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恒久平和を 少年の塔慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、祖国の土を踏むことなく命を落とした青少年の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が24日、伊那市の伊那公園で行われました。
慰霊祭は上伊那教育会が毎年行っていて、この日は役員およそ30人が集まりました。
副会長の矢澤静二さんは、「負の遺産を決して風化させることなく、二度と過ちを繰り返さないよう永久平和を誓う」と追悼の言葉を述べました。
また、満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪のきたはら北原かずお和夫さんは、「出発するときは、日本の国旗と、満州国の旗が掲げられ見送られた」と当時を振り返り、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。祖国の地を踏むことができず、無念だったと思う」と話しました。
上伊那教育会によると、青少年義勇軍の上伊那出身者はおよそ800人で、このうち91人が命を落としたということです。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
いも焼酎南箕輪会 サツマイモ収穫
南箕輪村の有志でつくるいも焼酎南箕輪会は、今年のいも焼酎に使うサツマイモの収穫を行いました。
24日は、メンバー15人が南箕輪村田畑の畑でサツマイモを収穫しました。
会では、自分たちで育てたイモで焼酎を作ろうと4年前から活動しています。
およそ60アールの畑に、いも焼酎用のコガネセンガンの苗と、干しいも用の紅はるかを、今年の6月に植えました。
メンバーらは、トラクターで掘り起こしたサツマイモを手作業でコンテナに移しました。
いも焼酎南箕輪会の藤沢久人会長は「今年は育ちがよく、腐った物も少ないので期待できる」と話していました。
今年は、コンテナおよそ400個分のいもを収穫しました。
いもは、オリジナル焼酎「大芝の華」に加工され、12月中に村内の酒屋などで販売される予定です。 -
大森英明さんの写真展
富士山を18年間撮り続けている伊那市美篶の写真愛好家大森英明さんの写真展が24日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
大森さんは、18年前に富士山を撮影して以来、富士山一筋で写真を撮り続けています。
会場には、これまでに撮影した作品41点が並んでいます。
大森さんは「毎年同じ場所で撮っても、全て違う顔とドラマチックな表情を見せてくれる」と富士山の魅力について話します。
大森英明写真展は30日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
市議会基本条例の素案 確認
伊那市議会は、来年3月の制定を目指す市議会基本条例の素案を24日、確認しました。
24日は、議会改革特別委員会が伊那市役所で開かれ、6会派9人が素案の確認をしました。
市議会基本条例は、議会や議員の在り方を市民に対し明確にするとともに、基本的事項を定めることで、市政の発展や福祉の向上につなげていこうというものです。
素案は、議員の責務や活動原則、市長ら執行機関との関係、議員の政治倫理など、9章23条で構成されています。
議会改革特別委員会の黒河内浩委員長は、「市民により身近で信頼される議会となることを目指していく」と話していました。
素案は、12月の市報に掲載され、素案に対する市民の意見を募集していきます。
委員会では、その挙げられた意見をもとに内容を協議し、来年3月の制定を目指すとしています。 -
伊那市美篶の畑房男さんが全国防犯協会連合会防犯栄誉銅章を受賞
伊那市美篶の「美篶小の子どもを守り育てる会」会員の畑房男さんが、全国防犯協会連合会防犯栄誉銅章を受賞しました。
17日は、箕輪町文化センターで防犯ボランティア地域交流会が開かれ、県防犯協会連合会の田中保専務理事から受賞者に表彰状が手渡されました。
美篶小の子どもを守り育てる会は、登下校時の児童の安全を守るための活動や、交通安全教育などを行っています。
畑さんは、平成9年に会長を務めた他、美篶青少年育成会の会長として、地域の子ども達の健全育成に携わってきました。
田中専務理事は「防犯活動は微力であるかもしれないが無力ではない。今後も地域の安全安心のために尽力してほしい」と話していました。 -
地蜂の巣の重さ競う
地蜂の巣の重さを競うコンテストが23日、伊那市西箕輪のみはらしファームで行われました。
午前8時過ぎ、次々と段ボールに入れられた蜂の巣が持ち込まれ、煙幕で蜂を気絶させてから巣を取り出し重さを測っていました。
今年で14回目となるコンテストは、地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣の重さを競うもので伊那市地蜂愛好会が毎年この時期に行っています。
今年は、伊那市を中心に諏訪地域などから28人がエントリーしました。
地蜂の巣は、7月初旬に野山で採取し、蜂にエサをやって徐々に成長させます。
今年は、夏の暑さで育てるのに苦労したという事ですが、蜂のエサとなる昆虫が多く、蜂にとっては良い環境だったということです。
審査の結果、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんが初優勝を果たしました。
巣の重さは5.87キロでした。 -
野村陽子植物細密画館 来館者10万人突破
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデン内にある野村陽子植物細密画館が、開館からおよそ2年で22日、来館者10万人を突破しました。
10万人目の来館者に、箕輪町出身で山梨県在住の植物細密画家、野村陽子さんから記念品が贈られました。
10万人目となったのは、友人に誘われ初めて訪れたという三重県津市の向田清子さんです。
向田さんには、フクジュソウを描いた野村さんの作品の複製版画が贈られました。
植物細密画館は、2009年11月3日の開館から、まもなく2年を迎えます。
身近な植物をテーマに描かれた野村さんの作品を常設展示していて、年3回ほど作品の入れ替えをしています。
現在は開館2周年記念展として原画44点が展示されています。 -
伊澤修二の縁で国際交流
旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた、伊澤修二の縁による国際交流会が21日夜、伊那市高遠町の仙醸蔵で開かれました。
高遠町を訪れたのは、アメリカ・ボストンにあるブリッジウォーター州立大学のフレッド・クラーク副学長ら4人です。
この日は、伊澤修二の生前からある、株式会社仙醸の旧酒蔵で交流会が開かれ、およそ50人が参加しました。
ブリッジウォーター州立大学は伊澤修二の留学先で、伊那市の市民グループ「伊澤修二を学ぶ会」は3年前に大学を訪れるなど大学と親交を深めています。
今回は、大学教授らが伊澤修二記念音楽祭に合わせて来日したことから交流会を企画しました。
会では、仙醸の黒河内貴社長が英語で酒蔵の紹介をしました。
また、交流の中心で東洋史の研究をしているウィンカイ・トゥ教授が、日本とアメリカの交流の歴史について説明していました。
参加した人たちは、歴史ある酒蔵の中、英語で交流を深めていました。
フレッド・クラーク上席副学長は「伊那市を訪れる事はとても特別な事。ぜひ伊那市のみなさんも大学に来てもらいたい」と話していました。
学ぶ会の米山喜雄代表は「もし交流がこの先も長く続いていくなら、子ども達が行き来できるような環境を作っていきたい」と話していました。
学ぶ会では、ブリッジウォーター大学を訪問するなど今後も交流を深めていきたいとしています -
第25回伊澤修二記念音楽祭
伊那市の高遠町文化体育館などで22日「第25回伊澤修二記念音楽祭」が開かれ、地域の小・中学生や東京芸術大学の学生らが演奏を披露しました。
記念音楽祭は、伊澤修二の功績を称え毎年開催されているもので、今年で25回目になります。
小学生はこの日のために、東京芸術大学の山下薫子准教授から指導を受けていて、この日はその練習の成果を披露していました。
高遠小学校の5年生は、戦争・平和をテーマに音楽劇を披露しました。
児童らは劇のために戦争や沖縄について学んでいて、劇の最後には子ども達が世界平和を訴えていました。
会場を訪れたある女性は「伊澤修二の残したものがこうして子ども達に引き継がれているということはとても意味のある事だと思う。これからも続けてほしい」と話していました。
会場の高遠町文化体育館にはおよそ1000人が集まり、劇や演奏に聴き入っていました。 -
ハーモニカクラブ交流演奏会
南箕輪村で活動する、ハーモニカ愛好者グループが一堂に会した交流演奏会が、16日、南箕輪村公民館で開かれました。南箕輪村には、公民館の「ハーモニカ講座」の修了生有志で作る、グループが5つあります。
普段は、それぞれのグループが、上伊那各地の福祉施設などで ボランティア演奏などの活動をしています。
交流演奏会は、技術向上や情報交換を目的に、去年初めて開かれました。
この日は、4グループ、およそ40人が参加し、童謡や唱歌など、31曲を発表しました。
ある参加者は「それぞれのグループやメンバーの技術を上げ、いつかは、村民センターで、合同発表会を開きたいです」と話していました。 -
HANAHAUポリネシアンレビュー30日に発表会
フラダンスとタヒチアンダンスの教室「HANAHAUポリネシアンレビュー」の発表会が30日、駒ヶ根市文化会館で開かれます。
HANAHAUは、伊那市と飯田市に教室を置くグループで、30日は合同の発表会が開かれます。
メンバーは4歳から70代まで幅広く、伊那教室にはおよそ20人が通います。
21日は伊那教室に通うメンバー8人が、本番に向け練習しました。
8月に飯田市で開いた発表会で、訪れた人から感動したという声が多く寄せられたことから、上伊那の人にも見てもらいたいと思い急遽発表会を開く事にしました。
伊那教室の代表を務める宮崎祥子さんは「南国のゆったりしたリズムからタヒチアンの激しい踊りまで様々。是非多くの人に見てもらいたい」と話しています。
HANAHANUの発表会は30日日曜日駒ヶ根市文化会館大ホールで開かれます。 -
信大農学部と西箕輪保の園児 中原寮で交流
南箕輪村の信州大学農学部の学生は21日、学校近くの西箕輪保育園の園児と交流をしました。
21日は、年中と年長園児およそ90人が、中原寮を訪れました。
信大と西箕輪保育園は、季節の行事など年間を通して交流しています。
今回は、今週23日に開かれる中原寮祭を前に、中原寮がどんなところなのか園児達にみてもらおうと開かれました。
交流では、東日本大震災が起きたことを受け、地震発生時にどんな行動をとればいいかを、学生らが園児達に分かりやすいように劇で説明しました。
劇は、安心安全の神様が現れてどんな行動をとればいいか教えてくれるというもので「すぐに机の下に隠れること」「万が一の際は大人の指示に従ってみんなで助け合うこと」などと園児達に呼びかけていました。
交流の最後には手づくりのクッキーが園児達に配られました。 -
伊那愛石会の第51回水石展
伊那愛石会の第51回水石展が、22日と23日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
会場には、会員が天竜川水系で見つけた石32点が並んでいます。
伊那愛石会は、上伊那地域の住民18人でつくられています。
ある会員は「石の種類は450種類ほどあるが、なかでも三峰川は多くの種類の石がとれる」と話します。
並べられているのは、石にくぼみができた水溜まりと呼ばれる物や山の形をした山型の物、色のついた色彩石など様々です。
入賞した物のうち、伊那ケーブルテレビジョン賞には、伊那市の飯島尚美さんの作品が選ばれました。
飯島さんは、水を入れると実際の湖に山が映っているように見えるところが気に入っていると話していました。
伊那愛石会の第51回水石展は22日と23日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 -
伊那愛樹会が盆栽展
丹精込めた盆栽の展示会が21日からいなっせで始まりました。
伊那市や箕輪町の愛好者でつくる伊那愛樹会が毎年この時期に開いています。
今年は、天候不順で管理に苦労したというこでが、松を中心に手塩にかけて育てた30席が並んでいます。
古いもので120年から130年たっているものもあるということで、会では、「自分なりに形を作り、年々良くなっていく様を見るのが醍醐味」と話しています。
この盆栽展は、23日日曜までいなっせで開かれています。 -
環境や省エネについて考える 伊那市環境展
環境や省エネについて考える伊那市環境展が16日、伊那勤労者福祉センターで開かれました。
環境展は、民間団体や、行政などが環境問題について考えようと開いたもので24のコーナーが設けられました。
このうち伊那市の主婦などでつくるグループは、手づくりエコ体験として、古布を使ったはたき作り教室を開きました。
このグループは母親の手作りの品を子どもたちに伝える活動をしていて「物があふれている時代に捨ててしまうような古布でも、リサイクルすることで有効に活用できる」と話していました。
また伊那市連合衛生自治会ではゴミ分別クイズが行われ、訪れた人がクイズに挑戦していました。
衛生自治会では、「これまで分けて出していた新聞紙とチラシが10月から一緒に出せるようになったことから、様々な機会にPRし、住民に周知していきたい」と話していました。
他に県によるエコとく診断のコーナーでは、省エネアドバイザーが家庭でできる省エネ術や節約法をエネルギー使用量のグラフなどを使いながらアドバイスしていました。
訪れた人たちは、各コーナーをまわりながら環境問題や、省エネについて理解を深めていました -
伊那高女題材 後藤監督映画「いのちありて」完成
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが手掛けた、伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒動員を題材にしたドキュメンタリー映画が完成しました。
20日、伊那弥生ヶ丘高校の人権平和学習として、伊那文化会館で映画が初めて上映されました。
作品は「いのちありて 伊那高女 学徒勤労動員の記録」です。
弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒勤労動員を題材にしています。
伊那高等女学校の第33回生は、昭和19年に学徒動員で名古屋市の航空機製造工場で働き、空襲で生徒1人が死亡しました。
映画は、第33回生がつづった文集「いのちありて」を基に、証言や現在の高校の様子などでまとめられていて、弥生ヶ丘高校の生徒9人もナレーションや朗読で出演しています。
映画は同日朝完成したばかりということで、上映後、後藤監督と映画に出演した生徒は、作品について懇談していました。
映画「いのちありて」は11月末、DVDでの販売を予定しています。 -
昭和22年美篶小卒業生 母校訪れる
昭和22年3月に、伊那市の美篶小学校を卒業した同窓生らが、19日、母校を訪れ、当時を懐かしみました。
昭和22年3月の、美篶小学校の卒業生は、現在76歳から、77歳になります。
19日は、6年3組の同窓会が開かれ、10人が母校を訪れました。
当時の面影が残されているのは、二宮金次郎の像、桜の木、美篶資料館の玄関部分のみです。
金次郎像については、美篶資料館専門委員会の矢島信之さんが解説しました。
矢島さんによると、戦中の小学生は、二宮金次郎の像に、登校時、下校時と頭を下げていたということです。
和17年の写真では、金次郎像は銅像ですが、昭和20年の写真では石像に変わっていることから、銅像は金属が必要な戦争中に、供出されたと考えられると話していました。
小学校在学中に、銅像から石像に変わっていると説明を受けると、卒業生たちは、当時の記憶をたどり、像の前で二宮金次郎の歌を歌ったり、写真撮影などをして、当時を懐かしんでいました。 -
西春近北小 働く自動車見学
伊那市西春近北小学校の児童は19日、社会科見学で、ダンプカーやショベルカーのミニチュアが並ぶ伊那市荒井の博物館を見学しました。
1万点のミニカーが並ぶ、伊那市荒井の「はたらくじどうしゃ博物館」。
この博物館にこの日、西春近北小学校3年くぬぎ組の児童が見学に訪れました。
博物館を営む土田健一郎さんは、子供達に楽しみながら見学してもらおうと、カンボジアなどで使われている地雷除去機を紹介し、そのミニチュアを子供達に探してもらいました。
子ども達は、1万点のミニカーの中から色や形を確かめながら地雷除去機を探しだしていました。
見学を終えた児童は、土田さんが運転するショベルカーからお茶を注いでもらいました。
土田さんは「建設機械は、道路や建物を造るだけでなく、地雷除去や災害復旧など、人命救助にも使われている事を子供たちに知ってもらいたい」と話していました。 -
みのわ健康アカデミー卒業生の集い
箕輪町が2005年からシニア世代を対象に行っている健康教室「みのわ健康アカデミー」の卒業生の集いが19日に開かれ、継続的な健康づくりのための活動が紹介されました。
卒業生の集いは、教室終了後も継続して健康づくりをしていこうと「みのわ健康アカデミーフェスティバル」と題して毎年行われていて今年で3回目になります。
これまで273人が卒業し、この日はこのうち115人が参加しました。
卒業後も自主的に健康づくりを行っているグループも多く、その活動の輪を広げようと事例発表が行われました。
活動を発表した1期生のグループは、週に2回集まってウォーキングを行い、今年の秋には赤そば畑を歩くウォーキングイベントを開きました。
誰でも気軽に来てもらえるように、申込や受付をなくしたところ、卒業生以外の一般も含め60人以上が参加したという事です。
町では、教室終了後も自主的な健康づくりの輪を広げ、健康、長寿の町づくりをしていきたいという事です。 -
南アルプスの紅葉 見ごろ
南アルプスの紅葉が見ごろを迎え、林道バスからは、赤や黄色に色付いた木々を楽しむことができます。
林道バスは伊那市長谷戸台口から標高2032メートルの北沢峠まで、およそ22キロを結んでいます。
南アルプスは紅葉が見ごろとなっていて木々が色付いています。
林道沿いでは色付いたダケカンバや、カツラなどが広がる南アルプスの大自然を望むことができます。
林道の途中、景色の良い所ではバスが止まり、乗客が紅葉を楽しみます。
林道バスは紅葉が楽しめる11月上旬まで運行を続けるということです。 -
親子が民芸品作りに挑戦
伊那市東春近下殿島の親子が19日、クルミやカシの実などを使った民芸品作りに挑戦しました。
民芸品作りは、地域住民の交流を深めようと、伊那市社会福祉協議会などが開いたもので会場となった下殿島公民館には、およそ40人が集まりました。
講師を務めたのは、趣味で民芸品作りを行っている、田中豊文さんです。
今回作ったものは田中さんが考えたもので、クルミやカシの実など自然の素材が使われています。
参加した親子は楽しみながら、田中さんに教えられたとおり民芸品を作っていました。
作ったものは、胴体がクルミで顔がカシの実の鶴と、胴体がクルミで頭がマメでできた亀です。
田中さんは、「身近にある素材も工夫して手を加えれば立派な作品になる。子どもたちに手作りの楽しさと大切さを知ってもらいたい。」と話していました。
今回作った民芸品は、23日に下殿島公民館で開かれる地区の文化祭で展示されるということです。 -
東春近公民館主催の防災講演会
相次ぐ地震の発生を受け、事前準備やいざというときの心構えなどを学ぶ防災講演会が18日、伊那市の東春近公民館で開かれました。
講演会は、住民に防災意識を高めてもらおうと東春近公民館が開いたものです。
会場には、およそ30人が集まりました。
長野県自主防災アドバイザーで東春近郵便局長の小林眞由美さんが講師を務め、「地震・・・その時に備えて」と題し話をしました。
小林さんは「地震が起きたらまずは火を消して、トイレなどの柱の多いところに身を寄せる。出口を確保するためにドアを開けておくこと。避難する際は、避難場所が家族に分かるように、メモを残すとよい」と話しました。
他に「自主防災は、まずは自分の身を守ること。その後、公の機関がくるまで隣近所で助けあうように」などと話していました。 -
紅葉とそばを楽しむ~行者そば祭り
行者そば祭りが、16日、伊那市荒井内の萱で行われました。
この日は、市内外から多くの人が訪れ、秋空の下でそばを味わいました。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が、内の萱でもてなしを受け、そのお礼に種を置いていき、村人が大事に守り育てたものだと言われています。
内の萱では、この地域を行者そば発祥の地として活性化させるため行われていて、今回が25回目です。
現在では、地区内でそばを作る人も減ってきているということで、祭りでは、広く伊那地域でとれたそばを使っています。
昨日はおよそ2千4百食が用意されました。
転勤で神奈川県から訪れた家族は、「天気も良く、紅葉を見ながら、外で食べるそばはとてもおいしいです。」と話していました。 -
古地図と比較 城下町を散策
デジタル化した高遠町の古い地図と現在の様子を見比べながら散策する催しが16日、伊那市高遠町で行われました。
この催しは、今と昔の街並みの様子を比較し、歴史を感じてもらおうと、高遠町図書館などが開いたものです。
16日はおよそ20人が参加し、古い地図が入力された端末機iPadなどを持ち、高遠の商店街を歩きました。
古い地図は元禄10年、1697年に書かれた城下絵図で、端末機には、その場所の歴史や文化財などが入力されているほか、自分のいる場所が表示される仕組みになっています。
参加者は、昔の街並みと今の様子を比較しながら、高遠の歴史に触れていました。 -
ニュースポーツで親睦を深める
南箕輪村で18日、ニュースポーツ交流会が開かれ、参加者達はスポーツを通して親睦を深めました。
交流会は、ニュースポーツに親しんでもらおうと長野県長寿社会開発センター伊那支部が毎年この時期に開いているものです。
18日は、およそ90人が参加し、囲碁ボールやペタンクなど5種類のニュースポーツを楽しみました。
このうち吹矢では、参加者たちが5メートル先の的を目がけ、アルミのパイプに紙で出来た矢を入れ吹いていました。
肺活量を増やす効果があるとされていて子どもから高齢者まで楽しめるスポーツです。
ある参加者は「力を入れることなく簡単に楽しめる。的に当たった感触が良い」と話していました。
およそ3時間参加者は親睦を深めながらニュースポーツを楽しんでいました。 -
上伊那地区賛助会の集い
県のシニア大学伊那支部のOBでつくる上伊那地区賛助会の集いが15日、伊那市のいなっせで開かれました。
上伊那地区賛助会の会員およそ60人が集まり、グループ活動の発表や作品展示が行われました。
賛助会には現在、25のグループがあり、ボランティアや趣味の活動に取り組んでいます。
集いは、年1回の活動発表の場となっています。
このうち、ボランティア活動をしている「ナイスイレブン」は、伊那市にある児童養護施設たかずやの里で、障子の張り替えや雑巾などの縫い物をする活動を発表し、「これからもがんばっていきたい」と話していました。
水墨画を勉強している水墨三水会は、月1回の教室に加え、自主練習日も設けて熱心に活動している様子を話し、「楽しく気楽に活動しているので、皆さんも会に入ってください」と呼びかけていました。 -
伊那市 毎月17日を「交通安全いなの日」に定める
伊那市や伊那警察署などは、伊那署管内で多発している交通死亡事故の抑止緊急対策として、毎月17日を「交通安全いなの日」と定めました。
17日は、伊那市の中央区公民館前の交差点で、伊那市交通指導員や警察などおよそ20人が、人波作戦を行いました。
交通安全いなの日は、伊那署管内で多発している交通死亡事故の緊急対策として、死亡事故の多い年末までのこの時期に、取締まりや啓発活動を行おうと定めたものです。
伊那署管内での10月から12月までの交通死亡事故件数は、一昨年は1件、去年は3件起きています。
17日は、指導員らが運転手や歩行者に安全運転を呼び掛けていました。
伊那署管内の今年の交通死亡事故件数は、16日現在10件で、そのうち伊那市で8件起きています。
市では、毎月17日を交通安全いなの日として啓発活動を行っていくということです。 -
親子が共演 伊那中吹奏楽部定演
伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が16日、伊那文化会館で開かれ、親子の共演など9曲が披露されました。
定期演奏会では着ぐるみを着た生徒の父兄が踊りを披露し、会場を沸かせていました。
伊那中吹奏楽部の定期演奏会は今回が8回目となります。
部員は53人で3年生にとっては、これが最後のステージとなりました。
演奏会では練習してきた成果が発揮され、会場は一体感に包まれていました。 -
大芝高原まつり 来年は8月25日に開催
今年の大芝高原まつりの反省会が11日、南箕輪村役場で開かれ、来年の大芝高原まつりを8月25日に開催することが決まりました。
この日は、まつり実行委員会のメンバーなどおよそ40人が集まりました。
反省会では、来年のまつりを8月25日に開催するとした提案が事務局から出され委員会で了承されました。
この日はそれ以外に、収支が報告された他、委員から「雨の影響で駐車場の管理に苦労した」「雨の中多くの人が参加してくれた」など感想や反省が出されました。
唐木一直村長は「今年は雨に泣かされたが、来年は晴れの中開催できることを期待している」と話していました。 -
鹿肉ハンバーグでジビエ学ぶ
伊那市長谷の気の里ヘルスセンターで15日、伊那市内の保育園の栄養士らが鹿肉のハンバーグを試食しジビエ料理などについて学びました。
この日は栄養士らが鹿肉のハンバーグのほか、地元で採れた野菜などを使った料理を作り試食しました。
これは地産地消の給食作りを学ぼうと伊那市保育協会給食部会が開いたもので、およそ30人が参加しました。
この日は、茅野市のフランス料理店オーナーシェフで農水省から地産地消の仕事人に選定されている藤木徳彦さんが、鹿肉の調理法について説明しました。
集まった栄養士は自分たちで作った鹿肉ハンバーグの味を確かめていました。
伊那市保育協会給食部会では、調理法など学んだことを今後の給食作りに役立てたいとしています