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駒ケ根ライオンズクラブ寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は8日、駒ケ根市と駒ケ根市教育委員会に対し、赤い羽根共同募金5万円と図書券21万円分をそれぞれ贈った。服部会長ら役員4人が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。服部会長は「私たちは青少年の育成に長年取り組んできている。子どもたちには本を読む習慣を身につけて力強い人間に成長してほしい」と話した。図書券は市内の5小学校、2中学校に各3万円ずつ分配される。
同クラブは4日、飯島町、宮田村に対しても同様の寄付をしている。 -
エーデルでツリー点灯
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂上赤須のエーデルこまがね(福澤亘施設長)は7日夜、ケアハウスの食堂に面した庭に立つモミの木のクリスマスツリーを飾るイルミネーションの点灯式を開いた。入居者ら約30人が食堂に集まり、部屋の照明を落として「5、4、3…」とカウントダウン。「2、1、0」の声に合わせてイルミネーションがともると「わあ、きれい」とあちこちで歓声が上がった。照明を落としたままの食堂で入居者らは言葉少なにキラキラと瞬く光をじっと眺めていた=写真。
福澤施設長は「年の瀬を迎えて何となく気ぜわしいが、ツリーのイルミネーションを見て心穏やかにゆったり過ごしてほしい。宗教色なしの歳末の風物として楽しんで」と呼び掛けた。イルミネーションは24日まで点灯される。 -
みはらしの湯が伊那市社会福祉協議会にプルタブなどを寄贈
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は7日、今年1年の間に利用客などから集めたプルタブや使い古しのタオル、使用済みの切手を伊那市社会福祉協議会に寄贈した=写真。
入浴客の協力のもと、プルタブや古切手などを集めるようになって6年目。タオル類は各施設で再利用するほか、プルタブはドラム缶3杯分で車いす1台と換えることができる。古切手やテレホンカードは、発展途上国に送る医療物資の購入費に充てられている。今年はタオル140枚、バスタオル60枚、アルミ56キロ、古切手1782枚、使用済みテレホンカード90枚が集まった。最近は、活動が利用客にも知られるようになり、わざわざ集めて持って来る人もいるという。
みはらしの湯の唐沢壽男支配人は「それぞれの量は少しでも、集めればこれだけになる。ご協力いただきたい」と話していた。 -
手話ダンスの会がデイサービスへ
宮田村の「手話ダンスの会」(橋倉栄子代表)は5日、村社会福祉協議会のデイサービスセンターを訪問。軽快な手話ダンスを演じ、利用者を楽しませた。
5年前に発足した同会は、3年前から同センターを訪問。恒例のふれあいとして定着してきた。
この日も村内のメンバーと、指導者の大槻一子さん=箕輪町=の9人が出演。多彩な楽曲でダンスを披露した。
耳なじみの曲も多く、デイ利用者も一緒に手や体を動かしたり。最後はふるさとを全員で歌って踊り、「楽しかった。ありがとう」と喜ぶおじいちゃん、おばあちゃんの姿があった。
「皆さんの顔を見て、我々の励みにもなった。また来年お会いしましょう」と橋倉さんがあいさつ。楽しい余韻を残し、再会を約束した。 -
民生児童委員会が要望書
宮田村民生児童委員会(浦野勝人会長)は4日、子どもから高齢者までが関わる村内の福祉向上のための要望をまとめ、清水靖夫村長に提出した。児童支援センター設置、福祉巡回バスの運行など10項目。厳しい財政状況も考慮する中で、実現を求めた。
児童支援センターは会員制ではなく、帰宅時に家族が不在だったり、遊び場所のない子どもたちが自由に使える場所として設置をと要望。
巡回バスは限られた交通手段の高齢者や障害者に有効とし、要望も強いと検討を促した。
村の幹線道路の歩道に点字ブロック設置を求めるなど、生活弱者に配慮した交通設備の改良も要望。
精神障害者のための作業所設置も求めた。 -
伊南安協飯島支会がトイレシールを作成、町内の飲食店に配布
飯島町の伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は年末の交通安全運動(11-31日)に合わせ、飲酒運転撲滅の「トイレシール」を、町や商工会、JA上伊那飯島支所の協力を得て作成した=写真。町内の飲食店や公共施設、耕地の集会所などに配布し、トイレドアなどに張ってもらうことで、飯島町から飲酒運転を無くすことが狙い。
シールは縦8センチ、横28センチ、「飲んだら乗るな!、飲むなら乗るな!」と書かれたほか、ビールと自動車のイラストも添えた。
下平会長は「年末を控えて、飲酒の機会が増えることを受け、飲酒運転撲滅を願い、シールを作った。入口やカウンターでは営業妨害になるのでは考え、敢えてトイレシールにした」とか。
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アンサンブル伊那で焼き芋販売開始
伊那市西箕輪にある知的障害者の通所授産施設「アンサンブル伊那」はこのほど、焼き芋販売を開始した。
昨年の好評を受け今年は、販売開始を早めた。芋は、同施設敷地内にある小さな小屋の中で焼き上げており、地元客や広域農道を利用する通勤客、施設内にあるカフェの利用者が購入していくことが多い。予約がある時などは1日40本を売り上げる日もある。
サツマイモは甘味が強く、焼くとホクホクとした触感になる「紅あずま」を使用。一般的な焼き芋に使う石より小さめの石を使うことで、芋が傷つかないように配慮している。石を焼く燃料は、アウトドア班の利用者が作っている「まき」のいらない部分を使っており、冬の仕事の一つとなっている。
寒さが感じられる期間は販売を続ける予定で、価格は1本200円。
問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。 -
上穂町区がしめ縄づくりともちつき、繭玉づくり
駒ケ根市の上穂区は3日、三和森クラブで恒例の冬の講座を開いた。小中学生から高齢者まで区民200人が参加、老春会(松崎庄市会長)会員を講師に、しめ縄づくりともちつき、繭玉づくりを楽しみ、師走の1日を区民相互の交流を深めながら、迎春の準備もした。
しめ縄講座では、おやすを作ったり、〆(しめ)の子を4本編み、輪じめを作った。
紅白の繭玉も作り、竹ひごに刺して、お土産にした。
また、玄関前ではもちつき、8割がた大人がつき、子どもたちにバトンタッチ。交替しながら25キロのもちをつき、あんこやきなこもちに調理し、豚汁も煮えて、みんなで会食を楽しんだ。 -
伊南安協飯島支会がトイレシールを作成、町内の飲食店に配布
飯島町の伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は年末の交通安全運動(11-31日)に合わせ、飲酒運転撲滅の「トイレシール」を、町や商工会、JA上伊那飯島支所の協力を得て作成した=写真。町内の飲食店や公共施設、耕地の集会所などに配布し、トイレドアなどに張ってもらうことで、飯島町から飲酒運転を無くすことが狙い。
シールは縦8センチ、横28センチ、「飲んだら乗るな!、飲むなら乗るな!」と書かれたほか、ビールと自動車のイラストも添えた。
下平会長は「年末を控えて、飲酒の機会が増えることを受け、飲酒運転撲滅を願い、シールを作った。入口やカウンターでは営業妨害になるのでは考え、敢えてトイレシールにした」とか。 -
親切運動作文コンクール表彰
小さな親切運動上伊那支部(山田益支部長)は、児童、生徒を対象に募集した作文コンクールの表彰式を開いた。今年は地区の学校を代表して、宮田村の宮田小学校の入賞者を対象に実施。金賞の小椋智幸君=5年=を含む9人に表彰状を手渡した。
山田支部長が同校を訪問。入賞児童を祝福し「小さな親切を、これからの生活にも生かしていってください」と呼びかけた。
今年のコンクールには、支部管内から小学生の部には8校76点の応募があり、優秀1、金、銀賞各2、銅賞11、佳作17点、中学生の部には7校168点の応募があり、優秀2、金賞1、銀賞2、銅賞23、佳作22点がそれぞれ選ばれた。
宮田小からは小学生の部では管内で最も多い31点の応募があった。同校の入賞者は次の皆さん。
▽金賞=小椋智幸(5年)▽銀賞=伊藤貴保(6年)▽銅賞=小池優穏(同)下平まどか、藤浪久美子、和田華澄(以上5年)▽佳作=田口茉優、友野裕太、加々美弥子(以上6年) -
箕輪手話サークル
ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞箕輪町の箕輪手話サークル(30人、尾曽共春会長)が、06年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞した。4日夜のサークルで尾曽会長が賞状と副賞を披露し、皆で受賞を喜び合った。
福祉分野などのボランティア活動を長年実践し、その功績が特に顕著な団体、個人を表彰する。大臣表彰感謝状は全国で38団体が受賞。長野県内では4団体(2団体、2個人)で、上伊那からは箕輪手話サークルのみ。
11月30日に県庁で伝達式があり、尾曽会長が出席した。
箕輪手話サークルは80年に発足。活動のメーンは学習会と、地域で暮らす聴覚障害者と会員の交流。聴覚障害者とコミュニケーションをとる手段として手話を学び、交流を通して聴覚障害者を理解することに重きを置いている。地元だけでなく上伊那、県などの手話関係の行事に積極的に参加し、楽しく手話を学び、交流を深めている。
尾曽会長は、「一番最初の会員が苦労してサークルを立ち上げ、今に至っている。皆さんの苦労に対してもらった表彰。これを出発点に私達もこれから20年、30年と続けていくようがんばりたい」と喜びを語った。 -
古田人形芝居定期公演
箕輪町教育委員会主催の06年度古田人形芝居定期公演は2日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会、箕輪中学校古田人形部、箕輪西小学校と中部小学校の古田人形クラブが出演し、約300人の観客が地域の伝統芸能を楽しんだ。
中部小の古田人形クラブは本年度発足した。児童8人が毎月1、2回の練習で、人形の組み立て方から始まり動かし方などを練習している。公演では、「傾城阿波鳴門」の人形で、母親が歩いてきて座る、飛脚が手紙を渡す、娘のお弓と母親が抱き合うなど、練習して覚えた一部を熱心に発表した。観客は児童が操る人形の一つひとつの動きに大きな拍手を送った。
部員数が増えた箕輪中は、浄瑠璃「生写 朝顔話」に20年ぶりに挑戦し、部員全員が出演して演じた。 -
親と子のいきいき講座で、クリスマスケーキづくり
中川村の中川文化センターで3日、上伊那母子寡婦福祉協議会の「親と子のいきいき講座」があり、母(父)子寡婦家庭、36世帯56人が参加し、クリスマスケーキづくりやクリスマス工作を楽しんだ。
ケーキづくりは会員の1人、伊藤朋枝さんが指導。スポンジケーキ台を使い、ホイップクリームを泡立て、キーウィーやミカンなど果物をスポンジの間に挟み、表面にしっかりクリームを塗り、イチゴやチョコクッキーなどをセンス良く飾って、でき上がり。
また、中川村図書館職員に教わりながら、松かさを使ったクリスマス飾りづくりもした。
宮田村からお母さんと参加した廣田杏奈さん(小5年)は「クリームの泡立ては力がいって大変だったが、食べるのが楽しみ」と話していた。 -
駒ケ根市長が一日父親
駒ケ根市母子寡婦福祉会(熊沢宏子会長)は2日、10年以上前からの恒例となった中原正純市長を迎えての「市長さん一日父親」を同市障害者センター高砂園で開いた。親子ら約50人が参加し、にぎやかにもちつきやゲームなどを楽しんだ。
庭に用意された2つの臼を囲んだ子どもたちは中原市長が笑顔で見守る中、小さなきねを振るって代わる代わる元気にもちをついた=写真。
景気良くつき上げた7升のもちはきな粉やあんこを付けて皆でおいしそうにほお張っていた。 -
赤穂小児童が交通遺児育英会に寄付
自作の寸劇を発表するなどの交通安全活動に取り組んでいる駒ケ根市の赤穂小学校2年1組(伊東美春教諭、29人)は1日、駒ケ根警察署を訪れ、交通遺児育英会への寄付金3万円を児童らが書いたメッセージカードとともに伊南交通安全協会に託した=写真。寄付金はクラスで育てたサツマイモを使って作ったスイートポテト、蒸しパンを、授業参観で保護者に販売した売上。
安協は寄付のお礼に竏窒ニホイッスル付きのキーライトを一人一人にプレゼント。児童らは思わぬ土産に大喜びだった。 -
伊那養護学校の宮田村PTAが、村に要請書
伊那養護学校の宮田村PTAは、同校小、中学部と村内同級生との交流を積極的に継続することなど、児童、生徒の社会参加への協力を盛り込んだ要請書を清水靖夫村長に提出した。
村内の保護者と学校教職員が役場を訪問。清水村長、新井洋一教育長らと懇談した。
「同じ年の村内の子どもたちと、関わりの機会を多く持たせたい。一緒にいる時間を増やして、成人式もみんなで迎えられるようにさせてほしい」と要望。
学校は違っても友情を深めることで、助け合う、支え合う社会環境づくりにもつながると訴えた。
同校教員も「日常的な交流が大切。大きく構えるのではなく、作業したり一緒に給食を食べるなどで良いと思う」と、理解を促した。
職場実習の受け入れについても要望し、村内企業などへの働きかけに協力を求めた。
同校PTAは各市町村ごとに要請活動を行っている。 -
村民会館前にトーテムポール
青少年の健全育成を考える宮田村のグループ・芽ぶきの会(細田悦子代表)は、「地域で子どもを育むシンボルに」とトーテムポールを手作りし、村民会館前の広場に設置した。
木の伐採から、デザイン、製作まで全て11人のメンバーが協力して手がけた力作。親子3代を絵柄にし、子どもたちの健やかな育成の願いを込めた。
設置作業もみんなで汗を流し、立派に完成。子どもから大人まで多くの人が利用する村民会館を見守るように立った。
今後も村内各地に設置したい考えもあり、育成団体など関係者の希望を募りながら、活動を広めていく方針だ。 -
蜜ロウの干支の袋詰め作業
伊那市共同作業の家で30日、来年のえと「亥(いのしし)」を模った蜜ロウの置物の袋詰め作業があった。市内の共同作業所3施設から約10人が集まり、165組のカラフルな親子イノシシを袋詰めした=写真。
蜜ロウえとの販売は12年目。ミツバチの巣箱づくりを伊那市共同作業の家に依託している小松養蜂園(小松実治代表)が「少しでも利用者に還元できれば」と、翌年のえとを模った蜜ロウの置物を提供。それを施設利用者らで販売し、収益を利用者の賃金として還元している。市町村合併に合わせて昨年からは、作業や販売を市内の共同作業所6施設と合同で行っている。
今年は「親子猪竏忠ニ族の絆竏秩vと題して大小2種類を1セットとした。小林敏子所長は「悲しい事件が多いが、家族の絆を大切にしてほしいという思いを込めた」と話す。
置物は各共同作業所などで販売するほか、3日の「障害者の日の集い」や16日の「ふれあいバザールinいなっせ」などでも販売する。価格は1セット800円。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
箕輪西小がプリンターカートリッジ回収ボックスを町役場に引き渡し
エコ活動への協力を竏秩B使用済みのプリンターインクカートリッジを回収している箕輪西小学校の児童が30日、町役場を訪れ、庁舎内に回収ボックスを設置した。購買福祉委員長の柴聖人君は「家や知り合いで使用済みのカートリッジがあったらいただけるとありがたいです。よろしくお願いします」と、協力を呼びかけた。
町の学校環境プログラムを受け「自分たちにできるエコ活動」を進めてきた箕輪西小は今年の8月から、ほとんどの家庭で廃棄処分されている使用済みカートリッジの回収を始めた。今回、より多くの人に協力してもらおう竏窒ニ、回収ボックスの設置を町に依頼した。エコアクション21活動に取り組む町も、その一環として回収ボックスの設置を引き受けた。
使用済みカートリッジはベルマーク運動の対象となるため、同校では16万点を目標に回収し、来年の運動会に使うテントを購入したいとしている。
回収するカートリッジはキャノン、エプソン製の2種類。収集時に分別してもらえるよう、2種類の箱を作った。回収箱は役場入り口、電話ボックス前に設置されている。 -
ボランティアセンター検討委員会が要望
箕輪町ボランティアセンター検討委員会(大槻一子委員長)は27日、デイサービスセンターゆとり荘の改築で社会福祉総合センターに事務局を置く町社会福祉協議会が来年移転することに伴う跡地利用で、「ボランティアセンターとして引き続き使わせていただきたい」と平沢豊満町長に要望した。
ボランティアセンターは現在、社会福祉総合センターを拠点に、2階の1室「ボランティアルーム」で活動している。同センター運営委員会が9月、一般公募5人を加えて25人で検討委員会を組織。「住民から愛され必要とされるボランティアセンター構築」のため、5回の会議で構想や具体案をまとめた。
要望では、ボランティアセンターとして利用する場合の社会福祉総合センターの改修案として▽車両が横付けできる玄関▽2階にトイレ設置▽車いす利用者も会議ができるよう1階に大広場の確保-など具体的な案を挙げ、理想とするセンターの平面図も添付した。
町は、福祉空間等整備事業でゆとり荘周辺を整備し、サービスの幅を広げるため町社協の機能を集中させる計画。社会福祉総合センターの跡地利用は福祉課を中心に検討している。
平沢町長は、「趣旨を酌みながら内容を確認し検討したい」と答えた。 -
伊那食品工業がザールブリュッケン放送交響楽団演奏会に市内の中学生を無料招待
伊那食品工業(本社・西春近)は27日、来月2日に伊那市内で行われる「スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団演奏会」に市内の中学生200人を無料招待するための目録を市に寄贈した=写真。
教育支援やメセナ活動に積極的に取り組んでいる同社は「本物の音楽を市内で聞けるまたとない機会を、ぜひ子どもたちにも提供しよう」と、今回の寄贈を決め、市内6中学校に希望者を募った。
塚越寛会長は「子どもたちには次のステップアップにつなげてほしい」と話していた。
2日に迎えるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏は、「最後の巨匠」として親しまれている人気指揮者。また、ザルブリュッケン放送交響楽団も、ドイツの公共放送の中で最もよく知られたオーケストラの一つで、これだけ大規模な海外の楽団がフルオーケストラで地方公演をするのは非常に珍しいという。また、伊那第九合唱団とのコラボレートもある。 -
第1回伊那市社会福祉大会
旧3市町村の社会福祉協議会が合併して初となる第1回伊那市社会福祉大会が25日、伊那市の県伊那文化会館であった。市内の福祉関係者などが一堂に参加し、参加者それぞれが住み良いまちづくりのために活動していくことなどを大会宣言に掲げた。
伊那市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「昨今の福祉を取り巻く環境はさまざまで、社協も激動の時にある。市民総参加の中、安心、安全の福祉サービスを伊那市で実現したい」とあいさつ。
その後、福祉分野で功績のあった個人や団体の表彰や、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の子どもたちによるアトラクションなどがあったほか、横浜市教育委員会教育委員などを務める義家弘介さんによる講演会もあり、参加者それぞれが福祉への関心を深めた。
表彰は次のみなさん。
◇障害者や高齢者を長年在宅で介護をしている者=福沢文子、北原章、平等節子、小松恭二、田畑●代江、下平繁、小松千恵子、林由美子、花田昭子、伊藤綾子、有賀●しこ、大根田ワカエ、古畑光子、島根カズミ、駒井幸子、戸田和子、北原幸洋、北原みよ子、山崎咲、丹羽和美
◇旧市町村社協役員を長年務めた者=小島良一、伊藤俊規、牧野晃、向山好春、橋爪肇、原浩、清水達雄、中山達得
◇地区・地域社協役員を長年務めた者=六波羅八郎、田中伊那輝、竹松孝子
◇ボランティア功労者▼個人=六波羅八郎、伊藤嘉久▼団体=城南町年輪の会、田原えびす会、ひばりコーラス
◇福祉活動・青少年健全育成活動功労者=三沢光
◇社会福祉職を長年務めた者=松沢和枝、北原陽子、征矢達三郎、中山悦美、伊藤昭男、北原康子、池上かおり、宮下まき子、北原しおり
◇10年以上が数回に渡り100万円以上の金品を寄付した者▼個人=山口明▼国際ソロプチミスト伊那 -
ガールスカウトが伊那公園の花壇で植え替え作業
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は23日、伊那市の伊那公園にある花壇で、来年の春に向けた植え替え作業をした。小学3年生以下のスカウトや保護者など約40人が参加。チューリップの球根約300個を、一つひとつ植え付けた=写真。
伊那公園内にある2つの花壇を管理している長野第26団は毎年、春はチューリップ、秋はサルビアやマリーゴールドが咲くように花壇づくりをしている。主な作業は、小学1縲・年生までが所属するブラウニー部門が担当しており、今回はブラウニーの7人に加え、小学生未満でつくるテンダー部門の2人も参加した。
今年は、鮮やかな花壇になるように竏窒ニ、赤やピンク、黄色や紫など、さまざまな色の球根を準備。花期を終えた秋の花を花壇から取り除き、新しい肥料を入れた後、球根を等間隔で並べた。スカウトらは「ここはこれくらい土をかければいいかな」などと加減しながら土をかけ、作業に励んでいた。 -
秋香会が菊花まつりの寄付
10月30日縲・1月3日まで第46回菊花まつりを駒ケ根市の三和森広場で開いた駒ケ根秋香会(本間秋男会長、30人)は24日、菊花まつりの収益金の一部3万2500円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。本間会長ら3人が市役所を訪れ「社会福祉のために役立てて」と原寛恒助役に寄付金を手渡した=写真。原助役は「歴史と伝統ある秋香会の毎年の厚意に心から感謝する。有効に使わせていただく」と述べた。
本間会長らは懇談で「多くの出品があって良かった。来年もより盛大にできるよう頑張っていきたい」と笑顔で振り返っていた。 -
「公営特養みすず寮を守る会」が発足
上伊那福祉協会への経営移管の方針が示された伊那市の特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管計画中止を求める「公営特養みすず寮を守る会」が24日、発足した。約100人が集まり、会長に県社会保障推進協議会の副会長などを務める小林幹彦さん(71)=伊那市狐島=を選出。小林さんは「社会保障までが市場原理の中に放り込まれてしまった。みすず寮は福祉サービスを必要としている人が必要なサービスを受けるためにできた。福祉のよりどころとなる施設を公的責任で残してほしい」と訴えた。
市町村財政の厳しさが増す中、伊那市と上伊那福祉協会は、市営で管理していた養護老人ホーム「みすず寮」と特別養護老人ホーム「みすず寮」の経営移管の検討を01年に開始。養護老人ホームは、今年の3月に上伊那福祉協会に経営移管され、特養についても06年度から検討を進める方針が示された。しかし今年9月、利用者や職員に対する説明がないまま移管に関する合意がなされ、本年度中の移管を思わせるような動きも進行。移管に伴うサービス低下や職員雇用の問題が議論されないまま、経営移管が成立してしまうことを懸念した市民有志が準備会をつくり、移管反対を訴える会の発足に動いてきた。
会の発足に当たり準備会では、移管計画の中止を求める署名活動を実施。設立総会までに約8千人の署名が集まった。今後さらに署名活動を続け、12月議会の前後に市に対して提出する。また、一般市民にも関心を深めてもらうための学習会なども開く予定。 -
こまがね国際広場での募金寄付
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は10月22日に駒ケ根市の広小路と銀座通りで開かれた第13回こまがね国際広場に出店した世界12カ国のコーヒーを提供するJICA竏断e(ジャイカフェ)で募った市民らの協力金2万450円のうち半額の1万225円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。24日、JICA職員2人が市社協を訪れ、募金を堀勝福事務局長に手渡した=写真。堀事務局長は「善意銀行に積み立て、市民福祉のために活用する」と感謝の言葉を述べた。市社協への寄付は初。
募金の残り半額は海外救援金として日本赤十字社に寄付した。 -
新東部保育園が完成、喜びのしゅん工式、
飯島町が鳥居原に建設した新飯島東部保育園が完成、24日、テープカットや風船飛ばしなどでしゅん工を祝った。25、26日一般公開、来月1日に現東部保育園を閉め、4日新保育園を開園する。
しゅん工式には東部・田切・本郷の3園の園児97人と国、県、議会、地元、関係機関など関係者90人が参列。強風の中、園児の代表と高坂町長らがテープカットし、園児ら全員で紅白のひもを引いて、くす玉を割った。
また、園児らは喜びの歌「幸せ、みのるまで」を響かせ、声を合わせ「ぼくたち、私たちの新しい保育園を作ってくれて、ありがとうございます。みんなで大切に使います」と感謝した。
祝賀会で、高坂町長は「多様化するニーズへの対応に加え、子育て家庭への支援等を目的とした『地域子育て支援センター』を併設した多機能型保育園が完成した。この施設を拠点に、子育てしやすい環境づくりをより一層進めたい」とあいさつ。
同保育園は老朽化した東部・田切・本郷の3園を1園に再編整理し、子育て支援センターを設け、質の高い保育と効率的な運営を図る。
05年、06年度2カ年事業で05年12月着工。定員120人。敷地面積9300平方メートル、鉄骨造平屋建、建築面積1370平方メートル、保育室(6室)302平方メートル、交流保育室52平方メートル、未満児保育室120平方メートル、遊戯室232平方メートル、子育て支援センター75平方メートル、ちゅう房、事務所など。プール91平方メートル、園庭1470平方メートル、屋外運動場1530平方メートル、駐車場52台。
総事業費5億8110万円。 -
明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月27日に駒ケ根市内の大型店など7カ所で行った街頭募金約7万9千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。21日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、原寛恒助役に募金を手渡した=写真。原助役は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は社会福祉のために最大限生かせるよう有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
心の健康を考えるつどい
宮田村は23日、「心の健康を考えるつどい」を村民会館で開いた。精神の障害を地域みんなで考えようと、約200人が参加した。当事者が徐々に社会参加しようと努力している姿を報告。心の問題には地域の支えと理解が大切なことを再認識した。
当事者でつくる村内の心を支えあう仲間づくりの会「さくら」が活動報告した。
福祉交流施設なごみ家を拠点に活動し、多くの人と多彩な交流を深めていると紹介。
「人と上手に付き合いたい。社会の中で生きていく力を養っていく」、「障害者は孤立しがちだが、地域に密着してきた。もっと自然に社会参加していければ」など、胸の想いも発表した。
「さくら」は、同じく活動報告した村福祉作業所、ボランティア、そして地域住民と一緒に合唱も披露。
多くの観衆が見守るステージに堂々と立ち、2カ月間に及んだ練習の成果を発揮。2部合唱で楽しい歌声を響かせた。
ボランティアで指導してきた鷹野綾子さんは「本当に素敵な合唱ができた」と感激。メンバーも「心をこめて歌うことができた」と喜んでいた。
講演会や作品展示、発表などもあり、参加者は心についての理解を深めていた。 -
紅葉とごみ
渓谷の紅葉、ダム湖に写る紅葉、水のある風景には紅葉はよく似合う。広域農道の中田切川や与田切川に架かる橋を通過すると、息をのむほど美しい紅葉に出会う▼先日、中田切川の河川パトロールに同行。工場団地に通ずる町道の不法投棄防止の鳥居が設置された周辺ではごみや空き缶の投げ捨ては皆無だったが、その分、外から見えない段丘林の中や河川敷にはごみが多く、参加者は急斜面で足元を気にしながら、ごみを集めていた。捨てる人は拾う人がいるなどと思ってもいないから、気楽に「ポイ」っなのだろう▼工場団地への道である程度利用者が限られる。関係企業に働き掛ければ、かなりポイ捨ては減るのでは。紅葉の下はごみだらけではしゃれにもならない(大口国江)