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自営業者の仕事体験 商工フェア
上伊那の自営業者が出店する第3回商工フェアが23日、伊那市のいなっせで開かれました。 商工フェアには、上伊那の飲食店や建設業、農家などが出店し、およそ30のブースが並びました。 商工フェアは、上伊那民主商工会が、自営業者の仕事を知ってもらい、地域の活性化につなげようと開いているもので、今年で3回目です。 いなっせの中では、体験コーナーが設けられました。 木工体験のブースでは、子供たちが木の船や箱などを作っていました。 会場には家族連れなどが訪れ、さまざまな仕事を体験していました。
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ふるさと就職面接会
来春、大学や短大などの卒業予定者を対象にしたふるさと就職面接会が、17日伊那市のいなっせで開かれました。 参加企業は、57社で、35社だった去年を22社上回りました。 一方会場を訪れた学生数は、前回並みの65人でした。 今年は、企業の選考活動が解禁となったのが、8月1日で、4月だったこれまでより4か月遅れとなりました。 駒ケ根市出身で神奈川県の4年生大学に通っている文系のある男子学生は、「長男でもあるし、都会より田舎が好きなのでふるさとに就職したい気持ちが強い。」と話していました。 宮田村出身で岐阜の4年生大学に通っている文系の女子学生は、「岐阜と地元で就職活動をしている。この機会に地域の企業を知りたい。」と話していました。 一方採用側のある建設業者は、「60近い社員が多く、若い人材の確保を考えているが、大手での就職を希望する学生が多く、地域までまわってこない。」と話していました。 ハローワーク伊那では、「企業の採用意欲は高いので、1人でも多くの人に上伊那に就職してもらいたい」と期待しています。
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市民と市議会 初の意見交換会
伊那市議会と市民の初めての意見交換会が18日伊那市のいなっせでスタートしました。 意見交換会は、平成24年4月に施行された議会基本条例に基づき21日までに市内3地区で開催されます。 初日となった昨夜は、およそ100人が参加し市議会の3つの常任委員会ごとに定めたテーマに分かれ、現状の課題や解決策などついて意見を交わしました。 このうち、経済建設委員会は「あなたが考える地方創生」をテーマに農業、商業、観光の分野ごとワークショップ形式で意見を出し合いました。 農家からは、「定年を迎えた人達を期間雇用できる仕組みを作る事で、会社務めしていた人でも農業に入りやすく、農家としても労働力確保につながる」といった意見が出されていました。 VTR 商業や観光の関係者からは「女性の起業支援」や「メディアを活用した積極的なPR」の必要性の声も上がっていました。 会場ではこの他に、総務委員会が「伊那市の将来像について」、社会委員会が「子育て支援について」をテーマに意見交換を行いました。 市議会では、出された意見について、それぞれの委員会で議論し、政策提案につなげていくと共に、ホームページや冊子にまとめ公開していく事にしています。
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県の審査会で合格した観光土産品 販売コーナー設置
県の観光土産品に合格した上伊那の商品をPRする販売コーナーが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷に設置されました。 施設内には県の観光土産品に合格した高遠そばや五平餅、りんご漬けなど上伊那の5社12品が並んでいます。 商品は、2年に1度行われる「長野県観光土産品統一審査会」で合格したものです。 今年1月に審査会が行われ、上伊那から出品した36品全てが合格となっています。 販売コーナーは、夏の行楽シーズンに合わせて毎年設置され、今年で5年目です。 上伊那観光土産品公正取引協議会では「上伊那の商品を知ってもらう年に1度のイベント。県内外多くの人に訪れてもらい普及、PRに力を入れたい」と話していました。 販売コーナーは、9月27日まで設置されることになっています。
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6月の有効求人倍率1倍台を回復
上伊那の6月の月間有効求人倍率は、5月を0.1ポイント上回る1.06倍と1倍台を回復しました。 新規求人数は、1,340人と5月を225人上回り、新規求職者数は、666人と5月を100人近く下回りました。 6月の月間有効求人倍率は、1.06倍で1倍台を回復し、5月の0.96倍を0.1ポイント上回りました。 ハローワーク伊那は、「雇用情勢は、一部に厳しさがみられるものの、改善が進んでいる」と5月から1段階上方修正したコメントを発表しました。 なお、ハローワークなどは、8月17日に来春大学や短大などを卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会を予定しています。
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伊那北小学校で伊那まつり学習会
伊那市の伊那北小学校の4年生は、伊那まつりの歴史を14日学びました。 この日、今年の伊那まつりに踊り連で参加する4年生2クラスが、伊那まつりについて学びました。 学習会は、伊那まつり40回の節目を迎えた4年前から希望のあった学校で行っています。 講師を務めたのは、元伊那市役所商工観光課長で、現在はちんどん屋として活躍している柘植 晃さんです。 柘植さんは、お囃子の道具を使って、伊那まつりで踊られている「伊那節」と「勘太郎月夜唄」「ダンシング オン ザ ロード」のリズムの違いを奏でながら、伊那まつりの歴史を紹介しました。 伊那節は320年ほど前の江戸時代にできた曲でゆっくりとしたリズム、勘太郎月夜唄は第2次世界大戦中に作られた映画の主題歌で国民を元気づけるために曲は早くなり、平成9年に完成したダンシングオンザロードは、現代風にとても早くなっていると時代の移り変わりを紹介しました。 そのあと、伊那まつりに向けておどりの練習を行っている伊那北小の4年生は、ダンシングオンザロードのドラゴン踊りを披露しました。 企画した伊那まつり実行委員会では、「まつりの歴史や時代背景を知ってもらい、祭りの次世代を担う若い人たちを育てたい」と話していました。
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道の駅南アルプスむら長谷 再整備へ
伊那市の白鳥孝市長は、集客力強化などを目的に、来年度、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」の再整備を行なう考えを、28日開かれた市政懇談会で示しました。 28日は、住民と市長との市政懇談会「市長と語りた伊那」が長谷総合支所で開かれ、およそ50人が出席しました。 懇談会の中で白鳥市長は、来年度から道の駅南アルプスむら長谷の再整備を行ない、集客力強化や交流人口増加につなげたい考えをしましました。 白鳥市長は、地元農産物を使った料理体験施設の建設や美和湖近くの広場にベンチの設置などを行い、集客力アップを図りたいと話していました。 また、ソフト面として南アルプスを活かした自然体験のツアーを充実させ、交流人口の増加にもつなげたいとしています。 伊那市長谷の人口は、合併した平成18年は2182人でしが、1日現在は1860人と、300人以上減少しています。 今回は、人口減少問題を受け、定住対策をテーマに意見を交わしました。
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賃上げ実施企業は33%
アルプス中央信用金庫が実施している経済動向調査によりますと、この春賃上げをした上伊那の企業は、33パーセントにとどまっていることがわかりました。 上伊那を中心とする211社のアンケート調査によるものです。 それによりますと、この春賃上げを実施した企業は、33%、実施しなかった企業は、67%でした。 実施した企業の割合を業種別にみると製造業が50.7%と一番高く、次いでサービス業、建設業と続いています。 賃上げの理由は、従業員の待遇改善が76.7%と圧倒的に高く、業績改善の反映は、13.3%と低い比率になっています。 一方、賃上げを実施しなかった理由は、自社の業績が41%、次いで景気見通しが不透明の28.7%となっています。 なお、4月から6月の業況判断指数は、マイナス28.3で、1月から3月の前期を5.5ポイント下回りました。
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南ア 北沢峠こもれび山荘で鹿肉タコライス
南アルプスの北沢峠にある山小屋北沢峠こもれび山荘で、シカ肉を使ったジビエ料理の提供がこの夏から始まっています。 20日から提供が始まったのは、シカのひき肉を使ったその名もメキ鹿(シカ)ンタコライスです。 ランチメニューとして一皿1000円で提供しています。 ご飯の上に、トマト・チーズ・レタス・アボガドなどが盛り付けられ、真ん中にスパイスを効かせたシカ肉がのせられています。 肉は、くせがなく脂分が少ないためあっさりしていて、噛み応えのあるサクサクとした歯ごたえとなっています。 23日は、伊那市役所で、こもれび山荘の竹元 直亮(なおあき)支配人と、料理を担当する狩野(かのう) 俊一さんが、記者会見を開きました。 今年2月に伊那市手良に、ジビエの処理・加工施設が完成し、シカ肉の安定供給が可能になりました。 鹿肉は、現在、背ロースやもも肉しか食用として活用されておらず、半分以上は捨てられています。 ひき肉にすることで、活用できる部位も増えるということです。 以前からシカ肉をこもれび山荘のメニューとして提供したいと考えていた竹元さんが、スタッフと検討を重ね商品化させました。 こもれび山荘では、ランチメニューのタコライスの他に、宿泊客に提供する夕食のメインメニューのコロッケにも、今後はシカ肉を使用したいとしています。 シーズン中は、コロッケを1晩に100食ほどを提供していて、シカ肉5キロほどを使う計算になるということです。 自身が鹿の猟もする竹元さんは、駆除されたシカの消費拡大につなげていきたいとしています。
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伊那産リンゴの発泡酒「シードル」提供へ
市内飲食店主らでつくるグループは、穴が開いたり、色づきが悪く出荷出来なくなったリンゴで作った発泡酒「シードル」を、22日から市内の飲食店など10店舗で提供を行います。 22日は市内の酒店で、販売に向け発泡酒のラベル付けが行われました。 ラベルを付けているのは、市内の飲食店主や山小屋の管理人などでつくるグループ「アスタルシードルクラブ」のメンバーです。 このグループでは、穴が開いたり、色づきが悪く出荷出来ないリンゴを有効活用し、伊那谷の新たな特産品にしようと、シードルづくりを計画しました。 去年の12月には、伊那市横山のリンゴ畑で、およそ300キロを収穫し、市内の醸造所でシードルに醸造してもらいました。 今回完成したのは、750と375ミリリットルの瓶、あわせて、480本です。 シードルの提供飲食店 ▽kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN▽AMBER▽北沢峠こもれび山荘 ▽酒とかふぇ はしば▽le petit marche▽みのやさくら亭 ▽La Brique▽ブックカフェ 3日間 一般販売は、伊那市日影の「酒文化いたや」で行っています。
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上古田赤そば 今年度は作付面積を増やし栽培量増へ
箕輪町は、上古田で栽培している赤そばを、今年度は作付面積を増やして栽培量を増やす計画です。 21日に役場で開かれた臨時議会で、上古田の赤そばの栽培量を増やすための助成金214万円を追加する一般会計補正予算案を提出し可決されました。 赤そばの去年の収穫量はおよそ130キロで、一昨年と比べて10分の1だったということです。 にこりこキッチンたべりこなどをはじめ、町内で赤そばの実を使った蕎麦を提供している店で安定的な提供が続くよう、今年度は作付面積をおよそ1ヘクタール増やして栽培量を増やす計画です。
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たべりこ1周年 20日まで感謝祭
20日で一周年を迎える箕輪町のにこりこキッチンたべりこで1周年記念感謝祭が行われています。 感謝祭では、特別メニューとしてそばを使った巻きずしやちらしずし、花が入ったゼリーや野菜のケーキなど、特別メニューが登場しました。 にこりこキッチンたべりこは、箕輪町で採れた野菜を使った料理が並ぶバイキング形式のレストランで、みのわ振興公社が運営しています。 オープンから今年3月末までの来店者数は1万7,252人で、1日の平均は72人となっています。 また18日は箕輪町商工会青年部による餅レンジャーが登場し、箕輪産のもち米を使って餅つきをしました。 箕輪町の白鳥政徳町長がレッドに変身し、一緒に餅をついていました。 1周年記念感謝祭は20日まで行われます。 19日も餅つきが行われるほか、午前11時からマグロの解体ショーもあります。
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旅づくり塾 観光ルート案出し合う
上伊那の観光を考える上伊那観光連盟の旅づくり塾は、17日最終回を迎え、検討したルート案をそれぞれのグループが発表しました。 「旅づくり塾」には、市町村などの行政関係者や観光、宿泊、飲食などの事業者約30人が参加しています。 今回も含め全3回の日程で開催し、5~6人のグループごと、 ワークショップを行い、地域の観光資源の見直しなどを行ってきました。 最終回の今回は、4グループが地域特性を活かした1泊2日のルートを考えました。 上伊那観光連盟では昨年度、リクルートグループのじゃらんリサーチセンターに委託し、地域資源や観光資源について認知度と関心度を調べ、今後力を入れていくべき資源を洗い出すGAP調査を実施。 今年度は調査結果を基に、上伊那地域の誘客戦略を練ります。 今回出されたルート案は、連盟で絞込を行い、旅行雑誌じゃらんに掲載する計画です。
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みはらしファームに新施設建設
伊那市は、西箕輪の農業公園みはらしファームに最大200人規模で様々な体験をすることができる交流促進施設を新たに建設します。 交流促進施設は、みはらしファームの第2駐車場に1億1,000万円をかけ建設されます。 木造平屋建てで、延床面積は524平方メートル。 そば打ち体験やおやきづくり、草木染め体験などの各種体験が最大200人規模で対応が可能となります。 雨天の時などに収容できる場所が欲しいとの要望に応えました。 17日は、JA西箕輪支所で安全祈願祭が行われました。 伊那市や建設業者、みはらしファーム関係者らが出席し、神事で施設の無事完成を祈りました。 みはらしファームは、国道361号伊那木曽連絡道路が開通した2006年の69万人をピークに年々訪れる人は減少傾向にあり、去年は過去最低の49万人でした。 交流促進施設には、そうした状況に歯止めをかけようという期待もかかります。 白鳥孝市長は、「農業と食、観光を結び付け展開できる」とあいさつしました。 交流促進施設は、来年1月に完成、4月オープンを予定しています。 国の農村活性化支援事業として、事業費の半分は、補助金があてられます。
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伊那まつりに向け大行燈と大提灯設置
伊那まつりで使われる大行燈と大提灯が15日、伊那市役所に設置されました。 15日は、まつりを盛り上げようと市役所の職員が大行燈を設置していました。 まつり当日まで、午後6時から午後8時半の間点灯します。 大行燈は市民おどりでは踊り区間の両端に、花火大会では市役所の正面玄関に設置されます。 また、花火大会で遊ingビレッジ入口に飾られる大提灯も市役所内に取り付けられました。 第43回伊那まつりの市民おどりは8月1日、花火大会は2日に行われます。
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箕輪町の源泉くみあげポンプ故障
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯などに温泉をくみ上げている源泉ポンプが故障し、10日から臨時休業しています。 施設を運営している箕輪振興公社によりますと、9日の午前11時頃異常を知らせるアラームによりポンプの故障に気づいたということです。 ポンプは、地下1500メートルから源泉をくみ上げていて、設置から6年が経過しています。 温泉の供給ができないことから、箕輪振興公社では、ながたの湯と近くにある温泉スタンドを10日から17日まで臨時休業とし、ながた荘は、沸かし湯で対応します。 ポンプの取り換えが必要で大規模な修理になるということです。 臨時休業となったながたの湯では、職員が訪れた利用客の対応に追われていました。
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坂口登山フェスティバル はじまる
昭和53年の第33回長野国体登山競技で審判長をつとめた坂口三郎さんにちなんだ第13回坂口登山フェスティバル仙丈ヶ岳大会が10日から始まりました。 10日が前夜祭、11日登山が行われ、12日に下山し解散します。 フェスティバルには、全国各地、北は福島南は大分から120人が参加します。 参加者たちは、受付をすませると伊那市のイメージキャラクターいーなちゃんと写真撮影をしていました。 大会の名称にもなっている坂口さんは、第33回長野国体の登山競技の審判長をつとめたことから長野の登山愛好者との交流が始まり、日本山岳協会会長引退の折りに親睦登山を行ったのがフェスティバルの始まりです。 毎年、長野県内の各地でフェスティバルが開かれていて、第8回は、中央アルプスが会場でした。 前夜祭の10日は、仙流荘で講演会が開かれました。 南アルプスの開拓者を偲ぶ長衛祭の元実行委員長の唐木勉さんが講師をつとめ、竹沢長衛の人柄や実績を参加者に話ました。 11日は、仙丈ヶ岳コースや小仙丈ヶ岳コースなど4つのコースで登山がおこなわれることになっています。
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上伊那観光連盟 県内在住家族連れパンフレット作成へ
上伊那観光連盟は、地域の魅力の情報を発信するため、今年度は上伊那を含む県内在住の家族連れをターゲットとした「観光資源再発見パンフレット(仮称)」を作ることを決めました。 7日に伊那市のいなっせで開かれた上伊那観光連盟の総会には、市町村長など20人が出席し、今年度の事業計画などが示されました。 計画によりますと、今年度は上伊那を含む県内在住の家族連れをターゲットとしたパンフレットの作成を行うことが確認されました。 パンフレットは、地域住民が地元に関心を持ち、地域の魅力を知ることにより、地域外への魅力・情報の発信につなげるものです。 会長の白鳥孝伊那市長は「上伊那には多くの観光資源があり、様々な仕掛けや努力によりさらに発展することができる。景観資源を活かしながら何回でも来てもらえるアレンジを加え発信していかなければならない」と話しました。
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上伊那地域の観光消費額減少
上伊那地域の観光振興について考える観光戦略会議が6日伊那市のいなっせで開かれました。 会議では去年上伊那地域への観光客は増加したものの消費額は減少したことが報告されました。 会議には観光関連業者や行政機関などから14人が出席しました。 報告によりますと去年、観光で上伊那地域を訪れた人は460万人で一昨年を2万8,000人上回りました。 しかし観光消費額は107億円で一昨年を4億円下回っています。 上伊那観光連盟が県内や首都圏、関西方面で1,000人を対象に調べた観光調査によりますと上伊那を知らない人が29%。知っているが訪れたことがない人が38.5%となっていて認知度の拡大や積極的な誘客の実施が必要としています。 貸切観光バスの制度改正により距離的な制約から首都圏からの日帰り客は減少傾向にあるとして宿泊型へシフトするべきとしています。 上伊那地域観光戦略会議では観光資源の掘り起こしや満足度向上を図るなど観光客増加に向けた取り組みを強化していくとしています。
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伊那市の農家民泊 県のインバウンド拡大事業に選定
伊那市の農家民泊が、県が進める外国旅行客誘客「インバウンド」の受け入れ拡大事業として選定されました。 1日は選定されたことを受けて、民泊を行う農家を対象にセミナーが開かれました。 セミナーには市内の20人ほどの農家が参加し、海外旅行客を受けいれることの魅力や方法について学びました。 伊那市の農家民泊は、長野県のインバウンド受け入れ拡大事業の3つのうちの一つに選ばれました。 伊那市では、2年前から農家民泊を推進していて、現在30戸の農家が受け入れを行っています。 拡大事業には、伊那市の他に、上田市の別所温泉地域や飯山地域の信越自然郷(しぜんきょう)が選ばれています。 セミナーでは外国人観光客の農家民泊の取り組みを先進的に行っている上田市武石(たけし)の小林 一郎さんが講演しました。 小林さんは、「言葉は理解できなくても意志はだいたい通じる。農村の魅力は農産物だけでなく、風景、暮らし、住む人にある」と話していました。 近年では多い月で200人を超える外国人観光客が伊那市に来ているということで、関係者は、「伊那市はホテルなどの宿泊施設が少ないので、農家民泊が受け入れられるようになれば、伊那市の観光のポテンシャルが上がる」と話していました。 インバウンド受け入れ拡大地域に選定された伊那市では、セミナーの開催や外国語のパンフレットの作成、個別のコンサルティングなどが行われる予定です。
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上伊那 最高路線価20年連続下落
相続税や贈与税を算定の基準となる路線価が1日、公開されました。 伊那税務署管内の最高路線価は20年連続で下落しました。 伊那税務署管内の最高路線価は、伊那市荒井のいなっせ前で1平方メートルあたり4万5千円で、去年に比べて2,000円、率にして4.3%下落しました。 管内の最高路線価の下落は、平成8年から20年連続となっています。 また、県内10ある税務署の最高路線価のうち、長野・上田・佐久は変動が無く、それ以外の地点では下落しました。 路線価は、宅地の評価額の基準となるもので、毎年、国税庁が7月に公開しています。路線価は、道路に面する標準的な宅地の1平方メートルあたりの価格です。
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新宿高野のブルーベリーフェアに向けて摘み取り
東京都のフルーツ老舗専門店「新宿高野」で7月1日から、伊那市とJA上伊那が協力してブルーベリーフェアを開催します。 30日は、フェアで販売するブルーベリーの摘み取り作業が伊那市高遠町勝間の畑で行われました。 新宿高野で販売するブルーベリーを栽培しているのは、地元有志でつくる勝間ブルーベリー生産組合のメンバーです。 この日は、熟して青く色づいた実を1粒1粒摘み取りました。 今年は例年通り実も順調に育ち出来が良いということです。 伊那市とJA上伊那が協力してフェアを行うのは今年で2年目で、粒が大きいことから勝間のブルーベリーが選ばれています。 販売するのは、甘みと酸味が程よく混ざった品種、ブルークロップとブルーレイです。 3L、2L、Lの大きさごと3種類に選別し、1番大きな3Lで適度に熟したもののみが「蜜のつぶ」のブランド名で新宿高野で販売されます。 ブルーベリーフェアは7月15日まで新宿高野で開かれ、1パック100グラム入り648円、200グラム入り1,296円で販売されます。 店頭にはブルーベリーを使ったパフェやケーキなどが並ぶほか、3日は生産者によるフルーツ教室も開かれることになっています。
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南アルプス開拓の父を偲ぶ 長衛祭
南アルプス開拓の父、竹澤長衛を偲ぶ第57回長衛祭が、27日北沢峠で行われました。 標高およそ2千メートルの北沢峠には、竹澤長衛のレリーフが飾られています。 長衛祭には伊那市、山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般の登山客およそ200人が参加し、花を手向けました。 竹澤長衛は、伊那市長谷出身で、登山道の整備や山小屋の建設など南アルプスの開発に尽力しました。 長衛祭は、その功績を称えようと、実行委員会が毎年行っています。 長衛祭実行委員長の唐木眞澄さんは、「先人の功績に深く敬意を表し、祭りを末永く続けていきたい」と話していました。 会場では、鹿肉、猪肉、豚肉が入った鍋料理がふるまわれたほか、3年前に建て替えられた長衛小屋の廃材を使った木札が配られました。 あすは標高およそ3千メートルの東駒ヶ岳への記念登山が行われます。
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5月の有効求人倍率0.96倍 11か月ぶりに1倍台切る
上伊那の5月の月間有効求人倍率は4月を0.08ポイント下回る0.96倍で、去年6月以来、11か月ぶりに1倍台を切りました。 新規求人数は1,115人、新規求職者数は761人で、5月の月間有効求人倍率は4月を0.08ポイント下回る0.96倍でした。 求人倍率が1倍台を切るのは去年6月以来11か月ぶりです。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が下がった主な要因として、派遣社員の求人が抑えられていることが考えられるとしています。 求人に占める正社員の割合は35.9%と、去年の同じ月を5.2ポイント上回っていて、求人の質に力強さは残っているということです。 雇用情勢については「一部に厳しさが見られるものの、改善傾向が感じられる」として、4月から下方修正しました。 ハローワーク伊那では、現在の求人状況から、1倍台を切っているのは一時的なものだと分析しています。
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伊那市観光株式会社 約3,600万円余りの赤字
市内の日帰り入浴施設や宿泊施設などを運営している伊那市観光株式会社の平成26年度の決算は、約3,600万円余りの赤字である事が、18日に開かれた株主総会で報告されました。 伊那市の高遠さくらホテルで開かれた株主総会で前年度の決算が報告されました。 平成26年度の売上高は8億9千万円で、経常損失は約3,600万円余りの赤字となっています。 前の年度の赤字額1,300万円と比べ約2,200万円の損益増となりました。 主な要因として、消費増税や夏の天候不順、御嶽山の噴火、10月の台風などによる利用者の減少をあげています。 営業利益の赤字額が一番大きかった施設は入野谷で1,900万円、次いで仙流荘の1千万円、さくらの湯の900万円の赤字となっています。 入野谷と仙流荘については、1月から3月の間に20日程度臨時休業日を設けて経費節減をしたものの客離れの原因になっているとしています。 山小屋関係では、天候不順などで利用者が999人減少した北沢峠 こもれび山荘が、営業損益167万円で初めての赤字決算となりました。 代表取締役社長の白鳥孝市長は「仙流荘、入野谷は冬の間のどちらかの閉鎖を考えていかなければならないと思っている。来年は山の日が施行される事も合わせて、山での集客を図っていきたい」と話しました。
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飯田線と天竜まったり散歩
辰野町、箕輪町、南箕輪村が連携し天竜川沿いを歩くウォーキングイベント、飯田線と天竜まったり散歩が20日行われました。 イベントには県内を中心に137人が参加しました。 JR辰野駅がスタートで、伊那松島駅までの10キロのコースか、北殿駅までの15キロのコースを歩き、飯田線に乗って辰野駅まで帰ります。 箕輪町のみのわ天竜公園では、地元の名産品などを販売する出店が並び、参加者が一休みしていました。 飯田線と天竜まったり散歩は、辰野町、箕輪町、南箕輪村の3町村でつくる上伊那北部観光連絡協議会が行ったもので、今年で3回目です。 町村のイメージキャラクターも登場し、参加者と写真を撮影していました。 上伊那北部観光連絡協議会では、「三町村を繋ぐ天竜川沿いの景色をまったりと楽しんでほしい」と話していました。
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シャトルバス利用以外は300円徴収へ
伊那市は、パワースポットとして人気の分杭峠で、シャトルバスを使わない人からは1人300円の協力金を徴収する考えです。 全国的にパワースポットととして知られる伊那市長谷と大鹿村境の分杭峠には、毎年2万5,000人から3万人の人が訪れています。 今年は、分杭峠の気場発見から20周年にあたることから、800万円をかけ、身障者用の駐車場やベンチを設置するなどの環境整備を10日から進めています。 分杭峠の気場へは、粟沢の無料駐車場からシャトルバスを使うのが原則で、運賃の650円から協力金が支払われています。 しかし、15%ほどの人は、シャトルバスを利用していないため、その人からは300円を協力金として徴収するものです。 徴収をはじめるのは、環境整備工事が終了する7月18日からの予定です。
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伊那市公園管理収支 1,700万円の赤字に
伊那市は、今年の花見客の入場者数の落ち込みで、高遠城址公園などの公園管理収支は、1,700万円の赤字となる概算の収支見込みを19日市議会に報告しました。 19日開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会に市側が報告しました。 収入は、高遠城址公園の入園料が83.1%を占めています。 今年は、悪天候だったことやツアーバスの貸切料金の値上げなどがひびき、去年より8万人少ない17万人で、7千215万円でした。 駐車場利用料などを含めた収入の合計は、8千688万円でした。 一方、支出は、高遠城址公園の管理委託料や清掃業務委託料、シャトルバス委託料など1億400万円で、収支は、1,700万円の赤字と見込んでいます。 去年は、2,000万円の黒字で、収入が3,700万円減りました。 伊那市では、黒字となる20万人を目指しており、来年は、御柱との相乗効果などに期待しています。
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大芝高原まつり ポスターなど図案決定
8月22日に予定されている南箕輪村の第30回大芝高原まつりを盛り上げるポスター・うちわ・パンフレットの図案が決定しました。 南箕輪中学校の美術部が制作した38点の中からそれぞれ最優秀作品が選ばれました。 最優秀ポスター賞には、桜井 理紗子さんの作品が選ばれました。 ポスターは、200枚作成し村内の公共施設や飲食店、企業などに掲示されます。
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上伊那の観光資源の開発 旅づくり塾
上伊那観光連盟は、上伊那地域の観光資源の開発について意見を交わす旅づくり塾を伊那市役所で16日、行いました。 夏までに意見をまとめ旅行雑誌などでPRしていく予定です。 旅行雑誌じゃらんのじゃらんリサーチセンターと上伊那観光連盟が新たな観光資源を商品化し上伊那地域の観光PRをしていこうと取り組みをスタートさせました。 16日は、行政の他、民間から飲食店や観光業者など30人が参加しグループに分かれてワークショップを行いました。 講師は、地域づくりの専門家、佐藤真一さんが務めました。 去年9月に首都圏など県外に住む1000人に上伊那の観光について行ったGAP調査を基に話を進めていきました。 初めに、参加者が上伊那を一文字で表し発表していました。 他の地域と違う点も5項目書きました。 参加者は、「様々な泉質の温泉がある」「丼がユニーク」「虫を食べる習慣がある」などと書いていました。 佐藤さんは、「上伊那にはたくさん良いところがある。目標を明確にし、共有して動いていくことが大切だ」と話していました。 旅づくり塾は後2回予定されていて、夏までに意見をまとめ、じゃらんに紹介したりパンフレットを作成する計画です。