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収穫したリンゴで焼き菓子づくり
地元のりんごを使ったお菓子づくり体験が、伊那市西箕輪のみはらしファーム内にある体験施設やってみらっしで23日に行われました。
午前・午後の2回行われ、午後の部には親子連れなど12組32人が参加しました。
菓子庵石川の石川信頼社長の指導で、自分たちで収穫したりんごを使って焼き菓子のフィナンシェづくりに挑戦しました。
りんごをすりおろして煮詰め、ジャムにします。
スポンジが焼きあがるとその上に作ったジャムを乗せて味わいました。
教室は、伊那市・JA上伊那・伊那商工会議所の若手職員らでつくる「イ~ナちゃん応援隊」が取り組む、地域ならではのスイーツづくりプロジェクトの一環で開かれたものです。
応援隊では、今回作ったフィナンシェを伊那市の新たなお土産として、来年春に菓子庵石川で販売する計画です。 -
日本発条 伊那市西箕輪に新工場竣工
神奈川県横浜市に本社を置くばね製造業、日本発条株式会社は、伊那市西箕輪に精密ばね製品の新工場を建設し、22日竣工式を迎えました。
今日は茅本隆司社長や、伊那市の白鳥孝市長が出席して竣工式が行われ、テープカットで工場の完成を祝いました。
新工場は伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内に建設されました。
この日は、内覧会が開かれ関係者が視察しました。
鉄骨造の2階建で、延べ床面積は約7000平方メートル、事業費は66億円です。
関連会社のニッパツフレックスの工場の隣に建設されました。
自動車向けのトランスミッション用のスプリングなどの精密ばねを製造している宮田村の工場の生産能力を増強するために、伊那市西箕輪に新工場が建設されました。生産能力は年間5,800万本です。
新工場の建設に伴い、新規に50人ほどを雇用する計画です。
日本発条は、ばねで世界トップクラスのシェアを占めています。
新しい工場の操業は来年6月を予定しています。
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えびす講 宝投げ
商売繁盛や五穀豊穣を願う えびす講祭が伊那市西町の恵比寿神社で17日に行われました。
えびす講祭は、神社ができた大正時代から商売繁盛や五穀豊穣を願い毎年行われています。
昔は11月19日に行われていましたが、現在は19日に近い土曜日に行っています。
午後4時には宝投げが行われ多くの地域住民で賑わいました。
地元の商店街で使える買い物券や食事券、野菜や果物などが当たる引換券が、餅と一緒に投げられました。
主催したルネッサンス西町の会では「住民同士顔を合わせて団結を深める機会にもなっている。今年1年無事に過ごせた事に感謝したい」と話していました。
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AIでタクシー自動配車
伊那市はAIによるタクシーの自動配車システムの実証実験を18日に伊那市長谷で実施します。
16日は白鳥孝市長やシステムを開発した企業の担当者が市役所で会見を開き、事業の概要を説明しました。
行う実験は、乗り合いタクシーの自動配車システムです。
AIによるシステムを導入する事で、よりニーズに合った運行が行え、利用者はルートや運行時間に関係なく予約ができ、タクシーに近い「ドアtoドア」の感覚で利用できるという事です。
乗り合いタクシーを活用する事で、将来的には運賃もバスに近い金額に抑える事が見込めるという事です。
実験は18日に伊那市長谷の非持山地区の住民を対象に行なわれます。
今後はより長期間の実験を行い、早くて3年後には地域公共交通の手段の一つとして導入をしたいとしています。
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ビストロなかしょく 開店
空き店舗が目立っていた伊那市駅北側の一角を復活させよと上伊那の飲食店でつくる若者のグループが活動をしています。
15日活動の成果を目に見える形にしようと1店目となる飲食店「ビストロなかしょく中央商店街食堂」がオープンしました。
開店まで30分前の午後4時半です。
店内では店のオーナーの八木択真さんやシェフの中塚昭如さんが準備に追われていました。
店があるのは、伊那市駅から徒歩1分ほどの場所です。
昭和20年代に建てられた建物の中で居酒屋等8軒が営業していました。
しかし、昭和50年頃から徐々に店じまいをしていったという事です。
近くの精肉店の店主も新たな店のオープンに期待をよせています。
上伊那の飲食店主らでつくる一般社団法人アスタルプロジェクトは空き店舗をリフォームし、観光客を呼びこもうと、この一角の再生を始めました。
その最初の店となるのが「ビストロなかしょく」です。
午後5時、初日の営業が始まりました。
外装には昔の看板が残されています。
宮田で養殖された信州サーモンのカルパッチョや、上伊那で作られたバルサミコ酢のソースをかけたフォアグラのソテーなど、地元産の食材と酒にこだわり提供しています。
来年春までには、串揚げ屋など、4店舗が開店する予定です。
「ビストロなかしょく」は午後5時からの営業で、日曜日と月曜日が定休日です。
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伊那製バルブ ミッション完了
国際宇宙ステーションの実験試料を乗せた小型カプセルが11日無事に地球に到着しました。
この小型カプセルには伊那市で作られたバルブが使われていて、関係者がカプセルの帰還を見守りました。
午前6時、カプセルの姿勢制御を行う為のバルブを製造した伊那市高遠町に工場がある伸和コントロールズの社員と家族10人ほどが上ノ原工業団地に集まりました。
集まった社員は小型カプセルを撮影しようとカメラを準備したり、スマートフォンで情報を確認していました。
カプセルは午前6時40分頃に日本上空を通過し、伊那からは南西の方角に見える予定です。
JAXAは国際宇宙ステーションへ無人物資補給器「こうのとり7号」を9月に打ち上げました。
伸和コントロールズのバルブは、その中の小型カプセルに使われ、地球に帰還する際の姿勢制御などを行います。
カプセルには国際宇宙ステーションの実験試料が乗せられ、日本が独自に回収するのは今回が初めてとなります。
予定時刻の午前6時40分を過ぎました。
残念ながらカプセルを見つける事ができず、伊那からは帰還の様子を観察する事はできませんでした。
JAXAは小型カプセルはきょう午前6時38分に大気圏に再突入し、南鳥島近海に着水したと発表しました。
伸和コントロールズでは、この成果を地元の人にも知ってもらおうと来月JAXAの職員を伊那市に招き講演会を開く予定です。
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西春近新そば&きのこ祭り
伊那市のそばイベント5週連続ぶっとおしそば三昧の最後となる西春近新そば&きのこ祭りが11日伊那スキーリゾートきのこ王国で行われました。
会場には家族連れなどが訪れ打ちたてのそばを味わっていました。
このイベントは信州そば発祥の地伊那をPRしようと先月から5週連続で企画されました。
初回の行者そば祭りは台風の影響で中止となりましたが、その後は毎週イベントが行われ今回がその最後のとなります。
春近そばの会会員が、西春近産のそば粉で打ちたてのそばを1杯500円で提供しました。
会場では昼時になると、伊那商工会議所女性会が信州そば切り音頭を披露し、イベントを盛り上げていました。
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健幸(けんこう)ウォーキング
森林浴を楽しみながら南箕輪村の大芝高原を歩くイベント「健幸(けんこう)ウォーキング」が今日行われました。
伊那市を中心に約80人が参加し、大芝高原のセラピーロードを歩きました。
健幸ウォーキングは、女性の声を地域に活かしていこうと去年6月に発足した伊那商工会議所女子会プロジェクトが初めて開いたものです。
講師は1988年のソウルオリンピック20キロ競歩に出場した豊丘村の酒井浩文さんが務めました。
酒井さんは「背筋を伸ばし、背中全体を使うイメージで腕をふりましょう」とアドバイスしていました。
女子会プロジェクトでは、健康的な働き方を企業に取り入れてもらうための「健康経営」を推進していて、このイベントもその一環です。
プロジェクトでは「働く世代に限らず、健康づくりの楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
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箕輪ダムでもみじ湖夢まつり
もみじの紅葉が見ごろとなっている箕輪町の箕輪ダムのイベント広場で「もみじ湖夢まつり」が3日に行われました。
会場には、町内の農家や農業団体などの出店が並び、訪れた人がりんごやシクラメンなどを買い求めていました。
もみじ湖夢まつりは水の恵みに感謝しようと農家などでつくるもみじ湖夢くらぶが始めたもので、今年で16回目になります。
今年は酪農をテーマにしたブースが設けられ、子ども達が模型で搾乳を体験していました。
箕輪ダム周辺に植えられた1万本のもみじは今が見ごろとなっています。
ダム上流の景勝地となっているもみじのトンネルには多くの人が訪れ写真を撮るなどして紅葉を楽しんでいました。
箕輪町観光協会によりますと、景勝地の見ごろは7日頃まで、ダム周辺は今週いっぱいまで見ごろだという事です。
また、景勝地周辺では、11日(日)まで、毎日午後5時から午後9時の間ライトアップが行われています。
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ハナマルキみそ作り体験館 完成
伊那市西箕輪に本社を置くみそ製造業「ハナマルキ株式会社」は、1日、創業100周年を迎えました。
記念事業として、伊那工場の敷地内にみそ作りを体験できる施設「みそ作り体験館」が建設され、きょうオープンを迎えました。
みそ作りだけの体験館は国内でも例がないということです。
みそ作り体験館は、伊那市西箕輪にあるハナマルキ伊那工場内に建設されました。
未来を意識したオブジェのような2階建てで、伊那谷の緑や空の青とのコントラストが映えるよう白色で統一されています。
1日は、オープニングセレモニーが行われ、花岡俊夫 社長や白鳥孝伊那市長など関係者がテープカットで完成を祝いました。
体験館の1階は、シアタールームになっていて、みその基礎知識や製造工程を映像で紹介しています。
2階は南アルプスが一望できる体験スペースとなっています。
みそ作り体験のほか、工場を見学することもできます。
1日は午前中、関係者や報道機関向けに発表会や内部の紹介が行われたほか、午後には一般客が訪れ、みそ作りを体験していました。
参加者は蒸した大豆をすりつぶし、塩と麹を混ぜ合わせ、2キロのみそを作ります。
ハナマルキの体験館は、(月)(水)(金)営業で、予約制、1回につき定員20人まで、午前と午後の2回受け入れ可能です。
みそ作りと工場見学を合わせた体験の所要時間は90分です。料金は一人2000円で、作ったみそはハナマルキで保管され、3か月後に配達されます。
ハナマルキは、大正7年(1918年)、11月1日に辰野町で創業しました。
カップ詰めみそや即席みそ汁など、年間2万5千トンのみそを生産しています。
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9月の月間有効求人倍率 1.65倍
上伊那の9月の月間有効求人倍率は1.65倍で、8月を0.01ポイント下回りました。
月間有効求人数は4,184人、月間有効求職者数は2,537人で、9月の月間有効求人倍率は、8月を0.01ポイント下回る1.65倍でした。
長野県は1.7倍、全国は1.64倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置いています。
また、9月16日から選考が始まった、来春卒業予定の新規高卒者に対する求人数は690人、求職者数は401人で、9月末までの内定者数は255人、内定率は63.6%で前の年の同じ時期を11.4ポイント下回りました。
ハローワーク伊那では「不採用者が多いということもなく、9月中に結果が出なかった生徒が多かったことが影響している」とみています。
ハローワーク伊那では「卒業までに希望者全員が就職できるよう、個別支援に取り組んでいく」としています。 -
高遠城址公園でそばイベント
伊那市の5週連続そばイベントの第3弾と4弾、「山麓一の麺街道フェスタ」と「高遠そば」新そばまつりが、高遠城址公園で開かれています。
山麓一の麺街道フェスタでは、国道361号沿いの伊那・木曽・岐阜県高山名物の麺料理が1杯500円で提供されました。
木曽地域からは、とうじかごに入れたそばをつゆにくぐらせるとうじそば。
岐阜県高山市からは細いちぢれ麺とあっさり醤油スープが特徴の高山ラーメン。
伊那からはおなじみのそばやローメンが登場。
昼時には訪れた人たちが味わっていました。
山麓一の麺街道フェスタは明日まで開かれています。
高遠閣では「高遠そば」新そばまつりが行われています。
高遠そばの会、高遠そば打ち愛好会、弥勒そばの会のメンバーが打ったそばが、辛み大根と焼きみそ付きで提供されました。
そば粉は地元高遠と長谷地区で採れた新そばです。
「高遠そば」新そばまつりは11月4日まで行われます。
もみじが色づき始めた公園内では、あわせて「高遠城址もみじ祭り」も開催されています。
期間は11月4日までで、期間中は、菊花展や特産品の販売が行われます。
もみじの見ごろは来月上旬から中旬だということです。
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ハロフェスいな 仮装でパレード
伊那商工会議所青年部が企画したハロウィンイベント「ハロフェスいな」が伊那市の中心市街地で27日に行われ仮装した子ども達で賑わいました。
会場となったセントラルパークには多くの親子連れが訪れました。
午後1時半からは仮装大賞に参加した子ども達がステージに並び衣装をお披露目しました。
今年は保育園児から小中学生まで89人がエントリーしたという事です。
ハロフェスいなは、子ども達に地域の魅力を知ってもらい故郷に愛着を持ってもらおうと伊那商工会議所青年部が行ったものです。
毎年ハロウィンイベントを行っていて今年で4年目になります。
会場には屋台や仮装用のメイクができるブースが並んだほか、9年後開通予定のリニア中央新幹線の模型を作るコーナーが設けられました。
青年部では「楽しみながら地域の未来を感じてもらいたい」と話していました。
仮装した子ども達はセントラルパークからいなっせ前までをパレードし、商店主からお菓子をもらっていました。
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セミナーで健康経営を学ぶ
従業員の健康を経営資源ととらえ健康づくりに積極的に取り組む事業所を増やそうと、伊那商工会議所は、26日に「健康経営」を学ぶセミナーを開きました。
セミナーには伊那商工会議所の会員事業所から35人が参加しました。
「健康経営」は従業員の健康づくりに積極的に取組む経営手法の事で、優良な企業を、国や経済団体、医療関係団体などでつくる日本健康会議が認定しています。
セミナーは市内で認定企業を増やそうと開かれたもので、職場でできる簡単なストレッチ体操を伊那市総合型地域スポーツクラブの山岸洋子さんが紹介しました。
山岸さんは、「自然に心がリラックスしてくるので笑顔をつくり背筋を伸ばして深呼吸しましょう」とアドバイスしていました。
県内では、29の事業所が健康経営優良法人として認定されていて、このうち上伊那は3事業所です。
伊那商工会議所では、今年度、職場でできるオリジナルのストレッチ体操を考案するほか、ウォーキングイベントなどを開催して認定企業を増やしていきたいとしています。
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IoTを使ったセンサーシステム紹介
IoT実践塾が25日伊那市の伊那商工会館で開かれ工場の生産設備や温度管理をセンサーシステムで行うことによるメリットなどが紹介されました。
IoT実践塾では埼玉県の沖電気株式会社の社員が講師を務め、あらゆるものをインターネットでつなぐ技術、IoTを使ったセンサーシステムについて話をしました。
沖電気の講師はセンサーシステムについて「24時間自動運転している生産設備の故障をどこにいてもリアルタイムで把握し素早く対処できるほか高精度な温度管理や工場内の防災対策システムとしても活用できる。」と話していました。
IoT実践塾はその技術を活用することで企業の収益アップや作業の効率化を進めようと伊那市と伊那商工会議所が開いたもので
製造業者など約20人が参加しました。 -
信州の名工 宮原宏さん
卓越した技能をもち、県内産業の発展に功績のあった人を知事が表彰する「信州の名工」に、伊那市手良の宮原畳店社長、宮原宏さんが選ばれました。
宮原さん「一生懸命今までやってきたことがここで認められたのかな。ありがたいと思っています」
伊那市手良沢岡の宮原宏さん78歳。
宮原畳店を一代で築きました。
昭和31年、中学校卒業後に東京都の畳店に弟子入りし、7年間住み込みで修行をしました。
当時の親方には、“お客様に信頼してもらうこと”を1番に教えられたということです。
「何分で信用されるか、自分の努力次第。なかなか入れないところへ行く。上座敷・下座敷はやたらな人は普通じゃ入れない。仕事を頼まれているから入れるけれど、そこへ正々堂々と『いいですよ』と軽く言われる人にならないと」
修行後は地元の伊那市へ戻り、昭和41年、26歳の時に独立。
33歳の時には、1級技能士の資格を取得するための大会に出場し、早さや正確さなどの総合的な評価で38人中1位となりました。 -
信州伊那新そばまつり
標高800メートルで採れた地元産の新そばが味わえる信州伊那新そばまつりが伊那市西箕輪のみはらしファームで20日と21日の2日間行われています。
信州伊那新そばまつりでは、標高800メートルで育てた西箕輪産のそば粉を主に使った新そばが1杯500円で提供されました。
せいろそば、かけそば、焼き味噌を溶いた辛つゆで食べる行者そばの3種類が2日間で4千食用意されました。
昼時には多くの人が訪れ行列ができていました。
会場ではそば粉の割合などを食べ比べてあてるソバリエコンテストが行われ、10人の参加者のうち4人が正解しました。
伊那市では、信州そば発祥の地伊那をPRする五週連続のそばイベントを14日から行う予定でしたが、荒井区内の萱での行者そば祭りが台風による土砂流出の影響で中止となったため、今日が初日となりました。
みはらしファームの信州伊那新そばまつりは明日まで行われます。
5週連続のそばイベント、次回は27日からは高遠城址公園で山麓一の麺街道フェスタと「高遠そば」新そば祭りが始まります。
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鹿南蛮そばを提供
来月4日に伊那市のますみヶ丘平地林で開かれるイベントで、鹿肉を使った新しいそばのメニュー・鹿南蛮そばが提供されます。
10日は伊那市の伊那公民館で信州そば発祥の地 伊那 そば振興会の臨時総会が開かれ、鹿南蛮そばの商品開発について報告がありました。
鹿南蛮そばは、そば振興会の会員で高遠町のそば店 壱刻の店主・山根 健司さんと、長谷でジビエ料理を提供しているざんざ亭の店主・長谷部 晃さんが現在開発している新しいメニューです。
11月4日のイベント「森JOY」は伊那市50年の森林(もり)ビジョンを推進する伊那ミドリナ委員会が企画したもので、鹿南蛮そばは、そのイベントでお披露目されるということです。
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雪山の西駒山荘から荷下げ
中央アルプス将棊頭山の山頂直下・標高およそ2,700メートルにある西駒山荘の営業が終了し、ヘリコプターを使った荷下げ作業が16日、行われました。
二つのアルプスが、15日から16日にかけて初冠雪を観測しました。
そんな中、8日に営業を終了した西駒山荘の荷下げ作業が、16日行われました。
ヘリコプターが西駒山荘と伊那市横山の鳩吹公園を3往復しました。
下ろされた荷物にはうっすら雪が積もっています。
ヘリコプターの操縦士は山荘付近の状況について「1センチぐらいか、うっすら雪が積もっていてヘリコプターの風で舞い上がるような感じだった」と話していました。
8日に営業を終了した西駒山荘は、7月10日から91日間の営業で、前年より93人多い、770人が利用しました。
盆休み前までは晴れの日が多く人の入りも多かったということですが、盆過ぎから台風などで週末に天候がすぐれない日が多く、思ったほど伸びなかったということです。
管理人の宮下拓也さんは「後半は人入りも少なく、とても長く感じたが、大きな事故もなくシーズンを過ごせたことはとても良かった」と話していました。
なお、伊那市観光株式会社が管理する山小屋では、南アルプスの仙丈小屋が10月30日まで、こもれび山荘が11月3日までの営業を予定しています。 -
クラウド活用例プレゼン
先進的なクラウドサービスを使って経営改革などに取り組む企業を総務省が表彰する「全国クラウド活用大賞」の地区大会が16日に伊那市のいなっせで開かれ、最高賞の総務省信越総合通信局長賞に、福島県の東北コピー販売株式会社が選ばれました。
最高賞に選ばれた東北コピー販売は、3年半前からクラウドを導入し現在はシステムのおよそ9割がクラウド化しているということです。
高橋剛社長は「時間の効率化や業務の無駄を省くことができ、社員のモチベーションが高まった」と発表しました。
大会では、県内外の6つの企業の代表者がプレゼンテーションを行いました。
クラウドサービスは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューターが提供するサービスを、利用者がネットワーク経由で手元のパソコンやスマートフォンで使うものです。
大会は、クラウドサービスを提供している東京都の企業でつくる協議会が開いたものです。
地区大会は全国5か所で開かれ、伊那市は、ICTの利活用に積極的に取り組んでいる点などから今回初めて開催地に選ばれました。
最高賞に選ばれた東北コピー販売㈱は、10月22日に開かれる全国大会に進みます。 -
ガレットマルシェで食べ比べ
上伊那のさまざまな店舗のガレットが楽しめるガレットマルシェが14日、伊那市の伊那文化会館西側の広場で開かれました。
上伊那の飲食店11店舗がこのイベントのために考えたオリジナルガレットを提供しました。
ガレットには地域の食材が使われていて、どのブースでも600円で提供されました。
伊那市西箕輪のそば店みのやさくら亭は、「柿とカブの彩りガレット」を提供しました。
マリネにした柿とカブの甘さやみそのしょっぱさなど、様々な味が楽しめるということです。
隣では、カブを育てている西箕輪の布留川農園が野菜を販売していました。
会場には飲食コーナーが設けられ、訪れた人たちが味わっていました。 このイベントは、地域の人たちにガレットを通じて伊那谷の食文化を楽しんでもらおうと上伊那の飲食店などで作る信州伊那谷ガレット協議会が開いたもので、今年で3回目です。
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創業支援センター売却
伊那市は、東春近車屋の創業支援センターの建物と敷地を環境分野の研究や製品開発を行うGAST技研に3,600万円で売却します。
11日は関係者が出席し伊那市役所で契約の調印式が行われました。
N 調印式には、GAST技研の横尾嘉也社長や親会社GAST JAPANの重盛三喜夫社長、白鳥孝市長が出席し契約書を取り交わしました。
市が売却したのは車屋産業適地にある創業支援センターの建物と敷地3,700平方メートルです。
売却額は3,600万円あまりです。
伊那市では企業誘致を目的に新たな分野への参入や創業する人を対象にセンターを開業しました。
10年以上が経過し建物の老朽化したことや行政改革の一環で創業支援センターを売却する事にしました。
GAST技研では、購入した建物で農地の有機養分や微生物の量を計測する分析装置の研究などを進める予定です。
また、空いているスペースはこれまで通り新規創業を目指す人向けに貸し出すとしていて、利用料は1平方メートルあたり月額1,500円です。
白鳥市長は「市が進めるスマート農業の研究などとの連携を図っていきたい」と話していました。
重盛社長は「購入した土地・建物で経営の安定を図ると共に、自前の技術を使ったビジネスを充実させていきたい」と話していました。
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トラックの日フェスティバル
運送業に関心を持ってもらおうと、10月9日のトラックの日に合わせたイベントが、伊那市のアピタ伊那店で、6日に行われました。
4トンや10トンの大型トラックを中心にバスや消防車両などが駐車場に展示されました。
イベントは長野県トラック協会上伊那輸送協議会が10月9日のトラックの日に近い週末に毎年行っているものです。
商品や荷物を運ぶトラックの役割について楽しみながら感心を持ってもらおうと、子ども達に運転席の乗り心地を体験してもらいました。
会場では、協議会のメンバーがイベントのために産地からトラックで運んできた直送の海産物や地元の野菜が並び、多くの人が買い求めていました。
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山と街を結ぶモニターツアー
伊那市の山と街を結び新たな観光コースを模索するモニターツアーが6日と7日の2日間行われました。
6日は標高1,800メートルにある鹿嶺高原の雷鳥荘に泊まった
人たちが眼下に広がる伊那谷の風景を楽しんでいました。
モニターツアーは伊那商工会議所が企画したもので東京や愛知などから6組20人が集まりました。
ツアーではテントも貸し出され東京から訪れたカップルが利用しました。
モニターツアーを企画した伊那商工会議所では9年後のリニア中央新幹線開通やインバウンドの拡大を見据え、南アルプスを魅力ある観光資源とするため調査研究を行っています。
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市町村長と経営者が懇談
上伊那の市町村長と長野県経営者協会上伊那支部の懇談会が4日伊那市内で開かれ、景観に配慮した統一看板の設置やキャリア教育の推進などが確認されました。
4日はおよそ50人が出席し、冒頭のみ公開で行われました。
会議では、デザインを統一した案内看板の設置推進などが確認され、出席者からは「外国人でもわかるような、ユニバーサルデザインの検討が必要だ」との意見が出されたという事です。
長野県経営者協会上伊那支部の向山孝一支部長は「この懇談会をきっかけに上伊那は産学官チームが出来ている。次世代に向けさらなる一歩をすすめていきたい」と話していました。
白鳥孝上伊那広域連合長は「リニア開業まであと9年。産学官が連携し世界をリードする地域にしていきたい」と話していました。
上伊那の企業で組織する長野県経営者協会上伊那支部は、地 域の活性化を目指して平成20年から上伊那の市町村長との懇談会を開いています。
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信州みのわ体験フェア
都心で暮らす人たちに箕輪町をPRするイベント「ほどほどの田舎暮らし 信州みのわ体験フェア」が9月29日、東京都豊島区の商業施設で行われました。
東京都豊島区にある商業施設の各フロアで町をPRする様々な催しが行われました。
箕輪町産の果物や野菜、農産物加工品などが販売され、訪れた人たちが買い求めていました。
町の観光地や特産品をPRする「みのわファンクラブ」への申し込みもこの日から始まりました。
クラブに入った箕輪町以外の人は町内の協力店舗で割引などのサービスが受けられる特典があり、この日はおよそ20人が加入したということです。
このイベントは、箕輪町を知ってもらい移住定住と交流人口の拡大につなげようと、町と防災協定を結んでいる東京都豊島区で行われました。
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ソースかつどんでスタンプラリー
伊那ソースかつどん会は、10月10日のソースかつどんの日から食事券をプレゼントするスタンプラリーを開催します。
3日、伊那ソースかつどん会の北原英之会長が概要を説明しました。
スタンプラリーは10月10日のソースかつどんの日から実施されます。
伊那ソースかつどん会の加盟店7店舗のスタンプを集めると500円分、13店舗集めると千円分の食事券として使えます。
加盟店と消費者が一体となって伊那のソースかつ丼を盛り上げるきっかけにしていこうと企画されました。
ソースかつどんの日は平成18年の権兵衛トンネル開通をきっかけに、より多くの人にPRしようと始まったもので今年で13回目になります。
去年までは値引きサービスを行ってきましたが加盟店によって値引き額にばらつきがあったという事で、全ての店で同じ取り組みができるよう、今年はスタンプラリーを行う事にしました。
台紙は5千部作られ、イベント参加店に置かれます。
スタンプラリーは10月10日から12月末まで実施されます。
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長野伊那谷観光局設立
官民一体となって観光づくりを推進する組織、地域連携DMO、「長野伊那谷観光局」が1日、発足しました。
長野伊那谷観光局は、上伊那観光連盟に代わる新しい組織です。
上伊那8市町村でつくる上伊那観光連盟は9月30日付で発展的に解散しました。
理事長には、KOA株式会社の向山孝一会長が就任し8人の理事は、行政が2人、民間から6人が選出されました。
設立総会には、会員となった観光事業所や企業、金融機関など35団体およそ70人が出席しました。
DMOは、行政や住民、商工団体などが協同して地域一帯の観光地づくりをする法人組織です。
総会では今年度の事業計画案などが了承されました。
山と谷の風景美術館~2つのアルプス、彩の谷の物語~をコンセプトに、外国人の誘客や滞在プログラムの作成などの事業に取り組みます。
具体的には、観光客受け入れのための環境整備としてWiFi整備の促進やトイレの洋式化、SNSを活用した情報発信などをあげています。
今後は、長野伊那谷観光局を核として観光庁や県、来年設立予定の伊南DMOなどと連携していくとしています。
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8月有効求人倍率1.66倍
上伊那の8月の月間有効求人倍率は1.66倍で前の月を0.02ポイント上回りました。
月間有効求人数は4,327人月間有効求職者数は2,605人で8月の月間有効求人倍率は1.66倍でした。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置いています。
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殿様もてなした献立再現
伊那市高遠町長藤の農家食堂「こかげ」は、江戸時代、高遠のお殿様をもてなした献立を再現しました。
弘化2年1845年、旧暦の8月29日の朝食は、エビにマツタケが豪華です。
ぶりは炒り酒で味付けされています。純米吟醸を沸騰させずに梅干しなどとともに煮詰めたもので、照り焼きがつややかです。
藤沢御堂垣外にある本陣跡です。
高遠藩主内藤 頼寧が、参勤交代で江戸から高遠城に帰る際、宿泊したということです。
こちらに伝わる御用書きの控えから再現しました。
再現したのは、御堂垣外の主婦が集まり経営する食堂こかげのメンバーです。
殿様が宿泊した旧暦の8月29日から9月2日までの間に提供された献立の中から再現できる13品を作りました。
旧暦のため、殿様が本陣に宿泊したのはちょうど今頃だということです。
本陣の先代当主の妻 藤澤 節子さんも再現を喜んでいました。
「こかげ」では、現在のところこの献立を提供する予定はありませんが、「せっかく再現できたので、活用していく方法を探りたい。お客様のおもてなしに生かしていきたい」と話していました。