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ドローンを活用した木の調査研究
伊那市は、林業の効率化を図ろうと、ドローンで木の調査を行い、間伐の計画立案や間伐後の省力化の実証研究を行います。 調査は、伊那市が信州大学に依頼し、上伊那森林組合が管理する民有林で実施するものです。 21日は、市役所で信州大学山岳科学研究所の加藤正人教授が白鳥孝市長に調査の概要を説明しました。 林業は、人手やコストがかかることから、省力化を図ろうと信州大学の加藤教授が調査システムを開発したものです。 今回の研究では、ドローンで木の数などを調査します。 ドローンを活用することで安全で高精度の調査が可能となります。 調査するのは伊那市長谷浦の民有林5ヘクタールのカラマツ林です。 ドローンで撮影したデータと県の航空レーザデータを組み合わせると一本一本の木の正確な情報が出せるということです。 その情報をもとに森林全体を把握し、間伐する木を簡単に選ぶことが出来るなどの省力化につながります。 伊那市では今後、データを検証し、いづれは林業関係者に活用してもらえるよう広げていきたいとしています。 あす、伊那市長谷の浦でドローンで撮影を行うことになっています。
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上伊那主力の小麦「ハナマンテン」 収穫始まる
上伊那特産の小麦「ハナマンテン」の収穫作業が20日から、伊那市東春近で始まりました。 農事組合法人田原の、およそ2ヘクタールの畑では、コンバイン3台を使って刈り取り作業が行われていました。 ハナマンテンは、練りこむとコシが出ることから、麺類に加工されることが多い、強力粉タイプの品種です。 上伊那地域では、およそ1,000トンの収量を計画していて、この品種の全国シェアの7割を占めるということです。 この日刈り取りが行われたのは、今年の秋に播かれる種子用のものです。 種子用と食用が混ざらないように、先に種子の刈り取りが行われ、それが終わると、食用の収穫作業が始まります。 雨で小麦が濡れると、収穫ができないことから、組合員は急ピッチで作業をしていました。 組合員の飯島弘さんは「去年はあまり良くなかったので、今年は出来の良いものがたくさん出せればうれしい。多く人に味わってもらいたい」と話していました。 JA上伊那によりますと、種子用の刈り取り作業は3日ほどかけて行われ、その後、食用の刈り取りが2週間ほどかけて行われるということです。
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箕輪町大出でさくらんぼ狩りはじまる
JA上伊那が運営する箕輪町大出の農園で17日からさくらんぼ狩りが始まりました。 25アールの農園には、およそ200本のさくらんぼの樹が植えられています。 初日の今日は60人の予約が入っていて、訪れた人たちが味わっていました。 現在は、甘みがあり酸味が少ない「佐藤錦」と、酸味が強くさわやかな「高砂」の2種類が食べごろです。 そのほか「紅きらり」や「紅秀峰」という品種は来週から楽しめるということです。 さくらんぼ狩りはJA上伊那が3年前からはじめました。 リピーターが多く、去年は県内外から500人ほどが訪れました。 受け入れは、7月9日までの火・木・土・日で、30分食べ放題で大人2,000円、小学校3年生以下は1,000円です。 予約はJA上伊那箕輪支所で受け付けています。
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耕作放棄地に今年も羊を放牧
伊那市高遠町の住民有志でつくる高遠町山村活性化協議会は、耕作放棄地の景観形成につなげようと、去年に引き続き、今年も羊を活用した取り組みを行います。 信州大学農学部から借り受けた羊3頭が、藤沢に整備された放牧地「メリーベリー水上」に放されました。 この取り組みは、羊に耕作放棄地の草を食べてもらい、景観形成につなげようと高遠町山村活性化協議会が行っていて、今年で2年目です。 去年は7月から10月まで3頭が放牧され、9月頃には敷地内の草を食べつくしていたということです。 今年は、別の場所での放牧や保育園への子羊の貸し出しなど、取り組みを広げていきたいとしています。 また、首輪には羊の位置や行動がわかる装置がつけられました。 信州大学農学部が東京工業大学や県外の企業とともに開発したもので、このデータを家畜管理に応用していきたいとしています。 2週間後にはあと4頭が放され、合計で7頭になる計画です。 放牧は10月までの予定です。
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上伊那の林業事業者が補助金不正受給
長野県は上伊那管内の林業事業者が平成24年度に箕輪町で行った森林造成事業で不正に補助金を受け取ったとして、補助金およそ235万円の返還を9日求めました。 9日は伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地域振興局の堀田文雄局長が記者会見を開き、補助金の取り消しと返還について説明しました。 問題となったのは、平成24年度に箕輪町で行われた9.2ヘクタールの森林の間伐とその間伐材の搬出に係る事業です。 対象区域の一部で所有者から同意が得られず整備が行えなかった部分があるにもかかわらず、全区域で整備を行ったと申請しました。 これにより林業事業者は補助金およそ235万円を受け取ったという事です。 去年の11月、この事業者から県に対し未整備の部分があり、補助金を返還したいとの申し出がありました。 上伊那地域振興局では関係者などの聞き取りや書類の調査を実施し、虚偽の申請で補助金を受け取ったことを確認し、235万円の返還を事業者に今日もとめました。 振興局によりますと、補助金は全額今日返還されたという事です。 県では林業事業者が個人事業主であることから、特定を避けるため、事業者名の公表はしませんでした。 上伊那地域振興局では、調査の体制を強化し、事業者に対しては適正な補助金申請を指導するなど再発防止を徹底するとしています。
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伊那市50年の森林ビジョン ゾーニングを検討
伊那市の、「50年の森林(もり)ビジョン」について検討を進める推進委員会は、森林管理を項目ごとに地図上に表す「ゾーニング」について意見を交わしました。 6日は、伊那市役所で会議が開かれ、委員やアドバイザーなどおよそ20人が出席しました。 山地・水資源の保全機能向上について考える第1部会、森林の生産力と林業経営の向上について考える第2部会、自然環境の保全について考える第3部会の3つに分かれ、各方面からゾーニングで採用する項目の検討を進めています。 この日は第3部会が、生物多様性やその活用などを基本にしてつくった図をもとに、意見を出し合いました。 現在、土砂災害警戒区域や地すべりの発生しやすさなどの項目を盛り込んだ「山地防災系ゾーニング」のほか、林業関係者の作業の難易度などの項目を盛り込んだ「森林管理ゾーニング」などが案としてあがっています。 ある委員は「活用する人によって必要な情報が変わってくる。危険因子に重きを置くのか、レクリエーション因子に重きを置くのか十分な検討が必要だ」と話していました。 信州大学農学部教授の植木達人委員長は「市民が見て何を感じるのか。どういう項目に興味があるのか。市民に納得してもらえるものを全員でつくっていきたい」と話していました。
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無農薬米づくり体験セミナー
無農薬米の栽培を体験するセミナーが4日、箕輪町南小河内の田んぼで行われました。 4日は東箕輪営農組合が所有する4アールの田んぼで、参加者35人がコシヒカリの苗を植えました。 セミナーは、北小河内と南小河内、長岡の農家で作る東箕輪営農組合が、農業に親しみ関心を持ってもらおうと開いているものです。 田んぼには筋引きという農機具で等間隔になるよう線が引かれました。 無農薬栽培は除草に手間がかかることから、通常より広い間隔でまっすぐに植えていきます。 こうすることで、除草機が使いやすくなるということです セミナーは年間を通して4回開かれ、参加者は稲刈りや脱穀などを体験します。
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農業塾をきっかけに地域おこし協力隊で村に
南箕輪村が地方創生事業の一環で、都会に住む人を対象に農業の担い手を掘り起こす「ちょこっと農業塾」の塾生が、6月から地域おこし協力隊として村内で働いています。 地域おこし協力隊として6月から働いているのは、愛知県名古屋市出身の源平靖佳(げんぺい しずか)さん22歳です。 源平さんは、村が去年10月から行っている「ちょこっと農業塾」に、大学生として参加していました。 農業塾に参加する中で、村の自然や人の暖かさなど、地域の魅力に触れ、興味を持った源平さんは、内定をもらっていた就職先に断りを入れ、地域おこし協力隊に応募しました。 6月から観光分野の地域おこし協力隊員として働いています。 源平さんは「農業塾に参加して村の景色が綺麗で人々も暖かかった。歓迎もしてくれたので南箕輪村に来た。今度はPRする側として良さを伝えていきたい」と話していました。 東京都と愛知県で行われた農業塾には、延べ338人が参加していて、このうち21人が移住に関する個別相談会に出席したということです。 村では、想定以上の移住相談があったことから、今後も東京・愛知を中心に継続して事業を行っていきたいとしています。
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南箕輪村花いっぱい運動 マリーゴールドの苗を販売
南箕輪村の花いっぱい推進協議会は、地域で育ててもらうためのマリーゴールドの苗を、3日に販売しました。 3月に予約を受け付け、41の個人や団体から6千株分の申し込みがありました。 個人や地域の団体、企業などが購入し、庭先や道沿いに植えます。 販売したのはアフリカンマリーゴールドという品種で黄色い花とオレンジ色の花をつけるものの2種類が用意されました。 苗は上伊那農業高校の生徒が今年4月に種を撒いて育ててきたものです。 村商工会やJA、高齢者クラブなどでつくる花いっぱい運動推進協議会では、毎年苗の販売を行っていて、年々予約の数が増えているという事です。 花は6月下旬から咲き始め、10月頃まで楽しめるという事です。
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箕輪西小学校4年生 植樹を体験
箕輪町の箕輪西小学校の4年生は、学校近くの上古田の山林で、ヒノキとクリの苗木を24日に植えました。 上古田財産区が所有する山林で、4年生12人が植樹しました。 植えたのは、ヒノキ50本とクリ15本です。 森林との触れ合いを通して自然環境への理解を深める「みどりの少年団」の活動として毎年4年生が植樹を行っています。 昭和54年から始まり、これまで2千本ほどが植えられています。 苗木を垂直にして土をかぶせ、乾かないよう草で覆ったあと、支柱に結びつけていました。 上古田の住民でつくる西山会(にしやまかい)などがサポートし、木材として利用できるまでに50年ほどかかる事などを説明していました。 4年生は10月に枝打ちと間伐を体験し、11月に間伐した木材を使って本棚を作る予定です。
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入野谷そばの在来種 圃場広げ栽培さらに拡大へ
入野谷在来種のそばの復活を目指す「伊那そば振興会」は今年、これまでの圃場の5倍となる面積で栽培を行う計画です。 30日は、これまでも圃場として活用してきた伊那市長谷浦で、草刈などを、振興会のメンバーや信州大学農学部の学生など20人が行いました。 新しく開墾した場所はこれまでの圃場のすぐ隣で、およそ800平方メートルの広さがあり、合わせると1000平方メートルになります。 交配の可能性が低いこの圃場でさらに栽培の拡大を行うための種を増やします。 数年前まで畑として活用されていた場所で、敷地内には動物から作物を守るために使ったと思われる壊れた柵などが散乱していました。 参加者は、柵に使われていた角材や有刺鉄線などを外しながら集めていました。 振興会では、去年から在来種のそば復活に向けて栽培を始めました。 去年は200平方メートルに100グラムの種をまき、70倍となる7キロの種を収穫しました。 飯島進会長は「圃場を増やしてどこまで成功するかわからないけれど、今年は販売できるくらいまで増やせればうれしい」と話していました。 今後も整備を続け、7月には2回に分けて播種作業を行うということです。 今年は去年の5倍となる500グラムの種をまく予定だということです。
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信州大学農学部 山ぶどうジュース販売
信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうで作ったジュースの販売が、30日から始まりました。 信大農学部では、毎年3年生が実習の一環で山ぶどうを育てていて、2年生が収穫作業を行っています。 去年9月の日照不足で、実が傷んだため、学生たちは苦労しながら作業を行ったということです。 山ぶどうジュースはおよそ540本作られ、1本税込み1,000円で販売されています。 毎年人気の商品のため、購入は1人3本までで、生産品販売所で購入できます。
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JA上伊那 販売高147億円計画
JA上伊那総代会が26日開かれ、今年度の農畜産物の販売高を昨年度より3億円多い147億円とする事業計画案が承認されました。 26日は、JA上伊那本所で第21回総代会が開かれ組合員220人ほどが出席しました。 今年度の農畜産物の販売高は昨年度より3億円多い、147億円を目標としています。 品目別では米が43億円、きのこが22億円、野菜が21億円、花卉が16億円などです。 アスパラガスやりんご、アルストロメリアなど9つを重点品目にあげ、生産拡大に向け総額1億4千万円の補助を実施する計画です。 JA上伊那では、販売高の3割を占める米を中心に、花卉や野菜、きのこなどのボトムアップを図りたいとしています。 御子柴茂樹事組合長は「国際貿易交渉や改正農協法への対応、自己改革など課題が山積している。行政や商工団体などと連携し地域に必要なJAを目指したい」と挨拶しました。
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伊那谷アグリ機構 新勉強会立ち上げへ
産学官が連携し、新たな産業創出を目指す、伊那谷アグリイノベーション推進機構は、新たに、スマート農林業・菌類・鹿肉・市田柿などの勉強会を立ち上げ、事業化・ブランド化を目指します。 26日は、南箕輪村の信州大学農学部で今年度の総会が開かれました。 推進機構ではこれまで、13回のシンポジウムを開くなどの活動を行ってきましたが、さらに具体的な新しい産業の創出の取り組みにつなげようと、昨年度、薬草・薬木の勉強会を立ち上げました。 今年度は、これまでのシンポジウムでキーワードとなって出てきた「スマート農林業」「菌類」「シカ肉」「市田柿」などの勉強会を新たに立ち上げる計画が示され、総会で承認されました。 向山孝一機構長は「大学のもつ可能性に直接触れる中で、地域発展に貢献したい」と話していました。
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西部地区で増加のクマ対策 熊よけ機器試験設置
伊那市は、西部地区で増加傾向にあるツキノワグマへの対策として、今年度から熊よけの機器を試験設置しています。 こちらが、今月上旬から伊那市平沢に設置されている熊よけの機器「ガドリオン」です。 地震が起きる際に発生する音を鳴らして、熊に危険を知らせるというものです。 熊はこの音を嫌がり、この機器から半径1キロメートル以内に近寄らなくなるということです。 市では、カラス対策として同様の機器を先月設置したところ、効果が出ているということです。 22日は、市役所で伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が開かれ、ツキノワグマの捕獲状況について説明がありました。 昨年度のツキノワグマの捕獲数は、前の年度より38頭多い63頭で、うち伊那地区は56頭となっています。 近年の傾向として、人家に近い場所にも出没していることから、市ではこの機器を小沢川上流に設置し人里に降りてこないかどうかを検証するとしています。
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伊那商工会議所青年部が初企画 移住者らと交流会
転勤などで県外から伊那地域に来ている人たちと地域住民は、20日田植えで交流しました。 伊那市東春近田原の9アールの田んぼで田植えを体験しました。 交流会には県外から伊那地域に転勤などで来ている5人を含め55人が参加しました。 この交流会は、農業を通して伊那市の良さを知ってもらおうと伊那商工会議所青年部が初めて企画しました。 収穫した米はハロウィンイベントでカレーで提供する計画です。 野菜は上伊那農業高校に提供を依頼していて、肉はジビエを活用していくとしています。 今後は、年間を通して草取りや稲刈りなどを行い交流を深めていくということです。
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京都出身18歳 高遠町で馬方修行
京都出身の18歳の女性が、伊那市高遠町で馬を使った農林業を行っている馬方・うまや七福(しちふく)に弟子入りし、住み込みで研修を行っています。 うまや七福で研修を受けているのは、京都出身の山中 菜都(なつ)さん18歳です。 働く馬に関係する仕事がしたいとインターネットを検索していたところ、馬を使って畑を耕す馬耕や、木材を搬出する馬搬を行っているうまや七福にたどり着きました。 高校3年生の夏、1か月間、うまや七福で過ごし、卒業後、4月からここで研修を受けています。京都からバイクを運転して、高遠町に来ました。 18日は、うまや七福の横山 晴樹さんが借りている田んぼで、代かきを行いました。 馬耕や馬搬を行っている馬方の仕事は現在全国的にも珍しいということです。 馬は水を嫌がるということで、代かきは特に神経を使います。 山中さんは、横山さんのサポートをしながら、歩みを進めていました。 山中さんは、横山さんの家族とともに暮らしながら、馬との暮らし方を学びます。 研修期間は1年間を予定しています。
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信州大学農学部 りんごの発泡酒シードルの販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が栽培したりんごを原料にした発泡酒・シードルが完成し、18日から販売が始まりました。 農学部で販売が始まったのは、植物資源科学コースの2年生が実習で栽培・収穫したフジを使ったシードルです。 伊那市美篶の伊那ワイン工房で醸造しました。 シードルは去年初めて販売し、今年で2年目になります。 すっきりした飲み心地を残したまま去年より甘味のある仕上がりになったという事です。 しかし、去年9月の長雨の影響でりんごの収量が減ってしまったため、今年は375ml入りのハーフボトルの販売のみで、270本の限定となっています。 シードルは1本税込み千円で、信大農学部の生産品販売所で購入できます。
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若手酪農家が乳製品をPR
南箕輪の若手酪農家は、上伊那産の生乳を使ったヨーグルトなどを村で扱ってもらおうと唐木一直村長に17日、PRしました。 17日は、村内で酪農を営んでいる若手酪農家3人とJAの職員が村役場を訪れました。 上伊那の若手酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、上伊那産の生乳を含む牛乳「酪農家のおもてなし牛乳」を2015年に販売しました。 今月3日から、新商品「おもてなしヨーグルト」を開発し販売しています。 上伊那産の生乳をふんだんに使い通常の3倍の生乳率を66%まで高めたということです。 今日は、新商品のPRと今後村の学校給食やイベントなどに使ってもらおうと訪れました。 唐木村長は「頑張っているみなさんを応援したい。保育園のイベントなどで使わせていただきたい」と話していました。 今後も、学校給食や菓子店などで供給したり温泉施設や観光施設で販売したりできるようPRしていくということです。
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伊那市長谷で海外用の米 栽培始まる
国産米の輸出を手掛ける札幌市の株式会社Wakka Japanは、海外のヘルシー志向の消費者向けに販売する米の栽培を伊那市長谷で行っています。 代表の出口友洋さんは、4月に、自然環境が良い伊那市長谷に移住し米の栽培を始めました。 17日は出口さんが乾田直播と呼ばれる方法で種を直播きしました。 田植えは、愛知県の農場試験場が開発した専用の播種機を使います。 V字の溝を掘りホースから種を落としたあと、土をかぶせていきます。 作業の効率が良く、高齢者でも簡単に出来る他、鳥に種を食べられないことが特徴だということです。 また、出口さんは田んぼに公立よく水を入れるシステムをつくりました。 種は、通常の3倍の胚芽を持つ玄米専食用のもので栄養価が高いということです。 出口さんは、信州大学教育学部を卒業後、平成25年に国産米の海外輸出を手掛けるWakka Japanを立ち上げました。 海外で日本の無農薬米が人気があることから、自然栽培に特化した自社生産の米の輸出に取り組むことにしました。 17日は、上伊那農業高校の教諭も見学に訪れていました。 今年は、1.2tの収穫を見込んでいて、出口さんはハワイに輸出し販売したいと考えています。
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伊那市 松くい虫被害過去最大
昨年度の伊那市の松くい虫の被害量は、平成18年度に被害が確認されてから、過去最大となりました。 16日は、市役所で「松くい虫対策協議会」が開かれ、関係者およそ20人が出席しました。 会の中で昨年度の松くい虫の被害量が報告されました。 報告によりますと、昨年度の被害量は2,847立方メートルで、これまでで最も多かった平成25年度よりも500立方メートル近く多くなっています。 伊那市では「暖冬だったことにより、被害を引き起こす寄生虫を運ぶ、マツノマダラカミキリの越冬数が多かったからではないか」と推測しています。 また会では、被害拡大を防ぐための伐倒駆除(ばっとうくじょ)や樹幹注入、樹種転換などを、今年度も引き続き行っていくことが確認されました。 会長の白鳥孝市長は「被害拡大に歯止めをかけるのは難しい。被害にあった枯損木の再利用方法など、一緒になって検討してほしい」と話していました。 伊那市では、効果を発揮している地区もあるという、ドローンを活用した農薬散布の効果や規制などについても、今後研究を進めていくことにしています。
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GPS機能搭載の田植え機 実演
GPSにより自動運転出来る機能を搭載した田植え機の試験運転が南箕輪村で2日、行われました。 田植え機は、農機具などを製造・販売している株式会社クボタが開発したものです。 購入を検討している南箕輪村の唐澤俊男さんが、その機能を確認しました。 GPSにスタート地点と終点を登録し基準線を設定します。 そうすることで、基準線に沿って走行し、ハンドルから手を放しても問題ありません。 また、あぜへ接近するとブザーが鳴り、さらに近づくとエンジンが停止する機能も搭載されています。 唐澤さんは、村内20戸から田植えなどを引き受けていて、作業の効率化を図ろうと最新の田植え機の導入を検討しています。 2日は、唐澤さんの家族が田植え機に乗りコシヒカリの直播作業を体験していました。 クボタによりますと慣れない人でもまっすぐに田植えが出来、作業負担も軽減できるということです。。 唐澤さんによりますと去年はこの場所でおよそ2時間かかった作業が、GPSを搭載した田植え機を使ったことで30分ほどで終わったということです。 GPS機能が搭載された田植え機は460万円で、上伊那では3台が導入されているということです。 農業を取り巻く環境は高齢化や担い手不足が進み厳しさを増す中でこうしたIoT技術による農業機械の進化は作業の効率化や負担軽減などに効果を発揮しそうです。
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旬の味「なばな」の摘み取りはじまる
伊那市富県の遊休荒廃地を活用した「なばな」の畑で、24日から摘み取りが始まりました。 伊那市富県のたかずや運動公園近くにある畑、およそ3千平方メートルになばなが植えられています。 「農林産物直売所たかずや」が有休荒廃地を活用して作っていて、この日はおよそ20人が摘み取りをしました。 なばなは、菜の花を食用に品種改良したもので、花が開く前のつぼみの状態が一番味が良いということです。 訪れた人たちは、見定めながら摘み取っていました。 この日摘み取りに訪れた人は「周りの人と話をしながら収穫ができるので楽しい。旬の味を楽しみたい」と話していました。 朝晩の冷え込みで例年よりも1週間ほど遅い摘み取りとなりましたが、あたりの桜の開花も遅れたため、現在、摘み取りと一緒に桜を楽しむこともできます。 直売所の埋橋一(かず)代表は「自然を感じながら旬の野菜の摘み取りを体験して欲しい」と話していました。 摘み取りは5月上旬までで、午後1時から午後6時まで、1袋200円で摘み取りをすることができます。
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ファーマーズあじ~な リニューアル
改装工事を行っていた、南箕輪村のJA上伊那農産物直売所ファーマーズあじ~なが、20日、リニューアルオープンしました。 この日は、御子柴茂樹組合長など関係者がテープカットをしてリニューアルオープンを祝いました。 ファーマーズあじ~なは、2004年3月にオープンしましたが、売り場の拡張・利便性の向上などを目的に、今年1月下旬から改装工事が行われてきました。 再開に伴い、オープニングセールが行われるとあって、開店時間には多くの客が訪れ、目当ての品を買い求めていました。 柑橘類の詰め放題が行われたほか、キャベツなどが特価で販売されていました。 今回の改修で、鮮魚や惣菜を新たに取り扱うようになったほか、試食コーナーを充実したということです。 御子柴組合長は、「地産地消の基地としての力を発揮し、愛され利用される直売所にしていきたい」と話していました。 なお、リニューアルに伴うセールは23日(日)まで行われます。
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JA上伊那箕輪水稲育苗センター 稲の播種作業はじまる
箕輪町中原のJA上伊那箕輪水稲育苗センターで、水稲の苗を発芽させる播種作業が行われています。 5月の田植えシーズンを前に、箕輪水稲育苗センターでは今月12日から播種作業が始まりました。 18日は、JA上伊那の職員など15人が作業を行いました。 肥料の入ったマットに、水ともみを乗せて、土をかけていました。 室温の高い出芽室に3日間ほど入れ、その後ハウスで20日間ほど育苗させるということです。 今シーズンは、箕輪町、辰野町、宮田村の水稲の苗を作っていて、10万枚弱の注文が入っているということです。 苗は、コシヒカリが9割以上を占め、あとはあきたこまちと、もち米となっています。 苗は、5月の連休明け以降に各農家に配られます。
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あすから新年度 新規採用職員入組式
また、4月1日からの新年度を前に、JA上伊那では、平成29年度採用職員の入組式が、31日、伊那市狐島の本所で開かれました。 式の始めに全員で、JA綱領を斉唱しました。 今年は、例年並みの21人が新規に入組しました。 内訳は、男性16人、女性5人で、大卒が18人、高卒が3人です。 御子柴茂樹組合長から辞令を受け取りました。 御子柴組合長は、「グローバル化や少子高齢化で非常に厳しい状況だが、なくてはならないJAとなるため、若い力・若い発想で取り組んでもらいたい」と呼びかけました。 新規採用職員を代表して、伊那市中央出身の宮下 三広さんは、「農業情勢の厳しさ、課題を踏まえ、地域のより良い暮らしを追求するため、勉強・実践を全力で行いたい」と誓いの言葉を述べました。 新規採用職員は、3月中に2週間の研修を受けて、入組式に臨みました。 なお、新規採用職員は、3日から、金融・営農・共済などぞれぞれの配属された部署に分かれて仕事を開始します。
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馬で木材を搬出 林業技術講習会
間伐した木材を、馬を使って搬出する林業技術の講習会が、23日、伊那市のますみヶ丘平地林で開かれました。 馬に専用の器具を付けて、木材を固定し、搬出します。 馬で木材を搬出する「馬搬(ばはん)」という技術です。 昭和40年代までは当たり前に見ることができた里山の風景だということです。 23日は、間伐材を有効に活用してもらおうと、上伊那地方事務所が、一般向けの講座を開き、中南信から60人ほどが参加しました。 伊那市高遠町山室で馬を使った農業に取り組んでいるうまや七(しち)福(ふく)の横山 晴樹さんが、馬搬技術を披露しました。 横山さんの飼育する雄の馬「ビンゴ」は12歳で、体重は450キロほどです。 体重と同じほどの重さの木材を運ぶことができるということです。 横山さんは、林業関係者からの依頼や、イベントなどで馬搬を行っています。 参加者は馬の飼育費や、必要な機材などについて質問していました。 主催した上伊那地方事務所では、「住民が森林の整備をすることが少なくなっている。伐採した木材を搬出して活用してもらい、山を守る動きにつなげていきたい」と話していました。 なお、この日は、馬搬以外に、ロープウインチを使った搬出の実習も行われました。
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アツモリソウ培養「効率的に」 松田南信が上農に機器を寄贈
南箕輪村の上伊那農業高校バイテク班では、県の認定を受け、絶滅危惧種に指定されているアツモリソウの保全活動に取り組んでいます。 そのバイテク班にこのほど、温度などを効率的に管理することができる研究用機器が寄贈されました。 17日は、バイテク班の生徒と長野県・寄贈した松田南信株式会社が参加して式が行われ、機器がお披露目されました。 電機メーカー「日立」の商品を取扱う、松田南信では、アツモリソウの保全に取り組む上農高校・長野県と「生物多様性保全パートナーシップ協定」を、1月に締結しました。 今回の寄贈は、その協定に基づいて行われました。 寄贈されたのは「インキュベーター」と呼ばれる機器で、温度や光の照射などを精密管理することができます。 松田南信の神田昭夫常務は「苦労をしていたので、インキュベーターを使ってより効率的に研究をしてもらいたい」と話していました。 上農バイテク班の西條雄真班長は「これまでよりも多くのアツモリソウの培養を試すことが出来るようになる。これからの研究が楽しみです」と話していました。 現在バイテク班では、フラスコ内での苗の培養には成功していますが、フラスコから出した時に温度変化などで死んでしまう個体数が多いのが課題となっています。 今後はインキュベーターを活用し、より効率的に研究を進めていきたいとしています。
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箕輪町の県天然記念物の樹木保存へ
長野県の天然記念物に指定されている箕輪町中曽根のエドヒガンと木下のケヤキの保存作業が現在行われています。 16日は、中曽根のエドヒガンザクラで作業が行われていました。 エドヒガンは、木の高さは13メートル、根元の周囲は8.2メートルあり、樹齢の推定は千年です。 平成15年度の作業から13年が経過し、補修や処置が必要となったため今回作業が行われました。 幹の空洞部分はモルタルで閉鎖されていましたが、それを取り払い、根が伸びるのを助けるほか、剪定や支柱の設置などを行います。 県と箕輪町の補助金を受けて所有者が実施するもので、町内の保存樹木を診断している樹木医の粂野 勝さんが作業計画を立て、飯田市の造園業・伍福園が実施しています。 木下北保育園内にある推定樹齢千年のケヤキも今回作業を行う予定です。 県天然記念物の保存作業は、20日までを予定しています。
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ファーマーズの集い 功績者を表彰
上伊那8市町村の農業委員が集まるファーマーズの集いが2月27日JA上伊那本所で開かれ、農業の発展に功績のあった3人と3団体が表彰されました。 上伊那農業委員会協議会の堺澤豊会長から、表彰状が手渡されました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市手良の酒井敏明さん、 美篶の春日満男さん、 箕輪町長岡の柴節子さん 南箕輪村の農事組合法人まっくんファームの3人と1団体です。 美篶地区の会長を務め荒廃農地の解消に取り組んだ春日さんは、「地域の農業の活性化を願って活動してきた。これからも体力の続く限り尽力していきたい」と受賞者を代表して謝辞を述べました。 集いでは、上伊那農業高校畜産班が鹿肉を使った加工品開発について発表しました。 会場には農業委員や関係者およそ200人が訪れ、高校生の取り組みに耳を傾けました。