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災害ボランティア出発
南箕輪村社会福祉協議会が呼び掛け集まった災害ボランティアが26日、岩手県大槌町に出発しました。
ボランティアとして被災地に行くのは、上伊那地域の住民7人と職員3人のあわせて10人です。
大槌町は、地震による津波と火災の被害が大きく、現在もがれきの撤去作業などが行われています。
参加者の1人は「少しでも被災地の人達の役に立てるようがんばりたい」と話していました。
ボランティアは、2泊3日の日程で、河川の清掃や店舗などの建物の片づけを手伝うということです。 -
被災地の子ども支援コンサート
南箕輪村・こども地球サミットの舞台制作業務を担当している辰野町のイベント会社「イマジー」は、東日本大震災にあった子供たちを支援するコンサートを11日、南箕輪村民センターで開きました。
「明日(あした)はきっとやってくる」と名付けられたコンサートには、元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんらが出演しました。
子ども地球サミット・キッズエコロジーコンサートは、今年8月に予定されていましたが、震災を受けて中止となりました。
主催するイマジーなどはキッズエコロジーコンサートに変わるものとして、被災地の子ども達を支援する目的でこのコンサートを開きました。
コンサートの中では、陸前高田市で被災し、母親をなくしたカメラマン、上田聡さんが撮影した被災地の様子などが上映されました。
東日本大震災からちょうど5ヶ月となる11日午後2時46分には、会場全員で黙祷しました。
イマジーでは、今後も、継続的に被災地支援の活動を行なっていきたいとしています。
また、県内の子ども達がレコーディングに参加した曲を10月上旬にインターネットで配信し、売上金の一部を支援金としたいとしています。 -
ふれあいバザールinアピタ伊那店
障害者施設の製品の販売会、ふれあいバザールinアピタ伊那店が12日、開かれました。
アピタ伊那店で開かれた販売会では、上伊那の障害者就労センター6施設で作った織物やお菓子などが並べられました。
ふれあいバザールは、障害者の作る製品と活動について多くの人に知ってもらおうと、長野県セルプセンター協議会が開いているものです。
協議会では、障害者の工賃アップなどを目的に、販売の機会の促進に努めています。
訪れた人達は、手にとって気に入った物を買い求めていました。
利用者が作った製品は、この他にも月に1回、伊那中央病院と伊那市福祉まちづくりセンターで販売しているということです。 -
宮城県女川町へ絵本611冊送る
南箕輪村社会福祉協議会は、東日本大震災の被災地、宮城県女川町に絵本611冊などを送ります。
25日は、南箕輪村の松寿荘で、物資の詰め込み作業が行われました。
今回の支援は、村内在住の高見利夫さんから、女川町での絵本を活用した復興活動に協力したいと村社協に申し出があり、行われました。
社協では、今月12日から、22日までに、募集を行い、絵本611冊、Tシャツ579枚、カラーボックス207個が集まりました。
女川町は、太平洋岸に位置する、人口は約1万人の町で、今回の震災により、1割を超える人が死亡または行方不明、家屋の8割が、全壊しました。
この日、詰め込まれた荷物は、26日発送し、女川町の社会福祉協議会に届けられる事になっています。 -
ボランティア・地域活動応援センターに登録する市内の住民13人が被災地に出発
伊那市社会福祉協議会の「ボランティア・地域活動応援センター」に登録する市内の住民13人が、今朝、東日本大震災の被災地岩手県山田町に向け出発しました。
15日5時半に、出発式が福祉まちづくりセンターで行われ、家族や社協の職員などおよそ30人が見送りました。
被災地に派遣されるのは、一般公募で集まった10代から60代までの13人です。
派遣先の岩手県山田町は、太平洋に面した町で、沿岸部では津波による壊滅的な被害を受けました。
現在も、復興が進まず手つかずのままの場所もあり、派遣されるボランティアは、がれきの撤去作業などを行うということです。
伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は「暑い中の作業となるので、自分の体に無理のないよう、復興の力となるよう頑張ってほしい」と激励しました。
作業は、16日、17日の2日間を予定しています。 -
箕輪町で実践紙芝居講座
県の元気づくり支援金を受けて、箕輪町の読育ボランティアネットワークと町図書館が行う実践的な読み聞かせ講座が、14日から始まりました。
この日は、読み聞かせなどのボランティア活動を行っている人など20人ほどが参加しました。
これは、読書による教育・読育を進めようと取り組んでいる読育ボランティアネットワークと町図書館が、県の元気づくり支援金から20万円の補助を受け、今年度から始めたものです。
講座は、12月まで予定されていて、内容の異なる6講座が用意されています。
この日は紙芝居の演じ方についての講座が開かれ、伊那市の子どもの本専門店「コマ書店」店長の小林 豊子さんが講師を務めました。
小林さんは、「紙芝居は、世界で日本にしかない文化。観客とコミュニケーションを取りながら、紙芝居の世界を作り上げて」とアドバイスしていました。
参加者が、早速、紙芝居を読む場面も見られました。
箕輪町図書館では、「講座を通して、参加者の技術を高め、保育園などの要望に答えられるボランティアを養成していきたい」と話していました。 -
外国人の不安解消へ 原発講演会
NPO法人 伊那国際交流協会は多くの外国籍住民が震災や原発事故に対して不安を持っていることから、13日夜、伊那市の創造館で、講演会を開きました。
13日夜は、伊那国際交流協会の会員や、一般など20人ほどが参加しました。
伊那国際交流協会によると、東日本大震災後、原発事故の影響についてなどの問い合わせが数多くあったということです。
本国の家族から日本にいると危険なので帰国するようにと家族からいわれる外国籍住民もいるということで、協会では、不安を解消してもらおうと今回講演会を開きました。
講師を担当したのは、協会の会員で、チェルノブイリ原発事故への救援を25年間にわたり続けている伊那市富県の小牧崇さんです。
小牧さんは、「放射能は、風や雨によって運ばれる」と話しました。
チェルノブイリ事故で放射能に汚染された地域と日本地図を重ね合わせ、もし、浜岡原発で事故が起きたら、関東一体が汚染地域になる可能性があることを示しました。
また、チェルノブイリでは、車などが汚染地域から地域外に出るときは、水で洗浄されていた事を示し、日本の対応の遅れを指摘していました。
会場では、中国語とポルトガル語で、外国籍住民に対して通訳も行われていました。
国際交流協会では、講演会を通して、正しい知識を身につけ、少しでも安心してもらいたいと話していました。 -
南箕輪村社協 岩手県大槌町へ扇風機を送る
南箕輪村社会福祉協議会は、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町へ扇風機95台を12日に送ります。
11日は、南箕輪村の松寿荘で積み込み作業が行われ、職員らが扇風機をトラックに乗せていました。
扇風機は、今月5日から住民に提供を呼び掛けたもので、村社協で購入したものと合わせ95台が集まりました。
この他に、土のう袋や電子レンジ、軽トラックも一緒に送る事にしています。
今回の支援は、村社協の職員が、6月下旬に、大槌町に派遣された事がきっかけとなったという事です。
村社協によりますと、大槌町は、岩手県の沿岸に位置し、現在も人口の4分の1にあたる、およそ4千人が避難生活をしているという事です。
村社協では、今後、岩手県の大槌町と隣りの山田町の社会福祉協議会を通して、継続的な支援をしていくとしています。
トラックは、12日早朝、被災地へ向け出発する予定です。 -
ガールスカウト伊那第26団 フィリピンへ
ガールスカウトの伊那、第26団は、フィリピン郊外のスモーキーマウンテンと言われるごみ山があるパヤタス地区を訪問します。
日程は、15日から18日の3泊4日で、劣悪の環境の中生活している現地の子どもたちと交流します。
パヤタス地区を訪問するのは、中学生から大学生までの有志9人です。
7日は、伊那市内で、現地の子どもたちに手渡すプレゼント作りをしました。
スカウトが提供を呼びかけ集まったノートと鉛筆、ボールペンを日本の様子がわかるようにと新聞紙で包んでいました。
他には、フリーマーケットなどで集めたTシャツ、飴やクッキーで作った首飾りです。
現地で暮らしている100人分を用意しました。
フィリピンマニラ郊外にあるパヤタス地区。
マニラ市内から出たごみが大量に運びこまれ、スモーキーマウンテンが形成されています。
そのごみの中から廃品回収を行い、わずかな日銭を稼ぐスカベンジャーと呼ばれる貧しい人たちが、劣悪な環境で暮らしています。
そんな人たちを救おうと、ガールスカウトの母体となる伊那ライオンズクラブは、自立支援として、子どもたちの教育の場、母親たちの仕事の場を確保しようとパヤタスライオンズセンターを建設しました。
今年4月23日には、現地でオープニングセレモニーが行われました。
支援に深く携わったライオンズの歴代会長ら合わせて12人が現地を訪れ、施設を管理運営する支援団体や現地の人たちと完成を祝いました。
建物は、2階建てで、述べ床面積は、約80平方メートル。
1階は、ミシンが置かれ、刺繍をしてお母さんたちが働いています。
2階は、子どもたちの学習の場として使われています。
このライオンズセンター完成が、ガールスカウトのフィリピン訪問のきっかけになりました。
「貧困と飢餓」をテーマに日頃から活動をしているメンバーから、ぜひ現地を訪問したいと声が上がりました。
今回のスカウトのフィリピン訪問を喜んでいる一人、パヤタス地区の支援を足掛け12年にわたり続けている46代会長の吉澤文男さん。
センター建設に大きくかかわりました。
今回の訪問でスカウトたちには、大きな期待をしています。
ごみから刺繍に。
伊那ライオンズクラブが国際財団に働きかけ3年をかけて建設した施設は、完成しました。
しかし、軌道に乗るまでには、まだまだ多くの人の理解と支援が必要です。
今回のガールスカウトのパヤタス訪問で支援の輪がさらに広がることを関係者たちは、期待しています。 -
高遠北小がさくらの里のお年寄りと交流
伊那市の高遠北小学校の6年生は、特別養護老人ホーム「さくらの里」に入所しているお年寄りと、7日交流しました。
7日は、高遠北小学校の6年生8人が、さくらの里を訪れ、お年寄りと交流しました。
子どもたちは、地域のお年寄りと交流する事で、高遠の 歴史や文化を学ぼうと、去年から、さくらの里を訪れ、交流を続けています。
子ども達が音楽会で発表した歌を披露したほか、一緒に七夕の飾り付けをしました。
飾り付けでは、お年寄りの書いた短冊などを、子ども達が飾り付けていました。
飾り終わった笹を立てると、「きれい」と歓声があがっていました。
最後に、笹を囲んで全員で、七夕の歌を歌いました。 -
伊那市高遠町のそば店「壱刻」 義援金を市に届ける
伊那市高遠町のそば店「壱刻」は、先月開いた東日本大震災の復興を支援するコンサートの収益の一部を5日、義援金として伊那市に届けました。
5日は、壱刻のメンバーの一人の飯島進さんが高遠町総合支所を訪れ、義援金7万5千円を伊那市に届けました。
コンサートは、先月25日、音楽を通して被災地を支援しようと開かれたものです。
コンサートにはおよそ60人が訪れ、入場料全額と、飲み物などの売り上げの一部、あわせて7万5千円が集まりました。
壱刻では、被災地の復興を支援すると同時に、高遠の町が元気になるような活動を今後も行っていくとしています。 -
うちわを使って風力発電
うちわを使った風力発電で電気をおこすイベントが、8月に開かれる福祉の祭典、ふれあい広場で行われます。
5日伊那市の福祉まちづくりセンターで、ふれあい広場実行委員会が開かれ、委員が実際にうちわを使って、どのくらい電気がおきるかを試していました。
この企画は、訪れた人たちに、楽しみながら、発電について考えてもらおうと行われるものです。
また発電した電気の量をお金に換算し、義援金として、長野県北部地震で被災した栄村に送ることにしています。
ふれあい広場は、福祉を身近に感じてもらおうと、開かれるイベントで実行委員会ではイベントを運営するボランティアを募集しています。
ふれあい広場は8月28日日曜日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれます。 -
伊那市高齢者施策推進協議会
平成24年度からスタートする、伊那市の第5期介護保険事業計画について考える、高齢者施策推進協議会が6月29日、伊那市役所で開かれました。
この日は会員およそ20人が出席しました。
協議会は、平成24年度からスタートする伊那市第5期介護保険事業計画の策定にあたり、課題などを探ろうと開かれたもので、今回が初回です。
この日は、平成22年度の介護認定の状況などが報告されました。
今年4月1日現在、伊那市内には65歳以上の高齢者が1万8千764人いて、高齢化率は26.1%となっています。
このうち、介護保険を受けることができる介護認定者は、前の年より139人多い2千891人となっています。
協議会の中畑英樹会長は「介護保険の利用者が増え、伊那市の財政負担も大きくなってきている。予防事業を充実させ、要介護者を減らしていく必要がある」と話していました。
協議会は次回8月3日に開かれる予定です。 -
上伊那郡市献血推進対策協議会
上伊那郡市献血推進対策協議会の総会が29日、伊那合同庁舎で開かれ、今年度の上伊那地域の献血目標を4,235人とすることを報告しました。
この日は平成22年度の献血優良団体と個人に表彰状が渡されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、ロジテックINAソリューションズ株式会社と酒井勝幸さんが受賞しています。
総会では今年度の献血目標が報告されました。
昨年度上伊那では、4,543人が献血をしていて、今年は、必要量の最低ラインとなる4,235人を目標に掲げています。
織田信行会長は「献血者数は年々減少傾向にある。地域に根ざした活動を継続して、血液の安定供給ができるよう呼びかけていきたい」と話していました。 -
松島美容室 伊那養護学校で無料の出張カット
箕輪町に本店がある松島美容室は27日、伊那市の伊那養護学校で無料の出張カットを行いました。
27日は、松島美容室のスタッフ31人が伊那養護学校を訪れ、小学部から高等部までの児童や生徒、およそ60人を、無料でカットしました。
出張カットは、スタッフの1人が養護学校を卒業していることや、学校と同じ雰囲気で髪の毛を切ってあげたいという思いから、5年前から行っています。
スタッフらは、あらかじめ保護者に書いてもらった希望のスタイルの紙を見ながら、髪を切っていきました。
松島美容室では、秋にも伊那養護学校で無料の出張カットを計画しています。 -
防犯功労者表彰
長年にわたる防犯活動が認められ、伊那市と辰野町の2人が、防犯功労者表彰を受賞しました。
防犯功労者表彰を受けたのは、伊那市の唐澤利子さんと辰野町の宇治邦弘さんの2人です。。
唐澤さんは、伊那市防犯協会女性部や伊那エンジェルス隊の隊員として15年間防犯活動に携っています。
伊那エンジェルス隊は、振り込め詐欺防止やイベント会場での啓発活動を行なっています。
辰野町の宇治邦弘さんは、岡谷少年友の会、伊那少年警察ボランティア協会で21年間青少年の非行防止活動に携っています。
伊那警察署では、「ボランティアによる防犯活動は、地元に密着した活動で警察とは違った視点で見てもらうことができ、効果的」として、2人の活動に感謝していました。 -
はびろの里で音楽療法
伊那市西箕輪にある老人保健施設はびろの里で、通所リハビリの利用者を対象にした音楽療法が18日行われました。
体の機能回復などリハビリのため施設を利用しているお年寄り45人が歌を歌いました。
音楽療法は、歌や楽器など音楽を使って心と体のケアをするもので、音楽療法を学んだ職員が指導しました。
お年寄りは、水戸黄門の歌を童謡の曲に合わせて歌ったり、バイオリンとギターの伴奏に合わせて歌謡曲などを歌いました。
リズムに合わせて手拍子をしたり、大きな声で歌っていました。
はびろの里では、今後もリハビリの中に音楽療法を取り入れていきたいとしています。 -
上新田公園をつくる会がアジサイ植樹
伊那市上新田の三峰川河川敷グラウンド周辺を整備している上新田公園をつくる会は19日、公園にアジサイの苗木を植樹しました。
上新田区の区民らおよそ80人が参加し、公園に120本のアジサイを植えました。
上新田公園をつくる会は、河川敷のグラウンドと旧マレットゴルフ場を、区民の憩いの場、子どもたちの遊び場にしようと去年から活動しています。
苗木は、中部電力伊那営業所から、アジサイ50本とヤマアジサイ50本が贈られました。
区内に店舗を構えるサンスイ生花店から寄せられたガクアジサイなど20本も植えました。
植えた苗木には参加者が記念の名札を付けていました。
上新田公園をつくる会の活動は、伊那市の地域づくり活動支援金事業に採択されていて、今後はグラウンド改修などを行うということです。 -
箕輪町消防団ポンプ操法、ラッパ吹奏大会
箕輪町消防団のポンプ操法、ラッパ吹奏大会が19日開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。
大会には、町内6つの分団から252人が参加し、役場駐車場で日頃早朝から積んできた練習の成果を発揮していました。
自動車ポンプの部では、キビキビとした動作で、ホースを延長し、決められた的をめがけて放水していました。
結果は、5年ぶりに木下の第4分団が優勝しました。
小型ポンプの部は、松島の第3分団が4連覇を達成し、ラッパ吹奏の部では、下古田、上古田、冨田、中曽根の第2分団が優勝しました。
自動車ポンプ、小型ポンプの優勝チームは、7月3日に伊那市で開かれる上伊那大会に出場することになっています。
箕輪町消防団の小松孝寿団長は、「町消防団の代表として、上伊那大会では、ベストを尽くして欲しい」と話しています。 -
女性チームが初優勝
19日行なわれた南箕輪村消防団のポンプ操法大会で、村の消防団史上初めて、女性チームが優勝しました。
村内から9チームが出場した小型ポンプ操法の部で、塩ノ井の第一分団第2部Bチーム名「エリーとゆかいな仲間達」が、減点を最小限に抑え、女性チームとしては初めて1位になりました。
指揮者は、征矢仁美さん、1番員が征矢和代さん、2番員が加藤美沙さん、3番員は、有賀ひとみさんです。
決められた動作の不備の減点が全員合わせて4点の一桁台で、他の分団を大きく引き離しました。
減点の合計は、14点で、2位の南殿、第2分団第2部を1点差でおさえ、1位となりました。
女性団員によるポンプ操法大会優勝は、明治28年の発足以来初めてです。
「エリーとゆかいな仲間達」が大会に出場したのは、今回が3回目で、おととしが4位、去年は5位でした。
なお、5チームが出場した自動車ポンプの部は、田畑の第三分団第1部A、同じく5チームが出場したラッパの部は、沢尻・南原の第4分団が優勝しました。
それぞれの優勝チームが出場する上伊那大会は、7月3日に伊那市の富士塚運動公園で開かれます。 -
LPガス使い炊き出し訓練
伊那市の前原区は、災害時応援協定に基づいたLPガスによる炊き出し訓練を19日行いました。
前原区内にあるコインランドリーで使用しているLPガスを災害時に炊き出し用として使う訓練です。
コインランドリーを営業している株式会社川岸商会と前原区、伊那市は、昨年度災害時応援協定を締結しました。
この日の炊き出し訓練は、その協定に基づくもので、緊急用のLPガスの栓を開いて、トン汁や炊き出し用の米を煮ました。
訓練には、区民30人ほどが参加し、炊き出しの様子を見守っていました。
箕輪町でもコインランドリーを営業している川岸商会は、町とも応援協定を締結しています。
担当者によりますと、1日3回炊き出しを行なっても、1箇所で1か月以上持ちこたえることが出来るということです。
炊き上がった米は、おにぎりにして、とん汁と一緒に味わいました。
参加者たちは、「以外と美味しい」「炊き出し用の米は、常備したい」などと話しながら、おにぎりをほうばっていました。 -
伊那市認知症地域支援マップ完成
伊那市は、認知症高齢者とその家族の支援に活用してもらおうと認知症地域支援マップを作成しました。
認知症マップは、平成22年度、県の認知症地域支援体制構築等推進事業の一環として作成されました。
認知症高齢者とその家族が、住みなれた地域で安心して暮らせるように、情報を収集・公表し、在宅生活の支援や認知症予防、治療に活用してもらおうと作られました。
マップには、市内で支援事業所となっている医療機関や薬局などの連絡先が記載されているほか、それが地図でも分かるようになっています。
伊那市では、区長や民生委員、医療機関などに配布する予定で、市民には、7月に全戸を対象に回覧するということです。 -
上伊那手話サークルの新人研修会
上伊那手話サークルの新人研修会が12日、南箕輪村村公民館で開かれました。
新人研修会は、聴覚障害者の生の声を聞き、これからの活動に生かしていこうと開かれているものです。
12日は、伊那から駒ヶ根までの5つサークルから、およそ40人が集まりました。
参加者は、手話サークルの活動内容についてや、ろうあ運動についての話を聞きました。
このうち、ろうあ運動の話では、上伊那聴覚障害者協会の会員4人が、仕事場で感じたことなどを話しました。
ある会員は「仕事場で、コミュニケーションがとれないことが1番苦労した。時間を知らせるチャイムの音も聞こえず、他の人の動きを見て判断していた」と話しました。
他にも「同じ仕事場に、手話を知っている人が入り、通訳してくれるようになってとても助かった」などと話しました。
上伊那手話サークルの北原久栄会長は「手話技術だけでなく、耳の不自由な人の生活の苦労を知り、それを社会に広める努力をしていく必要がある」と話していました。 -
夢ぽっけ歌謡教室の東日本大震災被災地支援歌謡コンサート
伊那市のいなっせで開かれた夢ぽっけ歌謡教室の東日本大震災被災地支援歌謡コンサートでは、義援金15万円を全日本腎臓透析センターに送りました。
全日本腎臓透析センターへの寄付は、教室で指導している久保田陽子さんが、被災地の透析患者が、透析を満足に受けられていないことを知り、会員や来場者に呼びかけたものです。
久保田さんは、自身も腎不全を患い、7年前から透析をしています。
久保田さんは「被災地の人が安心して治療を受けられるよう、役に立てればうれしい」と話していました。
コンサートでは、会員86人が懐メロから最新曲まで、思い思いの歌を熱唱しました。 -
高遠高校生徒会が義援金届ける
高遠高校の生徒会が6日、東日本大震災と長野県北部地震の義援金を伊那市に届けました。
高遠高校の生徒会役員が高遠町総合支所を訪れ、伊藤俊規総合支所長に義援金を手渡しました。
義援金は10万8349円です。
4月と5月に計5回、生徒会役員が生徒や教職員に募金を呼び掛け、3万7794円が集まりました。
また4月17日、高遠城址公園の観桜期の駐車場として開放した高校のグラウンドで募金活動をし、観光客から7万555円が集まりました。
このほか、外国人観光客から外国通貨も寄せられたということです。
伊藤総合支所長は「皆さんの想いが被災者の勇気につながると思う」と話していました。
高遠高校生徒会では、今後も募金活動を続けていくということです。 -
復興支援リストバンド販売へ
伊那商工会議所青年部は、東日本大震災や、長野県北部地震の復興支援としてリストバンドを作成、販売し、その売上を寄付する活動を始めます。
7日に伊那商工会館で記者会見が開かれ、復興支援リストバンドの販売など今年度の活動計画が報告されました。
リストバンドには支援の輪を広げたいとの思いがこめられていて、青年部主催のイベントなどで販売し収益の全てを震災による被災地へ寄付する計画です。
リストバンドは1本500円を予定していて、今月24日に伊那商工会館で開かれる防災講演会の会場で販売を開始する計画です。
青年部では他に、8月の伊那まつりに合わせて、東北の、ご当地グルメの販売や、募金活動なども行う計画で、被災地の復興支援事業を展開していきたいとしています。 -
「緑を守るのに役立ててください」
南箕輪村の英語塾「放課後英語」で学ぶ子どもたちが3日村役場を訪れ、みんなで集めた募金を寄付しました。
代表して小学6年生の吉田みさきさんが、「緑を守るために使ってください」と、唐木一直村長に、1万8,500円を手渡しました。
放課後英語は、紙コップを使わないマイカップ募金を日頃から行なっていて、村への寄付は、今年で3年目です。
エコにも関心を持って学んでいて、今日は、唐木村長にクイズも出題していました。
24時間営業のコンビニエンスストアは、一般家庭の何軒分の電気を使うか、オゾン層は、地上何メートルのところにあるかなどと問題を出していました。
唐木村長は、子どもたちのクイズに頭を悩ませながら答えていました。
寄附金を受け取り村長は、「これからは、自然エネルギーをどう使うかがポイント。皆さんもエコについて、さらに学んで欲しい」と話していました。 -
4,000人が天竜川でごみ拾い
上伊那の天竜川河川敷で一斉にゴミ拾いをする天竜川水系環境ピクニックが22日行なわれました。
財団法人長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターが毎年開いていて、今年で18年目になります。
106の企業や団体から4,000人が参加して、辰野町から下伊那郡の天龍村までを6つの地区に分けて河川敷のごみを拾いました。
このうち伊那地区は、17社から1,100人が参加して、天竜川や三峰川のごみを拾いました。
この日集められたごみは、空き缶が2,023個、空きびんが507個、不燃ごみは、444袋可燃ごみは、130袋にのほりました。
伊那テクノバレー地域センターは、「天竜川の現状を認識し、更なるモラルの向上や循環型社会の実現を目指したい」としています。 -
禁煙友愛会が南箕輪村に車椅子を寄贈
日本禁煙友愛会伊那支部は12日、車椅子1台を南箕輪村に寄贈しました。
この日は、伊那支部の清水勇支部長など5人が村役場を訪れ、唐木一直村長に目録を手渡しました。
禁煙友愛会伊那支部では毎年車椅子を寄贈していて、今年で5年目になります。
車椅子は、会員およそ2千800人の会費の一部で購入しました。
清水支部長は「車椅子を活用していただき、村の福祉が少しでも充実すればうれしい」と話していました。
唐木村長は「毎年のご好意を大変ありがたく感じている。大切に使わせていただきたい」と話していました。
南箕輪村では、車椅子を村内の施設で活用していくことにしています。 -
小松養蜂園が震災被災地に蜜蜂の巣箱寄贈
伊那市御園の小松養蜂園は、東日本大震災の被災地に300箱の蜜蜂の巣箱を寄贈しました。
小松養蜂園は、伊那市社会福祉協議会の障害者社会就労センターゆめわーくに蜜蜂の巣箱を組み立てる仕事を発注しています。
12日は、そのゆめわーくで作られた300箱の巣箱を福島、岩手、宮城の養蜂協会に贈りました。
輸送を請け負うのは、東海西濃運輸株式会社で、趣旨に賛同し、格安で引き受けたということです。
出発に先立ち、ゆめわーくの利用者が被災地に向けた応援メッセージをドライバーに手渡しました。
小松養蜂園の小松実治社長(81)は、東日本大震災と36災害がだぶったといいます。
36災害の際に小松さんの飼育している蜜蜂の巣箱が大水で流され、大きな被害をうけました。
小松さんは、「被災地では、ハウスごと流されたと聞いている。イチゴ栽培農家も多く、少しでも力になれたら」と話しています。
12日発送された巣箱は、福島、岩手、宮城の養蜂協会に100箱ずつ贈られることになっています。