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春を告げる花 福寿草咲き始める
4日の伊那地域の最高気温は10度まで上がりと3月中旬並みとなりました。
伊那市高遠町の弘妙寺では春を告げる花、福寿草が咲き始めています。
弘妙寺は標高およそ1,000メートルにあり、本堂前の斜面には、福寿草が花を咲かせ春の訪れを感じさせています。
長野地方気象台では今週は平年より気温は高い日が続きますが、来週以降は平年並みに戻ると予想しています。 -
村の保育園インフルで学級閉鎖
南箕輪村中部保育園の1歳児保育でインフルエンザ発症者が増加していることから村はこのクラスを学級閉鎖とすることを4日決めました。
学級閉鎖となるのは中部保育園の1歳児保育ちゅーりっぷ組です。
期間は5日から8日までの4日間です。
長野県内ではインフルエンザ警報が出されていて南箕輪村の保育園や学校でも多数の感染者が報告されているということです。
村では外出時のマスクの着用や、うがい手洗いの徹底など感染予防に努めるよう呼びかけています。 -
伊那市商工会 優良従業を員表彰
伊那市商工会による優良従業員表彰が28日、高遠町の高遠さくらホテルで行われました。
表彰は、商工会に加盟する事業所に長年勤めている人を対象に行っているものです。
今年は、勤続年数25年が1人、20年が3人、15年が4人、10年が24人、5年が12人のあわせて44人が表彰されました。
伊那市商工会の森本光洋会長は「みなさんの日頃の支援と理解協力に感謝している。商工会としてこれからも地域の活性化に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
受賞者は「がんばってやってきてよかった。これを励みにこれからも精進したい」と話していました。 -
春を祝う酒「立春朝搾り」出荷
今日は立春。
暦のうえでは春となりました。
伊那市の宮島酒店では無病息災や商売繁盛を願う酒「立春朝搾り」の出荷作業が行われました。
立春の4日。「信濃錦」蔵元の宮島酒店では朝5時前から作業が行われました。
立春朝搾りは地元の農家が減農薬で栽培した米で作られています。
無病息災や商売繁盛を願う縁起の良い酒として搾りたてをその日のうちに出荷します。
予約を中心に720ミリリットルの瓶に換算しておよそ、4,400本分が作られました。
作業場では中南信の酒販店10店舗からおよそ20人が集まり、大吉大福などと書かれたラベルを貼る作業が行われていました。
立春朝搾りは全国の酒販店などが加盟する日本名門酒会が企画しているものです。
33都道府県の39蔵が参加していて、1日でおよそ20万本が出荷されたということです。
宮島酒店の宮島敏社長は、「すっきりとした中にもやわらかみのある良い酒に仕上がった。」と言います。
去年11月に新しく杜氏となった宮下拓也さんは、「責任を感じながら酒作りにあたってきた。」と話します。
立春を祝う縁起の良い酒ということで、ご利益があるよう神事も行われました。
予約販売ですが、伊那市の正藤酒店と酒文化いたやで在庫を置いていて価格は720ミリリットル入りが1575円。
一升瓶が3150円となっています。 -
西箕輪の冬の自然観察会
樹木や動物の足跡を観察しながら森の中を歩く冬の自然観察会が3日、伊那市西箕輪で開かれました。
観察会は、地域の自然を通して新たな発見をしようと 西箕輪公民館などが開いたもので小学生や地区住民などおよそ90人が参加しました。
講師を務めたのは地元に住む白鳥孝市長と小学校教諭の野口輝雄さんです。
3日は、みはらしファームを出発し経ヶ岳自然公園までのおよそ3キロを歩きました。
経ヶ岳自然公園では、たき火教室が行われました。
たき火が趣味という白鳥市長は、雪の上での火のおこし方について説明しました。
子どもたちはグループに分かれてマッチを擦って集めた枯れ枝に火をつけていました。 -
節分の行事 各地で豆まき
3日は節分です。
各地では節分にちなんだ行事が行われました。
このうち、南箕輪村の恩徳寺では、大護摩祈祷と福豆まきが行われ、福を求めて多くの人が集まりました。
毎年恒例の節分会は午前6時から始まり、午後5時までに8回行われます。
厄除けや家内安全などを祈念する大護摩祈祷には、最も人が集まる午前中の時間帯は、本堂に入りきれないほどの人が集まっていました。
大護摩祈祷の後、本堂の中で豆まきが行われました。
升を持った年男、年女が福豆や、銀杏などをまくと、集まった人たちは福を招きいれようと一斉に豆を拾い集めていました。 -
23メートル!ジャンボ恵方巻き作りに挑戦
2月3日の節分を前に、伊那市のベルシャイン伊那店で長さ23メートルの恵方巻きを作る催しが開かれました。
1月27日は、店を訪れていた子供およそ50人が参加し、太巻き作りに挑戦しました。
節分の日に、その年の縁起の良い方角、恵方を向いて太巻きを食べるのは、関西地方に古くから伝わる風習です。
この店では、恵方巻きの文化を知ってもらおうと、4年前から行っていて、年々太巻きが長くなっているという事です。
今年は、これまでで最も長い、21メートル40センチの記録更新をめざしました。
用意された酢飯は16キロ、のりは120枚です。具材には卵やアナゴ、カンピョウなどを入れ、店員の掛け声に合わせ、巻いていきました。
今年の記録は23メートル22センチで見事、記録更新となりました。
出来上がった太巻きは、切り分けられ、参加した子供たちに分けられました。 -
出会いの場としてスキー場を活用
ゲレンデを男女の出会いの場として提供し、スキー場を盛り上げようと2日、伊那市の伊那スキーリゾートで「ゲレコン」が開かれました。
「ゲレコン」には、県内外から男女合わせておよそ50人が参加しました。
「ゲレコン」は、ゲレンデを活用した婚活の意味です。
スキー場を出会いの場として活用してもらおうと、スキー場情報サイト「サーフ・アンド・スノー」が企画しました。
対象は20歳から40歳までの男女で、同性の2人1組で参加します。
参加した男女は、ペアでリフトに乗るなどのルールが設けられています。
初心者のグループでは、男性参加者が女性参加者に板の取り付け方や安全な転び方などを教えていました。
また、男女のペアかグループでスキー場の中腹にある小屋に行く肝試しイベントも企画され、参加した人たちが楽しんでいました。
ある女性参加者は「滑ること自体好きなので、イベントのようなプラスアルファがあるとさらに楽しめる」と話していました。
伊那スキーリゾートの鷲尾晋支配人は「スキー場から若者が少なくなっている。イベントを通じてたくさんの若者にスキー場を利用してもらい、良い出会いも見つけてもらえたら」と話していました。
伊那スキーリゾートでは、3月にも「ゲレコン」を予定していて、多くの人に参加してもらいたいとしています。 -
女性消防団員交流会
上伊那地区の女性消防団員の交流会が2日伊那市の伊那商工会館で開かれ、女性団員が日頃の消防活動について発表しました。
2日は、上伊那6市町村からおよそ30人の女性団員などが参加し、消防団ごとに意見発表を行いました。
このうち、おととし4月に入団した伊那市消防団の北野晃子さんは、入団直後に被災地支援に行った経験を話しました。
交流会は、情報交換や交流を通じて、女性団員ならではの取り組みなどについて考えようと、上伊那消防協会が今回初めて開催しました。
現在、上伊那8市町村では、およそ3500人の消防団員が活動していて、そのうち89人が女性団員となっています。
上伊那消防協会は、これからも女性団員の交流会を開いていきたいとしています。 -
12月の有効求人倍率13か月ぶり0.7倍台に
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は、0.71倍で13か月ぶりに0.7倍台となりました。
ハローワーク伊那が発表した12月の有効求人倍率は、11月から0.05ポイント上昇して0.71倍でした。
新規求職者数は、694人で前の年の同じ月を6.3%下回りました。
一方新規求人数は、1,038人で前の年の同じ月を35.2%上回っています。
産業別新規求人数では、医療福祉が91.5%増の180人の求人、卸売業小売業が78.3%増の82人の求人などで前の年の同じ月を上回りましたが、上伊那の主力製造業は前の年の同じ月を0.9%、11月と比べると16.8%下回まわる109人と依然落ち込んでいます。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる。ただ、企業からは円安を歓迎する声があがっていて若干の明るい兆しがみられる」としています。
一方新規高卒者の求職者数は366人に対し、求人数は381人で求人倍率は平成22年度以来2年ぶりに1倍台に達しました。
ただ内定率は、前の年の同じ月より6.7ポイント低い85.5%となっています。
ハローワーク伊那では、1倍台に達したのは地道な求人開拓や各学校との連絡を密に取った結果とみている。求人者と求職者のミスマッチを早期に解消し内定率向上に努めたい」としています。 -
伊那市 駅員の配置に否定的な考え示す
JR東海が4月から飯田線9駅を無人化する方針をうけ伊那市の白鳥孝市長は、伊那北駅と沢渡駅の駅員の配置については否定的な考えを示しています。
駅の無人化について利用者や地域の人はどのように感じているのでしょう。
街の声です
[伊那北駅]
かわらない。いないことが多い(10代男性)
家が飯島なので定期の購入が不便になる(10代女性)
できればJRのOBが1人駅にいれば安心(タクシー運転手)
駅の治安が悪くなることとゴミが増える心配がある。街全体の課題になってくると思う。(商店主)
街の発展のためには無人化は寂しいこと。(年輩の男性)
[沢渡駅]
我々が残してくれと言ってもどうなるものでもない。誰かが管理しなければ。(近隣住民)
よく使っているのでこのままにしてほしい(学生)
よく使う駅は伊那市駅なのであまり影響はない。(学生)
31日夜はJR飯田線伊那市利活用検討会議が伊那市役所で開かれ、白鳥市長は「駅員を配置した場合年間350万円程度かかる。同じ費用をかけるならば、駅員の配置でなく駅の利用促進につながる使い方を考えるべき」と話しました。
駒ヶ根市と箕輪町は駅員を配置する方向で検討を進めています。
今後の進め方について白鳥市長は、伊那市駅を含めた飯田線の駅のあり方や利用方法について考えるワークショップを開く考えを示し、現役高校生や大学生、社会福祉団体などの利用者に参加を呼びかけるとしています。
時期については、2月中旬までに開く考えです。
会議では他に、各駅の利用状況や周辺環境などから各駅の目指す方針を市側が提案。
伊那北駅は「若者と商店街の交流、健康施設の移動拠点」沢渡駅は「安全安心な地域の移動拠点」伊那市駅は「伊那市の中心、伊那市の交通拠点」とし、会議で了承されました。 -
こつこつ手仕事展
上下伊那で活動している陶芸やガラス作家の作品展「こつこつ手仕事展」が1日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
作品展は、手仕事の良さを多くの人たちに見てもらい知ってもらおうと去年初めて開かれ、今年2回目です。
ホールには、上下伊那で活動しているプロの作家9人の作品500点が並んでいます。
陶芸・ガラス・洋服・彫金・木工・ジュエリーと多彩で、訪れた人は、足を止め見入っていました。
こつこつ手仕事展は、5日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
天竜川に今年も白鳥飛来
伊那市東春近の天竜川に今年も白鳥が飛来しています。
白鳥は、15羽ほどで、エサをついばんだり、優雅に泳いだりしていました。 -
飛散開始は平年並み 量は平年よりやや多く
飯田保健福祉事務所は、飯田下伊那地域の今年の春のスギ花粉の飛散予測をまとめました。
今年の飛散開始は2月下旬と平年並み、飛散量は去年より多く、平年よりやや多くなるとしています。
飯田保健福祉事務所の発表によりますと、スギ花粉の飛散開始時期は、2月下旬で、去年の3月1日より早く、平年並みと見込んでいます。
スギ・ヒノキの花粉飛散量の予想値は、1平方センチメートルあたり4441個で、去年より1.6倍と多く、平年より1.3倍とやや多くなっています。
飯田保健福祉事務所は、花粉症の人は、医療機関や薬局に相談するなど、早めの予防対策を呼びかけています。 -
全県にインフルエンザ警報
長野県は30日、全県にインフルエンザ警報を発令しました。
県では今月21日から27日までの1医療機関あたりの患者数が37.11人となり基準となる30人を超えたことからインフルエンザ警報を発令しました。
伊那保健所管内も31.38人で警報の基準を超えています。
南箕輪村中部保育園年中のれんげ組では26人中5人がインフルエンザと診断されたため31日と2月1日の2日間を学級閉鎖としました。
県では、この冬のインフルエンザについて平成21年に流行した新型のインフルエンザと同じ型のものを含む3つの型がありいずれも流行の可能性があるとしています。
対策として外出するときのマスクの着用や外出後のうがい手洗いをあげているほか、ひろげないために発熱などの症状が見られた場合は学校や職場は早めに休むよう呼びかけています。 -
南アルプス ジオパークに再認定
日本ジオパーク委員会は、伊那市などにまたがる南アルプスをジオパークに再認定しました。
ジオパークは、地層や地形、断層などの地質現象を観察できる場所で、南アルプスは平成20年12月に認定を受けました。
4年ごとの更新が必要で、去年12月には再認定にむけた現地調査が行われていました。
伊那市によると、28日に日本ジオパーク委員会から連絡があり再認定の報告を受けたということです。
委員会からは「多くの書籍やパンフレットがあり、質の高い教育活動や自然体験活動が行われている」と評価受けた一方で「運営組織が弱く組織間の連携が薄い。観光客がジオパークに関する情報を得る仕組みが不十分」と指摘をうけたということです。
関係する4市町村でつくる南アルプスジオパーク協議会では「指摘を受けた部分については、専門の職員を配置するなどの対策を検討していきたい」と話していました。 -
伊那谷遺産 48か所決まる
土木建築物や暮らし、自然などにまつわる先人の足跡を伊那谷遺産とする選定、提案する「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」選定委員会が29日、駒ケ根市で開かれ、伊那谷遺産として48か所が決まりました。
29日は、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所で2回目の選定委員会が開かれ、事務局から候補地48か所が示され了承されました。
選定された48か所の内、伊那ケーブルテレビ放送エリア内で関係するのは11か所で、伊那市入船の舟着場や美篶の霞堤、箕輪町八乙女の水路橋などとなっています。
選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村です。
伊那谷遺産プロジェクトは防災教育や地域振興の観点から治水や自然災害の歴史を後世に引き継ぎ、伊那谷に暮らしてきた人々の足跡を発信していこうというものです。
選定委員会では、今後100の伊那谷遺産指定を目指したいとしています。 -
福島県産の果樹 風評被害は深刻
おととしの東日本大震災以降、伊那市で再起をかけ果樹栽培に取り組んでいる佐藤浩信さん。
震災から2年がたとうとしていますが福島県産の果樹に対する風評被害は深刻な状況だということです。
伊那市西箕輪の佐藤さんが管理しているりんご園。
29日は、剪定作業に精を出す佐藤さんの姿がありました。
震災後のおととし4月、伊那市で再起をかけ果樹栽培をはじめました。
現在、西箕輪の畑では、りんごや柿、桃などを栽培していて、りんご園では、枝の剪定作業が始まっています。
この時期の剪定は、りんごの出来に大きく影響をおよぼす最も重要な作業ということです。
佐藤さんは現在でも自宅がある福島県伊達市で果樹園を経営していますが、原発事故の風評被害は深刻だと話します。
佐藤さんは今、家族のいる福島県にジュースの加工施設建設を模索する毎日です。
都市部のデパートや高級果物店などに伊那産のりんごを出していきたいと話しています。
りんご園の剪定作業は3月まで続きます。 -
みのわ祭り実行委員長に唐澤修一さん
みのわ祭りの企画や運営を行う、みのわ祭り実行委員会の会合が昨夜箕輪町で開かれました。
実行委員長は、唐澤修一さんの再任が決まりました。
28日は、伊那プリンスホテルで2回目の実行委員会が開かれました。
唐澤さんは平成20年のみのわ祭りから実行委員長を務めています。
1月15日に開かれた選考委員会で選出され、昨日の委員会で了承されました。
29日開かれた委員会では他に、区民や各団体の意見や要望などを聞く協議会を新たに設置する案が示されました。
協議会設置の案については来月15日に開かれる実行委員会で決定することになっています。 -
ササユリ保護の活動に成果
南箕輪村の大芝高原で県の準絶滅危惧種、ササユリの保護活動などを行っている、親林自然保護の会は平成16年に80株ほどだったササユリが去年までにおよそ3倍に増えたとする活動結果をまとめました。
28日は大芝高原みんなの森にある赤松の小屋で保護の会と村による懇談会が開かれました。
懇談会にはおよそ15人の会員が集まり、活動内容を報告したほか、大芝の自然を守るための提案をしました。
会では高原内の観察や調査のほか、ササユリ保護区の周辺整備を行ってきました。
その結果、平成16年に80株ほどだったササユリが去年までに250株ほどに増えたということです。
会では「ササユリが花を咲かせるまでに4、5年はかかる。地道な取り組みが実を結んだ」と話しています。
また28日は、大芝高原の自然を守り活かすためにビジターセンターの設置を村に提案しました。
保護の会では、ビジターセンターでの案内人について保護の会がボランティアで行いたいとしています。
保護の会では大芝高原を、植物を観察し自然体験できる通年型の森として整備していきたいとしています。 -
環境保全で河川敷の樹木伐採
川の環境保全を図ろうと三峰川の河川敷にある樹木の伐採作業が27日、行われました。
作業は、三峰川の整備活動などを行っている三峰川みらい会議が行ったものです。
地域住民や林業関係者などおよそ60人が作業にあたりました。
河川敷には、ニセアカシアなどが生い茂っていて、増水対策や環境づくりのため毎年伐採作業が行われています。
チェンソーだけではなかなか倒れない太い木にはロープをまきつけ、引っ張るなど協力して作業にあたっていました。
倒した木は、短く切り、燃料として使う人に配られていました。
三峰川みらい会議では川の景観を守るため今後も活動を続けたいと話していました。 -
交通事故撲滅願う祈願祭
箕輪町交通安全祈願祭が27日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、関係者が交通事故撲滅を願いました。
会場には箕輪町交通安全協会や町関係者などおよそ100人が集まりました。
町安協の唐澤利夫さんは、「安全教育や飲酒運転防止の啓発など活動に終わりはない。さらに気持ちを引き締め事故撲滅に取り組みたい。」と誓いの言葉を述べました。
箕輪町内では去年、死亡事故がなかったということで、町安協では「今年も死亡事故がおきないよう祈ります。」と話していました。 -
ストーブ用マキの自給自足へ
伊那市ますみヶ丘の住民有志グループ「西地区環境整備隊」は、森林整備の進め方について、知識を深めようと、ますみヶ丘マレットゴルフ場で講習会を開きました。
講習会には、グループのメンバーや、地区住民などおよそ20人が参加し、間伐作業の進め方などを、上伊那の林業関係者から教わりました。
参加者は、これまでの経験などから、3つの班に別れ、チェーンソーの使い方や、安全に木を倒す方法などを教わっていました。
西地区環境整備隊は、去年の4月に地区内の森林の間伐を進め見通しを良くする事で、子供たちをクマなど獣害から守り、間伐で出た木材はストーブ用のマキとして利用していこと発足しました。
西地区環境整備隊の小野沢武生隊長は「活動はまだ始まったばかりだが、自分たちの活動通して、新たな森林整備のあり方について考えるきっかけになれば」と話していました。
このグループでは、去年の12月から4年間かけ、区の財産区が所有する、マレットゴルフ場の間伐整備を進めていく事にしています -
富県小学校と新山小学校 ネイチャーゲームで交流
伊那市の富県小学校と新山小学校の児童は、26日、冬の自然に親しむネイチャーゲームをして交流しました。
段ボールで作られた枠が子ども達に配られました。
枠を額縁に見立て、冬の景色を一枚の絵のように切り取ってみようという遊びです。
企画したのは富県青少年育成会で、この日は、新山小学校と富県小学校の1年生から5年生12人が参加しました。
子供たちは3つのグループに分かれ、グラウンドを歩きながら、お気に入りの景色を探します。
木の枝に枠をかけて山を切り取るグループ、ウサギのかたちに見える植木を切り取るグループなど様々です。
10分ほどかけてグラウンドを一周したら全員で鑑賞会です。
富県青少年育成会では、「冬ならではの身近な自然に目を向けてもらえたらうれしい」と話していました。 -
い~な上伊那地域づくりフォーラム
上伊那地域で進められている地域づくり活動について理解を深める「い縲怩ネ上伊那・地域づくりフォーラム」が26日、伊那合同庁舎で開かれました。
この日は、平成23年度の地域発元気づくり支援金事業で優良事例に選ばれた3団体が表彰されました。
優良事例には、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では「中尾歌舞伎保存会」と「井上井月顕彰会」が選ばれています。
フォーラムは、地域づくり活動を行う団体同士交流を深めてもらおうと上伊那地方事務所が毎年開いているもので、会場にはおよそ160人が集まりました。
今年は「かみいな魅力発信シンポジウム」と題して初めてパネルディスカッションが行われました。
地域の魅力を発掘・発信し、観光や商工業などに生かしていこうというもので、「井上井月」をテーマに行われました。
パネリストを務めた映画監督の北村皆雄さんは「井月を受け入れた伊那の人達の暖かさは素晴らしい。井月の生きた時代を改めて考え直し、再構築する必要があるのでは」と話していました。
井上井月顕彰会の竹入弘元さんは「句碑を活用して、作った人の思いと見る人の思いを重ねられるような観光戦略を進めていけたら」と話していました。
上伊那地方事務所では「今回のフォーラムをきっかけに、連携した地域おこしが進んでいけば嬉しい」と話していました。 -
たかずや炭焼きの会 今季限りで解散
伊那市富県の炭焼き愛好者でつくる「たかずや炭の会」は、メンバーの減少や高齢化などにより、今年の冬をもって活動を終了します。
26日はこの冬4回目の炭焼きが行われ、メンバー10人ほどが、体験学習の一環で訪れた児童養護施設たかずやの里の子ども達と一緒に作業をしました。
たかずや炭の会は、平成13年に地域の同年代の住民が、農閑期に間伐整備を兼ねて、子どもの頃を思い出しながら作業をしようと結成し、今年で12年目になります。
土地を借りて作った窯にナラなどの間伐材を入れて一週間ほどかけ炭を作り、それぞれの家庭で使っている他、販売などもしています。
結成当初25人だったメンバーも13人まで減り、高齢化も進んでいることから今年いっぱいで活動をやめることにしました。
竹松徳門会長は「自主性があって本当に良い仲間たち。解散してしまうのは本当に残念」と話していました。
たかずや炭の会では、今後新しく炭焼きの活動をしていきたいという人がいれば、窯を譲ることも検討するとしています。 -
寒い一日 伊那地域で今冬初の真冬日
26日の伊那地域の最高気温は-1.5度で、この冬初めて、最高気温が0度を下回る「真冬日」となりました。
長野地方気象台によりますと、日本上空は現在、強い冬型の気圧配置で、強い寒気が流れ込んでいるため全国的に気温が上がらなかったということです。
この日は伊那地域で最大瞬間風速13.9メートルを記録するなど風も強かったことから、体感温度が下がり、より寒さを感じる1日となりました。
ガソリンスタンドで働く男性は「気温が上がらないので手や顔が引っ張られるように痛い」と話していました。
このところの寒さで、南箕輪村の大芝荘には、積もった雪とここ数日の冷え込みで巨大な氷の柱ができあがっています。
ツララと並ぶようにして屋根から続く氷は地面にまで達し、氷の柱のようになっています。
屋根の上に積もった雪が日中の暖かさで溶け、鎖状の雨樋をつたって落ちた水が、夜の寒さで凍ったものです。
大芝荘の従業員によりますと、ここ数年は雪が少なかったり、冬も比較的暖かかったりしたため、これだけの氷の柱ができるのは久しぶりだということです。
長野地方気象台によりますと、この冷え込みは来週の水曜日頃まで続く見込みで、気象台では防寒対策をして外出するよう呼びかけています。 -
郷土食「おからこ汁」講習会
各地区の女性農業者で組織する農村女性ネットワークいなは、25日伊那市のいなっせで上伊那地域の郷土食「おからこ汁」の講習会を開きました。
おからこ汁は、米の粉をこねた即席の餅おからこを大根やサトイモと一緒に煮込みます。
おからこは、十五夜のお供え餅です。
秋の十五夜のころは、収穫で忙しく餅をついている暇がなかったことから手間をかけない餅として生まれた風習とする説もあります。
講習会には、11人が参加し、先輩たちから料理のコツを学びながらおからこ汁を作っていました。
おからこができあがると汁の味を調えます。
煮ている最中は、おからこ談義で盛り上がっていました。
おからこを入れてからしばらくたって完成。
素朴な味わいのおからこ汁が完成しました。
今回の講習会は、去年10月の生活展でおからこを展示したところ反響があったため開催されました。 -
旧馬島家住宅で防災訓練
26日は、第59回文化財防火デーです。
これに合わせ、県宝に指定されている伊那市高遠町の旧馬島家住宅で25日、防災訓練が行われました。
訓練は、土手焼きの火が風にあおられ、旧馬島家住宅と隣接する高遠なつかし館に燃え移る危険があるという想定で行われました。
火元を確認した北原紀孝館長が、高遠消防署と高遠町・長谷の総合支所に通報するよう職員に指示。
通報した職員は、来場者を避難させていました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺で火災が起きたことを受け、文化財を火災や震災から守るために制定されました。
旧馬島家住宅は、江戸時代後期に診療所として建てられた木造住宅で、県宝に指定されています。
伊那市では、毎年文化財防火デーに合わせ訓練を行っていて、旧馬島家住宅では初めてです。
高遠消防署の木下広志署長はなつかし館の職員に「有事の際は正確な情報を掌握し隊員に伝えてほしい。避難誘導、初期消火など優先順位と分担を決めるなどの対策を」と呼びかけていました。 -
青葉の会写真展
伊那市を中心に上伊那地域の写真愛好家でつくる青葉の会の写真展が 25日から、伊那図書館で始まりました。
会場には、会員14人の作品28点が並んでいます。
写真展は、作品の発表の場として年に1回開いています。
身近な風景や旅行先で撮影したものなどジャンルは問わず様々です。
スローシャッターを使って木々や水の動きを表現したもの、接写機能を使って花の細かい所まで鮮明に写したものもあります。
この作品は、40枚の写真を1枚に合成した作品で、星の動きが分かります。
青葉の会の写真展は、2月3日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。