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信州大学と伊那市交流会 連携事業について発表
信州大学と伊那市の交流会が30日伊那市役所で開かれ、連携して取り組んでいる事業についての報告がありました。 交流会には、信州大学の教授や伊那市の職員などおよそ40人が参加しました。 交流会は、平成7年に農学部と伊那市の交流会として始まり、平成23年度からは、信州大学と伊那市とで開いています。 信州大学と伊那市は、地域活性化を目的に連携事業に取り組んでいます。 信大農学部はアマランサスの普及を目的に、今年度は西春近南小学校の児童と栽培活動を行ったり、簡易栽培マニュアルを作成しました。 小規模栽培の範囲はここ数年で増加傾向にあり、今後の活動については「伊那市とのコラボ商品の企画やPR活動に力を入れていきたい」と話しました。 伊那市は、南アルプスの食害対策や上伊那地域医療再生計画について発表しました。 発表会では、地域と大学が継続的な連携を行い、地域活性化のため事業を通してこれからも努力していくことが確認されました。
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ファミリーフェスタ初開催
家族で楽しみながら子育てについて学んでもらうイベント「ファミリーフェスタ2014」が26日、伊那市の女性プラザ伊那で開かれました。 イベントは、母親に任せきりになりがちな子育てについて父親にも楽しみながら学んでもらおうと、伊那市総合型地域スポーツクラブが初めて開きました。会場では、大型絵本の読み聞かせや、子供と一緒に行う体操教室等が開かれました。 体操教室では、子供を持ち上げる時は、背筋を伸ばし膝を使うと腰を痛めにくい。つま先で床をしっかりつかむ感覚を意識すると良い等と参加者にアドバイスしていました。 また、似顔絵の販売コーナーでは、訪れた人達が家族全員や子供達の絵を頼んでいました。 20分程で絵が出来上がると手にした人たちは見比べ笑顔を浮かべていました。
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来年の年賀はがき 販売はじまる
来年の年賀はがきの販売が30日から全国一斉にはじまりました。 このうち伊那市坂下の伊那郵便局でもまとまった枚数の年賀はがきを買い求める人の姿が見られました。 来年の年賀はがきは、スマートフォンをかざすと人気キャラクターの動画を見ることができるものなど合わせて9種類です。 いつも初日に訪れるという市内の女性は「毎年初日に買っています。今日から書き出します」と話していました。 年賀はがきの受け付けは12月15日から始まり、郵便局は、元日に届くためには12月25日までに投かんしてほしいと呼びかけています。 伊那郵便局では今年、去年より1万4千枚多い62万2千枚の販売を予定しています。
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この秋一番の冷え込み 最低気温1.1度
29日の伊那地域の最低気温は1.1度とこの秋一番の冷え込みとなりました。 箕輪町の花卉農家では冬の花、シクラメンの出荷が最盛期を迎えています。 長野地方気象台によりますと今朝は県内の上空に寒気が流れ込むとともに、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象も起きて気温が下がり、広い範囲でこの秋一番の冷え込みとなりました。 上伊那でも最低気温が1.1度と11月中旬並みの気温となりました。
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伊那食品工業 紅葉が見ごろ
伊那市西春近の広域農道沿いにある伊那食品工業の敷地では、モミジやクヌギなどが色づき始め、訪れた人達の目を楽しませています。
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信州の名工 伊藤裕二さん
長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工」にオリンパス株式会社の伊藤裕二さんが選ばれました。 南箕輪村の伊藤裕二さん50歳。 箕輪工業高校を卒業後、昭和57年にオリンパスに入社。 入社以来32年にわたり、医療機器の内視鏡や、顕微鏡、カメラなどの試作レンズの加工を行っています。 レンズの表面は、100万分の1の精度を求められます。 これは長野県と同じ大きさのレンズで例えると、その表面の凹凸は18ミリメートルになります。 これだけの精度を出すには、技能ではない経験と感覚が必要になるということです。 伊藤さんは試作レンズの加工をしていて、形のない物を図面ひとつから方法を考え、作ることが楽しいと話します。 製品は、大きさが0.8ミリメートルから300ミリメートルと様々で特に小さいものは難しいということです。 伊藤さんは「誰にも負けたくない気持ちが強い」と話します。 伊藤さんは入社後4年で、光学ガラス研磨、長野県技能検定実技で、1位となる県知事賞を受賞しています。 後輩には、失敗を恐れずチャレンジして欲しい。自身はこれからも精度を探求して行くと話します。
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上農生考案どんぶり登場
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が考案した2種類のどんぶりが来月8日9日に行われるJA上伊那まつりで提供されます。 28日は、完成した2種類のどんぶりがお披露目されました。 こちらが上伊那農業高校の生徒が考案した2種類のどんぶりです。 シカ肉やジャガイモ、上農で取れたリンゴを使った上農鹿りん丼。 信州アルプス牛やしめじなどを使った上伊那まごころ丼の2種類です。 どちらも上伊那産の食材が使われていて、上農生の考案を基にJA上伊那本所の食堂「すずしろ」で調理しました。 これは、地元農産物をPRしようとJA上伊那が上伊那農業高校に依頼し完成したものです。 主に上農の農業クラブの畜産班の生徒が食材から味付けまでを提案しました。 畜産班では、シカ肉の有効活用について学習していて、これまでジャーキーやカレーなど様々な料理を作っています。 解体作業も生徒たちが行っているということです。 生徒は、鹿肉とりんごの相性がとても良いと話していました。 上農の生徒が考案した、どんぶりは、来月8日、9日に伊那市狐島のJA上伊那で行われるJA上伊那まつりで、500円で販売されることになっています。
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青島で集落祭 ミニ運動会楽しむ
伊那市美篶青島では五穀豊穣に感謝する集落祭が26日に行われミニ運動会を楽しんだり、地元でとれた野菜を使った豚汁を味わいました。 これは、五穀豊穣に感謝し、地域住民の交流の場にしようと青島農家組合が開いたものです。 交流センター東側の広場でミニ運動会が開かれ青島区内の9組が満水リレーなど3種目で競いました。 このうち、長さの違うヒモを米俵に繋げある程度の長さになったら引っ張る競技では、地区住民が楽しみながら体を動かしていました。 また、ゲートボールのゲートに5分間でボールを何回通過させられるかを競う競技では、どの組も悪戦苦闘していました。 この後、地区住民は地元で取れた米や野菜を使った料理を味わったということです。
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西春近で新そばまつり賑わう
新そばと新鮮な魚が購入できる新そばまつりが28日、伊那市西春近で行われ、多くの人で賑わいました。 新そばまつりは地域の人たちの交流の場を作ろうと地元有志でつくる西春近みんな元気会が開いたものです。 そばは、そば打ち愛好家でつくる春近そばの会のメンバーが打ったもので600食が用意されました。 メンバーたちは朝から休む間もなくそばを打っていました。 まつりでは、かけそばと盛りそばが1杯500円で用意され昼時には順番待ちの列が出来ていました。 会場は、多くの人で賑わい訪れた人たちは打ちたてのそばを味わっていました。
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おやじの会がごみ拾い
伊那市の伊那公民館講座、おやじの会のメンバーが28日、市内のゴミ拾いをしました。 おやじの会は、伊那公民館が定年退職後の男性の生きがいづくりにつなげようと開いている講座で月に一度料理教室や史跡めぐりなどを行っています。 ゴミ拾いは地域貢献に取り組もうと3年前から年に一度行っていて、今日はメンバー45人が参加しました。 伊那公園を出発し、4つの班に分かれ市内をくまなく歩いてゴミを拾いました。 落ちていた多くのゴミが、ポイ捨てによるタバコの吸いがらでした。 参加したあるメンバーは「歩いてみて、たくさんのゴミが落ちているとことがわかった。マナーを守って欲しいです」と話していました。 半日で軽トラックの荷台に3分の2のゴミが集まったということです。
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人権擁護委員 委嘱式・退任式
人権についての相談に応じたり、啓発活動を行う「人権擁護委員」の委嘱式と退任式が、28日伊那市役所で行われました。 この日は、新たに伊那市西春近の唐澤陽司さんに、法務大臣からの委嘱状が白鳥孝市長から伝達されました。 人権擁護委員は、公民館や企業などで人権についての相談に応じたり啓発活動を行っています。 唐澤さんは昨年度まで高校の教員を務め、長年に渡り生徒指導に携わってきました。 唐澤さんは「自分自身も勉強をしながら幅広い世代の相談に応じて手助けをしていきたい」と話しました。 また、2期6年務めた伊那市西春近の橋爪トミ代さんの退任式も行われました。 橋爪さんは「人と人との繋がりを感じる6年だった。退任しても、地域で人権の輪を広げて差別のない世の中にしていきたい」と話していました。 今回新たに委嘱された唐澤さんを含め、伊那市の人権擁護委員は10人です。
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上伊那地区賛助会 作品展示会
シニア大学伊那支部のOBを中心につくる「上伊那地区賛助会の会員による作品展示が、今日伊那市のいなっせで開かれました。 上伊那地区賛助会では、17のグループが作品作りやスポーツ等を行っています。 28日は、ロビーでちぎり絵や俳句などの展示が行われました。
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写真展「澤田正春の木曽路」
木曽に住む人や風景などをテーマにした写真展「澤田正春の木曽路」展が伊那文化会館で開かれています。 澤田正春は兵庫県出身で1958年に土木作業員として木曽に入りました。 仕事のかたわら木曽の風景や人物を写真に収め1992年に亡くなるまでにおよそ7千枚の写真を撮影したということです。 写真展は伊那文化会館や木曽路美術館などでつくる澤田正春作品保存継承実行委員会が開いたもので 会場にはおよそ130点が展示されています。 27日は写真展に合わせてギャラリートークも行われ元信州大学農学部教授でカメラコレクターの建石繁明さんが話をしました。 建石さんは澤田正春の写真について「正方形の写真が多いので主に二眼レフのカメラを使っていたはず」と説明していました。 二眼レフはファインダーと撮影用の二つのレンズがついたカメラで写真が正方形に写るのが特長です。 また当時はフィルムが貴重だったことから「1枚も失敗してはいけない。という思いで写真を撮っていたのではないか。」と話していました。 「澤田正春の木曽路」展は11月16日まで伊那文化会館で開かれています。
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箕輪ダムもみじ狩り賑わう
箕輪町の箕輪ダム周辺では、ここ数日の冷え込みで紅葉が進み紅葉狩りに訪れる人たちで賑わっています。 箕輪ダムは通称もみじ湖と呼ばれていて周辺にはおよそ1万本のもみじが植えられています。 27日は平日にもかかわらず町内外から多くの人が紅葉狩りに訪れていました。 この時期は地元の農産物などを販売する屋台も出ていて訪れた人が買い求めていました。 箕輪町観光協会によりますともみじは今月17日ころから色付き始め27日現在は5割から7割ほどになっているということです。 来月2日には農産物の直売や長ぐつとばし大会などが行われる、もみじ湖夢まつりも計画されています。 町観光協会では気温の変化にもよりますが見頃は今週末頃と予想しています。
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気仙沼のサンマ 500匹完売
宮城県気仙沼市で水揚げされたサンマが26日、伊那市のセントラルパークで開かれた「いなまち朝マルシェ」で販売され、用意した500匹が完売しました。 サンマの販売は、東日本大震災以降、故郷に元気を届けようと活動するグループRe:US(リアス)気仙沼が行ったものです。 メンバーの一人が市内に在住していることから、震災直後の夏に気仙沼で企画したイベントに伊那からも多くの人が訪れるなど交流が行われてきました。 今回は、気仙沼で取れたサンマを味わってもらい、さらに交流を深めようと計画されました。 この日は東京や宮城などから訪れたメンバー11人が、サンマの販売をしました。
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北殿公民館で洋ラン並ぶ
ピンクや白など色とりどりの洋らんが26日、南箕輪村の北殿公民館に並びました。 展示したのは、中南信の愛好者でつくる長野県中南信蘭友会です。 毎月、持ち回りで展示会を開いていて、会場には会員が丹精込めて育てた洋らん40点が並び訪れた人の目を楽しませていました。
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伊那市内各地で秋の文化祭
伊那市内各地で26日、秋の文化祭が行われ、地区住民が手掛けた作品の展示や地元農産物を使った料理の振る舞いが行われました。 このうち御園区では区民祭が行われ、朝から多くの人で賑わいました。 御園区では、地区住民の親睦の場にしようと毎年この時期に行っています。 会場には、地区住民が制作した手芸や工芸作品などおよそ800点が並びました。 ステージでは、地元で活動しているグループの発表が行われました 会場の外では、地元産の米をつかったおにぎりや汁物が無料で振る舞われました。 御園区の中村一重区長は「新しい世代も増えている。区民の全体のまとまりを良くしていきたい」と話していました。
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いなまちハッピーハロウィン
31日のハロウィンを前に、いなまちハッピーハロウィンが伊那市の中心商店街で行われ、家族連れなどでにぎわいました。 25日は、仮装した子どもとその保護者が参加し、ハロウィンを楽しみました。 いなまちハッピーハロウィンは、商店街の活性化を目的に伊那まちの再生やるじゃん会が毎年行っています。 仮装パレードには32人が参加し、商店街を練り歩きました。 子ども達は商店に駆け込むと、お菓子をもらっていました。 伊那まちの再生やるじゃん会では、「イベントをきっかけに町に足を運んでもらい、いろんなお店をみつけてほしい」と話していました。
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あす 気仙沼のサンマで交流
宮城県気仙沼市の出身者で作るグループ「リアス気仙沼」は26日、気仙沼で水揚げされたサンマを伊那市のセントラルパークで開かれるいなまち朝マルシェで販売します。 25日は、市内在住でグループのメンバーの一人野溝清美さんが出迎える中、東京や宮城からメンバー7人が伊那を訪れました。 リアス気仙沼は、東日本大震災以降、故郷、気仙沼に笑顔を届けようと活動しています。 震災直後の夏には、このグループが気仙沼で企画したイベントに伊那からも多くの人が訪れ交流が行われました。 今回は地元で取れたサンマを味わってもらい、さらに交流深めようと計画されました。 25日の午後には、グループをサポートする市内の雑貨店にサンマ500匹が直送されました。 サンマは、26日 午前10時からセントラルパーク開かれる「いなまち朝マルシェ」で販売します。
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ケーブルテレビ主催囲碁大会
伊那ケーブルテレビジョンとエコーシティー・駒ヶ岳などが主催する囲碁大会が、25日、伊那市のサンライフ伊那で開かれました。 大会は、全国のケーブルテレビ局とケーブルテレビで放送している囲碁将棋チャンネルが開いているものです。 全国120か所で開かれ、およそ8千人が参加しています。 このうち上伊那地区の予選会は、25日、サンライフ伊那で開かれ、上位大会の一次予選となる代表選抜戦とレベル別のハンデ戦が行われました。 代表選抜戦の結果、飯島町の浜口善元さんが優勝しました。 浜口さんは、来月8日に開かれるブロック大会に出場し、インターネットを使って対局します。 会場では他に、プロ棋士の宮沢吾朗九段による碁の指導が行われました。
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弘妙寺でもみじみごろ
伊那市高遠町の弘妙寺の境内にあるもみじが、見ごろとなっています。 もみじは、1週間ほど楽しめるということです。
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戦争体験をきく 300人目の取材
伊那ケーブルテレビが制作している番組「戦争体験をきく」の出演者が17日の収録で300人となりました。 17日は、300人目の出演者となった伊那市日影の春日義直さん宅で収録が行われました。 「戦争体験をきく」は、戦争の悲惨な体験談を後世に伝え、記録としても残す目的で伊那ケーブルテレビが2008年から制作をはじめ、現在6年目を迎えています。 番組は、週1回の更新で、年間およそ50人を取材しています。 満蒙開拓で旧満州に渡った人や、南方作戦に携わった人、学徒動員で働いた人や伊那飛行場の建設に携わった人など、これまでに様々な証言が得られています。 戦争体験の高齢化が進む中、来年は戦後70年を迎え、取材にもさらに力を入れていく考えです。 「戦争体験をきく」の放送時間は、月曜日から金曜日の午前5時30分、午前9時、午後5時、午後8時30分他、1日5回から6回放送しています。
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高遠第4保育園で火災想定し訓練
伊那市高遠町の高遠第4保育園で火災を想定した訓練が24日行われ、地元の伊那市消防団河南分団が、避難誘導などを行いました。 この日は、園舎の西側の山林から火災が発生したとの想定で訓練が行われました。 園内放送が流れると園児たちは、園庭に並び避難の準備を始めました。 河南分団の団員が到着し、園児たちを近くの河南グラウンドへ誘導しました。 これは消防団のPR活動と、保育園児との交流を目的に河南分団と高遠第4保育園が合同で行っている訓練で、今年で5年目です。 グラウンドに到着すると、消防団員は、避難の心構えを園児に話しました。 心構えは「おはしも」で、押さない、走らない、しゃべらない、戻らないの頭文字をとったものだということです。 避難訓練の後は、河南分団が、小型ポンプ操法を披露しました。 分団の団員には、園児の父親が多くいるということで、団員は、子供たちの前で、雄姿を披露していました。
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伊那愛石会「第54回水石展」
伊那愛石会の第54回水石展が25日と26日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 会場には伊那愛石会のメンバーが天竜川水系で見つけた石、32点が並んでいます。 伊那愛石会は上伊那の50代から80代までの16人でつくる会で、毎年この展示会にそれぞれの自慢の作品を出展しています。 山の形をした「山形石」や、石の表面のくぼみが湖のように見える「水溜り石」など、自然や風景を連想させる作品が並んでいます。 会員が投票で決める賞で、伊那ケーブルテレビジョン賞には、箕輪町木下の川上敏夫さんの水溜り石が選ばれました。 川上さんはこの石を5年程前に三峰川で見つけ、海に浮かぶ島のような形と水の溜まるくぼみが気に入っているということです。 伊那愛石会の第54回水石展は、25日と26日の2日間伊那市の坂下公会堂で開かれます。
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信大農学部ユリノキ並木見ごろ
南箕輪村の信州大学農学部のユリノキ並木が見ごろを迎えています。 信州大学農学部によると、色づきは平年並みで、これから本格的な見ごろを迎えます。 ユリノキの紅葉は11月中旬まで楽しめるということです。
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長谷水道水原虫 11月中旬めどに滅菌装置
伊那市長谷の一部地域で使用している水道水の水源から、ジアルジアという原虫が確認されていた問題で、伊那市は、11月中旬をめどに、滅菌のための装置を設置するとしています。 伊那市長谷の長谷中学校の給食室裏には、500リットルのタンクが用意され、23日も給水車が水を補給していました。 この問題は、月に1度の定例検査により、今月8日、水道水の水源である市野瀬の「汀(なぎ)の沢」から、ジアルジアという原虫が確認されたものです。 配水池で、塩素消毒していますが、ジアルジアには塩素への耐性があるということです。 関係するのは、市野瀬東部、中尾、黒河内、溝口、非持の450戸1200人で、今日現在、健康への被害は報告されていません。 伊那市では生水を飲まないよう、音声告知などを行ってきたほか、公共施設にはタンクを設置しています。 紫外線による照射装置を設置するめどがたったということで、伊那市では11月中旬までに設置したいとしています。
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長野県戦没者追悼式
長野県戦没者追悼式が、23日伊那市の伊那文化会館で行われました。 23日は、戦没者の遺族など900人ほどが県内全域から参加し、戦没者の霊を弔いました。 式では、午前10時の時報とともに、1分間の黙とうをささげました。 初めに、阿部守一長野県知事が「69年の歳月が過ぎ去ったが、過去の歴史と真摯に向き合い、悲惨な戦争の記憶を風化させることなく、若い世代に引き継いでいく必要がある。心豊かに暮らせる長野県づくりにつとめたい」と式辞を述べました。 また、県遺族会の桜井眞会長が、「何年経とうと深い悲しみと追慕の念は募るばかり。日本を取り巻く安全保障情勢は厳しくなっているが、武力によらない外交による解決を強く望みます」と追悼の言葉を述べました。 参列者の代表が壇上に上がり、5万5千人余りの戦没者に献花していました。 長野県では、毎年この時期、平和への思いを新たにするため、追悼式を行っています。
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電動車いす ルール理解し安全運転を
電動車いすの正しい乗り方を理解してもらい事故を未然に防ごうと、伊那市の富県交通安全協会は、23日、高齢者対象の安全講習会を開きました。 富県に住む高齢者10人が講習会に参加しました。 電動車いすの正しい乗り方を理解してもらい事故を防ごうと富県安協が初めて開いたものです。 電動車いすの販売業者が講師となり、操作方法や交通ルールなどを指導しました。 電動車いすは時速6キロまでしか出せないため道交法では歩行者扱いで、運転免許も必要ありません。 簡単に操作できる反面、交通ルールを知らない高齢者が多いという事です。 伊那市では、2011年に東春近で電動車いすと軽自動車が接触する事故があり、電動車いすを運転していた96歳男性が死亡する事故がありました。 富県安協では、高齢者だけでなく、自動車のドライバーにも、電動車いすについて理解してもらい、事故防止に努めていきたいという事です。
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特殊詐欺防ぐ声かけ訓練
金融機関を対象にした特殊詐欺防止の声かけ訓練が14日、伊那市のアルプス中央信用金庫本店で行われました。 訓練には、アルプス中央信用金庫の職員と伊那警察署の署員合わせて60人が参加しました。 訓練は、伊那警察署の元署員が扮する高齢者が、息子が勤めている会社の金を勝手に使ってしまい、立て替えるため500万円を引き出したいと依頼をし、職員が声かけにより特殊詐欺の振り込みを防ぐ想定で行われました。 特殊詐欺だと気づかず、「どうしても現金で引き出したい」と言う高齢者に、詐欺防止のチェックシートを使って質問したり、本当に相手は息子なのかと確認をし、説得しました。 伊那警察署によりますと、管内の今年に入っての特殊詐欺発生件数は10月23日現在8件で、被害額はおよそ2千800万円となっています。 被害者のおよそ8割を高齢者が占めていて、伊那警察署の関貴宏生活安全課長は「お客様には“待たせて申し訳ない”という気持ちよりも“守りたい”という気持ちをもって対応してほしい」と話していました。
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焼酎用のさつまいも「黄金千貫」収穫作業
南箕輪村のオリジナル焼酎「大芝の華」の原料となるサツマイモ「黄金千貫」の収穫作業が行われました。 10日は、南箕輪村の住民有志でつくる「芋焼酎南箕輪会」の会員19人が、焼酎の原料となるサツマイモ「黄金千貫」の収穫作業を行いました。 10月に入り芋堀り作業が本番を迎え、この日はおよそ1.7トンを収穫しました。 この日収穫した分を含めて、村内ではおよそ7.4トンロの収穫を見込んでいるということです。 会のメンバーによりますと、芋は夏の天候不良により若干小さめですが、例年通りの出来で美味しい焼酎になりそうだということです。 10日に収穫した芋は、飯田市の酒造メーカーに出荷します。 12月に南箕輪村のオリジナル焼酎「大芝の華」として、村内の酒屋や味工房などで購入することができます。 720ml入り1,250円で販売される予定です。