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JA上伊那新規採用職員 入組式
JA上伊那の令和4年度の新規採用職員の入組式が、一足早く31日に、伊那市のJA上伊那本所で行われ12人に辞令が交付されました。
来年度の新規採用職員は今年度より5人少ない12人です。
御子柴茂樹組合長から、一人一人に辞令が交付されました。
御子柴組合長は「会話力、聴く力を高め、組合員が何を求めているか考えながら行動してほしい。成長を感じながら1日1日を過ごし、農協を背負う職員として存在を高めてほしい。」と激励しました。
新規採用職員を代表して征矢 将虎さんが誓いの言葉を読み上げました。
12人は、22日から1週間の研修を受講済みで、4月1日からそれぞれの部署に配属されます。
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伊那市の野菜 新宿の給食活用へ
東京都新宿区は、来年度から小中学校の給食で月に1回程度、伊那市産の野菜や米を活用します。
30日は、伊那市の白鳥孝市長と新宿区の吉住健一区長が市役所で記者会見を開き、事業の概要について説明しました。
新宿区では、友好提携都市の伊那市との交流事業の一環として、区立の学校給食で食材を活用する事にしました。
区立の小中学校、特別支援学校は合わせて40校あり、児童・生徒数はおよそ1万3千人だという事です。
月に1回程度、それぞれの学校で伊那市の食材を使ったメニューを提供していくという事で、事業費はおよそ3千9百万円となっています。
新宿区では5月頃から伊那市の食材を使った給食を提供していくとしています。
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高遠中のメタセコイア 伐採して活用へ
伊那市高遠町の高遠中学校は、校内に植えられている樹齢60年の針葉樹メタセコイアを伐採しました。
切った木は、自然公園ポレポレの丘で活用します。
23日は、高遠中学校の庭に植えられているメタセコイアを伐採する作業が行われました。
午前中は、木の枝などを切り落としていました。
校内のメタセコイアは、樹齢およそ60年で、高さはおよそ20メートルあります。
伸びた枝が校舎にあたり、危険なことから、伐採することが決まっていました。
生徒にとって思い出のある木を有効活用してはどうかと、高遠中学校のコミュニティスクールの地域コーディネーターを務める杉山祐樹さんが、近くにある自然公園ポレポレの丘での活用を提案しました。
この日は、山﨑茂則校長も見守る中、作業が行われました。
伐採した木は、ポレポレの丘で丸太の椅子として活用するということです。
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JA上伊那生活部会 テキスト本作成
JA上伊那の女性組織・生活部会は、3年間の活動やレシピなどをまとめたテキスト本「キラっとbook」を作成しました。
10日は、生活部会長の上田ゆり子さんが、御子柴茂樹組合長にテキスト本の完成を報告しました。
生活部会は、毎年、12月に女性まつりを開いて活動報告や交流を行っていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2年間中止となりました。
そこで、女性まつりに代わるものとして、テキスト本を作成することにしました。
テキスト本には、集落ごとにある班の活動や、会員おすすめのレシピなどが掲載されています。
テキスト本は3200冊作成し、3月中に生活部会員に配布するということです。
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先端技術を使った研究報告「大幅な省力化に期待」
伊那市が信州大学農学部と連携して取り組む、先端技術を使った農業分野の省力化についての研究成果の報告会が16日、伊那市役所で開かれました。
この日は、ドローンを使った農地確認や罠センサーを使った鳥獣被害対策の開発や実験に関わっている、信州大学農学部の渡邉修准教授など4人が、研究の成果について「どちらも大幅な省力化・負担軽減が期待できる」と白鳥孝市長に報告しました。
今年度から実証が始まった、ドローンを使った植生・農地確認は、撮影した画像をAIが自動で種類を判別し、データで確認できるため、これまで課題となっていた時間・体力的負担を軽減できるといいます。
この実証は今年度から3年間の予定で、令和6年度の実用化を目指すということです。
また、農作物を食い荒らす鳥獣被害対策のための罠センサーは、通知が来た時だけ現場に行けば良いということで、毎日の見回りが不要になるといいます。
作業効率の実験では、従来の7割の時間・コスト削減ができたということです。
白鳥市長は「この研究には色々な可能性がある。災害対策などにも活用していきたい」と話していました。
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もりもり上伊那山の感謝祭 講演会
森林の恵みに感謝し、次の世代に引き継ぐイベント「もりもり上伊那山の感謝祭」の講演会の
収録が2月24日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
このイベントは、上伊那地域振興局が毎年開いているもので、例年は、林業に貢献した人などへの表彰と講演会を行っています。
今年は、新型コロナまん延防止措置適用のため講演会のみ収録形式で行われました。
講演では、飯田市で竹林整備や竹資源の商品化などを行っているNPO法人「いなだに竹Links」代表の曽根原宗夫さんが、「竹林整備と暮らしやすい里山づくり、竹で遊ぼう竹で暮らそう」について話をしました。
曽根原さんは、竹林が荒れることにより不法投棄に繋がることを知ったと話していました。
曽根原さんは、「竹林の手入れにより景観を守るとともに、地域の繋がりのきっかけになる」と話していました。
この講演会は3月12日に、ご覧のチャンネルで放送致します。
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伊那そば振興会 農林水産大臣賞を受賞
伊那市の信州そば発祥の地伊那そば振興会は、一般社団法人日本蕎麦協会が主催する、全国そば優良生産表彰事業で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しました。
伊那そば振興会は、2015年に設立し、そばを通じた地域振興を行ってきました。
中でも、わずか20グラムだけ残った種から6粒が発芽し、復活させた「入野谷在来そば」の取り組みと、信州大学と協力して行っている、広く出回っている品種の高品質化への取り組みが評価されたということです。
伊那そば振興会の飯島進会長は「地域の方々を含め、今まで会としてやってきたことが評価されて非常に嬉しい」と受賞を喜んでいました。
25日には、伊那市役所で表彰伝達式が行われることになっています。
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上伊那森林組合 ペレットストーブ展示場開設
上伊那森林組合は、自然エネルギーへの関心が高まる中で、関心のある人たちの要望に応えようと、伊那市高遠町にある工場敷地内にペレットストーブ展示場を開設しました。
高遠町上山田にあるペレットストーブの展示場です。
ペレットストーブ17台、薪ストーブ3台が設置されています。
こちらはアメリカ製のペレットストーブです。
天板がそれほど熱くならないため触っても安全です。
ペレットは上部から補充することができます。
こちらは日本製のものです。
上部にボタンがついていて、タイマーで時間を設定できます。
こちらはフランス製のもので、ペレットと薪の兼用です。
手軽に使いたいときはペレット、雰囲気を楽しみたい時は薪と、使い分けることができます。
展示場では、実際にストーブに着火する体験や、稼働している様子の見学ができます。
全国的に自然エネルギーへの関心が高まる中、工場にある事務所を改修して設置しました。
上伊那森林組合では、自然エネルギーの活用を進めようと平成15年から地元産のカラマツ・..アカマツの間伐材を使ったペレット「ピュア1号」を製造しています。
平成19年度までの生産量は年間1,000トン以下でしたが、平成20年代半ば以降需要が大幅に増加していて、令和2年度は過去最高となる、総額約1億5千万円 3,900トン、を販売しました。
ペレットストーブ展示場は予約をすれば誰でも見学できます。
(電話 94‐1173)
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(仮称)セルリー疫病 南信で確認される
長野県は、セロリに立枯れや腐敗などを引き起こす(仮称)セルリー疫病が、南信地域で栽培されたセロリから確認されたと7日に発表しました。
セルリー疫病は、菌類による病害で、主に葉の黄化を伴う生育停滞や芯の部分の腐敗などの症状がみられるものです。
県によると、県内でこうしたセロリの疫病の確認は初めてで、国内でも聞いたことがないということです。
県病害虫防除所によりますと、去年6月に南信地域の水田転換畑の排水不良が見られる箇所など複数の圃場で被害株が見つかり、セルリー疫病が確認されたということです。
県病害虫防除所では、同様の症状が見られた場合は市販の簡易キットによる診断を行い、必要に応じて上伊那農業農村支援センターに相談するよう呼びかけています。 -
冬の寒さで日本酒の「寒仕込み」
伊那市高遠町の酒蔵 仙醸では、冬の寒さを利用する「寒仕込み」の作業がピークを迎えています。
11日朝8時過ぎ、酒蔵から米を蒸す蒸気が上っていました。
11日は4人で純米大吟醸の仕込みを行っていました。
酒米 山恵錦が蒸しあがると、布の上に広げていきます。
米の温度を下げ、水分を飛ばす作業です。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下3.4度で、2月下旬並みとなりました。
仙醸では今週から来週にかけ低温発酵させる純米大吟醸の仕込みを行っています。
米は専用の部屋に運ばれ、麹菌をかけ発酵させます。
11日仕込んだ米150キロ分は、1か月ほどタンクで発酵させるということです。
寒仕込みの作業は3月末まで行われます。
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酪農家を応援 箕輪町で牛乳を無料配布
箕輪町は、酪農家を応援しようと牛乳を無料配布する「牛乳モォ~1杯キャンペーン」を農産物直売所ファームテラスみのわで5日に行われました。
5日は、酪農家やJAなどでつくる箕輪町酪農振興協議会のメンバーが訪れた人たちに1人1本牛乳を渡していました。
箕輪町によりますと、上伊那の牛乳の生産量は1日50トンで、県内では東信地域に次いで2番目の量だという事です。
新型コロナによる需要の低迷に加え、年末年始は小中学校も休みとなり大量の牛乳が余る事から、町では酪農家の支援や消費拡大を図ろうと牛乳の無料配布を企画しました。
無料配布は6日も行われ1,000本を予定しています。
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来年の米の生産目標決まる
2022年の上伊那で生産する米の生産目標指数は、前の年から850トン減り、2万6,857トンとなりました。
22日は、伊那市の伊那合同庁舎で農業再生協議会上伊那地方部総会が開かれ、来年の米の生産目標が決まりました。
上伊那の2022年の生産目標数は、前の年から850トン減り、2万6,857トンとなりました。
新型コロナの影響で業務用米の需要が減ったことなどから、国の在庫量が適正水準を上回ると予測されているため、生産目標数が減少したということです。
市町村別では、伊那市が1万1,481トン、箕輪町が2,191トン、南箕輪村が1,455トンとなっています。
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アルストロメリアの出荷本格化
上伊那が生産量日本一を誇る花アルストロメリアは、クリスマスや年末の需要に向け出荷が本格化しています。
伊那市東春近の酒井弘道さんのハウスでは朝から収穫作業が行われていました。
クリスマスや年末年始で需要が増えるこの時期は、多い日で1日に5,000本を出荷しています。
収穫した花は茎の太さや長さなどで選別し、不要な葉を取り除いていきます。
アルストロメリアは南米原産の花で、花もちがよいのが特徴です。
上伊那地域では1年で約1300万本のアルストロメリアを栽培していて、全国で最も多い地域となっています。
JA上伊那によりますと、去年は新型コロナの影響で需要が落ち込み、市場での価格は1本平均60円から70円でしたが、今年は1本100円ほどになっているということです。
酒井さんのハウスでは、12月の1か月間でおよそ6~7万本を出荷する予定です。
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信大の山ぶどうワイン販売始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が育てた山ぶどうを使ったワインが完成し、8日から販売が始まりました。
ワインに使われている山ぶどうは、植物資源科学コースと動物資源生命科学コースの2・3年生が栽培したものです。
今年は、およそ3トン収穫し、そのうち2トンをワインに使用しました。
8月に大雨が降りましたが、そのあと天気がいい日が続いたことで、例年より糖度が増し、品質もいいということです。
この日は、学生がワインの味見をしていました。
山ぶどうワインは、720ミリリットル入りが税込み2,200円、360ミリリットル入りが税込み1,300円となっています。
信州大学農学部の生産品販売所のほか、大芝高原味工房で購入できるということです。
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市民の暮らしと森を繋ぐ 森マルシェ
地元産材を使った楽しみ方を提案する森マルシェが5日、伊那市西箕輪の株式会社有賀製材所で開かれました。
この日は、伊那市内で林業を行う企業などが木工品の販売や、DIYを体験できるコーナーを出展していました。
森マルシェは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートする伊那市ミドリナ委員会が森の楽しみ方を話し合う「ミドリナカフェ」の一環として開いたものです。 -
ザザムシ漁解禁 天竜川濁り持ち越しに
12月1日は伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁の解禁日です。
しかし11月30日からの雨により天竜川は増水し濁っていた為、漁をおこなう人はみられませんでした。
天竜川漁業協同組合の平沢正信副組合長です。
天竜川漁協によりますと1日までにザザムシ漁に必要な虫踏許可証を取得したのは5人で、平沢さんもその一人です。
11月30日からの雨により天竜川が増水し、水が濁っているため1日の漁を中止しました。
特に水が濁っているとザザムシが餌と一緒に泥を食べ、つくだ煮にしても食感が悪くなるという事です。
平沢さんによりますと水の濁りが無くなり1週間ほどすると漁が行えるという事です。
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燃料費高騰でいちご農家が負担を懸念
30日の伊那地域の最低気温は氷点下5度で今季一番の寒さとなりました。
寒さが厳しくなる中、いちご農家は燃料費の高騰による暖房費の負担増加を懸念しています。
伊那市西箕輪のみはらしファーム内にあるみはらしいちご園です。
17棟のハウスで栽培していて、収穫を間近に控えたいちごが色づき始めています。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下5度で、今季一番の寒さとなりました。
暖房は、寒さが厳しくなった先週末から本格的に稼働しています。
ハウス内が5度から4度になると稼働するようになっています。
羽広いちご生産組合 副組合長の笠松崇志さんです。
暖房の燃料は重油で、1つのハウスで1シーズン60万円から70万円かかるということです。
燃料価格の高騰による影響は大きいということです。
みはらしいちご園の収穫体験は、コロナ前は1シーズンで7万人ほどが訪れていましたが、昨シーズンは9,318人でした。
今シーズンは1組50分の時間制限を設けるなどのコロナ対策を取り、来年1月2日から営業する予定です。
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「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」 現地視察
長野県森林づくり県民税のよりよい使い道を考える「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」のメンバーが18日箕輪町の萱野高原で現地視察を行いました。
視察には5人が参加し萱野高原の整備を行ってきた三日町福与地区里山整備利用推進協議会会長の中村政一さんから話を聞きました。
中村さんは「一回里山を整備しても4年ほどで戻ってしまいます。広く作業ができればいいですが関わる人が少ないので大変です」と話していました。
協議会では萱野高原の遊歩道の整備やマツクイムシの被害を受けた木を伐採し薪にして販売する活動などを行っています。 -
伊那市と伸和コントロールズ(株)が森林整備協定
伊那市と神奈川県に本社をおく伸和コントロールズ株式会社は森林整備を通して地球温暖化防止や市民が自然に親しむことを目的とした協定を25日に結びました。
25日は伊那市役所で白鳥孝市長と伸和コントロールズ株式会社の幸島宏邦会長、立会人に上伊那地域振興局の竹村浩一郎局長が森林の里親森林整備基本協定書を取り交わしました。
県の森林の里親促進事業は企業からの寄付金により森林整備や歩道整備を行うものです。
伊那市では市民の森や鹿嶺高原、千代田湖の3か所の森林整備を来年度から行うということです。
白鳥市長は「整備をしっかり行い、市民がふれあえる場所にしていきたい」と話していました。
幸島会長は「伊那市は観光だけでなく林業でも発展していってほしい。会社の事業としても取り組んでいきたい」と話していました。
協定期間は2027年3月31日までとなっています。
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アスパラ自動収穫機 実演
現在開発中の、アスパラガス自動収穫機の実演が伊那市西箕輪のJA菜園で19日、行われました。
タブレットに、収穫に適した長さなどを入力します。
自動収穫機がハウス内にしかれたレールを走行し、本体のカメラがアスパラガスを認識して刈り取ります。
収穫状況などが接続したパソコンに通知される仕組みとなっています。
実演会には、農業関係者などおよそ50人が参加し、自動でアスパラガスを収穫する様子を見学しました。
これは、伊那市の農業の負担軽減を図る取り組み、スマート農業の一環で始まった事業で、委託先となる南信工科短期大学校や市内の企業などが連携して行っています。
熱がこもり暑くなるハウス内での作業や腰への負担軽減など省力化が期待されています。
開発段階では、2時間半の走行が可能だということです。
アスパラガスの自動収穫機は、今後改良を加え来年度中の完成を目指しています。
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伊那西部地区が農業水利施設整備完了
伊那西部地区の農業水利施設の整備が今年度完了するのを前に事業の報告会が18日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那西部地区の農業水利施設は農林水産省関東農政局関東土地改良調査管理事務所の委託により、伊那西部土地改良区連合が管理しているものです。
現在伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の畑や田んぼ、2,561ヘクタールに農業用水を供給しています。
揚水機場にあるポンプ設備の電動機や水管理システムの老朽化により平成24年度から更新を行っていて、総事業費は26億円4千万円です。
関東農政局の野原弘彦次長は「農業生産の維持、経営の安定を図り、地域が活性化することを期待しています」と挨拶しました。
報告会には関係する市町村長などおよそ30人が出席しました。
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JA上伊那フォトコンテスト表彰式
JA上伊那フォトコンテストの表彰式が12日、JA上伊那本所で行われ、最優秀賞に駒ヶ根市の小川正さんの作品が選ばれました。
最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれた小川さんの作品「東京オリンピックのかかし」です。
1年延期となったオリンピック・パラリンピックを題材にし、コロナ禍で疲れた心を和ませる1枚であると評価されました。
優秀賞には、箕輪町の池上敏夫さん、南箕輪村の宮坂大樹さんの作品が選ばれました。
フォトコンテストは、「農のある暮らし」や「魅力ある風景」をテーマに募集し、57人から183点の応募がありました。
このうち入選した27点は、JA上伊那の広報誌や来年のカレンダーに使用されるということです。
15日から19日までは、JA上伊那本所に展示されるということです。
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高遠在来とうがらしフォーラム
高遠在来とうがらしの魅力について語るフォーラムが、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで10月30日、開かれました。
フォーラムでは、信州大学農学部准教授の松島憲一さん、料理研究家の横山タカ子さん、株式会社八幡屋磯五郎の室賀栄助社長が、とうがらしの魅力や家庭で楽しめるレシピなどを紹介しました。
このうち、松島さんは、高遠在来とうがらしについて話をしました。
松島さんは「高遠てんとうなんばんは、上向きに生えるのが特徴で、鷹の爪よりも辛味がマイルドです。
芝平なんばんは、下向きに生え、高遠てんとうなんばんの2倍の辛さです」と話していました。
また、「とうがらしを活用して、地域農業を明るくし食文化を豊かにしましょう」と呼びかけていました。
横山さんは、とうがらしを使ったドライカレーや醤油漬けのレシピを紹介しました。
室賀社長は、高遠てんとうなんばんを使った七味を紹介しました。
フォーラムを企画した、高遠在来とうがらし保存会は、「伝統あるとうがらしを知ってもらい、日常の中で使うヒントにしてほしい」と話していました。
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伊那中央ロータリークラブ 市民の森で植林作業
伊那中央ロータリークラブは、森林や自然環境を維持しようと、伊那市ますみヶ丘にある「市民の森」で24日、植林作業を行いました。
この日は、伊那中央ロータリークラブの会員や伊那西高校の生徒などおよそ60人が参加し、コナラの苗木400本を植えました。
伊那中央ロータリークラブは、生物の多様性を中心とした自然環境の保全と向上、山地・水資源の保全機能向上などを目的に植林を行いました。
伊那中央ロータリークラブでは、市民が気軽に足を運べる森林づくりにつなげたいとしています。 -
信大農学部 低農薬栽培のコシヒカリを販売
南箕輪村の信州大学農学部で、学生が低農薬栽培で育てた米、コシヒカリの販売が20日から始まりました。
米は、信大農学部の植物資源科学コースと動物資源生命科学コース2年生が実習の一環で栽培したコシヒカリの新米です。
低農薬で栽培されていて、価格は10キロで3,900円です。
このほか、稲刈りのあとに天日干しにしたはざかけ米は、10キロで4,500円、玄米は30キロで1万円です。
米は、大学が所有する神子柴の2・5ヘクタールの田んぼで作られ、今年はおよそ10トンを収穫しました。
米は、キャンパス内の生産品販売所で購入できるほか、ホームページ上から全国発送も可能だということです。
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水稲の作柄概況 南信「やや不良」
関東農政局は今年度の水稲の9月25日現在の作柄概況を発表しました。
南信の作況指数は96で、やや不良となっています。
関東農政局の作柄概況にによりますと、南信の穂数は植え付け後に寒い時期があったことからやや少なくなっています。
全もみ数は平年並み、登熟はやや不良となっています。
作況指数は96で、やや不良となっています。 -
入野谷在来そばの収穫・脱穀
かつて伊那市の高遠・長谷地域で栽培されていた「入野谷在来そば」の収穫と脱穀が5日長谷浦の圃場で行われました。
5日は、入野谷そば振興会や、信州そば発祥の地 伊那そば振興会、信州大学で作る入野谷在来種復活夢プロジェクトのメンバー16人が集まり、そばの刈り取りと脱穀をしました。
長谷浦の12アールの圃場では、他の品種と交配しないよう原種を守る目的で栽培しています。
今年は管理がうまくいったということで、例年の30キロの倍ほどの収量が見込めそうだということです。
脱穀したそばは、天日干しをして、改めて枝などを取り除く作業を行うということです。
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土砂災害危険か所をパトロール
秋の台風シーズンを前に、伊那市は市内の土砂災害危険区域に指定されている危険か所のパトロールを5日行いました。
5日は、伊那市や伊那警察署、伊那消防署などおよそ25人が市内の土砂災害警戒区域に指定されている3か所をパトロールしました。
このうち、伊那市荒井内の萱のメツラ沢は、平成30年の台風24号で土石流が発生し、農業用ビニールハウスが倒壊しました。
その被害を受け、県は令和元年から治山ダムの工事を行っていて、今年度で完了する計画です。
この治山ダムは、幅61メートル、放水路までの高さは11メートルで、6,000立方メートルの土石流に対応できます。
参加者は、県の担当者から説明を受けていました。
伊那市には、土砂災害警戒区域・特別警戒区域が合わせておよそ1100か所あり、災害時には警戒を強めていきたいとしています。
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カミアカリの玄米を使った甘酒発売
伊那市長谷で海外販売用の米を作っている株式会社WakkaAgriは、希少品種「カミアカリ」の玄米を使った甘酒を10月1日に発売します。
こちらが「自然栽培カミアカリ玄米あま酒」です。
750グラム入りで価格は税込み1,620円です。
カミアカリは国内でも7人しか栽培を行っていない希少品種です。
Wakka Agriでは、農薬や肥料を使わずに栽培し、香港やニューヨークなど海外へ輸出しています。
甘酒は、伊那市の酒蔵宮島酒店が製造し、すでに海外で販売されていて、今回は国内で初めての販売となります。
自然の甘味が特徴で、玄米特有の胚芽のプチプチとした食感で、食べる甘酒として楽しめるということです。
甘酒は、10月1日(金)から、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で発売されます。 -
JA上伊那が社協に米を寄付
JA上伊那は、子ども食堂に活用してもらおうと500キロの米を27日、伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
JA上伊那の御子柴茂樹組合長が市役所を訪れ、白鳥孝市長にプライベートブランドの伊那華の米を渡しました。
伊那市は食料支援を必要としている世帯を応援する、子どもの未来応援事業を行っています。
事業の委託を受けた、市社会福祉協議会が子ども食堂などに無償で食材を提供する活動を行っています。
御子柴組合長は「米には生産者の気持ちがこもっているので、子ども食堂で活用してほしい」と話しました。
白鳥市長は「500キロの米を寄付していただき感謝している。子どもたちには米をたくさん食べて大きくなってほしい」と話しました。
500キロの米は、毎月40キロずつ活用し、子ども食堂やカレー大作戦などで提供されるということです。