体調も思わしくなかったため、制作からは遠ざかっていた。
35歳の時、日展会友の画家、中島覚雄さん(故人)が駒ケ根で講座を開くことを知って入会。
「飛びついた竏窒ニいう感じでした。鼻の具合が悪いと何をしていても苦しくて、集中できない。言い訳に聞こえるのが嫌で人にも言えず、一人で苦しんでいたんです。子どものころから大好きだった絵も描く気にはなれなかった。だが中島先生の講座を知った時、絵に対する情熱が一気によみがえったんです。大げさなようですが、まさに人生の救世主のように思えました」
中島さんには当初から「何か独特のものを持っている」と高い評価を受け、いろいろと目をかけてもらった。指導をきっかけに、乾いた土が水を吸い込むようにさまざまなことを吸収し、急速に実力を高めた。だが、中島さんはある日突然「欧州に行くから」と言い残して去ってしまい、講座も自然消滅。
「残念でした。もう少し教えてもらいたかったが竏秩Bでも絵というのはいつかは自分のスタイルを確立しなければならないので、先生に頼ってばかりいては先に進めない。そういう意味ではちょうど良い頃合だったかもしれないですね」
最初はどういう絵がいいのか分からず、手探りで描いていたが、経験を重ねるに従って少しずつスタイルが固まってきた。
「自分の絵というのを早くつかむべき。やはり人まねでなく、信念や思いを自分なりに表現することが大切ですね」
その後、県展、県勤労者展など、さまざまな展覧会に連続入選するなど活躍。県高齢者展では県知事賞を受けた。
◇ ◇
主に静物を描くが「特にテーマは持っていない。ひらめきと思いつきで題材を決めています。タッチを効かせて自由奔放に描くことを心掛けていますが、実は意識しなくても自然と写実的でない描き方になってしまうんでうよ」。
「タッチが独特だ」「色が美しい」と評される反面、「いいかげんな絵で楽に描けそうだ」などと批評されることもあるというが「とんでもない。1枚の絵を完成させるというのはいつでも苦しいものです。絵描きはみんなそうだが、絵が良いのか悪いのか自分では分からない。私もたくさん描いてきたが、いまだに会心の作というのはないんです。入選しても『こんな絵で賞をもらっていいのか』と後ろめたい思いをする時さえあるくらいなんですよ」。
(白鳥文男) -
飯島陣屋で書初めと繭玉づくり
飯島町歴史民俗資料館飯島陣屋は12日、書初めと小正月の伝統行事繭玉づくりをした。
町内を中心に約20家族が参加、いろりばたで、飯島陣屋友の会の会員から、繭玉の言われなどを聞きながら、米の粉をこね、ゆで、もう1度しっかりとこね、手の平で丸め、まゆの形にした。
出来上がった繭玉はソヨギの木に飾ったり、もち帰り用に小枝に数個ずつさした。
子どもたちは「煙い、目が痛い」などと言いながらも、丁寧に丸めていた。
また、堀越康寛さん(教委職員)を講師に、書初めもあり、丁寧に墨をすり、手本を見ながら、「初夢」「合格」「新春」など好きな言葉や字を書いた。
最後に17日の「おにぎりの日」にちなみ、いろりで焼きおにぎりを作り、熱々をほおばった。 -
かるた大会、
中川村図書館(杉沢かおり館長)は12日、新年恒例のかるた大会を開いた。園児から小学生、大人まで約40人が参加、園児、小学校低学年、同高学年、百人一首の4グループに分かれ、5種類のかるたと百人一首を使い、2-3回戦の合計点で競った。
かるたは「犬も歩けば棒に当る」で始まる昔なじみの犬棒かるた、電車や汽車、飛行機などさまざまな乗り物が登場する「のりものカルタ」、「にんじん嫌いの忍者」など言葉の遊びが楽しいダジャレかるたなど。
子どもたちは職員が読み上げると、すばやく、札の上を視線を走らせ、「あった!」と手を伸ばした。中にはお手つきをし、1回休みになったり、同時に手を伸ばし、札の上に手を重ね、じゃんけんで決めるなど、白熱した展開になった。
各部門の優勝者は次のみなさん(敬称略)
▽保育園の部=大竹あやめ▽小学校低学年の部=山上琴未▽高学年の部=若林幸佑▽百人一首=大竹竜馬 -
宮田中生徒会引き継ぎ会
宮田村宮田中学校は11日、3年生から2年生への生徒会引き継ぎ会を開いた。会長を小田切昂軌君から、選挙で昨年のうちに選ばれた吉水大介君にバトンタッチ。週明けから2年生が主体となって生徒会を運営していく。
新旧の正副会長、書記、会計、12ある委員の役員が出席。
吉水新会長は「全校参加の生徒会を築いた先輩方の良い所を吸収し、より良い学校にしていきたい」とあいさつした。
さっそく執行部、各委員会ごとに事務的な引き継ぎも行われ、2年生は責任の重さを痛感しながら、活発な生徒会にしていこうと3年の先輩から手ほどきを受けていた。 -
小学校始業式
伊那市内の小学校で8日、3学期の始業式があった。
長谷小学校(原孝寿校長)の始業式では、1、3、5年生の6人が代表して3学期の目標や抱負を発表。
「2学期にみんなでアズキを作ったので、3学期はそれを使ってあんこを作りたい」「2学期は学校から帰るとすぐ寝ていたので、学校から帰ってもすぐ寝ないようにしたい」「ロッカーや引出しを整理整頓する」「たくさんの友達と話したい」などの決意が聞かれた。
原校長は「今年という白い紙にみなさんがどんな絵を描いてくれるか楽しみ。友達を大事にして豊かな心の良い3学期にしてください」とあいさつした。話の中で、原校長が「冬休み、家のお手伝いはどうでしたか。できた人」と聞くと、児童たちは次々と元気に手を上げていた -
伊那技術専門校伝達式
南箕輪村の伊那技術専門校は9日、資格試験などの合格者への賞状伝達式を開いた。今年度、技能検定や情報処理技術者試験などに合格した生徒たちが、石川秀延校長から賞状を受け取った。
伊那技専は企業のニーズに応えるため国家資格の技能検定受検を積極的にカリキュラムに取り入れている。特にメカトロニクス科は「数値制御旋盤作業2級」「普通旋盤作業2級」「電気系保全作業2級」の受検を必須としている(在校中に3級合格者は受検資格が得られる)。技能検定2級取得を必須受検として3種目取り入れている教育機関は全国的にも珍しいとのこと。
石川校長は「資格取得が一番良い中間目標になる。自分を高めていく大きなエネルギーになるのではないかと思う」と話す。
伊那技術専門校では平成20年度生の2次募集を受け付けている。18日まで(選考日28日、合格発表2月7日)。詳しくはホームページ(http://www.inagisen.ac.jp)を参照。
また21日には同校の見学説明会を予定している。(1)午後1時30分縲・2)午後6時30分縲怐B
問い合わせは、伊那技術専門校(TEL72・2464)へ。 -
伊那西小スケート教室はじまる
伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長・71人)の3学期の恒例行事で、全校を対象としたスケート教室が11日、18日までの5日間の日程で始まった。子どもたちは午前7時過ぎからスケート場に集まり、約1時間半のスケートを満喫、天然リンクの感触を確かめた。
滑走しても安全な厚さの氷が全体に張らないためスケート場の一般開放はまだだが、児童たちは滑走可能な南側部分で初滑り。1月末を予定する市民体育祭で、それぞれが自己ベスト更新を目指すため技術向上に励んだ。
何度も尻もちをつく場面もあったが、子どもたちは寒さにめげず、はしゃぎながらスケートを楽しんだ。1年生の小林佑輔君(7)は「靴ずれになったがするする滑れて楽しかった。足が痛いけどこれからもいっぱい滑りたい」と目を輝かせた。
伊那西小のスケート教室が始まり、児童たちは初滑りを楽しんだ -
駒ヶ根市、学校給食へのすずらん牛乳、廃止の方向へ
約40年近く市内小中学校の学校給食に上伊那産の牛乳を使用した「すずらん牛乳」を導入してきた駒ヶ根市が、来年度から大手乳業メーカーの一般牛乳に切り替える方向で調整していることが11日、分かった。このことは2月末から3月の間に開く給食運営委員会で正式決定する運びで、決まれば今年の4月から、すずらん牛乳が学校給食から姿を消す。
すずらん牛乳は上伊那の酪農家が出荷する生乳を使用した上伊那農業協同組合(JA上伊那)オリジナルブランド牛乳。駒ヶ根市では脱脂粉乳から牛乳への切り替えた1967年から、地元で生産されていたすずらん牛乳を学校給食に導入。以降、毎年約3千人の児童や生徒がこの牛乳に親しんできた。
JA上伊那でも、学校給食用のすずらん牛乳は価格を下げて販売しているが、他市町村が供給している県で一括入札で購入した牛乳と比較すると、すずらん牛乳は1本当たり8円高い。そのため、その8円の半額を市が補助し、残る4円は各家庭で支払っている。
今回市が牛乳の切り替えを打ち出したのは、昨年から続く畜産飼料の高騰や原油高に伴ない、現行価格での納入が困難と判断したJA上伊那が、すずらん牛乳の価格を今より10円引き上げることを申し出たためだ。
これを受けて市は、保護者アンケートを実施。▽すずらん牛乳がよい▽どちらでもよい▽ほかの牛乳でよい竏窒フ3択で回答を得たところ「すずらん牛乳がよい」が4割にとどまったため、今回の決断に踏み切った。
しかし「すずらん牛乳がよい」に「どちらでもよい」を合わせると約7割。保護者は必ずしも値上げに反対している訳ではない。これに対し市は「地産地消や食育の観点から見れば地元の食材をということもあるが、今の財政状況ではこれ以上補助することは難しい」としている。
JA上伊那でも、学校給食用のすずらん牛乳は原価割れの状況。担当者は「現状では10円上げてとんとん。しかし、飼料や重油の価格が値上がりしている中、今後の見通しはつかない」として、あまり値上げできない学校給食への継続的な供給には煮え切らない態度を見せる。
駒ヶ根市では過去にも、大手乳業メーカーの牛乳に切り替えたことがあったが、保護者アンケートを実施した結果、すずらん牛乳を希望する声が7割を占め、翌年から再びすずらん牛乳に戻した経過がある。 -
南箕輪村
大泉桜会「これでも人気者なのよ。踊っていると掛け声がかかるの」。民謡や演歌を仲間と楽しく踊っている。
発足は35年近く前のこと。大泉にあったグループが2つに分かれたうちの一つで、桜の季節に誕生したことから「大泉桜会」の名を付けた。当初は17人ほどいたが、今は6人で活動を続ける。
「気の合う仲間、いい人たちばっかりだからね」。仲間のうち4人は踊り歴30年余になる。「よく続いてきたと思うよ」。踊りが好きだから、体のために-と、それぞれの思いで重ねてきた年月。元々踊りをやっていた2人も、誘われて仲間に入り1、2年になる。
毎月第1・第3火曜日の夜7時に大泉第2公民館に集まる。以前は先生の指導を受けていたが、今は当時収録したビデオを見ながらの練習。ビデオで習う場合は、振りが反対になっていることや、細部が映っていないなど難しさがあるが、皆の記憶をたどりながら振りを覚え、1年に2曲くらい仕上げる。
「ボケ防止にやってるの。体を動かして楽しい。でも、たまには緊張しないといけないから舞台にも上がってね」
地元大泉の敬老会や文化祭、営農祭のほか、村文化祭や社協まつりにも出演。「未練酒」「お座敷小唄」「二輪草」「秋田おばこ」などの踊りを披露する。
「有名だから頼まれちゃって」。仲間の言葉に笑いが起こる。
「敬老会では花がいっぱい飛ぶ」「競争相手がいないから、もてて、もてて」。またまた笑いが起こる。
とにかく笑いが絶えない桜会。2カ月に1回は日帰り温泉施設の「大芝の湯」に出かけ茶話会をする。「それを楽しみにやってるの。でも舞台になると間違えない。あとはお茶飲んでてもね」
最も緊張する舞台は村文化祭。このほかの舞台は、客席にだれが来ているか見たり、楽しむ余裕があるという。
「舞台は着物を着てごまかして、横目で前の人や横の人の踊りを見て合わせる」「下手だけど、下手だから見てもらえるの」。そう言ってまた皆で笑う。
お楽しみの茶話会は例外として、寒い1、2月は活動休止。春めいてくる3月から活動を再開する。(村上裕子) -
匠の技に生徒も真剣、建設労連宮田分会が宮田中2年生に木工指導
宮田村の上伊那建設労連宮田分会(三浦孝分会長)はこのほど、宮田中学校2年生に木工指導した。ノコギリの正しい使い方を手ほどき。生徒たちは生の・ス匠の技・スにふれ、木の持つあたたかみを再発見した。
同分会は毎年、技術科の授業で木工に取り組む2年生対象に指導を実施。卓越した技能をじかに教わる貴重な機会とあって、生徒たちにも好評だ。
各学級ごと3日間に分けて行ったが、真剣に学ぼうとする子どもたちの姿に会員の指導も自然と熱を帯びた。 -
向井千秋パネル展
駒ケ根市立博物館はわくわく博物館第6弾として、日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんの宇宙での活動の様子などを集めた写真展「宇宙からのメッセージ」を2月3日まで同館ロビーで開いている。スペースシャトルの打ち上げのもようやシャトル内での実験活動に取り組む向井さんの姿などの写真31点のほか、「宇宙の神秘」として惑星や星雲などの美しい写真12点を展示している=写真。向井さんが宇宙で産卵実験に成功したメダカの子孫である「宇宙メダカ」約10匹も持ち込まれ、水槽の中で元気に泳ぎ回っている。『向井千秋の宇宙教室』などのVTRも放映されている。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時。月曜休館。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
東春近小3学期始業式 伊那三曲協会18回目の演奏
伊那市の東春近小学校(中塚経子校長・373人)で9日、3学期の始業式に合わせ恒例の慶祝音楽鑑賞があった。伊那三曲協会のメンバー9人が訪れ、箏(こと)と尺八で新年を祝う2曲を演奏。児童たちは、しっとりとした音色に耳を傾け、気持ちを新たに新学期のスタートを切った。
音楽鑑賞は、日本古来の音楽に触れる機会とし、新年の新たな気持ちを音楽で感じてもらえればと始まった。18回目を数え、毎年、伊那三曲協会に依頼している。曲目は「希望の光」「ふじ山」で、「ふじ山」は児童たちが演奏に合わせて一緒に歌った。
中塚校長が「新年らしさ、日本らしさを楽しみましょう」とあいさつ。同協会指導普及委員長の福沢雅志世(靖子)さんは代表者として、「18年間、演奏が続けられ私たちも幸せ。この幸せを音楽に乗せたい」と曲を披露した。
5年生の春日瑠介君(11)は「毎回、よい演奏が聞けるので楽しみ。音楽で気持ちも落ち着き、これから3学期に向けて頑張りたい」と話していた。
東春近小で3学期の始業式に合わせて伊那三曲協会が演奏 -
宮田小3学期始業式
宮田村の宮田小学校は9日から、3学期が始まった。子どもたちが元気に登校し、年末年始の思い出や新年の抱負などを仲間に披露した。
各学級では「あけましておめでとうございます」とあいさつをかわし、友人と会話を楽しむ姿も。新学期もきれいな学び舎で励もうと、さっそく清掃もした。
3年3組は正月2日に各自が家庭で毛筆した書き初めを見せ合い、「上手に書けた」「習字は楽しい」と歓声をあげた。
始業式では2年3組の町田祥太郎君と5年2組の松島百花さんが新年に懸ける想いを発表。「いっぱい練習してきれいな漢字が書きたい」「算数や体育のマット運動をがんばりたい」と話した。
清水閣成校長は「間違うことは大切なことです。それをおそれずに挑戦してください」と呼びかけた。 -
特産山ぶどうの皮を使って染物に
宮田村宮田小学校3年1組は、村特産の山ぶどう(ヤマソービニオン)の皮を使って染物に挑戦した。どうやったら上手に色やデザインが出るか試しながら、自慢の一品に仕上げた。
学校給食で山ぶどうワインを使った村の名物丼「紫輝彩丼」が出た時、1粒づつ丁寧に房から取る手伝いをした同学級。残った皮で染物にできないかと、学習を進めてきた。
布を牛乳につけて乾かしてしぼり、煮たてた皮の汁に一日漬け込む。布をしばったり、糸で縫ったりして模様が出るよう工夫も凝らした。
色の出具合などが納得いかず、再度挑戦する子どもたちも。
普通ならば捨ててしまう皮を大切に再利用しながら、一人ひとり手づくりのオリジナル作品を完成させた。 -
大原区でどんど焼き
宮田村大原区で8日朝、どんど焼きが行われた。地域の子どもたち約40人が各戸の門松や正月飾りを集め、高さ約4メートルに組み上げて点火。真っ赤な炎に無病息災を願った。
小学生にとってはこの日が冬休みの最終日。会場の大原天満宮には多くの大人も一緒に集まり、地域の絆を深めながら正月の思い出を刻んだ。
焼けた竹が「ポンッ」と勢い良くはぜる音に歓声も。
大人たちは「今年も1年、穏やかな年になってくれれば」と、伝統行事に親しむ子どもたちの姿に目を細めた。 -
北原よしゑさん(66)
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で昨年、初めて、9教室の受講生70人のちぎり絵作品を一堂に集め、展示した。「違うグループの人の作品に触れ、いい刺激になった」。会場には受講生の習作のほか、07年度第8回日美絵画展ちぎり絵部門に初めて出展、いきなり、秀作に選ばれた創作ちぎり絵「いろり」も披露した。
1940年、飯島町七久保生まれ。地元の高校を卒業後、職場結婚し、駒ケ根市に。ちぎり絵との出会いは40年以上前、小学校で教諭が制作した「かまくら」を一目見て、何時かはちぎり絵を作りたいと思ったとか。子どもに手が離れた18年前から、伊那市のちぎり絵教室に通ったり、通信教育でも勉強した。初めての作品「テッセン」が完成した時は感激ひとしおだった」。JA祭に出品すると、「教えてほしい」と請われ、自宅で数人に教え始めた。
10年前から、本格的にJAのカルチャーリーダーとしてちぎり絵教室を受け持った。埼玉県の小川和紙から、下絵、和紙をセットにしたちぎり絵キッドを取り寄せ、簡単に出来るとあって、教室は次々と増えた。
教える一方でオリジナル作品づくりも手掛けるようになった。「花を観察し、スケッチして、下絵を描く。色々な和紙を組み合わせて、色を作りはっていく。日常の生活用品を見ても、ちぎり絵の素材にならないだろうかと、考えてしまう」。
創作ちぎり絵「いろり」は「東伊那の夫の実家には今もいろりがあり、現役で活躍している。息子が中学生の時描いた絵からヒントを得た」。
構想から完成まで約3カ月かかった。厚く、毛羽立たない神戸和紙を用いた労作。審査員から「田舎のにおいがする」と評価され、受賞した。
「囲炉裏や茅葺き民家などなくなっていくものに心引かれる。今年は茅葺き民家をテーマにしたい」と話す。
また、新たな挑戦として、白い繭を剥がして作ったバラとちぎり絵と融合した立体作品も試みる。
「ちぎり絵は下絵があり、絵心がなくても、制作できる。神経の細やかな人はち密な作品に、大らかな人は大胆な作風と、同じ材料でもその人のセンスで個性的にし上がる」と魅力を。(大口国江)##(写真)
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