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南アルプス林道 バス運転手が整備
伊那市長谷の南アルプス林道バスは今月25日に、歌宿までの運行を開始します。
山岳観光シーズン本番を前に、バスの運転手達が、道路整備作業を行っています。
18日は、4人が林道に入って、落石をとり除いたり、落ち葉を掃くなどの作業を行っていました。
南アルプス林道バスの運転手10人が4月1日から毎日交代で作業に当たっています。
仙流荘前の営業所から、歌宿までは14.3キロあり、現在作業は、11キロ付近まで終了しています。
林道には雪が残る場所もあり、重機などを使って取り除いていました。
この整備作業は、昭和55年の南アルプス林道バスの開業以来34年続いています。
中には、34年間かかさず、この作業を続ける人もいます。
林道バスの運転手に採用されるには、重機の運転ができることが条件だったということで、今も全員が、重機を扱うことができます。
運転手自らが整備を行い、安全を確保し続けることで、南アルプス林道バスは、33年間無事故となっています。
4月25日の運行開始までに歌宿までの清掃を終え、それ以降は、6月15日の終点の北沢峠までの開通を前に、北沢峠までの6.3キロを整備するということです。
運転手達自らが安全を支えてきた林道バスは、今年も、25日から南アルプス林道を運行します。 -
鹿1頭の可能性を創る会 13日に開催
鹿1頭丸ごとを、様々な料理で味わう、鹿1頭の可能性を創る会が、13日に、伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
メニューは背ロースのロースト。スジ肉ミンチの肉団子。血液と脾臓のパテ。鹿の皮料理など16品。
11日は、13日の会合を前に、ざんざ亭の長谷部 晃さんが、鹿料理の仕込みを行っていました。
普段は、あまり料理に使われることのないモモ肉をミンチし、心臓の角切りをまぜ、ハムに加工していました。
鹿1頭の可能性を創る会は、普段料理には使われず、捨ててしまう部位なども全て使い、鹿料理の可能性を探ろうと、長谷部さんが企画したものです。
鹿1頭丸ごとを料理してしまおうというのは、全国でも初の取り組みではないかということです。
スジ肉を煮込んでゼラチン質を出し、舌や、頬肉などと一緒に、にこごりのように固めようというこの料理。
さまざまな工夫を重ね、予想以上の味が出たようです。
鹿1頭の可能性を創る会は、13日(土)午後4時縲怐A伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
定員は20人で、若干名受け入れ可能です。
料金は、ワインつきで一人8千円となっています。ざんざ亭 電話98-3053 -
伊那谷の珍味満載 伊那公園七色弁当
ザザムシや蜂の子、熊肉などといった、伊那谷特有の食を盛り込んだ季節限定の弁当が、14日(日)に伊那公園で販売されます。
3日は、その試食会が伊那市役所で開かれました。
テレビ局のカメラに囲まれた白鳥孝伊那市長。
伊那公園桜愛護会が花見シーズンにあわせて作った伊那谷D級弁当 伊那公園七色弁当は、多くの注目を集めました
D級のDはデラックスのD、七色は、食材を表しています。イナゴ、ハチの子、ザザムシ、獅子肉のすき焼き、鹿肉のカツ、熊肉の焼肉、ローメン、蜂の子ご飯、鹿肉の燻製がついて1,500円です。
弁当は、14日の午前11時30分から伊那公園で販売されます。
桜愛護会の特製弁当づくりは、今年で3年目で、これまでより、それぞれのおかずの量を多くし、弁当の数もこれまでの限定100食から50食多くし、150食としました。
弁当に使われている食材は、全て伊那谷で採れた物で、愛護会会員が調達し調理まで行いました。
試食をした白鳥市長は、「地産地消の原点。郷土の味として子どもたちに食べさせてあげたい」と話しながら箸を進めていました。
愛護会によりますと、今年は桜の開花が例年より早いが、14日には多く人に味わってもらいたいと話していました。
伊那公園七色弁当は、1個1,500円で、14日午前11時半から、限定150食で販売されます。 -
2月の月間有効求人倍率0.71倍
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、0.71倍で1月の0.67倍を0.04ポイント上回りました。
景気回復の期待感からか、長期雇用にシフトする企業が増えています。
ハローワーク伊那が発表した2月の有効求人倍率は、1月から0.04ポイント上昇して0.71倍でした。
新規求人数は、1,108人で1月を6.3%下回りました。
新規求職者数は、835人で1月を11%下回っています。
ハローワーク伊那の紹介で就職が決まった数は、287件で前の年の同じ月を4.7%下回っています。
しかし、長期雇用を示す常用での雇用件数は157件で、前の年の同じ月を5.4%上回っています。
ハローワーク伊那では、景気回復の期待から先の見通しを考え長期雇用にシフトしたのではないかとみています。
雇用情勢については、「依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。
また、この春社会人となる高卒者の内定状況は、1月を6%上回る96.1%でした。
求人数は、412人で4年ぶりに400人を超え、求人倍率は1.14倍となっています。 -
JA上伊那で入組式
JA上伊那では、一般企業の入社式にあたる入組式が一足早く29日に行われました。
新規採用された男性6人、女性6人の12人が式に臨みました。
大卒者が8人、短大卒が1人、高卒者が3人です。
式では、全員で綱領を唱和しました。
御子柴茂樹代表理事組合長は、「組合員から何を求められているかしっかり理解して、スピードをもって対応してもらいたい。幅広い社交性をもって信頼される職員になってほしい」とあいさつしました。
新規採用職員を代表し、吉澤勇真さんがTPP問題にふれながら誓いのことばをのべ「向上心を忘れず課題に取り組んでいきたい。日々努力を重ね、ふるさと上伊那に恩返しをし続けることを誓います」と決意を話しました。
12人は、4月1日からそれぞれの配属先で新たな1歩を踏み出します。 -
自主制作番組の向上へ 番組審議委員会
伊那ケーブルテレビジョンの自主制作番組などについて意見を聞く番組審議委員会が27日開かれました。
番組審議委員会は、番組内容の適正化や充実を図ろうと行われたもので、放送エリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村などから7人が出席しました。
委員会では東日本大震災を扱った特別番組について意見が交わされました。
委員からは、「2時間は長いので、分割して放送したらどうか」「登場した人たちが今後どうなっていくのか今後も追跡取材をしてほしい」といった意見が出されていました。
向山公人社長は、「情報を早く正しく伝えていけるよう取り組んできた。ご覧になる方のニーズに合わせて情報を提供していきたい」と話していました。 -
株式会社ケフィア事業振興会が伊那市で太陽光発電事業
東京に本社を置く株式会社ケフィア事業振興会は伊那市東春近の東原工業団地で太陽光発電事業を始めます。
25日はケフィア事業振興会が伊那市役所で会見を開き、事業の概要を説明しました。
ケフィアは下伊那地域で消費者へ直接農作物を販売する事業を行っていて今回新たに太陽光発電事業に参入します。
施設は伊那市東春近の東原工業団地につくるもので、敷地およそ1万2,000平方メートルに太陽光パネル3,500枚を設置します。
敷地は3月1日に伊那市土地開発公社と売買契約を結びおよそ9400万円で取得しています。
発電量は840キロワットでおよそ250世帯分の電力を賄います。
ケフィアは南信地域14か所で発電事業を展開する計画で伊那市では高遠町上山田など3か所を予定しています。
年間1億6,000万円の収益を見込んでいておよそ10年で投資分を回収する計画です。 -
い~な雑穀ネットワーク ロゴマーク発表
伊那市の食品業者や農家などでつくるい縲怩ネ雑穀ネットワークのロゴマークのデザインが決まりました。
マークは雑穀のPRに使っていこうとい縲怩ネ雑穀ネットワークが募集したもので、37点の応募がありました。
23日は伊那市の伊那商工会館で表彰式が行われました。
ロゴマークは、上伊那農業高校一年の守屋琴音さんがデザインしました。
今回決まったロゴマークは、い縲怩ネ雑穀ネットワークの会員が色を決め、3月中に正式決定する予定です。 -
来年度新入社員合同研修会
伊那商工会議所は、新入社員を対象にした合同研修会を、21日から、伊那市の信州INAセミナーハウスで開いています。
研修は、来年度上伊那の企業に就職する新入社員を対象に開かれています。
2日間の日程で、挨拶や名刺交換などビジネスマナーの基本や、社会人としての心構えなどを学びます。
21日は、5つの班に分かれて、会社生活と学生時代との違いなどについて、話し合っていました。
この研修は、昨年度から伊那商工会議所が開いているもので、今年で2回目です。
今年は、会員企業だけでなく、上伊那地域全体に声を掛けました。
今回は、上伊那6つの企業から高卒や大卒など、この春新社会人となる31人が参加しています。
社会人と学生との違いについて新入社員は、「自分の態度によって、企業のイメージダウンにつながることもあるので、マナーや礼儀が大切になる」などと発表していました。
伊那商工会議所では、「こうした研修を通して、優秀な人材を育成し、地域の発展につなげたい」と話していました。
次回は、今月25日と26日の2日間の日程で、13社から28人が参加する予定です。 -
春の観光シーズン 「おもてなしの心」で
春の観光シーズンを目前に控え、関係する団体が情報を共有し受け入れ態勢を整えようと観光案内連絡会議が15日伊那市で開かれました。
会議には、伊那市観光協会や旅館業者など14人が出席し、春の高校伊那駅伝や高遠城址公園のさくら祭りについて、イベント内容や交通規制などについて確認しました。
観光案内連絡会議は、行政と観光施設、宿泊事業者、運送事業者が情報を共有することで、観光案内のレベルアップをはかり、リピーター増につなげていこうと去年発足しました。
情報交換では、「スマートフォンやタブレット端末、SNSを意識することが必要。
ワンコイン料理講習会を開いて安くて美味しい伊那の味を発信したらどうか」などの意見がありました。
伊那市観光協会おもてなし部会の向山美絵子部会長は、「お客様にほんとうに喜んでもらえるもてなしは何なのかを考えていかなくてはならない。」と話していました。 -
中アルプスビジネスフェア 115社が参加
上伊那のものづくりの力をPRする展示会、「中央アルプスビジネスフェア」が、7日から2日間の日程で始まりました。
会場には、機械加工、電気・光学、食品、ITなど、多彩なブースが並んでいます。
去年、初めて開催された中央アルプスビジネスフェアは、74社の参加でしたが、今年は、それを41社上回る115社が集まりました。
ビジネスフェアは、情報交換の場として2009年に始まった上伊那工業交流プラザを発展させた展示会です。
去年の経験を生かして、より商談成立に結びつけるためのブースの展示方法について勉強会を開くなどの準備を行ってきました。
会場では、担当者同士が名刺交換をしたり、製品の説明を受けたりしていました。
上伊那地域の工業高校の生徒も招待されていて、熱心に担当者から話を聞いていました。
今回は、更にビジネスマッチングの機会を作ろうと、それぞれの企業の強みをPRするデータも作成され、会場で検索できるようになっています。
中央アルプスビジネスフェアは、8日までで、8日は、就職活動対策のセミナーや、6社によるプレゼンテーションが予定されています。 -
伊那市推奨みやげ品にサクラコマ認定
伊那市観光協会が認定する伊那市の推奨みやげ品に、まわすと花びらが開く「サクラコマ」が新たに認定されました。
新たに認定されたのは、伊那市富県の設計デザイン会社有限会社スワニーの「サクラコマ」です。
6日は伊那市役所で推奨みやげ品の審査会が開かれました。
サクラコマは回すと花びらが開くコマで、設計から製造、組み立てまで伊那で行われる完全地産の製品です。
先月発売したもので、価格は1,200円です。
おもちゃの推奨みやげ品は、木の笛「ユカイナ」に続いて2品目です。
6日はこのほか、10品目の更新が認定されました。
現在伊那市の推奨みやげ品はサクラコマを加え67品目となっています。 -
1月の月間有効求人倍率は0.67倍↓
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、12月を0.04ポイント下回る0.67倍でした。
ハローワーク伊那では、雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられるとしています。
新規求人数は、12月を0.4%上回る1,042人でしたが、新規求職者数は、季節的な要因で12月を35.2パーセント244人上回る938人でした。
これにより1月の月間有効求人倍率は、0.67倍で、12月を0.04ポイント下回りました。
上伊那は、平成23年10月から16ヶ月連続で県下最低となっています。
ハローワーク伊那では、円安・株高でムードは良いが実際の受注に反映されておらず「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」とコメントしています。
またこの春社会人となる高卒者の内定状況は、12月を4.6パーセント上回る90.1パーセントで、求人数は、製造業を中心に12月と比べ25.1パーセント増の389人となり求人倍率は、1倍を超えています。 -
ファミマJA西箕輪店1号店 オープン
JA上伊那とコンビニチェーンの株式会社ファミリーマートがフランチャイズ契約し、1号店となる西箕輪店が、28日、オープンしました。
JA上伊那の農産物や加工品などを販売し、地域密着のコンビニエンスストアを目指します。
28日は、JA上伊那やファミリーマートの関係者、地元住民などが集まり、テープカットなどで開店を祝いました。
1号店となるファミリーマートJA西箕輪店は、元のAコープ西箕輪店を引き継ぐ形でオープンし、売り場面積は県下最大の242平方メートルです。
野菜、果物などの地元農産物や、肉、魚などの生鮮食品、加工食品など、600種類のJA商品を取り扱う事が特徴です。
JAの商品が全体の商品の2割を占めているということです。
JAとファミリーマートとの契約は、県内ではJAみなみ信州に続き2組目となります。
オープン初日の28日は、近隣の住民などが訪れ、早速、買い物をしていました。
また、全国で8台目、県内で2台目となる軽自動車タイプの移動販売車が、西箕輪地区を中心に営業を行い、買い物弱者対策にも取り組むということです。
JA上伊那と、ファミリーマートは、今年度中に、5店舗、今後2縲・年の間に、10店舗のJAファミリーマート店を展開していく計画です。 -
桜餅風味 発泡酒「さくら」発売
伊那市高遠町の桜の花びらを使った桜餅風味の発泡酒が26日から発売されます。
新たに開発された発泡酒「さくら」は、伊那市観光株式会社が観桜期に合わせて販売するものです。
商品を開発したのは、神奈川県で伊那のリンゴを使った発泡酒などを作っている地ビール製造会社、サンクトガーレンです。
サンクトガーレンによりますと、発泡酒「さくら」は、桜餅風味の味わいが特徴だということです。
ビールの苦味の基になるホップの使用は抑え、風味付けには高遠でとれた八重桜の花びらと葉を使っています。
1本330ミリリットル入り450円となっていて羽広荘、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルで販売されます。 -
伊那まち逸品フェス
伊那市の中心商店街の自慢の逸品を集めた伊那まち逸品フェスが23日から荒井のタウンステーション伊那まちで始まりました。
逸品フェスは、それぞれの店の自慢の逸品を知ってもらおうと伊那まちの再生やるじゃん会が開いたものです。
会場には、11店舗から自慢の品が集まりました。
越後屋菓子店の伊那のまゆ。
和菓子処菊香堂の上生菓子。
菓子庵石川のちいずくっきい。
増田屋製菓のカリマン。
カク万伊藤園のさくら茶。
内津屋商店のほうじ茶。
内山金物店のSUWADA爪切。
朝日スポーツの教育パワーシューズ。
ダイ十呉服店のらくちん草履。
ワンデイの貴金属新品仕上げサービス。
丸千伊原商店のインテリアリペアサービス。
訪れた人は店主から商品の説明を聞いたり、試食をしながら買い物をしていました。
伊那まち逸品フェスは明日までタウンステーション伊那まちで開かれています。 -
伊那商工会議所青年部 30周年の節目祝う
伊那商工会議所青年部の30周年記念式典が22日、伊那市で開かれ、会員が節目の年を祝いました。
式典には、およそ100人が出席し、これまでの活動を振り返ったほか、互いの親睦を深めました。
小池真一部長は「青年部の活動は日々進化している。今後も地域のために活動していきたい。」とあいさつしました。
また青年部初代部長で、小池さんの父親の小池先夫さんは「独自の発想や行動力で地域社会に認知されてきた。青年部に関わった人たち全てに賞賛を送りたい。」と祝いの言葉を述べました。
青年部にはおよそ70人の会員がいて東日本大震災の復興支援やイベントの開催など社会貢献活動を行っています。 -
伊那まち逸品フェス開催へ
伊那市の中心商店街活性化に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会は、それぞれの店の自慢の一品を集め、一か所で販売するいな町逸品フェスを23日と24日に開きます。
伊那まち逸品フェスは、やるじゃん会が制作した一店逸品ガイドブックに掲載した品物やサービスをタウンステーション伊那まちに集め、販売します。
伊那まち逸品フェスは、商品のアピールと共にガイドブックの普及にもつなげようと開催するものです。
やるじゃん会では、今後もフェスを開催していき、参加店舗を増やしていきたいとしています。
第1回伊那まち逸品フェスは23日と24日の午前11時から、タウンステーション伊那まちで開かれます。 -
完全地産「サクラコマ」組み立て開始
伊那市の製造業者など7事業所がタッグを組んでご当地みやげ品として開発した、まわすと花びらが開くコマ、「サクラコマ」。
このコマの初の組み立て作業が、14日、伊那市の障害者社会就労センター、輪っこはうす、コスモスの家で行われました。
午前10時半頃、出来上がった部品を持って、サクラコマを設計した有限会社スワニーの橋爪 良博社長らが、伊那市社会福祉協議会が運営する輪っこはうす・コスモスの家を訪れました。
サクラコマの組み立ては、障害者が作業をしやすいようにと工程などを工夫してきました。
初の作業となる14日は、行程を覚えるためと、作業がしやすいかどうかの確認も兼ねて、通所者のほか、社協の職員なども作業に加わりました。
1作目のコマが完成すると、拍手が沸きました。
サクラコマは、コマをまわすと遠心力で花びらが開き、回転がとまると再び閉じるユニークなコマです。
スワニーの橋爪社長は、地元製造業で設計し、部品も全て作り、組み立ても行う、完全地産に取り組もうと、去年から、スワニー、伊那市社会福祉協議会を含む7つの事業所でこのサクラコマプロジェクトを進めてきました。
1年間の取り組みの成果を橋爪社長は喜んでいました。
サクラコマは、7日からインターネット上で先行予約を受け付けていて、既に50個ほどの予約が入っているということです。
出荷の開始は18日を予定していて、高遠さくらホテルなどで、1200円程度で販売する予定です。
4月の高遠城址公園の桜の見頃には、城址公園でも販売する予定で、障害者の工賃アップにも期待がかかります。
スワニーでは、サクラコマの販売に協力してくれる店舗などを募集しています。(有)スワニー 電話73-6033(代表) -
経営者らが地域再生学ぶ
箕輪地区しんきん経営者の会の講演会が8日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。
講演会は、アルプス中央信用金庫箕輪支店といほく支店の取引先の企業や商店主らを対象に毎年開かれているもので、会場にはおよそ100人が集まりました。
この日は、佐久市岩村田本町商店街振興組合の阿部眞一理事長が講演しました。
岩村田本町商店街は、大型店の近隣への出店で、一時はシャッター通りになりました。
しかし、商店主らが空き店舗を活用した取り組みなどで、活気ある商店街に立て直したといいます。
阿部さんは「商店主が講師を務める料理教室を開くなど、商店街に足を運んでもらえるシステムづくりをした」と話していました。
また、空き店舗内を6つのスペースに分け、賃貸料を1万5千円ほどに分割して貸出したところ、44人の若者から応募があったと話し「若手の育成は商店街の活性化につながる。若手が活躍できる環境づくりも重要なこと」と説明しました。
阿部さんは「描けない夢は実現しない。まずはどんな店にしたいのか、どんな商店街にしたいのかを考えてみることが大切」と話していました。 -
伊那市高遠町に人形飾り設置
11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが、伊那市高遠町に設置されました。
商店街の商店主でつくる霜町実業団は、今年の大河ドラマ「八重の桜」をテーマに制作しました。
展示されているのはドラマの主役、山本八重と、保科家の家紋の鉢巻を付けた会津藩の家老、西郷頼母です。
城の絵などもあり、会津がある福島への応援の想いをこめたということです。
今年初参加の春日医院には、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授と看護師が展示されています。
制作したスタッフは、「初めてだったが形になってよかった。これからも続けていきたい」と話していました。
八十二銀行高遠支店に飾られているのは、アルプス中央信用金庫高遠支店と合同制作の、ハローキティなどキャラクター3体です。
総合福祉センターやますそ前では伊那市長谷で案山子を制作している中島みね子さんの作品も飾られています。
去年からだるま市で展示していて、今年は「保育園児と先生」がテーマです。
だるま市は、11日午前7時から午後5時まで開かれます。 -
11日のだるま市にむけ大だるま設置
五穀豊穣や家内安全を祈願する伊那市高遠町伝統のだるま市が11日に開かれます。
機運を盛り上げようと、高遠町商店街に大だるまが設置されました。
8日は、大だるまが保管されている多町から、1キロほど先の中心市街地まで、軽トラックで引っ張って運びました。
設置しているのは、商店主らでつくる本町実業団のメンバーです。
だるま市は、400年近く続くといわれる鉾持神社の伝統行事で、伊那谷唯一の市として毎年多くの人で賑わいます。
本町実業団では、毎年、市を盛り上げようと大だるまを設置しています。
高遠町のだるま市は、11日(月)午前7時縲恁゚後5時まで開かれます。
本町実業団は、大だるまのそばで、300人分のお汁粉を振舞うほか、桜だるまを販売する予定です。 -
広域観光で海外から誘客を
海外からの旅行客を広域的に取り込んでいこうと上下伊那と木曽の観光関係者があつまり、伊那市内で6日懇談会が開かれました。
懇談会は、上下伊那と木曽が連携し、広域的な滞在型観光を目指していこうと、去年から開かれています。
今年は、海外からの旅行客をテーマに講演会やパネルディスカッションが行われました。
このうち、松本大学で国際観光を教える佐藤博康教授は、「伊那と木曽は、海外での知名度が低いことを逆手にとり、好奇心旺盛な人をターゲットにする事が大切」と話していました。
情報発信の方法については「それぞれの地域の情報を横一列に発信するのではなく、サクラなどテーマを絞り統一した情報を発信すると良い。」
また、「伝統的な生活体験など、地域が一体となり奥へ奥へと誘導する仕組みを作る事で滞在へとつながる」と話していました。
県のまとめによりますと、上下伊那と木曽を訪れた観光客、平成13年がおよそ1347万人でしたが、平成23年には1089万人と258万人減少。
観光消費額は、平成13年の417億円から310億円と100億円以上落ち込んでいます。 -
ものづくり伊那をアピール
伊那市内の町工場と伊那市などが協同で開発したメイドイン伊那のお土産「サクラコマ」の試作品がこのほど完成し、2月7日に発売されることになりました。
サクラコマは、閉じているサクラの花びらが遠心力で外側に開き、回転が弱まると再び閉じるユニークなコマです。
全国の製造業者が参加するコマの大会に出場している伊那市富県の設計デザイン会社、(有)スワニーが設計しました。
スワニーは、市内の金型製造やプラスチック成型、金属加工を得意とする町工場などとともに「製造業ご当地お土産」プロジェクトを去年スタートさせました。
ここに市役所や商工会議所、社会福祉協議会も加わり改良を重ね、ご当地お土産第一弾となるサクラコマが完成したのです。
スワニー社長の橋爪良博さん。
伊那のものづくりの力を全国に発信したいとプロジェクトを立ち上げました。
橋爪さんは、このコマを量産するにあたり、障害者が働く輪っこハウスやコスモスの家で組み立てをしてもらおうと考えています。
障害者が作業しやすいようにと、組み立て方にも改良を加えました。
立ち入り禁止のこの部屋は、14人のスタッフが3次元データを制作しています。
スワニーの会社の目標は、「地元に設計者が根づくこと」
伊那の地に仕事があれば、優秀な設計者が生き残れる。
サクラコマには、そんな思いがこめられています。
サクラコマの発売は、2月7日。高遠サクラホテルなどで購入できます。
価格は、未定ですが、1,000円以下を予定しています。
発売翌日の8日には、東京の大田区で、コマの全国大会が予定されていて、スワニーは、メイドイン伊那のご当地土産、サクラコマで参戦するということです。 -
10月から12月の業況感指数 マイナス34.9 6.1ポイント改善
アルプス中央信用金庫の伊那谷経済動向調査によりますと、去年10月から12月の業況について業況感を表す指数は、マイナス34.9で6.1ポイント改善しました。
しかし、1月から3月については、不動産業を除き大きなマイナス見通しとなっています。
上伊那地区内で、10月から12月の業況について、良かったとする企業は10.9%、悪かったとする企業は45.8%で、業況感の指標はマイナス34.9と7月から9月に比べ、6.1ポイント改善しました。
アルプス中央信用金庫では、「企業の業況感は円高の影響や海外経済の減速などに加え中国との関係悪化などの要因に左右されているため、引き続き先行き不透明な状態」とみています。
1月から3月の業況判断指数は今季と比べ、卸売業がマイナス40ポイント、サービス業がマイナス35.6ポイント、小売業がマイナス22.8ポイントと、不動産業を除いた5つの業種で大きなマイナス見通しとなっています。
また、政権交代前に調査を行った平成25年の景気見通しについては、「良い」「やや良い」と答えた企業が5.4%だったのに対し「やや悪い」「悪い」「非常に悪い」と答えた企業は86.1%にのぼりました。 -
西駒山荘 基本設計示す
伊那市は、16日、6月から10月にかけ建替えを計画している、西駒山荘の基本設計の内容を明らかにしました。
中央アルプスの西駒山荘の改築の基本設計については、信州大学が一度行いましたが、白紙に戻し、地元住民や山岳関係者でつくる検討員会を去年の11月に設置し、見直しを行ってきました。
市は検討委員会で了承を得た、基本設計を16日、市役所で開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会の中で示しました。
市の説明によりますと、石室部分は保存を行い、増築部分のみ改築を行う計画です。
今回、改築する部分の延床面積は109平方メートルで、1階には食堂や厨房の他、女性登山者の要望を受け、これまで屋外にあったトイレを屋内に設置する事にしています。
2階の客室は中央に通路を作り、グループ毎分かれて宿泊できるよう、3つの部屋に仕切られています。
宿泊人数は、通常時は18人で、1階の食堂などを利用すると、最大40人が利用できるという事です。
市では、今年度中に実施設計を行い、6月から工事を始める計画です。 -
商品券発行の3団体がたかずやの里に50万円寄付
伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那は、去年7月に発売したい縲怩ネ伊那プレミアム商品券事業の一環として15日伊那市富県の児童養護施設たかずやの里に50万円を寄付しました。
15日は、伊那商工会議所の向山公人会頭、伊那市商工会の森本光洋会長、JA上伊那の御子柴茂樹代表理事組合長らがたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずやの福祉会の渦橋良和理事長に寄付金50万円を手渡しました。
3団体は地域への還元としてたかずやの里の移転新築に活用してもらおうと事業費の中から50万を寄付金として捻出しました。
い縲怩ネ伊那プレミアム商品券は7月1日発売。
使用期限は10月31日でした。
発行総額は2億2千万円で、回収率は99.77%でした。 -
伊那まちの再生やるじゃん会 商店の情報をデータベース化
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会は、店や店主の情報をデータベース化しました。データベースはタウンステーション伊那まちの専用タブレット端末で今日から見ることができます。
10日、タウンステーション伊那まちで、やるじゃん会のメンバーが記者会見を開き概要を説明しました。
データベースには、商店街の102店舗の情報が掲載されています。
店の情報に加えて、店主の情報が加えられているのが特徴で、名前や年齢、趣味や特技を掲載することで、コミュニケーションのきっかけにする事がねらいです。
データベースは、当面の間タウンステーションのみでの閲覧とし、来場者と商店主などの会話のきっかけにしていきたいとしています。
また、再生やるじゃん会は、神社やお寺などの見どころ15か所をまとめたマップを作製しました。
マップは、見どころ創出委員会のメンバーが、写真を撮りながら歩いてまとめたものです。
30分から90分の4つのコースが設定されています。全部で2千部作成し、タウンステーション伊那まちや、まちの駅などで無料で配布します。
伊那まちの再生やるじゃん会では、データベースやマップなどを活用し、中心市街地に目をむけてもらい、活性化につなげていきたいということです。 -
上伊那の企業 仕事始め
上伊那の企業は7日が仕事始めとなり業務がスタートしました。
このうち伊那市西箕輪に本社を置き、電解コンデンサの製造を主力とするルビコン株式会社も7日が仕事始めとなりました。
今年が年男という登内英夫会長は年頭のあいさつで「ヘビは脱皮して大きくなる。今まで良かったからこれで良いではなく、考え方を変えて仕事をしてもらいたい。」と社員に呼びかけました。
また勝山修一社長は「営業、開発、製造それぞれの部門が連携を強化することで市場を開拓しよう。」とあいさつしました。
ルビコンの今年のスローガンは「60余年の英知を結集しこの難局を乗り切ろう」となっていて、コスト削減や、クレームゼロを目指し競争力を強化していくとしています。 -
有効求人倍率0.66倍 3か月ぶりに低下
上伊那の11月の月間有効求人倍率は、3か月ぶりに低下し0.66倍でした。
14か月連続で県内最低水準となっていて、厳しい雇用情勢が続いています。
ハローワーク伊那が28日発表した11月の有効求人は、10月から0.02ポイント低下して0.66倍でした。
新規求人数は、994人で10月を10.9パーセント下回りました。
このうち製造業は、131人で10月に比べ21.1パーセント下回りました。
新規求人数に占める正社員の割合は、3割を下回っていて、派遣や契約社員にたよる傾向が強まっています。
また、事業主の都合による離職者は、8月以降100人以上で推移していて、厳しい経営状況がうきぼりになっています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」とコメントしています。
山際章一所長は、「年間を通して厳しい1年だった。来年は、ミスマッチの解消で1人でも多く就職に結び付けられるよう努力したい」と話しています。
一方新規高卒者の求人数は、平成23年度と比べ2割増の356人ですが、内定率は、内定率は10ポイントほど低い78.8パーセントとなつています。
ハローワークでは、企業側が採用に慎重になっていることと、面接試験などのズレが主な要因とみていて、1月になれば、求人数の増加が内定率にも反映されるものと予測しています。