-
「障がい者の日」の集い
障害者や福祉関係者が日頃の悩みや考えていることについて話をする「障がい者の日」の集いが23日伊那市役所で開かれました。 この集いは障害者の声を行政に届けようと伊那市福祉団体連絡協議会が開いたものでおよそ50人が集まりました。 23日はテーマ別に話し合いが行われグループホームや、就労と賃金、悩み心のケアなどについて意見を出し合いました。 このうちグループホームについて話し合った班からは「グループホームに入りたいがもっと詳しい情報がほしい」といった意見や実際に利用している人からは「生活をしていくなかで人間関係に悩んだ」といった声がありました。 協議会では今回出された意見をまとめて市に提出し、障害者の意見を行政に反映させていきたいとしています。
-
認知症を考える市民のつどい
認知症について理解を深めてもらおうと、伊那市のいなっせで「平成25年度認知症を考える市民のつどい」が22日開かれました。 高齢化社会が進む中、地域が支え合って住みやすい環境を目指そうと、伊那市が開いたものです。 アルツハイマー型認知症と診断された妻の介護を、平成20年から去年まで1人で行っていた、伊那市高遠町の山田昌三さんは、「家族のちょっとした変化に気付いてあげることが一番大切。認知症の疑いがあったらすぐに病院に連れていくこと、受け止めてあげることが重要」と話しました。 松本市の認知症高齢者グループホームすみかで介護士をしている江森けさ子さんと今村俶子さんは、施設での体験で学んだことを話しました。 江森さんは「無理をしないこと、怒らないことを心がけましょう。地域の人と人とが支え合える伊那市になってほしいです」と話しました。 伊那市で司法書士をしている戸田雅博さんは、「認知症になる前に、後見人や相続のことは自分で決めて備えておくことが大切」と話しました。
-
長谷小で副読本を使った授業
伊那市社会福祉協議会が作成した、福祉教育の副読本を使った授業が26日、長谷小学校5年生を対象に行われました。 伊那市社協では、将来自主的に地域の福祉活動に取り組む人材育成や、福祉教育の推進を図るため副読本の作成を進めています。 伊那市社協によりますと、福祉の分野は幅が広く、明確な指導書が現在無いことから、学習しづらい状況になっているということです。 副読本は「障害者に対して自分たちに何ができるか」などが記されています。 副読本は小学校の高学年を対象に作られていて福祉授業で使用しました。 授業では、障害者について「見た目では判断できない障害があること」が説明されていました。 このほかに、聴覚障害がある箕輪町の江口功さんが絵を使って手話の指導をしました。 伊那市社協では学校などから意見を聞き、副読本の改良を進め、福祉教育を広めていきたいとしています。
-
あったかご近所ねっと 集計結果
伊那市日影の日影地域支え合い体制づくり委員会は19日、「あったかご近所ネット」実施に向けた具体的な協議を行いました。 「あったかご近所ネット」は生活の中でちょっとした困りごとを「お互いさま」の気持ちで隣近所、支え合うことを目的としています。 これは、伊那市社会福祉協議会が平成25年度重点事業として行っているものです。 日影区の緑ヶ丘、大宮地区は140戸中55戸が高齢者世帯となっていて、今回の事業のモデル地区に選ばれました。 8月に住民説明会が行われ、10月には「あったかご近所カード」が配布されて、困っている内容や、手助けできることなどを調べました。 カードは全部で400枚配られうち回答は95枚でした。 集計の結果、困っているは8枚で手助けできるは35枚でした。 困っている内容にはゴミ出しや庭木の手入れなどがありました。 「あったかご近所ネット」は来年度からの実施を目指していて、次回は組み合わせなどが決められます。
-
ブックスタートとウッドスタート
伊那市はおもちゃなどの木製品と絵本を14日、伊那保健センターで新生児にプレゼントしました。 これは、伊那市が子育て環境を応援しようと行われたもので、去年まではどちらか一点のプレゼントでした。 14日は、新生児の6ヶ月検診に訪れた親子がプレゼントを選びました。 木製品はウッドスタートと呼ばれ市内の職人が作った、おもちゃやお椀など7品から選びます。 絵本はブックスタートと呼ばれ、10種類から選ぶことができます。 伊那市では「赤ちゃんと過ごす時間を楽しみ、親子のコミュニケーションを深めるツールになれば嬉しい」と話していました。
-
はびろの里で防災学習会
災害時の福祉避難所に指定されている伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里で9日、施設と地域住民の連携について考える防災学習会が開かれました。 はびろの里は、伊那市から災害時に高齢者や障害者などの要援護者を受け入れる福祉避難所に指定されています。 学習会は地域との連携を深めていこうと初めて開かれたもので、およそ15人が伊那市危機管理課の職員から災害時の対応について話を聞きました。 職員は、「地域と施設がお互いに協力できることをはっきりさせておくことや、顔のつながりを作っておくことが大切」と話していました。 はびろの里では、「ここには医師が常駐しているので、災害時には医療面でも協力できる」と住民に説明していました。 現在、伊那市は29の施設を福祉避難所に指定しています。 はびろの里では、災害時に備え今後地域と合同で防災訓練を行っていきたいとしています。
-
南箕輪村 除雪ボランティア
南箕輪村は去年の大雪の経験をもとに、各区を通じて村内の通学路や生活道路の除雪を行う有償ボランティアを募集します。 これは11日村役場で開かれた村議会全員協議会で説明されたものです。 これは区による主体的な除雪作業を進めるもので自己所有の除雪機で作業した場合は1時間あたり1500円。 村からの貸出機を使用した場合は1時間あたり1,000円の作業料を支払います。 作業は交通量が多い通学路や生活道路、歩道で行い積雪5センチからを基準としています。 村では除雪の有償ボランティアに関する議案を12月議会に提出する予定で可決されれば歩道用の除雪機を6台購入する計画です。
-
たかずやの里 6人が七五三
伊那市の伊藤光森宮司のはからいで、児童養護施設たかずやの里の子ども6人が10日に七五三の行事を体験しました。 たかずやの里の子どもたちが七五三を行うのは今回が初めてだということです。 伊那市山寺の伊藤宮司が、七五三の神事を子どもたちにも経験してもらいたいと去年から働きかけてきました。 10日は、7歳3人、5歳2人、3歳1人の6人がお祓いをしてもらったり、祝詞を聞いたり、玉串を供えたりしました。 一連の神事が終わると伊藤宮司から千歳飴とお守りを受け取りました。 たかずやの里は、富県にある上伊那唯一の児童養護施設です。 現在新しい施設の建設工事が進められていて、東春近に移転することが決まっています。 伊藤宮司は、「これからも元気よく、大きく成長してください」と子どもたちに話していました。 七五三を経験したある子どもは、「とても楽しかった。」と喜び、たかずやの里では、「いい体験になりありがたい」と感謝していました。 神社側では、今後も続けていきたいとしていますが、東春近に施設が移転するため来年の実施は未定だということです。
-
伊那食品工業とタカノが山林整備
伊那市の伊那食品工業株式会社と宮田村のタカノ株式会社が伊那市西春近の道路沿いの山林で整備作業を9日行いました。 山林横の道路は日当たりが悪く、冬場は凍結して危険だということで、枝打ちや間伐が行われました。 合同での作業は初めてで、社員合わせて40人ほどが参加しました。 この道路は地域住民を始め両社の工場が近くにあることから、社員も利用しているということです。 伊那食品工業とタカノでは、「この活動で地域の景観づくりにも結び付けていきたい」と話していました。
-
2013秋のエコチルフェスティバル
環境省が進めている「子どもの健康と環境に関する全国調査」エコチル調査の進捗状況などを報告する秋のエコチルフェスティバルが9日伊那市のいなっせで開かれました。 信州大学医学部のエコチル信州が、調査をスタートさせた2011年から毎年開いています。 フェスティバルでは、エコチル信州センター長の野見山哲生教授が進捗報告をしたほか、親子に楽しんでもらおうと人形劇も行われました。 エコチル調査は、全国15地域で10万組の赤ちゃんと両親の参加を目指しています。 長野県は、上伊那地域が対象です。 今年度末までに2,660組の参加を目指していて、報告によりますと2日現在、2,206人の母親の参加が得られているということです。 父親の参加は、1,479人で、上伊那は、全国と比較して、父親の参加率が高いということです。 野見山センター長は、これまでの調査で明らかになった妊婦の喫煙や飲酒、アレルギーの状況を説明しました。 エコチル調査は、13年間にわたり健康状態や生活習慣、生活環境を調べるもので、アトピーや肥満、発達障害と環境要因との因果関係を明らかにする国家プロジェクトです。 信州大学医学部の福嶋義光医学部長は、「今後とも末永いご支援をお願いしたい」と協力をよびかけていました。
-
イベント列車第2弾「ふれあい交流列車」
上伊那観光連盟が主催するイベント列車第2弾となる、障害のある人もない人も共に楽しむ「ふれあい交流列車」が、2日運行し、参加者が飯田市の元善光寺を訪れる日帰り旅行を楽しみました。 この日は、身体・知的障害者や、高齢者、ボランティアなど90人が参加し、貸しきりの列車で旅を楽しみました。 朝JR伊那北駅を出発し、飯田市の元善光寺駅で降りて散策し、夕方伊那北駅に戻る日帰りコースです。 イベント列車は、飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が県の支援金を受けて今年度実施しているもので、ふれあい交流列車は歌声列車に続く第2弾となりました。 ふれあい交流列車は、伊那市社会福祉協議会が企画したもので、障害者の外出の機会を作り、交流を深めてもらおうと行われました。 参加者は、自己紹介をしたり、外の景色を眺めたりして楽しんでいました。 元善光寺駅につくと、停車した車両の中で用意されたお弁当をゆっくりと食べました。 元善光寺まで歩き、参拝したり、寺の関係者から話を聞くなどして1400年続くという寺の歴史を楽しんでいました。 帰りは景品が当たるジャンケンゲームなどをして交流しました。 参加者は、伊那谷を結ぶ飯田線の列車で、福祉の交流を深めていました。
-
アダプトサポーターが支援品贈呈
コンクリートブロックなどの販売をしている南箕輪村の株式会社アドヴァンス長野事業部伊那出張所は、ボランティアでアクセス道路の美化活動をしている伊那市と南箕輪村の住民グループ2団体に支援品を6日贈呈しました。 この日は、伊那市の伊那合同庁舎で贈呈式が行われ、アドヴァンスの沖村隆営業部長から、伊那市のアクセス通りを美しくしよう会の小松宏会長に安全ベストが、南箕輪村のきれいなアクセス道路にしよう会の中島重治会長にチュウリップの球根、それぞれ2万5千円分が贈られました。 長野県では、道路の一定区間の清掃や植樹など美化活動を行う団体と協定を結び、清掃用具などを提供してきました。 県では、より地域で美化活動に積極的に取り組んでもらおうと、アダプト団体を応援するサポーター制度を、昨年度から始めました。 これまでに県内で13社が登録していて、上伊那ではアドヴァンスが初めてです。 アドヴァンスの沖村さんは、「美しくしてもらえる、一助となれるようできる限り、資材を提供し、これを機会に人的支援も行っていきたい」と話していました。
-
伊那中央病院開院10周年記念式典
伊那市の伊那中央病院が、今年4月に開院10周年を迎え、4日いなっせで記念式典が開かれました。 この日は関係者およそ200人が出席し、開院10年の節目を祝いました。 伊那中央病院は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で組織する伊那中央行政組合の病院として、平成15年4月に開院しました。 式典で、伊那行政組合長の白鳥孝伊那市長は「上伊那地域の中核病院として発展してこれたのは、全職員一丸になって取り組んできた努力の賜物。今後も、医療サービスの充実や連携を図り、医療体制の充実を進めていきたい」と挨拶しました。 川合博院長は、「地域完結型の医療が求められる今日、多くの皆さまの協力で10周年を迎えることができた。今年10月に竣工した研修センターなどを活用し、人材育成に努め、先進医療に前進し続ける病院にしていきたい」と話しました。 式典の後は、京都大学の中辻憲夫(のりお)教授によるIPS細胞についての講演も行われました。
-
伊那中央病院で県内初「ちょこっと健診」はじまる
伊那市の伊那中央病院は、県内初の取り組みとなる保険証や事前予約が無くても受けられる「ちょこっと健診」を1日から始めました。 健康状態が気になっていた南箕輪村の中谷洋子さんは、この健診が気軽に受けられることを知り、初日のこの日に受診しました。 1階のロビーに設置された販売機で調べたいセットの券を購入してから申し込み用紙に記入します。 健診種類は、血糖値、コレステロール、飲み過ぎ、前立腺肥大・前立腺がん、痛風、貧血、です。 受ける健診によって価格が異なります。 受付で問診票を記入したら、採血と採尿をします。 30分から1時間ほどで出た結果について、臨床検査技師が説明してくれます。 臨床検査技師は、数値の説明や健康を保つポイントを丁寧にアドバイスしていました。 血糖値とコレステロール値を測った中谷さんの結果は、両方とも正常な数値でした。 1時間ほどで結果が出るため、見舞いや付き添いなどで来院した人が空き時間を有効活用できるということです。 受付時間は、土日祝日を除く午前11時から午後4時です。 伊那中央病院は、「多くの人に気軽に受診してもらい、自分の身体のことを知ってもらいたい」と話していました。
-
上伊那医師会附属准看護学院で戴帽式
伊那市狐島の上伊那医師会附属准看護学院で今日、戴帽式が行われ、1年生が准看護師への誓いを新たにしました。 この日は、今年4月に入学した18歳から52歳までの1年生38人にナースキャップが与えられました。 戴帽式は、入学して半年間学んできた看護の基礎科目の課程を認定する式です。 式では、1人ずつろうそくを手に持ち、看護の精神がうたわれた「ナイチンゲール誓詩」を朗読しました。 学生を代表して今村智哉さんは「患者との架け橋になれるよう、初心を忘れずに努力を重ねていきたい」と挨拶しました。 上伊那医師会会長で准看護学院の北原敏久学院長は「壁にぶつかった時は先生方に相談をすれば道は開きます。毎日の努力を忘れないでください」と話しました。 准看護師の資格取得を目指す上伊那医師会附属准看護学院は、2年制で、式を終えた学生達は、今後上伊那の医療機関で看護の実習を行うことになっています。
-
西春近で交通安全大会
伊那交通安全協会は、1日の交通死亡事故発生現場と亡くなった人の地元の2か所で、交通安全住民大会を26日開きました。 このうち、午前中に西春近公民館で開かれた大会には150人ほどが参加しました。 1日、西春近の国道153号でおきた交通死亡事故は、車同士が正面衝突し、乗っていた76歳の女性が亡くなりました。 これにより、伊那市の交通死亡事故ゼロは483日で途切れました。 伊那交通安全協会はこの記録更新を目指し再出発する決意を込めて、交通安全に関する意識を高め合いました。 大会では、交通安全に関するミュージカルが行われました。 泥棒が夜、道路を横断しようとして車にひかれそうになるという内容です。 歩行者妨害の違反が多いことや、歩行者は目立つ服装で歩くことが事故に遭わない為に必要などと紹介していました。 伊那警察署の三澤謙司交通課長は会場で、相手に負けるジャンケンをして、「高齢になると考える時間が長くなり反応が鈍くなる」と説明していました。 午後には、事故で亡くなった人の地元でも大会が開かれました。
-
塗装組合が交通標識のポールをきれいに
上伊那の塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業共同組合は23日、駒ヶ根市内で交通標識のポール4本をボランティアで塗装しました。 この日は組合員11人がさびたポールを磨き、さび止めをした後、上塗りをして仕上げました。 塗装業界では、11月16日を「いいいろ塗装の日」と位置づけていて、今回は、この日を前に作業をしました。 組合によりますと、以前は市町村の要望を受け、落書きけしをしていたということですが、最近は、落書きを見かけなくなったことや、景観への意識が高まっていることから、交通標識のポールの手入れをしました。 理事長の雨宮伯さんは「ポールの錆びを直すことで、少しでも景観形成に役立てば」と話していました。
-
伊那中央病院の上田典胤医師が厚労大臣表彰
長年にわたり、地域のお産を支え産科医療の推進に貢献したとして、伊那市の伊那中央病院産科の上田典胤医師は産科医療功労者厚生労働大臣表彰を受賞しました。 18日は上田さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 表彰式は2日に東京都で行われました。 長年にわたり、地域のお産を支え産科医療の推進に貢献したことが評価されました。 今年の表彰は全国で41人、長野県では上田さん1人でした。 上田さんは昭和56年9月に市営伊那中央総合病院の産婦人科に勤務し、32年間上伊那地域の産科医療の発展に貢献してきました。 多い年には年間1,200人の妊婦を受け入れたということです。 白鳥市長は「出産には上田先生の経験を必要とすることが多い。ぜひこれからも頑張ってもらいたい」と話していました。
-
建設業者が天竜川護岸のゴミ拾い
南信地域の建設業者で作る長野県南部防災対策協議会は25日、天竜川とその支流のごみ拾いを行いました。 「ラブリバー天竜の日」と名付けられたこの河川清掃活動は、毎年この時期に行われていて、今年で23回を数えます。 長野県南部防災対策協議会伊那地区は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う建設業者、15社で組織しています。 25日は、伊那・駒ヶ根・飯田の3地区一斉に河川清掃が行われました。 伊那地域では、12社から30人が参加し、天竜川の護岸などに落ちているごみを拾い集めていました。 去年集まったゴミはゴミ袋46袋分で、主に惣菜などの容器が多く捨てられていましたが、今年は30袋と量は減ったということです。 協議会のメンバーは、「自分たちで率先して川をきれいにし、環境美化につなげていきたい」と話していました。
-
特別養護老人ホームみすず「四恩の家」竣工
社会福祉法人上伊那福祉協会により建て替えが進められていた、伊那市美篶の特別養護老人ホームみすず「四恩の家」が竣工しました。 特別養護老人ホームみすず「四恩の家」は、今年3月に第一期工事、80床の運用を始め、第二期工事の40床が1日に竣工しました。 7日は、現地で竣工式が行われ、社会福祉法人上伊那福祉協会の平澤豊満会長ら関係者およそ90人が完成を祝いました。 施設は、鉄骨2階建て免震構造で、延床面積5,223平方メートル、オール電化で太陽光発電となっています。 総事業費はおよそ13億4千万円で、うち7億7千万円を国と県からの補助金で賄っています。 四恩の家は、10人ずつのグループで生活するようになっていて、およそ30畳の交流スペースの周りに個室10室が並んでいます。 個室はおよそ7畳で冷暖房が完備されています。 風呂は共同で、浴室にはリフトなどがついていて、足腰の悪いお年寄りが安心して入ることができます。 入居は8日からで、120床全て埋まっているということです。
-
健康まつりで生活習慣病予防
健康について体験を通して楽しく学ぶ「健康まつり」が6日、伊那市保健センターで行われました。 生活習慣病予防を目的に伊那市や上伊那の医療、健康、食に関する団体が実行委員会をつくり毎年行っています。 今年は30回目の開催を記念して、初めてウォーキング講座が開かれました。 参加者は、伊那市の理学療法士から「あごを引いて姿勢は良く、手は楽にして軽く振る」などのアドバイスを受けながら正しいウォーキング方法を学んでいました。 会場には、簡単な健康診断や体験ブースが設けられました。 骨密度の測定は1時間待ちもでるほどの人気でした。 実行委員会では、「生活習慣病予防のための日ごろの運動や健康管理をしてもらうきっかけになれば」と話していました。
-
カトリック伊那教会で敬老会
伊那市西町のカトリック伊那教会で5日、教会の敬老会が開かれ、お年寄りの長寿を祝いました。 敬老会はカトリック伊那教会が毎年開いているもので、地域のお年寄りや教会関係者など30人が参加しました。 5日は「脳生き生き出前講座」として、笑い療法士の城取茂美さんが講師をつとめ、会場には笑い声が響いていました。 城取さんは「健康は笑ったりして声を出すことが大事」と話していました。 講座の途中、懐メロなども披露し、お年寄りも一緒になって合唱していました。 5日は、カトリック伊那教会のダンスチームによるダンスや健康運動指導士、倉沢美智恵さんによる、「いきいき体操」が披露されました。
-
電機商業組合がお年寄り宅無料点検
伊那市内を中心とした電気店でつくる電機商業組合伊那支部は、一人暮らしのお年寄り宅をまわり、電気の配線で危険がないかを確認する無料点検訪問を行っています。 9月24日は伊那市役所で出発のセレモニーが行われました。 訪問点検は、組合の全国安全点検月間にあわせて去年から行っているもので、今年で2年目になります。 9月24日は、伊那支部の12人が民生委員と共に市内の高齢者宅を訪れました。 テレビ周り、電子レンジ周りはたこ足配線になっていないか、家電が正しく使用されているかなどを確認しました。 組合のメンバーは「必要でなかったら二股コンセントは、はずしてください」と、アドバイスしていました。
-
エコチル調査順調に
環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」エコチル調査の上伊那での調査対象者は、現在2,105組を達成していて、目標とする2,712組まであと607組と順調に協力を得られていることがわかりました。 エコチル調査は、子どもの健康に与える環境リスクを調査するものです。 都市や農漁村、寒冷地や温暖地など全国15か所の地域で10万組の子どもとその親を対象にします。 上伊那は、唯一内陸地域で調査エリアに選定されました。 2011年から3年間にわたり2,712組を目標に対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査します。 今年度は、募集最終年度となる3年目で、上伊那を担当している信州大学医学部のエコチルセンターによりますとこれまでに2,105組の協力が得られているということです。 さらに、これまでの2年余りの調査で貴重なデータが集まり初めています。 妊婦の喫煙では、妊娠初期に喫煙している人は、25歳未満が一番高く9%で全体では5%となっています。 妊婦の飲酒は、全体で4%、 25歳以上の妊婦で不妊治療を受けた人は、6%でした。 スギ花粉アレルギーは、上伊那が含まれる甲信が全国で最も高く67%、最も低いのは北海道で6%でした。 食事については、週1回以上マグロ・カツオを食べている妊婦は全体で10%で、沖縄では30%、甲信は12%でした。 11月9日には、伊那市のいなっせでエコチルフェスティバルが開かれます。 フェスティバルの中で、エコチルセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授が調査の進捗状況を報告することになっています。
-
栄村応援の歌舞劇 県内5団体が上演
伊那市の田楽座や葦笛工房など県内5つの劇団や芸人は、栄村を応援するための公演「イワトとびらをひらけ」を今月19日から、県内12箇所で上演します。 3日は、キャストらが伊那市富県の田楽座で、仕上げの稽古を行っていました。 2011年3月12日に、震度6強の地震が襲った栄村を支援しようと、長野県子ども劇場おやこ劇場協議会の仲介で、5つの団体は、栄村で季節ごとに順番に公演を行なってきました。 そのことが縁で、5団体が共同で作品をつくり、栄村を応援したいという話になり今回の劇「イワト」を上演することになりました。 「イワト」は、日本の神話「天岩戸」をベースにしたオリジナル作品で、岩戸に隠れてしまったアマテラスオオミカミを芸能の力で外に出そうするというストーリーです。 参加するのは、伊那市の歌舞劇団田楽座と笛を使った大道芸の葦笛工房、松本市から人形芝居燕屋・高森町から創作和太鼓の吟遊打人、飯田市から道化師のましゅ&Keiです。 それぞれの団体の得意ジャンルの芸能を生かした歌あり、踊りありの劇となっています。 作・演出のくすのき燕さんは「本来は芸能で岩戸から出てくるが、栄村の人たちと接する中で、ストーリーがかわっていった。栄村の被災者、生活者の力強さで岩戸が開いていきます」と話していました。 「イワト」は、19日の長野市を皮切りに、来年1月まで栄村を含み県内12会場で行われます。 伊那文化会館での公演は、20日を予定していて、チケットは、前売り券で一般2500円となっています。
-
おたっしゃ教室発表会
高齢者の健康づくりのために伊那市高遠町の12地区で行われている「おたっしゃ教室」の発表会が9月24日、総合福祉センターやますそで開かれました。 発表会には教室の参加者などおよそ300人が参加し、健康体操を披露しました。 おたっしゃ教室では、地域の高齢者が健康づくりのために月に2回ほど筋力アップや転倒予防の運動を行っています。 教室の指導や運営は伊那市が養成した「いきいきサポーター」が中心となって行っています。 発表会ではいきいきサポーター養成講座の修了生も体操を披露し、参加者も一緒になって体を動かしていました。 ある参加者は、「みんなで楽しく体を動かせてよかった、座ったまま出来るところがいい」と話していました。
-
村障害者グループホーム検討委員会発足
南箕輪村による、障害者グループホーム検討委員会が30日発足しました。 30日は、南箕輪村役場で検討委員会が開かれ、学校関係者など10人が唐木一直村長から委員に委嘱されました。 グループホームの設置は障害者が安心して暮らしていける環境を整え、自立と社会参加を目的にしています。 現在村には、グループホームがないことから、養護学校など関係者からの要望を受け、村内に設置する方向で検討が進められています。 30日の委員会の中で村内の障害者全員を対象に入所希望についてのアンケートを行うことが決まりました。 第2回は伊那市のグループホームの見学が予定されています。
-
伊那公民館学級 おやじの会がごみ拾い
伊那公民館の公民館講座「おやじの会」のメンバーは、24日、市内のごみ拾いをしました。 24日は、おやじの会のメンバー45人が4班に分かれ、ごみ拾いをしました。 会では、月に1回集まり、料理や史跡めぐりなどの教室を開いています。 今回は、地域貢献と体力づくりを目的に市内のごみ拾いをしました。 伊那公園から市役所までをまわった15人は、たばこの吸い殻や空き缶などを拾っていました。 おやじの会では、「今後も積極的に地域と関わっていきたい」と話していました。
-
村民生児童委員が募金ボラ表彰
南箕輪村の民生児童委員協議会は、長年にわたり、共同募金運動に貢献したとして、11日の県社会福祉大会でボランティア表彰を受けました。 19日は、南箕輪村民生児童委員協議会の丸山 博志会長が、村役場を訪れ、受賞を報告しました。 村民生児童委員は、30年以上にわたり、10月から年末にかけて行われる赤い羽根共同募金で、村内の企業を回り募金を呼びかけています。 回る企業は、30社ほどで、毎年200万円以上の募金を集めています。 11日に大町市で開かれた第62回県社会福祉大会で、共同募金運動ボランティア表彰を受けました。 丸山会長は「長年続けてきた活動が認められた。今後も協力いただける企業を開拓していきたい」と挨拶しました。 共同募金の一部は、地元自治体に還元されていて、唐木一直村長は、「村の福祉にも大変役立っている。」と感謝していました。
-
伊那中央病院4年連続黒字
伊那中央病院の平成24年度決算は純利益が7億4千万円と 4年連続で黒字となりました。 25日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会で報告されました。 平成24年度は入院診療単価や外来患者数の増加などにより、約7億4千万円の純利益を確保し、累積赤字は11億円に縮減しています。 年間の延べ患者数は、入院が11万8千人で、23年度と比べ2800人の減少、外来が19万9千人で、23年度と比べ5800人増加しました。 伊那中央病院では、さらなる経営健全化に向け、経営改善に取りくんでいくとともに、今年度は中長期経営計画の見直しを行うことにしています。