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南アの成り立ち学ぶジオ教室
夏休み中の子どもたちが、南アルプスの化石を使って南アルプスの成り立ちを学ぶジオ体験教室が10日、伊那市の創造館で開かれました。 このイベントは、子どもたちに南アルプスの成り立ちや地質などについて知ってもらおうと創造館が開いたものです。 10日は、市内の親子合わせて30人が出席しました。 教室では、創造館の捧剛太館長らが化石のレプリカやアンモナイトストラップの作り方を子どもたちに教えました。 化石のレプリカづくりでは、モルタルの粉と水を混ぜ合わせたものを型に流し込みます。 45分待ってレプリカの完成です。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型をとるストラップづくりも行われました。 子どもたちは、樹脂ねんどをお湯で溶かし5ミリ位の厚さにしたもので化石の型をとっていました。 9月27日から日本ジオパーク全国大会が伊那市で開かれます。 創造館では期間中の28日に、ジオ体験教室を計画しています。
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赤そばの里 種まき
赤そばの里として知られる箕輪町上古田で9日、種まきが行われました。 9日は、古田の里赤そばの会の耕作部のメンバーおよそ10人が、トラクター5台と播種用の機械1台を使って広さ4.2ヘクタールの畑に種をまきました。 種は、高嶺ルビーと呼ばれる品種で、190キロ分をまきました。 9日にまいた赤そばは来月中旬に見ごろになる見込みで、19日にはセレモニーが行われる予定です。
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台風11号 10日に長野県に最も近づく
強い台風11号は、9日の夜から10日のはじめにかけて西日本に接近し、上陸する見込みです。 長野地方気象台では、台風が長野県に最も近づくのは10日朝から昼過ぎ頃とみています。 気象台の発表によりますと、台風11号は午後4時現在、高知県の南の海上をゆっくりと北上していて、長野県には10日朝から昼過ぎにかけて最も接近する見込みです。 台風と前線の影響で、あす正午までの24時間に予想される雨量は、南部の多いところで120ミリとなっています。 気象台では、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、また、強風による果実の落下などの農作物被害や交通障害、落雷に注意を呼び掛けています。
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行楽シーズンに合わせて安全運転啓発活動
行楽客が増える時期に合わせてドライバーに安全運転を呼び掛ける啓発活動が、伊那市西箕輪与地の国道361号沿いで8日行われました。 この日は、伊那警察署の署員と伊那地域交通安全活動推進委員会の委員16人が、のぼり旗を持ち安全運転を呼び掛けました。 これは、この時期に行楽客が増えるのに合わせてドライバーに安全運転の意識を持ってもらおうと行われました。 国道361号沿いでは、平成24年1月と7月に合わせて2件、3人が亡くなる交通死亡事故が発生しました。 事故以降この場所には警察官そっくりの案山子を設置したり、取り締まりを行うなど、交通事故防止の啓発活動を行ってきました。 伊那警察署管内での交通事故の発生件数は、今年度239件で、死亡事故は発生していません。
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建設業組合が南ア国立公園指定記念寄付
伊那市建設業組合は6日、南アルプス国立公園指定記念寄付として20万円を伊那市に寄付しました。 6日は伊那市建設業組合の唐木和世組合長ら3人が伊那市役所を訪れました。 寄付は南アルプスが今年国立公園に指定されて50周年を迎えることを契機として今後の環境整備や景観保護に協力してもらおうと法人を対象に伊那市が募ったものです。 寄付にはメリットがあり納税が軽減されるほか南ア国立公園指定50周年記念事業の看板やパンフレットに企業名が掲載されます。 組合では地域資源の南アルプスの環境保全などに役立ててもらいたいと話していました。
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ものづくりの楽しさ体験
小学生を対象にした、ものづくりの楽しさを体験するイベントが27日、伊那市の伊那商工会館で行われました。 このイベントは伊那商工会議所と市内の企業でつくる製造業ご当地お土産プロジェクトが行ったものです。 27日は午前の部、午後の部合わせて140人の親子が参加し伊那市のイメージキャラクターをデザインしたプラモデル「とことこイーナちゃん」を組み立てました。 「とことこイーナちゃん」は左右の足の重さが違い、斜面におくと歩きだす仕組みになっていて組み立てを終えた子どもたちは、自分で作った作品の出来栄えを確かめていました。 「とことこイーナちゃん」を開発した製造業者は「イベントをきっかけに子どもたちにものづくりに興味を持ってもらいたい。」と話していました。
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立秋~最高気温は33.7度で真夏日~
7日は立秋。暦の上では秋ですが、7日の伊那地域の最高気温は33.7度で、真夏日となりました。 南箕輪村の西部保育園では月遅れの七夕集会が開かれ、保育士のパネルシアターを全員で見ました。 西部保育園では、地域の習慣に合わせて、毎年、旧暦の8月7日に七夕を行っています。 8月5日に飾りを作り、8日に園の庭で燃やして七夕送りをするということです。 暦の上では秋となりましたが、今日の伊那地域の最高気温は33.7度で3日連続の真夏日となりました。
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七夕の伝統行事 「さんよりこより」
伊那市美篶の上川手・下川手と富県桜井の天伯社に伝わる七夕の伝統行事「さんよりこより」が、7日、行なわれました。 この祭りは旧暦の七夕にあたる、8月7日に毎年行われています。 七夕の飾り付けをした竹竿を手に、子ども達が美篶の天伯社に集まってきます。 笠をかぶり、鬼に扮した大人二人を囲んで、竹竿を持った子ども達が円陣を作ります。 「さんよりこより」と唱えながら、鬼の周りを回り、合図とともに、鬼をたたきます。 伝承によると、川手地区の天伯様は、もとは高遠町の片倉にありましたが、洪水により富県桜井に流れ着き、その後再び洪水によって、現在の場所に流れ着いたといわれています。 子どもたちは、鬼を追いかけて、厄をはらっていました。 さんよりこよりが終わるとご神体を乗せたみこしを担いで、富県の桜井にある天伯社へと向かいます。 年に一度、三峰川を渡って対岸の神に会いに行くためだといわれていて、神事の日には絶対に三峰川が荒れないと伝えられています。 富県桜井の天伯社でも、同様にさんよりこよりのお祭りが行われました。
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上農青空まるしぇに向け店舗づくり
上伊那農業高校の学校共同組合の委員20人は今月23日に期間限定で開設する農産物直売所づくりを6日しました。 この日は、委員20人が国産材を活用した資材「組手什(くでじゅう)」を使い店舗を制作しました。 組手什は、幅およそ4センチ、長さ2メートル、厚さ1・5センチの木材に、一定間隔で溝を付けた同一規格の部材で溝と溝をあわせ木槌で組み合わせていきます。 平成21年に地域材の活用を目的に信州大学農学部出身の渡辺径さんらのグループが考案したものです。 今回は学校共同組合を指導する教諭が信大で渡辺さんの後輩だったことが縁となり、屋台用の部材を贈る事になったという事です。 作業開始からおよそ2時間、屋台の屋根、商品を並べる台が完成しました。 農産物直売所は、学校創立120周年記企画の一環で、今月23日午後9時半から生徒玄関で行われる計画です。
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広島原爆投下から69年 平和への誓いあらたに
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから69年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった50人あまりが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で28回目です。 会場の丸山公園には、原爆投下後に爆心地近くの被災した建物から移された原爆の火がともされています。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「世界にある全ての核兵器が一日も早く無くし、平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
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美篶保育園 サンセットウォッチ
伊那市の美篶保育園の園児や保護者は5日、園庭で夏の夕暮れを楽しむ「サンセットウォッチ」を行いました。 午後6時から7時半にかけ園児と保護者、地域の人達など200人以上が園庭で日が沈む様子を観察しました。 この催しは、ろうそくの明かりを見ながら家族と過ごす時間を楽しんでもらおうと初めて開かれました。 園庭には、子供達がペットボトルや玉子のパックで作ったオブジェが300個近く並べられ、陽が傾きはじめると、中のろうそくに火がつけられました。 参加したある保護者は「今日は、ロウソクの灯りの中で遊べ夏の思い出になりました」と話していました。
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小学生が木の活用考える「活樹祭」
木に触れたり間伐作業をしながら木の活用方法を学ぶ林業体験プログラム「活樹祭」が5日、南箕輪村の大芝高原などで行われました。 活樹祭は、子ども達が職場体験できる東京都のテーマパーク運営会社が、都会の子ども達にも林業体験をしてもらおうと毎年岩手県で開いています。 今回は、上伊那の林業関係者などでつくる実行委員会がその会社の協力で今回初めて開きました。 参加したのは、村内の小学生15人で、はじめに伊那市西箕輪の有賀建具店の有賀恵一さんから様々な木の種類の違いを聞きました。 大芝高原では、ヒノキの間伐作業を行いました。 児童は、ノコギリの使い方や力の入れ方を教わりながら作業をしていました。 実行委員会では、「今後は都会の子ども達を呼んで、地元の子ども達と一緒に木に親しむ機会を設けていきたい」としています。
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南箕輪中学校の生徒が村のキャッチフレーズ考えるワークショップ
南箕輪中学校の生徒が、村の将来のキャッチフレーズを考えるワークショップが5日、南箕輪村の村民センターで開かれました。 これは、南箕輪村第5次総合計画の基本構想に子ども達の意見も反映しようと今回初めて開かれました。 参加したのは南箕輪中学校の生徒33人で、5つのグループに分かれて将来の村のキャッチフレーズを考え、発表しました。 村では、今日中学生から出た意見を参考に、村づくり委員会で検討していくことにしています。
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地震や土砂災害を模型で学ぶ
南箕輪村の信州大学農学部で5日、夏休み中の子どもたちが、地震や土砂災害を模型で学びました。 これは、子どもたちの夏休みの自由研究に役立ててもらおうと、伊那市総合型地域スポーツクラブが初めて開いたものです。 信州大学名誉教授の北澤秋司さんや小学校教諭、伊那建設事務所の職員などが講師を務め子どもたちにわかりやすく解説しました。 教室は、4日から開かれていて、地震や災害の実験模型を使って伊那谷の災害を研究しました。 この模型は、北澤名誉教授が考案したもので、土砂災害が起きたら集落がどうなるかを確認することができます。 子どもたちは、模型を使って集落に土砂が流れでてくる様子を再現したり、ダムなどをつくって土砂災害を防ぐ仕組みを実験していました。 また、地すべりがどのように起きるか実験したり、それを防ぐための方法なども学びました。 他に、北澤名誉教授が、昭和36年6月に伊那谷を襲った集中豪雨災害、三六災害の体験談を話しました。 当時中学校の教諭をしていた北澤名誉教授は「生徒たちを死なせないとの思いだった。土砂災害が起きる前兆は川の水が止まった時。その時は必ず逃げる事が必要」と子どもたちに呼びかけていました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは7日8日にも、天竜川と三峰川の石を拾って標本をつくる教室を計画しています。
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子どもたちが地元の自然を満喫
子どもたちが地元の自然を楽しむイベントが5日、伊那市富県で開かれました。これは、富県公民館が開いている富県生きもの探検隊と農地保全活動を行う貝沼の自然環境を守る会が企画したもので15人が参加しました。 朝7時に富県ふるさと館を出発し、あぜ道を歩きながら里山へ向かいました。 途中、田んぼで、どじょうやカエルなどを見つけ、持ってきたバケツなどに入れていました。 山では、コクワガタ2匹を捕まえました。 子どもたちはこの後、普段入る事が出来ない、中島堤を訪れました。 地元の小牧亮久さんが昭和24年頃、夏は水泳、冬はスケートをしたと子どもたちに説明していました。 ここでは、前日に仕掛けた網を引き上げるとたくさんのスジエビがかかっていました。 富県生きもの探検隊では、9月にザリガニ採りをするということです。
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伊那ロータリークラブ アオギリの前で黙祷
社会奉仕団体伊那中央ロータリークラブが、広島県に投下された原爆で被爆した落葉樹、アオギリの2世の前で5日、黙祷を捧げました。 この日は、伊那中央ロータリークラブの会員20人が、伊那市の高尾公園に去年植樹したアオギリの前で黙祷を捧げました。 これは、爆心地から半径2キロメートル以内のアオギリの種を発芽させて育てた被爆2世です。 伊那中央ロータリークラブでは、「アオギリの木を通して平和な世界が続くように呼び掛けていきたい」としています。
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西春近の住民 さくらの里を整備
伊那市西春近の住民は、地元の桜の里と権現山登山道の整備を、21日行いました。 作業には、住民およそ150人が参加しました。 西春近では、平成20年から毎年海の日に作業を行っています。 21日は、午前中に権現山の登山道を、午後は西春近桜の里を整備しました。 このうち桜の里では、1メートルほどに伸びた雑草を刈り取っていました。 桜の里には、シダレザクラなど桜の苗木およそ300本が植樹されています。 ある参加者は「自分の植えた桜の成長を見るのが楽しみで参加している。地域の財産として守っていきたい」と話していました。
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親子でみそ作りを体験
日本の食文化、味噌のつくり方を体験する親子みそ作り教室が4日、伊那市のハナマルキ伊那工場で開かれました。 伊那市西箕輪に本社があるハナマルキ株式会社は大正7年創業で味噌の醸造販売などを行っています。 教室は夏休み期間中、食育をテーマに日本の食文化、味噌のつくり方を知ってもらおうと開かれたものです。 4日は伊那市を中心に20組40人が参加し味噌づくりに挑戦しました。 参加した親子は用意された大豆を機械を使ってすりつぶしたあと、麹や塩と混ぜ合わせていました。 ハナマルキ伊那工場では夏休み期間中、520人を受け入れることにしていて「親子でふれあう機会にしてもらいたい。」と話しています。 作った味噌は3か月ほどかけて発酵、熟成させたあとそれぞれの家庭に届けられることになっています。
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向山伊保江さん七宝展
岡谷市在住の七宝作家、向山伊保江さんの作品展が1日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、およそ200点の作品が並んでいます。 向山さんは、神奈川県にある美術の短期大学在学中に七宝と出会い、以後作品を作り続けています。 はじめはアクセサリーなどの小さな作品から作りはじめ、徐々に大きな作品にも興味を持ちはじめたということです。 会場には、150センチ四方の作品11点も並んでいます。 こちらは、今年3月に完成した新作です。 向山伊保江さんの七宝展「廻るその変遷」は6日(水)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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新宿区民が伊那市手良で農業体験
東京都新宿区の住民が1日から3日間、伊那市内で農業体験や里山散策などをしています。 伊那市を訪れているのは、新宿区に住む2歳から70代までの50人です。 このツアーは、伊那商工会議所と市内の農家などでつくる信州元気野菜村が企画したものです。 この日は、伊那市手良野口の八十八観音を見学したあと向山弘之さんの畑でジャガイモやトマトなどを収穫しました。 子ども達は、深いところまで手で堀りながらジャガイモを見つけていました。 今回の企画には、定員50人のところ90人の応募があり、抽選が行われたということです。 ツアーを企画した伊那商工会議所と信州元気野菜村では「伊那市の良さを知ってもらい、活性化に繋げていきたい」としています。 参加者は1日から3日まで伊那市で様々な体験を行い、あすは伊那祭りにも行く予定です。
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小出島年配者の会 料理教室
健康で長生きすることを目的に、伊那市西春近小出島の住民でつくる小出島年輩者の会は28日、料理教室を開きました。 小出島年輩者の会は、65歳から94歳までのおよそ70人がメンバーで、この日はそのうち30人が参加しました。 会では、年をとり孤立することが多くなり、料理することも少なくなっていることなどから、健康で長生きできるようにと料理教室を開きました。 料理の指導は、年輩者の会の加納美代子会長がつとめました。 料理は、魚の包み揚げや夏野菜のスープなど4品です。 お昼頃には全て完成し参加者は会話を楽しみながら、味わっていました。 会では、他の地区の年輩者の手本となる活動をしていきたいということです。
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最高気温 34.7度 80代女性搬送
31日の伊那地域の最高気温は、34.7度と、30日に引き続き暑さの厳しい1日となりました。 伊那消防署によりますと、31日午後1時ごろ、屋外にいた80代の女性が、熱中症と見られる症状で搬送されたということです。 長野地方気象台によると、8月1日も南部は引き続き暑くなる予報で、熱中症に注意が必要だとしています。
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ドロの中で競技を楽しむ
泥の中でスポーツを楽しむイベント、べとリンピックが27日南箕輪村田畑の遊休農地で開かれました。 この催しは、泥の中で思い切りスポーツを楽しんでもらおうとNPO法人南箕輪わくわくクラブなどが開いたもので村内を中心に130人余りが参加しました。 およそ15メートル先の旗を取る「田んぼフラッグ」では、男女や年齢別のクラスに別れ競技が行われました。 参加した人たちは、泥まみれになりながら競技をたのしんでいました。 わくわくクラブでは、「自然の中で泥に親しむことで、地元に愛着をもってもらいたい」と話していました。
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イベント 火気器具使用届出・消火器義務化
去年8月の京都府福知山市の花火大会での爆発事故を受け、祭りや展示会などで、コンロや発電機を使用する場合には消防署への届け出と消火器の設置が10月から義務づけられます。 30日開かれた、伊那消防組合議会で条例改正案が提出され全会一致で可決しました。 去年8月の福知山市の花火大会の爆発事故では60人が死傷しました。 これを受け伊那消防組合では不特定多数の人が集まる催しで、コンロや発電機、ストーブを使用する場合消防署への届け出と消火器の設置を義務けるよう条例を改正しました。 また、10万人以上の人出が予想される、大規模な催しについては、火災予防計画の提出が必要となります。 改正された条例は10月1日から施行されます。
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マンガで見る太平洋戦争 創造館ではじまる
太平洋戦争の終戦から今年で69年。戦争を知る人が少なくなり、記憶の風化が危ぶまれています。 伊那市の創造館ではマンガと戦時中の世相の展示会が30日から始まりました。 これは昭和17年に書かれたもので、兵器製造の為の協力をよびかけるものです。 マンガが掲載されたのは太平洋戦争中の国策を宣伝した冊子「写真週報」です。 写真週報は戦争中の昭和13年から20年にかけて国の機関が発行し375号まで刊行されました。 伊那市創造館には159冊が保存されていて、今回はその中のマンガに焦点を当ています。 昭和16年から20年までの戦局の変化とマンガが描かれた時期がパネルにまとめられています。 戦局が悪化した、昭和18年から20年にかけてはアメリカ人やイギリス人の表現が変わってきたと言います。 創造館では、戦争体験者が少なくなる中、子供たちも巻き込ん戦争について関心をもってもらおうと、3年前からこの時期に戦争に関する展示会を開いています。 マンガと戦時中の世相は8月31日まで伊那市創造館で開かれています。
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高遠第4保育園親子で川遊び
伊那市高遠町の高遠第4保育園の園児は、18日長谷の黒川で川遊びをしました。 この日は、園児と保護者合わせて90人が参加しました。 高遠第4保育園では、自然の中で遊びながら親子で交流をしようと毎年川遊びに来ています。 はじめにイワナつかみを体験しました。 1人では、なかなか捕まえることができず、保護者に助けてもらいながらつかまえていました。 イワナは、親子でさばいて焼いて食べました。 ある保護者は、「自然の中でのびのびと遊ぶ様子が見れて、親子で地元の自然の良さを感じられた」と話していました。
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土用の丑 大忙し
29日は土用の丑の日です。 伊那市の上新田で鰻の蒲焼を販売している塚原信州珍味では、猛暑を吹き飛ばそうと多くの客が鰻を買い求めていました。 塚原信州珍味では、28日までに500人前の予約が入っていて、29日の午前中も注文の電話が、ひっきりなしにかかっていました。 食欲をそそる香ばしい匂いが漂う厨房では、店主の塚原慎也さんをはじめ、従業員たちが対応に追われていました。 74年前の創業からつぎ足して使われている秘伝のタレを鰻につけ、パック詰めしていました。 塚原さんは汗だくになりながら鰻を焼き上げていました。 厨房だけでは対応できないため店の外でも鰻を焼いていました。 昼時には、予約していた弁当や蒲焼を買い求める人たちで賑わっていました。 塚原さんによると鰻の価格は去年に引き続き高めで推移しているということですが今年は稚魚が豊漁なため秋以降には値下がりしそうだということです。 塚原では、静岡産の鰻を使っていて値段は1人前1800円です。 今年は、28日29日の2日間で去年より300多い、1300人前を見込んでいて塚原さんは、「鰻でスタミナをつけて、この夏を乗り切って欲しい」と話していました。
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6月月間有効求人倍率0.89倍 管内厳しさ続く
上伊那の6月の月間有効求人倍率は0.89倍で5月から0.03ポイント上回りました。 なお、全国は1.10倍、県は1.09倍となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を19.8%下回る1,159人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を3.2%下回る731人でした。 これにより、6月の月間有効求人倍率は、5月を0.03ポイント上回る0.89倍でした。 新規求人数が前の年を大きく下回ったのは、去年の同じ時期に派遣の求人が多く出ていたためです。 また、今年度の新規高卒者を対象とした求人状況も公表されました。 6月30日現在、求人数は257人で、前の年の同じ月を28.5%上回りました。 ハローワーク伊那によりますと、新規高卒者を対象とした求人状況は改善されつつあるということです。
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粘土で創った「花」の展示会
樹脂粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、バラやカーネーションなど樹脂粘土で作られた花など、200点が並んでいます。 作品展を開いているのは、伊那市荒井の粘土細工の教室、ルナ・フローラです。 ルナ・フローラは、毎年生徒の作った作品をかんてんぱぱホールで展示しています。 樹脂粘土は、透明感のあるシースルー・クレイや石鹸でできたものなどがあり、それに、絵の具やオイルを混ぜて形を整えます。 乾燥させたものを、ボンドで貼り付け作品にしていきます。 石鹸の粘土で作った作品からは、ラベンダーの香りが広がっています。 ルナ・フローラ講師の赤羽弘美さんは、「作品はもちろん、ディスプレイにこだわり、癒しの空間が出来上がった。ぜひ足を運んでほしい」と話していました。 「展示会」は、30日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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三洋グラビア感謝祭で新谷さん講演
宮田村出身で2010年のバンクーバーオリンピックに出場した、新谷志保美さんが26日、三洋グラビアの感謝祭の中で講演をしました。 包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売を行っている伊那市西箕輪の三洋グラビア株式会社は毎年、社員の家族や友人などを招き感謝祭を行っています。 今年は、宮田村出身で2010年のバンクーバーオリンピックに出場した、新谷志保美さんを講師に招き、講演会を開きました。 新谷さんは、2009年12月に行われた、バンクーバーオリンピック選考会の500mで4位となり、30歳を超えて念願の冬季五輪出場権を手にしました。 新谷さんは、「挫折は誰にでもある。自分の中の「目的と目標」がしっかりしていれば、結果は付いてくる」などと話していました。 三洋グラビアの原敬明社長は、「講演を参考にして、家族や友人との人間関係の構築などに役立ててもらいたい」と話していました。 この他、感謝祭では、豚汁などが振舞われたということです。