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回復期リハビリテーションセンター開所
駒ヶ根市の昭和伊南総合病院に脳外科や、整形外科などの治療を受けた患者を受け入れる回復期
リハビリテーション病棟が開所しました。
7日は、昭和伊南総合病院で開所式が開かれ医療関係者などおよそ100人が集まりました。
式の中で、長崎正明院長は「急性期から回復期までを担う総合病院として地域住民の期待にこたえていきたい」とあいさつしました。
回復期リハビリテーション病棟は長野県地域医療再生計画に基づき整備されたものです。
リハビリは脳血管疾患や骨盤骨折などの治療を受けた患者が日常生活に戻るための訓練を受けるもので医師や看護師のほか、理学療法士、言語聴覚士、介護福祉士などの専門スタッフが対応にあたります。
土日祝日を問わず365日リハビリができる施設でベッド数は35床。最長で180日の入院が可能となっています。
病棟には車いすから直接移り、座ったまま入浴できる特殊浴槽などが備えられています。
昭和伊南総合病院では高次脳機能障害などにも積極的に取り組み、上伊那の中核を担うリハビリテーションセンターを目指すとしています。 -
ボランティアグループVYS会が桜植樹
青少年健全育成に関するボランティア活動を行っている伊那地区VYS会は、7日伊那市の伊那公園で桜の苗木を植樹しました。
これはVYS会創立50周年を記念して行われたもので、会員などおよそ10人が参加しました。
VYS会では地域の人たちに親しまれる記念事業を実施しようと、桜、3本を伊那公園に植えました。VYSは、ボランタリー、ユース、ソーシャルワーカーの頭文字で友愛、奉仕、理想の3つを掲げる、ボランティアグループです。
主な活動としては、スポーツ大会やクリスマス会などを実施していて、明るく住みよい社会づくりを目指しています。
伊那地区VYS会は最盛期の昭和40年代には会員が200人ほどいたということですが、ここ数年は減少傾向にあります。
会では「少人数になっているが、地域の人たちに喜ばれる活動をしていきたい。」と話しています -
箕輪マレットゴルフ同好会 初打ち会
箕輪町のマレットゴルフ愛好者でつくる「箕輪マレットゴルフ同好会」は7日、今シーズンの初打ち会を長田の森マレットゴルフ場で開きました。
この日は会員およそ70人が参加して、初打ちを楽しみました。
同好会では、毎年4月から11月末まで毎週土曜日に長田の森マレットゴルフ場で例会を開いています。
今年は冬の冷え込みが厳しかったためコースが荒れてしまったということですが、箕輪振興公社と整備を行い、開幕にこぎつけました。
山裾の地形を利用した急傾斜のコースが多く、打ったボールが戻ってきてしまうなど会員らは苦戦しながらプレーしていました。
同好会の平坂信一郎会長は「待ちに待ったシーズン開幕。ケガをしないように楽しいシーズンにしたい」と話していました。 -
箕輪町世代間交流施設 完成
絵本の読み聞かせなど世代を超えた交流を進める箕輪町世代間交流施設が、図書館北側に完成しました。
施設は、子どもからお年寄りまで世代を超えた交流をしてもらおうと、建設されたものです。
鉄骨造の平屋建てで、床面積およそ115平方メートルです。
総事業費はおよそ4,000万円で、そのうち3,300万円を国の補助金で賄いました。
本棚は、子どもでも手の届く高さにした他、安全面から丸みを帯びた形となっています。
建設に伴い、図書館にあった絵本8千冊と紙芝居800冊を交流施設に移しました。
6日は、開所式が行われ関係者およそ20人が完成を祝いました。
交流施設は、箕輪町図書館が運営する予定で、世代を超えた交流ができるよう本を使ったイベントを企画していくというこです。 -
春の全国交通安全運動始まる ドライバーに安全運転呼び掛け
春の全国交通安全運動初日の6日、伊那役所前では伊那市交通安全協会連合会や、伊那警察署の署員らおよそ80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけました。
6日は、伊那市役所前に交通指導所が設けられ、参加者がのぼり旗で安全運転を呼び掛けた他、飲酒運転の根絶や夜間の交通事故の防止などを呼び掛ける啓発チラシを配りました。
伊那警察署管内では、去年1年間に13件の交通死亡事故が発生し、平成13年に並ぶ過去最多タイの件数となっています。
今年に入ってもすでに3件起きていて、これは去年と同じペースです。
伊那警察署の田中泰史署長は「この状況になんとしても歯止めをかけたい。安全で安心な地域となるように取り組んでいく」と話していました。
春の全国交通安全運動は、15日日曜日までとなっています。 -
伊那市交通指導員の委嘱式
伊那市交通指導員の委嘱式が5日、市役所で行われました。
5日は、指導員として市内各地区から選出された21人に、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
交通指導員は、小中学校の通学時間中に街頭指導を行っている他、交通安全教室などを開いています。
交通指導員を代表して森下寿美さんは「伊那市から痛ましい交通事故をなくすため、市民の意識の高揚と交通安全の推進を図ります」と誓いの言葉を述べました。
任期は、4月1日からの2年間となっています。 -
東春近小学校の児童に黄色い帽子贈る
6日から春の全国交通安全運動が始まりました。
伊那市の東春近小学校では、新1年生が安全に登下校できるよう黄色い帽子が贈られました。
6日は、東春近交通安全協会のメンバー4人が、東春近小学校を訪れ、1年生56人に帽子をプレゼントしました。
登下校時に交通事故が起きないようにと、東春近安協が毎年一年生に贈っています。
帽子は、歩いていることが分かりやすい黄色で、男の子と女の子用に2種類が配られました。
東春近小学校の清水稔校長は「頂いた帽子を必ずかぶって、交通事故に合わないように注意しましょう」と呼びかけていました。 -
伊那図書館 音楽を通して親子でふれあう講座開講
伊那市の伊那図書館は、保育園に通う前の子どもと母親が音楽を通してふれあう遊びの講座を4日、初めて開きました。
講座には、21組の親子が参加し、音楽を通してふれあいました。
講師は、市内で音楽教室を開いている谷口裕美さんと小口佳枝子さんがつとめ、絵を使いながら、小さな子どもも楽しめる歌を紹介していました。
この講座は、月1回のペースで来年3月まで開かれます。
伊那図書館では、音楽を通して親子のスキンシップが図れるような講座にしていきたいとしています。 -
伊那中央病院で看護師就職説明会
来春、看護師として就職を希望する人を対象にした就職説明会が29日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。
説明会には、看護学校の学生など16人が集まりました。
7月の採用試験に向けて、今回は春休み中の学生に病院の設備や働き方について知ってもらおうと開かれました。
伊那中央病院では現在、正規358人、臨時75人の合わせて433人の看護士が働いています。
毎年20人前後を採用していますが、救命救急センターや脳卒中センターの拡充により、平成25年度は例年以上の雇用を予定しています。
説明会では、先輩看護師2人が働いてみて感じたことなどを話しました。
このうち1年目の横谷優希さんは「新人をゆっくり育てようという雰囲気がありのびのびと働けている。毎日が新しい事の連続で充実した日々を過ごしている」と話しました。
伊那中央病院では、7月の採用試験までに説明会をあと4回開く予定です。 -
伊那市創造館「マンガの間取りと建築模型展」 義援金届ける
今年2月から伊那市創造館で開かれていた「マンガの間取りと建築模型展」で、来場者からよせられた東日本大震災の義援金が、4日、伊那市に届けられました。
この日は、伊那市創造館の捧剛太館長が、伊那市に、義援金11万608円を届けました。
伊那市創造館で今年2月3日から4月1日まで開かれていた「マンガの間取りと建築模型展」では、作者の二人が東北出身だったことから、会場に募金箱を設置し、来館料の代わりに義援金の協力を呼びかけました。
期間中、約2,200人が来場し、11万608円が集まりました。
捧館長は、「大勢の方の協力に感謝したい」と話していました。
伊那市によりますと、これまで市に寄せられた東日本大震災と長野県北部地震の義援金の総額は、8,280万円となっています。 -
伊那公民館の絵画サークル「芽の会」第20回洋画展
伊那公民館の絵画サークル「芽の会」の第20回洋画展が、4日から伊那図書館で開かれています。
会場には、芽の会のメンバーが去年の秋から制作した油絵やアクリル画が展示されています。
毎年1回、市内で展示会を開いていて、今回で20回目になります。
芽の会は、毎週第1、第3土曜日に伊那公民館で活動しています。
それぞれの力を伸ばしながら楽しく活動しているという事で、一人ひとりの個性を感じてもらいたいという事です。
芽の会による洋画展は、伊那図書館で10日(火)まで開かれています。 -
3日の暴風雨 倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害
伊那市で最大瞬間風速30メートルを記録した、3日の暴風雨で倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害がでました。
伊那市では、長谷杉島など市内11か所で倒木被害が発生しました。中部電力伊那営業所によりますと、倒木などにより、3日夕方から4日にかけて市内319戸で停電が発生しましたが、すべて復旧しているという事です。
また、伊那北保育園では、3日午後5時半頃、街路樹が敷地内に倒れこみました。
雷が落ちたため、倒れたのではないかということです。
木は、停めてあった車の上に倒れたため車にキズがつくなどの被害がありましたが、けが人はありませんでした。
JA上伊那のまとめによりますと、ビニールハウスの倒壊が伊那市で13棟、箕輪町で1棟、南箕輪村で6棟発生し、高遠町地区で19万円あまりのイチゴの苗の被害が出たという事です。
建物では、伊那市狐島で天竜川漁業協同組合の会館の屋根がめくりあがり破損すなどの被害がでています。
伊那市、箕輪町、南箕輪村とも、けがをした人はいなかったという事です。 -
上伊那の保育園で入園式
上伊那地域の多くの保育園で4日、入園式が行われました。
このうち箕輪町の松島保育園には、未満児を含む51人が入園しました。
保護者とともに初めて来園した入園児は、緊張した様子で入園式に臨んでいました
川上きよ子園長は、「保育園には沢山の絵本があり、友達も大勢います。元気よく通ってきてください」と入園児に呼びかけていました。
式では、保育士や在園児が一緒に歌を歌い、新しい友達の入園を歓迎しました。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいました。
箕輪町内では未満児を含め、229人が入園しました。
新規入園児の数は、伊那市は450人、南箕輪村は143人となっています -
春の嵐 上伊那で被害
前線を伴った低気圧の通過による暴風雨の影響で、3日は、上伊那地域でも農業用ハウスの倒壊や倒木などの被害が多数確認されています。
午後6時20分現在、伊那市長谷地域の一部127戸で、停電となっています。
3日夜から4日にかけて、標高の高いところでは、雪が混じるとの予報もあり、気象庁では注意をよびかけています。 -
もみじちゃん PRキャラクターに任命
箕輪町は、町の情報発信や各種イベントを盛り上げてもらおうと、町のイメージキャラクター「もみじちゃん」をPRキャラクターに2日任命しました。
役場で行われた任命式では、平澤豊満町長から「もみじちゃん」に任命書が手渡されました。
もみじちゃんは、平成3年に箕輪ダムのイメージキャラクターとして誕生し、その後、町のイメージキャラクターに昇格した、女の子の妖精です。
町では、今回初めて着ぐるみを製作し2日、お披露目を兼ね任命式を行いました。
今後は、交通安全人波作戦や各種イベント等に参加し、会場を盛り上げていくと言う事です -
地域通貨「箕」還元
箕輪町が去年10月にスタートさせた元気はつらつ箕輪の大先輩事業のポイント箕への還元が今日から始まりました。
箕輪町の沢公民館には多くの人がポイントの交換に訪れていました。
この事業は、長寿クラブ会員と70歳以上の町民を対象に元気な活動をポイント換算するものです。
運動は10ポイント、仕事をすると10ポイント、花壇づくりや読み聞かせなどのボランティア活動は20ポイント、新規に長寿クラブに加入すると500ポイントなどとなっています。
500ポイントになると町公民館が発行する地域通貨「箕」の券と引き換えることができます。
1ポイント1円で1人3000ポイントを上限としていて、飲食や衣料、自動車整備など幅広く利用することができます。
箕を利用出来るのは町内の104店舗です。
訪れた人達は、手帳に付けた半年間の活動を担当の職員に手渡し箕を受け取っていました。
ポイントの還元は5月22日まで各地区の公民館などで順次行う予定です。
この取り組みに3日までに、2143人が登録していて町では、さらに多くの人に参加してほしいと話しています。 -
いな少年少女合唱団帰国報告
3月演奏旅行でフィンランドとハンガリーを訪れた、いな少年少女合唱団のメンバーが4日、伊那市の白鳥孝伊那市長に帰国報告をしました。
4日は、いな少年少女合唱団の北澤理光会長とメンバー3人が伊那市役所を訪れました。
いな少年少女合唱団28人は創立25周年を記念して3月22日から8日間フィンランドとハンガリーへ演奏旅行に行きました。
フィンランドでは小学校でミニコンサートを行ない、ハンガリーでは地元の合唱団と記念演奏をしました。
メンバー達は、音楽を通して沢山の思い出をつくる事が出来たなどと現地での様子などを市長に話していました。
また、演奏会の時に現地の言葉で挨拶をした時の様子を話していました。
いな少年少女合唱団では、5月6日に帰国報告を兼ねた演奏会を伊那市のいなっせで開くということです。 -
伊那公園ぼんぼり点灯
伊那市の伊那公園では、さくら祭りを前に3日、ぼんぼりの点灯式が行われました。
3日の午後6時半、一斉にぼんぼりが点灯されました。
伊那公園では毎年個人や企業などに協力を得てぼんぼりを設置しています。
今年は例年並みの350基のぼんぼりが飾られました。
点灯式には祭りを行っている伊那公園桜愛護会をはじめ地区住民などおよそ50人が参加しました。
公園内の桜はまだつぼみで、伊那公園桜愛護会では開花が10日頃、満開が15日頃と予想しています。
15日には伊那公園で太鼓の演奏やカラオケなどを楽しむさくら祭りが予定されています。
ぼんぼりは午後6時から午後10時頃まで点灯されています。 -
南箕輪村消防団に初の女性本部長
平成24年度の南箕輪村消防団の任命式が1日に村民センターで行われ、松澤さゆりさんが本部長に任命されました。
松澤さんは「気の引き締まる思い。みんなのお手本になるよう頑張りたい」と話していました。
南箕輪村消防団には今年度 18人が入団し、団員数は男性195人、女性22人の合わせて217人となり、1割が女性団員となっています。 -
花見シーズンを前に春日公園でぼんぼり飾りつけ
花見シーズンを目前に控え、伊那市の春日公園で2日、ぼんぼりの飾り付けが行われました。
2日は、地元有志でつくるルネッサンス西町の会のメンバーおよそ20人が、公園内にぼんぼりおよそ500個を設置しました。
メンバーによると、春日公園の桜は例年高遠城址公園よりも2日ほど早く開花するということで、開花は9日頃とみています。
2日から25日までライトアップが行われる他、ルネッサンス西町の会のホームページで桜の開花状況が掲載されます。
14日には、伊那谷新酒祭りを予定していて、多くの来場を呼び掛けています。 -
大規模災害に備え狐島防災会が訓練
伊那市狐島区の狐島防災会は、地震による大規模災害に備える防災訓練を1日実施しました。
訓練は東海地震により伊那地域で震度6弱の地震が発生したとの想定で行われました。
狐島第一公民館には、災害本部が設置され常会長がケガ人の数や、建物の倒壊など被害状況を報告していました。
参加者は、情報伝達や、ケガ人の救出など災害時に必要となる動きを確認していました。
このうち壊れた建物の下敷きになった人を救け出す訓練では、チェーンソーやジャッキを使って、救出にあたっていました。
また通信手段が途絶えたとの想定で区内のアマチュア無線愛好者が無線やモールス信号を使って市役所や友好都市の新宿区と交信していました。
他に飲料水を確保する訓練では濾過器を使って、貯水槽の水を浄化し参加者が味を確認していました。
1日は他に伊那市の危機管理課が災害時にとる行動についてのルール作りに役立ててもらおうと住民に質問を出していました。
質問は、災害で自らの家も被害にあうなか避難所活動に出かけようとする地区役員を務める家の人を送りだすか、ひきとめるか?
また、家族で避難場所に行く際、家のカギをかけるか、かけないか?など6項目です。
危機管理課では「男性と女性の視点の違いや、それぞれの思いがある。災害が起きたときに混乱しないためにも、家庭や地区でルールを決めておくとよい。」と話していました。 -
善光寺に建立の井月句碑完成
長野市の善光寺に建立する、井上井月の俳句を刻んだ句碑が完成しました。
句碑は漂泊の俳人井上井月の愛好家でつくる、井上井月顕彰会が建立するものです。
伊那市西春近の唐木屋石材工芸が制作をてがけ、このほど完成しました。
井月の句碑は上伊那には、およそ60基ありますが、北信での建立は初めてとなります。
碑の表には、「越後に八ツ房有りとや」の前書がある、「思ひよらぬ梅の花見て善光寺」と
「蝶に気の、ほぐれて杖の軽さかな」の二つの句が刻まれています。
「思ひよらぬ」は、井月の古里とされている越後にある八ツ房の梅を放浪先の善光寺で見て
詠んだ句といわれています。
「蝶に気の」は放浪生活で疲れた井月が蝶の飛ぶ様子を見て、心が軽くなったという心情を表しているということです。
顕彰会会員で唐木屋石材工芸の唐木一平会長は、字の配置など細かいところまで気を使って俳句を刻んだと話します。
顕彰会の竹入弘元副会長は、県内外から多くの人が訪れる善光寺に井月の句碑が建立されることを喜んでいます。
善光寺には、俳人の小林一茶や種田山頭火また作家の夏目漱石の句碑があり井月の句碑は、それらに並べて建立されることになっています。
顕彰会では4月13日に現地で除幕式を予定していて、井月の名を広めていく機会にしたいと話しています。 -
医療機器産業参入へ入門勉強会
医療用機器産業への新規参入を検討している企業などを対象にした入門勉強会が26日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
勉強会は財団法人長野県テクノ財団メディカル産業支援センターなどが開いたもので、会場には伊那市の製造業者などおよそ40人が集まりました。
勉強会では医療機器開発コンサルタントの久保田博南さんが講師を務めました。
久保田さんは、「日本は工学的に高い技術を保有しているにもかかわらず、これが先進医療機器の開発に生かされていない。」としたうえで、「その技術を生かすための医工連携が必要」だと話していました。
医療機器分野は、その必要性が高まっていることから、伸びる産業として期待されていますが新規参入にいたるまでには法律などによる規制があります。
このことからメディカル産業支援センターでは研究開発や販路開拓など県内企業の新規参入を支援していくとしています。 -
写真展「伊那路 木曽路 そして飛騨路」
伊那市西春近のかんてんぱぱホール、青野恭典フォトアートギャラリーでは写真展「伊那路、木曽路、そして飛騨路」が開かれています。
会場には、伊那、木曽、飛騨の桜や、山、家並みなどを写した写真およそ50点が並べられています。
権兵衛トンネルの開通で近くなった伊那、木曽、飛騨、それぞれの風景を楽しんでもらおうと写真展が企画されました。
「堀に映る夜桜」はライトアップされた夜の高遠城址公園を撮影したもので、堀にたまった水に映るる夜桜が鮮やかに写しだされています。
「自然湖の朝」は木曽の王滝村で撮影したもので、湖とそのまわりの木々が幻想的な世界をつくりだしています。
「移ろう山里」は飛騨、白川村で撮影したもので、秋から冬へ向かう季節の移り変わりを合掌づくりの家とともに映しだしています。
青野恭典写真展「伊那路、木曽路、そして飛騨路」は6月17日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
萱野高原にシカ捕獲罠設置
箕輪町萱野高原の水芭蕉をニホンジカの食害から守るため、3月31日に箕輪町猟友会がシカ捕獲用の罠を設置しました。
この日は猟友会の会員15人が参加して水芭蕉群生地周辺にくくり罠を設置しました。
萱野高原管理人の伯耆原尊さんによると、多い時には千株以上の水芭蕉が群生していましたが、ここ数年ニホンジカの食害によりその数は400株まで減少したということです。
箕輪町全体でもニホンジカによる被害は増えていて、今年の町内の捕獲予定数は去年よりも20頭以上多い355頭としています。
上伊那地方事務所の宮原登林務課長は「ニホンジカの食害は里山だけでなく高山帯でも多く確認され始めている。特に南アルプスが多いが、萱野高原も例外ではない」と話していました。
会員らは、シカの通る道沿いの木にワイヤーをくくりつけ、罠を地中に埋めていました。
箕輪町猟友会の小林弘人会長は「萱野高原の水芭蕉は町が大々的に行なっている事業。少ない被害で済むように尽力したい」と話していました。
水芭蕉は4月から芽を出し始め、4月下旬から5月にかけて花が見頃を迎えるということです。 -
ゼロ磁場行きシャトルバス運行開始
パワースポットとして知られる伊那市長谷の分杭峠のゼロ磁場へ向かうシャトルバスの運行が3月31日から始まりました。
この日はシャトルバス運行の安全祈願式が行われ、関係者10人程が出席しました。
シャトルバスは、観光客による分杭峠の交通渋滞緩和を目的に伊那市観光株式会社が2年前からシーズン中に運行しています。
今シーズン最初のバスには、県外から訪れた2人が乗車し、峠へと向かいました。
頂上付近にはまだ雪が残っているものの、ゼロ磁場へと続く通路は除雪されていて通れるようになっています。
最初のバスに乗り込んだ山梨県の男性は「分杭峠は自然が豊かで癒される場所。良いことがあるように祈念したい」と話していました。
2年前にはゴールデンウィーク中に1日千人以上が利用するなど年間で10万人の利用がありましたが、去年は震災による旅行自粛の影響もあり4万8千人と利用者が半減しました。
伊那市観光株式会社取締役で長谷総合支所の中山晶計支所長は「秋葉街道のファンも増えているし、秋葉街道と連携したイベントの企画など、分杭峠が観光地になるようなものを考えていきたい」と話していました。
シャトルバスは午前8時から午後3時まで、分杭峠へ向けて30分間隔で運行していて、往復で600円。12月1日までの運行となっています。 -
垣内カツアキさん「海と山展」
辰野町出身の画家垣内カツアキさんの「海と山展」が、箕輪町の伊那アルプス美術館で開かれています。
会場には、近作を中心に30点が並べられています。
絵を描き始めて60年近くになるという垣内さんは、信州を中心に日本国内の風景画を描き続けています。
作品の中には、アトリエ周辺から見える仙丈を描いたものもあります。
垣内さんは「色彩の深さや変化を楽しんでもらいたい」と話していました。 -
JA上伊那 新規採用職員入組式
一方、JA上伊那は、伊那市狐島の本所で、来年度の新規採用職員の入組式を30日、行いました。
入組式では新規採用職員11人が自己紹介をしました。
新規採用職員を代表して有賀敏明さんは「一日も早く一人前の職員として組合員や地域のみなさんの役に立てるよう全力で取り組みたい」と誓いの言葉を述べました。
JA上伊那の宮下勝義代表理事組合長は「自信と誇りを持って明るく前向きな姿勢で頑張って欲しい」と激励しました。
11人は4月2日に辞令を受けそれぞれの配属先で業務を始めることになっています。 -
馬場萠菜さん植物画コンクール中学生・高校生の部で文部科学大臣賞
伊那市の東部中学校3年の馬場萠菜さんは、国立科学博物館が主催する植物画コンクール中学生・高校生の部で、最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
祖母が育てていたナスを描いたという馬場さんの作品は、収穫するまでのストーリー性や構図、色使いなどが評価されました。
30日は、馬場さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長と久保村清一教育長に受賞を報告しました。
コンクールは、国立科学博物館が開いているもので、馬場さんの作品は、全国の中高生から応募があった1,268点の中から最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
馬場さんは、中学1年生の時に伊那市のかんてんぱぱミュージアムで開かれている野村陽子さんの植物細密画展を見学した際感銘を受け、植物画を描くようになりました。
中学校で美術部に所属していた馬場さんは「高校に行っても絵を描き続けたい」と話します。
白鳥市長は「本物そっくりですごいとしか言いようがない。将来が楽しみです」と話していました。 -
2月の月間有効求人倍率 0.64倍
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、0.64倍で、1月と比べ0.05ポイント上昇しました。
5か月ぶりの上昇となりますが0.6倍台は、県下でも上伊那だけで、ハローワークでは、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
上伊那は、リーマンショク以降、厳しい雇用情勢が続いていて、4月から国の支援が受けられる雇用開発促進地域に指定されます。
設備投資をして新たに雇用した場合、国からその規模に応じて企業に対し奨励金が支給されます。
雇用開発促進地域は、現在上田地区が該当していますが、4月からは、上伊那のほか大町も該当地区となります。
大町の2月の月間有効求人倍率は、0.73倍でした。